JPS62172044A - 水膨潤性ゴム組成物 - Google Patents

水膨潤性ゴム組成物

Info

Publication number
JPS62172044A
JPS62172044A JP1406886A JP1406886A JPS62172044A JP S62172044 A JPS62172044 A JP S62172044A JP 1406886 A JP1406886 A JP 1406886A JP 1406886 A JP1406886 A JP 1406886A JP S62172044 A JPS62172044 A JP S62172044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
rubber
coupling agent
rubber composition
100pts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1406886A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Watanabe
渡辺 正支
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP1406886A priority Critical patent/JPS62172044A/ja
Publication of JPS62172044A publication Critical patent/JPS62172044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は水膨潤性および機械的物性にすぐれた水膨潤性
ゴム組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、土木、建築などの分野における間隙止水材として
加硫ゴム類がそのすぐれた機械的物・性のため使用され
ている。しかし、加硫ゴムのみでは、止水効果が不十分
なので、ゴム配合1こ高吸水性樹脂を配合した水膨潤性
ゴムの使用が考えられている。しかしながら、水膨潤性
ゴムでは、高吸水性樹脂の配合量に比例して水p!B潤
性は向上し、止水効果が向とする反面、機械的物性、特
に引張強度の低下が大きくなる。その結果初期の止水効
果はすぐれているが、長期間にわたって安定した止水能
を維持することは困難であった。
一方、非水溶性高分子物質に、高吸水性樹脂を配合した
水膨潤性組成物にさらにカップリング剤を含有させてな
る止水材が提案されている(特開昭6O−240779
)。しかしながら、この場合組成の調整等により引張強
度を向上させることはできるが、この結果水膨潤性は著
るしく低下し止水能も不十分なものとなる。−力水膨潤
性を維持しようとすれば、引張強度は低くなる。すなわ
ち、この方法では機械的物性と水膨潤性のバランスをと
ることが極めて困難である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者等は、水膨潤性と機械的物性のバランスにすぐ
れ、長期耐久性のある止水剤を開発すべく検討を重ねた
結果、その製造にあたり加硫剤およびカップリング剤を
使用した水膨潤性ゴムが上記の要請を満たすことを見出
し本発明に至った。
く問題点を解決する手段〉 すなわち本発明は、ゴムと高吸水性樹脂からなり、その
製造にあたり加硫剤およびカップリング剤を使用するこ
とを特徴とする水膨潤性ゴム組成物を提供する。
本発明の必須成分である加硫剤およびカップリング剤を
使用することによりゴムと高吸水性樹脂の異なる物質量
の橋かけ反応による結合が生じ、その結果、機械的強度
と水膨潤性にすぐれた水膨潤ゴム組成物が得られるもの
と考えられる。
本発明に用いられる加硫剤とは、硫黄加硫、パーオキサ
イド加硫、金属加硫等であり、特に硫黄加硫が好ましい
。必要に応じてゴムの加硫に使用されている加硫助剤を
加えてもよい。
また硫黄加硫の場合、硫黄の添加量はゴムの種類や加硫
助剤の添加量などによって異なるが、一般にゴム100
重量部に対して1〜5重量部の範囲が好ましい。
本発明に用いるカップリング剤は、シラン系カップリン
グ剤、チタネート系カップリング剤、リン酸系カップリ
ング剤など通常用いられているものであれば特に制限は
ない。また、これらのカップリング剤は1種のみであっ
てもよく、2種以上を併用してもよい。
このようなカップリング剤のなかでも特に、シラン系カ
ップリング剤がゴムと高吸水性樹脂との橋かけ反応性が
すぐれているので好ましい。
シランカップリング剤の中でも、アミノシラン、メルカ
プトシランおよびエポキシシランが特に好ましい。
また、本発明におけるカップリング剤の添加量は、カッ
プリング剤自身の反応性によっても異なるが、ゴム配合
100重量部に対し、0□01〜5重清部の範囲である
ことが必要であり、好ましくはO41〜1重慎部の範囲
である。0.01未満では、機械的強度が不足し、また
5重量部以上では機械的強度は増加するが、水膨潤性が
低下するため好ましくない。
本発明に用いられる高吸水性樹脂としては特に制限され
ることはなく、従来より公知の各皿のものが使用され、
具体的には酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体ケ
ン化物、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体変性物
の架橋物、架橋構造を有するポリアクリル酸(塩)、デ
ンプン−アクリル酸(塩)グラフト重合体、ポリエチレ
ンオキサイドの変性物などからなる樹脂粒子が例示され
るが、これらのうちでも分子中にカルボン酸塩を含む高
分子化合物(たとえば酢酸ビニル−アクリル酸メチル共
重合体ケン化物、イソブチレン−無水マレイン酸共重合
体変性物の架橋物)は耐久性にすぐれているため、特に
好ましく使用される。
このような高吸水性樹脂はINのみでもよく、2種以上
を併用してもよい。
これら高吸水性樹脂は吸水性能については吸水量201
//f以上、特に、i o o y/y以上であること
が好ましい。また、高吸水性樹脂の平均粒径は小さいほ
ど好ましく、一般には平均粒径が100μ以下、特に、
80μ以下であることがより好ましい。平均粒径が10
0μを越えると、得られた水膨潤性ゴム組成物の機械的
強度の低下が生じ易くなるので好ましくない。
また、高吸水性樹脂の配合量はゴム配合100重量部に
対し、10〜100重量部の範囲が好ましく、配合量が
10重量部未満では水膨潤性に乏しくなり、また100
重量部を越えると機械的強度が著しく低下するので好ま
しくない。
一方、本発明に用いられるゴム配合は、通常公知の配合
であり、特に制限はないが、ゴム類に無機充填剤、オイ
ル、カーボンラック、およ慴 び前述の加硫剤、加硫助剤などを混合したものであり、
ゴム類としては天然ゴムまたは合成ゴムがあり、例えば
天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、ブタジェンゴム、
イソプレンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリルゴム、
クロロプレンゴム、エチレンプロピレンターポリマー、
シリコンゴム、ウレタンゴムなどが挙げられ、それぞれ
単独または2種以上混合して使用してもよい。
また、無機充填剤としては、炭酸カルシウム、クレー、
シリカ、ベントナイト、亜鉛華、酸化マグネシウム、白
えん華などがあげられる。
本発明の水膨潤ゴム組成物はゴム配合と高吸水性樹脂お
よびカップリング剤を機械的な方法で混合したのち、上
述したような硫黄加硫などによって製造することができ
る。
なお、カップリング剤の混合方法は特に制限がなく、例
えばゴム配合(硫黄を含む。)にカップリング剤を配合
したのち、高吸水性樹脂を混合する方法、高吸水性樹脂
をあらかじめfカップリング剤で混合、あるいは、高吸
水性樹脂をカップリング剤で処理したのち、ゴム配合(
硫黄を含む。)に混合する方法などが挙げられる。
また、機械的な混合方法として例えばロール混線、バン
バリー混練、ダルグージスクリューなどを備えた押出混
合機による混練、加圧ニーグー混線などによって均一に
混合し、その後、それぞれの使用目的に応じてテープ、
シート、成型品等に成形される。かかる混線条件は通常
行われている60〜100″Cの温度範囲が好ましいが
、特に制限がない。
また、上記成形品を得る際に、熱加硫、電子線加硫等に
よって加硫することが必要であるが、加硫条件(温度、
時間など)はそれぞれゴム配合の加硫特性や、カップリ
ング剤の反応性により適宜選択することが必要である。
例えば、本発明の方法により、ゴム配合(硫黄を含む。
)に高吸水性樹脂にカップリング剤を用いて、ゴムと高
吸水性&I脂の化学的な結合を生じさせるためには、少
なくとも100 ”C以上、好ましくは180−720
0℃の範囲が好ましい。
また、本発明の方法(こより、水膨潤ゴム組成物を製造
する(こあたり、ゴム配合に通常用いられる各穐添加剤
、たとえば、安定剤、老化防止剤、発泡剤、着色剤など
を必要に応じて混合してもよい。
かくして得られた本発明の方法による水膨潤性ゴム組成
物は前述したように機械的強度と水膨潤性のバランスに
すぐれ、かつ長期間膨潤戻りの少ないものが得られる。
該水膨潤性ゴム組成物は、土木、建築等における間隙止
水材、ゼグメント用シーリング材、止水板、バッキング
、ガスケット、農業用保水剤等)こ使用でき、従来公知
の方法では得らることのできない、機械的強度と水!、
潤性のバランスIこすぐれ、かつ長期にわたって安定し
た止水効果を得ることができる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
なお、実施例中の水膨潤率はつぎのような定”義および
試験法に基づくものである。
試験片(20工X20%×2t)を20”Cのイオン交
換水中(こ浸漬し、経済的に重1を測定して、つき″の
計算式によって膨潤率を求めた。
また、プレスシートの機械的強度の測定はJISI(−
6801に準拠した。
実施例1 第1表中に示した比率(重]部)の成分を有するゴム配
合100[i部Iこ対し、スミカゲル■5P−520(
酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体ケン化物系高
吸水性樹脂、平均粒径20μ、住友化学社9)80重1
部、およびγ−グリシドキシプロピルトリメトキレシラ
ン0.8重1部を60’Cのロールで5分間混練したの
ち、160°c1ゲージ圧100k(//dの圧力下で
10分間プレス加硫し、厚さ2Nのシートを得た。
得られたシートについて水膨潤率および機械的強度を測
定した結果を第3表に示す。
実施例2 スミカゲル■5P−520に代えてクラレイソブレンゲ
ル■KI201K(イソブチレン−無水マレイン酸共重
合体変成物の架橋物系高吸水性樹脂、平均粒径150μ
、クラレイソブレンケミカル社製)を平均粒径20μに
粉砕した高吸水性樹脂80重承部を用いる以外は実施例
1と同様にしてシートを得た。
このシートについて水膨潤率および機械的強度を測定し
た結果を第8表に示す。
実施例8 r−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの代わり
にγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン0.5重
に部を用いる以外は実施例1と同様にしてシートを得た
このシートについて水膨潤率および機械的強度を測定し
た結果を第3表に示す。
実施例4 r−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの代わり
にイソプロピルトリイソステアロイルチタネート0.7
重量部を用いる以外は実施例1と同様にしてシートを得
た。
このシートについて水膨潤率および機械的強度を測定し
た結果を第8表に示す。
実施例5 第2表に示した比率の成分を有するゴム配合100電量
部に対し、スミカゲル■5P−520,25重量部およ
びγ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン0.6
ifi部を用いて、実施例1と同様にしてシートを得た
このシートについて水膨潤率および機械的強度を測定し
た結果を第3表に示す。
実施例6 スミカゲル■5P−520の代わりに、平均粒径20μ
のクラレイソプレンゲル■、、−KI201に25重量
部を用いた以外は実施例5と同様にしてシートを得た。
このシートについて水膨潤率および機械的強度を測定し
た結果を第8表に示す。
比較例1 γ−グリシドキシプロビルメトキシシランを用いない以
外は実施例1と同様にしてシートを得た。
このシートについて水膨潤率および機械的強度を測定し
た結果を第8表に示す。
比較例2 γ−グリシドキシプロビルメトキシシランを用いない以
外は実施例6と同様にしてシートを得た。
このシートについて水膨潤率および機械的強度を測定し
た結果を第8表に示す。
第1表、ゴム配合 合計:209.5重量部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴムと高吸水性樹脂からなり、その製造にあたり
    加硫剤およびカップリング剤を使用することを特徴とす
    る水膨潤性ゴム組成物。
  2. (2)高吸水性樹脂が酢酸ビニル−アクリル酸エステル
    共重合体のケン化物またはイソブチレン−無水マレイン
    酸共重合体変性物の架橋物である特許請求の範囲第一項
    記載の水膨潤性ゴム組成物。
  3. (3)カップリング剤がシランカップリング剤である特
    許請求の範囲第一項記載の水膨潤性ゴム組成物。
JP1406886A 1986-01-24 1986-01-24 水膨潤性ゴム組成物 Pending JPS62172044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1406886A JPS62172044A (ja) 1986-01-24 1986-01-24 水膨潤性ゴム組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1406886A JPS62172044A (ja) 1986-01-24 1986-01-24 水膨潤性ゴム組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62172044A true JPS62172044A (ja) 1987-07-29

Family

ID=11850781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1406886A Pending JPS62172044A (ja) 1986-01-24 1986-01-24 水膨潤性ゴム組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62172044A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4977211A (en) * 1987-07-30 1990-12-11 Mitsubishi Pertochemical Co., Ltd. Water-absorptive resin composition
EP0588678A1 (fr) * 1992-09-04 1994-03-23 Ceca S.A. Adhésifs souples monocomposants vulcanisables à base de polybutadiène liquide
CN116813326A (zh) * 2023-05-31 2023-09-29 江苏师范大学 一种基于Isobam凝胶体系制备透明陶瓷的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4977211A (en) * 1987-07-30 1990-12-11 Mitsubishi Pertochemical Co., Ltd. Water-absorptive resin composition
EP0588678A1 (fr) * 1992-09-04 1994-03-23 Ceca S.A. Adhésifs souples monocomposants vulcanisables à base de polybutadiène liquide
CN116813326A (zh) * 2023-05-31 2023-09-29 江苏师范大学 一种基于Isobam凝胶体系制备透明陶瓷的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4420588A (en) Water-absorbing rubber composition
US5075373A (en) Water retention material with water-absorbency
EP0179937B1 (en) Water-swellable elastomer composition
JPS59145228A (ja) 耐圧縮性をもつ水膨張性ゴムシール材の製造方法
JPS62172044A (ja) 水膨潤性ゴム組成物
JP2008063425A (ja) ポリオレフィン接着剤用ポリオール組成物およびその用途
US4150015A (en) Vulcanizates containing silica
EP0869144A1 (en) Curable rubber composition for the seal against hot water
EP0292231A2 (en) Fillers
JPS6328101B2 (ja)
US5089539A (en) Fillers
JP3178101B2 (ja) 架橋剤マスターバッチ
JPS6131450A (ja) 耐塩性水膨潤材
JPS59164332A (ja) 水膨潤性止水材の製造方法
JP3617888B2 (ja) 有機過酸化物含有マスターバッチの製造方法
JPS6092339A (ja) 吸水性ゴム組成物
JP3626563B2 (ja) 有機過酸化物含有マスターバッチ
EP0350204A1 (en) Container sealing compositions
JP2627075B2 (ja) 水膨張性エラストマー組成物
JPH08302073A (ja) ブレンドゴム組成物
JPH0741606A (ja) 吸水性複合材
JPS62277457A (ja) 耐塩性水膨潤材
JPS62280283A (ja) 水膨張性止水材組成物
JPS63132987A (ja) 水膨潤性シ−リング材
JPS6322887A (ja) 水膨潤性止水剤およびその製造方法