JPS6217229Y2 - - Google Patents

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JPS6217229Y2
JPS6217229Y2 JP10443582U JP10443582U JPS6217229Y2 JP S6217229 Y2 JPS6217229 Y2 JP S6217229Y2 JP 10443582 U JP10443582 U JP 10443582U JP 10443582 U JP10443582 U JP 10443582U JP S6217229 Y2 JPS6217229 Y2 JP S6217229Y2
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JP
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mold
joint
bellmouth
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arc
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JP10443582U
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JPS599810U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、90゜ベンド一体成形用金型に関し、
詳しくは、複合強化プラスチツク製パイプ配管の
曲管作製に使用する、作業性が良好で寸法精度の
高い90゜ベンド一体成形用金型に関する。
複合強化プラスチツク(以下FRPと略称す
る)を用いた曲管(特に90゜ベンド)の作製には
種々の形式のものが開発されている。
第1図は最も典型的なベルマウス型継手部を有
するエビ継ベンドの一具体例を示した縦断面概略
図であり、1は管体切断片、2はベルマウス型継
手部、3は管体切断片強化層、4は管体切断片接
着接合部、φdは管体の内径、φDはベルマウス
型継手部突端の内径、lはベルマウス型継手部の
長さ、aは円弧状管体の円中心点、Rは円弧状管
体の曲率半径を示す。第1図において、曲管の成
形は、直管状管体を任意の角度で切断し、複数の
管体接断片1を管体切断片接着接合部4で接着接
合後、該接着接合部4の管外側を樹脂含浸繊維布
等を巻いて積層して管体切断片強化層3を形成し
た形状のものとすることにより行われ、この際、
更に所定寸法の長さlを有するベルマウス型継手
部2が、上記のようにして形成された円弧状管体
の両端に接着接合される。
又、第2図はベルマウス型継手部接合スムース
ベンドの一具体例を示した縦断面概略図であり、
2、φd、φD、l、a及びRは第1図における
ものと同じ意味を有し、5は円弧状わん曲部、6
はベルマウス型継手接合部強化層、7は円弧状わ
ん曲部とベルマウス型継手部との接着接合部を示
す。第2図において、曲管の成形は次のようにし
て行われる。円弧状わん曲部5を型(金型、木
型、FRP型及び発泡樹脂型等)を用いて成形し
た後、円弧状わん曲部5の両端部にベルマウス型
継手部2を二次的に接着接合し、その部分の管外
側を樹脂含浸繊維布等を巻いて積層してベルマウ
ス型継手接合部強化層6を形成して強化する。
又、第3図はベルマウス型継手を有する一体ス
ムースベンドの一具体例を示した縦断面概略図で
あり、2,5,φd,φD,l,a及びRは第2
図におけるものと同じ意味を有する。第3図の曲
管は、型として円弧状わん曲部5を成形する型を
分割とした金型、溶融金属による金型及び使い捨
てとなる発泡樹脂型等を用いて、一体で成形され
たベルマウス型継手を有する形状のものである。
以上のような各種の成形手法による曲管に分類
することができるが、FRP配管材料は、その耐
久信頼性(特に高温、高圧下での使用)を高める
ために、可能な限り二次的な接着接合を避けるこ
とが望ましく、その曲管については、ベルマウス
型継手を有するエビ継ベンドあるいはベルマウス
型継手接合スムースベンドよりも、ベルマウス型
継手を有する一体スムースベンド(第3図のも
の)が最も良好な形状であるといえる。
しかしながら、複雑な分割金型、溶融金属によ
る型及び使い捨てとなる発泡樹脂型等による第3
図に示すようなベルマウス型継手を有する一体90
゜スムースベンドの成形は、かなり困難で面倒な
作業を要すると共に、ベルマウス型継手部の寸法
精度が期待できなかつた。
本考案の目的は、前記第3図に示したようなベ
ルマウス型継手を有する一体90゜スムースベンド
が有する成形上の問題点を解決し、作業の合理化
及びベルマウス型継手部の寸法精度を高め、かつ
円弧状わん曲部用金型の脱型を容易にしうる強化
プラスチツク製90゜ベンドの一体成形用金型を提
供することである。
本考案につき概説すれば、本考案の強化プラス
チツク製90゜ベンドの一体成形用金型は、90゜ベ
ンドの円弧状わん曲部の内面に合致する外面を有
する1個の円弧状わん曲部用金型と、該ベンドに
接合される管端部の外面テーパーに合致する外面
テーパーを有する2個のベルマウス型継手部用金
型とから成り、該円弧状わん曲部用金型の短い方
の円弧の長さL側の曲率半径R′と該ベルマウス
型継手部用金型により定まるベルマウス型継手部
の長さlとの関係において、これらの金型の接合
状態における該円弧状わん曲部用金型の短い方の
円弧の長さLは該曲率半径R′の円軌跡1/4の円弧
より短く、かつベルマウス型継手部の長さlに対
して短かくした長さhは (但し、φDはベルマウス型継手部突端の内
径、φdはわん曲管体の内径)であることを特徴
とするものである。
本考案の90゜ベンド一体成形用金型の構成、作
用及び効果を図面を参照して詳細に説明する。
第4図は、本考案の90゜ベンド一体成形用金型
の一具体例を示した縦断面概略図であり、φd,
φD,a,R及びlは前記第3図におけるものと
同じ意味を有し、11は円弧状わん曲部用金型、
12はベルマウス型継手部用金型、13は円弧状
わん曲部用金型の接合板、14はベルマウス型継
手部用金型の接合板、15はベルマウス型継手部
用金型の継手外側面、16はベルマウス型継手部
用金型の接合板の中央部に取付けた突起部、17
は上記接合板13と14を取付け、取外しするた
めのネジ孔、Lは円弧状わん曲部用金型の短い方
の円弧の長さ、R′は該短い方の円弧の長さL側
の曲率半径、hはベルマウス型継手部用金型が円
弧状わん曲部用金型側に寄つた長さを示す。第4
図に示すように円弧状わん曲部用金型の短い方の
円弧の長さLは該曲率半径R′は円軌跡の1/4の円
弧より短い。そして第4図においては該円弧の円
軌跡がベルマウス型継手部用金型の継手外側面を
横切らないように該円軌跡が該継手外側面の突端
と接する設計を採用している。この場合第4図に
示すx,y及びR′を3辺とする三角形は直角三
角形であり、又x=l−h、y=R′−
(φD−φd/2)であつて、Δ=(φD−φd/2)
で表わ すとy=R′−△である。この因子のもとにhを
計算すると次のとおりである。
x2+y2=R′2 x2+(R′−△)=R′2 x2=R′2−(R′−△) x2=2・△・R′−△ x=√2・△・′−△(x>0) したがつて、次式 の式が導かれる。又、第5図は、第4図に示した
本考案の金型を用いてその周囲にFRPを一体成
形後脱型した90゜ベンドの一具体例を示した縦断
面概略図であり、φd、φD、a、R、L、l及
びhは第4図におけるものと同じ意味を有し、
2′はベルマウス型継手部、5′は円弧状わん曲
部、R′は円弧状管体の短い方の円孤の長さL側
の曲率半径を示す。
第4図に示すように、本考案の金型において
は、第5図に示す90゜ベンドの円弧状わん曲部
5′の内面に合致する外面を有する1個の円弧状
わん曲部用金型11と90゜ベンドに接合される管
端部(図示せず)の外面テーパー(約1/32程度)に 合致する外面テーパーを有する2個のベルマウス
型継手部用金型12から成る3分割の型からな
る。本考案の金型において、該円弧状わん曲部用
金型11とベルマウス型継手部用金型12の接合
は、前記した条件に基いて、該円弧状わん曲部用
金型11の短い方の円弧の長さL側の曲率半径
R′とベルマウス型継手部用金型12により定ま
るベルマウス型継手部(第5図参照)の長さlと
の関係に基いた寸法を定めた上で行われる。
両金型の接合に当つては、円弧状わん曲部用金
型の接合板13の中央部に設けた孔部に、ベルマ
ウス型継手部用金型の中央部に取付けた突起部1
6を差込んで両接合板13及び14を嵌合し、両
接合板を取付け、取外しするためのネジ孔17を
利用してネジ止めすることにより容易に行うこと
ができる。なお、該ネジ孔17の位置及び数は特
に限定されず、通常4〜8個とすることが望まし
い。
このようにして一体化された3個の金型の周囲
に所定のFRPを用いてハンドレイアツプ積層法
等により90゜ベンドを一体成形することができ
る。
このようにして成形した90゜ベンドからの金型
の脱型に当つては、円弧状わん曲部用金型11の
両端に接合したベルマウス型継手用金型12を取
外すが、この場合、前記ネジ孔17を利用してネ
ジを外し、ベルマウス型継手部用金型の接合板の
中央部に取付けた突起部16を抜取ることにより
容易に行うことができる。次いで、円弧状わん曲
部用金型11は、引抜き装置(図示せず)によ
り、円弧状わん曲部用金型の接合板13に設けた
ネジ孔17を利用し、該円弧状わん曲部用金型を
その曲り回転軌跡と同一軌跡で第4図に示した矢
印方向に引抜くことができ、この際この軌跡は、
金型を前記した条件に基いて設計するので該ベル
マウス型継手部用金型の継手外側面15、すなわ
ち、成形される短い円弧側のベルマウス型継手部
の長さlの部分を横切らない。
この場合、円弧状わん曲部用金型11の回転軌
跡による円弧状わん曲部用金型の抜取りの容易性
は前記した式(1)のもとにベルマウス型継手部の長
さlとベルマウス型継手部突端の内径φDとに依
存して定まるが、該長さlは、90゜ベンドに接合
される管端部とベルマウス型継手部2の接合強度
の関係から、該径φDの約1/2とすることが一般
的である。このような関係から、円弧状わん曲部
用金型11の短い方の円軌跡が該短い方の円弧側
のベルマウス型継手部の長さlの部分を横切らな
いようにするためには、円弧状わん曲部用金型1
1とベルマウス型継手部用金型12の接合位置
は、該ベルマウス型継手部用金型12が該円弧状
わん曲部用金型11側に特定長さだけ寄つた位
置、すなわち、該短い方の円弧の長さLを該回転
円軌跡の1/4の円弧より短くし、その短くする長
さ、すなわち、ベルマウス型継手部用金型が円弧
状わん曲部用金型側によつた長さhは、該ベルマ
ウス型継手部の長さlの1/3程度とすることが適
当であることが確認された。換言すれば、ベルマ
ウス型継手部用金型12を、第4図に示すよう
に、従来の円弧状わん曲部の端面を示すa−a′面
から長さhだけ内側によつたb−b′面とする構造
にすればよい。具体的に、φDが約200mmの場
合、lはその約1/2の95mm程度、hはlの約1/3の
35mm程度とすることにより、本考案の目的を達成
することができる。
なお、本考案における円弧の曲率半径Rは管体
の内径φdの1.5倍程度とし、これより大きいと
本考案の手法をとらなくてもよい場合があり、又
これより小さいとhを大きくしてベルマウス型継
手部を更に内側へ引込める必要が生ずる。又、本
考案において、円弧状わん曲部用金型11の切断
面におけるb−b′交差部の角度は90゜とすること
が必要であることは言うまでもない。
以上説明したように、本考案によれば、従来の
ベルマウス型継手を有する一体90゜スムースベン
ドが有する成形上の問題点を解決し、作業の合理
化により円弧状わん曲部用金型の脱型を容易に
し、かつベルマウス部の寸法精度を高めうる90゜
ベンド一体成形用金型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はベルマウス型継手を有するエビ継ベン
ドの一具体例を示した縦断面概略図、第2図はベ
ルマウス型継手接合スムースベンドの他の一具体
例を示した縦断面概略図、第3図はベルマウス型
継手を有する一体スムースベンドの一具体例を示
した縦断面概略図、第4図は本考案の90゜ベンド
一体成形用金型の一具体例を示した縦断面概略
図、第5図は本考案の金型を用いてその周囲に
FRPを一体成型後脱型した90゜ベンドの一具体
例を示した縦断面概略図である。 1……管体切断片、2,2′……ベルマウス型
継手部、3……管体切断片強化層、4……管体切
断片接着接合部、5,5′……円弧状わん曲部、
6……ベルマウス型継手接合部強化層、7……円
弧状わん曲部とベルマウス型継手部との接着接合
部、11……円弧状わん曲部用金型、12……ベ
ルマウス型継手部用金型、13……円弧状わん曲
部用金型の接合板、14……ベルマウス型継手部
用金型の接合板、15……ベルマウス型継手部用
金型の継手外側面、16……ベルマウス型継手部
用金型の接合板の中央部に取付けた突起部、17
……上記接合板13と14を取付け、取外しする
ためのネジ孔、L……円弧状わん曲部用金型の短
い方の円弧の長さ、l……ベルマウス型継手部の
長さ、h……ベルマウス型継手部用金型が円弧状
わん曲部用金型側によつた長さ、φd……管体の
内径、φD……ベルマウス型継手部突端の内径、
a……円弧状管体の中心点、R……円孤状管体の
曲率半径、R′……円弧状わん曲部用金型の短い
方の円弧の長さL側の曲率半径、x……l−h、
y……中心点aとベルマウス型継手部用金型の継
手外側面15との間の距離であり、y=R′−
(φD−φd/2)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 90゜ベンドの円弧状わん曲部の内面に合致する
    外面を有する1個の円弧状わん曲部用金型と、該
    ベンドに接合される管端部の外面テーパーに合致
    する外面テーパーを有する2個のベルマウス型継
    手部用金型とから成り、該円弧状わん曲部用金型
    の短い方の円弧の長さL側の曲率半径R′と該ベ
    ルマウス型継手部用金型により定まるベルマウス
    型継手部の長さlとの関係において、これらの金
    型の接合状態における該円弧状わん曲部用金型の
    短い方の円弧の長さLは該曲率半径R′の円軌跡
    の1/4の円弧より短く、かつベルマウス型継手部
    の長さlに対して短かくした長さhは (但し、φDはベルマウス型継手部突端の内
    径、φdはわん曲管体の内径)であることを特徴
    とする強化プラスチツク製90゜ベンドの一体成形
    用金型。
JP10443582U 1982-07-12 1982-07-12 90゜ベンド一体成形用金型 Granted JPS599810U (ja)

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JP10443582U JPS599810U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 90゜ベンド一体成形用金型

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JPS599810U JPS599810U (ja) 1984-01-21
JPS6217229Y2 true JPS6217229Y2 (ja) 1987-05-01

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JP10443582U Granted JPS599810U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 90゜ベンド一体成形用金型

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JPS599810U (ja) 1984-01-21

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