JPS62172652A

JPS62172652A - 装飾用ランプ

Info

Publication number: JPS62172652A
Application number: JP1420786A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Tokawa; 雅弘東川
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1986-01-24
Filing date: 1986-01-24
Publication date: 1987-07-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、透光性気密容器内に封入した希ガスあるいは
金属蒸気等の放電気体を放電発光させ、その発光を装飾
に利用するランプに関する。

（背景技術）従来の放電灯では、その点灯方式の観点から、ランプ構
造は大きく二つに分類される。

その一つは、現在白熱電球と共に広く普及している一般
の蛍光灯に代表される有電極タイプであり、他の一つは
無電極タイプのものである。

まず、有電極タイプについての一例を第５図に示す０図
中、１はガラスバルブで、その内面には螢光体被膜２が
形成されている。また、ガラスバルブ１によって形成さ
れる気密空間３には、所定量の水銀と希ガスが封入され
ている。さらに、ガラスバルブｌの両端には、熱電子放
射物質を充填した電極４ａ、４ｂが配設されている。こ
れらの電極４ａ、４ｂは、限流インピーダンス５を介し
て電源６に接続されている。このようなランプでは、両
電極４ａ、４ｂ間に電圧を印加して、この間の管内で放
電を生じさせ、これによって発生した紫外線によって螢
光体２を励起し、そこで発生した可視光を利用するもの
である。

次に、無電極タイプの一例を第６図に示す。図中、７は
ガラスバルブで、その内面には螢光体被膜８が形成され
、また、ガラスバルブ７によって形成される気密空間９
には、所定量の水銀と希ガスが封入されている。このよ
うなタイプでは、ランプ部には前述の有電極タイプのよ
うな電極はない。１０は例えばマグネトロンのような高
周波電鍵界発生装置であり、該装置１０から発生した電
磁界の作用により、バルブ７の内部に放電を生じさせ、
これによって発生した紫外線によって螢光体８を励起し
、可視光を得るものである。

ところで、上述の如きいずれのタイプについても、管内
の水銀放電による発光は、螢光体の励起に利用される紫
外線（例えば、波長１８５０人や２５３７人）の他に、
可視領域の発光（例えば、波長４３５８人や５４６１人
）を含んでいる。実際、これらのランプに螢光体被膜を
形成しない場合には、可視領域の発光が人間の目でも観
測できる。しかしながら、通常、これらのランプでは、
第５図および第６図で示したように、放電空間の外側を
覆うように螢光体被膜が配設されているため、ランプの
外部からは水銀放電の可視発光はほとんど見られず、螢
光体の発光のみが見られることになり、このようなラン
プ単体では装飾的な効果はほとんど期待できない。従っ
て、このようなランプに装飾的な効果を持たせるために
は、発光色の異なる螢光体被膜を有するランプを複数個
併用するか、あるいは、第７図に示すように、１個のラ
ンプ内で複数種類の螢光体１１ａ、ｌｌｂを塗り分ける
等の繁雑さが伴うため、装飾的な用途への利用は非常に
困難であった。

（発明の目的）本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、装飾的効果が太き（、しかも、加工の容
易な装飾用ランプを提供するにある。

（発明の開示）本発明は、透光性気密容器内に封入した放電気体を放電
発光させ、その発光を装飾に利用するランプにおいて、
上記気密容器内に外面に螢光体を塗布した造形物を配設
することにより、上記放電から発する可視光と、上記螢
光体を介して発する可視光の両方を同時に見えるようし
、装飾的効果を高めたことを特徴とする。

以下、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の基本構成を示すもので、図中２１は気
密空間２２を形成するガラス等から成る透光性容器で、
気密空間２２には所定量の水銀蒸気と希ガスから成る放
電気体が封入されている。

また、透光性容器２１の内部には、ガラス等の絶縁材よ
り成る造形物２３が配設されており、その外面には螢光
体２４が塗布されている。

ここで、透光性気密容器２１内に封入された放電気体を
何等かの手段によって放電させ、プラズマ２５を生じさ
せると、ここから発生した紫外線（例えば、波長２５３
７人）が螢光体２４を励起し、可視光を発する。ところ
で、プラズマ２５からは紫外線以外に、可視領域の発光
（例えば、波長４３５８人）も含まれており、青白く光
って見える。従って、透光性気密容器２１の外側から見
ると、プラズマ２５の青白い光の中に、螢光体２４の発
光が浮かび上がって見える。

なお、気密容器２１内にプラズマを発生させる手段とし
ては、第２図に示すような有電極タイプでも、また、第
３図に示すような無電極タイプでもよい。前者では、透
光性気密容器２１の両端に配設した一対の電極２６８．
２６ｂ間に電圧を印加することにより放電させ、後者で
は、透光性気密容器２１の外部に配設した高周波発生装
置２７により放電を発生させる。

次に、具体的な実施例を第４図に示す。図中、２１ａは
ガラス製のバルブで、ガラス製のステム２１ｂと共に気
密容器２１を構成する。気密容器２１によって形成され
る気密空間２２には適量の水銀蒸気と数Ｔｏｒｒの希ガ
スが封入されている。また、上記ステム２１ｂ上には、
造形物２３としてのガラス製の魚２３ａおよび海藻２３
ｂが溶着によって固定されており、これらの造形物２３
ａ。

２３ｂの外面には、それぞれ発光色の異なる螢光体（図
示せず）が塗布されている。ここで、塗布する螢光体と
しては魚２３ａに赤色螢光体（Ｙ２Ｏ２）、海ｉ２３　
ｂに緑色螢光体（ＬａＰＯ牛：Ｃｅ、Ｔｂ）が好ましい
。

このように構成した装飾用ランプを高周波発生装置を内
蔵した箱体２８の上に置き、高周波発生装置から発生し
た高周波電磁界によって、上記気密空間２２に放電を生
じさせる。放電により生じた紫外線は造形物２３ａ、２
３ｂに塗布した螢光体を発光させる。従って、このラン
プを外部から見ると、気密空間２２の部分が水銀輝線（
例えば、波長４３５８人）によって青白く光ると共に、
魚２３ａが赤色に海藻２３ｂが緑色に発光しているのが
見え、しかも、造形物２３の形状も全く自由であるため
、装飾性が非常に優れている。

なお、本発明は上記基本構成および実施例に限定される
ものでないのは勿論であり、例えば、透光性気密容器２
１内に封入する放電気体は、造形物が発光するのであれ
ば希ガスだけでもよく、また、希ガスと共に封入する水
銀蒸気は他の金属蒸気でもよい。

（発明の効果）本発明は上記のように、透光性気密容器内に封入した放
電気体を放電発光させ、その発光を装飾に利用するラン
プにおいて、上記気密容器内に外面に螢光体を塗布した
造形物を配設したことにより、放電から発する可視光中
に、上記螢光体が塗布された造形物が発光し、しかも、
発光する造形物も所望の形に容易に形成できるので、極
めて装飾性の高い装飾用ランプを容易に提供することが
できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成を示す簡略図、第２図および
第３図はそれぞれ本発明の実施例を示す簡略図、第４図
は本発明の好ましい実施例を示す側面図、第５図乃至第
７図はそれぞれ従来例を示す簡略図である。２１・・・透光性気密容器、２３・・・造形物、２４・
・・螢光体。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透光性気密容器内に封入した放電気体を放電発光
させ、その発光を装飾に利用するランプであって、上記
気密容器内に外面に螢光体を塗布した造形物を配設した
ことを特徴とする装飾用ランプ。
（２）上記放電発光が無電極放電である特許請求の範囲
第１項記載の装飾用ランプ。
（３）上記放電発光が有電極放電である特許請求の範囲
第１項記載の装飾用ランプ。