JPS62164466A - 加熱型有煙蒸散器 - Google Patents

加熱型有煙蒸散器

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JPS62164466A
JPS62164466A JP61006990A JP699086A JPS62164466A JP S62164466 A JPS62164466 A JP S62164466A JP 61006990 A JP61006990 A JP 61006990A JP 699086 A JP699086 A JP 699086A JP S62164466 A JPS62164466 A JP S62164466A
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JP
Japan
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transpiration
heating element
type smoke
heating
heating type
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Application number
JP61006990A
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English (en)
Inventor
三島 方隆
晋 松原
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Takasago International Corp
Takasago Corp
Original Assignee
Takasago Perfumery Industry Co
Takasago Corp
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、少ない電気容量で蒸散用液体を有理で蒸散
させる加熱型有煙蒸散器に関する。
【従来の技術】
室内、自動車、トイレ、タンス等へ香りやその他の成分
を揮散させる方法には種々構成のものがある。 例えば自然揮散やファンタイプによるものは、全般的に
薫りの揮散状態が揮発性の良いトップノートから揮散が
始まり、約1週間後には揮発性の悪いラストノートのみ
となり薫りのバランスを保ち難い。 また、吸い上げ芯により吸い上げられた液体を加熱して
揮散性を促進する加熱式芳香器も知られているが、未だ
薫りのバランスを保ちながら長期にわたり放香すること
は困難である。 更に、比較的低温による揮散のため、その揮散自体は無
煙(無色透明)であり、薬液を有理で蒸散させることは
できす、目視により認識することができない。(以下、
ここで「蒸散」とは有理で揮散する場合を称し、無煙で
揮散する場合と区別する)。 また、実開昭59−62784号の加熱蒸散装置の如く
、芯の上端部の周囲を間隙を設けて筒状ヒーターで囲繞
する構成では、節状ヒーターは、上記間隙を介して芯を
加熱するので、大きな電気容量を必要とし、室内のコン
セントと接続する必要があり、内蔵電池では長時間の使
用は不可能で、設置場所が限定されるなどの欠点がある
【発明が解決しようとする問題点】
この発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、
その主たる課題は、発熱体の加熱により軽い成分から重
い成分までの揮散成分を一気に出すことができると共に
、有理で蒸散することのできる加熱型有煙蒸散器を提供
するにある。 この発明の別の目的は、電池等の少ない電気容量を用い
ても、発熱体で芯材のぬれ面を加熱して蒸散用液体を有
理で蒸散することができる、設置場所の限定されない加
熱型有理茎散器を提供するにある。
【問題点を解決するための手段】
この発明は上記課題をIW決するために、(ag、uh
維を樹脂若しくは繊維同志で部分的に結着させ軸方向及
び径方向に連通多孔質状の空隙を形成してなる蒸散芯、 または樹脂を断面中実異形の棒状体としその表面に縦状
溝を1条ないし複数条穿設してなる蒸散芯を設ける、 (b)、該蒸散芯のぬれ面に略等間隔に複数配設された
溝を設ける、 (C)、該溝に隙間なく嵌込まれると共に、相互に接触
することのない発熱体を設ける、 という技術的手段を講じている。
【作 用】
蒸散芯は連通多孔質状の空隙又は縦状溝から毛細管現象
により蒸散用の液体を吸い上げる。 この芸散芯のぬれ面には略等間隔に複数配設された溝が
設けられており、発熱体が隙間無く嵌込まれて接触面積
を広くすると共に相互に断続して上記ぬれ面における蒸
散面部分を狭めることのないように配設されている。 これにより、発熱体の熱は効率よく蒸散芯のぬれ面に伝
導され接触部分の蒸散液体を急速に高温化することがで
きる。 従って、蒸散芯で吸い上げられた液体は急速に高熱が加
わることにより有理化して蒸散されると共に、蒸散用液
体の揮散成分は軽い成分から重い成分までを一気に蒸散
することができる。
【実施例】
以下に、この発明の加熱型有煙蒸散器の好適実施例を図
面に基づいて説明する。 加熱型有煙蒸散器1は、第1図乃至第4図で示す如く、
蒸散器本体2と、該蒸散器本体2に内蔵された瞬時通電
回路C1及びタイマー回路C2と、上記蒸散器本体2に
交換可能に取付けられ収納される蒸散用液体容器3とカ
バ一体4とからなる。 即ち、この蒸散器本体2は、上面に蒸散用液体容器載置
部21を有してタイマー回路C2の電源となる積層電池
■2を内蔵した基台2Aと、該基台2A上に立設されて
瞬時通電回路C1の電源となる乾電池■1を内蔵し、前
記蒸散用液体容器載置部21配設側の面に供電側端子5
Aを設けた立上がり部2Bとの一体構造からなっている
。 基台2Aの正面壁には瞬時通電回路C1の第1スイツチ
S1とタイマー回路C2のタイマー用第2スイツチS2
が設けられる(第4図参照)と共に、他の側壁面には掛
止部22.22.  ・・・がそれぞれ突没されており
、第1図に二点鎖線で部分的に示すカバ一体4を係脱自
在に掛止めることができる。 また、立上がり部2Bの供電側端子5A配設位置には該
供電側端子5Aを挟んで両側から蒸散用液体容器3の取
着方向へ突出する保持部材23.23が設けられている
。 この保持部材23.23は弾性材からなって先端側が内
方へ傾斜しており後述の加熱装置6のヘース部60を両
側方から押圧して固定するものである。 次に、蒸散用液体容器3は、上方に開口を有する通常の
液体容器からなって、未使用時は図示しない公知のキャ
ップ等により密栓して保存されている。 そして、蒸散用液体容器3を蒸散器本体2に取付けるに
際しては、前記キャップを外して加熱装置6を取付ける
必要がある。 この加熱装置6は、蒸散用液体容器3の開口に嵌込まれ
る柱部61と、その上部に固設されて一側から水平に突
出する給電側端子5Bを有するベース部60と、上記柱
部61及びベース部60を上下に貫通して蒸散芯となる
芯材7と、ベース部60上に固設されると共に前記芯材
7でヘース部上へ突出する芯材突出部7aを囲繞するフ
ード部8と、該フード部8内で芯材突出部7aに取付け
られた発熱体9との組合せ構造からなっている。 ここで柱部61は略截頭円錐状のコルク又はプラスチッ
クからなって蒸散用液体容器3の開口を密栓することが
でき、その上に固設されたベース部60は四角柱状の耐
熱性のプラスチックからなっている。 このベース部60から水平に突出する給電側端子5Bは
端子接続時における接触抵抗を最小にするため差し込み
式プラグが用いられており、これに対応する供電側端子
5Aとの組合わせにより消費電力の省力化が図られてお
り小容量の電池による間欠的な長期間使用を可能ならし
めている。 次ぎに、前記ベース部60上には同一素材からなる円筒
状のフード部8が芯材突出部7aを中心にして突設され
ている。 このフード部8は、発熱体9による加熱時の放熱を防ぐ
と共に蒸散するガス体が真上方向に立ち昇るようガイド
するものである。 このフード部8の下方に通風口81を設けておけば通気
効率を高めることができて好ましい。 この加熱装置6は、蒸散用液体容器3に着脱自在に装着
しうるので、該容器3に充電されている蒸散用液体30
の種類に対応した構成(特に発熱体9の発熱能力)のも
のを用意することができ、最適条件で蒸散させることが
できる。 勿論、汎用性のある構成のものを用いて交換可能に使用
するものであってもよい。 更に、この発明では加熱装置6は蒸散用液体容器3に予
め一体的に形成されたものであってもよい。 この加熱装置6を着脱自在に装着した蒸散用液体容器3
は、基台2人の蒸散用液体容器載置部21の枠内に載置
されると共にプラグ状の給電側端子5Bを立上がり部2
Bに設けられた供電側端子5Aに差し込んで接続される
。 この際、ベース部60が立ち上がり部2B側へ押動され
、保持部材23.23を拡張させながら両端子5A及び
5Bが完全に接続されるまで嵌込まれる。 そして、該保持部材23.23の内方への反撥力がベー
ス部60への押圧力になってベース部6oを固定し、振
動や衝撃等によって給電側端子5Bが外れるのを防いで
いる。 給電(11J端子5Bが接続される供電側端子5Aには
本実施例では瞬時用通電回路c1とタイマー回路C2と
が並列に接続されている。 即ち、瞬時通電回路C1は立上がり部2Bに内蔵された
乾電池を電源■1とし第1スイツチS1の投入により所
定時間(2分間)通電可能となる回路からなっており、
またタイマー回路C2は、基台2Aに内蔵された積層電
池v2を電源としタイマー用第2スイツチS2の投入に
より閉成可能となる回路からなっており、例えば30分
間隔で2分間ずつ通電するものである。 このタイマー回路C2としては例えば2つのトランジス
タTri、Tr2をダーリントン接続で直結し、これに
もう1つのトランジスタTr3を組合わせてシュミット
回路を形成し、タイマー用第2スイツチS2の投入によ
り電源■2から大容量のコンデンサCに充電された電荷
が抵抗の大きさに対応して所定時間(30分間)流れ続
はストップした時に所定時間(2分間)通電する構成か
らなっている。 この際、図示例の如く、抵抗にハリオームVRを用いれ
ば発熱の間隔時間を適宜変更して設定することができ好
ましい。 尚、上記タイマー回路は、クロック回路を設ける等その
他の公知の時限通電回路を用いてもよいこと勿論である
。 また、電源(Vl、V2)を瞬時通電回路C1用とタイ
マー回路C2用に分けず、瞬時通電回路C1はタイマー
回路C2を短絡してなる等して同一の電源を用いてもよ
い。 上記実施例では外側に化粧ケースからなるカバ一体4を
設けて、蒸散器本体2及び蒸散用液体容器3を覆ってい
る。 このカバ一体4には上方に蒸散孔41を開口してあり、
下方には適宜通気孔42を透設してもよい。 次ぎに、この発明の蒸散芯となる芯材7は、耐熱性、耐
薬品性を有し、細桿状体に成型したとき十分の強度を有
するもので、熱伝導率が悪い素材が蒸散用液体30を劣
下させに(く且つ電力の消費が少なくて好ましい。 そこで芯材7としては、第9図に示す如く繊維を樹脂若
しくは繊維同志で部分的に結着させ軸方向及び径方向に
連通多孔質状の空隙を形成したもの(以下、「繊維結束
体」という)か、或いは第10図に示す如く樹脂を断面
中実異形の棒状体としその表面に縦状溝を1条ないし複
数条穿設したもの(以下、r中実異形成型体」という)
のいづれかが用いられる。 即ち、繊維結束体の場合、使用する繊維71bは、接着
性が相互にあれば有機、無機のいづれの繊維でもよいが
、耐熱性の点からアクリル繊維、ガラス繊維等が好まし
い。 また結着用樹脂71aも有機、無機或いはその混合のい
づれの樹脂でもよいが、耐熱性の点から熱硬化性樹脂、
例えばノラミン樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂
、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン系樹脂、
シラン系樹脂等を用いることが好ましい(第9図(al
参照)。なお、耐熱性を有するものであれば熱可塑性樹
脂でもよい。 ここで図中70は空隙である。 この繊維結束体は直径2〜5111の連続棒状体に形成
し5〜10 cmの長さに切断して使用に供される。 更に、第9図(blで示す如く、複合繊維を使用するこ
とにより、結着用樹脂を使用することなく、樹脂同志を
部分的に結着さえることができる。 ここで図中72aは高融点重合体くコア部)、72bは
低融点重合体くシース部)である。 この用途の複合繊維としては、単繊椎間複合と、単繊稚
内複合したものとがあるが、単繊稚内複合の方が好まし
い。 この単繊稚内複合においては、サイドバイサイド型複合
繊維より高融点重合体を低融点の重合体で被覆したシー
スコア型複合繊維が好ましい。 次ぎに、第10図(a) (b)で−例を示す中実異形
成型体は、樹脂を該成型体断面とほぼ相似形をなす金型
を通して、直径2〜5龍の連続棒状体に熔融、押出し、
切断することにより得られ、これを5〜10 cmの長
さに切断して使用に供される。 上記の如き構成からなる芯材7は、本実施例ではその全
面がぬれ面に形成されているが、少なくとも発熱体9が
取付けられる部分及びその近傍がぬれ面に形成されてい
る必要がある。 そして、該芯材7の上方端側に、第6図で明瞭な如く、
発熱体9を取付けるための溝7Gが穿設されている。 この溝7Gは芯材7の全域乃至は両端側に形成しておけ
ば、配設方向が限定されず取付が容易となる。 本実施例において発熱体9はニクロム線を用い2ており
、従って上記溝7Gはニクロム線のソレノイド部分が互
いに接触しないように且つニクロム線との接触面積が広
くなるような断面路V溝からなっており、本実施例では
螺旋状に穿設されている。 本実施例で該溝7Gは、芯材7の上部10〜201mの
範囲にピンチ約0.4〜1鳳重の間隔で形成してあり、
又使用するニクロム線は、電源となる電池の電気容量に
対応して適宜選ばれるが、一般にその抵抗値は6オーム
〜15オームの範囲のもが選ばれる。 ここで蒸散用液体30が発熱体9に接触し、蒸散してい
く温度は約100〜140℃であり、そのガス体は白煙
を発生する。 これは高温のため、蒸散用液体30の高濃度で蒸散した
ガス体が周囲の温度(一般には室温)により急激に冷却
され、目視できる(ん煙となるためと推定される。 このために発熱体9であるニクロム線と芯材7に含浸さ
れた蒸散用液体30とが直接に且つ広く接触することが
必要であって前記溝7Gの構成が採られている。 次ぎに、電池による使用の条件は、電池の回復特性から
見て、1〜2分の通電(蒸散)使用後、20〜30分間
休止させると約3V〜2.2■の間で間欠的に長期にわ
たり安定使用することができる。 芯材7の蒸散用液体30の吸い上げ能力は、この場合は
大きな因子ではなく、前述の如り、20〜30分間の休
止期間に芯材突出部7a(ぬれ面)まで吸い上がってい
ればよい。 芯材7の太さ、長さ、空隙率は、蒸散条件即ち、本実施
例の場合、芯材突出部7aの上部の発熱体9の取付けら
れる部分が含浸保有する液量が蒸散量とほぼ同一乃至そ
れ以上であること、1〜2分の通電時間中に芯材7に含
浸されている蒸散用液体を液温(一般に室温)から10
0〜140“Cまで急速に加熱させ且つ蒸散させ得る、
という条件を満たすよう実験により適宜決定される。 本実施例の場合、繊維結束体を構成する繊維71b・樹
脂71a・空隙70の各断面占有率はそれぞれ10〜9
0%、1〜40%、10〜80%のなかから適宜選択さ
れる。 また、中実異形成型体の場合は、樹脂73、空隙70の
各断面占有率はそれぞれ10%〜90%、5〜90%の
中から適宜選択される。 この芯材7は、蒸散用液体の蒸散成分を軽い成分から重
い成分までの連敗成分を一気に蒸散するので、蒸散成分
の質をバランスよく均一に保つことができる。 そこで、芯材7の上記作用につき、更に下記の実施例−
1を基に説明する。 [実施例−1] 単糸デニールが3デニールで、単位メートル当たりの重
量が2.2g/mのアクリル繊維製スライバーに、固形
分18%のメラミン樹脂溶液を含浸させ、2.6mmφ
の成型金型を通過させ、次に、100℃から250℃に
加熱された熱風炉内を通過させ、乾燥、熱キアー処理を
し、2.6mmφの連続棒状体を形成し、この棒状体を
センターレスグラインダー及びカットの工程に通し、外
径2.3mmφ、全長60m/mの棒状体の繊維結束体
を得た。 この上部約10龍にニクロム線巻き込み用のFi7Gを
穿ち、ニクロム線9を嵌込むように巻きつけて本実施例
の芯材7を成型した。 この芯材7のアクリル繊維、メラミン樹脂、空隙の各断
面占有率は36%、14%、50%であった。 この芯材7を用いて、10m1のサンプル瓶3のキャッ
プの中心部に上記芯材7を差込み、サンプル瓶3に蒸散
用液体30としてローズ系調合香料(アルコール84,
2%、エステル5.8%、フェノール6.4%、アルデ
ヒド0.5%、炭化水素0.8%、その他2.3%)を
混合溶剤(エチルアルコールと3−メチル−3−メトキ
シブタノール、1:1)に10%濃度にとかしたちの7
.5gを入れた後、前記キャップを取り付け、ニクロム
線9の両端に単一乾電池2つ(直流3■、約0.39〜
0.42A)の電流をかけて、その蒸散の状態を調べた
。 即ち、ニクロム線9に2分間通電し、28.2分間通電
を停止するというパターンを342回繰り返した。 蒸散用液体30(香料)の消費量は6.9gであり、ス
タート時のガスクロチャートと、342回終了時の残液
のガスクロチャートを第7図(al (blに示す。 これにより、両者の間にほとんど差異がなく、均一成分
にて蔑散したことがわかる。 この蒸散は有理を伴っており目視により確認された。 [実施例−2] 第10図(alに示した中実異形成型体とほぼ相似形の
成型開口を持つ、押出し成型用金型を押出し成型機にセ
ットし、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)
を370°Cにて加熱溶融し、成型金型より押出しその
積、延伸することにより2.3m/mφの連続棒状体と
し、これを長さ70m/mに切断した。この上部約10
m/mに蒸散用の螺旋状の溝を切り、本実施例の芯材7
とした。 この芯材7を用いて前記実施例−1と同様の測定を行っ
た結果同様の効果を奏することが確認された。 なお、使用する蒸散用液体30は、芳香成分、殺虫成分
、薬効成分等の種類を問わず、また揮散成分を有するも
のであれば殆んどのものが本発明の対象に入るが、これ
らの成分や溶剤は加熱時における蒸散量が少ないもの、
例えば上記実施例−1における同一条件のもとで、蒸散
量が10mg/分以上のものが好ましく 、10mg/
分未溝のものの使用はできるだけ避けることが好ましい
。 第8図には加熱型有煙蒸散器1のカバ一体4′の異なる
実施例を示す。 このカバ一体4゛には上方に蒸散孔41が透設されてお
り、ごの蒸散孔41には内側から加熱装置6のフード部
8の上端が面一状に嵌込まれている。 これにより、芯材7から加熱されて蒸散するガスは、フ
ード部8によりガイドされて、カバ一体4゛内にこもる
ことなく、直接に全て上方へ立ち昇らせることかできる
。 このように、この発明ではフード部8を設けた場合、該
フード部8はカバ一体4゛と同一面乃至上方に(煙突状
に)突出するように配設してもよく、この場合にカバ一
体4”には通気孔を設けなくてもよい。 また、給電側端子5Bは、本実施例の如き差し込みプラ
グ型式に限定されず、例えばベース部60上に立設され
る一対の棒状接点に形成し、一方給電側端子5Aを立ち
上がり部2Bから略水平に突出して前記棒状の給電側端
子5Bと直交して接触する棒状線点に形成してなる組合
せ構成、或いは給電側端子5Bをベース部60側面に面
状に形成し、一方供電側端子5Aを保持部材23.23
の内面で上記面状の給電側端子5Bと接触する面状に形
成してなる組合せ構成その他如何なる接点構成であって
もよい。 なお、上記実施例では電源に内蔵電池を用いたが、その
種類性能は問わない。 更に、加熱型有煙蒸散器内に電源を設けず、コードを介
して室内用コンセントから電力を導入する構成であって
もよい。 また本考案では蒸散用液体容器に充填される成分は殺虫
成分、薬効成分、芳香成分その他如何なる成分であって
もよい。 また蒸散用液体容器の取付姿勢は起立状に限定されず横
倒状その他如何なる配置であってもよい。
【発明の効果】
この発明の加熱型有煙蒸散器は、発熱体と蒸散芯のぬれ
面との接触面を広くすると共に、ぬれ面における蒸散面
部分を発熱体が塞ぎ又は狭めることのないよう発熱体を
配設しているので、少ない電気容量で急速に無駄なく加
熱することができる。 これにより、蒸散用液体は有理で蒸散することができる
ので、蒸散を目視により確認することができまた趣味感
を高める。 またこれと共に軽い成分から重い成分までの揮散成分を
一気に出すことができ、繰り返し蒸散を行っても変化す
ることがない信頼性を有する。 更に、小容量の電池でも発熱体を作動させ得るので、加
熱型有煙蒸散器に内蔵した電池を電源とすることができ
、所謂コードレスとして設置場所を問わず可搬性に優れ
たものである。 また室内コンセントを用いる場合には従来例に比べ消費
電力の省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の加熱型有煙蒸散器のケースを外した
状態の斜視図、第2図は同平面図、第3図は側面図、第
4図は正面図、第5図は回路図、第6図は蒸散芯のぬれ
面の溝と発熱体との関連を示す部分拡大図、第7図(a
’l (blはスタート時と終了時のそれぞれの揮散状
態を示すガスクロチャート、第8図は異なる実施例を示
す正面図、第9図(al (blは繊維結束体の断面図
、第10図(a) (b)は中実異形成型体の断面図で
ある。 ■・・・加熱型有煙蒸散器 2・・・蒸散器本体 3・・・蒸散用液体容器 4・・・カバ一体 5A・・供電側端子 5B・・給電側端子 6・・・加熱装置 7・・・芯材 7G・・溝 8・・・フード部 9・・・発熱体 C1・・瞬時通電回路 C2・・タイマー回路 第1図 第2図 2Sl 第5図 C2/’ 第 (a) 7図 第9図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、繊維を樹脂若しくは繊維同志で部分的に結着さ
    せ軸方向及び径方向に連通多孔質状の空隙を形成してな
    る蒸散芯、または樹脂を断面中実異形の棒状体としその
    表面に縦状溝を1条ないし複数条穿設してなる蒸散芯と
    、 該蒸散芯のぬれ面に略等間隔に複数配設された溝と、 該溝に隙間なく嵌込まれると共に、相互に接触すること
    なく蒸散芯に取付けられた発熱体 とを備えてなる加熱型有煙蒸散器。
  2. (2)、蒸散器本体に内蔵された電池を電源とし、タイ
    マー回路を介して間欠的に発熱体を通電することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の加熱型有煙蒸散器。
  3. (3)、発熱体がニクロム線からなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の加熱型有煙蒸散器。
  4. (4)、発熱体の周囲を空隙を介して囲繞するフード部
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    加熱型有煙蒸散器。
JP61006990A 1986-01-16 1986-01-16 加熱型有煙蒸散器 Pending JPS62164466A (ja)

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