JPS62165555A - 内燃機関の空燃比制御方法 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御方法

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JPS62165555A
JPS62165555A JP595586A JP595586A JPS62165555A JP S62165555 A JPS62165555 A JP S62165555A JP 595586 A JP595586 A JP 595586A JP 595586 A JP595586 A JP 595586A JP S62165555 A JPS62165555 A JP S62165555A
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JP
Japan
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fuel ratio
air
control
lean
internal combustion
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JP595586A
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English (en)
Inventor
Koji Hattori
服部 好志
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、排気中の残留酸素濃度を検出する空燃比セン
サを用いて内燃機関の空燃比を理論空燃比に制御する空
燃比のフィードバック制御、及び空燃比センサを用いず
内燃機関の空燃比を理論空燃比以上の稀薄側に制御する
リーン制御を行なう、内燃機関の空燃比制御方法に関す
るものである。
[従来の技術] 従来より内燃機関の空燃比制御方法の一つとして、例え
ば特開昭60−73021@公報に2戎の如く、 内燃機関が定常運転状態で燃料の増量補正を行なう必要
のない空燃比のフィードバック制御条件が成立している
ときには、内燃機関の暖機後所定時間経過するまでの間
、排気中の残留酸素濃度を検出する酸素センサからの出
力信号に応じてフィードバック補正係数を求め、このフ
ィードバック補正係数により内燃機関の負荷と回転数と
から求まる基本燃料噴射量を補正して空燃比が理論空燃
比となるよう制御する、いわゆる空燃比のフィードバッ
ク制御を実行し、 その後例えばスロットル開度が所定値以下であるとか、
あるいは車両が定常走行状態であるといったリーン制御
条件が成立したとき、上記フィードバック制御で用いた
フィードバック補正係数の平均値が「1」を中心とする
所定の範囲内にあることを許可条件として、上記内燃機
関の負荷と回転数とから求められる基本燃料噴tJJ1
に「1」以下のリーン補正係数を乗算することで、空燃
比を理論空燃比以上の稀薄側に制御する、いわゆる見込
みリーン制御への移行を許可する、といった空燃比の制
御方法が知られている。
つまりこの制御方法では、フィードバック制御時に基本
燃料噴射量に乗算されるフィードバック補正係数の平均
値が「1」を中心とする所定範囲以内におれば、内燃機
関の運転状態、即ち負荷と回転数と、に応じて求められ
る基本燃料噴射量l量が理論空燃比に対応していると考
えられることから、このような状態では空燃比のフィー
ドバック制御を中止し、基本燃料噴射量に「1」以下の
リーン補正係数を乗算して空燃比を稀薄側の所望の空燃
比に制御することで、燃費の向上を図っているのである
またこの見込みリーン制御をより多く実現できるよう、
フィードバック補正係数の平均値が11」からずれるに
従いそのずれ量に応じた学習値を求め、この学習値を基
本燃料噴射量に加算又は乗算して燃料噴射量を算出する
ことで、得られる燃料噴射量が理論空燃比に対応した値
となり、フィードバック補正係数の平均値が「1」を中
心とする所定範囲内になるよう制御する、いわゆる燃料
噴射mの学習制御も考えられている。
尚フィードバック補正係数の平均値が「1」からずれる
原因としては、内燃機関を運転する周囲の環境変化や内
燃機関おるいはその制御系の特性変化等が挙げられる。
[発明が解決しようとする問題点] ところで内燃機関の負荷を検出するため用いられるセン
サの一つに、内燃機関の吸気管圧力を検出する吸気圧セ
ンサがおるが、この種のセンサを用いた内燃機関では車
両が低地から高地に移動すると、大気圧の変化に応じて
同じ運転状態であっても検出結果が変化し、負荷と回転
数とから求められる基本燃料噴!1Flfflが理論空
燃比に対応しない値となってしまうといった問題がある
このような場合、登板走行中に空燃比のフィードバック
制御が実行されれば、フィードバック補正係数が更新さ
れ、その平均値が所定範囲内から外れてリーン制御が禁
止されたり、あるいは学習制御によって学習値が更新さ
れ、求められる燃料噴射量が理論空燃比に対応する値と
なって、問題はないのであるが、登板走行中に高負荷運
転が長時間継続して実行され、フィードバック制御が全
く、あるいは殆ど実行されずに目的地へ到着したような
場合、制御がそのままリーン制御に移行すると、吸気圧
と回転数とから求められる基本燃料噴射量が理論空燃比
に対応せず、リーン側の値となってしまい、空燃比が過
リーンとなって、内燃機関が失火するといった問題が生
ずることとなる。
つまりこの場合、空燃比がリーンとなる基本燃料噴射量
に対し、更に燃料噴射量をリーン側に補正するリーン補
正係数が乗算されることから、空燃比が過リーンとなっ
て、内燃機関が失火してしまうのでめる。
本発明はこのように車両が低地から高地に移動したとき
大気圧の変化によって生ずる内燃機関の失火を防止する
ためなされたものであって、以下の如き方法をとった。
[問題点を解決するための手段1 即ち上記問題点を解決するための本発明方法は、第1図
に示す如く、 内燃機関が定常運転状態で空燃比のフィードバック制御
条件が成立しているとき(Pl)、内燃機関の運転状態
がより安定してリーン制御条件が成立したか否かを判断
しくP2)、 リーン制御条件不成立のときには、排気中の残留酸素濃
度を検出する空燃比センサからの出力信号に応じて設定
されるフィードバック補正係数で以て、内燃機関の吸気
圧と回転数とから求められる基本燃料噴射量を補正し、
空燃比を理論空燃比に制御する、空燃比のフィードバッ
ク制御を実行する(P3)と共に、 リーン制御条件成立時には、上記フィードバック制御で
用いたフィードバック補正係数の平均値が所定範囲内に
あること(P4)を許可条件の一つとして、上記空燃比
センサを用いず上記基本燃料噴射量を補正し、空燃比を
理論空燃比以上の稀薄側に制御する、リーン制御(P5
)への移行を許可する、 内燃機関の空燃比制御方法において、 所定時間毎(P6)に、上記フィードバック制御条件が
成立しない内燃機関の高負荷運転状態を検出しくPl)
、 該高負荷運転状態の検出頻度が少ないこと(P8)をも
う一つの許可条件として、上記リーン制御(P5)への
移行を許可するようにしたこと、を特徴とする内燃機関
の空燃比制御方法を要旨としている。
[作用] このように実行される本発明の空燃比制御方法では、フ
ィードバック制御条件の成立しない内燃機関の高負荷運
転状態を所定時間毎に検出し、その検出頻度が少ないと
きにリーン制御が許可される。つまり車両の登板走行時
には高負荷運転の頻度が高くなることから、このような
場合にはり一ン制御を禁止してフィードバック制御を実
行することで、空燃比が過リーンとなるのを防止してい
るのである。
尚内燃機関の高負荷運転状態を検出し、その検出頻度が
少ないときにリーン制御への移行を許可する具体的手法
としては、例えば所定時間内の検出頻度を直接求め、そ
の頻度が所定値以下のときにリーン制御への移行を許可
する方法、あるいは高負荷運転を検出する度にフィード
バック補正係数の平均値を補正してゆくことによって、
検出頻度によるリーン制御への移行の許可を間接的に行
なう方法等が考えられる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の空燃比制御方法が適用される火花点火
式内燃機関の概略図を示し、1は機関本体のシリンダブ
ロック、2はシリンダブロック内に嵌挿されるピストン
、3はシリンダブロック1上に固定されるシリンダヘッ
ド、4はピストン2とシリンダヘッド3間に形成された
燃焼室、5は燃焼室4内に突出設置された点火プラグ、
6は吸気ポート、7は吸気弁、8は排気ポート、9は排
気弁である。吸気ポート6は吸気マニホールド10を介
してサージタンク11に連結され、吸気マニホールド1
0には電子制御ユニット30によつで制御される燃料@
側弁12が取付けられ、吸気ポート6に向けて燃料が噴
射される。サージタンク11には吸気管13が連結され
、エアクリーナ14を介して大気が吸入される。15は
排気ポート8に接続される排気マニホールド、16は吸
気管13の一部に設けられるスロットルバルブで、図示
しないアクセルペダルに連結され、開閉操作される。1
7は点火コイルとイグナイタとを備えた点火装置で、電
子制御ユニット30により制御されたタイミングで点火
出力をディストリビュータ18に印加し、ディストリビ
ュータ18から各点火プラグ5に点火出力が送られる。
このディストリビュータ18内には点火すべき気筒を検
出するための気筒判別センサ21とクランクシャフトの
回転速度を検出するための回転角センサ22が取付けら
れ、クランクシャフトの回転速度に応じたパルス信号を
発生する。吸気管13の一部には吸気管13内の圧力に
応じたアナログ電圧信号を発生する例えば半導体式圧力
センサ使用の吸気管圧力センサ23が設置され、また、
吸入空気温度を検出するサーミスタ式の吸気温センサ2
7が設置される。スロットルバルブ16には、その開度
に応じた信号を出力するスロットル開度はンサ24が取
付けられる。また、シリンダブロック1には冷却水温を
検出し、その水温に応じたアナログ電圧信号を出力する
サーミスタ式の水温センサ25が設置され、ざらに、排
気マニホールド15には、排気中の残留酸素濃度から空
燃比か理論空燃比より小さいリッチであるか、リーンで
あるか、を検出する空燃比センサ26が設置される。そ
して、上記各センサ21〜27の出力信号は後述の電子
制御ユニット30に送られるように接続される。
第3図は電子制御ユニット30のブロック図を示してい
る。この電子制御ユニット30は、いわゆるマイクロコ
ンピュータから構成され、プログラムに基づき各種演算
処理を実行するCPU31、読み出し書き込み可能な一
時メモリのRAM32、制御プログラムや各種定数等が
予め格納される読み出し専用メモリのROM33、一対
の入出カポ−+−34,35、及び一対の出力ポート3
6.37がバス38を介して相互に接続される。また、
電子制御ユニット3Q内には各種のクロック信号を発生
するクロック発生器39が設けられる。
さらに、アナログマルチプレクサ40.A/D変換器4
1、バッファ42〜45が設けられ、吸気管圧力センサ
23、スロットル開度センサ24、水温センサ25、及
び吸気温センサ27から送られるアナログ信号が1つず
つ選択され、デジタル信号に変換された後、各信号は入
出力ボート34を通してCPU31に読み込まれる。
一方、空燃比センサ26の出力はバッファ46とコンパ
レータ47を通して入出力ボート35に送られるように
構成され、リッチ又はリーンを示す空燃比信号が入出力
ボート35を通してCPU31に読み込まれる。また気
筒判別センサ21、回転角センサ22の出力は波形成形
回路48を経て入出力ボート35に送られ、スロットル
センサ24の出力信号も入出力ボート35に送られる。
データ出力のために設けられた出力ポート36の出力側
は駆動回路49を介して燃料噴射弁12に接続され、出
力ポート37の出力側は駆動回路50を介して点火装置
17に接続される。そして出力ポート36からは演算さ
れた燃料噴射量(時間)に応じたデユーティ比のパルス
信号が出力され、燃料噴射弁12の開弁時間により噴f
JJ量が制御される。また、出力ポート37からは制御
されたタイミングで点火制御信号が点火装置17のイグ
ナイタへ出力され、点火時期が制御される。
このように構成された電子制御ユニット30では、内燃
機関の運転状態に応じて、空燃比センサ26からの出力
信号に基づき空燃比を理論空燃比に制御するフィードバ
ック制御、空燃比センサ26を用いず空燃比を理論空燃
比以上のリーン側に制御する見込みリーン制御、あるい
は開開始動時や高負荷運転時に燃料を増量し空燃比をリ
ッチ側に制御するオープンループ制御、が実行され、機
関に供給する燃料噴射量(具体的には燃料噴射弁12の
開弁時間)か算出される。つまり、吸気管圧力センサ2
3及び回転角センサ22で検出された吸気圧P及び回転
数NEに基づき予め設定されたマツプを用いて基本燃料
噴射ff1Tpを求め、この値を、フィードバック補正
係数FAF、リーン補正係数FLEAN、あるいは増量
補正係数F(1)で以て補正することで、燃料噴射量が
算出されるのである。尚フィードバック補正係数FAF
は、空燃比センサ26からの出力信号に応じて設定され
、空燃比が理論空燃比となるよう補正するための補正係
数、リーン補正係数FLEANは、内燃機関の負荷状態
に応じて空燃比を理論空燃比以上の空燃比に制御するた
め1以下の値に設定される補正係数、増量補正像vlF
(t)は、内燃機関の暖機ヤ高負荷運転時の出力アップ
等のために、冷却水WTHW、スロットル開度TA、吸
気温THA等に応じて1以上の値に設定される補正係数
である。
また上記見込みリーン制御は、従来と同様、始動後内燃
機関が充分暖機され、空燃比のフィードバック制御条件
が成立しているとき、フィードバック補正像@FAFの
平均値FAFAVが所定範回内にあることを許可条件と
して実行されるが、本実施例では、高負荷運転による増
量補正が実行された場合にはフィードバック補正係数の
平均値FAFAVを補正することによって、登板走行時
のような高負荷運転の頻度が大きいときにはリーン制御
を禁止し、フィードバック制御を実行するようされてい
る。
以下、このように実行される燃料噴射量制御について、
第4図ないし第6図に示すフローチャー1へに沿って詳
しく説明する。尚、第4図は内燃機関の始動と共に上記
電子制御ユニット30内で繰り返し実行される燃料噴射
量算出処理を表わすフローチャート、第5図はこの燃料
噴射量算出処理で空燃比のフィードバック制御を実行す
るのに用いるフィードバック補正係数を算出する、フィ
ードバック補正係数算出処理を表わすフローチャート、
第6図は第4図の燃料噴射量算出処理でり−ン制御を許
可するか否かを判断するのに用いるフラグXFAFAV
をセット・リセットするため、所定時間、例えば500
 [m5ec]毎に実行されるリーン制御許可判定処理
を表わすフローチャートである。
第4図に示す燃料噴rJJan出速理は、上述のように
内燃機関の始動と共に開始され、まずステップ101に
て後述の処理で用いるフラグ等を初期化する初期化の処
理を実行する。次にステップ102では内燃機関の運転
状態を検出するため設けられた上記各種センサからの検
出信号を読み込み、ステップ103に移行する。そして
ステップ103ではこの読み込まれた各センサからの検
出信号に基づき当該内燃機関の運転状態がフィードバッ
ク制御条件を満足しているか否かの判断を行ない、フィ
ードバック制御条件が成立していなければステップ10
4に移行して、オープンループ制御実行の為の各種増量
補正係数F (t)を算出する。
つまり内燃機関が胎動直後で冷却水温THWが所定値、
例えば80’Cより低く、暖機運転をする必要があると
か、あるいはスロットル開度TAが50°以上で機関が
高負荷運転状態である場合等には、フィードバック制御
条件が成立していないと判断し、燃料噴射量の暖機増量
補正や出力増量補正を実行すべく、冷却水温T)(Wや
スロットル開度TA、あるいは吸気温THA等をパラメ
ータとして各種増量補正係数F(t)を算出するのでお
る。そしてこのステップ104にて増量補正係数F(t
)が算出されると次ステツプ105にて他の補正係数、
つまりフィードバック補正係数FAFヤリーン補正係数
FLEANが「1」にセットされる。
一方、上記ステップ’103にて、フィードバック制御
条件が成立したと判断されると、ステップ106が実行
され、今度は空燃比のリーン制御条件が成立したか否か
が判断される。このリーン制御条件成立の判断は、例え
ば冷却水温THWが所定値、例えば80’C以上の状態
が3分以上経過したか否か、スロットル開度TAが所定
開度例えば25°以下であるか否か、あるいは車両発進
時であるか否か、等によって行なわれ、冷却水温80℃
以上の状態から3分以上継続していないとき、スロット
ル開度TAが25°を越えているとき、あるいは車両発
進時等にはリーン制御条件が成立していないと判断され
て、ステップ107が実行される。
ステップ107では上記空燃比のフィードバック制御を
実行すべく、空燃比センサ26からの検出信号に基づき
フィードバック補正係数FAFを算出する、後述の第5
図に示すフィードバック補正係数算出処理を実行し、次
ステツプ108に移行して、他の補正係数、つまりリー
ン補正係数FLEANや増量補正係数F(t)を「1」
にセットする。
次に上記ステップ106にて空燃比のリーン制御条件が
成立したと判断されると、ステップ109に移行し、後
述の第6図に示すリーン制御許可判定処理でセット・リ
セットされるフラグXFAFAVがリセット状態である
か否か、即らリーン制御の実行を許可するか否かを判断
する。そしてフラグXFAFAVがリセット状態であれ
ば、リーン制御を許可するものと判断してステップ11
0に移行し、一方フラグXFAFAVがセット状態であ
れば、リーン制御は禁止すべきであると判断して上記ス
テップ107に移行する。
ステップ109でリーン制御が許可されたとき実行され
るステップ110では、始動後、一旦リーン制御の許可
か下りたことを表わすフラグXFAFAVをセットし、
次ステツプ111にて、空燃比のリーン制御を実行すべ
く、内燃機関の負荷状態、つまり吸気圧Paや、機関回
転数NHに応じて、リーン補正係数FLEANを算出す
る。そして続くステップ112に移行し、他の補正係数
である増量補正係数F(t)やフィードバック補正係数
FAFを「1」にセットする。
このように内燃機関の運転状態に応じて各種補正係数、
F (t)、FAF、FLEANが設定されると、続く
ステップ113が実行され、吸気圧Pa及び機関回転数
NEとをパラメータとして、内燃機関の基本燃料噴射量
Tpが算出される。そして続くステップ114では、こ
の算出された基本燃料噴fJJmTpと、上記設定され
た各種補正係数FAF、FLEAN、F (t)とをパ
ラメータとする次式 %式%() を用いて燃料噴射量下が算出され、再度ステップ102
以降の処理が実行される。
このように本燃料噴射量算出処理では、内燃機関の運転
状態に応じて求められた補正係数に基づき基本燃料噴射
1tTpを補正して実際に内燃機関に供給する燃料噴射
醋T@算出することで、空燃比が内燃機関の運転状態に
応じた値に制御されることとなる。
次に上記ステップ107で実行されるフィードバック補
正係数算出処理について、第5図に示すフローチャート
に沿って説明する。尚この処理は、第7図に示す如く、
空燃比センサ26から出力される空燃比信号がON状態
である場合、つまり空燃比がリッヂ状態で必る場合には
フィードバック補正係数FAFを所定の傾き(積分定数
Ki )で以て減少し、逆に空燃比信号がOFF状態で
空燃比がリーン状態である場合にはフィードバック補正
係数FAFを所定の傾き(積分定数Ki)で以て増加し
、更に空燃比信号がONからOFF、あるいはOFFか
らONへと変化し、空燃比の状態が切替わったときには
所定の値(スキップ定数R3)だけフィードバック補正
係数FAFを増加あるいは減少する、といった従来の手
法によりフィードバック補正係数FAFを算出する他、
そのスキップ毎に各スキップ間のフィードバック補正係
数FAFの平均値FAFAV1を算出するようされてい
る。
処理が開始されるとまずステップ201が実行され、空
燃比センサ26からの検出信号に基づき空燃比がリッチ
状態であるか否かが判断される。
そしてこのステップ201にて空燃比がリッチ状態であ
ると判断されるとステップ202に移行し、空燃比がリ
ーンからリッチに移行したときにセットされるフラグX
Sがリセット状態であるか否かする。
このステップ202でフラグXSがリセット状態である
と判断された場合、即ち今まで空燃比がリーン状態で、
現在空燃比がリーンからリッチに変化した直後であると
判断された場合には、次ステツプ203に移行して、前
回空燃比がリッチからリーンに変化した際設定されたフ
ィードバック補正係数の基準値FAFOと現在のフィー
ドバック補正係数FAFとをパラメータとする次式%式
%) を用い、空燃比がリッチからリーンへ移行し、再度リー
ンからリッチへ移行するまでの間(スキップ間)のフィ
ードバック補正係数の平均値FAFAV1を算出する。
次にステップ204では現時点でのフィードバック補正
係数FAFを、今度空燃比がリッチからリーンへ移行し
たとき平均値FAFAV1を算出するのに用いる基準値
FAFOとして設定する。
そして続くステップ205では、現時点でのフィードバ
ック補正係数FAFから所定のスキップ定数R3を減算
することで、フィードバック補正係数FAFを更新し、
次ステツプ206にてフラグXSをセットした後−量水
ルーチンの処理を終了する。
一方上記ステップ202にてフラグXSがリセット状態
でないと判断された場合、即ち空燃比がリーンからリッ
チへ変化し、一旦上記ステップ203ないしステップ2
06が実行された後本ルーチンの処理が実行され、空燃
比がリッチ状態でおると判断された場合には、ステップ
207が実行され、フィードバック補正係数FAFから
所定の積分定数Kiを減算することによってフィードバ
ック補正係数FAFが更新され、−量水ルーヂンの処理
が終了される。
次に上記ステップ201にて空燃比がリッチ状態でない
と判断された場合には、ステップ208が実行され、フ
ラグXSがセット状態であるか否かが判断される。この
処理は前記ステップ202とは逆に、フラグXsの状態
がら空燃比がリッチからリーンに変化したことを検知す
るための処理であって、このステップ208にてフラグ
XSがセット状態であると判断されると、つまり現在空
燃比がリッチからリーンに変化した直後であると判断さ
れると、続くステップ209が実行され、前記ステップ
203と同様、スキップ間のフィードバック補正係数の
平均値FAFAV1が算出される。そして続くステップ
210では、上記ステップ204と同様、現時点でのフ
ィードバック補正係数FAFを次に平均値FAFAV’
lを算出する除用いる基準値FAFOとして設定し、次
ステツプ211に移行する。
ステップ211では今度は現時点でのフィードバック補
正係数FAFに所定のスキップ定数R3を加算すること
でフィードバック補正係数FAFを更新し、次ステツプ
212にてフラグXSをリセットした後、本ルーチンの
処理を終了する。
一方上記ステップ208にてフラグXSがセット状態で
ないと判断された場合、っまり空燃比がリッチからリー
ンへ変化し、一旦上記ステップ209ないしステップ2
12の処理が実行された後、再度ステップ201にて空
燃比がリーン状態である旨判断された場合には、ステッ
プ213が実行され、フィードバック補正係数FAFに
所定の積分定数Kiを加算することでフィードバック補
正係数FAFが更新され、−量水ルーチンの処理が終了
される。
このようにフィードバック補正係数FAFは、空燃比セ
ンサ26からの検出信号、即ち空燃比がリッチ状態であ
るか、リーン状態であるか、を表わす空燃比信号に応じ
て加減算することによって算出され、空燃比を理論空燃
比に制御するのに用いられる。
また上記フィードバック補正係数FAFをスキップする
度算出される平均値FAFAV1は、次に説明する第6
図に示したリーン制御許可判定処理で、リーン制御を許
可するか否かを決定するのに用いられる。つまり上記リ
ーン制御は、吸気圧Paと機関回転数NEとから求めら
れる基本燃料噴!)tiTpが理論空燃比に対応する値
であると仮定し、「1」以下のリーン補正値FLEAN
を乗算することで、空燃比をリーン側に制御するもので
あり、またフィードバック補正係数FAFは基本燃料噴
射量Tpが理論空燃比に対応する値であれば「1」を中
心に変化し、その平均値FAFAv1が「1」に近い値
となることから、リーン制御許可判定処理で基本燃料噴
射量J量Tpが理論空燃比に対応する値となっているか
否かを判断するため、この平均値FAFAV1が用いら
れるのである。
次に第6図に示すリーン制御許可判定処理について説明
する。尚この処理は上述したように、所定時間、例えば
500 [m5ec]毎に実行され、上記フィードバッ
ク補正係数算出処理でフィードバック補正係数FAFを
スキップする度求められる平均値FAFAV1を更にな
まし、そのなまし平均値FAFAVが所定範囲内におる
ときフラグXFAFAVをリセットしてリーン制御を許
可するようにされている。また登板走行時のように、ス
ロットル開度TAが所定値(例えば、500)以上の高
負荷運転状態が長く続き、オープンループ制御によって
燃料噴IJJffiの出力増量補正が継続して行なわれ
る場合には、なまし平均値FAFAVに所定値を加算し
てゆくことで、なまし平均値FAFAVがリーン制御許
可条件から外れ、フラグXFAFAVをセットするよう
されている。
即ちこの処理が開始されるとまずステップ301を実行
し、上記フィードバック補正係数算出処理で求められた
フィードバック補正係数の平均値FAFAV1が、なま
し平均値FAFAVより所定値(0,02>以上下回っ
たか否かを判断する。
そしてこのステップ301で、平均値FAFAV1がな
まし平均値FAFAVより所定値(0,02)以上下回
ったと判断されると、続くステップ302を実行し、な
まし平均値FAFAVの値を平均値FAFAV1に近づ
けるべく、なまし平均値FAFAVより所定値(0,0
02>を減算して、なまし平均値FAFAVの値を更新
し、ステップ303に移行する。
一方上記ステップ301にて、平均値FA FAVlが
なまし平均値FAFAVより所定値(0゜02>以上下
回っていないと判断されると、ステップ304に移行し
て、今度は平均値FAFAV1が、なまし平均値FAF
AVより所定値(0゜02>以上上回っているか否かを
判断する。そしてこのステップ304にて平均値FAF
AVIがなまし平均値FAFAVより所定値(0,02
>以上上回っている旨判断されると次ステツプ305に
移行し、なまし平均値FAFAVの値を平均値FAFA
V1に近づけるべくFAFAVに所定値(0,002>
を加算してなまし平均値FAFAVの値を更新し、ステ
ップ303に移行する。
またステップ304にて平均値FAFAVIがなまし平
均値FAFAVに対し所定値(0,02>以上上回って
いないと判断された場合、即らこのステップ304と上
記ステップ305にて平均値FAFAVIがなまし平均
値FAFAV±0.02の範囲内にあると判断された場
合には、そのままステップ303に移行する。
ステップ303では現在フラグXFAFAVがセット状
態で、リーン制御が許可されていないか否かを判断する
。そして現在フラグXFAFAVがセット状態で、リー
ン制御が許可されていない場合には、続くステップ30
6に移行して、上記設定されたなまし平均値FAFAV
が所定の範囲内、例えば0.99〜1.01の値となっ
ているか否かを判断する。
このステップ306にてなまし平均値が所定の範囲内に
あると判断されると、リーン制御を許可すべくステップ
307に移行し、フラグXFAFAVをリセットした後
ステップ308に移行し、そうでなければそのままステ
ップ308に移行する。
次に上記ステップ303にてフラグX FA FAVが
リセット状態である旨判断された場合、つまり現在リー
ン制御が許可されている旨判断された場合には、ステッ
プ309に移行して、なまし平均値FAFAVが所定値
、例えば1.1以上となっているか否かを判断する。そ
してなまし平均値FAFAVが1.1以上と「1」に対
し大きくずれた場合には、ステップ310に移行して、
リーン制御を禁止すべくフラグXFAFAVをセットし
、ステップ308に移行する。
一方上記ステップ309にてなまし平均値FAFAVが
1.1より小さいと判断された場合には、今度はステッ
プ311を実行し、なまし平均値FAFAVが所定値、
例えば0.95以下となったか否かを判断する。そして
なまし平均値FAFAVが0.95以下と、「1」に対
して大きく下回った場合には、上記ステップ310を実
行した接ステップ308に移行し、なまし平均値FA 
FAVが0.95より大きい場合には、そのままステッ
プ308に移行する。
ステップ308では、前記第4図のステップ110で始
動後リーン制御が始めて実行されたときセットされるフ
ラグXLEANがセット状態であるか否かを判断し、フ
ラグXLEANがリセット状態であればそのまま本ルー
チンの処理を終了する。
一方フラグXLEANがセット状態であると判断される
と、続くステップ312に移行して、スロットル開度T
Aが50’以上となっているか否か、即ら内燃機関が高
負荷運転状態で、現在オープンループ制御が実行されて
いるか否かを判断する。そしてスロットル開度TAが5
0°以上で、オープンループ制御による燃料噴射量の出
力増量補正が実行されている旨判断されると、次ステツ
プ313を実行し、なまし平均値FAFAVに所定値(
0,02>を加算してなまし平均値FAFAVの値を更
新し、本ルーチンの処理を終了する。
またスロットル開度TAが50’以上でないと判断され
るとそのまま本ルーチンの処理を終了する。
このように上記リーン制御許可判定処理では、フィード
バック補正係数FAFのなまし平均値FAFAVが0.
99〜1.01(7)範囲内にあるとき、リーン制御を
許可し、その後なまし平均値FAFAVが1.1以上と
なったり、0.95以下となったりするとリーン制御を
禁止するよう、フラグXFAFAVがセット・リセット
される。従ってフィードバック補正係数FAFの中心が
「1」に対し大きくずれ、吸気圧Paと機関回転数NE
とで求められる基本燃料噴射ff1Tpが理論空燃比に
対応し7ない値となったような場合には、リーン制御が
禁止され、リーン制御による空燃比の異常制御か防止さ
れることとなる。
またスロットル開度TAから50’以上大きく、内燃機
関高負荷運転時の出力増量補正が実行されているような
場合には、なまし平均値FAFAVを所定値(0,02
>だけ加算するようされている。これは高負荷運転時に
なまじ平均値FA FAVを加算してゆくことで、大気
圧が変化して基本燃料噴射ITI)が理論空燃比に対応
しない値となるような登板走行後にリーン制御が実行さ
れ、空燃比が過リーンとなって内燃機関が失火するのを
防止するためである。つまり登板走行時には機関が高負
荷運転され、空燃比のフィードバック制御を実行するこ
となく目的地に到着し、大気圧が変化して基本燃料噴射
ITpがリーン側にずれているにもかかわらず、そのま
まリーン制御が実行されることがあることから、上記の
ように高負荷運転を検出する度になまし平均値FAFA
Vに所定値を加算することで空燃比のフィードバック制
御を実行させ、なまし平均値FAFAVを常に運転状態
に対応した値に更新できるようにしているのでおる。
尚本実施例においては、本発明方法を理解し易く説明す
るため、フィードバック補正係数の平均値FAFAV1
の「1」に対するずれ量に応じて基本燃料噴射量Toを
補正する学習値を求め、この学習値により基本燃料噴射
ITpを補正してゆくことで、フィードバック補正係数
FAFが「1」を中心に変化するよう制御する、といっ
た学習制御については触れなかったが、このような学習
制御を実行することによって、リーン制御の実行される
範囲を拡大することができるのは勿論である。
また本実施例では、所定時間毎に実行されるリーン制御
許可判定処理で内燃機関の高負荷運転状態を検出し、高
負荷運転を検出する度になまし平均値FAFA■を補正
することで、リーン制御が禁止されるよう、つまりフィ
ードバック制御が実行されるようにしているが、この他
にも例えば所定時間内での高負荷運転の検出頻度を直接
求め、その頻度が大きいときにはリーン制御を禁止する
よう構成してもよい。つまり例えば、上記第6図に示し
たリーン制御許可判定処理のステップ308、ステップ
312及びステップ313の代わりとして、第8図に示
す如く、所定時間内での高負荷運転の頻度を求め、その
頻度が所定値以上となったときにリーン制御禁止フラグ
XTAをセットする、頻度算出処理を実行し、第4図の
燃料噴射量算出処理のステップ109とステップ110
との間にリーン制御禁止フラグXTAがセット状態か否
かを判定するステップを設け、このフラグXTAがリセ
ット状態である場合にのみステップ110以降のリーン
制御が実行されるようにしてもよいのである。
以下この第8図の頻度算出処理について説明する。
この処理は200 [m5eC]毎に実行される処理で
あって、処理が開始されるとステップ401にてカウン
タC3mの値がインクリメントされる。
次にステップ402ではスロットル開度T A ;Zf
i 500以上か否か、即ち現在車両が高負荷運転され
ているか否かを判断し、スロットル開度TAが500以
上で、現在高負荷運転中であれば、次ステツブ403に
てカウンタCTAの1直をインクリメントする。
−5ステップ402にてスロットル開度TAが50’未
満である旨判断された場合、おるいは上記ステップ40
3の処理が実行された場合には、ステップ404を実行
し、上記ステップ401にてカウントアツプされるカウ
ンタQ3mが900以上となったか否かを判断する。そ
してカウンタC3mの値が900以上となっていなけれ
ばそのまま本ルーチンの処理を終了し、カウンタC3m
の値が900以上となっていれば次ステツプ405に移
行する。
ここでこのステップ404の処理は、上記カウンタC3
mが当該処理が実行される度、即ち200[ms e 
c ]毎にカウンタアップされることから、このカウン
タC3mの値から3分間経過したか否かの判断を行なっ
ているのである。つまりカウンタC3mの値がOから9
00まで変化したときには、900X200 [m5e
clにより3分間経過したと判断できることから、これ
によって3分間の経過を判断しているのである。
また上記ステップ403でインクリメントされるカウン
タCTAは、上記ステップ404でカウンタC3mが9
00以上と判断されるまでの間、即ち本ルーチンの処理
が900回実行きれる間スロットル開度TAが50’以
上と判断された回数をカウントするためのカウンタであ
って、これにより3分間光たりの高負荷運転の頻度が求
められることとなる。
次にステップ405では、当該処理でセット・リセット
されるリーン制御禁止フラグXTAかリセット状態であ
るか否かを判断する。そしてフラグXTAがリセット状
態であれば、上記ステップ403でスロットル開[TA
が50°以上の場合にカウントアツプされるカウンタC
ATの値が180以上であるか否か、即ら3分間光たり
の高負荷運転の頻度が115 (=180/900)以
上となっているか否かを判断する。
このステップ406にてカウンタCTAの1直が180
以上で高負荷運転の頻度が多いと判断されると、リーン
制御を禁止すべくステップ407に移行して、リーン制
御禁止フラグXTAをセットした後ステップ408に移
行し、そうでなければそのままステップ408に移行す
る。そしてステップ408では、次の3分間での高負荷
運転の頻度を求めるために、上記カウンタC3m及びC
TAの値をクリアし、本ルーチンの処理を終了する。
また上記ステップ405でリーン制御禁止フラグXTA
がセット状態であると判断されると、ステップ409が
実行され、今度はカウンタCTAの値が45以下となっ
たか否か、即ち3分間光たりの高負荷運転の頻度が1/
20 (=45/900)以下となったか否かを判断す
る。そしてカウンタCTAの値が45以下で高負荷運転
の頻度が少なくなると、リーン制御を許可するために次
ステツプ410を実行してリーン制御禁止フラグXTA
をリセットした後ステップ408に移行し、そうでなけ
ればそのままステップ408に移行する。
このようにリーン制御禁止フラグXTAを所定時間(本
実施例では3分間)当たりの高負荷運転の頻度が所定値
(本実施例では115)以上となったときリーン制御禁
止フラグXTAをセットし、その頻度が所定値(本実施
例では1/20)以下となったときリセットし、リーン
制御禁止フラグXTAがセット状態である場合には第4
図の燃料噴射量算出処理でステップ110以降のリーン
制御が実行されないようにしても、上記実施例と同様車
両登板走行時にはフィードバック制御を実行させ、これ
によってフィードバック補正係数FAFの平均値FAF
AV1及びなまし平均fa F A FAVを更新させ
ることができるようになる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の空燃比制御方法によれば、
車両の登板走行のように高負荷運転の頻度が高い場合に
は、リーン制御条件が成立しても空燃比のリーン制御が
禁止され、空燃比のフィードバック制御が実行されるこ
とから、登板走行後の大気圧の変化によって、空燃比が
過リーンとなり内燃機関が失火するといった問題を防止
することができる。また高負荷運転の頻度が高くリーン
制御が禁止された場合、フィードバック制御が実行され
、フィードバック補正係数の平均値は更新されることか
ら、その後高負荷運転の頻度が少なくなって、これによ
るリーン制御の禁止が解除されても、リーン制御の許可
判断はフィードバック補正係数の平均値によって正確に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を説明するフローチャート、第2図
ないし第7図は本発明の一実施例を示し、第2図は本実
施例の内燃機関及びその周辺装置を表わす概略構成図、
第3図は電子制御ユニットの構成を表わすブロック図、
第4図は電子制御ユニットで実行される燃料噴射量算出
処理を表わすフローチャート、第5図はその燃料噴射量
算出処理の一部であるフィードバック補正係数算出処理
を表わすフローチャート、第6図は電子制御ユニットで
所定時間毎に実行されるリーン制御許可判定処理を表わ
すフローチャート、第7図は第6図のフィードバック補
正係数算出処理の動作を説明するタイムチャート、第8
図は本発明の他の実施例で実行される内燃機関高負荷運
転の頻度を求める頻度算出処理を表わすフローチャート
、である。 22・・・回転角センサ 23・・・吸気管圧力センサ 24・・・スロットル開度センサ 26・・・空燃比センサ 30・・・電子制御ユニット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内燃機関が定常運転状態で空燃比のフィードバック制御
    条件が成立しているとき、内燃機関の運転状態がより安
    定してリーン制御条件が成立したか否かを判断し、 リーン制御条件不成立のときには、排気中の残留酸素濃
    度を検出する空燃比センサからの出力信号に応じて設定
    されるフィードバック補正係数で以て、内燃機関の吸気
    圧と回転数とから求められる基本燃料噴射量を補正し、
    空燃比を理論空燃比に制御する、空燃比のフィードバッ
    ク制御を実行すると共に、 リーン制御条件成立時には、上記フィードバック制御で
    用いたフィードバック補正係数の平均値が所定範囲内に
    あることを許可条件の一つとして、上記空燃比センサを
    用いず上記基本燃料噴射量を補正し、空燃比を理論空燃
    比以上の稀薄側に制御する、リーン制御への移行を許可
    する、 内燃機関の空燃比制御方法において、 所定時間毎に、上記フィードバック制御条件が成立しな
    い内燃機関の高負荷運転状態を検出し、該高負荷運転状
    態の検出頻度が少ないことをもう一つの許可条件として
    、上記リーン制御への移行を許可するようにしたこと、 を特徴とする内燃機関の空燃比制御方法。
JP595586A 1986-01-14 1986-01-14 内燃機関の空燃比制御方法 Pending JPS62165555A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166980A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07166980A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置

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