JPS62165421A - 電子部品およびその製造方法 - Google Patents

電子部品およびその製造方法

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JPS62165421A
JPS62165421A JP755886A JP755886A JPS62165421A JP S62165421 A JPS62165421 A JP S62165421A JP 755886 A JP755886 A JP 755886A JP 755886 A JP755886 A JP 755886A JP S62165421 A JPS62165421 A JP S62165421A
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JP
Japan
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electrodes
coating layer
electrode
ultraviolet curable
curable resin
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Withdrawn
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JP755886A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Baba
俊行 馬場
Manabu Sumida
学 炭田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばエネルギー閉じ込め型の圧電共振子
のように基板を挟む電極の周囲に振動許容空間等の空洞
部を形成する必要のある電子部品およびその製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
例えばフィルタや発振子等に使用される圧電共振子には
数多くのタイプがあるが、その内エネルギー閉じ込め型
のものは、第3図に例示するような基板2の表裏両面に
一対の振動電極3,3を設けた圧電共振子1を、第4図
(c)に示すように樹脂で包み込んで外装6を形成する
と共に、振動電極3.3の周囲に空洞部7,7を形成し
て成る。
このような圧電共振子は、従来、第1図(a)〜(c)
の手順で製造されていた。
即ち、第4図(a)のように例えば圧電セラミック基板
20両面に形成された振動電極3,3の周囲の空洞部を
形成すべき部位にワックス5,5を盛り上げ、これを外
装用樹脂に浸漬することにより同図(b)のように上記
ワックス5.5を包み込む多孔質の外装6を形成し、そ
の後に、外装6を形成している樹脂を加熱・硬化する。
このように外装6の樹脂を加熱・硬化するのに伴って、
それまで外層6内に閉じ込められていたワックス5.5
がこの多孔質の外層6の樹脂内に移動してワックス5.
5の当初の盛り上がり箇所に同図(C)のように空洞部
7.7が形成される。いわゆるワックス方式による製造
方法である。
このようにして製造された圧電共振子は、一対の振動電
極3,3に通電することによってこれら振動電極3.3
に挟まれた圧電基板が部分的に振動し、フィルタ等の所
定の作用を果たす。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述したワックス方式では、条件設定が
適切でないと、ワックス5が完全に樹脂に吸収されない
で一部が空洞部7の振動電極3上等にそのまま残留し、
圧電共振子の特性を低下させる恐れがあり、そのような
事態を生じさせないためには条件設定に相当の経験を要
するといった問題があった。
また、外装6の樹脂を加熱・硬化してワックス5を吸収
させるにはかなり長時間(通常12時間程度)を要する
から、ある程度まとまった個数の圧電素子を炉内でバッ
チ処理する必要があり、そのため連続生産ラインの組み
立てが難しく、連続生産性、量産性等の点でも問題があ
った。
以上は圧電共振子を例にとって説明したものであるが、
同様の事情は、電極の周囲に空洞部が形成されているよ
うな電子部品、例えばり−ドスイノチ等およびその製造
方法についても存在した。
そこでこの発明は、上記のような問題点を解決すること
ができる電子部品およびその製造方法を提供することを
目的とする。
C問題点を解決するための手段〕 この発明の電子部品は、基板上に電極を有する電子部品
素子を被覆層で被覆し、かつ少なくとも当該電極と被覆
層との間に空洞部を有する電子部品において、少なくと
も前記電極が離型剤層で覆われており、かつ前記被覆層
が弾性を有する紫外線硬化性樹脂から成ることを特徴と
する。
またこの発明の製造方法は、基板上に電極を有する電子
部品素子の少なくとも当該電極を離型剤層で覆い、つい
でそのような電子部品素子を弾性を有する紫外線硬化性
樹脂で被覆し、ついで当該紫外線硬化性樹脂を硬化させ
て少なくとも前記電極と硬化した紫外線硬化性樹脂から
成る被覆層との間に空洞部を形成することを特徴とする
〔作用〕
この発明の電子部品においては、電極と紫外線硬化性樹
脂から成る被覆層との間の空洞部には残留ワックス等の
異物がなにも無く、ただ電極表面に薄い離型剤層が存在
するでけであるから、そのような残留ワックスによって
電子部品の特性が低下することは起こり得ない。しかも
紫外線硬化性樹脂が弾性を有するため、被覆層による基
板への過度なダンピング作用等は働かない。
またこの発明の製造方法によれば、紫外線硬化性樹脂の
被覆層が硬化する際、当該被覆層が離型剤層との境界部
分で大幅に収縮する。即ち、素子を覆う紫外線硬化性樹
脂の被覆層を紫外線照射等によって硬化させると、当該
樹脂の硬化に伴って被覆層が収縮するが、その場合、被
覆層の紫外線硬化性樹脂が離型剤層から容易に剥がれる
のに対し、離型剤層以外の部分からは剥がれないため、
容易に剥がれる離型剤層との境界部分が他の部分に比べ
て集中的に収縮し、もって、少なくとも電極の周囲に十
分な大きさの空洞部が形成される。
また、紫外線硬化性樹脂は紫外線を短時間照射するだけ
で速やかに硬化するので、硬化工程を含めた連続生産ラ
インを組み立てることも可能となる。
更に、被覆層に弾性を有する紫外線硬化性樹脂を使用し
ていてそれ自体にダンパー効果があるため、ダンパー付
与工程のような余分な工程を必要としない。
〔実施例〕
第1図は電子部品の一例であるエネルギー閉じ込め型の
圧電共振子を例示したものである。同図の圧電共振子に
おいて、圧電セラミック基板2に形成された振動電極3
,3は、フッ素系その他の離型剤より成る離型剤層8.
8によって覆われている。そしてこの素子を被覆する被
覆層9は、弾性を有する紫外線硬化性樹脂の硬化したも
のから成り、この被覆層9と上記振動電極3,3との間
には空洞部7.7が形成されている。
上記弾性を有する紫外線硬化性樹脂としては、それが硬
化した際において、基板2へ過度なダンピング作用や応
力を及ぼさない程度に硬度が柔らかく、また伸び率が大
きいものが好ましく、例えばシリコーン樹脂、ウレタン
樹脂等のゴム系紫外線硬化性樹脂等が採り得る。
このような圧電共振子によると、空洞部7,7によって
良好な振動特性が確保される。この場合、振動電極3,
3上の離型剤層8,8は、薄く塗っておけば当該振動電
極3,3の振動に悪影響を及ぼすことはない。尚、被覆
層9として使用する紫外線硬化性樹脂が硬化後に弾性を
有さずに硬い場合は、当該被覆層9によって基板2に対
して過度なダンピング作用や応力を及ぼされる可能性が
あり、これを防止するためには被覆層9と基板2との間
にダンパーを付与する等の必要がある場合もあるけれど
も、この実施例における紫外線硬化性樹脂は硬化後も弾
性を有していて、それ自体にダンパー効果があるため、
被覆層9と基板2との間に特別なダンパーを付与しなく
ても、基板2への過度なダンピング作用やスプリアス振
動等が防止される。
尚、エネルギー閉じ込め型でない圧電共振子、例えば圧
電基板の拡がりモードを利用した圧電共振子の場合は、
当該基板全体を離型剤層で覆い、その周囲に空洞部が形
成されるように紫外線硬化性樹脂より成る被覆層を形成
すれば良い。
次に、第2a〜20図を参照して上記圧電共振子の製造
方法の一例を説明する。
まず、第2a図に示すようにマザー基板2a上に振動電
極3.3を含む所定の電極パターンを形成した状態で、
各振動電極3,3上にフッ素系の離型剤層8,8を適量
塗布する。ついで、マザー電極2aをイーイ線に沿って
切断(チップブレイク)した後、各チップに第2b図に
示すように電極リード12.12を接続する。かくして
形成された圧電素子1を前述したような弾性を有する紫
外線硬化性樹脂中に1回もしくは繰り返し浸漬して、第
2C図のように未硬化の紫外線硬化性樹脂の被覆層9で
包み込む。そして、例えば水銀灯等を用いて、この被覆
層9に紫外線を調整照射し、当該被覆層9を硬化させる
。硬化に要する時間は例えば数秒〜数十秒程度である。
紫外線照射によって被覆層9を硬化させると、硬化に伴
う収縮力によってこの被覆N9の離型剤層8,8との界
面部分は容易に当該離型剤層8゜8から剥がれるが、他
の部分、例えばセラミック基板2との界面部分は剥がれ
にくい。そのため、離型剤N8,8との境界部分におい
て被覆層9に大幅な収縮が起こり、この部分が離型剤層
8,8から後退して空洞部7.7を形成する。これによ
り第1図に説明した圧電共振子が製造される。
その場合、被覆層9に弾性を有する紫外線硬化性樹脂を
使用していてそれ自体にダンパー効果があるため、被覆
層9と基板2との間に特別なダンパーを付与するという
ような余分な工程は必要でなく、それゆえ加工工程時間
の削減やコスト低減を一層図ることができる。
尚、上記のような圧電共振子に対しては、必要に応じて
樹脂膜による外装が施される。外装を形成させるための
樹脂は、従来のようにワックスに対する吸収性を持つ必
要はないので、樹脂の物性を考慮して種々の外装樹脂を
選択することができ、例えば外装樹脂の焼付時間を大幅
に短縮することができる。
最後に、上記の実施例ではエネルギー閉じ込め型の圧電
共振子について説明したが、このタイプ以外の圧電共振
子であっても、また、圧電共振子以外の電子部品、例え
ばり−ドスイソチのように電極の周囲に空洞部を具備す
る必要のある電子部品についても上記実施例と同様に本
発明を適用できる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明に係る電子部品は、空洞部が紫外
線硬化性樹脂被覆層の硬化時の収縮によって形成された
ものであるから、従来のワックス方式で形成した空洞部
のように残留ワックスが生じることはなく、従ってその
ような残留ワソクスが原因して生じる恐れのある振動特
性低下等の問題を一掃することができる。しかも被覆層
として弾性を有する紫外線硬化性樹脂を使用していてそ
れ自体にダンパー効果があるため、被覆層と基板との間
に特別なダンパーを付与しなくても、基板2への過度な
ダンピング作用やスプリアス振動等が防止される。
またこの発明に係る製造方法によれば、電極上に離型剤
を塗布することによって、紫外線硬化性樹脂から成る被
覆層の硬化時に離型剤層と被覆層との境界部分で収縮が
起こり、十分な大きさの空洞部を前記電極の周囲に形成
させることが可能となり、従来におけるような厳しい条
件設定が不要となる。しかも紫外線硬化性樹脂の硬化時
間は短時間であるから、硬化工程を含んだ連続生産ライ
ンの組み立ても可能となり、連続生産性、量産性が向上
する。更に、被覆層に弾性を有する紫外線硬化性樹脂を
使用していてそれ自体にダンパー効果があるため、被覆
層と基板との間に特別なダンパーを付与するというよう
な余分な工程は必要でなく、それゆえ加工工程時間の削
減やコスト低減を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る電子部品を示す断
面図である。第2a〜20図は、この発明に係る製造方
法の一例を説明するための図である。第3図は、電子部
品の一例である圧電共振子を製造するための圧電素子の
平面図である。第4図(a)〜(c)は、従来の電子部
品の製造方法を説明するための図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に電極を有する電子部品素子を被覆層で被
    覆し、かつ少なくとも当該電極と被覆層との間に空洞部
    を有する電子部品において、少なくとも前記電極が離型
    剤層で覆われており、かつ前記被覆層が弾性を有する紫
    外線硬化性樹脂から成ることを特徴とする電子部品。
  2. (2)基板上に電極を有する電子部品素子の少なくとも
    当該電極を離型剤層で覆い、ついでそのような電子部品
    素子を弾性を有する紫外線硬化性樹脂で被覆し、ついで
    当該紫外線硬化性樹脂を硬化させて少なくとも前記電極
    と硬化した紫外線硬化性樹脂から成る被覆層との間に空
    洞部を形成することを特徴とする電子部品の製造方法。
JP755886A 1986-01-16 1986-01-16 電子部品およびその製造方法 Withdrawn JPS62165421A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5762613A (en) * 1980-10-01 1982-04-15 Murata Mfg Co Ltd Electronic parts and their production

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