JPS62165821A - 物体検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の分野 この５発明は、例えば、波長が数層から数百ｍμまでの
赤外線いわゆる熱線を用いて検知面上の通過物体を検出
するような物体検出装置に関する。

（ロ）発明の背景 従来、上述例の物体検出装置としては、例えば、第３図
に示す如き構造の装置がある。

すなわら、検知面３１いわゆる背面上の通過物体３２を
検出するため、内部に赤外源および焦電素子を収納した
検出器３３を設け、この検出器３３を上述の検知面３１
に対して垂直に配設した装置である。

そして、この従来装置では、検出器３３の投光部から照
射した赤外線ａを検知面３１で反射させ、この直接反射
光すを上述の検出器３３の受光部で受け、通過物体３２
により、上述の直接反射光すが遮光されることで、物体
３２を検出する。

しかし、上述の従来装置においては次のような問題点が
あった。

つまり、通過物体３２の厚みｔが極めて薄い場合、通過
物体３２の表面反射率や色が検知面３１の表面反（ト）
率や色と同等もしくは近似する場合においては、Ｓ／Ｎ
比（信＠ｍａ比のこと）の関係上、上述の通過物体３２
を良好に検出することができない問題点を有していた。

このことは、上述の一体形の物体検出装置に限らず、第
４図に示ザような投光器３４と受光器３５とを備えた角
度反射形の物体検出装置についても同様である。

（ハ）発明の目的 この発明は、通過物体の厚み、表面反射率や色その他の
表面状態に関係なく、この通過物体を良好に検出するこ
とができる物体検出装置の提供を目的とする。

（ニ）発明の要約 この発明は、光学系および焦電素子を有する監視部と、
光学系および赤外源を有する照射部とを備え、上記監視
部を、照射部からの直接反射光を受光不可で、検知面か
らの放射熱を受熱可能な角度に配設した物体検出装置で
あることを特徴とする。（ホ）発明の効果 この発明によれば、赤外源からの赤外線を検知面に照射
することで、この検知面が加熱されて生ずると−１〜ス
ポット部からの放射熱のみを上述の監視部で受熱するの
で、通過物体の検出は上述の放射熱放出量の差により検
出することができる。

この結果、通過物体の厚み、表面状態としての表面反射
率や色などに関係なく１．上述の通過物体を良好に検出
することができる効果がある。

（へ）発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は物体検出装置を示し、第１図において、この物体
検出装置は、監視部１と照射部２とを一体的にユニット
化しｌＣセンサ３を検知面４に対して後述する所定の角
度に配設し、上述の検知面４上の通過物体５を検出する
ように構成している。

上述の監視部１はその内部に焦電索子としての赤外線検
知素子たとえばサーモバイル（ｔｈｅｒｍＯ−ｐｉｌｅ
）　５を内蔵すると共に、上）ホの検知面４と対向する
下端部に光学系としての凸レンズ７を配設している。

ここで、上ｊホのサーモバイル６は、熱雷対の一方の接
点で放射を受け、接点部の温度上界で生ずる熱起電力を
もって放射を検出、測定する素子である。

また、前述の照射部２はその内部に赤外源としてのヒー
タ８を内蔵づると共に、前述の検知面４と対向する下端
部に光学系としての凸レンズ９を配設している。

さらに、上述の検知面４における赤外ＩＩＡａの照射ポ
イント周囲には熱線の吸収放射を保持する保温材１０を
埋設している。

しかも、前述の監視部１を、照射部２からの直接反射光
すを受光不可で、検知面４くわしくは保温材１０からの
放射熱Ｃを受熱可能な角度に配設している。

図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。

照射部２のヒータ８から凸レンズ９を介して赤外線ａを
検知面４に照射すると、この赤外線ａは保温材１０で反
射し、直接反射光すとなるが、この直接反射光すは監視
部１に受光されることはない。

また、上述の赤外線ａの照射により照射ポイント周辺に
はヒートスポット部が生じ、このと−トスポット部から
放射される放射熱Ｃが監視部１の凸レンズ７を介してサ
ーモバイル６に受熱される。

そこで、上述の検知面４上を通過物体５が通過すること
で、上述の放射熱Ｃを遮熱すると、この遮熱によりサー
モバイル６に対する放射熱Ｃの受熱量が低減する。

この結果、物体５が通過しない時の放射熱Ｃの受熱量と
、物体５通過時の放射熱Ｃの受熱量との差つまりサーモ
バイル６の熱起電力の差により通過物体５を検出するこ
とができる。

以上型するに、ヒータ８からの赤外線ａを検知面４に照
射することで、この検知面４が加熱されて生ずるヒート
スポット部からの放射熱Ｃのみを上述の監視部１で受熱
するので、通過物体５の検出は上述の放射熱放出量の差
にＩＪづいて検出することができる。

このため、通過物体５の厚み、表面状態としての表面反
射率や色その他に関係なく、上述の通過物体５を良好に
検出することができる効果がある。

加えて、センサ３の配設角度を比較的任意に設定するこ
とができると共に、Ｓ／Ｎ比を大きくとることができる
効果があり、特に表面反射率その他が諸種具なる物体５
．５・・・の通過を検出する際に有効である。

上述の第１図の実施例においては、監視部１を検知面４
に対して垂直に、また照射部２を検知面４に対して約６
０度の角度にそれぞれ設定したが、第２図に示す如く照
射部２を検知面４に対して約８０度に、また監視部１を
検知面４に対して約７５度にそれぞれ設定することで、
監視部１に放射熱Ｃのみを受熱可能に配設しても上述と
同様の作用・効果を奏するので、第２図において第１図
と同一の部分には同一番号および同一符号を付してその
詳しい説明を省略する。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明の光学系は、実施例の凸レンズ７．９に対応し
、 以下同様に、 焦電索子はサーモバイル６に対応し、 赤外源はヒータ８に対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は物体検出装置の説明図、 第２図は物体検出装置の他の実施例を示す説明図、第３
図は従来の一体形物体検出装置の説明図、第４図は従来
の角度反射形物体検出装置の説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、検知面上の通過物体を検出する物体検出装置であっ
   て、 光学系および焦電素子を有する監視部と、 光学系および赤外源を有する照射部とを備 え、 上記監視部を、照射部からの直接反射光を 受光不可で、検知面からの放射熱を受熱可 能な角度に配設した 物体検出装置。