JPS6216248Y2 - - Google Patents

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JPS6216248Y2
JPS6216248Y2 JP18199181U JP18199181U JPS6216248Y2 JP S6216248 Y2 JPS6216248 Y2 JP S6216248Y2 JP 18199181 U JP18199181 U JP 18199181U JP 18199181 U JP18199181 U JP 18199181U JP S6216248 Y2 JPS6216248 Y2 JP S6216248Y2
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JP
Japan
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shaft
feed shaft
frame
feed
gear
Prior art date
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JP18199181U
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JPS5889210U (ja
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  • Drilling And Boring (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は微小加工の刃物送り或いは微小位置決
め等に好適な送り機構に関する。
近年精密技術の高度化に伴ない1mmの1000分の
1台の加工、送り、位置決め制御が気安く要求さ
れるようになつて来ている。例えば精密中ぐり盤
の中ぐり工具の工具補正機構或いはIC製造機の
微小送り機構等においてゞある。その減速機構と
してはウオーム歯車、酔歩歯車、ねじ機構、テー
パ機構若しくはカム機構等が複数組合わされて機
構が複雑でありしかも0.001mm台の精度を確保す
るための剛性面から大きなスペースを要するもの
となつて使用場所に適合した機構とするには色々
の問題がある。また知られている実開昭55−
142204号は工具摩耗補正のみ可能であり+側の補
正ができず補正専用の駆動装置を有している。更
に特開昭51−121882号の機構では1000分の1台の
微小送りは困難で信頼性に乏しい。
従つて本考案は上記の点を解消するためになさ
れたもので小さなスペースに納まるよう簡単な機
構となした微小送り機構を提供しようとするもの
で、本考案は送り軸に捩れ溝又は山を設けてこの
軸の軸方向の動きを本機機能で行わせ捩じれ溝又
は山により回転角に変換する部材を設け又この回
転角をねじ軸の回転に伝達する部材を設けねじ軸
の回転により被移動体を微小移動させその微小移
動の方向を正方向、逆方向に選択できるようにし
たことを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。本例は例えばマシニングセンタの中ぐり工具
の寸法補正に用いたものであつて、主軸のテーパ
に嵌合するテーパシヤンク1に一体の中ぐり棒枠
体2は先端にシヤンク1の軸と直角方向に摺動可
能に蟻によつて案内される移動台3が設けられて
おり、該移動台3にはシヤンク軸方向に突出した
中ぐり棒4が取換え可能に固着されている。蟻案
内面には窓が開設されていて移動台3の裏面に締
着された例えばピツチ0.5mmの雌ねじ5が窓より
枠体2の内方に向けて突設されている。該雌ねじ
5に嵌合するねじ軸6が移動台と平行に枠体2の
両側において軸受7a,7bで回転のみ可能に軸
承され該ねじ軸6の中央には歯車8が固着されて
いる。又枠体2にはねじ軸6と平行で両端を細い
ピツチ例えば100等分のクラツチの爪9a,9b
とした送り軸9が回転且摺動可能に軸承されてお
り、中央部にはリードの極めてゆるい例えば10mm
移動で1/100回転のヘリカルスプライン10が刻
設されている。該スプライン10の両端の段部に
はカラー11a,11bが嵌装されていて枠体2
の内面との間に介装した同一の圧縮ばね12a,
12bにより送り軸9は中立平衡状態で且クラツ
チの爪9a,9bの爪位相が一定に位置されてい
る。ヘリカルスプライン10には雌のヘリカルス
プラインを削設し、歯車8と噛合する例えば1/2
倍の歯数の歯車13が嵌装されている。該歯車1
3の両側のボス上には係合方向を反対にする細い
ピツチ例えば100等分の爪車14a,14bがキ
ー着され、その外側を枠体2より突出したブラケ
ツト15a,15bに軸受16a,16bで軸方
向の移動を阻止されて回転可能に軸承されてい
る。爪車14a,14bにはそれぞれ係合する方
向を向く爪17a,17bがブラケツト15a,
15bに送り軸9と並行に固定された小軸18に
旋回可能に軸承されている。そして又ブラケツト
15a,15bには爪17a,17bを外す方向
に付勢する板ばね19がそれぞれ取付けられてい
る。更に送り軸9のヘリカルスプライン上にはカ
ラー11a,11bと歯車13のボス端との間を
摺動可能に逆U字形の板ばね支持枠20が嵌装さ
れており、該支持枠20には爪17a,17bを
選択的に爪車14a,14bに係合させる位置に
1個の板ばね21が固着されている。又支持枠2
0には爪17a,17bの作用側を選択し支持枠
20の回り止めを兼ねる選択棒22a,22bが
送り軸と平行に両側に突出し、枠体2に摺動可能
に支承され又選択棒は枠体2の軸受部に設けられ
たばねによつて付勢された止ボール23a,23
bが選択棒22aの止穴24a、若しくは24b
選択棒22bの止穴24c若しくは24dにそれ
ぞれ嵌入することによつて位置決めされている。
従つて選択棒22aが第1図のように押込まれ
たとき板ばね支持枠20は左行され板ばね21は
爪17bを押えて爪車14bと係合させ、選択棒
22bが押し込まれたときは板ばね支持枠20を
右行させ爪17aを押えて爪車14aと係合させ
る。更に又送り軸9を作動させるU字形の固定台
25は送り軸9の長さより長い腕間隔を有しマシ
ニングセンタのテーブル端に載置固定されてい
て、その両腕には送り軸9の両端にそれぞれ噛合
うように対応して送り軸9の回り止めと押し棒と
なる爪9aと9bと同ピツチのクラツチ爪26
a,26bと選択棒22a,22bを押す押し棒
27a,27bを対向突出している。
このように構成された本考案の作用について説
明する。送り軸9の爪9a側を押すことによつて
移動台3は同方向に動かされ、このとき歯車の回
転を阻止する側の爪車14aの爪17aは板ばね
19で不作用位置におかれ爪押え板ばね21は歯
車13の逆転防止として働くように押えられてい
るものとする。そして中ぐり棒4の補正量はねじ
軸6のピツチ、歯車8,13の歯車比および送り
軸のリードによつて決定されるものであり、今中
ぐり棒4の補正量0.0025mmに対して送り軸9の送
り量は10mmとなるように決定されているとし、中
ぐり棒の刃先を2.5μ前進させる補正を行なうと
する。選択棒22aを手動で押し込み、色押え用
板ばね21が爪17bを押えた状態におく。次に
主軸頭及びテーブルをNC制御して枠体2を固定
台25の腕25a,25bの間で送り軸9がクラ
ツチ爪26a,26bと軸心を合わせた位置に粗
位置決をし、送り軸9の爪9aが固定台20のク
ラツチ爪26aと噛合させるように精位置決めす
る。このあと枠体2に対して送り軸9が相対的に
第1図左方に移動するように固定台25側若しく
は枠体2側を送り軸々心方向に10mm制御移動す
る。送り軸9はばね12bに抗して枠体2に対し
10mm押し込まれるとヘリカカルスプライン10に
より軸方向固定の歯車13は10mm分のリード量旋
回され、相手歯車8を介してねじ軸6を旋回させ
雌ねじ5とともに移動台3即ち中ぐり棒4は同方
向に2.5μ進められ+補正が行なわれたことにな
る。補正が完了すると固定台25側又は中ぐり工
具側をすみやかに逆方向に戻し、送り軸9の押圧
を開放するとばね12bの反力によつて戻され、
ヘリカルスプライン10のリードによつて送り軸
9はゆつくりとと旋回されてばね12a,12b
の釣合つた一定位置に復帰する。このとき歯車1
3が嵌合部の摩耗抵抗で逆旋回するのを爪車14
bに係合する爪17bによつて阻止される。又中
ぐり棒を−補正を行なうには選択棒22bを押し
込み爪押え用板ばね21で爪17aを押え、送り
軸9の爪9b側に固定台25のクラツチ爪26b
を当て送り軸9を右方に移動させることによつて
補正を行なうことができる。なお実施例のヘリカ
ルスプラインに替え一本のリードを有する溝又は
山とすることもでき、この場合歯車13側には溝
又は山との係合をローラを介して行なうようにす
れば摩耗抵抗が少く軽くなる。
又爪車と爪にかえ電動若しくはばね等で作用す
るバントブレーキ等をも用いることができる。又
回転伝達を歯車にかえスチールベルト類にかえる
ことも可能である。更に送り軸と移動台とは必ず
しも平行である必要はない。なお選択棒22a又
は22bを自動で選択したい場合は粗位置決め後
にNC制御で押し棒27a又は27bにより押し
てもよい。
以上詳述したように本考案によれば極めてゆる
い捩れ溝又は山の軸方向の動きから微少の旋回角
を得てこの旋回角を微少の軸方向の動き量に変換
させ、また正方向移動の切り換え機構を設けたの
で、工具摩耗、工具径の増大補正が可能となり簡
単でコンパクトな構成とすることができ小形の中
ぐり棒、IC位置制御等に実用でき、また微小移
動の駆動源として本機機能を活用したので専用駆
動装置を必要としないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は中ぐり棒の補正機構に用いたものの要
部縦断面図、第2図は歯車に対し爪の押え用及び
開放用板ばねと歯車との関係を示す図、第3図は
固定台と送り軸との関係を示す説明図である。 2……枠体、3……移動台、4……中ぐり棒、
6……ねじ軸、8,13……歯車、9……送り
軸、12a,12b……ばね、14a,14b…
…爪車、17a,17b……爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被駆動部材に取り付けられる枠体に直線的に摺
    動可能に設けられ工具等を保持した移動台をねじ
    軸の回転で送るようにした微小送り機構におい
    て、前記枠体に回転並びに摺動可能に軸承せられ
    た捩じれ溝又は山を設けた送り軸と、該送り軸の
    捩じれ溝又は山に嵌合する部を有するとともに軸
    方向の移動が阻止されて回転可能に前記枠体に軸
    承され該送り軸の軸方向の移動を前記ねじ軸に回
    転として伝達する回転連結部材と、前記送り軸と
    平行に移動する部材上に設けられ該移動する部材
    と前記被駆動部材との相対移動によつて前記送り
    軸を回転することなく軸方向に正方向または逆方
    向に送る第1駆動部材と、前記枠体に設けられ送
    られた送り軸を戻す第2駆動部材と、前記枠体に
    設けられ前記送り軸の回転方向を選択する選択部
    材と、前記枠体に設けられ前記送り軸の戻り行程
    で前記回転連結部材の回転を正回転用または逆回
    転用のそれぞれの係止部材とを備えてなる微小送
    り機構。
JP18199181U 1981-12-07 1981-12-07 微小送り機構 Granted JPS5889210U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18199181U JPS5889210U (ja) 1981-12-07 1981-12-07 微小送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18199181U JPS5889210U (ja) 1981-12-07 1981-12-07 微小送り機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5889210U JPS5889210U (ja) 1983-06-16
JPS6216248Y2 true JPS6216248Y2 (ja) 1987-04-24

Family

ID=29979960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18199181U Granted JPS5889210U (ja) 1981-12-07 1981-12-07 微小送り機構

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JPS5889210U (ja) 1983-06-16

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