JPS62166840A - 獣乳の固形成分を分離する方法 - Google Patents
獣乳の固形成分を分離する方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は獣乳、特に牛乳中の固形成分を分離する方法に
関するもので、主として洗礼の処理を目的としたもので
ある。
関するもので、主として洗礼の処理を目的としたもので
ある。
〈従来の技術〉
周知される様に、大規模販売店等の大量販売店から返品
される牛乳は中規模の製造工場で毎日ｌＯトンあると云
はれており、全国的に算出すると莫大な量になる。
される牛乳は中規模の製造工場で毎日ｌＯトンあると云
はれており、全国的に算出すると莫大な量になる。
この様な洗礼は、公害規制の点から排水処理をする必要
があり、この処理には一般に活性汚泥法や曝気処理法等
の手段が採用されている。
があり、この処理には一般に活性汚泥法や曝気処理法等
の手段が採用されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
この様な手段による産乳処理は、エネルギーコストが大
きいばかりでなく、処理時間も長いので牛乳製造業者に
とっての負担が大である他、栄養分の多い牛乳を廃棄し
てしまうため、資源活用の点からも損失が大きいと云う
問題がある。
きいばかりでなく、処理時間も長いので牛乳製造業者に
とっての負担が大である他、栄養分の多い牛乳を廃棄し
てしまうため、資源活用の点からも損失が大きいと云う
問題がある。
く問題点を解決するための手段〉
本発明方法によれば、牛乳は、アルギン酸ソーダを添付
されて１次疑集せしめられると共に２次的に乳酸又はポ
リ塩化アルミニウムを添加されて２次疑固せしめられて
凝集分離され、次いで脱水処理されて固形成分を回収さ
れる。
されて１次疑集せしめられると共に２次的に乳酸又はポ
リ塩化アルミニウムを添加されて２次疑固せしめられて
凝集分離され、次いで脱水処理されて固形成分を回収さ
れる。
く実 施 例〉
実 験 例 １
商品名明治牛乳（明治牛乳株式会社製造）を各１００ｃ
ｃ２組用意し、これに濃度２ｇ／１００ｃｃのアルギン
酸ソーダ溶液を夫々２滴添加すると共に、このアルギン
酸ソーダ溶液の添加直後に、濃度５ ｃｃ／ １００ｃ
ｃの乳酸溶液を５〜８．５ ｃｃ各別に添加し、次いで
この様にした牛乳を組別に良く撹拌してから高さ１６０
ａｍのメスシリンダーに各別に注入して夫々の沈澱速度
を測定すると共に、この沈澱速度を明治牛乳１００ｃｃ
に上記乳酸溶液のみＥｌ、５ ｃｃ添加した試料の沈澱
速度と比較した。
ｃ２組用意し、これに濃度２ｇ／１００ｃｃのアルギン
酸ソーダ溶液を夫々２滴添加すると共に、このアルギン
酸ソーダ溶液の添加直後に、濃度５ ｃｃ／ １００ｃ
ｃの乳酸溶液を５〜８．５ ｃｃ各別に添加し、次いで
この様にした牛乳を組別に良く撹拌してから高さ１６０
ａｍのメスシリンダーに各別に注入して夫々の沈澱速度
を測定すると共に、この沈澱速度を明治牛乳１００ｃｃ
に上記乳酸溶液のみＥｌ、５ ｃｃ添加した試料の沈澱
速度と比較した。
この実験結果は下記表１の通りであった。
表 １
組番号 添加剤 ＰＨ沈澱速度ｍ ／ ｍアルギ
ン 乳酸 ５分 １０分 ３０分醜ソーダ １２滴 ５ｃｃ ４．９３ ３ ５ ２５２２滴８．
５ｃｃ ４．５７ ７ １０ ４０３ ０ ８．
５ｃｃ４．５９ ３ ５ １８以上の処から、ア
ルギン酸ソーダによる凝集効果が良好である事が判明し
た。
ン 乳酸 ５分 １０分 ３０分醜ソーダ １２滴 ５ｃｃ ４．９３ ３ ５ ２５２２滴８．
５ｃｃ ４．５７ ７ １０ ４０３ ０ ８．
５ｃｃ４．５９ ３ ５ １８以上の処から、ア
ルギン酸ソーダによる凝集効果が良好である事が判明し
た。
尚上記実験において、アルギン酸ソーダと乳酸との添加
順序を反対にした処、アルギン酸ソーダが凝固して牛乳
の固形成分を凝集する効果が失はれる事が判明した。
順序を反対にした処、アルギン酸ソーダが凝固して牛乳
の固形成分を凝集する効果が失はれる事が判明した。
実験例２
１、試 料：商品名明治牛乳１０００ｃｃ宛注入した容
器７箇を使用 ２、添加剤 １次凝集剤としてアルギン酸ソーダ（Ａｓ
）をＩｇｌＯＯ／ｃｃ濃度′に調整したアルギン酸ソー
ダ溶液を使用 ２次凝固剤として酸化アルミニウム 含有量が１０重量％のポリ塩化アル ミニウム（ＰＡＣ）原液を使用 ３、実験方法 まず各溶液に所定量のアルギン酸ソー
ダ溶液を添加し、次いでこれにポリ塩化アルミニウムを
添加した後凝集分離せしめ、最後に脱水、乾燥処理によ
り凝固した固形成分を回収して、その結果をＰＡＣのみ
を添加した試料と比較した。
器７箇を使用 ２、添加剤 １次凝集剤としてアルギン酸ソーダ（Ａｓ
）をＩｇｌＯＯ／ｃｃ濃度′に調整したアルギン酸ソー
ダ溶液を使用 ２次凝固剤として酸化アルミニウム 含有量が１０重量％のポリ塩化アル ミニウム（ＰＡＣ）原液を使用 ３、実験方法 まず各溶液に所定量のアルギン酸ソー
ダ溶液を添加し、次いでこれにポリ塩化アルミニウムを
添加した後凝集分離せしめ、最後に脱水、乾燥処理によ
り凝固した固形成分を回収して、その結果をＰＡＣのみ
を添加した試料と比較した。
実験結果は下記表２の通りであった。
尚表中Ｘは不良、Δはやや良、０は良、■は優良を示す
。
。
表 ２
試料 添加剤（ｃｃ） 凝集 沈降 脱水性 評価Ａ
Ｓ ＰＡＣ分離 速度 １ ０．１２．ＯＯＯＯ＠ ２ ０．３２．ＯＯＯＯ＠ ３ ０．５ ２．０ Δ ＯΔ ０４川２．
５００ ０■ ５ ０．３２．５ ０ ０ ０ ■６
０．５２．５ ０ ０ Δ
０７ ０ ２．５ Δ
Δ × ６以上の実験により、アル
ギン酸ソーダが牛乳の固形成分を凝集分離させるについ
て有効である事が判明した。
Ｓ ＰＡＣ分離 速度 １ ０．１２．ＯＯＯＯ＠ ２ ０．３２．ＯＯＯＯ＠ ３ ０．５ ２．０ Δ ＯΔ ０４川２．
５００ ０■ ５ ０．３２．５ ０ ０ ０ ■６
０．５２．５ ０ ０ Δ
０７ ０ ２．５ Δ
Δ × ６以上の実験により、アル
ギン酸ソーダが牛乳の固形成分を凝集分離させるについ
て有効である事が判明した。
この実験において最終的に得られた乾燥した状態の固形
成分は牛乳Ｌｏｏｍ立につき１２．１ｇであった。
成分は牛乳Ｌｏｏｍ立につき１２．１ｇであった。
尚上記実験において、ＰＡＣの量がＬｃｃ程度であると
、全体的に固形成分の凝集効果が劣下する事が判明した
ので、実際上からすれば、ＰＡＣの量を２〜２．５ ｃ
ｃ程度にする事が望ましい。
、全体的に固形成分の凝集効果が劣下する事が判明した
ので、実際上からすれば、ＰＡＣの量を２〜２．５ ｃ
ｃ程度にする事が望ましい。
上記実験例１と実験例２とを比較すると、フロック状態
と沈降速度とにおいて実験例２が優れており、全体的評
価において実験例２が良好である。
と沈降速度とにおいて実験例２が優れており、全体的評
価において実験例２が良好である。
〈発明の効果〉
本発明方法においては、アルギン酸が獣乳中のカルシウ
ムと反応してアルギン酸カルシウムとなり、このアルギ
ン酸カルシウムが凝固状になって沈降分離すると共に、
沈鍛１寺において、固形成分の微粒子、例えば油脂成分
の粒子を吸着すると云う性状を利用したものであるから
、獣乳中の固形成分を容易且つ迅速に分離出来る効果が
ある他、アルギン酸は生体に対し全く無害であるから２
次公害を発生する虞れもないと云う効果もあり、且つ又
２次凝固剤として乳醜やポリ塩化アルミニウムを加えて
フロックを強固ならしめたから、脱水が容易になると云
う効果がある。
ムと反応してアルギン酸カルシウムとなり、このアルギ
ン酸カルシウムが凝固状になって沈降分離すると共に、
沈鍛１寺において、固形成分の微粒子、例えば油脂成分
の粒子を吸着すると云う性状を利用したものであるから
、獣乳中の固形成分を容易且つ迅速に分離出来る効果が
ある他、アルギン酸は生体に対し全く無害であるから２
次公害を発生する虞れもないと云う効果もあり、且つ又
２次凝固剤として乳醜やポリ塩化アルミニウムを加えて
フロックを強固ならしめたから、脱水が容易になると云
う効果がある。
Claims (2)
- （１）獣乳中に１次凝集剤としてアルギン酸ソーダを添
加すると共にこの添加後に２次凝固剤として乳酸又はポ
リ塩化アルミニウムを添加し、以って獣乳中の固形成分
を凝集沈降せしめると共に、この凝集した固形成分を脱
水処理手段によって分離する様にした事を特徴とする獣
乳の固形成分を分離する方法。 - （２）上記獣乳が牛乳であり、上記１次凝集剤がアルギ
ン酸ソーダ１ｇ／１００ｃｃの溶液であり、上記２次凝
固剤が酸化アルミニウムを１０〜１１重量％含有する溶
液であって、上記牛乳１０００ｃｃ当り上記１次凝集剤
を０．１〜０．５ｃｃ、又上記２次凝固剤を２〜２．５
ｃｃ添加する事を特徴とした特許請求の範囲第１項記載
の獣乳の固形成分を分離する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP682086A JPS62166840A (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 獣乳の固形成分を分離する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP682086A JPS62166840A (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 獣乳の固形成分を分離する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62166840A true JPS62166840A (ja) | 1987-07-23 |
Family
ID=11648847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP682086A Pending JPS62166840A (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 獣乳の固形成分を分離する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62166840A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02174654A (ja) * | 1988-12-26 | 1990-07-06 | Nakano Vinegar Co Ltd | 液状食品の脱色方法 |
| JPH07299470A (ja) * | 1994-05-09 | 1995-11-14 | Suzuki Sogyo Co Ltd | 牛乳等廃液の脱水方法 |
| JP2002143862A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Kurita Water Ind Ltd | タンパク質含有廃水の処理方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5290660A (en) * | 1976-01-21 | 1977-07-30 | Fusayo Kiuchi | Method of coagulating aqueous sodium alginate and coagulation of aqueous sodium alginate and cheese |
| JPS5794387A (en) * | 1980-12-03 | 1982-06-11 | Kankyo Eng Kk | Treatment of waste water |
-
1986
- 1986-01-16 JP JP682086A patent/JPS62166840A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5290660A (en) * | 1976-01-21 | 1977-07-30 | Fusayo Kiuchi | Method of coagulating aqueous sodium alginate and coagulation of aqueous sodium alginate and cheese |
| JPS5794387A (en) * | 1980-12-03 | 1982-06-11 | Kankyo Eng Kk | Treatment of waste water |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2762087B2 (ja) * | 1988-12-26 | 1998-06-04 | 株式会社中埜酢店 | 液状食品の脱色方法 |
| JPH07299470A (ja) * | 1994-05-09 | 1995-11-14 | Suzuki Sogyo Co Ltd | 牛乳等廃液の脱水方法 |
| JP2002143862A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Kurita Water Ind Ltd | タンパク質含有廃水の処理方法 |
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