JPS62163229A - 真空しや断器用接点材料 - Google Patents

真空しや断器用接点材料

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JPS62163229A
JPS62163229A JP61003763A JP376386A JPS62163229A JP S62163229 A JPS62163229 A JP S62163229A JP 61003763 A JP61003763 A JP 61003763A JP 376386 A JP376386 A JP 376386A JP S62163229 A JPS62163229 A JP S62163229A
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JP61003763A
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納谷 榮造
奥村 光弘
聖一 宮本
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/02Contacts characterised by the material thereof
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は大’eff、流しゃ所持性に浸れた真空しゃ
断器用接点材料に関するものである。
〔従来の技術〕
真空しゃ断器は、その無保守、無公害性、優れたしゃ断
性能等の利点を持つため、適用範囲が急速に拡大してき
ている。また、それに伴い、より高耐圧化、大電流しゃ
断器の要求がきびしくなってきている。一方、真空じゃ
、fr器の性能は真空容器内の接点材料によって決定さ
れる要素がきわめて大である。
真空しゃ断器用接点材料の満足すべき特性として、(1
)シゃ新客量が大きいこと、(2)耐電圧が高いこと、
(3)接融抵抗が小さいこと、(4)溶着力が小さいこ
と、(5)さい断電流値が小さいこと、(6)加工性が
良いこと、(7)十分な機械的強度を有すること、等が
ある。
実際の接点材料では、これらの特性を全て満足させるこ
とは、かなり困難であって、一般には用途に応じて持に
重要な特性を満足させ、他の特性をある程度犠牲にした
材料を使用しているのが実状であり、例えば特開昭55
−78429号に記載の銅−タングステン接点材料は耐
電圧性能が憂れているため、負荷開閉器や接触器等の用
途によく用いられている。但し、電流しゃ断性能が劣る
という欠点を持っている。
一方、例えば特開昭54−71375号に記載の調−ク
ロム接点材料は非常にしゃ断性能が浸れているため、し
ゃ断器等の用途によく用いられているが、耐電圧性能で
は上記M−タングステン接点材料に劣っている。
また、例えば特開昭54−147481号に記載の銅−
クロム−ビスマス接点材料は溶着例外し力カ低いため、
真空しゃ断器の操作力を低くすることが出来、この結果
しゃ断器をコンパクトに設計出来るという利点と、さい
断電流値が低いという利点を持っているが、銅−クロム
接点材料に比べ、しゃ断性能と耐電圧性能が若干劣って
いる。
また、例えば特願昭59−2]0619号に記載の銅−
モリブデン−ニオブ接点材料はしゃ断性能、耐電圧性能
が非常に優れているため、今後広く使用されるものと思
われるが、さい断電流値及溶着例外し力が前述の鋼−ク
ロム−ビスマス接点材料に比べ若干高いという特性を示
していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の真空しゃ所用接点は以上のように、各々の特性を
いかして使用されてきたが、近年、真空しゃ断器の大電
流化、高電圧化への要求がきびしくなり、従来の接点材
料では要求性能を十分満足させることが困難になってき
ているっ又、真空しゃ断器の小型化に対しても、より憂
れた性能をもつ接点材料が求められている。
この発明は上記のような従来のものを改良するためにな
されたもので、しゃ断性能、耐電圧性能に夏れ、溶着例
外し力、さいl!fT’4流値が低く、接点消耗量が少
い真空しゃ断器用接点材料を提供することを目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
合物を添加した材料を試作し、真空しゃ断器に組込み、
厘々の実験を行った。この結果、銅とモリブデンとニオ
ブにビスマス、テルル、アンチモン、タリウム、鉛、セ
レン、セリウム及カルシウムの低融点金属を1種以上含
有した接点材料は、しゃ断、耐電圧性能に優れ、溶着例
外し力、さい断電流値が低く、接点消耗量が少ないこと
が判った。
〔作用〕
この発明による真空しゃ断器用接点材料は、銅とモリブ
デンとニオブとビスマス、テルル、アンチモン、タリウ
ム、鉛、セレン、セリウム及カルシウム等の低融点金属
を1皿以上含有したことを特徴としたものである。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について説明する。
(接点材料の作成) 接点材料の作成は、粉末冶金法により、溶浸法、完全粉
末焼結法及びホットプレス法の3通りで行った。
’IT+/T’lンクW:a・比rr)@H8μ=に*
’F−IJ+XU±69tz’FAζQppmのモリブ
デン粉末と粒径40pm以下のニオブ粉末と粒径40μ
m以下の銅粉末と粒径75μm以下のビスマス粉末を各
々73.8対7.7対対13、O対0.5の割合で秤量
した後、2時間混合を行った。つづいて、この混合粉を
所定の金型に充填し、1tOn/6rL2の荷重でプレ
スし成形を行った。次にこの成形体に無酸素銅の塊をの
せて水素雰囲気中1250℃で1時間保持し、無酸素銅
を成形体に含浸させ接点材料とした。この接点材料の最
終成分比は表1のサンプルN−B1−13である。なお
、表1には上記に示したものと同一方法により製造した
他の成分比の接点材料についても挙げである。
第2の完全粉末焼結法による接点材料製造法は平均粒径
3μmのモリブデン粉末と粒径40μm以下のニオブ粉
末と粒径75μm以下の銅粉末と粒径75μm以下のビ
スマス粉末を各々88.1対1.9対59.9対0.1
の割合で秤量した後2時間混合を行った。つづいて、こ
の混合粉を所定の形状の金型に充填しJIJton71
m”の荷重でプレスし成形を行った。
次に、この成形体を水素雰囲気中−銅の融点直下で2時
間焼結を行い接点材料とした。この接点材料の最終成分
比は表2のサンプルN−B1−89である。
同様にして得られた他の接点材料についても合せて表2
に示す。
第8のホットプレス法による接点材料製造法は平均粒径
3μmのモリブデン粉末と粒径40μm以下のニオブ粉
末と粒径75μm以下の銅粉末と粒径75μm以下のビ
スマス粉末を各々38.1対1.9対59.9対0.1
の割合で秤量した後2時間混合を行った。つづいて、こ
の混合粉をカーボン製のダイスに充填し、真空中100
0℃で2時間加熱、この間に200kg/crtt” 
 の荷重を加え、接点材料の塊を得た。
得られた接点材料の最終成分比は表8のサンプルN−B
i−IHである。同様にして得られた他の接点材料につ
いても合せて表3に示す。
また、上記本発明接点材料との性能比較のため従来用い
られている接点材料を表4に示す。製造方法は前述の完
全粉末焼結法と同一方法を用いた。
(接点材料の性能) 各方法により製造された上記接点材料は直径2Qil1
mの電極に機械加工された後、真空スイッチに組込み、
種々の電気特性を測定した。表6に測定結果を示す。測
定はシャ断性能、il[圧性能、サイ断電流値、溶着用
外し力及接点消耗量について行い、その結果は従来例で
あるCu−25CrC表4のサンプルC−1)の性能を
基準として倍率で表わした。従ってシャ断性能について
は倍率の高い方が優れており、その倍率が1以上のもの
は従来例であるCu−25Crより優れたシャ断性能を
有していることを表わしている。耐電圧性能についても
シャ断性能と同じく、倍率の高い方が優れていることを
表わしている。一方、サイ断電流値は使用上低い方が望
ましく、従って倍率の小さい方が優れている。同様に溶
着用外し力は低い方が操作機構上有利であり、接点消耗
量に関しても少ない方が望ましく、双方共倍率の値が小
さい方が優れている。
表5よりしゃ断性能に関しては溶浸法により製造した本
究明材料のほとんどが、従来例であるCu−25Crよ
り優れていることが判り、シャ断性能の値が1以下であ
るものについても、例えばサンプルN−B1−78と同
等のB重量(20wt%)を含有したCu−Cr−B1
  材(サンプルC−B1−7)C表6)を比較した場
合、N−B1−78が0.6 (Cu−25Cr比)で
C−B1−7が0.51 (Cu−25Cr比)で本発
明材料の方が優れていることが判る。第1図は本発明接
点材料のしゃ断性能を示した図であり、 Cu量が約6
0重量%の溶浸法で製造した接点材料のしゃ断性能につ
いて表わしたものである。図の縦軸は従来のCu−25
Cr接点材料(サンプルC−1)を基準としたしゃ断性
能を表わし、横軸はBi添加量を表わしている。図中1
はMoに対するNbの添加量が4.7wt%品について
Bi添加量を変化させた靜の(サンプルN−B1−1 
、 N−B1−13 、 N−B1−25 、 N−B
1−37 、 N−B1−49 。
N−B1−61 、 N−B1−73 )L/や断性能
を示し、図中2は同じ<Moに対しNbを9.4wt%
添加した材料(サンプルN−B1−2 、 N−B1−
14 、 N−B1−26 、 N−B1−88 、 
N−B1−50 。
N−B1−62. N−B1−74 )、図中8は同じ
(Moに対しNbを13.9wt%添加した材料(サン
プルN−B1−8 、N−B1−15 、 N−B1−
27 、 N−B1−89 、 N−B1−51 、 
N−B1−68 、 N−B1−75)、図中4は同じ
<Moに対しNbを28.5wt%添加した材料(サン
プルN−B1−4. N−B1−16. N−B1−2
8゜N−B1−40 、 N−B1−52 、 N−B
1−64 、 N−B1−76 )についてBi添加量
を変化させた際のしゃ断性能を示している。又、図中5
は従来例であるCu−25CrにBiを添加した際のし
ゃ断性能を示しており、図中6は従来例であるCu−M
o(サンプルM−1)の(サンプルC−1、C−B1−
1 、 C−B1−2 、 C−B1−8 、 C−B
1−4 、C−B1−5 、C−B1−6 、 C−B
1−7) シゃ断性能を示した点である。尚、従来例の
測定結果は表6に示しである。
第1図よすMoに対するNb添加量が各々9.4Wt9
6゜13.9wt%、28.5wt96である本発明接
点材料(図中2.8.4)はBi添加量が20wt%で
も従来のCu−25Cr接点材料より優れていることが
判り、Moに対するNb添加量が4.7wt%である本
発明接点材料(図中1)についてもBi添加量が5wt
%までなら従来例であるCu−25Cr接点材料より優
れており、Bi添加量が5wt%以上でも前述の様にC
u−25Cr−Bi材(図中5)に比べ優れていること
が判る。第2図は本発明接点材料のしゃ断性能を示した
図であt)、Cu量が約50重量%の溶浸法で製造した
接点材料のしゃ断性能について表わしたものである。図
の樅軸及横紬は第1図と同じであり、図中7はMoに対
するNbの添加量が4.7wt%でありB】添加量を変
化させた本発明接点材料(サンプルN−B1−5 、 
N−B 1−17 、 N−B1−29 、 N−B1
−41 、 N−B1−51. N−B1−65 、 
N−B i −77)のしゃ断性能を示し、図中8は同
じ(Moに対するNbの添刀口危が9゜4wt%であり
B1添加量を変化させたもの(サンプルN−B1−6 
、 N−B1−13 、 N−B1−80 。
N−B1−42 、 N−B1−54 、 N−B1−
66 、 N−B1−78 )、図中9は同じ<Moj
こ対するNbの添加量が13.9wt96でありBi添
加量を変化させたもの(サンプルN−B1−7 、N−
B1−19. N−B1−81 、 N−B1−48.
 N−B1−55. N−B1−67、 N−B1−7
9)、図中10は同じ<Moに対するNbの添加量が2
8.5 w t%でありBi添加量を変化させたもの(
サンプルN−B1−8 、 N−B1−20 、 N−
B1−32.N−B1−44.N−B1−56. N−
B1−68. N−B1−80)のしゃ断性能を示した
ものである。第2図よりMoに対するNb添加量が各々
4.7w t%、 9.4wt%、 13.9wt%、
 28.5wt% である本発明接点材料(図中、7,
8,9.10)はB1添加量が20wt%でも従来のC
u−25Cr接点材料より優れたしや断性能を有してい
ることが判る。又、第1図と比較して、Moに対するN
b添加量が4.7wt%である本発明接点材料及9.4
wt%である本発明接点材料のしゃ断性能が向上してい
ることが判る。第8図は同じく本発明接点材料のしゃ断
性能を示した図であt)、Cu量が約40wt%の溶浸
法で製造した接点材料のしゃ断性能について表わしたも
のである、図の縦軸と横軸は第1図と同じであり、図中
11はMoに対するNbの添加量が4.7wt%であり
、Bi添加量を変化させた本発明接点材料(サンプルN
−B i −9、N−B 1−21 、 N−B1−8
8 、 N−B1−45 、 N−B1−57 、 N
−B1−69 、 N−B1−81)のしゃ断性能を示
し、図中12は同じ(Moに対するNbの添加量が9.
4wt%でありBi添加量を変化させたもの(サンプル
N−B1−10 、 N−B1−22 、 N−B1−
84 。
N−B1−46 、 N−B1−58 、 N−B1−
70 、 N−B1−82 )、図中13は同じ<Mo
に対するNbの添加量が13.9wt%でありBi添加
量を変化させたもの(サンプルN−B i −11、N
−B1−28 、 N−B1−85 、 N−B1−4
7 、 N−B1−59 、 N−B1−71 、 N
−B1−88)、図中14は同じ(Moに対するNbの
添加量が28.5 w t%でありBi添加量を変化さ
せたもの(サンプルN−B1−12 、 N−Bj−2
4、N−B1−86 、 N−B1−48 、 N−B
1−60 、 N−B1−72 、 N−B1−84 
)のしゃ断性能を示したものである。第3図よりMoに
対するNb添加量が各々9.4wt%、13.9wt%
、28.5wt%である本発明接点材料(図中、12.
13.14 )はBf添加量が20wt%でも従来のC
u−25Cr接点材料より優れたしゃ断性能を有してお
り、 Moに対するNb添加量が4.7wt%である本
発明接点材料(図中11)についてもBi添加量が11
.5wt%までなら従来例であるCu−25Cr接点材
料より優れており、Bi添加量が11.5wt%以上で
もCu−25Cr−Bi材(第1図図中5)と比較して
同−Bi添加量の点に於て優れていることが判る。又、
第2図と比較して、全般的にしゃ断性能が低下しており
、第1図と合せて比較すると、 Cu量50wt%近傍
がしゃ断性能について最適と考えられる。一方、第1図
、第2図及第3図に於て、Bi添加量が増加した場合の
しゃ断性能の低下の度合いはCuiが40wt%の方が
他に比べて少ない傾向にあることが判る。尚、本発明接
点材料(サンプルN−B1−1〜N−B1−84)と従
来のCu−Mo接点材料(サンプルM−1)を比較する
と本発明接点材料すべてがCu−Mo接点材料より優れ
たしゃ断性能を有していることをつけ加えておく。
以上の事よりMoに対する励添加量が9.4wt%以上
であればBi添加量に依らず、Cu量も40〜60wt
%の範囲で従来例であるCu−25Cr接点材料より優
れたしゃ断性能を示し、Moに対するNb添加量が4.
7wt96@であればCu量が40wt%の場合Bi添
加量は5wt%まで、Cu量が60wt%の場合は11
.5wt%まで従来のCu−25Cr接点材料より優れ
たしゃ断性能を示し、同じく1〜4oに対するNb添加
量が4.7wt%でCu量が50wt%であればBi添
加量に依らず、従来例より優れたしゃ断性能を示してお
り、従来例であるCu−25Cr−Biと同−B重量で
比較すれば、本発明接点材料は全ての成分範囲で優れた
しゃ断性能を示している。
又、表5より耐電圧性能に関しても本発明接点材料が従
来例であるCu−25Crより優れていることが判り、
耐電圧性能が1以下のものについても、例えばサンプル
N−B1−87と同等のB重量(1wt96)を含有し
たCu−25Cr−IBi材(サンプルC−B1−4)
を比較した場合、N−B1−37が0.55 (Cu−
25Cr比)であるのに対し、C−B1−4  がOJ
 (Cu−25Cr比)であり、本発明接点材料の方が
優れた耐電圧性能を示していることが判る。尚、耐電圧
性能の測定方法は次のサイクルを多数回行うことにより
得た。(D電流投入、■無負荷しゃ断、■高電圧印加、
(■高電圧印加による放電の有無チェック。以上の(D
〜■で1サイクルとし、このサイクルを多数回繰返すこ
とで(放電を起こしたサイクル回数)/(全サイクル回
数)を計算し、この確率が50%になるように印加電圧
を調整した。表5には従来例であるCu−25Crの5
0%放電確率電圧値を基準として本発明接点材料の値を
示している。ここで電流条件、接点間隔等の条件は同一
で行った。第4図はCu量が60wt%である溶浸法に
より製造された本発明接点材料の耐電圧性能を示した図
であり、縦軸は従来例であるCu−25Cr接点材料の
性能を基準とした際の耐電圧性能を示し、横軸はBiの
添加量を示している。尚Bi添加遣による耐電圧性能変
化を表わすため第4図は第4−1図と第4−2図にBi
添加量1wt%の点で分割している。図中1〜6は第1
図と同一接点材料に関するものである。第4−1 、4
−2図より本発明接点材料(図中1.2,8.4)が従
来例であるCu−25Cr−Bi接点材料(図中5)よ
り優れていることが判る。又、従来のCu−25Cr接
点材料と比較して、Moに対するNb添加量が4.7w
LJのものはBi添加量が0.2wt%まで、Moに対
するNb添加量が9.4wt%のものはBi添加量がO
,,115wt%まで、Moに対するNb添加量が13
.9wt%のものはBi添加量が0.5wt%まで、M
oに対する歯添加量が28.5wt%のものはBi添加
量が0.65wt%までの範囲で従来のCu−25Cr
接点材料より優れた耐電圧性能を有していることが判る
。又、゛第4−1 、4−2図よりMoに対するNb添
加1が多い方が、Bi添加量の増加による耐電圧性能低
下の度合が少ないことが判る。第5図はCu量が50w
t%である溶浸法により製造した本発明接点材料の耐電
圧性能を示した図であり、縦軸と横軸は第4−0.4−
2図と同一である。:25図も第4図と同様にBi添加
量1wt%の点で分割してあり、図中7〜10は第2図
と同一接点材料に関するものである。第5−1 、5−
2図より本発明接点材料(図中、7.8,9.10)が
従来例であるCu−25Cr−Bi接点材料(図中5)
より優れていることが判る。又、従来のCu−25Cr
接点材料と比較して、Moに対するNb添加量が4.7
wt%のものはBi添加量が0.8wt%まで、Moに
対するNb添加量が9.4 w t%のものはBi添加
量が0.55Wt96まで、Moに対するNb添加量が
13.9wt%のものはBi添加量が8wt96まで、
Moに対するNb添加量が28.5 w t96のもの
はBi添加量が11.5wt%までの範囲で従来のCu
−25Cr接点材料より優れた耐電圧性能を有している
ことが判る。又、第5−1.5−2図より第4−1.4
−2図と同様にMoに対するNb添加量が多い方が、B
i添加量の増加による耐電圧性能低下の度合が少ないこ
とが判る。又第4−1.4−2図と第5−1 、5−2
図を比較すると、第5−1 、5−2図の方が全般的に
耐電圧性能が高く、これは本発明接点材料のCu量によ
るものと思われ、Cutが50wt%の方が60wt%
より優れた耐電圧性能を有している。M6図はCu量が
40wt%である溶浸法により製造した本発明接点材料
の耐電圧性能を示した図であり、縦軸と横軸は第4−1
 、4−2図と同一であり、図中11〜14 は第3図
と同一接点材料に関するものである。
第6図も第4図と同様にBi添加[twt%の点で分割
しである。第6−1 、6−2図より本発明接点材料(
図中、11.12.13.14 )が従来例であるCu
−25Cr−Bi接点材料(図中5)より優れているこ
とが判る。又、従来のCu−25Cr接点材料と比較し
て、Moに対するNb添加量が4.7wt%のものはB
i添加量がOJ2wt%まで、Moに対するNb添加量
が9.4wt%のものはBi添加量が0.75wt%ま
で、八1oに対するNb添加量が13.9wt%のもの
はBi添加量が12wt%まで、M。
に対するNb添加量が28.5wt%のものはBi添加
量が20wt%までの範囲で従来のCu−25Cr接点
材料より便れた#l電圧性能を有していることが判る。
又第6−1.2図に於てもMoに対するNb添加量の多
い方が、Bi添加量の増加による耐電圧性能低下の度合
が少ないことが判る。又、第5−1.5−2図と第6−
1.6−2を比較すると、第6−1 、6−2図の方が
全般的に耐電圧性能が高く、前述の第4−1 、4−2
図と第5−1.5−2図の比較と合せると、Cuff1
が少ない方、即ちCu[40wt%の方が耐″シ圧性能
が優れていることが判る。
又、溶浸法で製造した本発明接点材料(サンプルN−B
1−1〜N−B1−84)のさい断電流値は表6よりB
i添加量に依存していることが判り、Bi添加による効
果としては1wt%程度から現れ、以降Bi添加、量の
増加と共にさい断電流値が減少して行く。さい断電流値
に影響を与える成分としてはBiが主で、他のCu 、
 Mo 、 Nbについては本発明接点材料の成分比範
囲内ではあまり影響を与えていない。又、溶着用外し力
については本発明接点材料は、Bi添加量として0.1
wt96でかなり効果を示し、それ以上では測定値が(
0)となっている。ここで溶着用外し力の測定はしゃ断
器に組込まれた真空スイッチの接点を閉じた状態で12
.5 kAの電流を8秒間通電し、その後しゃ断器より
真空スイッチを取り外し、引張試験機機により接点間の
溶着用外し力を計測した。従って表5中の溶着用外し力
の欄で(0)とあるものは、引張試験機でテストした際
に溶着を起こしていなかったか、もしくは非常に低い溶
着用外し力のためハンドリングで溶着がはずれたものと
考えられる、接点消耗量については溶浸法で得た本発明
接点材料はBi添加量には依らず従来例であるCu−2
5Cr接点材料より優れていることが表5より判る。こ
れは接点材料を構成している成分、主としてMo、1j
Jb及Cuに依るものであると考えられる。
従って、溶浸法で製造した本発明接点材料はさい断電流
値についてはBi添加量が1wt96以上で効果を示し
、溶着用外し力についてはBi添加量が0.1wt%以
上で充分効果があり、接点消耗量については、接点材料
の成分としてのCu、Mo、Nt)及Biを含有した表
4に示す成分範囲すなわちCujtが40〜60wt%
Moに対するNb1W加量が4.7〜28.5 w t
%Biが0.1〜20wt96の範囲で良好な性能を示
した。
以上の事より溶浸法で製造した本発明接点材料はCuが
40〜60wt%、 Moが28.6〜57.2wt%
、励が1.9〜17.1wt%、Biが0.1〜20w
t%の範囲で良好な性能を示すことが判る。
第2の粉末焼結法で製造した本9g明接点材料の諸性能
についても表5にN−B1−85〜N−B1−112の
サンプルとして掲げである。しゃ断性能については表5
より明らかなように、サンプルN−B1−129を除き
、全て、従来例であるCu−25Cr(サンプルC−1
)より優れたしゃ断性能を有していることが判る。
又、サンプルN−B1−129  もサンプルC−B1
−7  と同一 B i添加量で比較すると優れたしゃ
断性能を示していることが判る。第7図はCufiが7
5wt%である粉末焼結法により製造した本発明接点材
料のしゃ断性能を示したもので、縦軸は従来のCu−2
5Cr接点材料の性能を基準とした際のしゃ断性能を表
わし、横軸はBi添加量を示している。図中15はMo
に対するNb添加量が4.7wt%でBi添加量を変化
させた材料(サンプルN−B1−85 、N−B1−9
8 、 N−B1−101 、 N−B1−109.N
−B1−117.N−B1−125 )について示し、
図中16は同じ< Moに対するNb添加量が9.4w
t%でBi添加量を変化させた材料(サンプルN−B1
36.N−B1−94゜N−B1−102 、 N−B
1−110 、 N−B1−113 、 N−B1−1
26 )について、図中17はMoに対するNb添加量
が13.9wt4でBi添加量を変化させた材料(サン
プルN−B1−87. N−B1−95 、 N−B1
−108 、 N−B1−111 、 N−B1−11
9 、 N−Bi−127)について、図中13はMo
に対するNb添加量が28.5wt%でBi添加量を変
化させた材料(サンプルN−B1−88 、 N−B1
−96 、 N−B1−104 、 N−B1−112
 、 N−B1−120 、 N−B1−128)につ
いて各々示している。第7図より、Bi添加量の増加と
共に、本発明接点材料のしゃ断性能が低下しているが、
従来例であるCu−25Cr接点材料より優れた性能を
示していることが判る。
又、これよすCufjLが75wt%である粉末焼結法
により製造された本発明接点材料はMoに対するNb添
加量が4.7〜28.5 w t%でB1添加量が20
wt96までの範囲で優れたしゃ断性能を有しているこ
とが判る。第8図はCu量が60wt%である粉末焼結
法により製造した本発明接点材料のしゃ断性能を示した
もので、縦軸及横軸は第7図と同一である。図中19は
Moに対するNb添加量が4.7wt%でBi添加量を
変化させた材料(サンプルN−B1−89 、 N−B
1−97 、 N−B1−105 、 N−B1−11
3 、 N−B1−121 、 N−B1−129 )
について示し、図中2 Of! Moに対するNb添加
量が9.4wt%でBi添加量を変化させた材料(サン
プルN−B1−90 、 N−B1−98 、 N−B
1−106. N−B1−114. N−B1−122
. N−B1−130)について示し、図中21は[〜
lOに対するNb添加量が13.9wt%でBi添加孟
を変化させた材料(サンプルN−B1−91゜N−B1
−99 、 N−B1−107 、 N−B1−115
 、 N−B1−123 、 N−B1−131)につ
いて示し、図中22はMoに対するNb添加量が28.
5wt%でB1添加量を変化させた材料(サンプルN−
B1−92 、 N−B1−100 、 N−B1−1
08. N−B1−116 、 N−B1−124. 
N−B1−132 )について示している。第8図よす
、Bi添加量の増加と共に、本発明接点材料のしゃ断性
能が低下しているが、従来例であるCu−25Cr  
接点材料と比較して、Moに対するNb添加量が9.4
 、13.9 、28.5wt%のものは優れたしゃ断
性能を示し、Moに対するNb添加量が4.7wt%の
ものについても、Bi添加量が17wt%までの範囲で
優れたしゃ断性能を示していることが判る。又、Moに
対するNb添加量が4.7wt%のものについて、従来
の同−B重量を添加したCu−25Cr−Bi接点材料
(図中5)と比較した場合、充分優れた性能を有してい
ることが判る。Cufiの違いによるしゃ断性能の差は
第7図及第8図よす、Moに対するNb添加量が4.7
wt%及9.4wt%品についてBi添加量が少い場合
はCu量が75wt%の方が優れており、Bi添加量が
多くなるとしゃ断性能の差が少なくなる、もしくはほぼ
同一になる傾向があり、Moに対するNb添加量が13
.9wt%及28.5wt%品については、Cufiが
60wt%の方が同等もしくはそれ以上の性能を示して
いる。但し、Bi添加量の増加によるしゃ断性能低下の
度合はCu160wt%の方が小さい。以上の事よりM
oに対するNb添加量が9.4wt%以上であればBi
添加量に依らず、Cu量も60−75wt%の範囲で従
来例であるCu−25Cr接点材料より優れたしゃ断性
能を示し、Moに対するNb添加量が4.7w t%で
あればCu量が75wt%であれば、Bi添加量に依ら
ず、Cu量が60wt%であればBi添加屋が17wt
96まで、従来のCu−25Cr接点材料より優れたし
ゃ断性能を示し、同−Bi含有量といった点で従来のC
u−25Cr −B i  接点材料と比較すれば、本
発明接点材料は全ての成分範囲で優れたしゃ断性能を有
している。
又、表5より耐電圧性能に関しても、粉末焼結法により
製造された本発明接点材料はBi添加量が少い場合、従
来例であるCu−25Cr接点材料より優れでいること
が判る。第9図はCuff1が75wt%である粉末焼
結法により得られた本発明接点材料の耐電圧性能を示し
た図であり、縦軸は従来例であるCu−25Cr接点材
料の性能を基準とした際の耐゛鑞圧性能を示し、横軸は
Biの添加量を示している。尚第9図は前述の第4図と
同様にB重量1wt%の点で第9−1図と第9−2図に
分割している。図中15〜13は第7図と同一接点材料
に関するものである。第9−1.9−2図より本発明接
点材料(図中15.16.17゜13)が従来例である
Cu−25Cr−Bi  接点材料(図中5)より優れ
た耐電圧性能を有していることが判る。又、従来のCu
−25Cr接点材料と比較してMoに対するNb添加量
が4.7wt%のものはBi添加量が0.25wt%ま
で、Moに対するNb添加量が9.4wt%のものはB
i添加量が0.28wt%まで、Moに対するNb添加
量が13.9wt q6のものはBi添加量が0,35
wt%まで、Moに対するNb添加環が28.5 W 
t%のものはBi添加量が0.82wj%までの範囲で
従来のCu−25Cr接点材料より優れた耐電圧性能を
有していることが判る。又、第9−1.9−2図より、
Moに対するNb添加量の多い方が、Bi添加量の増加
による耐電圧性能低下の度合が少ないことが判る。第1
0図はCuiが60wt%である粉末焼結法により?l
られた本発明接点材料の耐電圧性能を示した図であり、
縦軸及び横軸は第9図と同一である。又、第10図もB
111wt%の点で第10−1図と第10−2図に分割
している。図中19〜22は第8図と同一接点材料に関
するものである。第10−1 、10−2図より本発明
接点材料(図中19.20,21.22>が従来例であ
るCu−25Cr−B i接点材料(図中5)より優れ
た耐電圧性能を有していることが判る。又、従来のCu
−25Cr接点材料と比較して、Moに対するNb添加
量が4.7wt%のものはBi添加量が0.22wt%
まで、Moに対するNb添加量が9.4wt%のものは
Bi添加量がOJ5wt%まで、Moに対するNb添加
量が13.9wt%のものはBi添加量が0.65wt
%まで、Moに対するNb添加量が28.5 w t%
のものはBi添加量が0.75wt%までの範囲で従来
のCu−25Cr接点材料より憂れた耐電圧性能を有し
ていることが判る。又、第10−1.10−2 図より
Moに対するNb添加量の多い方が、Bi添加量の増加
による耐電圧性能低下の度合が少ないことが判る。又、
第9−1.9−2図と第10−1 、10−2図を比較
すると、Cu量が60wt%品の方が75wt%品より
耐電圧性能が高いことが判る。
又、粉末焼結法で製造した本発明接点材料(サンプルN
−B1−85〜N−B1−132)のさい断電流値は表
5よりBi添加量に依存していることが判り、B+添加
による効果としては1wt%程度から現れ、以降Bi添
加量の増加と共にさい断電流値が減少して行く。又、溶
着用外し力については本発明接点材料はBi添加量とし
て0.1wt%でかなり効果を示し、それ以上では測定
値が(0)となっている。接点消耗量については粉末焼
結法で得た本発明材料はBi添加量には依らず、Cu量
及成分に依存している。ここでCu量が60wt%品に
ついては接点消耗量が従来のCu−25Cr接点材料1
ζ比べ0.2〜O,a倍という侵れた性能を示し、かつ
前述の溶浸法により得た本発明接点材料と同じ性能を示
しており、一方CuJlが75wt%品については0.
5〜0.7倍という性能であることから、Cufiが6
0wt%より少なくなると接点消耗量の変化が余り見ら
れないようになることが判る。
又、Cu量が75wt%である本発明接点材料と従来例
であるCu−25CrもしくはCu−25Cr−Bi接
点材料を比較すると、本発明接点材料の接点消耗量が0
. h 0.7という事で、この違いは接点材料を構成
している成分の違いによるものと考えられる。従って粉
末焼結法で製造した本発明接点材料はさい断電流値につ
いてはBi添加量が1wt%以上で効果を示し、溶着用
外し力についてはBi添加量が0.1wt%以上で充分
効果があり、接点消耗量についてはCu量が60〜75
wt%、Moに対するNb添加量が4.7〜28.5 
wt%、Biが0.1〜20wt%の範囲で良好な性能
を示した。
以上の事より、粉末焼結法で製造した本発明接点材料は
Cuが60〜75Wj%、Moが17.9〜88.1w
t%、Nbが1.1〜11.4wt%、Biが0.1〜
20wt%の範囲で良好な性能を示すことが判る。
第3の真空ホットプレス法で製造した本発明接点材料の
諸性能についても表5にN−B1−138〜N−B1−
130のサンプルとして掲げである。しゃ断性能lr4
 +)丁l+寞ζトh囲ロ嘴\rr )ろLγ 本丁僅
=訓であるCu−25Cr接点材料より優れたしゃ断性
能を有していることが判る。第11図はCu量が75w
t96である真空ホットプレス法により得られた本発明
接点材料のしゃ断性能を示したもので、縦軸は従来のC
u−25Cr接点材料の性能を基準とした際のしゃ断性
能を表わし、横軸はBi添加量を示している。
図中28はMoに対するNb添加量が4.7wt%でB
i添加量を変化させた材料(サンプルN−B1−138
. N−B1−141゜N−B1−149 、 N−B
1−157 、 N−B1−165 、 N−B1−1
73 )について示し、図中24はMoに対するNb添
加量が9.4wt96でBi添加1を変化させた材料(
サンプルN−B1−134゜N−B1−142 、 N
−B1−150 、 N−B1−158 、 N−B1
−166 、 N−B1−174)について示し、図中
25はMoに対するNb添加量が13.9wt%でBi
添加量を変化させた材料(サンプルN−B1−135 
、 N−B1−148 、 N−B1−151 、 N
−B1−159 。
N−B1−167 、 N−B1−175 )について
示し、図中26はM。
に対するNbi加量が28.5wt%でBi添加量を変
化させた材料(サンプルN−B1−136. N−B1
−144. N−B1−152、 N−B1−160 
、 N−B1−168 、 N−B1−176 )につ
いて示している。、筆11図よりBi添加量の増加と#
に、太発明接点材料のしゃ断性能が低下しているが、従
来例であるCu−25Cr接点材料より優れたしゃ断性
能を有していることが判る。又、第11図よりCuiが
75wt%である真空ホットプレス法により製造された
本発明接点材料はMoに対するNb添加量が4.7〜2
8.5wt%でBi添加倶が20W【%までの範囲で優
れたしゃ断性能を有していることが判る。第12図はC
u量が60wt%である真空ホットプレス法により得ら
れた本発明接点材料のしゃ断性能を示したもので、縦軸
及び横軸は第11図と同一である。図中27はMoに対
するNb添加量が4.7wt%でBi添加量を変化させ
た材料(サンプルN−B1−137 、 N−B1−1
45 、 N−B1−158 。
N−B1−161 、 N−B1−169 、 N−B
1−177 )について示し、図中28はMoに対する
Nb添加量が9.4wt96でBi添加量を変化させた
材料(サンプルN−B1−198 、 N−B1−14
6゜N−B1−154 、 N−B1−162 、 N
−B1−170 、 N−B1−178 )について示
し、図中29はMoに一対するNb添加量が13.9w
t%でBi添加盪を変化させた材料(サンプルN−B1
−139 、 N−B1−147 、 N−B1−15
5 、 N−B1−168 、 N−B1−171 。
N−B1−179)について示し、図中80はMoに対
するNb添加量が285wt%でBi添加量を変化させ
た材料(サンプルN−B1−140 、 N−B1−1
48 、 N−B1−156 、N−B1−164、 
N−B1−172. N−B1−130 )について示
している。
第12図よりBi添加量の増加と共に、本発明接点材料
のしゃ断性能が低下しているが、従来例であるCu−2
5Cr接点材料より優れたしゃ断性能を有していること
が判る。又、第12図よりCuff1が60wt%であ
る真空ホットプレス法により製造された本発明接点材料
はMoに対するNb添加量が4.7〜28.5wt%で
Bi添加量が20wt%までの範囲で優れたしゃ断性能
を有していることが判る。Cufiの違いによるしゃ断
性能の差は第11図及び第12図より、全般的にCut
が60wt%品の方が高い傾向にある。以上の事よりC
u量が6(1〜75wt%で、Moに対するNb添加量
が4.7〜2g、5wt%で、Bi添加量が20wt%
までの範囲の本発明接点材料は従来のCu−25Cr接
点材料より優れたしゃ断性能を有している。
又、表5より耐電圧性能に関しても、真空ホットプレス
法により製造された本発明接点材料はBi添加量が少い
場合、従来例であるCu−25Cr接点材料より優れて
いることが判る。第13図はCujlが75wt%であ
る真空ホットプレス法により得られた本発明接点材料の
耐電圧性能を示した図であり、縦軸は従来例であるCu
−25Cr接点材料の性能を基準とした際の#電圧性能
を示し、横軸はBiの添加量を示している。尚第13図
は第4図と同様にBifi1wt96の点で第13−1
図と第13−2図に分割している。図中23〜26は第
11図と同一接点材料に関するものである。第13−1
.13−2図より本発明接点材料(図中21.24.2
5.26 )が従来例であるCu−25Cr−Bi接点
材料(図中5)より優れた耐電圧性能を有していること
が判る。又、従来のCu−25Cr接点材料と比較して
Moに対するNb添加量が4.7wt%のものはBi添
加量が0.28wt%まで、Moに対するNb添加量が
9.4wt%のものはBi添加量が0.86wt%まで
、Moに対するNb添加量が13.9wt%のものはB
i添加量が0.5wt%まで、Moに対するNb添加量
が28.5wt%のものはBi添加量が0.4wt%ま
での範囲で従来のCu−25Cr接点材料より連れた耐
電圧性能を有していスr J−%皇IIス−V竿1Q−
111−!> I上h −Moに対するNb添加量の多
い方がBi添加による耐電圧性能低下の度合が少ないこ
とが判る。第14図はCuiが60wt%である真空ホ
ットプレス法より得られた本発明接点材料の耐電圧性能
を示した図であり、縦軸及び横軸は第13図と同一であ
る。又、第14図もB重量1wt%の点で第14−1図
と第14−2図に分割している。図中27〜30は第1
2図と同一接点材料に関するものである。第14−1 
、14−2図より本発明接点材料(図中27.28.2
9.80)が従来例であるCu−25Cr −B i接
点材料(図中5)より優れた耐電圧性能を有しているこ
とが判る。又、従来のCu−25Cr接点材料と比較し
て、Moに対するNb添加量が4.7wt%のものはB
i添加量が0.22wt%まで、Moに対するNb添加
量が9.4wt%のものはBi添加量が0.4wLJま
で、Moに対するNb添加量が13.9wt%のものは
Bi添加量が1wt%まで、Moに対するNb添加量が
28.5wt%のものはBi添加量が0.42wt%ま
での範囲で従来のCu−25Cr接点材料より優れた耐
電圧性能を有していることが判る。又、第14−1.1
4−2図よりMoに対するNb添加量の多い方がBi添
加による耐電圧性能低下の度合が少ないことが判る。又
、13−1.13−2図と14−1.14−2図を比較
すると、Cu量が60wt%品の方が75wt%品より
優れた耐1理圧性能を有することが判る。
又、真空ホットプレス法で製造した本発明接点材料(サ
ンプルN−B1−113〜N−B1−130)のさい断
電流値は表5よりBi添加量に依存していることが判り
、Bi添加による効果としてはIwt%程度から現れ、
以降Bi添加量の増加と共にさい断電流値が減少して行
く。又、溶着領外し力については本発明接点材料はBi
添加量として0.1wt%でかなり効果を示し、それ以
上では測定値が(0)となっている。接点消耗量につい
てはB重量に依らず、Cu量及成分に依存している。こ
こでCu量が60wt%品については粉末焼結により得
られた本発明接点材料の場合と同じく、接点消耗量が従
来のCu−25Cr接点材料に比べ0.2〜0.3倍と
いう優れた性能を示し、前述した本発明接点材料と同等
の性能を示しており、一方Cu量が75wt%品につい
ては0.5〜0.7倍と、これも粉末焼結法で得られた
本発明接点材料と同等の性能を示していることから、C
u量が60wt%より減少すると接点消耗量の変化が余
り見られないようになることが判る。又、Cufiが7
5wt%である本発明接点材料と従来例であるCu−2
5CrもしくはCu−25Cr−Bi接点材料を比較す
ると、本発明接点材料の接点消耗量が0.5〜0.7倍
と低く、この違いは接点材料を構成している成分の違い
によるものと考えられる。従って真空ホットプレス法で
製造した本発明接点材料はさい断電流値についてはBi
添加量が1wt%以上で効果を示し、溶着領外し力につ
いてはBi添加量が0.1wt%以上で充分効果があり
、接点消耗量についてはCu量が60〜75wt%、M
oに対するN1加量が4.7〜28.5wt%、B重量
がQ、1〜20wt%の範囲で良好な性能を示した。
以上の事により、真空ホットプレス法で製造した本発明
接点材料はCuが6(1−75wt%、Moが17.9
〜88.1 wt%、Nbが1.1〜11.4wt%、
Biが0.1〜20wt%の範囲で良好な性能を示すこ
とが判る。
尚、上記実施例ではCu −Mo−Nb )i:Biを
添加した接点材料を示したが、Biに代えて、Te、 
Sb、 Te 。
Pbでもよく、又これら低融点材料を1種以上添加して
もよい。表7にそのサンプルを示す。成分配合比は上記
実施例を参考にし、サンプルとして低融点材料の添加量
を最大20wt%とし、この点で従来例と比較した。製
造方法は各サンプルNo末尾1〜3が溶着法、4,5が
粉末焼結法、6,7が真空ホットプレス法である。接点
形状、実験方法も上記実施例と同一であり、測定結果を
表8に示す。
表8より、Te、 Sb、 Tl、 Pb、 Se及B
1−Teを添加した本発明接点材料はしゃ断性能につい
ては各低融点成分を20wt%含有したもの(N−Te
−2、N−Te−8。
N−Te−5、N−Te −7、N−5b−2、N−5
b−8、N−5b−5、N−8b −7、N−Tl−2
、N−Tl−3、N−Tl−5、N−Tl−7、N−P
b−2、N −Pb−3、N−Pb−5、N−Pb−7
、N−BT−2、N−BT−8、N−BT−5。
N−BT−71が従来例であるサンプルC−8−7より
優れたしゃ断性能を有し、#Jイ圧注性能ついても同様
に本発明接点材料が優れていることが判る。又、低融点
成分の種類により、しゃ断性能についてはBiとTeを
含有しているものがしゃ断性能の低下が比較的少なく、
Pbを含有しているものが、本発明接点材料の中では劣
っていることが判る。又、Biもしくは1゛e単体で2
0wt96添加するより、各々10wt%づつ全体で2
0wt%添加した方がしゃ断性能が優れており、他の低
融点成分についても同様の効果が期待出来る。一方、さ
い断電流値、溶着領外し力、接点消耗量については添加
する低融点成分に余り依存していないことが表8より判
る。
従って、表8で示した本発明接点材料の性能は基本的に
は先に表11表22表3で示したBiを添加した接点材
料と同様と考えられ、溶浸法により製造されたものはC
u量が40〜60wt%、Moに対するNb添加量が4
.7〜28.5wtq6 即ちMoが28.6〜57.
2w t%、Nbが1.9〜17.1 wt%でTe 
、 Sb、 T1. Pb、 Bi等の1皿以上の低融
点材料が0.1−20wt%までの範囲で優れた性能を
示し、粉末焼結法もしくは真空ホットプレス法により製
造されたものはCu量が60〜75wt%、Moに対す
るNb添加量が4.7〜28.5wt%即ちMoが17
.ト88.1wt%、Nbが1.1〜11.4 wt%
でTe、 Sb、 Tl、 Pb、 Bi等の1種以上
の低融点材料が20wt%すでの範囲で慶れた性能を示
す。
以上のように、上記説明はCuが40〜75wt%、M
が17.9〜57.2wt%、Nbが1.1〜17.1
wt%、1種以上の低融点材料が0.1〜20wt%の
範囲の本発明接点材料について行ったが、実用上優効な
接点材料の成分範囲はさらに広いものと考えられ、例え
ばCuは80〜80wt96、Moに対するNb添加量
としては2〜35Wt96、即ちMoが13〜68.6
wt%、歯が0.4〜24.5wt%、1種以上の低融
点材料は0.05〜25 wt4といった範囲でも、用
途に合わせて選択出来るものと考えられる。
〔開明の効果〕
以上のように、この発明によれば真空しゃ断器の′fi
l極にCuとMoとNbとx1g以上の低融点材料を含
有した接点材料を用いたので、性能の優れた真空しゃ断
器を得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第8図はこの発明の一実施例である溶
浸法により製造された接点材料のしゃ断性能を示すグラ
フ、第4図、第5図、第6図はこの発明の一実施例であ
る溶浸法により製造された接点材料の耐電圧性能を示す
グラフ、第7図、第8図はこの発明の一実施例である粉
末焼結法により製造された接点材料のしゃ断性能を示す
グラフ、第9図、第10図はこの発明の一実施例である
粉末焼結法により製造された接点材料の耐イ圧性能を示
すグラフ、第11図、第12図はこの発明の一実施例で
ある真空ホットプレス法により製造された接点材料のし
ゃ断性能を示すグラフ、第13図、第14図はこの究明
の一実施例である真空ホットプレス法により製造された
接点材料の耐遣圧性能を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、銅とモリブデンとニオブを含有し、低融点材料を1
    種以上含有したことを特徴とする真空しゃ断器用接点材
    料。 2、銅が30重量%から80重量%、Moが13重量%
    から68.6重量%、Nbが0.4重量%から24.5
    重量%、1種以上の低融点材料が0.05重量%から2
    5重量%の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の真空しゃ断器用接点材料。 3、銅が40重量%から75重量%、Nbが17.9重
    量%から57.2重量%、Nbが1.1重量%から17
    .1重量%、1種以上の低融点材料が0.1重量%から
    20重量%の範囲にあることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の真空しゃ断器用接点材料。 4、銅が40重量%から60重量%、Moが28.6重
    量%から57.2重量%、Nbが1.9重量%から17
    .1重量%、1種以上の低融点材料が0.1重量%から
    20重量%の範囲にあり、溶浸法で製造したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の真空しゃ断器用接
    点材料。 5、銅が60重量%から75重量%、Moが17.9重
    量%から38.1重量%、Nbが1.1重量%から11
    .4重量%、1種以上の低融点材料が0.1重量%から
    20重量%の範囲にあり、粉末焼結法で製造したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の真空しゃ断器
    用接点材料。 6、銅が60重量%から75重量%、Moが17.9重
    量%から38.1重量%、Nbが1.1重量%から11
    .4重量%、1種以上の低融点材料が0.1重量%から
    20重量%の範囲にあり、真空ホットプレス法で製造し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の真空
    しゃ断器用接点材料。 7、低融点材料がビスマス、テルル、アンチモン、鉛、
    タリウムの中から選ばれることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、第6項
    のいづれかに記載の真空しゃ断器用接点材料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05190061A (ja) * 1992-01-10 1993-07-30 Mitsubishi Electric Corp 真空バルブの接点材料の製法
JP2002161327A (ja) * 2000-11-21 2002-06-04 Toshiba Corp 遮断器用接点材料,その製造方法および遮断器

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