JP2773245B2 - 無電極放電ランプ - Google Patents

無電極放電ランプ

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JP2773245B2 JP12924489A JP12924489A JP2773245B2 JP 2773245 B2 JP2773245 B2 JP 2773245B2 JP 12924489 A JP12924489 A JP 12924489A JP 12924489 A JP12924489 A JP 12924489A JP 2773245 B2 JP2773245 B2 JP 2773245B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ランプ内部に電極を持たず、外部からの高
周波電磁界によってランプ内部の放電ガスを励起発光さ
せる無電極放電ランプに関する。
[従来の技術] 従来より、無電極放電ランプは小型で高出力、長寿命
といった特長を有する為、各所で研究開発されている。
その用途は様々であるが、例えば、航空障害灯などのよ
うに高所で使用する灯具や、寒冷地で使用する表示灯な
どの光源としての利用が考えられている。
このような無電極放電ランプのうち、例えば、特開昭
57−78766号公報に開示されたランプでは、第10図に示
すように、空芯コイル8を被うようなバルブ9を形成
し、この空芯コイル8に高周波電流を流して発生する電
磁界によってバルブ9内の水銀蒸気を放電させるもの
で、ここで使われる円筒形コイルによる磁界は、その内
部で最も強いものであるが、この例ではその部分に放電
空間は存在せず、専らコイル外部の磁界を利用する形で
バルブ9が形成されている。
また、特開昭58−68862号公報及び特開昭58−68863号
公報に開示されたランプは有電極でネオン発光を利用す
る低圧希ガス放電灯であり、かかる放電灯は、ネオンの
希ガス発光で最も効率の良いガス圧(数/10Torr)で使
用すると、電極に塗布した電極物質の消耗が激しく、寿
命が著しく短くなる。電極として熱陰極でなく冷陰極を
用いると、電極部が大型化する上、光源部も小型のもの
を得ることが困難となる。
さらに、最冷点温度が最適な40℃を越えるような周囲
温度下で使用する蛍光ランプの場合、アマルガム水銀を
封入し、水銀蒸気圧を制御することがある。しかし、こ
の様なランプの場合、始動時、アマルガム部が温度上昇
するのに時間がかかり、光束立ち上がり特性が悪くな
る。例えば、電球型蛍光ランプなどはその特性を改善す
る為、主アマルガムに加えて補助アマルガムを温度上昇
し易い電極近傍に設けている。この様な構成にすると製
造上、コストが高いものとなる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、例えば、−30℃のような低温の周囲温
度から60℃といった高温の周囲温度に至るまでの広い温
度範囲において所望の光量が得られると共に、補助アマ
ルガムが無くとも光束立ち上がり特性が非常に良好な無
電極放電ランプを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するため、透光性バルブの外
周壁に沿って巻かれた誘導コイルに高周波電流を通電す
ることにより、前記バルブ内に封入した水銀蒸気を励起
発光させて成る無電極放電ランプにおいて、前記バルブ
の内壁面に螢光体を塗布すると共に、前記バルブ内に前
記螢光体の発光色と略同色の励起発光を呈するガスを封
入し、加えて水銀蒸気圧を制御する為の水銀アマルガム
を封入したことを特徴とする。
[実施例1] 第1図及び第2図は本発明の第1の実施例を示すもの
で、1は球状のバルブであって、気密性で且つ透光性を
有し、内壁面には螢光体2が塗布されている。また、バ
ルブ1の内部には放電ガスとして、水銀が封入され、加
えてネオンガスが封入されている。ネオンガスの封入量
は、例えばバルブ1内に水銀が無くとも、ネオンのみを
無電極放電発光させることが可能な量である。さらに、
前記バルブ1の内部には、水銀アマルガムとして、例え
ばBi−In−Hgアマルガム3が封入されている。4は前記
バルブ1の外周壁に沿って巻かれた誘導コイル、5は誘
導コイル4に高周波電流を通電する高周波電源である。
このように構成された無電極放電ランプの誘導コイル
4に高周波電流を通電すると、電磁界が誘導され、例え
ば、最冷点温度30℃以上においては、放電ガスは水銀
で、水銀原子が励起発光し、発生した254nmを主体とし
た紫外線が螢光体2により可視光に変換され、610nmを
主体とした赤色の発光をする。この時、バルブ1内のネ
オンガスは、バッファガスとしての役目を持ち、電子の
エネルギーを水銀原子の励起しやすい値にコントロール
する。
水銀アマルガムを用いることにより、最適な水銀蒸気
圧が90℃及び130℃辺りで得られるように設計されてい
る(第3図参照)。この最適温度は、アマルガムの水銀
比率を変えることにより可変である。また、最冷点温度
0℃〜30℃の間では、水銀の放電とネオンガスの放電が
混ざった状態になり(第5図及び第6図参照)、その
間、低温から高温へ移るに従い、水銀の放電の比率が増
す。
最冷点温度が0℃以下の場合には、水銀放電が維持で
きる程、気体水銀の数がなく、放電はネオンによって維
持される。この場合、ネオンの励起発光の640nm前後の
赤色輝線発光を利用する。
第3図は最冷点温度に対する光出力の特性を示す図で
あり、封入ガスがネオンと水銀の場合(図においてNe+
Hgで示す)とアルゴンと水銀の場合(Ar+Hg)を示し、
破線で示す特性は、本発明に係るNe+Hgアマルガムを用
いた場合である。
また、第4図乃至第8図はそれぞれ本実施例に係る無
電極放電ランプのスペクトル分布図で、第4図は最冷点
温度Ta=−30℃、第5図は最冷点温度Ta=0℃、第6図
は最冷点温度Ta=20℃、第7図は最冷点温度Ta=90℃、
第8図は最冷点温度Ta=140℃の場合をそれぞれ示す。
なお、第7図及び第8図に示すスペクトル強度について
は縮小したものとなっている。始動直後には最冷点温度
は周囲温度に等しく、これらの特性から本発明によれば
30℃以下の温度下で始動直後においてもネオンの発光に
より光出力が補われていることがわかる。安定時には最
冷点温度は上昇するが、その程度は、ランプの形状や入
力電力により異なり、例えば、20℃前後の上昇となる。
この場合、従来のアルゴンと水銀では周囲温度10℃以下
で十分な光出力を得ることができないが、本発明によれ
ばこのような低温下でもネオンの発光を得ることができ
る。これらから分かるように、ネオンと水銀を封入した
ランプでは、低温時における立ち上がりが非常に良くな
り、周囲温度が50℃を越えても、目立った光出力低下は
見られない。
[実施例2] 本実施例では、前記実施例における封入物を水銀アマ
ルガムとキセノンガスにしたことを特徴とするもので、
他の構成は前記実施例と同様である。このような構成で
バルブ1の内壁に塗布する螢光体2を、水銀励起により
発生する254nmを主体とした紫外線を400〜600nmの白色
に変換するものにしておけば、低温時でも白色の発光強
度の大きい無電極放電ランプを得ることができる。
[実施例3] 本実施例では、実施例1における封入物に加えて、ネ
オンに対して少量(例えば1%程度)のアルゴンガスを
封入したことを特徴とするもので、他の構成は実施例1
と同様である。このように構成するこにより、非常に低
温時においても、ネオン−アルゴン間のペニング効果を
利用することにより、比較的低い始動電圧でランプを始
動させることが可能となる。
[実施例4] 第9図は本発明の第4の実施例を示すもので、実施例
1と異なる点は、バルブ1の外壁面にバルブ温度を変え
ることができる温度制御手段6を設けたことで、他の構
成は実施例1と同様であるので、同等構成に同一符号を
付すことにより説明を省略する。
このように構成することにより、バルブ1内の最冷点
を変化させることが可能となる。水銀蒸気圧はバルブ1
内の最冷点の温度に追従するので、例えば非常に低温に
すると、ネオンの赤色の発光が生じ、また、バルブ1の
内壁に塗布する螢光体を選択することにより、あらゆる
色を最冷点温度を上昇させてやることにより得ることが
できる。
[発明の効果] 本発明は上記のように、透光性バルブの外周壁に沿っ
て巻かれた誘導コイルに高周波電流を通電することによ
り、前記バルブ内に封入した水銀蒸気を励起発光させて
成る無電極放電ランプにおいて、前記バルブの内壁面に
螢光体を塗布すると共に、前記バルブ内に前記螢光体の
発光色と略同色の励起発光を呈するガスを封入し、加え
て水銀蒸気圧を制御する為の水銀アマルガムを封入した
ことにより、低温時においては封入ガスの単独発光が利
用でき、常温時においては水銀蒸気による螢光体を介し
た発光を利用できる。また、高温時においても水銀アマ
ルガムにより、最適な水銀蒸気圧に制御される。従っ
て、本発明によれば、低温の周囲温度から高温の周囲温
度に至るまでの広い温度範囲において所望の光量が得ら
れると共に、補助アマルガムなしで非常に立ち上がり特
性の良く、しかも、極めて寿命の長い無電極放電ランプ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す簡略図、第2図は同上
のバルブの断面図、第3図は周囲温度に対する光出力の
特性を示す図、第4図乃至第8図はそれぞれ本発明に係
る無電極放電ランプのスペクトル分布図、第9図は本発
明の異なる実施例を示す簡略図、第10図は従来例を示す
一部断面の正面図である。 1……バルブ 2……螢光体 3……水銀アマルガム 4……誘導コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東川 雅弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 植月 唯夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−57255(JP,A) 特開 昭59−180956(JP,A) 特開 昭64−72452(JP,A) 特開 昭62−172658(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性バルブの外周壁に沿って巻かれた誘
    導コイルに高周波電流を通電することにより、前記バル
    ブ内に封入した水銀蒸気を励起発光させて成る無電極放
    電ランプにおいて、前記バルブの内壁面に螢光体を塗布
    すると共に、前記バルブ内に前記螢光体の発光色と略同
    色の励起発光を呈するガスを封入し、加えて水銀蒸気圧
    を制御する為の水銀アマルガムを封入したことを特徴と
    する無電極放電ランプ。
  2. 【請求項2】前記螢光体が赤色発光する螢光体で、前記
    封入ガスがネオンである請求項1記載の無電極放電ラン
    プ。
  3. 【請求項3】前記螢光体が白色発光する螢光体で、前記
    封入ガスがキセノンである請求項1記載の無電極放電ラ
    ンプ。
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