JPS62169726A - 5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤 - Google Patents

5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤

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Publication number
JPS62169726A
JPS62169726A JP1268986A JP1268986A JPS62169726A JP S62169726 A JPS62169726 A JP S62169726A JP 1268986 A JP1268986 A JP 1268986A JP 1268986 A JP1268986 A JP 1268986A JP S62169726 A JPS62169726 A JP S62169726A
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JP
Japan
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lipoxygenase
formula
tetramethyl
dihydro
acid
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Pending
Application number
JP1268986A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Maruyama
裕 丸山
Michio Terasawa
寺沢 道夫
Hiroshi Ochi
宏 越智
Koichi Kanehira
浩一 金平
Manzo Shiono
万蔵 塩野
Yoshiji Fujita
芳司 藤田
Takuji Nishida
西田 卓司
Joji Yamahara
條二 山原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Welfide Corp
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Welfide Corp
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Publication date
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  • Pyrane Compounds (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬として有用な5−リポキシゲナーゼ阻害剤
に関する。
〔従来の技術〕
クロマン誘導体であるビタミンEはその優れた酸化防止
作用および生体膜安定化作用に基づく生理作用が注目さ
れており、その機能を活用すべくビタミンE自身または
唯一の官能基であるフェノール性水酸基を手掛りとする
化学修飾により、医薬品、酸化防止剤、化粧品などの分
野に幅広い展開が試みられている。特に、医薬品の分野
では利胆作用、血中脂質低下作用、抗消化性潰瘍作用、
肝疾患治療作用などが見出されている。
特開昭58−201775号公報には、光学活性ビタミ
ンEの合成中間体として、たとえば2−(2−ヒドロキ
シエチル)−2,5,7,8−テトラメチル−3,4−
ジヒドロ−2H−ベンゾピラン−6−オールの製法が、
同58−219178号公報にはそのエステル体が合成
樹脂の安定剤として有用であることがそれぞれ記載され
ている。
また、特開昭59−161373号公報にはチオジ酢酸
とのビスエステルが酸化防止能を、特願昭59−229
367号明細書にはニコチン酸とのエステル化合物が血
中脂質低下作用を、特願昭60−102421号明細書
にはグアニジノカルボニル体が抗消化性潰瘍作用を有す
ることが記載されている。
ところで、最近アラキドン酸カスケードとして知られて
いるように、アラキドン酸の代謝経路およびその代謝物
の化学が顕著な進歩をみせ、5−リポキシゲナーゼの作
用により生成する過酸化不飽和脂肪酸ロイコトリエン類
が炎症およびアレルギーに重要な役割を果たしているこ
とが明らかとなってきた。
ロイコトリエン類は強い気管支収縮作用を有しており、
I型アレルギー反応を引きおこす5R3−A (slo
w reacting 5ubstance of a
naphylaxis)と同一物質であることが知られ
ている。
また、ロイコトリエン類は強い血管収縮作用を有し、血
管症ψ、虚血、高血圧なども引きおこすことが知られて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有する医
薬を開発することを目的として、これらビタミンE骨格
に着目して鋭意検討を行なった。
〔問題を解決するための手段〕
その結果、本発明者らは一般式 %式% で表わされる化合物またはその塩を有効成分とする5−
リポキシゲナーゼ阻害剤に係る本発明を完成するに至っ
た。
上記式中、各記号は次の通り定義される。
R1は水素またはニコチノイルを; R2は水酸基、ニコチノイルオキシ、グアニジノカルボ
ニルまたは式: で表わされる基;および 一5= nは1〜3の整数を示す。
一般式(1)の有効成分化合物は前記した特許出願のい
ずれかに包括されているが、好適には以下の化合物があ
げられる。
(1)  ビス(2−(6−ヒドロキシ−2,5,7゜
8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピ
ラン−2−イル)エチルコチオジアセテート (2)2−ヒドロキシメチル−2,5,7,8−テトラ
メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピラン−6−
オール (312−(2−ヒドロキシエチル)−2,5,7゜8
−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピラ
ン−6−オール T4)2−(2−ニコチノイルオキシエチル)2゜5.
7.8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベン
ゾピラン−6−イル ニコチネートT5)2−(2−ニ
コチノイルオキシエチル)−2゜5.7.8−テトラメ
チル−3,4−ジヒドロー2 H−ベンゾビラン−6−
オール (6)2−ニコチノイルオキシメチル−2,5,7゜8
−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピラ
ン−6−イル ニコチネート (712−(3−ニコチノイルオキシプロピル)−2,
5,7,8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−
ベンゾピラン−6−イル ニコチネート (8)2−ニコチノイルオキシメチル−2,5,7゜8
−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピラ
ン−6−オール (9)2−ヒドロキシメチル−2,5,7,8−テトラ
メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピラン−6−
イル ニコチネート 0011(2−ヒドロキシエチル)−2,5,7゜8−
テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピラン
−6−イル ニコチネート 0υ 2−(3−ヒドロキシプロピル)−2,5゜7.
8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピ
ラン−6−イル ニコチネートQ212−(3−ニコチ
ノイルオキシプロピル)−2,5,7,8−テトラメチ
ル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピラン−6−オー
ル α312−(3−ヒドロキシプロピル)−2,5゜7.
8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ペンゾピ
ラン−6−オール 04J2−グアニジノカルボニルメチル−2,5゜7.
8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾピ
ラン−6−オール 一般式(1)の化合物において、アミノ基を有する化合
物は所望により無機酸(塩酸、臭化水素酸、硫酸など)
または有機酸(マレイン酸、フマール酸、コハク酸、酒
石酸、メタンスルホン酸など)との酸付加塩とすること
ができる。医薬として用いる場合には、これら塩は製薬
上許容されるものでなければならないことは言うまでも
ない。
〔作用および発明の効果〕
一般式N)の化合物ばすくれた5−リポキシゲナーゼ阻
害作用を示す。このことを以下の薬理実験により具体的
に説明する。なお、用いた試験化合物は上記番号を付し
た化合物である。
薬理実験: 越智らの方法(J、 Biol、 Chem、 、第2
58巻、5754−5758ページ、1983年)に準
じて、モルモット腹腔多形核白血球105.000 X
 g上清画分を調製し、アラキドン酸からの5−ヒドロ
キシエイコサテトラエン酸(5−HBTE)産生能を測
定した。
体重約500gの雄性モルモットに1/10量(10m
l/ 100 g体重)の2%カゼイン溶液を腹腔内注
射し、16〜18時間後に開腹し、腹腔内浸出液を採取
し、次いで10mMIJン酸緩衝液(pH7,4)を含
む生理食塩水で2回腹腔内を洗浄した。得られた浸出液
と洗浄液を集め、150Xgで5分間遠心し、沈渣に0
.2%食塩水を加え低張処理をして混入した赤血球を溶
血させた。これに1.6%食塩水を加えて等張に戻して
から同様に遠心し、50 m M  Hepes緩衝液
(pH8,0)に懸濁後、超音波処理(Branson
 5oni目er、 mode1185)を行なった。
10,0OOX gで10分間遠心し、その上清をさら
に105.000X gで60分間遠心分離し、得られ
た上清を5−リポキシゲナーゼ画分とし、使用まで一7
0℃にて凍結保存した。
反応液は、50 mM Tris−塩酸緩衝液(pH7
,3)中に、5−リポキシゲナーゼ画分(0,5■蛋白
)、3.4μM(1−IC〕アラキドン酸(40nci
 +  Amersham Internationa
l ) 、1 mM塩化カルシウム、2mM  ATP
および1mMグルタチオンを含み、全量を0.2mlと
した。ジメチルスルホキシドに溶解した試験化合物と上
清両分を30℃、2分間ブレインキュベーションした後
、目C−アラキドン酸を添加し、30℃、3分間インキ
ュベーションした。0.4Mクエン酸溶液20μmを加
えて反応を停止させ、反応生成物をエチルエーテル1m
lにて抽出した後、無水硫酸ナトリウム0.5gを混和
し軽く遠心した。その」二清0.6mlを=10− 別の試験管に移し、乾固後、クロロホルム−メタノール
(2:1)50μlに溶解し、シリカゲルプレー) (
Whatman 、 1J5DF)にスポットした。プ
レートには予め標準品のアラキドン酸、プロスタグラン
ジンB2.5−および12−HETEをマーカーとして
スポットした。エチルエーテル−石油エーテル−酢酸(
85:15:0.1)の展開溶媒を用いて薄層クロマト
を行ない、リニア・アナライザー(Berthold 
、 model LB282 )により5−HETF、
生成量を求めた。
結果: 試験化合物(11〜(5)、alおよびOaの5−リポ
キシゲナーゼ阻害作用を5−HETE産生に対する50
%抑制濃度(ICs。、μM)で求め、結果を第1表に
まとめた。
一以下余白一 第   1   表 この実験結果から、一般式(1)の化合物は5−HET
E産生に対する50%抑制濃度が0.1〜5μMの範囲
にあり、すぐれた5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有す
ることが明らかとなった。
毒性実験: 試験化合物はいずれも低毒性であり、たとえば試験化合
物(2)、(3)および0口の急性毒性値は1000〜
1500■/kg(dd系雄性マウス、経口投与)であ
った。
以上、明らかにしたように、本発明の医薬は気管支喘息
、アレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎など)、免疫性
疾患(自己免疫不全症、感染症など)、炎症性疾患(関
節リウマチ、強直性をなど)、乾癲、脳血管障害、虚血
性心疾患などの各種疾患の治療薬として有用である。
本発明の医薬は、一般式(I)の化合物またはその製薬
上許容されうる塩と製薬上許容されうる適宜の担体、賦
形剤、希釈剤などの添加剤などと混合して錠剤、糖衣錠
剤、カプセル剤、散剤、注射剤、全開、点鼻剤、経皮剤
などの形態で経口的または非経口的に患者に安全に投与
することができる。また、吸入剤の形態もとりうる。
投与量は疾病、患者の重篤度、薬物に対する忍容性など
により変りうるが、通常成人1日あたり5〜2000■
、好ましくは50〜600■で、これを1回または分割
して投与することができる。
以下、本発明医薬の製剤例を示す。
製剤例1 錠剤 化合物Tl)を1部、乳I!30部、結晶セルロース4
0部およびコーンスターチ5部とをよく混和したのち、
コーンスターチ2部で製した結合剤とよく練合した。こ
の練合物を16メツシユで篩過し、オーブン中50℃で
乾燥後、24メツシユで篩過した。ここに得た練合粉体
とコーンスターチ10部、結晶セルロース13部および
タルク9部とをよく混合した後、圧搾打錠し、1錠あた
り重量110■の錠剤を得た。
製剤例21%散剤 化合物(2)を1部と乳I!90部をよく混和し、適当
量のメチルセルロースより製した結合剤とよく練合する
。これを16メツシユで篩遇し、オーブン中、50℃で
乾燥する。乾燥顆粒末を32メツユで圧篩過し、適量の
シリコンジオキシドとよく混和して、1%散剤を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物またはその塩を有効成分とする5−
    リポキシゲナーゼ阻害剤。 式中、各記号は次の通り定義される。 R^1は水素またはニコチノイルを; R^2は水酸基、ニコチノイルオキシ、グアニジノカル
    ボニルまたは式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる基を;および nは1〜3の整数を示す。
JP1268986A 1986-01-23 1986-01-23 5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤 Pending JPS62169726A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997010236A1 (en) * 1995-09-12 1997-03-20 Alcon Laboratories, Inc. Esters of non-steroidal anti-inflammatory carboxylic acids

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997010236A1 (en) * 1995-09-12 1997-03-20 Alcon Laboratories, Inc. Esters of non-steroidal anti-inflammatory carboxylic acids

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