JP6192906B2 - 紙幣搬送装置 - Google Patents

紙幣搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6192906B2
JP6192906B2 JP2012173381A JP2012173381A JP6192906B2 JP 6192906 B2 JP6192906 B2 JP 6192906B2 JP 2012173381 A JP2012173381 A JP 2012173381A JP 2012173381 A JP2012173381 A JP 2012173381A JP 6192906 B2 JP6192906 B2 JP 6192906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
banknote
transport
conveyance
banknotes
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012173381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014021960A (ja
Inventor
和彦 三城
和彦 三城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sum Field
Original Assignee
Sum Field
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sum Field filed Critical Sum Field
Priority to JP2012173381A priority Critical patent/JP6192906B2/ja
Publication of JP2014021960A publication Critical patent/JP2014021960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6192906B2 publication Critical patent/JP6192906B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

本発明は、紙幣の搬送路上に、紙幣の金種識別手段を備え、双方向に搬送する、搬送装置及び紙幣処理装置に関する。
従来の紙幣入出金装置は一般に、張設された弾性ベルト、または、紙幣長さより短い間隔に配置された搬送ローラ、によって紙幣を収納部等へ搬送するように構成されている。例えば、特開2010−272140号公報や特許第4453438号には、略同径の押えローラ群を配置した紙幣搬送路を装置筐体の上面近傍に水平、かつ直線状に配置して、装置の薄型化を可能にする搬送手段が開示されている。
また、特許第4064137号によれば、紙幣の識別手段と収納部等の搬送先との間の搬送経路長さを「最も長い紙幣」の長さより長く取るという要件に関しても、環状の周回搬送路において識別手段による紙幣の識別を行うことで、従来の直線状の搬送経路における識別の場合よりも装置内のスペースを有効に利用することが可能となる。従って、駆動手段の小型化や装置内のスペースの有効利用により、従来に比べて装置全体の小型化を図ることができる。
特開2010−272140号公報 特許第4453438号公報 特許第4064137号公報
上記のような搬送手段を用いる従来の紙幣処理装置には、以下のような問題点がある。
まず、搬送路上で紙幣の金種識別を行う場合には、搬送路の途中に設置した識別手段(例えば光学センサー)の位置を、紙幣がその全長に渡って通過するようにしなければならない。これにより、紙幣の識別手段と収納部との間の搬送路長さを「最も長い紙幣」の長さより長く取るという要件が課されることになる。これに対して、直線状に配置した紙幣の搬送路では、上記の要件を満たすには相当のスペースを要し、また装置内のデッドスペースも生じやすくなる。従って、この点からも装置全体の小型化が困難になっている。
この点に関しては、搬送路を直線状に構成せずに屈曲させて構成するという対策も考えられる。しかし、その場合は、多数のアイドルローラ等で屈曲支持する必要があり、コストが嵩む。従って、この対策も有効なものとは言えない。
さらに、上述の直線状に構成した搬送路では、紙幣が識別センサを通過後、識別判定を行う時間分搬送距離は長くなる。さらに、各金種に振り分ける為の搬送分岐部の動作時間分も搬送距離は長くなる。その結果、装置全体の小型化が困難になる。
また、上述の搬送路を環状に構成した周回通路は、紙幣のデータ取得時と金種の判定時と金種判定後に、同搬送路を周回させることができるため、搬送路の長さは、短く構成できる。しかしながら、上述のように金種判定後に指定収納部へ振り分ける為には、さらに周回しなければならない為、余分な時間が掛かり、処理時間が長くなる。
また、上述の周回通路は、円形状を形成する為、円の直径分のスペースを必要とする。その為、装置サイズは、大きく構成しなければならない。
また、上述の周回通路は、搬送先の複数の収納部において、正転で収納部に収納し、逆転で出金する事はできるが、分岐部の形状及び構成上、正転においても、逆転においても、常に収納部または、排出部(RJ部)に収納するように紙幣を搬送できない。その為、収納部を有効に活用できない。
また、上述したそれぞれの搬送路の構成は、識別判定異常の紙幣が発生した場合、正転搬送される一方向通路であって、装置前面より取り込んだ紙幣を装置前面に戻し排出する為には、搬送を一旦停止し、搬送方向を逆転して戻す必要があり、連続して計数することができない。そのような搬送路の構成においては、あらかじめ、搬送路上の紙幣を収納部に収納後、投入された紙幣の繰り出しを行うように制御しなければならい。そのような制限から、投入口から繰り出される紙幣は、装置の搬送路内に一枚毎しか搬送することができず、処理速度を上げることができない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、従来に比べて装置全体の小型化を図ることができ、さらに、処理時間を短縮することができる、搬送装置及び、紙幣処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為の本発明の紙幣搬送装置は、紙幣を識別した結果に基づいて、当該紙幣の搬送方向を変換できる搬送路を備えた紙幣搬送装置であって、紙幣を投入する第1収納繰出し部と、この第1収納繰出し部の一端に連通すると共に、ほぼ直線状に搬送路を配置した、紙幣を搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段の延長線上にほぼ直線状に搬送路を配置した、紙幣を搬送する第2搬送手段と、前記第1搬送手段と前記第2搬送手段との間に、これら双方の搬送手段に対してほぼ垂直に連通し、紙幣をほぼ垂直方向に搬送する方向変換手段と、前記第2搬送手段の一端に連通すると共に、ほぼ並列状に配置した、紙幣を区分して収納する複数の収納繰り出し手段と、から構成し、さらに、前記第1搬送手段の搬送路の途中に配置し、紙幣を識別して搬送先を判断する識別センサと、前記方向変換手段の最下点に配置し、紙幣の搬送路を切り替えるゲートと、 前記方向変換手段の最下点に連通して搬送路を配置した、紙幣を排出する第3搬送手段と、この第3搬送手段の一端に連通すると共に、前記第1収納繰出し部の下方に配置した、紙幣を収容する返却収納部と、を具備し、紙幣が前記方向変換手段に搬入し、当該紙幣の先端が前記方向変換手段の最下点に到達する間に、当該紙幣の搬送条件と当該紙幣の識別データとを継続して取得し、当該紙幣の搬送先を判定し、さらに、前記ゲートの開閉動作を完了するように、動作制御したことを特徴とする。
本発明によれば、紙幣の識別手段と収納部との間の搬送路長さを「最も長い紙幣」の長さより長く取るという要件に対しては、例えば、水平、直線状に配置した第1搬送手段に対し、紙幣を垂直方向に搬送することにおいて、方向変換手段は、紙幣を搬入し、最下点に達する間で、紙幣の搬送条件と紙幣の識別データを継続して取得し、紙幣の搬送先を判定し、ゲートの開閉動作を完了することができるので、水平、直線状の搬送路長さを短くできる。その結果、装置の奥行きを小型にすることができる。
また、搬送手段を、水平、直線状に配置したことにより、装置の高さを低くし薄型に構成できるので、装置を小型にすることができる。
さらに、垂直方向に配置した方向変換手段は、連通する第2搬送手段へ紙幣を搬送する際、紙幣自身の搬送方向を先端から後端に変換し搬出することで、順方向で周回させて搬送する搬送路にくらべ、複雑に屈曲した搬送路を構成する必要はない。その結果、搬送通路は、シンプルに構成でき、搬送路長さを短縮できる、と共に搬送時間も短縮できる。
さらに、垂直方向に配置した方向変換手段は、識別判定異常の紙幣が搬送された場合、正逆搬送いずれにおいても、ゲートを開くことで、直接RJBOXへ搬送できる。その結果、搬送を一旦停止し逆転する必要が無くなるため、連続繰り出し計数が可能となり、処理時間を短縮することができ、さらに、搬送速度を上げることが可能になる。
又、前記方向変換手段の下方に、前記方向変換手段に連通して、紙幣を回収するために使用する回収カセットを配置してもよい。
さらに、前記紙幣搬送装置は、前記方向変換手段の最上点又は最下点に、紙幣の搬送方向を切り替える切り替えゲートを配置し、その切り替えゲートを介して、他の前記紙幣搬送装置を高さ方向に多段配置自在としてもよい。
かかる構成とすれば、運用に合わせた紙幣処理装置を容易に構成することができる。
すなわち、請求項1乃至8に記載の紙幣搬送装置によれば、従来のように、処理中に正転逆転を行わず、屈曲した通路を構成することなく、シンプルなレイアウトで構成し、処理速度を速めることができる。
その結果、装置が小型で、コストが安く、処理能力の高い紙幣処理装置を提供することができる。
本発明によれば、識別手段と収納部との間の搬送路長さを最も長い紙幣の長さより長く取るという要件に関しても、紙幣を垂直方向に搬送する方向変換手段に搬入し、最下点に達する間で、紙幣の搬送条件と紙幣の識別データを継続して取得し、紙幣の搬送先を判定し、ゲートの開閉動作を完了することで、従来の直線状の搬送路よりも装置内のスペースを有効に利用することが可能になる。その結果、水平、直線状の通路長さを短くでき、また、薄型に構成でき、装置を小型にすることができる。
さらに、垂直方向に配置した方向変換手段は、紙幣自身の搬送方向を先端から後端に変換し搬出することで、従来の順方向で周回させて搬送する通路にくらべ、複雑に屈曲した搬送路を構成する必要はないその結果、シンプルな搬送路レイアウトが構成でき、さらに、搬送時間も短縮できる。
本発明の実施の形態を用いた紙幣処理装置の構成を模式的に示す側断面図である。 本発明の実施の形態の搬送装置における構成を模式的に示す側断面図である。 本発明の実施の形態の搬送装置の動作を説明するための説明図であって、(a)は紙幣を方向変換手段へ搬送し、識別判定を下す状態を、(b)は判定の結果収納繰出し手段へ搬送する状態を、(c)は判定の結果RJBOXへ搬送する状態を示したものである。 本発明の実施の形態の波打ちローラの配置の一例を説明するための説明図であって、紙幣に波くせをつける状態を示したものである。 本発明の実施の形態を用いた紙幣処理装置の拡張構成を模式的に示す側断面図であって、図1に示した紙幣処理装置に、さらにユニットを縦列に連通させた状態を示したものである。 本発明の実施の形態を用いた紙幣処理装置の拡張構成を模式的に示す側断面図であって、図1に示した紙幣処理装置をさらに図5の紙幣処理装置に縦列に連通させた状態を示したものである。 本発明の実施の方向変換手段の通路切り替えゲートのもう一つの形態の動作を説明するための説明図であって、(a)は紙幣を第2搬送手段へ搬送する動作を、(b)は縦列に連通した第一搬送手段へ搬送する状態を、(c)は第3搬送手段へ搬送する状態を示したものであって、3方向に分岐するゲートを説明したものである。
本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図2は、本発明の実施の形態の搬送装置の構成を模式的に示す側断面図である。図2に示すように、本発明の搬送装置は、紙幣の搬送先を判定する識別センサ22と、判定センサa23と、を具備した直線状に配置した第1搬送手段2と、収納手段7へ紙幣を搬送する為の第1搬送手段2の延長線上に位置する第2搬送手段4と、前記第1搬送手段2と第2搬送手段4との間に、前記第1搬送手段2と第2搬送手段4に連通し、紙幣の搬送方向を第1搬送手段2に対し垂直に方向変換する方向変換手段3と、方向変換手段3の最下点に連通した、第3搬送手段5を備え、紙幣が方向変換手段3に搬入し、最下点に達する間で、紙幣の搬送条件と紙幣の識別データを継続して取得し、紙幣の搬送先を判定し、ゲート35の開閉動作を完了するように、上述した手段を配置した構成を特徴とする搬送装置である。
第1搬送手段2は、搬送される紙幣のデータを収集する識別センサ22と判定センサa23を配置した方向変換手段3に連通した搬送路であって、第1搬送路21を装置筺体の上面近傍に水平、直線状に配置し、第1搬送路21には、紙幣の金種や真偽のデータを収集する識別センサ22と、センサ情報から判定を確定し、各部に動作命令を発する制御部9からの指示に基づき、動作の開始タイミングをとる判定センサa23を備え、方向変換手段3へ紙幣を搬送する。
方向変換手段3は、装置を短く構成する為の分岐通路であって、第1搬送手段2と第2搬送手段4に対し垂直方向に配置され、第1搬送路21から紙幣を引き込むための回動する搬送ローラ部a32と紙幣を第2搬送路41に排出する搬送ローラ部b33と、前記搬送ローラ部と接触し紙幣を閉持し搬送する為の方向変換ローラ31と、紙幣を垂直方向へ導くガイドバン36と、紙幣の搬送を安定させる為の波打ちローラ34と、紙幣を連通した通路へ振り分けるゲート35で構成されている。水平、直線状に配置した第1搬送路21に対し垂直方向へ紙幣を搬送する向きに配置された方向変換手段3は、紙幣を垂直に搬送し最下点に達する間に、識別センサ22によるデータ収集と、搬送方向判定と、判定に応じたゲート35の切り替えを行うことができる。最下点に配置された搬送方向を切り替えるゲート35は、搬送紙幣の後端が判定センサa23を通過したタイミングで開閉動作を行う(図3a)。ゲート35が閉状態の場合、最下点に達した紙幣は、ゲート35に当接し、紙幣後端を方向変換ローラ31により、搬送ローラb33に押しつけられ、第2搬送手段へと後端から搬出される(図3b)。ゲート35が開状態の場合、紙幣は、ガイドバン36に沿い第3搬送手段5へと搬出される。
方向変換手段3と連通する第2搬送通路41への搬送は、方向変換ローラ31に具備した羽で、ベルトで構成された搬送ローラ部bとの間で紙幣の後端をグリップし、紙幣の後端を先頭にして、第2搬送路41へ搬送する。また、方向変換手段3内を正方向、逆方向に搬送する紙幣を安定して搬送する為の波打ちローラ34は、紙幣に波くせをつけ(図4)ることで紙幣に腰をつけ、狭い通路でつまらないよう搬送すると共に、搬送力を与えている。また、波打ちローラ34は、方向変換手段3に固定され、常に第3搬送路51に紙幣を搬送する方向に回動して構成され、また、対向するローラは互い違いに配置され、紙幣に対する搬送力は、第2搬送路41へ搬送する上述の方向変換ローラ31とベルトで構成された搬送ローラ部b33とのグリップ力より極めて弱く設定されている。また、波打ちローラ34は、安定して紙幣を搬送する為のものであり、紙幣の状態がよければ、配置する必要はなく、配置する場合は、方向変換手段3の中央付近が好ましい。
また、方向変換手段3は、方向変換ローラ31を中心に対象に構成され、正方向搬送(第1搬送路21から方向変換手段3への搬送)と逆方向搬送(第2搬送路41から方向変換手段への搬送)を可能としている。
第2搬送手段4は、方向変換手段に連通し、第1搬送路21の延長線上に水平、直線状に配置され、第2搬送路41には、紙幣の金種や多重搬送や搬送枚数を検出するための判定センサb42を具備し、金種別の収納繰り出し手段7へ搬送する。
次に本発明の実施の形態を用いた紙幣処理装置の一例の構成と動作を、図を参照し説明する。
[図1]は、本発明の実施の形態を用いた紙幣処理装置の構成を模式的に示す側断面図である。搬送装置の左側(前面側)に第1収納繰出し部1、右側(後面側)に収納繰出し手段7、第3搬送路51の延長線に返却収納部6で構成する小型入出金機として成る、例えば、釣銭機の構造として用いて運用する場合。
上述の第1収納繰出し部1は、紙幣投入口と釣銭出金口として機能し、収納繰出し手段7は、金種別に収納と繰出しを行う、千円に設定された第2収納繰出し部7aと、5千円に設定された第3収納繰出し部7bと万円に設定された第4収納繰出し部7cとで構成されている。返却収納部6は、紙幣投入口から受けいれて搬送された紙幣を識別判定の結果、受け付けない紙幣を機外へ返却するためのRJBOX61と、収納繰出し手段7から出金され、判定センサb42で異常検出された紙幣の保管として、出金RJBOX62として機能する。
入金動作を行う場合は、投入口である第1収納繰出し部1に投入された紙幣は、最長紙幣と同等以上の間隔で繰出しが連続で開始される。繰出された紙幣は、タイミングセンサ24で紙幣の搬送状態(間隔、斜行)を監視し、第1搬送手段へ搬送され、識別センサ22でデータ収集され、判定センサa23が紙幣の後端を検出したタイミングで、ゲート35の開閉を指示する。判定の結果、受け入れ不可紙幣の場合は、ゲート35は開き、第3搬送路51を経由してRJBOX61へ搬送され、金種が確定した紙幣は、ゲート35は閉じ、第2搬送路41を経由し、それぞれの収納繰出し手段7へ収納される。
釣銭出金動作を行う場合は、上位(POS)からの指令に基づき、収納繰出し手段7から金種毎に、最長紙幣と同等以上の間隔で出金繰出しが連続で開始され、紙幣は入金時と逆方向に搬送される。出金された紙幣は、判定センサb42で監視され、異常を検出した場合、ゲート35は開状態となり、第3搬送路51を経由し出金RJBOX62へ収納し、正常な場合は、ゲート35は閉状態となり、出金口として第1搬送路21を経由し、第1収納繰出し部1に搬送される。しかるに、出金口は、上述に限定するものではなく、例えば、出金RJBOX62に出金し、出金RJ紙幣を第1収納繰出し部1に搬送し、出金処理終了後、第1収納繰出し部1より繰り出し、収納繰出し手段7へ戻してもよい。この場合、出金RJBOX62に紙幣を保留しておく必要がなくなり、有効に紙幣を使用することができる。
自動精査動作を行う場合は、収納繰出し手段7に保留している紙幣を、金種毎に繰り出し再計数する動作であって、第2搬送手段4から方向変換手段3、第1搬送手段2を経由し、第1収納繰出し部1へ収納し、再度第1収納繰出し部1より繰出し、収納繰出し手段7へ戻す。
このように、本発明の搬送装置を用いれば、紙幣の搬送は、従来の屈曲した搬送路を周回させる複雑な搬送路を構成する必要はなく、装置前面方向への搬送と、装置後面方向への搬送が可能となる。その結果、装置サイズを小型に構成でき、また、コストが嵩むことはない。また、従来の水平、直線上の搬送路のように、受付できない紙幣が生じた場合、搬送を一旦停止し逆搬送する必要はなく、高速で連続計数が可能となる。その結果、処理能力を向上することが可能となる。
次に[図5]は、本発明の実施の形態を用いた紙幣処理装置の拡張構成を模式的に示す側断面図であって、一例として、回収カセット8を追加構成したものである。図5の実施の形態の紙幣処理装置は、前述した、図1の小型入出金機に、搬送装置の第3搬送手段5に、2経路の搬送路を設け、縦列にユニットを連通した場合の実施形態であり、第3搬送手段5に搬送路を切り替えるゲート53を備え、搬送路の構成を変更することなく、増設ユニットを縦列に連通を可能としている。
前記回収カセット8に収納繰り出し手段7の紙幣を移動収納する場合は、収納繰出し手段7から繰出された紙幣は、一旦、第1収納繰出し部1に収納し確定後、回収カセット8へ搬送することが好ましい。また、運用により、収納繰り出し手段7より直接に回収カセット8へ収納してもよい。
次に[図6]は、本発明の実施の形態を用いた紙幣処理装置の拡張構成を模式的に示す側断面図であって、図1に示した紙幣処理装置をさらに図5の紙幣処理装置に縦列に連通させた状態を示したものであり、店舗の出納室で使用する入金機や入出金機を構成することができる。
また、図6の実施の形態の紙幣処理装置は、最上部に増設した紙幣処理装置の第3搬送手段5の第4搬送路52は、縦列に接続された搬送装置の第1搬送路21に切り替えゲート54を新たに備え、連通されている。
図6の実施の形態の紙幣処理装置は、紙幣投入口として用いる第5収納繰出し部11と、入金一保として用いる第6収納繰出し部7dと、入金RJBOX63と、出金口として用いる第1収納繰出し部1と、金種別に収納する収納繰出し手段7と出金RJ62と回収カセット8と、を備え、スーパーなどの店舗出納で用いる入出金処理装置を構成し、
入金動作を行う場合は、第5収納繰出し部11に投入され、繰り出された紙幣は、第1収納繰出し部1に保留され、確定した場合、収納繰出し手段7、または、回収カセット8へ、ゲート35、及び、切り替えゲート53とで振り分けられ収納される。また、入金が確定せず、返却を行う場合は、第1収納繰出し部1より返却される。また、入金時に発生する判定不能な紙幣は、入金RJBOX63に搬送される。
入金と出金動作を同時に行う場合(出金金種と枚数があらかじめ指定されている場合)は、第5収納繰出し部11に投入され、繰り出された入金紙幣は、識別結果に基づき、投入紙幣に出金金種が含まれていた場合、第1収納繰出し部1に保留され、それ以外の紙幣は、第6収納繰出し部7dに一時保留され、入金紙幣の計数が完了し入金金額確定される。次に、第1収納繰出し部1に保留された金種枚数と、出金すべき指定金種枚数の不足紙幣分を、収納繰出し部7より、第1収納繰出し部1に搬送し、指定の出金すべき金種枚数がそろえば、第1収納繰出し部1より取り出すことができ、取引は完了する。その後、第6収納繰出し部7dに一時保留された紙幣は、第1収納繰出し部1を経由し、収納繰出し部7に収納される。このような動作を行えば、入金確定処理と同時に出金処理が完了することになり、処理時間は短縮される。
次に、金種別に収納する収納繰出し手段7の紙幣をカセットに入金する場合は、収納繰出し手段7より繰出された紙幣は、識別を通り第1収納繰出し部1に一時保留され、収納すべき紙幣が確定した場合、第1収納繰出し部1より繰出され、回収カセット8へ収納される。
また、図6の別の実施例として、図6の実施例の収納繰り出し部7dの後方に、図示していない、収納繰り出し部7eと7fの収納繰り出し部を追加したもので、例えば、店舗で運用する入出金機を構成したものである。前述の実施例の特徴は、最上部に位置する収納繰り出し部7d〜7fに収納した紙幣は、店舗の運用資金として管理し、下部に位置する収納繰り出し部7a〜7cとカセット8に収納した紙幣は、第三者の資金(例えば、オーナーの個人資金)として管理することができる収納繰り出し部の所有権の設定を可能とした事を特徴としている。すなわち、装置内の現金は、店舗で自由に使用できる資金と、店舗運用資金が不足した場合に使用する、第三者の資金とを個別に管理した運用である。上部と下部の資金を個別に管理することで、例えば、紙幣がつまった場合のトラブル時、上記両者のいずれの資金かを明確に切り分ける事ができる為、資金を厳正に管理できる。従業員が前記収納繰り出し部の両者を運用した場合、店舗資金の紙幣つまりの場合は、店舗従業員が解除することができるが、第三者の資金の運用時は、第三者のみしか解除できない。このように、等発明を用いて装置を小型に構成し、容易に装置を連通することで、運用の幅を増やす装置が構成できる。
このように、本発明の搬送装置を用いれば、大型、小型の装置は、ベースとなる図1に示す紙幣処理装置を容易に縦列に連通し構成できる。その結果、運用に合わせた装置を組み合わせにより構成することができ、幅広いユーザーニーズに対応することが可能となる。
上述の装置構成、及び、動作は、一例と示したものであり、限定の限りではない。
また、切り替えゲートの別の実施例として、図7に示す切り替えゲートa55のようにゲートを構成すれば、一つのゲートで3方向の搬送路に切り替えが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る搬送装置によれば、紙幣の受け入れ可否を判断する識別センサ22を具備した直線状に配置した第1搬送手段2と、収納手段7へ紙幣を搬送する為の第1搬送手段2の延長線上に位置する第2搬送手段4と、前記第1搬送手段2と第2搬送手段4との間に、前述の両搬送手段に連通し、紙幣の搬送方向を垂直に方向変換する方向変換手段3と、方向変換手段3の最下点に連通した、第3搬送手段5を備えた搬送装置において、下記に示す効果が得られる。
紙幣を垂直方向に搬送する方向変換手段3は、紙幣を搬入し、最下点に達する間で、紙幣の搬送条件と紙幣の識別データを継続して取得し、紙幣の搬送先を判定し、ゲート35の開閉動作を完了することができる。その結果、水平、直線状の通路長さを短くでき、装置全長を小型にすることができる。
また、本発明の搬送装置は、水平、直線状に、上述の識別センサ22や、収納繰り出し手段7を配置することができる。その結果、装置を薄型に構成できると共に、ジャム発生時のメンテ性も向上できる。
さらに、垂直方向に配置した方向変換手段3は、紙幣自身の搬送方向を先端から後端に変換し搬出することができる。その結果、順方向で周回させて搬送する屈曲した通路にくらべ、搬送路をシンプルに構成できる為、余分な搬送路スペースを必要とせず、小型に構成できる。
さらに、垂直方向に配置した方向変換手段3は、識別判定不能な紙幣が搬送された場合、ゲート35を開くことで、直接RJBOX61へ搬送できる。その結果、搬送を一旦停止し逆転しなくてもよく、連続計数が可能となり、処理時間を短縮することができ、さらに、搬送速度を上げることが可能になる。
また、垂直方向に配置した方向変換手段3は、第3搬送手段5をさらに、切り替えゲート53で、下方に向かう第4搬送路52を備えれば、ユニットや装置を容易に縦列に連通ができる。その結果、運用合わせた、紙幣処理装置を容易に構成できる。
すなわち、請求項1乃至7の搬送装置を用いれば、通路を周回させる必要が無い為、シンプルなレイアウトで構成することができる。その結果、小型でコストが安く、処理効率の高い装置を提供することができる。
1、 第1収納繰出し部 2、 第1搬送手段 3、 方向変換手段
4、 第2搬送手段 5、 第3搬送手段 6、 返却収納部
7、 収納繰出し手段 8、 回収カセット 9、 制御部
11、第5収納繰出し部
21、第1搬送路 22、識別センサ 23、判定センサa
24、タイミングセンサ
31、方向変換ローラ 32、搬送ローラ部a 33、搬送ローラ部b
34、波打ちローラ 35、ゲート 36、ガイドバン
41、第2搬送路 42、判定センサb
51、第3搬送路 52、第4搬送路 53、切り替えゲート
54、切り替えゲート 55、切り替えゲートa
61、RJBOX 62、出金RJBOX 63、入金RJBOX
7a、第2収納繰出し部 7b、第3収納繰出し部 7c、第3収納繰出し部
7d、第6収納繰出し部

Claims (8)

  1. 紙幣を識別した結果に基づいて、当該紙幣の搬送方向を変換できる搬送路を備えた紙幣搬送装置であって、
    紙幣を投入する第1収納繰出し部と、
    この第1収納繰出し部の一端に連通すると共に、ほぼ直線状に搬送路を配置した、紙幣を搬送する第1搬送手段と、
    この第1搬送手段の延長線上にほぼ直線状に搬送路を配置した、紙幣を搬送する第2搬送手段と、
    前記第1搬送手段と前記第2搬送手段との間に、これら双方の搬送手段に対してほぼ垂直に連通し、紙幣をほぼ垂直方向に搬送する方向変換手段と、
    前記第2搬送手段の一端に連通すると共に、ほぼ並列状に配置した、紙幣を区分して収納する複数の収納繰り出し手段と、から構成し、
    さらに、前記第1搬送手段の搬送路の途中に配置し、紙幣を識別して搬送先を判断する識別センサと、
    前記方向変換手段の最下点に配置し、紙幣の搬送路を切り替えるゲートと、
    前記方向変換手段の最下点に連通して搬送路を配置した、紙幣を排出する第3搬送手段と、
    この第3搬送手段の一端に連通すると共に、前記第1収納繰出し部の下方に配置した、紙幣を収容する返却収納部と、を具備し、
    紙幣が前記方向変換手段に搬入し、当該紙幣の先端が前記方向変換手段の最下点に到達する間に、当該紙幣の搬送条件と当該紙幣の識別データとを継続して取得し、当該紙幣の搬送先を判定し、さらに、前記ゲートの開閉動作を完了するように、動作制御したことを特徴とする紙幣搬送装置。
  2. 前記方向変換手段は、紙幣を搬入又は搬出する、両側に配置した搬送ローラ部と、紙幣の搬送方向を変換する方向変換ローラと、紙幣を誘導するガイドバンと、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の紙幣搬送装置。
  3. 前記方向変換手段は、前記方向変換ローラに対し、左右対称に構成要素を配置したことを特徴とする請求項2に記載の紙幣搬送装置。
  4. 前記方向変換手段は、紙幣を安定して搬送する為の波打ちローラをさらに具備し、この波打ちローラは、前記方向変換手段に固定され、常に一方向に回動し、搬送する為の紙幣の閉持力は、前記方向変換ローラと前記搬送ローラ部の閉持力より極めて弱く、構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の紙幣搬送装置。
  5. さらに、前記第2搬送手段の搬送路の途中に、紙幣の金種、多重搬送、搬送枚数を検出する判定センサを配置したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1に記載の紙幣搬送装置。
  6. 前記方向変換手段の下方に、前記方向変換手段に連通して、紙幣を回収するために使用する回収カセットを配置したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1に記載の紙幣搬送装置。
  7. 前記紙幣搬送装置は、前記方向変換手段の最上点又は最下点に、紙幣の搬送方向を切り替える切り替えゲートを配置し、その切り替えゲートを介して、他の前記紙幣搬送装置を高さ方向に多段配置自在としたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1に記載の紙幣搬送装置。
  8. 多段配置した前記紙幣搬送装置において、段毎に前記収納繰り出し手段に収納する紙幣を管理し、段毎に資金管理者を区分して運用することを特徴とする請求項7に記載の紙幣搬送装置。
JP2012173381A 2012-07-18 2012-07-18 紙幣搬送装置 Expired - Fee Related JP6192906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173381A JP6192906B2 (ja) 2012-07-18 2012-07-18 紙幣搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173381A JP6192906B2 (ja) 2012-07-18 2012-07-18 紙幣搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014021960A JP2014021960A (ja) 2014-02-03
JP6192906B2 true JP6192906B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=50196711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012173381A Expired - Fee Related JP6192906B2 (ja) 2012-07-18 2012-07-18 紙幣搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6192906B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5692691A (en) * 1979-12-25 1981-07-27 Omron Tateisi Electronics Co Circulating type money receiving and paying machine
JP3476967B2 (ja) * 1995-07-17 2003-12-10 沖電気工業株式会社 紙葉類表裏反転装置
JP3726736B2 (ja) * 2001-11-06 2005-12-14 富士電機リテイルシステムズ株式会社 紙葉類処理装置および紙葉類の搬送方向切り替え機構
JP4051388B2 (ja) * 2005-12-28 2008-02-20 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙幣入出金機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014021960A (ja) 2014-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2633271C2 (ru) Устройство внесения/выдачи банкнот и устройство транзакции с банкнотами
JP2728425B2 (ja) 紙幣取扱装置
EP2259233B1 (en) Paper note handling apparatus and method for handling paper notes
JP4927096B2 (ja) 紙幣処理装置
RU2587411C2 (ru) Устройство приема/выдачи банкнот и аппарат обработки банкнот
US20150161840A1 (en) Banknote handling device
WO2014161239A1 (zh) 一种纸币存取装置
JP5200357B2 (ja) 紙幣取扱装置
JP5664355B2 (ja) 紙葉類処理装置及び取引装置
KR102112615B1 (ko) 횡방향 입출금 방식이 적용된 환류형 지폐/수표 입출금장치 및 그에 적용되는 지폐/수표 처리방법
US9142076B2 (en) Media case and banking machine
JP5932447B2 (ja) 紙幣処理装置及び自動取引装置
JP5647798B2 (ja) 紙葉取扱装置
JP6064786B2 (ja) 媒体集積装置及び媒体処理装置
JP2016218965A (ja) 紙幣取扱装置
JP6192906B2 (ja) 紙幣搬送装置
JP5277757B2 (ja) 紙幣処理装置
JP6119824B2 (ja) 紙幣入出金機及び紙幣処理装置
CN108961535B (zh) 纸币处理装置
WO2016140141A1 (ja) 紙幣収納カセット、紙幣処理システムおよび紙幣処理方法
JP2013238945A (ja) 紙葉類取扱装置及び自動取引装置
JP2008210309A (ja) 紙葉類取扱装置
JP5176739B2 (ja) 紙幣処理装置及び金銭処理機
JP4860221B2 (ja) 紙幣入出金機
JP7465130B2 (ja) 紙葉類処理装置、紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150721

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150717

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6192906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees