JPS6216931A - 貨物自動車の荷役装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）　　産業上の利用分野 本発明は貨物自動車において荷物の積卸しを行う分野で
利用されるものである。

（ｂｌ　　従来の技術 従来の貨物自動車の荷役装置は、コンベア本体の一部を
なす断面箱状の支持体を前後に適宜間隔を設けて複数個
並設させるとともに無端状のチェーンにて前後に移動さ
せうるようになっている。

ところが、前記構造にあっては、支持体がアルミニウム
等の金属で形成されているため、荷物との摩擦抵抗が小
さく、荷物の大部分をコンベア本体上に載置しないと前
方への引き寄せ及び移送ができないため、荷物をコンベ
ア本体側に充分押し込まなければならず、そのため多大
な労力を必要とする欠点があった。

（Ｃ）　　発明が解決しようとする問題点本発明は前記
の如き欠点を解消するもので、支持体間に可撓性で摩擦
抵抗の大きい遮蔽部材を設け、更に遮蔽部材の円弧移動
時には遮蔽部材の一部が支持体上面より突出するように
して、当該突出部分にて荷物を前方へ引き寄せうるよう
にしたものである。

（ｄｌ　　問題点を解決するだめの手段本発明は、車体
上に無端状のコンベア本体を設け、前記コンベア本体の
後方にはコンベア本体上面と略同一若しくは幾分下方に
位置する支持台を設け、前記コンベア本体を、前後に適
宜間隔を設けて複数個並設させた荷物載置用の支持体と
、支持体間を遮蔽する薄肉の中間部と厚肉の取付部を有
する可撓性で摩擦抵抗の大きい遮蔽部材と、支持体を前
後移動させるチェーンとにて構成し、前記支持体の前後
にはそれぞれ上方を開口させた抱持部を設け、前記抱持
部には遮蔽部材の取付部を嵌着し、前記チェーンを、対
向する支持体間の上端間隔が円弧移動時に広がるように
支持体に固定し、前記遮蔽部材の円弧移動時に遮蔽部材
の取付部が支持体上面より突出するようにしたことを特
徴とする貨物自動車の荷役装置に関するものである。

（Ｑ）実施例 以下実施例を図面にて説明すると、（１）は車体（２）
上に設けられたコンベア本体で、該コンベア本体（１）
は箱型ボデー（３）で覆われている。

前記コンベア本体（１１の後方には、コンヘア本体（１
）上面より幾分下方に位置する支持台（４）が固定され
ている。

また前記支持台（４）の後方には、左右側方に立設され
た一対の固定柱（５１（５）にて支持された荷受台（６
）を昇降可能に設けてあり、前記荷受台（６）にて持ち
上げた荷物（７）をコンベア本体（１）にてボデー（３
）内に引き込むとともに前方に移動させうるようになっ
ている。

次にコンベア本体について説明すると、（８）は無端状
のチェーンで、該チェーン（８）を前後一対のスプロケ
ソｌ−（９１（９１間に掛は渡し、一方のスプロケット
（９）をモータＱＯ）にて駆動できるようになっている
。

前記チェーン（８）には荷物載置用の支持体（１１）・
・・・・・が複数個取付けてあり、特にその取付位置は
チェーン（８）のピン（１２）・・曲・が支持体（１１
）・・・・・・の上面より下方に位置するようにして、
支持体（１１）・・・・・・が円弧移動した際の対向す
る支持体（１１）・・・・・・間の上端の間隔（Ｌ）が
水平移動時の間隔（β）よりも大きくなるようになって
いる。

前記支持体（１１）・・・・・・は強度上アルミニュウ
ム等の金属にて形成され、前後に適宜間隔を設けて並設
されている。

また前記支持体（１１）・・・・・・は断面箱状で上面
（１３）・・・・・・が平坦状になっており、前後面に
は上方を開口させた抱持部（１４）・・・・・・が形成
され、前記抱持部（１４）・・・・・・には後述する遮
蔽部材（１５）・・・・・・が取付けられている。

前記遮蔽部材（１５）・・・・・・は支持体（１１）・
・・・・・間の隙間を遮蔽するもので、可撓性で摩擦抵
抗の大きい合成樹脂を材料として、薄肉の中間部（１６
）・・・・・・と中間部（１６）・・・・・・の両端に
設けた厚肉の取付部（１７）・・・・・・とにて断面口
型に形成されている。

また前記遮蔽部材（１５）・・・・・・は、両端の取付
部（１７）・・・・・・を支持体（１１）・・・・・・
の抱持部（１４）・・・・・・に嵌着させた際、中間部
（１６）・・・・・・上面が支持体上面（１３）・・・
・・・よりわずかに下方になるように設けてあり、荷物
載置時に荷物（７）に直接接しないようにして遮蔽部材
（１５）・・・・・・の摩耗損傷を少なくするようにな
っている。

更に遮蔽部材（１５）・・・・・・が円弧移動した際に
は支持体（１１）・・・・・・間の間隔が大きくなるこ
とがら遮蔽部材（１５）・・・・・・が引っ張られて第
３図の如く厚肉の取付部（１７）・・・・・・が幾分飛
び出して支持体上面（１３）・・・・・・より■］だけ
高くなり、その飛び出した遮蔽部材（１５）・・・・・
・が支持台（４）上の荷物（７）底面に当接することに
より荷物（７）を引き込むことができるようになってい
る。

（１８）は支持体（１１）を支持する受は台である。

本発明は前記の如き構成で、次に作用を説明すると、ま
ず荷物を積込む場合には、地上に卸した荷受台（６）上
に荷物（７）を載せて、荷受台（６）を支持台（４）と
同一面まで上昇させる。

荷受台（６）上の荷物（７）を支持台（４）より少し前
方まで押す。

すると、モータａωにて矢印方向に駆動されているコン
ベア本体（１）の内、円弧移動にて幾分飛び出した遮蔽
部材（１５）・・・・・・の一部が荷物（７）底面に当
接することにより荷物（７）を前方に引き込みその後は
荷物（７）を支持体（１１）・・・・・・にて支持しな
がら前方に移動させる。

荷物を卸す場合には、コンベア本体（１１を矢印と逆の
方向に移動させれば荷物を卸すことができるが、その際
遮蔽部材（１５）・・・・・・の突出部分で荷物を充分
後方に移動させることができるので卸す作業を楽に行う
ことができる。

尚、実施例では荷受台を設けた構造で説明したが、荷受
台の無い構造であっても同様の作用効果を有するもので
ある。

（ｆｌ　　発明の効果 以上の如く本発明は支持体間の隙間を遮蔽部材にて遮蔽
するとともに、支持体が円弧移動する際、支持体間の間
隔が大きくなるようにして遮蔽部材の一部が支持体上面
より飛び出すようにしたので、積載物の種類は節類に限
られず粉粒体も可能となり、また遮蔽部材にて荷物の引
き込み力が発生ずるので荷物の押し込み力はわずかです
み、従来よりわずかな労力にて作業を行うことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体図、第２図は部分拡大図、第３図は第２図
の部分拡大図である。 （１）はコンベア本体、（４）は支持台、（８）はチェ
ーン（１１）は支持体、（１４）は抱持部、（１５）は
遮蔽部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体上に無端状のコンベア本体を設け、前記コンベア本
   体の後方にはコンベア本体上面と略同一若しくは幾分下
   方に位置する支持台を設け、前記コンベア本体を、前後
   に適宜間隔を設けて複数個並設させた荷物載置用の支持
   体と、支持体間を遮蔽する薄肉の中間部と厚肉の取付部
   を有する可撓性で摩擦抵抗の大きい遮蔽部材と、支持体
   を前後移動させるチェーンとにて構成し前記支持体の前
   後にはそれぞれ上方を開口させた抱持部を設け、前記抱
   持部には遮蔽部材の取付部を嵌着し、前記チェーンを、
   対向する支持体間の上端間隔が円弧移動時に広がるよう
   に支持体に固定し、前記遮蔽部材の円弧移動時に遮蔽部
   材の取付部が支持体上面より突出するようにしたことを
   特徴とする貨物自動車の荷役装置。