JP2008210309A - 紙葉類取扱装置 - Google Patents

紙葉類取扱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008210309A
JP2008210309A JP2007048407A JP2007048407A JP2008210309A JP 2008210309 A JP2008210309 A JP 2008210309A JP 2007048407 A JP2007048407 A JP 2007048407A JP 2007048407 A JP2007048407 A JP 2007048407A JP 2008210309 A JP2008210309 A JP 2008210309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
storage
medium
banknote
paper sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007048407A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kuroba
達夫 黒羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2007048407A priority Critical patent/JP2008210309A/ja
Publication of JP2008210309A publication Critical patent/JP2008210309A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H31/00Pile receivers
    • B65H31/30Arrangements for removing completed piles
    • B65H31/3036Arrangements for removing completed piles by gripping the pile
    • B65H31/3045Arrangements for removing completed piles by gripping the pile on the outermost articles of the pile for clamping the pile

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

【課題】光学式のセンサによって検出される媒体をセンサの表面に当接させて光軸以外の方向に移動させることにより、搬送路以外に配設されたセンサの表面も清掃することができ、装置の稼働中であってもセンサの表面を清掃することができ、特段の清掃手段を必要とすることがなく、簡素な構造でコストが低く、センサの表面を常に清浄な状態に維持することができるようにする。
【解決手段】媒体を集積して収納する収納庫14と、該収納庫14から媒体を移動させる媒体移動機構部20と、互いに離間して前記収納庫14に配設された一対の光学式のセンサから成り、前記収納庫14に残留する媒体を検出する残留センサとを有し、前記媒体を、前記センサの表面に当接させて前記センサの光軸以外の方向に移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙葉類取扱装置に関するものである。
従来、銀行、郵便局、信用金庫、消費者金融会社等の金融機関の利用者は、出金を行う場合、前記金融機関の支店等に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動取引装置を利用して、紙幣の入金及び出金を行うようになっている。そのため、自動取引装置は、紙幣を搬送する搬送装置、紙幣を集積して収納する収納庫、該収納庫から紙幣を搬出する搬出装置等を有する。そして、搬送装置の制御のために搬送される紙幣を検出したり、収納庫内における残留紙幣の有無を確認したりするために、光によって紙幣を検出する光学式のセンサが配設されている。
しかし、長期間に亘(わた)って使用すると、空気中に浮遊する塵埃(じんあい)や、紙幣から出る紙の繊維等の異物が付着してセンサの表面等が汚染されるので、センサの誤検出が生じ、ひいては、自動取引装置の誤動作が発生してしまうことがある。
そこで、センサを清掃して汚れを除去するために、搬送装置の走行ガイド面にセンサの表面を露出させ、該表面に付着した異物を、紙幣の走行によって生じる風圧で吹き飛ばしたり、紙幣の端面を接触させることによって拭(ふ)き取ったりする自動取引装置が提案されている。また、集積された紙幣を把持して搬送する紙幣把持部材にセンサを清掃する清掃手段を取り付け、センサの能力が低下したことを検出すると、前記紙幣把持部材を駆動することによって、前記センサの表面を清掃する自動取引装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2641489号公報
しかしながら、前記従来の自動取引装置においては、センサの表面に付着した異物を、紙幣の走行によって生じる風圧で吹き飛ばしたり、紙幣の端面を接触させることによって拭き取ったりするので、紙幣の搬送路に配設されたセンサに適用することはできても、例えば、紙幣の収納庫の内部や収納庫の紙幣搬出口に配設されている残留紙幣の有無を確認したりするためのセンサに適用することはできなかった。
また、紙幣把持部材に取り付けられた清掃手段を使用する場合、センサの能力が低下したことを検出するためにテスト信号をセンサに供給してセンサの応答結果を判断する必要があるので、自動取引装置が稼働している時には、センサの表面を清掃することができなかった。さらに、専用の清掃手段を紙幣把持部材に取り付ける必要があるので、構造が複雑化し、コストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、光学式のセンサによって検出される媒体をセンサの表面に当接させて光軸以外の方向に移動させることにより、搬送路以外に配設されたセンサの表面も清掃することができ、装置の稼働中であってもセンサの表面を清掃することができ、特段の清掃手段を必要とすることがなく、簡素な構造でコストが低く、センサの表面を常に清浄な状態に維持することができる紙葉類取扱装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の紙葉類取扱装置においては、媒体を集積して収納する収納庫と、該収納庫から媒体を移動させる媒体移動機構部と、互いに離間して前記収納庫に配設された一対の光学式のセンサから成り、前記収納庫に残留する媒体を検出する残留センサとを有し、前記媒体を、前記センサの表面に当接させて前記センサの光軸以外の方向に移動させる。
本発明の他の紙葉類取扱装置においては、さらに、一方のセンサは前記収納庫に収納された媒体から離間した位置に配設され、前記媒体を前記光軸の方向に移動させて前記一方のセンサに当接させる。
本発明の更に他の紙葉類取扱装置においては、さらに、前記残留センサは、前記収納庫の上面に配設された上側センサと前記収納庫の下面に配設された下側センサとから成る。
本発明の更に他の紙葉類取扱装置においては、さらに、前記媒体移動機構部は前記媒体を把持するクランプ部を備え、該クランプ部は媒体を把持して上方に移動又は揺動して該媒体を上側センサに当接させる。
本発明の更に他の紙葉類取扱装置においては、さらに、前記収納庫は下面を上下動させる昇降装置を備え、該昇降装置は下面を上方に移動させて前記媒体を上側センサに当接させる。
本発明によれば、紙葉類取扱装置においては、光学式のセンサによって検出される媒体をセンサの表面に当接させて光軸以外の方向に移動させるようになっている。これにより、搬送路以外に配設されたセンサの表面も清掃することができ、装置の稼働中であってもセンサの表面を清掃することができ、特段の清掃手段を必要とすることがなく、簡素な構造でコストが低くすることができ、センサの表面を常に清浄な状態に維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の構成を示す図、図2は本発明の第1の実施の形態における紙幣入金整理機の構成を示す図である。
図1において、30は紙葉類取扱装置としての紙幣取扱装置であり、例えば、金融機関の支店等に配設されたATM、CD等の自動取引装置や現金処理機、鉄道の駅、バスの停留所、遊園地、ゲームセンタ等の遊技場、映画館等の劇場、博物館、駐車場、レストラン等の食堂、ゴルフ場等のスポーツ施設等に配設された飲料、切符、食券等を販売する自動販売機や両替機に取り付けられ、紙葉類である媒体としての紙幣31を集積して収納するために使用される。
なお、前記紙幣取扱装置30は、いかなる種類の装置にも適用することができるが、本実施の形態においては、説明の都合上、図2に示されるような紙幣入金整理機40に適用されるものとして説明する。
また、銀行、郵便局、信用金庫、消費者金融会社等の金融機関の営業店においては、出納を管理する部署としての出納元に、図示されない現金処理機が配設されている。そして、該現金処理機によって計数された現金を営業店内の自動取引装置や、ハイカウンタ、ローカウンタ等の窓口に配設された窓口入出金機に補充するとともに、自動取引装置及び窓口入出金機から回収された現金を現金処理機によって計数して保管するようになっている。そのため、現金処理機には、入金された紙幣31を所定枚数毎に束ねて施封した小束を払い出す紙幣入金整理機40が組み込まれている。なお、該紙幣入金整理機40は、必ずしも現金処理機に組み込まれる必要はなく、それ自体単独で金融機関の営業店に配設されて使用されることもある。
そして、紙幣入金整理機40は、図2に示されるように、紙幣取扱装置30の他に、表示操作部41、認識部42、入金部43、帯封部44及び表裏反転部46を有する。前記表示操作部41は、キーボード、タッチパネル等の入力装置、及び、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示装置を備え、営業店の店員等のオペレータがこれを操作する。そして、入金部43にセットされた紙幣31は、紙幣入金整理機40内に取り込まれ、搬送路47に沿って搬送され、紙幣取扱装置30に送り込まれる。
なお、前記紙幣31の金種及び表裏は、搬送路47に配設された認識部42によって認識される。該認識部42は、例えば、千円札、二千円札、五千円札及び一万円札の4種類の金種を判別することができるとともに、紙幣31が表向きであるか裏向きであるか、すなわち、表裏を判別することができる。
そして、表裏反転部46は、認識部42による表裏判別結果に基づいて作動し、裏向きの紙幣31を反転させて表向きにする。これにより、紙幣取扱装置30に送り込まれる紙幣31の表裏を揃(そろ)えることができる。
また、紙幣取扱装置30は、複数の収納部10を備え、各収納部10はあらかじめ対応付けられた所定の金種の紙幣31を集積して収納する。なお、搬送路47は、前記紙幣取扱装置30の上流側において各収納部10に接続される複数の分岐路に分岐され、分岐点に配設された図示されない仕分装置が認識部42による金種判別結果に基づいて作動し、紙幣31をその金種に対応する収納部10に接続された分岐路に送り込む。また、紙幣取扱装置30は、ロボットハンド26等を備える媒体移動機構部20を備え、各収納部10に所定枚数、例えば、100枚の紙幣31が集積されると、該紙幣31を収納部10から取り出して、帯封部44に送り込む。
該帯封部44は、施封用テープのロールを保持するテープホルダ45を備え、所定枚数の紙幣31を受け取ると、該紙幣31を束ね、テープホルダ45から繰り出した施封用テープによって施封する。これにより、紙幣31の小束を得ることができる。なお、施封された紙幣31の小束は、図示されない払出装置によって、紙幣入金整理機40の外部へ払い出される。
図1に示されるように、紙幣取扱装置30の各収納部10は、内部に紙幣31を集積して収納する収納庫14を備える。該収納庫14は、上面を画定して収納庫14の天井を形成するアッパーガイド15、下面を画定して集積される紙幣31を下方から支持する底部としてのロワーガイド16、及び、側面を画定する背面ガイド18によって周囲を画定される。また、収納庫14の上端における一方側(図1における左側)には、紙幣31が搬入される搬入口が形成され、該搬入口に搬送路47の分岐路が接続されている。
該分岐路は、その上下を画定する一対の走行ガイド12、該走行ガイド12の各々に配設された一対の走行センサ13、及び、走行ガイド12の両端に各々一対ずつ配設されたローラ11を備える。前記走行センサ13は、一方が発光素子を備え、他方が受光素子を備える光学式のセンサであり、ローラ11によって搬送され上下の走行ガイド12間を走行する紙幣31を検出する。なお、走行センサ13は、その表面が走行ガイド12の内側に露出するように配設される。前記ローラ11は、図示されないモータ等の駆動源から伝達される駆動力を受けて回転し、紙幣31を矢印の方向に搬送し、搬入口から収納庫14内に搬入する。
また、前記アッパーガイド15及びロワーガイド16には、収納庫14内に残留している被検出媒体としての紙幣31を検出する上側及び下側センサとして、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bが配設されている。なお、前記アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bを統括的に説明する場合には残留センサ17として説明する。そして、該残留センサ17は、光学式のセンサであり、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bのいずれか一方が発光素子を備え、他方が受光素子を備える。なお、図1におけるαは、発光素子の表面から放射されて受光素子の表面に到達するセンサ光の光軸を示している。
ここで、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bは、表面がアッパーガイド15及びロワーガイド16から露出するように配設される。すなわち、アッパー残留センサ17aの下面がアッパーガイド15の下面から下方に露出し、ロワー残留センサ17bの上面がロワーガイド16の上面から上方に露出するように配設される。
なお、前記搬入口と反対側(図1における右側)の背面ガイド18は、回動軸18aを中心として回動可能となっている。そして、媒体移動機構部20が紙幣31を取り出す際には、前記背面ガイド18が回動することによって、収納庫14における搬入口と反対側、すなわち、媒体移動機構部20側の側面が開放される。
そして、前記媒体移動機構部20は、開閉して紙幣31を把持するクランプ部21、該クランプ部21が一端に接続されたアーム部22、及び、該アーム部22を支持するキャリア部23を備えるロボットハンド26を有する。前記アーム部22は、伸縮可能となっているか、又は、キャリア部23によって横方向に移動可能に支持されている。これにより、クランプ部21は、横方向に移動して、収納庫14内に集積された紙幣31を把持することができる。また、前記キャリア部23は、上下方向に延在するロボットガイド部27に沿って移動することができる。これにより、ロボットハンド26は上下方向に移動することができる。
なお、前記紙幣取扱装置30は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備え、収納部10及びロボットハンド26の動作を統括的に制御する図示されない制御部を備える。該制御部は、紙幣入金整理機40が備える制御部と一体的に構成されたものであってもよい。
次に、前記構成の紙幣取扱装置30の動作について説明する。ここでは、収納庫14内に集積された紙幣31を収納庫14から排出する動作について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す第1の図、図4は本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す第2の図、図5は本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す第3の図である。
図1に示されるように、ローラ11によって搬送された紙幣31は、搬入口から収納庫14内に搬入され、ロワーガイド16上に集積される。そして、収納庫14内にあらかじめ設定された所定枚数、例えば、100枚の紙幣31が集積されると、該紙幣31を収納庫14から取り出すための動作が開始される。なお、収納庫14内に集積される紙幣31の枚数は、走行センサ13によって検出された走行ガイド12間を走行する紙幣31の枚数に基づいて判断することができる。
そして、媒体移動機構部20が動作を開始し、図3に示されるように、ロボットハンド26のアーム部22が伸張してクランプ部21が収納庫14内に進入する。この場合、クランプ部21は、開いた状態で収納庫14内に進入した後に閉じることによって、集積された紙幣31を束の状態で把持する。
続いて、アーム部22を収縮させてクランプ部21を後退させ、図4において矢印Bで示されるように、横方向、すなわち、光軸αと直交する方向に、一定距離だけ移動させる。この場合、紙幣31は、クランプ部21に把持されているので、該クランプ部21とともに、光軸αと直交する方向に、一定距離だけ移動し、ロワー残留センサ17bの表面を清掃する。図4のA部に注目すると、光軸αと直交する方向に移動する集積された紙幣31の最下位に位置する紙幣31が、ロワーガイド16から露出するロワー残留センサ17bの表面を擦って清掃していることを容易に理解することができる。
続いて、キャリア部23が、ロボットガイド部27に沿って、図5において矢印Dで示されるように、上方向に移動する。すると、紙幣31は、クランプ部21に把持されているので、該クランプ部21とともに、上昇してアッパーガイド15に当接する。
続いて、アーム部22を更に収縮させてクランプ部21を更に後退させ、図5において矢印Eで示されるように、横方向、すなわち、光軸αと直交する方向に移動させ、収納庫14の外へ退出させる。この場合、紙幣31は、クランプ部21に把持されているので、該クランプ部21とともに、光軸αと直交する方向に移動し、アッパー残留センサ17aの表面を清掃しながら、収納庫14の外へ排出される。図5のF部に注目すると、光軸αと直交する方向に移動する集積された紙幣31の最上位に位置する紙幣31が、アッパーガイド15から露出するアッパー残留センサ17aの表面を擦って清掃していることを容易に理解することができる。
また、背面ガイド18は、クランプ部21に把持された紙幣31が移動すると、該紙幣31によって押されるので、回動軸18aを中心として回動する。これにより、収納庫14における搬入口と反対側の側面が開放される。
なお、収納庫14から排出された紙幣31は、帯封部44に搬送されて施封される。
このように、本実施の形態においては、紙幣31を収納庫14から排出する際に、残留センサ17によって検出される被検出媒体である紙幣31をアッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bの表面に当接させて光軸α以外の方向に移動させる。これにより、紙幣31を収納庫14から排出するとともに、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bの表面を清掃することができる。そのため、特段の清掃手段を設けることなく、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bの表面を清掃することができ、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bの表面を常に清浄な状態に維持することができる。
なお、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bの表面の清掃は、所定枚数の紙幣31の排出毎に行うようにしたり、残留センサ17の出力が低下した場合にのみ行うようにしたりすることもできる。これにより、紙幣31の排出に要する処理時間の増加を最小限に抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図6は本発明の第2の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す図である。
本実施の形態における媒体移動機構部20では、キャリア部23がロボットガイド部に沿って上下方向に移動せず、ロボットハンド26が上下方向に移動しないようになっている。
一方、クランプ部21は、図6に示されるように、揺動軸21aを介して、アーム部22の一端に揺動可能に接続されている。そして、ロボットハンド26は、図示されないカム機構を備え、クランプ部21を後退させると、カム機構が作動してアーム部22を上方に向けて揺動させるようになっている。すなわち、クランプ部21は、後退動作に同期して首振り動作を行うようになっている。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
そして、媒体移動機構部20が動作を開始すると、クランプ部21が収納庫14内に進入する。この場合、クランプ部21は、上方に向けて揺動しておらず、前記第1の実施の形態と同様に、アーム部22と一直線をなすような姿勢となっている。そして、クランプ部21は、開いた状態で収納庫14内に進入した後に閉じることによって、集積された紙幣31を束の状態で把持する。
続いて、クランプ部21を後退させ、光軸αと直交する方向に一定距離だけ移動させると、図4に示されるように、紙幣31は、クランプ部21とともに、光軸αと直交する方向に、一定距離だけ移動し、ロワー残留センサ17bの表面を清掃する。
続いて、クランプ部21を更に後退させると、カム機構が作動してアーム部22を上方に向けて揺動させるので、図6に示されるように、クランプ部21に把持されている紙幣31は、上昇してアッパーガイド15に当接する。
続いて、クランプ部21を更に後退させ、図6において矢印Gで示されるように、横方向、すなわち、光軸αと直交する方向に移動させ、収納庫14の外へ退出させる。この場合、紙幣31は、クランプ部21に把持されているので、該クランプ部21とともに、光軸αと直交する方向に移動し、アッパー残留センサ17aの表面を清掃しながら、収納庫14の外へ排出される。図6のH部に注目すると、光軸αと直交する方向に移動する集積された紙幣31の最上位に位置する紙幣31が、アッパーガイド15から露出するアッパー残留センサ17aの表面を擦って清掃していることを容易に理解することができる。
このように、本実施の形態においては、ロボットハンド26を上下方向に移動させる装置を省略することができるので、媒体移動機構部20の構造及び動作を簡素化することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図7は本発明の第3の実施の形態における紙幣取扱装置の構成を示す図である。
本実施の形態における媒体移動機構部20では、キャリア部23がロボットガイド部に沿って上下方向に移動せず、ロボットハンド26が上下方向に移動しないようになっている。
そして、ロワーガイド16の下方に、該ロワーガイド16を上下方向に移動させる昇降装置としてのロワーガイド昇降装置34を配設し、該ロワーガイド昇降装置34をモータ等から成る昇降駆動源33によって作動させるようになっている。これにより、収納庫14の下面を画定するロワーガイド16の上下方向の位置を調整して、収納庫14の深さを制御することができる。なお、前記ロワーガイド昇降装置34は、図示される例においては、いわゆるパンタグラフ式のリンク機構を備えるものであるが、いかなる種類のものであってもよい。また、ロワー残留センサ17bは、ロワーガイド16に取り付けられているので、該ロワーガイド16とともに上下方向に移動する。
なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態における紙幣取扱装置30の動作について説明する。
図8は本発明の第3の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す図である。
図7に示されるように、ローラ11によって搬送された紙幣31は、搬入口から収納庫14内に搬入され、ロワーガイド16上に集積される。この場合、該ロワーガイド16は、前記第1の実施の形態と同様に、アッパーガイド15から離れて、下方に位置する。そして、収納庫14内にあらかじめ設定された所定枚数、例えば、100枚の紙幣31が集積されると、該紙幣31を収納庫14から取り出すための動作が開始される。
本実施の形態においては、媒体移動機構部20が動作を開始する前に、昇降駆動源33の駆動力によってロワーガイド昇降装置34を作動させ、ロワーガイド16を上方向に移動させる。すると、紙幣31は、ロワーガイド16によって支持されているので、該ロワーガイド16とともに、図8に示されるように、上昇してアッパーガイド15に当接する。
続いて、媒体移動機構部20が動作を開始し、ロボットハンド26のアーム部22が伸張してクランプ部21が収納庫14内に進入する。この場合、クランプ部21は、開いた状態で収納庫14内に進入した後に閉じることによって、集積された紙幣31を束の状態で把持する。
続いて、アーム部22を収縮させてクランプ部21を後退させ、図8において矢印Iで示されるように、横方向、すなわち、光軸αと直交する方向に移動させ、収納庫14の外へ退出させる。この場合、紙幣31は、クランプ部21に把持されているので、該クランプ部21とともに、光軸αと直交する方向に移動し、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bの表面を同時に清掃する。
図8のJ部に注目すると、光軸αと直交する方向に移動する集積された紙幣31の最上位に位置する紙幣31が、アッパーガイド15から露出するアッパー残留センサ17aの表面を擦って清掃していることを容易に理解することができる。同様に、図8のK部に注目すると、光軸αと直交する方向に移動する集積された紙幣31の最下位に位置する紙幣31が、ロワーガイド16から露出するロワー残留センサ17bの表面を擦って清掃していることを容易に理解することができる。
このように、本実施の形態においては、収納庫14の深さを制御するためのロワーガイド昇降装置34及び昇降駆動源33を使用して紙幣31を上昇させるので、ロボットハンド26を上下方向に移動させる装置を省略することができ、媒体移動機構部20の構造及び動作を簡素化することができる。そのため、紙幣取扱装置30のコストを低下させることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1〜第3の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図9は本発明の第4の実施の形態における紙幣取扱装置の構成を示す図である。
本実施の形態においては、ロボットハンド26が省略され、繰り出しローラ36が媒体移動機構部20として機能するようになっている。
この場合、収納庫14の上端における紙幣31が搬入される搬入口と反対側(図9における右側)には、紙幣31が搬出される搬出口が形成され、該搬出口に搬出路を形成する一対の搬出ガイド37が接続されている。また、該搬出ガイド37における搬出口の端部及びアッパーガイド15には、繰り出しローラ36が配設されている。該繰り出しローラ36は、図示されないモータ等の駆動源から伝達される駆動力を受けて回転し、収納庫14内に集積されて収納された紙幣31を、最上位から順次繰り出し、搬出口から収納庫14外に搬出し、搬出ガイド37間を走行させる。
また、収納庫14の上端における搬出口から紙幣31を搬出するので、回動可能な背面ガイド18は省略することができる。なお、その他の点の構成については、前記第1及び第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態における紙幣取扱装置30の動作について説明する。
図10は本発明の第4の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す図である。
図9に示されるように、ローラ11によって搬送された紙幣31は、搬入口から収納庫14内に搬入され、ロワーガイド16上に集積される。この場合、ロワーガイド16は、前記第3の実施の形態と同様に、アッパーガイド15から離れて、下方に位置する。そして、収納庫14内にあらかじめ設定された所定枚数、例えば、100枚の紙幣31が集積されると、該紙幣31を収納庫14から取り出すための動作が開始される。
まず、昇降駆動源33の駆動力によってロワーガイド昇降装置34を作動させ、ロワーガイド16を上方向に移動させる。すると、紙幣31は、ロワーガイド16によって支持されているので、該ロワーガイド16とともに、図10に示されるように、上昇してアッパーガイド15に当接する。
続いて、繰り出しローラ36を回転させ、収納された紙幣31を、最上位から順次繰り出し、図10において矢印Lで示されるように、横方向、すなわち、光軸αと直交する方向に移動させ、搬出口から収納庫14の外へ搬出させる。この場合、紙幣31は、光軸αと直交する方向に移動しながら、アッパー残留センサ17aの表面を清掃する。
図10のM部に注目すると、集積された紙幣31の最上位に位置する紙幣31が、光軸αと直交する方向に移動し、アッパーガイド15から露出するアッパー残留センサ17aの表面を擦って清掃していることを容易に理解することができる。
なお、収納された紙幣31を最上位から順次繰り出している間、ロワーガイド昇降装置34が作動し続けるので、ロワーガイド16は上方向に移動し続ける。これにより、収納庫14内に集積された紙幣31の枚数が減少しても、集積された紙幣31の最上位に位置する紙幣31は、常に、アッパーガイド15に当接された状態となる。
そして、最後の紙幣31が排出される際には、該紙幣31が光軸αと直交する方向に移動しながら、アッパー残留センサ17a及びロワー残留センサ17bの表面を同時に清掃する。
なお、本実施の形態においては、収納庫14内に集積された紙幣31が最上位から順次1枚ずつ繰り出される場合について説明したが、紙幣31を複数枚ずつ繰り出すようにすることもできる。
このように、本実施の形態においては、収納庫14の深さを制御するためのロワーガイド昇降装置34及び昇降駆動源33を使用して紙幣31を上昇させ、また、ロボットハンド26を省略したので、紙幣取扱装置30の構造及び動作を簡素化することができる。そのため、紙幣取扱装置30のコストを低下させることができる。
なお、前記第1〜第4の実施の形態においては、媒体が紙幣31である場合について説明したが、媒体は、例えば、ビール券、ギフト券、商品券等の金券、トラベラーズチェック、小切手、株券等の有価証券、入場券等の施設利用券、切符、帳票、カード等であってもよく、いかなる種類のものであってもよい。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における紙幣入金整理機の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す第3の図である。 本発明の第2の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における紙幣取扱装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における紙幣取扱装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における紙幣取扱装置の動作を示す図である。
符号の説明
14 収納庫
17a アッパー残留センサ
17b ロワー残留センサ
20 媒体移動機構部
21 クランプ部
30 紙幣取扱装置
31 紙幣
34 ロワーガイド昇降装置

Claims (5)

  1. (a)媒体を集積して収納する収納庫と、
    (b)該収納庫から媒体を移動させる媒体移動機構部と、
    (c)互いに離間して前記収納庫に配設された一対の光学式のセンサから成り、前記収納庫に残留する媒体を検出する残留センサとを有し、
    (d)前記媒体を、前記センサの表面に当接させて前記センサの光軸以外の方向に移動させることを特徴とする紙葉類取扱装置。
  2. 一方のセンサは前記収納庫に収納された媒体から離間した位置に配設され、前記媒体を前記光軸の方向に移動させて前記一方のセンサに当接させる請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  3. 前記残留センサは、前記収納庫の上面に配設された上側センサと前記収納庫の下面に配設された下側センサとから成る請求項2に記載の紙葉類取扱装置。
  4. 前記媒体移動機構部は前記媒体を把持するクランプ部を備え、該クランプ部は媒体を把持して上方に移動又は揺動して該媒体を上側センサに当接させる請求項3に記載の紙葉類取扱装置。
  5. 前記収納庫は下面を上下動させる昇降装置を備え、該昇降装置は下面を上方に移動させて前記媒体を上側センサに当接させる請求項3に記載の紙葉類取扱装置。
JP2007048407A 2007-02-28 2007-02-28 紙葉類取扱装置 Withdrawn JP2008210309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007048407A JP2008210309A (ja) 2007-02-28 2007-02-28 紙葉類取扱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007048407A JP2008210309A (ja) 2007-02-28 2007-02-28 紙葉類取扱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008210309A true JP2008210309A (ja) 2008-09-11

Family

ID=39786526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007048407A Withdrawn JP2008210309A (ja) 2007-02-28 2007-02-28 紙葉類取扱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008210309A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013003972A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Laurel Precision Machines Co Ltd 集積紙幣挟持移送装置
CN104123785A (zh) * 2014-07-18 2014-10-29 广州广电运通金融电子股份有限公司 一种片状介质收纳装置
CN109132154A (zh) * 2018-08-27 2019-01-04 东方通信股份有限公司 一种薄片类介质收纳箱

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013003972A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Laurel Precision Machines Co Ltd 集積紙幣挟持移送装置
CN104123785A (zh) * 2014-07-18 2014-10-29 广州广电运通金融电子股份有限公司 一种片状介质收纳装置
CN109132154A (zh) * 2018-08-27 2019-01-04 东方通信股份有限公司 一种薄片类介质收纳箱
CN109132154B (zh) * 2018-08-27 2021-05-28 东方通信股份有限公司 一种薄片类介质收纳箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7870997B2 (en) ATM that can center different sized cash stacks in a cash outlet opening
KR102112615B1 (ko) 횡방향 입출금 방식이 적용된 환류형 지폐/수표 입출금장치 및 그에 적용되는 지폐/수표 처리방법
JP5932447B2 (ja) 紙幣処理装置及び自動取引装置
WO2014155645A1 (ja) 紙葉類取扱装置及び自動取引装置
JP2008210309A (ja) 紙葉類取扱装置
JP4366434B2 (ja) 自動取引装置
KR20160081303A (ko) 지폐번들용 입출금장치
JP6398592B2 (ja) 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP2016081342A (ja) 媒体収容装置及び媒体取引装置
KR101408575B1 (ko) 수평방향으로 복수의 집적부를 갖는 매체집적장치 및 매체집적방법
JP5789562B2 (ja) 紙葉類取扱装置及び自動取引装置
KR101354514B1 (ko) 환류식 금융자동화기기의 수표/지폐 입출금장치 및 그 운영방법
JP2009199619A (ja) 自動取引装置
KR102399016B1 (ko) 환류식 금융자동화기기의 수표/지폐 입출금장치 및 그 운영방법
KR20130051724A (ko) 매체보관함 및 금융기기
KR101508267B1 (ko) 계원용 금융자동화기기
JP4412014B2 (ja) 貨幣処理装置
JP2008065598A (ja) 硬貨処理機
JP6192906B2 (ja) 紙幣搬送装置
JP5518923B2 (ja) 紙幣出金装置
JP2005213028A (ja) 媒体処理装置
JP2017151745A (ja) 小束処理装置
KR101556328B1 (ko) 낱장 분리 기능이 강화된 지폐 입출금 장치
KR20160027584A (ko) 수표 및 지폐 입출금장치와 수표 및 지폐 입출금방법
JP2023039370A (ja) 媒体処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100511