JPS6217050B2 - - Google Patents

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JPS6217050B2
JPS6217050B2 JP21271182A JP21271182A JPS6217050B2 JP S6217050 B2 JPS6217050 B2 JP S6217050B2 JP 21271182 A JP21271182 A JP 21271182A JP 21271182 A JP21271182 A JP 21271182A JP S6217050 B2 JPS6217050 B2 JP S6217050B2
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JP
Japan
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cleaning
water
valve body
toilet
valve
Prior art date
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Application number
JP21271182A
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English (en)
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JPS59118933A (ja
Inventor
Tetsuo Nakatani
Takenori Kai
Norio Aizawa
Minoru Suzuki
Akito Katsu
Hidenobu Takahashi
Shinichi Tsutsui
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP21271182A priority Critical patent/JPS59118933A/ja
Publication of JPS59118933A publication Critical patent/JPS59118933A/ja
Publication of JPS6217050B2 publication Critical patent/JPS6217050B2/ja
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、用便後の肛門等の温水洗浄を行なう
衛生洗浄機に係り、特に据付工事を不要とし、誰
でも設置できる構成でありながら、洗浄操作性の
優れた衛生洗浄機に関する。
〔従来技術〕
従来のこの種の装置は大きく二通りの形態を有
している。その一つは、便器の使用者が腰かける
開閉可能に設けられた便座の取付ボルトを取外し
て該便座を取外し、その取外した部分に便座をも
有する衛生洗浄機を装着固定する形態である。こ
の場合、今までの便座を使用しなくなるので無駄
であり、まためんどうな該便座取付部の取外しお
よび衛生洗浄機の装着の工事を要する不都合があ
る。さらに、この装置の製品形態は、前記便座の
取付部に装着される該装置の取付ベースが便器外
側に伸長し、かつ該取付ベースに該装置の本体や
洗浄機構部が装着されており、どうしても該装置
の操作部が便器の後方、すなわち使用者の後方に
位置してしまうので、操作あるいはその確認がや
りにくい構成となつている。この不都合点を解消
する別案として、洗浄機構部のみを前記便座の取
付部に固定し、装置の本体部は床置きにする形態
の製品が提示されている。しかし、該装置も便座
の取外しおよび再取付工事を必要とし、一般素人
による設置は困難である。
もうひとつの形態は、装置本体が床置き形で、
該本体と接続されたフレキシブルホースの先端に
手持ち形の水噴出ノズルが設けられたものであ
る。このような装置は、使用者がその都度該ノズ
ルを手に持つために、意識的な不潔感がぬぐいき
れないという不都合がある。また、一般にこのタ
イプの装置は、装置本体に手動で給水するタンク
を有し、使用者がその都度給水をしなければなら
ないという使用上の不便さがある。
〔発明の目的〕
本発明は上記のような従来技術の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、据付工事を不要と
し、誰でも簡単に設置できる構成でありながら、
洗浄操作性の優れた衛生洗浄機を提供するにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明は上記の欠点を解消すべく総合的にシス
テム化されたもので、その骨子とするところは、
床置き形の本体内に自吸性および再自吸性を有す
るポンプと加温機構を配し、給水は便器に具備さ
れる洗浄用タンクから吸込ホースにより行ない、
本体内で加温加圧された水をフレキシブルホース
にて上記便器に取付けた洗浄機構部に導き、該洗
浄機構部に水を噴出させる洗浄ノズル部の位置設
定および水制御を行なう機構部を配したものであ
る。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
まず、第1図、第2図をもとに本発明の概要を
述べる。第1図は本発明の一実施例の衛生洗浄機
の全体構成を示す全体外観斜視図である。一般の
便器は、一点鎖線で示すように、便器本体1、使
用者が腰かけ、臀部を直接接触させる、開閉可能
に設けられた便座2、便器内を洗浄する水を溜め
る洗浄用タンク3から構成されている。そして、
本発明の衛生洗浄機は、床に置くようになつてい
る該衛生洗浄機の本体5、洗浄用タンク3に接続
される吸込ホース65、便器本体1に水を送る送
水ホース67、便器本体1に取り付け固定される
洗浄機構部すなわち洗浄ユニツト6、および水を
噴出させる洗浄ノズル部7から構成される。
第2図は本発明の衛生洗浄機の系統を示すブロ
ツク図である。この図が示すように、洗浄用タン
ク3から吸込ホース65を介して本体5内に吸込
まれた水は、洗浄動作を制御する制御部300と
連動する開閉弁53を経てポンプ部200の自吸
タンク室38から該ポンプ部200に吸込まれ、
加温タンク室19に至り適切な温度までヒータ1
8により加温されたあと、再自吸タンク室51、
送水ホース67、水制御部400を経由してスイ
ングパイプ180に流入し、洗浄ノズル部7に設
けた水流切換部500を経て該洗浄ノズル部7よ
り噴出され、肛門、局部等の洗浄を行なう。
以上、本発明の一実施例の概要を述べたが、次
にさらに詳細な説明をする。
まず、前記衛生洗浄機の本体5について述べ
る。第3図は該本体5の内装部を示す外観斜視
図、第4図は第3図のA−A線に沿つた要部断面
図、第5図は第3図のB−B線に沿つた部分断面
図である。これらの図において、本体5は、足1
1を有する下ケース10および上ケース12によ
つて形成される函内にその主要部分が内装されて
いる。すなわち、下ケース10に固定ねじ13に
より取付座14を介して固定されたタンク15
は、その下面16に外周障壁17が形成され、該
外周障壁17により包囲される下面16内方に加
温部すなわちヒータ18がかしめ等により固着し
てある。一方タンク15の上端には鍔部20が形
成され、該鍔部20には水封パツキング21を介
してタンクカバー22が水密にねじ23により固
定してある。なお、タンクカバー22は、その一
部にポンプ取付部24が形成してある。該ポンプ
取付部24は、モータ25の取付部並びにモータ
軸26の貫通に沿う水封用オイルシール28の装
着部を有している。モータ軸26はオイルシール
28を介してポンプ取付部24を貫通しており、
タンク15の内方における先端部に羽根車27を
有し、ポンプ取付部24内における上方の大気側
には水切り板29を具備する。これらモータ2
5、モータ軸26、水切り板29によりポンプ部
200が構成されている。また、この水切り板2
9の装着部に対応してポンプ取付部24に水抜き
穴30が設けられ、水切り板29によつて水切り
された水が抜けるようになつている。なお、羽根
車27近傍には、吸込口33および吐出口34を
有するケーシング32が設けてある。さらに該ケ
ーシング32の下方には、吸水路52と連通し、
かつ前記吸込口33により開口させた自吸タンク
室38を構成するタンクケース37が設けてあ
る。吐出管40′は該タンクケース37と一体に
形成され吐出路40を構成するので、その上端は
上記ケーシング32の吐出口34に連通するタン
クカバー22に設けた連通路36に開口し、また
その下端は加温タンク室19への吐出開口41を
有する。ここでタンクカバー22と、ケーシング
32およびタンクケース37との間には、共通の
パツキン31を介在させて各室間の水封を行わせ
ている。これは、ケーシング32の吐出口34
が、タンクカバー22に上方凸形に形成した上記
連通路36に開口していることにより、該同一平
板パツキン31によつて各所の水密が可能になつ
ているのである。35はケーシング32に設けた
空気抜き用の連通口であり、自吸タンク室38に
おける呼び水時の空気残留を防止するものであ
る。また、ケーシング32の吸込口33を囲むよ
うに、タンクケース37の下面に周壁39が設け
てあり、これにより水中に含まれる砂粒等が直接
ポンプ部200へ吸込まれないようになつてい
る。
一方、タンクカバー22には、上記ポンプ取付
部24とは別に、上方への水の立上り部50が設
けてあり、これによりポンプ部200より上方に
空間すなわち再自吸タンク室51を形成してい
る。それと共に、該立上り部50の側壁49を利
用して前記吸水路52を形成している。該吸水路
52の上端には開閉弁53が設けられ、該吸水路
52は該開閉弁53の弁通路54を介して横向吸
水路59へ連通している。上記開閉弁53は操作
桿56と一体に形成されており、Oリング57に
より水封され、上端が外部に露出した前記操作桿
56により開閉操作ができるようになつている。
また、横向吸水路59の途中には通口61を介し
て該横向吸水路59と連通する呼び水口62が設
けてあり、その上端はパツキン63を介してキヤ
ツプ64により密栓してある。さらに、横向吸水
路59の突端には吸水開口60を有し、該突端部
には洗浄タンクへ3(第1図)へ連通する吸込ホ
ース65が装着してある。
73はタンク室19内の水温を検出するための
センサ部で、例えば液体膨脹式のサーモスタツト
を用いる。該センサ部73はタンクカバー22の
貫通部においてパツキン71が介してあり、かつ
フランジ70により水密に固定してある。また、
該センサ部73の信号管72はサーモスイツチ8
1(第5図)へ接続されている。これらスイツチ
等の制御部300を構成する制御関係部品は第3
図に示すように、タンクカバー22の立上り部5
0の上端に形成した平面頂部48上にそれぞれ設
置されている。すなわち、電源スイツチ83は上
記平面頂部48に形成した取付ボス75に、サー
モスイツチ81は同様の取付ボス76に、また上
記開閉弁操作桿56に設けたカム55により開閉
されるポンプ制御用マイクロスイツチ80は同様
に形成した取付リブ77にそれぞれ取付けてあ
る。なお、82はサーモスイツチ81の操作用つ
まみ、84はポンプ制御用マイクロスイツチ80
の操作用つまみである。さらに、上記平面頂部4
8には送水口66が設けられ、そこには送水ホー
ス67(第5図、第1図)が接続してある。
次に洗浄機構部すなわち洗浄ユニツト6につい
て詳細に説明する。第6図は洗浄ユニツト6の便
器本体1への取付状態を示す外観斜視図である。
この図において、170は洗浄ユニツト6の洗浄
部ベースで、該洗浄部ベース170は、図示のよ
うに洗浄用タンク3寄りの便器本体1の開口縁部
1bに、該開口縁部1bの約1/4を占めるごとく
取り付けてある。該洗浄部ベース170には洗浄
操作機構部90が設けてあり、該洗浄操作機構部
90には衛生洗浄機本体6(第1図)からの送水
ホース67が接続されている。そして、該送水ホ
ース67から送られる温水は、操作レバー104
によつて位置調整されるスイングパイプ180を
経て、洗浄ノズル部7から噴射される。
第7図は洗浄ユニツト6の要部断面図で、特に
上記洗浄操作機構部90の詳細を示している。す
なわち、送水ホース67は弁体100の流入口1
01に接続されている。弁体100は弁室102
を有し、該弁室102の開放端はパツキン126
を介して蓋127により密栓されている。112
は弁体100により形成される弁路、120は該
弁路112内を貫通する弁棒、122は該弁路1
12内に設けられた流量調節弁としての作用を行
なうD形部、123は弁体100に設けた弁で、
Oリング124によつて摺動自在な水封構成とし
てある。上記弁棒120は十分な長さを有してお
り、弁体100と一体に設けた操作レバー104
の中空部を貫通して、先端に操作ボタン125を
有している。105は操作レバー104の中空部
内のばね座、121は弁棒120に一体に形成さ
れたばね座、128はこれらのばね座105およ
び121に嵌装されたばねで、該ばね128は上
記弁棒に対して常に矢印A方向の作用力を生じさ
せて、上記弁23が常時閉鎖するようになつてい
る。
さらに、上記弁路112に直交する方向に流水
路103が設けられている。該流水路103には
スイングパイプ180の一端が挿入され、該スイ
ングパイプ180はパツキン150を介して押え
ナツト151により水封固定してある。上記流水
路103の外周側には円周リブ106および10
6′が設けられている。該円周リブ106,10
6′は、弁体ケース130と一体に設けた弁体カ
バー部31の内方に形成された軸受筒133に嵌
装されている。該軸受筒133はこれら円周リブ
106,106′との接触部で弁体100に対す
る軸承部107,108を構成し、弁体100を
弁体ケース130に対して回動自在に装着してい
る。140は弁体ケース130に対する弁体10
0の抜け止め受座で、弁体100のフランジ部1
09により固定した押え座141によつて位置決
めされ、弁体100の回動時のスラストワツシヤ
ーとしての役目を果たす。また弁体ケース130
の弁体部カバー131と軸受筒133とは、コイ
ルばね145の装着溝を有する適宜枚数のばね座
リブ132によつて連結されている。コイルばね
145は、その一端がばね座リブ132のばね貫
通座134に挿入されたばね引掛端147に引掛
けられ、その他端は弁体100の流出路103の
外周に形成された円板部110の切欠部111に
挿入されたばね引掛端146に引掛けられ、ばね
座リブ132の上記装着溝に装着されている。こ
のように構成してあるので、弁体100は該コイ
ルばね145により弁体ケース130に対して常
に一定の回転方向に付勢されている。これによ
り、操作レバー104を操作して洗浄を行なつた
あとで該操作レバー104がどの回転位置にあつ
ても、手を離せば上記ばねの力により、弁体10
0すなわち操作レバー104が元の状態に自動的
に復帰するようになつている。なお、175は操
作部カバーである。
一方、洗浄ユニツト6は洗浄部ベース170、
弁体ケース130とねじ等により固定された取付
金具160によつて便器本体1に取り付けられて
いる。すなわち、取付金具160は便器本体1の
外側に押えねじ座部161を有し、反対側の便器
本体1の内側には固定クツシヨン163を設けた
固定座部162を有している。また、上記押えね
じ座部161には固定クツシヨン164を設けた
受座166を有する固定ボルト165が設けてあ
る。そして、これらの押えねじ座161と受座1
66とによつて便器本体1を挾持し、固定ボルト
165を締めることにより洗浄ユニツト6を便器
本体1に取り付けるものである。135は弁体ケ
ース130と一体に形成された取付部カバーで、
固定ボルト165の部分を覆う外観用のカバーで
ある。上記取付金具160と一体的に結合された
洗浄部ベース170は、便器開口部1aの内方へ
向つて傾斜垂下し、かつ該便器本体1の開口縁部
のほぼ1/4の範囲を覆うスカート部171を一体
に有している。なお、該スカート部171と便器
本体1とによつて形成される空隙部173は、ス
イングパイプ180(第6図の点線で示すスイン
グパイプ180′)および洗浄ノズル部7の収納
空間となり、操作レバー104を第6図の矢印B
方向へ回動させると、これらの不使時や小便時に
は収納されるようになつている。
第8図は洗浄ノズル部7の外観斜視図、第9図
は該洗浄ノズル部7の断面図、第10図はノズル
噴出口184,186の説明をするための断面図
である。第8,9図に示すように、スイングパイ
プ180の先端にはノズル継手181が設けてあ
り、該ノズル継手181内には遊装された一つの
切替ボール185が設けられ、かつ該ノズル継手
181の両開口部にはノズル182,183が装
着してあり、これらにより洗浄ノズル部7を構成
している。また、第10図に示すように、ノズル
182には噴出口184が角度αを成す方向に
設けてあり、ノズル183には噴出口186が角
度αを成す方向に設けてある。なお、第9,1
0図に示すように、スイングパイプ180の回動
位置により切替ボール185がどちらか一方のノ
ズル182または183の噴出口184,186
を閉鎖し、他方からのみ洗浄水が噴出するように
なつている。
以下、上述のように構成された本発明の衛生洗
浄機の使用方法および作用を説明する。
まず、衛生洗浄機の設置であるが、本体5を床
に置き、洗浄ユニツト6を便器本体1に取り付け
て設置する。そして、吸込ホース65を洗浄用タ
ンク3の水中に投入する。しかるのち、キヤツプ
64を外して呼び水口62から呼び水として適当
な量注水を行なう。この呼び水の量は、自吸タン
ク室38およびケーシング32内が満たされる量
で十分である。呼び水の注水が終つたら、再びキ
ヤツプ64を取付ける。そして、電源スイツチ8
3の操作用つまみ84を操作して電源を入れる。
すると、モータ25すなわち羽根車27が回転
し、自吸タンク室38内の水は、ほぼ瞬間的に連
通路36、吐出路40を経て加温タンク室19へ
排出される。したがつて、このことにより当然の
ことながら、吸水路52,59、吸込ホース65
内が負圧になるので、自吸タンク室38から排出
された水の量に相当する分だけの水が洗浄用タン
ク3から自吸タンク室38へ流れ込む。一般に、
洗浄用タンク3は便器本体1すなわち衛生洗浄機
本体5より高い位置にあるので、上記の電源オン
後洗浄用タンク3から吸込まれた水は、サイホン
作用も加わつて自吸タンク室38へ流れ込み、や
がて加温タンク室19を満たす。さらに水は、タ
ンクカバー22の立上り部50により構成された
再自吸タンク室51を満たす。これらの水は、タ
ンク15の下面に設けたヒータ18によつて加温
される。またこの水温は、センサ部73によつて
温度検出され、あらかじめ設定されたある温度範
囲内に自動的に保持される。
次に洗浄動作についてであるが、使用者は操作
レバー104を握り第6図の矢印B方向へ回動さ
せることにより、スイングパイプ180の先端に
取付けた洗浄ノズル部7を所要の位置に位置決め
する。しかるのち、操作ボタン125を押し込む
と、弁123が開放され、衛生洗浄器本体5内で
加温された温水が流れてきて、洗浄ノズル部7の
噴出口184または186から該温水が噴出して
肛門等の洗浄を行なう。洗浄水量を増減したいと
きは、操作ボタン125を回動させることにより
弁棒120が回り、D形部122と流出路103
との相互開口面積を変化させ、ある範囲内で自由
に洗浄水量を調節できる。洗浄終了後は操作ボタ
ン125を離せば弁棒120がばね128の作用
で元の状態に戻り、弁123が閉鎖して水流を停
止させることができる。また、操作レバー104
から手を離せば、コイルばね145により弁体1
00全体が初期の位置へ戻るものである。
また、衛生洗浄機を使用しないときは、操作桿
56を操作することによりマイクロスイツチ80
を閉として、モータ25を停止させることができ
る。マイクロスイツチ80を閉とすることは、モ
ータ25を停止させると同時に、開閉弁53を閉
鎖させ、ポンプ停止時における上記サイホン作用
による水もれを防止し、水もれの安全性が高いも
のである。
なお、洗浄用タンク3内の水は、便器および衛
生洗浄機の使用後流し出されるので、その場合は
吸込ホース65が空気を吸込んでしまう。このと
き、吸込まれた空気はポンプ部200まで達する
が、自吸タンク室38に空気が入り込むと同時
に、ポンプの水に対するポンプ作用は停止する。
したがつて、この状態で洗浄ノズル部7からの水
の噴射は停止する。しかしながら、このとき当然
のことながら、加温タンク室19、再自吸タンク
室51内には水が満たされたままであり、ヒータ
18の空焚きは回避される。さらに、一旦モータ
25を停止させれば、再自吸タンク室51内に満
たされていた水は重力差により水の噴出時と逆の
流路をたどつてポンプ部200に流入する。した
がつて、該流入後にモータ25を再起動させれ
ば、初めに述べたのと同様に瞬間的に自吸作用を
行なうことができる。
〔発明の効果〕
上記のように構成してある本実施例の衛生洗浄
機は次の効果を有する。
1 衛生洗浄機本体5が床置き形であり、洗浄ユ
ニツト6は便器本体1に固定ボルト165によ
り挾持する方式であるので、便座2はそのまま
使用でき、かつ当該装置の据付工事が不要であ
る。
2 衛生洗浄機本体5内に自吸性および再自吸性
を有するポンプ部200が内蔵され、吸込ホー
ス65を洗浄用タンク3内に開口させる構成な
ので、給水が自動的に行なわれ、使用の都度給
水を行なう手間が不要である。
3 洗浄ユニツト6の弁体100が回動自在であ
り、該弁体100と一体的に操作レバー104
および水流制御用の弁123が設けてあるの
で、水噴出ノズル部7の回動と水の流れの制御
が同一の操作レバー104により片手で操作で
きるので、操作性がよい。
4 回動する弁体100に直接送水ホース67お
よびスイングパイプ180が取付けてあるの
で、水封すべき運動部が弁棒20の部分だけで
あり、水封安全性が極めて高く、かつ構造も単
純で安価に製造できる。
5 便器本体1に取付ける洗浄部ベース170が
便器開口縁部1′のほぼ1/4を占める大きな面積
を有しているので、便器に対する受面が広く、
該洗浄部ベース170の前記挾持取付けが安定
する。
6 洗浄部ベース170に便器開口部1″内方へ
向う斜垂形のスカート部171を設け、該スカ
ート部171と便器開口縁部1′との間に間隙
を設けたので、該間隙部にスイングパイプ18
0および洗浄ノズル部7を収納できる構成にな
つているので、男子小便時のスイングパイプ1
80および洗浄ノズル部7の汚れを防止でき
る。
7 弁体100と弁体ケース130間に操作レバ
ー104の自動戻り用のコイルばね145が設
けてあるので、洗浄ノズル部7の不使用時にお
いては、常に該洗浄ノズル部7とスイングパイ
プ8が洗浄部ベース170のスカート部171
と便器本体1との間の空隙部173に収納され
るようになつており、該洗浄ノズル部7および
スイングパイプ180が汚れず清潔である。
以上のように本発明の衛生洗浄機は、設置が簡
単であり、据付工事を不要とし、かつ洗浄操作性
が優れている効果があり、詳細な具体的効果は上
記1〜7の通りである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の衛生洗浄機の全体
構成を示す全体外観斜視図、第2図は本発明の衛
生洗浄機の系統を示すブロツク図、第3図は第1
図の衛生洗浄機の本体の内装部を示す外観斜視
図、第4図は第3図のA―A線に沿つた要部断面
図、第5図は第3図のB−B線に沿つた部分断面
図、第6図は洗浄ユニツトの便器への取付状態を
示す外観斜視図、第7図は洗浄ユニツトの要部断
面図、第8図は洗浄ノズル部の外観斜視図、第9
図は第8図に示した洗浄ノズル部の断面図、第1
0図はノズル噴出口の説明断面図である。 1……便器本体、1a……便器開口部、1b…
…便器開口縁部、3……洗浄用タンク、5……本
体、6……洗浄ユニツト(洗浄機構部)、7……
洗浄ノズル部、65……吸込ホース、67……送
水ホース、73……ヒータ(加温部)、100…
…弁体、104……操作レバー、120……弁
棒、130……弁体ケース、170……洗浄部ベ
ース、171……スカート部、173…空隙部、
180……スイングパイプ、200……ポンプ
部、500……水流切換部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 便器に取付け、肛門を含む局部の洗浄を行う
    衛生洗浄機において、床置き形の本体と、前記便
    器の洗浄用タンク内に開口し、上記本体内に該洗
    浄用タンク内の水を導く吸込ホースと、上記本体
    内に配置した自吸性および再自吸性を有するポン
    プ部と水を加温する加温部と、上記本体と別体で
    あり、上記便器の開口縁部の一部に固定される洗
    浄機構部と、上記本体から該洗浄機構部へ温水を
    導く送水ホースと、該洗浄機構部から接続され、
    上記便器の開口部に伸長するスイングパイプと、
    該スイングパイプの先端部に設けた水を噴出する
    洗浄ノズルと、上記洗浄機構部に設けた上記スイ
    ングパイプの回動操作部および水流切換部とを具
    備することを特徴とする衛生洗浄機。 2 上記送水ホースとスイングパイプとの間に位
    置して両者を水密に装着し、該両者の間に弁を有
    する弁体と、該弁体を回動自在に保持し、上記便
    器に直接取付けられる弁体ケースと、上記弁体と
    一体的に設けられ、上記スイングパイプおよび洗
    浄ノズル部を回動させ、上記弁体の弁を開閉する
    操作レバーと、該操作レバーに内装され、内方端
    が上記弁体の水の流出通路内に突出して水流切替
    部を構成し、外方端が該水流切替部を操作する上
    記水流切替操作部を構成する弁棒とを具備するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の衛生
    洗浄機。 3 上記洗浄機構部を取付けるための取付金具お
    よび上記便器開口縁部のほぼ1/4を占める平面部
    を有する洗浄部ベースと、該洗浄部ベースに一体
    的に設けた、上記便器開口部内方に向つて傾斜垂
    下するスカート部と、該スカート部と上記便器と
    の間に構成される上記スイングパイプおよび洗浄
    ノズル部が回転可能に収納する空隙部とを具備す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の衛生洗浄機。 4 上記弁体と上記弁体ケース間にコイルばねを
    含む上記操作レバーの自動戻り機構が設けてあ
    り、該操作レバーに自己回転力を付与し、上記ス
    イングパイプおよび洗浄ノズル部が上記スカート
    部と便器との間の上記空隙部に自動復帰するよう
    になつていることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の衛生洗浄機。
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