JPS62161614A

JPS62161614A - 搬送装置

Info

Publication number: JPS62161614A
Application number: JP358686A
Authority: JP
Inventors: Minoru Isobe; 稔磯部; Nobuhiro Motoi; 本井　信広
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1986-01-13
Filing date: 1986-01-13
Publication date: 1987-07-17
Also published as: JPH0479923B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕こＤ発明（・ま主として工場、オフ・イス、店舗におい
て使用される帳票、書籍２紙幣、カード等比較的軽量で
、薄形の媒体類の他、レコード、カセット、バック用品
、試料、印鑑、コイン、筆記道具等の小型および薄形の
現品の搬送を行う装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、現物搬送装置として（は、被搬送物の種頌により
、各種の搬送体が実現されている。大形の車両を除いて
、主として工場、オフィス、店舗内で使用されるものと
しては、エアを利用するエスカレータ方式、エアや磁気
全利用した浮上形のりニアモータ方式、敷設されたレー
ルまたは路面を直流または交流のモータでキャリアを走
らせる自走車方式、ガイド内をベルト等全走ら一玄るい
わゆるエスカレータ方式、ワイヤーやベルトでキャリア
を吊して搬送するいわゆるリフト方式等が一般的であっ
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の千ｉ々の方式は被搬送体の鍾類、
敷設場所、環境、効率等により、選択されるが、いずれ
も、装置そのものが大形でるり、かつ敷設スペースも大
きく、設備費用も大きい欠点があった。

また、比較的簡易な方式としてのベルト等によるエスカ
レータ方式においては、搬送原理として被搬送体はベル
ト上に自己の重量による接触面の摩擦力で保持されて搬
送されるものであるので、ベルト面上に被搬送物体を載
せた状態で水平または若干の傾斜面全移送するにとどま
ム被搬送体の種類や運用が制限されてしまうという問題
点があった。

さらに、被搬送体がむしろ軽量であったり、接触面が小
さかったり、摩擦係数が小さい場合は、ガイド内での検
出器等の他の摩擦やひつかかシによって送行が不安定に
なったシ、ベルトの走行速度を大きくすることができな
い等の欠点があった。

また、工場、オフィス、店舗内の敷設上、特に垂直走行
はエスカレータ方式とは別の移送方式を併用して行フこ
とが一般的であるので、結果的には、設備が大型で、高
価となる欠点があった。

また、さらには、最近の情報化社会で使用される情報と
連動した現物は一般に軽量かつ薄形で、Ａ４またはＢ４
４サイズ内のものが多く、これらの現物が工場、オフィ
ス、店舗内の作業員間を効果的に移行させるためには、
机、カウンタ、ロビー、廊下、床下等を効果的に通り抜
けできないことが条件であり、このことはこれら薄形の
現物が垂直方向、水平方向のいずれの状態でも送行可能
で、かつ水平方向、垂直方向のいずれに向っても送行可
能であることを意味し、これを満たす搬送装置が未だ開
示されていない。

そこで、この発明は前記問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、情報化社会の中で使用さ
れる帳票など、比較的薄型で、軽量な媒体や現物を、工
場、オフィス、店舗内において、効果的に移送し、コス
トを安価にし、信頼性を向上させるとともに、敷設も容
易にする搬送装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するこの発明はドライブプーリとドリブ
ンプーリとの間に循環走行可能に掛は渡した搬送ベルト
を備えて被搬送物を搬送する装置において、被搬送物を
収容するキャリアボックスと、キャリアボックスを搬送
ベルトに磁気吸引させて保持する磁気吸引手段とを備え
た構成とし、しかも、磁気吸引手段を、キャリアボック
スの底面および側面に設けた第１永久磁石と、搬送ベル
トの裏面に対向させて固定した第２永久磁石とから構成
したことを要旨とする。

〔作用〕

被搬送物を目的地に搬送するには、まず、被搬送物をキ
ャリアボックスに収容し、被搬送物を収容したキャリア
ボックスを循環走行する搬送ベルトに載せると、キャリ
アボックスは搬送ベルトに磁気吸引によって安定に保持
された状態で搬送される。

したがって、キャリアボックスの底面およヒ側面に第１
永久磁石を設ければ、搬送ベルトで水平方向のみならず
垂直方向にもキャリアボックスを搬送することができる
。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明の実施例に係る搬送装置を示す斜視図
、第２図は搬送装置を示す断面図、第３図は水平搬送路
を示す断面図、第４図は水平搬送路の一部を破断した斜
視図である。

図面において、１ｉｄＡ４またはＢ４サイズの書類１本
、媒体等を収容する軽量、薄型のキャリアボックスで、
キャリアボックス１の底面、左側面および右側面に夫々
永久磁石２，３．４が取付けられている。

搬送装置は互いに対向する一対のサイドフレーム６、γ
を有し、サイドフレーム６と７との間ニ水平搬送路Ａと
垂直搬送路Ｂとが形成されている。

これら搬送路Ａ、Ｂに沿ってガイド板８，９が設けられ
、ガイド板８，９には永久磁石１ｏ、ｉｉが敷設されて
いる。搬送路Ａ、Ｂの両端には、軸１２．１３，１４．
１５を介してプーリ１６，１７゜１８．１９が回動自在
に設けられ、プーリ１６と１７との間には水平ベルト２
０が、プーリ１８と１９との間には垂直ベルト２１が循
環走行可能に掛は渡されている。

次に、この装置の動作を説明する。

キャリアボックス１を水平方向に搬送するときは、水平
ベルト２０には、キャリアボックス１の底面に敷設され
た永久磁石２が接し、水平ベルト２０の内側面には、ガ
イド板８に敷設された永久磁石１０が接し、永久磁石２
と１０間に作用する磁力により、キャリアボックス１は
水平ベル）２０に吸引されつつ水平搬送路Ａを移動する
。

すなわち、水平ベルト２００表面とキャリアボックス１
の底面の永久磁石２との摩擦係数をμｍ、キャリアボッ
クス１の重量をＰ１％永久磁石２と永久磁石１０間の磁
力による吸引力をＰ２　　とすると、キャリアボックス
１は（ＰＬ＋Ｐ２）μｍの力で水平ベルト２０に保持さ
れる。

次いで、キャリアボックス１が水平搬送路Ａから垂直搬
送路Ｂに移行するときは、水平ベルト２０の端部では、
永久磁石１０と永久磁石２間で作用する吸引力が小さい
ので、垂直ベルト２１とキャリアボックス１の後面との
摩擦力からなる搬送力はキャリアボックス１の重量Ｐ１
　および永久磁石２と４間の吸引力Ｐ２　の和よシも太
きい。その結果、キャリアボックス１は容易に水平搬送
路Ａから垂直搬送路Ｂに移行する。

そして、キャリアボックス１が垂直搬送路Ｂに入ると、
水平搬送路Ａの場合と同様、永久磁石３と１１間に作用
する磁力により、キャリアボックス１は垂直ベルト２１
に吸引されつつ、上方に向って搬送される。

詳しくは、キャリアボックス１の後面の永久磁石４と垂
直ベルト２１の表面との間の摩擦係数をμ２、永久磁石
４と１１間の吸引力’ｊｔ：Ｐ２、キャリアボックス１
の重量をＰｌ　　とすれば、Ｐ２μ２〉ｐＨ１１・　（
１）式（１）式を満たすとき、キャリアボックス１は滑って落
下することなく上方に向って搬送される。

また、第２図に示すように、キャリアボックス１０幅を
４ｓ高さｋ　ｔｚ　、重心Ｇから垂直ベルト２１までの
距離をｔ１／２とし、キャリアボックス１が右下の支点
４６を中心に回転すれば、キャリアボックス１の重量Ｐ
１　　による回転モーメントＭ１　はＭｌ　＝ｐ１　（
ｏｓθ×ム／。。、θ＝　ＰＬｔ１／２で表わされる。

ここに、θは重力の回転支点４６の方向への分力と重力
の垂直方向への分力とのなす角度を示す。

永久磁石２と１０間の吸引力Ｐ２　による保持モーメン
トＭ２　　はＭ２＝＝　ＳＬ２　Ｐ２ｔ、　ｘ　ｄ　ｘ　１２　’２　／　２で表わされる。

但し、Ｘは支点４６からの距離を示す。

したがって、保持モーメントＭ２　が回転モーメントＭ
１　　よシ大きいとき、すなわち、Ｍ２　＞　　ＭＩ　
　　Ｐ２Ｌ２／２＞Ｐ＞ｔ１／２・・・（２）式（２）
式が満たすとき、キャリアボックス１は垂直ベルト２１
から剥れて落下することがない。

よって、（１）式および（２）式を満たすとき、キャリ
アボックス１は滑って落下することなく、また、垂直ベ
ルト２１が剥れて落下することがない。

以上が搬送装置の構成および動作であるが、この搬送装
置を備えた窓口入出金システムを第５図に示す。

窓口入出金システムは銀行等の金融機関の窓口に使用さ
れ、銀行券の取扱い業務を促進するもので、第５図に示
すように、２４はテラー机、ＨＣはテラー机２４ａから
２４ｄにわたって形成される窓口ハイカウンタ、ＬＣは
テラー机２４ｅ。

２４ｆおよび仕切机２４ｇから構成される窓口口−カウ
ンタ、２５は現金を収容する金庫を備えだ出納部、２６
ａ〜２６ｆはこの発明の搬送装置の一部である。

また、２７ａ〜２７ｆ（４現金取出口、２８ａ〜２８ｃ
と２９ａ〜２９Ｃは各々選択されたテラー机２４の上に
設けられたオンラインテラーズマシンと通帳プリンタで
あって、窓口の係員が必要に応じてオンラインテラーズ
マシン２８ａ〜２８Ｃによ−って通帳に印字し、現金取
出口２７ａ〜２７ｆを介して現金の払出しを行う。

さらに、テラー机２４１１〜２４に、オンラインテラー
ズマシン２８ｄ２通帳プリンタ２９ｄ等は窓口業務を支
援する行員が操作する機器である。

第６図および第７図は窓口入出金システムの搬送装置の
詳細を示す斜視図および断面図である。

図面で示すように、搬送装置はテラー机２４ａ〜２４ｆ
へ現金を搬送するもので、出納部２５と各現金投入取高
口２γａ〜２７ｇを結んで水平搬送路３０．垂直搬送路
３１ａ〜３１ｆが設置されている。

水平搬送路３０は店舗内の行員間の搬送を効果的に行う
ために、また、スペースの有効利用２図るために、床下
に設置され、グーυ３２と３３間に水平ベルト３４が掛
けられ、ガイド板３５に永久磁石３６ａ〜３６ｆが敷設
されている。

また、各垂直搬送路３１ａ〜３１ｆは装置２６ａ〜２６
ｆに内蔵され、プーリ３７と３８間には垂直ベルト４１
力八プーリ３９と４０間には、垂直ベルト４スが掛けら
れ、ガイド板４３には永久磁石４４が設置されている。

垂直ベルト４１は図示せぬ手段によって９０゜に回転し
、４１ｃの状態にセットしたとき、水平搬送路３０を開
放するようになっている。他の垂直搬送路３１ｂ〜３１
ｆも同様の構造を有する。

また、第７図において符号１ｂで示すように、キャリア
ボックス１が水平搬送路３０から各垂直搬送路３１３〜
３１ｆに受は渡されるとき、そのキャリアボックス１を
確認するセンサ４２ａ〜４２ｆが取付けられている。

次に、搬送動作については前記のとおり詳細に説明した
ので、その説明を省略し、出金動作ンてついて説明すれ
ば、行員によるオンラインテラーズマシン等の操作に応
じて図示しない制御部からの指示により、現金が出納部
金庫から送出され、指示された現金投入取出口２７ａ〜
２７ｆへ払出しされる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものでなく、
種々の改変が可能でろることはもちろんである。例えば
、窓口係員同志、あるいは１階フロアと２階フロアの係
員同志の現金搬送また現金だけでなく、通帳、証書、Ａ
４用紙等の他の媒体の搬送に対してもこの発明を適用す
ることができる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、この発明によれば、被
搬送物全収容するキャリアボックスと、キャリアボック
スを搬送ベルトに磁気吸引させて保持する磁気吸引手段
とを備えた構成としたので、キャリアボックスを安定に
保持させて搬送することができる。したがって、転倒や
ひつかかシ全なくし、安定した搬送を可能にし、被搬送
物の種類　２や走行速度等の運用面で何んら制限を受け
ないという効果が得られる。

また、磁気吸引手段を、キャリアボックスの底面および
側面に設けた第１永久磁石と、搬送ベルトの裏面に対向
させて固定した第２永久磁石とから構成すれば、水平方
向と同様、垂直方向にもキャリアボックスを搬送できる
。したがって、敷設場所をとらず、スペースの有効利用
を図ることができる。しかも、敷設工数を減少させ、設
備コスト’ｆｆ−安価にするとともに、キャリアボック
スを水平方向から垂直方向に方向転換する機構をシンプ
ルな構成とすることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係る搬送装置を示す斜視図
、第２図は搬送装置を示す断面図、第３図は水平搬送路
を示す断面図、第４図は水平搬送路の一部を破断した斜
視図、第５図は搬送装置を備え之窓口人出金システムを
示すパ′視図、第６図は窓口入出金システムの搬送装置
を示す斜視図、第７図は窓口入出金システムの搬送装置
を示す断面図である。１・・・キャリアボックス　２，３．４・・・永久磁石
６．７・・・サイドフレーム　１０．１１・・・永久磁
石　２０・・・水平ベルト　２１・・・垂直ベルト　Ａ
・・・水平搬送路　Ｂ・・・垂直搬送路。

Claims

【特許請求の範囲】１、ドライブプーリとドリブンプーリとの間に循環走行
可能に掛け渡した無端状の搬送ベルトを備えて被搬送物
を搬送する装置において、被搬送物を収容するキャリアボックスと、キャリアボックスを搬送ベルトに磁気吸引させて保持す
る磁気吸引手段と、を備えたことを特徴とする搬送装置。２　磁気吸引手段はキャリアボックスの底面および側面
に設けた第１永久磁石と、搬送ベルトの裏面に対向させ
て固定した第２永久磁石とを備えていることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の搬送装置。