JPS62164218A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS62164218A JPS62164218A JP61004564A JP456486A JPS62164218A JP S62164218 A JPS62164218 A JP S62164218A JP 61004564 A JP61004564 A JP 61004564A JP 456486 A JP456486 A JP 456486A JP S62164218 A JPS62164218 A JP S62164218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- magnetic recording
- magnetic
- triester
- lubricant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、磁気テープやフロッピーディスクとして用い
られる磁気記録媒体に関し、特に耐久性と走行安定性の
改良された磁気記録媒体に関するものである。
られる磁気記録媒体に関し、特に耐久性と走行安定性の
改良された磁気記録媒体に関するものである。
従来の技術
磁気記録媒体としては、従来よシポリエステルフィルム
などの支持体上に磁性塗料を塗着して作られたものが多
く用いられているが、磁気ヘッドと摺接するために高度
の耐久性とともに走行安定性が要求される。このため、
磁性塗膜の中に添加２へ−７ される潤滑剤の選択が極めて重要となる。従来用いられ
て来た潤滑剤の例としては、脂肪酸エステル、液状炭化
水素、シリコーン油、フッ素油などさまざまであシ、例
えば特公昭４３−２３８８９号公報１％公昭４８−２５
９２３号公報、特開昭５２−４９８０３号公報などが知
られている。
などの支持体上に磁性塗料を塗着して作られたものが多
く用いられているが、磁気ヘッドと摺接するために高度
の耐久性とともに走行安定性が要求される。このため、
磁性塗膜の中に添加２へ−７ される潤滑剤の選択が極めて重要となる。従来用いられ
て来た潤滑剤の例としては、脂肪酸エステル、液状炭化
水素、シリコーン油、フッ素油などさまざまであシ、例
えば特公昭４３−２３８８９号公報１％公昭４８−２５
９２３号公報、特開昭５２−４９８０３号公報などが知
られている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら上記のような構成では、耐久性を重視して
潤滑剤添加量をふやすと走行性に問題を生ずることがあ
った。このような問題は特に高密度両面フロッピーディ
スクのように、磁気記録媒体が高い表面平滑性をもち、
かつ磁気ヘッドと広い面で摺接する場合に発生しやすか
った。例えば、磁気記録媒体と磁気ヘッドとが静止状態
で長時間接触するような場合、磁気記録媒体表面に存在
する液状潤滑剤層が両者を接着し、起動トルクを著しく
高めるという現象が見られることがある。
潤滑剤添加量をふやすと走行性に問題を生ずることがあ
った。このような問題は特に高密度両面フロッピーディ
スクのように、磁気記録媒体が高い表面平滑性をもち、
かつ磁気ヘッドと広い面で摺接する場合に発生しやすか
った。例えば、磁気記録媒体と磁気ヘッドとが静止状態
で長時間接触するような場合、磁気記録媒体表面に存在
する液状潤滑剤層が両者を接着し、起動トルクを著しく
高めるという現象が見られることがある。
本発明は上記の問題に鑑み、耐久性と走行安定性が改良
された磁気記録媒体を提供するものである。
された磁気記録媒体を提供するものである。
問題点を解決するための手段
上記の問題を解決するために、本発明の磁気記録媒体は
潤滑剤として、少くともグリセリントリエステルとリン
酸トリアルキルエステルとヲ磁性塗膜中に含ませてなる
ものである。
潤滑剤として、少くともグリセリントリエステルとリン
酸トリアルキルエステルとヲ磁性塗膜中に含ませてなる
ものである。
本発明において使用するグリセリントリエステルとして
は、グリセリンと炭素数６〜１８の飽和および不飽和脂
肪酸とからなるトリエステルであって室温で液状のもの
が好ましく、その例としてグリセリルトリカプリレート
、グリセリルトリカプレート、グリセリル−１−オレオ
−２，３シカプレート、グリセリルトリオレート、グリ
セリル−２−オレオ−１，３ジ２ウレート、グリセリル
−１−ミリスト−２，３ジオレートなどがある。
は、グリセリンと炭素数６〜１８の飽和および不飽和脂
肪酸とからなるトリエステルであって室温で液状のもの
が好ましく、その例としてグリセリルトリカプリレート
、グリセリルトリカプレート、グリセリル−１−オレオ
−２，３シカプレート、グリセリルトリオレート、グリ
セリル−２−オレオ−１，３ジ２ウレート、グリセリル
−１−ミリスト−２，３ジオレートなどがある。
次に、本発明において使用するリン酸トリアルキルエス
テルとしては炭素数１４〜２０８度の飽和脂肪族アルコ
ールとリン酸とからなるトリエステルであシ、その列と
して、トリテトラデシルホスフェート、トリヘキサデシ
ルホスフェート、トリステアリルホスフェートなどがあ
る。これらは室温で固体状を呈するものである。両者の
配合比率としては、グリセリントリエステル１００部に
対し、リン酸トリアルキルエステル１〜３０部がよく、
また磁性粉１００部当シの潤滑剤合計量は、３〜１５部
程度が適当である。
テルとしては炭素数１４〜２０８度の飽和脂肪族アルコ
ールとリン酸とからなるトリエステルであシ、その列と
して、トリテトラデシルホスフェート、トリヘキサデシ
ルホスフェート、トリステアリルホスフェートなどがあ
る。これらは室温で固体状を呈するものである。両者の
配合比率としては、グリセリントリエステル１００部に
対し、リン酸トリアルキルエステル１〜３０部がよく、
また磁性粉１００部当シの潤滑剤合計量は、３〜１５部
程度が適当である。
作用
本発明において使用するグリセリントリエステルは磁気
ヘッドの摺動に対する磁性塗膜の耐久性を著しく向上さ
せる。
ヘッドの摺動に対する磁性塗膜の耐久性を著しく向上さ
せる。
しかしながら、このような磁性塗膜を高密度両面フロッ
ピーディスクに用いた場合、耐久性を向上するために上
記エステル配合量をふやすと、磁性塗膜表面に液状潤滑
剤が滲出し、これが磁気ヘッドを吸着するために起動ト
ルクが著しく高くなるという現象がしばしば発生する。
ピーディスクに用いた場合、耐久性を向上するために上
記エステル配合量をふやすと、磁性塗膜表面に液状潤滑
剤が滲出し、これが磁気ヘッドを吸着するために起動ト
ルクが著しく高くなるという現象がしばしば発生する。
本発明は上記２種のエステルにさらにリン酸トリアルキ
ルエステルを加えるものであり、これによって上記の起
動トルクの上昇が抑制される。そのメカニズムの詳細は
十分明確にはなっていないが、上記リン酸トリアルキル
エステルが塗膜表面５へ−７ に極微細な固体粒子として微量に存在し、これが塗膜の
摩擦係数を著しく低下させ、磁気ヘッドの吸着と起動ト
ルクの上昇を抑えるものと考えられる。この場合、リン
酸トリアルキルエステルの配合量が過少であれば上記の
効果が少なく、また逆に過大になると磁性塗膜表面に存
在する固体微粒子量が多くなるためにミッシングパルス
などが発生しゃすくなシ、トラック品質を低下させるお
それがある。
ルエステルを加えるものであり、これによって上記の起
動トルクの上昇が抑制される。そのメカニズムの詳細は
十分明確にはなっていないが、上記リン酸トリアルキル
エステルが塗膜表面５へ−７ に極微細な固体粒子として微量に存在し、これが塗膜の
摩擦係数を著しく低下させ、磁気ヘッドの吸着と起動ト
ルクの上昇を抑えるものと考えられる。この場合、リン
酸トリアルキルエステルの配合量が過少であれば上記の
効果が少なく、また逆に過大になると磁性塗膜表面に存
在する固体微粒子量が多くなるためにミッシングパルス
などが発生しゃすくなシ、トラック品質を低下させるお
それがある。
次に、これら２種のエステルは磁性塗料中に添加するこ
とによシ上記のような効果を得ることができるが、他の
方法として、上記エステルヲトリクロロトリフルオロエ
タンなどの適当な溶剤に溶かした溶液を磁性塗膜に塗布
、噴霧、浸漬などによシ行うことも採用することができ
る。
とによシ上記のような効果を得ることができるが、他の
方法として、上記エステルヲトリクロロトリフルオロエ
タンなどの適当な溶剤に溶かした溶液を磁性塗膜に塗布
、噴霧、浸漬などによシ行うことも採用することができ
る。
このように本発明は上記の構成によって耐久性とともに
走行安定性が確保された磁気記録媒体を提供するもので
ある。
走行安定性が確保された磁気記録媒体を提供するもので
ある。
実施例
以下に本発明の実施例について説明する。実施６ベー７
゛ 列中、部とあるのはすべて重量部である。
゛ 列中、部とあるのはすべて重量部である。
実施例１
コバルト被着磁性酸化鉄１００部、硝化綿（無化成工業
社製、商品名５Ｌ−１）１２部、ポリウレタン樹脂（日
本ポリウレタン工業社製、商品名Ｎ−２３Ｃｌ ）１６
部、Ｌ／ジチア２部、 ／’Ｊ ｇ ノブラック５部
、アルミナ粉末４部、グリセリルトリオレート７部、ト
リステアりルホスフエート１部、）ルエン１４０部、メ
チルエチルケトン１４０部、シクロへキサノン９０部を
ボールミル中テ１２時間混合したのち、ポリイソシアネ
ート化合物（日本ポリウレタン工業社製、商品名コロネ
ートＬ）５部を加え良く混合して作った磁性塗料を厚さ
７５μｍのポリエステルフィルムの両面に、乾燥塗膜の
厚さが１．３μｍとなるように塗布し、さらにカレンダ
リングによシ表面を平滑化したのち、６０℃、２４時間
加熱硬化し原反を得た。
社製、商品名５Ｌ−１）１２部、ポリウレタン樹脂（日
本ポリウレタン工業社製、商品名Ｎ−２３Ｃｌ ）１６
部、Ｌ／ジチア２部、 ／’Ｊ ｇ ノブラック５部
、アルミナ粉末４部、グリセリルトリオレート７部、ト
リステアりルホスフエート１部、）ルエン１４０部、メ
チルエチルケトン１４０部、シクロへキサノン９０部を
ボールミル中テ１２時間混合したのち、ポリイソシアネ
ート化合物（日本ポリウレタン工業社製、商品名コロネ
ートＬ）５部を加え良く混合して作った磁性塗料を厚さ
７５μｍのポリエステルフィルムの両面に、乾燥塗膜の
厚さが１．３μｍとなるように塗布し、さらにカレンダ
リングによシ表面を平滑化したのち、６０℃、２４時間
加熱硬化し原反を得た。
実施例２〜６
実施ρす１において、使用する潤滑剤の種類と配合比率
だけを種々に変え、その他の条件は同一とアｌ、− した原反を試作した。その内容を実施例１とともに下記
の第１表に示した。
だけを種々に変え、その他の条件は同一とアｌ、− した原反を試作した。その内容を実施例１とともに下記
の第１表に示した。
比較例１〜４
実施例１において、潤滑剤の種類を１種類とし、他の条
件は同一とした原反を試作した。その内容全第１表にあ
わせて示した。
件は同一とした原反を試作した。その内容全第１表にあ
わせて示した。
（以下余白）
９ ・＼−
上記実施例および比較例で得られた原反を円板状に打抜
き表面研磨したのち、ケースに挿入してフロッピーディ
スクとした。このディスクを２５°Ｃ１６０チＲ０Ｈ０
においてヘッド圧を４７．５ｇに高めた両面ドライブに
装填し、加速耐久試験を行った。また、このディスクを
両面ドライブに装填し、３０分間駆動、１０分間停止を
１０サイクル繰返し、試験前後の起動トルク測定値から
変化率を算出した。また、ミッシングパルスとエキスト
ラパルスの有無よシ、トラック品質の良否をしらべた。
き表面研磨したのち、ケースに挿入してフロッピーディ
スクとした。このディスクを２５°Ｃ１６０チＲ０Ｈ０
においてヘッド圧を４７．５ｇに高めた両面ドライブに
装填し、加速耐久試験を行った。また、このディスクを
両面ドライブに装填し、３０分間駆動、１０分間停止を
１０サイクル繰返し、試験前後の起動トルク測定値から
変化率を算出した。また、ミッシングパルスとエキスト
ラパルスの有無よシ、トラック品質の良否をしらべた。
下記の第２表にそれらの結果をまとめて示す。
（以下余白）
１０ベーノ
１１ ヶ−７
第２表の結果よシ明らかなように、実施例に示すような
潤滑剤配合条件により、加速耐久性、起動トルク増加率
、トラック品質とも良好なディスクが得られることがわ
かる。
潤滑剤配合条件により、加速耐久性、起動トルク増加率
、トラック品質とも良好なディスクが得られることがわ
かる。
他方比較列に示すように、グリセリントリエステルとリ
ン酸トリアルキルエステルのうち、いずれか一方しか用
いなかった場合には、上記の緒特性を満足することが難
しいことがわかる・発明の効果 以上のように本発明によれば、潤滑剤として少くともグ
リセリントリエステルとリン酸トリアルキルエステルの
両者が含まれてなる磁性塗膜を支持体上に形成すること
により、耐久性と走行安定性と信頼性の高い磁気記録媒
体を得ることができる。
ン酸トリアルキルエステルのうち、いずれか一方しか用
いなかった場合には、上記の緒特性を満足することが難
しいことがわかる・発明の効果 以上のように本発明によれば、潤滑剤として少くともグ
リセリントリエステルとリン酸トリアルキルエステルの
両者が含まれてなる磁性塗膜を支持体上に形成すること
により、耐久性と走行安定性と信頼性の高い磁気記録媒
体を得ることができる。
Claims (1)
- 潤滑剤として、少くともグリセリントリエステルとリン
酸トリアルキルエステルとが含まれてなる磁性塗膜を支
持体上に形成することを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61004564A JPS62164218A (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61004564A JPS62164218A (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62164218A true JPS62164218A (ja) | 1987-07-20 |
Family
ID=11587532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61004564A Pending JPS62164218A (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62164218A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002128267A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Mitsuru Sato | 段差を有する物品の取扱い装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56127932A (en) * | 1980-03-13 | 1981-10-07 | Tdk Corp | Magnetic recording medium |
-
1986
- 1986-01-13 JP JP61004564A patent/JPS62164218A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56127932A (en) * | 1980-03-13 | 1981-10-07 | Tdk Corp | Magnetic recording medium |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002128267A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Mitsuru Sato | 段差を有する物品の取扱い装置 |
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