JPS62167634A

JPS62167634A - 情報担体デイスク

Info

Publication number: JPS62167634A
Application number: JP61008539A
Authority: JP
Inventors: Masami Uchida; 内田　正美; Yoshihiro Minamide; 南出　整宏
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-01-18
Filing date: 1986-01-18
Publication date: 1987-07-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明；よ、円盤状基板に情報媒体層を形成し、レーザ
光（こよって情報の記録再生を行う情報担体ディスク（
以下、単にディスクと称す）に関するものである。

（従来の技術）従来より円盤状の透明基板の一方の面に未記録の記録媒
体層、あるいは予め所定の信号を記録した凹凸ビットに
反射層を形成したもの等、透明友仮に情報媒体Ｎを設け
たティスフ基板を用いて、互いのｔ＾情報媒体層対向す
るように接着剤を介して貼り合わせたディスク、あるい
は単に（呆護基板を前記情報媒体層に対向するように貼
り合わせたディスクを用いて、レーザ光によって情報の
記録再生ｒ：１１う光ディスクが実用１ヒされている。

この光ディスクは例えは磁気ディスク：こ比へて大容量
の情報の記録再生か可能であるか、更に実剛的に大容量
にするために両面より記録再生を１テう両面ディスクの
構造について近年多くの提案がなされている。例えば、
２枚の円盤状ＩＡ板のタト周と内周にスペーサを介して
貼り合わせた、いわゆるエアサンドイッチ構造の両面デ
ｒスク（例え（ｉ、特開昭５７−１２３６５３号公報、
特開昭５８−９７１４３号公１１３参照）、あるいは２
枚の円盤状基板の間の全面に接着剤を充填して貼り合わ
せたもので、接着剤として紫外線硬化性と嫌気硬化性を
兼ね備えた接着剤を使用して貼り合わせた構造の両面デ
ィスク（例えは特開昭６０−２９９５１号公報参照）、
更には中間基板を設け、その両面側より情報媒体層を有
した透明基板を貼り合わせた構造の両面ディスク（例え
は、ｌ−Ｉ　Ｓ　Ｐ；３６６５　Ｊ　８３号参叩）等の
代表的な構造がある。

これらの両面ディスクにおいては共通して大きく次の二
つの課題があった。

（１）　２枚の円盤状基板に設けたトラック溝の心合わ
せが容易ではない。ｆｆｌ＋えは、片方の基板のトラッ
ク溝を基準に貫通したセンタ穴を開けた場合、他方の基
板のセンタ穴とトラック溝の精度が悪くなるため片面ず
つ位置合わせを１〒う等の工夫が必要である。

（２）　接着剤の選択範囲が狭い。例えば、情報媒体層
を有した２枚の円盤状基板の間の全面に接着剤を充填し
て貼り合わせる場合、情報媒体層は一般的に紫外線を透
過しないため硬化速度が速く作業性のよい紫外線硬化型
接着剤を使用できず、嫌気硬化性、熱硬化性、２潰硬１
ヒ性等の接着剤を吹出する必要があった。このため接着
力が弱い、硬化時にひずみが発生する、接着剤の硬化時
に情報媒体層に悪影響を与えろ等の課題があった。

以上の課題に対して例えは中間基板を設けた構造の両面
ディスクは第３図のような構造になっていた。第３図に
おいてｌは透明基板てあり、その一方の面に情報媒体層
２を形成している。３は中間基板であり、その両側より
透明基板１に形成し・た情報媒体層２を内側にし・てエ
ポキシ系の接着剤４を介して貼り合わせている。このよ
うな中間基板３を設けた構造のものは単に２枚の基板を
貼り合わせた構造に比較し・て機械的強度が強くソリが
発生し難い効果かある。また中間基板３があることによ
って例えば一方の情報媒体層２に記録を１テった場合、
他方の情報媒体層には同等影響を受けないという効果が
ある。

（発明か解決しようとする問題点）しかし、従来の構造の場合、透明基板側に情報媒体層を
形成し・でいるために接着剤の選択範囲が限られる問題
があった。

また、第３図の構成において：よレーザ光案内用のトラ
ック／１４は形成されていないが、トラック底を形成し
たものであれは両側のトラック溝の位置合わせの問題も
発生し・で来るものである。

このように前述した両面ディスクの課題を必ずしも解決
したものではなかった。

本発明は２枚の基板のトラック溝の位置あゎせを不要に
し・、センタ穴との同心精度を容易に確深すると同時に
、を妾着剤の選択範囲を広くした両面ディスクを冴よう
とするものである。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決するため、本発明は両面に互いの位＠
精度を合わせた状態で一体的にトラック溝を形成した中
間基板を設け、それぞれのトラック溝の面に情報媒体層
を形成した後、両面の側より透明基板をそれぞれ接着剤
を全面に充填して貼り合わせた構造にするものである。

（作用）本発明は、中間基板の両側のトラック溝の位置を合わせ
ることによって、片面ずつセンタ穴との同心精度を合わ
せる必要はなく、例えは一方の面のトラック溝を基準に
センタ穴の仕上げ加工を行った場合、他方のトラック溝
と前記センタ穴は精度よく形成されていることになるた
め、片面ディスクの場合と同様の加工で両面ディスクの
心合せが可能になるものである。

また、両面に情報媒体層を形成した中間基板の両側より
透明基板を貼り合わせるものであるため硬化速度が速く
、作業性のよい紫外線硬化型の接着剤を使用できるとい
った実用的な両面ディスクを得られるものである。

（実施例）以下、本発明の−実らｔ例を図面にもとづいて説明する
。

第１図において、５は中間基板であり、その両面にそれ
ぞれレーザ光案内用のトラック溝６を設けており、それ
ぞれのトラック溝６の互いの位置は同心精度よく一体的
に形成されている。７は中間基板の中央部に設けたセン
タ穴である。８はそれぞれのトラック溝６の面に形成さ
れた記録媒体層であり、レーザ光の熱によって光学的濃
度を変化させて記録再生を行う、いわゆる相変化型の薄
膜である。９は透明基板であり、紫外線硬化型の接着剤
ｌＯを全面に充填してそれぞれ貼り合わせており、この
透明基板９によって記録媒体Ｎ８を１采謹する構成にな
っている。、１１は透明基板９の中央部に設けたセンタ
穴であり、中間基板５のセンタ穴７と略同−の径になっ
ている。

第１図の構成において、記録再生は、レンズ１２によっ
てレーザ光１３を絞り、トラック溝６の面に焦点を合わ
せて１テっでいる。この時、透明基板９と接着剤１０の
合計した厚さは一般的に使用されているレンズに合わせ
て１．２ｍｍになるように設定しており、具体的には接
着剤１０の厚さを０．１ｍｍ程度にしている。また透明
基板９とし・ではアクリル、ポリカーボネーイト等を１
史用できろものである。中間基板５は透明な樹脂材料で
構成しているが、この厚さは記録再生時の相互の記録媒
体層８の干渉を防止するためにある程度以上の厚さが必
要である。レーザ光の波長の１５倍以上の厚さがあれば
相互干渉は発生しないものであるが、中間基板の厚さは
実用上０．１〜ｌ　ｍｍ程度が適当てあった。この中間
基板５は透明にする必然性はなく不透明なものでも使用
できるものである。

また、中間基板５は複屈折があっても記録再生特性には
影響はないため、通常複屈折が大きくて通常はトラック
溝付のディスク基板としては使用できないような材質、
例えはエポキシ系のｔ才科であってもトラック溝の転写
が忠実であれは使用できろものである。このレーザ光１
３による記録再生においてエラーの発生する要因とし・
てトラック底面の倶、汚れあるいは記録媒体層８のピン
ホール、異物等が挙げられるが、レーザ光１３が通過す
るディスク基板内にある異物も大きな要因の−っである
。特に記録媒体層８に近いところ、すなわちレーザ光が
紋られる程その影響か大ぎくなるものであるが、第１図
の構成では記録媒体層８に近いところは接着剤ＩＯがあ
るため、フィルタろ過した接着剤、例えば０．２μｍ〜
１μｍ程度のフィルタでろ過した接着剤を使用すること
によって、レーザ光の通過するディスク基板内の異物に
よるエラーを大幅にすくなくすることができるものであ
る。また接行剤１０として熱硬化型のｔオを斗を使用す
ることによってレーザ光の熱による松脂裁板の変形を防
＋ｈすることも可能になるものである。

第１図のように構成した両面ディスクにおいて、トラッ
ク溝６を基準にし・たセンタ穴の加工方法を説明する。

２枚の透明基４５．９を貼り合わせる場合、中間基Ｆｊ
、５のセンタ穴７と透明基板９のセンタ穴１■によって
、それぞれの位置合せを１テうものであるか、例えは中
間基板５のセンタ穴７とトラック溝６は一体成形すると
きに精度よく形成することも可能であるが、透明基板９
のセンタ穴１１とトラック溝６の精度は貼り合わせ時の
位置合せて決まるものであり、必ずしもよいものではな
い。

このためトラック溝６を基準にセンタ穴の仕上げ加工を
行うものであるか、いずれか一方のトラック（１４６を
基ｌ（（に二点鎖線１４のようにセンタ穴をオーバホー
ルすることによって両（ｉｌｌのトラック溝６に対して
精度のよいセンタ穴を容易に得られろものである。

第２図は本発明の池の実施例を示すものであり、基本的
な構成は第１図の実施例と同一であるが、透明基板９゛
のセンタ穴１１′を中間基板５のセンタ穴７より大きく
することによって、透明基板９゛を貼り合わせる時に接
着剤ｌＯがはみ出すことかあっても問題なく、中間基板
δのセンタ穴７とトラック溝６の同心精度を一体成形時
に精度よく形成しておけは、センタ穴の仕上げ加工を必
要とせずに両側のトラック溝に対して精度のよいセンタ
穴を得られろものである。

なお、以上の実施例では相変化型の光ディスクの例で述
べたが、レーザ光の熱と磁界によって記録、再生および
消去を行う光磁電ディスクにも応用できるものである。

（発明の効果）本発明は中間基板の両面に互いの位置精度を合わせた状
態でトラック溝を形成することによって、片面ずつセン
タ穴との同心精度を合わせる必要がないものである。

また、両面に記録媒体層を形成した中間基板の両側より
透明基板を貼り合わせる構成であるため、硬化速度が速
く、作業性のよい紫外線硬化型の接着剤を使用できる等
、接着剤の選択範囲が広がるといった効果がある。

また、記録媒体層のレーザ側に異物の非常に少ないフィ
ルタろ過した接着剤が接触することになるため、レーザ
光が通過する店材内の異物によるエラーを大幅に少なく
することができるという効果があるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における情報担体ディスクの
断面図、第２図は本発明の他の実施例におけろ同断面図
、第３図は１足来の情報担体ディスクの断面図である。５・・・中間基板、６・・・トラック溝、８・・・記録
媒体層、９，９゛・・・透明基板、ｌＯ・・・接着剤。ゝ１）５１−”

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円盤状基板の両面に、トラック溝と中央部にセン
タ穴を有し、それぞれのトラック溝の面に情報媒体層を
形成した中間基板のそれぞれ両面側より接着剤を全面に
充填して透明基板を貼り合わせたことを特徴とする情報
担体ディスク。
（２）前記中間基板の両面に形成したトラック溝を、互
いの位置を同心精度よく形成したことを特徴とする特許
請求の範囲第（１）項記載の情報担体ディスク。
（３）前記透明基板を貼り合わせる接着剤に、紫外線硬
化型であって熱硬化性樹脂からなる接着剤を使用したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項または第（２
）記載の情報担体ディスク。
（４）前記透明基板のセンタ穴の径を中間基板のセンタ
穴より大きくして貼り合わせたことを特徴とする特許請
求の範囲第（１）項、第（２）項または第（３）項のい
ずれか１項記載の情報担体ディスク。