JPH02200863A - 布帛継目の検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定長さに編成又は織成されている原反を長
尺に連続させかつ移送する各反物の継目を自動的かつ確
実に検知することができる布帛継目の検知装置に関する
ものである。

（従来の技術） 工業的に生産すｔ長尺布帛を連続的に例えば染色加工す
る場合においては、その長尺布帛の一定長さ毎に色替を
行なうこと、あるいは所定長さの布帛（原反）への染色
加工終了後その加工に連続して例えば樹脂加工等の異質
の処理加工を連続して行なうこと等が要求される場合が
多い。このように長尺化されて連続移送される布帛の原
反毎に、処理を変える場合には、所定の原反が移送通過
されたことを検知する処理布帛の長さ検知装置即ち、布
帛継目の検知装置が必要となっている。そこでかかる従
来の継目検知装置として、布帛継目を機械的接触手段（
メカニカル）による検出する装置が提案されている。

（発明が解決しようとする課題） ところが、−船釣な織物又は編物等の布帛にあっては、
その加工工場における継目部分の乾燥むら、あるいはそ
の他の処理むらをなくすため、あるいは継目部分の厚み
を少なくするために、継目の縫合には、オーバーロック
ミシンが用いられているが、このミシンによる継目構造
は凹凸差が小さいために、上記の機械的接触手段による
継目検出では検出エラーが生じるといった問題点があっ
た。また先行技術である継目検知手段として、反物の継
目にアルミ箔等のマーカーを取付け、このマーカーの反
射光を検知して継目検知するものも公知であるが、この
場合は、布帛の液処理等によりそのマーカーの輝度が低
下し所望の反射光が得られないと、誤検知となって、継
目検知の信頼性が低いという問題点もあった。

（課題を解決するための手段） 本発明は、かかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、多数の原反を連続して接続して長尺の布帛となした
布帛の継目に、遠赤外線を放出することができるマーカ
ーを施し、このマーカーから放出される遠赤外線をセン
サーにより検出してマーカーの通過すなわち布帛継目が
通過したことを確実に検知することができる布帛継目の
検知装置を提供することにある。

（実　施　例） 以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳細に説明す
る。

１は所定の長さの原反１ａ、ｌａ・・・を継いでなる長
尺の被処理布帛であって、２はその原反１ａとｌａとの
端縁を互に縫着してなる継目を示す、かかる長尺布帛１
は台車３により搬送され所望の処理加工のため所定の位
置に止どめられる。なお前記継目２位置又はその近傍に
おいてマーカー４を施すが、このマーカー４は布帛１の
熱線よりも異る熱線を放出させることができる材料であ
って、しかも布帛の処理加工に使用される処理液により
変質することがない材料である例えばセラミック、アル
ミニウムその他の金属等を含む塗料等を、適宜の塗付手
段により施したものである。このマーキング時期は、長
尺布帛１を台車３に積み込む前、あるいはその台車３よ
り引き出した直後であってもよい、５は、台車３より引
き出された布帛１に接触されて、該布帛を加熱するため
の加熱ロールであって、この加熱ロール５により接触加
熱されたマーカー４は、布帛１の熱線とは異る熱線が放
出される。６はその加熱ロール５に次いで配置されてい
る赤外線センサーであって、この赤外線センサー６は、
例えば共立電子−の商品である（ＩＲＡ−Ｆｏｏｌ）等
を使用することができる。

次にその作用について述べると上記マーカー４を施した
布帛１を、所定の処理加工を施すため、台車３より引き
出し、不図示の処理装置へと導くが、この台車３より引
き出される布帛反の数又は布帛長を検知するため、台車
３より引き出されたー布帛１を加熱ロール５にガイド接
触させて、上記マーカー４を加熱する。このマーカー４
が例えば５０〜８０℃に加熱されることにより、加熱布
帛ｌから発する熱線と異る熱線がマーカー４から放出さ
れる。従って加熱されているマーカー４を、赤外線セン
サー６を通過させることにより、そのマーカー４から放
出されている赤外線エネルギーが赤外線センサー６に作
用されることで、その赤外線センサー６では温度変化に
よる電荷を発生し、出力信号を得ることができる。この
出力信号をマーカー４の通過信号として処理すれば、布
帛の継目が通過されたことを正確に検出することができ
るものである。

なお上記の実施例では、赤外線センサー６を加熱ロール
５より離れた個所に配置したが、この加Ｍロール５で加
熱されたマーカー４が加熱ロール５より離れることで冷
えてしまって熱線の放出が弱められてしまう場合は、加
熱ロール５の局面に近接するように赤外線センサーを配
置してもよいが、この場合は、加熱ロール５から放出さ
れる赤外線も検知されて、マーカー４による赤外線の区
別が明らかでなくなる可能性が生じるので、この点を考
慮して加熱ロールの材質あるいは赤外線センサーの位置
を設定しなければならない。

〔発、明の効果〕 以上のように本発明は、多数反の布帛端を継いで長尺布
帛となした被処理布帛の継目に、布帛の熱線とは異る熱
線を放つことができる材料によるマークを施し、またこ
の被処理布帛を移送する穆送路に、前記マークを加熱せ
しめるための加熱手段と、該加熱手段に次いで配置され
、加熱されたマークから放出される赤外線エネルギーを
検知して布帛継目の通過信号を出力する赤外線センサー
を有する布帛継目の検知装置であるから、この装置によ
れば、長尺布帛の継目に施したマークから放出される赤
外線を、赤外線センサーにより検知して布帛の継目検知
を行なうことができ、従って検出精度の高い継目検知が
達成できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はマーキングした布帛の説明図、第２図は継目検
知装置の実施例を示した説明図である。 １・・・長尺布帛　　　　２・・・継目３・・・台車 ５・・・加熱ロール ４・・・マーク ６・・・赤外線センサー 他４名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　多数反の布帛端を継いで長尺布帛となした被処理布
   帛の継目に、布帛の熱線とは異る熱線を放つことができ
   る材料によるマークを施し、またこの被処理布帛を移送
   する移送路 に、前記マークを加熱せしめるための加熱手段と、該加
   熱手段に次いで配置され、加熱されたマークから放出さ
   れる赤外線エネルギーを検知して布帛継目の通過信号を
   出力する赤外線センサーを有することを特徴とする布帛
   継目の検知装置。