JPH1179315A - ファイルホルダ用自動格納設備の出庫装置 - Google Patents

ファイルホルダ用自動格納設備の出庫装置

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JPH1179315A
JPH1179315A JP24534197A JP24534197A JPH1179315A JP H1179315 A JPH1179315 A JP H1179315A JP 24534197 A JP24534197 A JP 24534197A JP 24534197 A JP24534197 A JP 24534197A JP H1179315 A JPH1179315 A JP H1179315A
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file holder
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JP24534197A
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English (en)
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Harumi Murata
春美 村田
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カルテ用のファイルホルダを多数格納できる自
動格納設備において、出庫されたファイルホルダの処理
を能率良く行えるようにする。 【手段】出庫装置3の出庫部19に複数の集積部20を並設
し、各集積部20の上方に中継コンベヤ22を設ける。最端
部に位置した中継コンベヤ22を除いた各中継コンベヤ22
の上方に、跳ね上げ回動式の仕分け用コンベヤ21を配置
し、各仕分け用コンベヤ21を起倒制御することにより、
ファイルホルダFを任意の集積部20に分けて集積する。
ファイルホルダFを内科行き、外科行きと言うように、
行き先別に分けて集積できるため、出庫後の処理を能率
良く行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルテ等の書類が
収納されたファイルホルダを多数格納する自動格納装置
において、その出庫装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カルテ等の書類を大量に格納する手段と
して、吊り下げ式のファイルホルダ(これについては例
えば実開平 7-35078号参照)を使用した自動格納設備が
使用されている。すなわちこの自動格納装置は、格納庫
内に、ファイルホルダを吊り下げできるハンガーを多数
備えた棚を設けると共に、この棚の前面に沿って走行す
るスタッカクレーン式の移載装置を配置し、移載装置を
駆動してファイルホルダを棚の任意の箇所に出し入れす
るものである。
【0003】この自動格納設備では、入出庫手段とし
て、多数のファイルホルダを吊懸けできる入出庫用台車
が使用されており、格納庫の端部に形成した入出庫部に
入出庫用台車をセットして、移載装置によって入出庫用
台車と棚との間にファイルホルダを移し換えることによ
り、入庫と出庫とを行うようにしている。また、例えば
特開平7-315515号公報に記載されているように、出庫専
用手段として、格納庫の上部前面に沿って略水平状に延
びるコンベヤを配置し、移載装置でピックアップしたフ
ァイルホルダをコンベヤに移し換え、コンベヤで搬送さ
れたファイルホルダを、コンベヤの終端部の下方に配置
した出庫部にシュートを介して集積させることが行われ
ている。
【0004】このようにコンベヤを介して出庫部に集積
させる出庫手段によると、複数の自動格納装置からファ
イルホルダを1か所に集めて出庫できるため、複数台の
自動格納装置を並設した場合の取り出しが容易であり、
また、自動格納設備の設置台数とは関係なく、ファイル
ホルダを一々台車から抜き出す手間をなくすことができ
ると共に、入出庫用台車が出払っている状態でもファイ
ルホルダを取り出せる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、総合病院の
場合、内科、外科、眼科、小児科、産婦人科、脳神経科
と言うように多くの科に分かれているため、病院に設置
した自動格納設備からカルテ用ファイルホルダが出庫さ
れた場合、ファイルホルダを各科の患者ごとに分けて持
ち運んぶことになる。また、担当医師ごとにまとめて持
ち運んだり、同一フロアーで使用するファイルホルダを
まとめて持ち運んだりといった取扱もなされる。
【0006】しかるに従来の出庫装置では出庫部には一
つの集積部しかなく、コンベヤで搬送されたファイルホ
ルダは一つの集積部に単に溜められるに過ぎないため、
出庫されたファイルホルダがどの科に行くべきもの(或
いはどの担当医に行くべきもの)であるかを看護婦や職
員が目視で分別しなくてはならず、このため、出庫して
からの処理に手間と時間がかかるという問題があった。
【0007】本発明はこのような実情に鑑み成されたも
ので、ファイルホルダが自動格納設備からコンベヤを介
して出庫された場合に、出庫後のファイルホルダの処理
を能率良く行えるようにすることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、「多
数のファイルホルダを格納できる棚と、ファイルホルダ
を棚に出し入れするための移載装置と、移載装置によっ
て棚から取り出されたファイルホルダを搬送するコンベ
ヤとを備え、このコンベヤで搬送されたファイルホルダ
を出庫部に落とすように構成したファイルホルダ用自動
格納設備において、前記出庫部に、ファイルホルダが落
下する集積部を複数設け、この集積部の上方に、コンベ
ヤで搬送されたファイルホルダを任意の集積部に選択し
て落とすようにした仕分け手段を設ける」、の構成にし
た。
【0009】
【発明の奏する効果】このように構成すると、棚の外に
取り出されてコンベヤで搬送されたファイルホルダを複
数の出庫部に選択して集めることができるから、例えば
病院に設置されたカルテ用ファイルホルダの自動格納設
備の場合であると、ファイルホルダを各科ごと(或いは
複数の科)の患者ごとに分けて集めたり、担当医ごとに
まとめて集めたりと言うように、ファイルホルダを使用
場所等に応じて分けた状態に取り出すことができる。従
って、出庫した後の仕分け作業に要する手間を全く無く
すか著しく軽減することができ、その結果、出庫後の処
理作業の能率を向上することができる。
【0010】
【発明の実施形態】次に、本発明をカルテ用ファイルホ
ルダの自動格納設備に適用した実施形態を図面に基づい
て説明する。図1〜図12では第1実施形態を示してお
り、このうち図1(A)はファイルホルダFの斜視図、図1
(B)は全体の斜視図、図2は図1の部分拡大図である。
【0011】図1(A)に示すように、ファイルホルダFは
開閉自在な一対の表紙F1を備えており、両表紙F1の自由
端に厚肉状の縁部材F2を固着し、これら縁部材F2を、そ
れら縁部材F2に形成した突起と穴(いずれも図示せず)
とのスナップ係合によって止着することにより、ファイ
ルホルダFを閉じた状態に保持している。カルテは、フ
ァイルホルダFの内面に設けたポケットやバインダーに
綴じ込まれる。また、図示していないが、ファイルホル
ダFには、個々のファイルホルダFを特定するためのバ
ーコードが印刷されたカードを装着している。
【0012】本実施形態では、図1に示すように3台の
自動格納設備1を並設している。各自動格納設備1で
は、それぞれ入出庫用台車2を介してファイルホルダF
を入出庫できると共に、各自動格納設備1に共用の出庫
(専用)装置3によっても出庫できる。以下、各部位の
詳細を説明する。先ず、各自動格納設備1の概略につい
て図3〜4も参照して説明する。図3は縦断側面図、図
4(A)は部分斜視図、図4(B)は部分平面図である。
【0013】各自動格納設備1は格納庫(本体)4を備
えており、格納庫4の内部には、多数のファイルホルダ
Fを格納するための二つの棚5が相対向して設けられて
いると共に、両棚5の間には、スタッカクレーン式の移
載装置6が配置されている。格納庫4の前面は平面視で
凸形に形成されており、二つの棚5に対応した段落ち部
4aが形成されている。
【0014】棚5は、ファイルホルダFの縁部材F2を差
し込んで吊支するようにしたハンガーから成っており、
多数のハンガーを水平状に並設したハンガー群7を多段
に設けている。図3及び図4(B)に示すように、移載装置
6は、地レール8と天レール9とにガイドされて走行す
る支柱10と、支柱10に昇降自在に装着したリフト11と、
リフト11に水平旋回自在に取付けたピッキング装置12と
を備えており、ピッキング装置12に設けた移動式のクラ
ンプ体でファイルホルダFの縁部材F2をクランプし、そ
の状態でクランプ体を前後動させることにより、ファイ
ルホルダFを棚5の任意の部位に出し入れできる。
【0015】入出庫用台車2には棚5と同じ構造のハン
ガー群7が装着されており、入出庫用台車2を、棚5の
前端に近接して設けた入出庫部13にセットし、その状態
で移載装置6を駆動することにより、入出庫用台車2と
棚5との間にファイルホルダFを移し換えることができ
る。図1(B)及図4(A)に示すように、格納庫4の前面のう
ちは一方の段落ち部4aには緊急出庫口14が開口してい
る。また、格納庫4の前面のうち適当な箇所には操作パ
ネル15を設けている。更に、格納庫4の前端には保守・
点検用の扉16を設けている。
【0016】次に、主として図5〜図12を参照して本発
明に係る出庫装置3について説明する。図5は部分平面
図、図6は図5のVI−VI視断面図、図7は図5の VII-V
II視断面図、図8は図5のVIII−VIII視断面図、図9の
うち (A)は要部斜視図、 (B)は (A)の B-B視断面図、図
10は要部平面図、図11は図10のXI−XI視断面図、図12は
図5の XII-XII視断面図である。
【0017】図1(B)の全体部に示すように、出庫装置3
は、各自動格納設備1の前面に沿って水平状に配置した
ベルト式のメインコンベヤ17と、各自動格納設備1から
ファイルホルダFをメインコンベヤ17に繰り出すための
第1シュート18と、メインコンベヤ17の搬送方向の前方
において床面に設置した出庫部19とを備えている。出庫
部19は4つの集積部20に区分されている。
【0018】メインコンベヤ17に近い側に位置した3つ
の集積部20の上方には、請求項に記載した仕分け手段と
して、ファイルホルダFをメインコンベヤ17と同じ方向
に送る3つの仕分け用コンベヤ(ベルトコンベヤ)21
が、各集積部20に対応して直列状に配置されている。ま
た、各集積部20の上方で且つ仕分け用コンベヤ21よりも
下方の部位には、図5に示すように、ファイルホルダF
を仕分け用コンベヤ21と交叉した方向に送る中継コンベ
ヤ22がそれぞれ並列状に配置されている。
【0019】図2に示すように、各集積部20は前向き開
口のブース状に形成されており、各集積部20には出庫専
用台車23を挿入することができる。例えば図7に示すよ
うに、メインコンベヤ17は、フレーム25に軸支したプー
リ26に巻き掛けられている。プーリ26は図示しないモー
タで駆動される。図6に示すように、格納庫4の両段落
ち部4aのうち緊急出庫口14を設けた段落ち部4aの上部に
は、ファイルホルダFを払い出すための出庫穴27を開口
し、前記第1シュート18を、出庫穴27の箇所からメイン
コンベヤ17に向けて下向きに傾斜するように配置してい
る。
【0020】格納庫4の内部のうち第1シュート18の上
端の近傍には、ファイルホルダFの受け台28を、ファイ
ルホルダFと同じ方向に延びるピン29で回転自在に取付
けている。受け台28の上方には、ファイルホルダFの倒
れを防止するため、2つののガイド部材4bによってファ
イルホルダFの縁部材F2が嵌まるスリットを形成してい
る。
【0021】受け台28の下方には第1モータ30を取付け
ており、第1モータ30の回転軸31に固着したアーム32と
前記受け台28とをリンク33で連結している。受け台28を
挟んで第1シュート18と反対側の部位には、前記した緊
急出庫口14に向けて傾斜した第2シュート34が形成され
ている。前記した移載装置6で棚5から取り出されたフ
ァイルホルダFは受け台28に載せられる。そして、図6
において第1モータ30を半時計回りに正転させると、受
け台28も同じ方向に回転して、ファイルホルダFは矢印
Aで示すように倒れて、底部を先にした姿勢で第1シュ
ート18をメインコンベヤ17に向けて滑り落ちる。逆に第
1モータ30を時計回りに回転させると、受け台28を時計
回りに回転して、ファイルホルダFは矢印Bで示すよう
に緊急出庫口14に落下する。
【0022】なお、本実施形態では、メインコンベヤ17
と第1シュート18とが請求項に記載したコンベヤに該当
する。この点より理解できるように、請求項に記載した
コンベヤはファイルホルダを搬送する機能があれば足
り、その形態や個数は任意に設定できる。図5〜図7に
示すように、メインコンベヤ17の移送路のうち第1シュ
ート18の前方の箇所には、ファイルホルダFをメインコ
ンベヤ17の搬送面よりも上方において支持する正面視L
字状の一対の仮受け部材35,36 が配置されている。この
うち、メインコンベヤ17の搬送上流側に位置した仮受け
部材35はフレーム25に固定されている。
【0023】他方、搬送方向下流側に位置した仮受け部
材36の両端にはブラケット37が固着されており、このブ
ラケット37を、フレーム25に対して、メインコンベヤ17
の搬送方向と直交した方向に延びるピンによって回動自
在に軸支している。更に、ブラケット37に、電磁ソレノ
イド等の往復動自在な駆動装置38を連結している。従っ
て、回動式の仮受け部材36を上向きに回動させた状態で
第1シュート18からファイルホルダFを滑り落とすこと
により、両仮受け部材34,35 でファイルホルダFを寝か
せた状態に支持し、次いで、図7に一点鎖線で示すよう
に、回動式の仮受け部材35を下向きに回動させると、フ
ァイルホルダFをメインコンベヤ17に落下させることが
できる。
【0024】このように仮受け部材35,36 を設けている
のは、主として、ファイルホルダFがメインコンベヤ17
上で重なってしまうことを防止するため、及び、各自動
格納設備1からの排出順序を設定できるようにするため
である。図示してないが、仮受け部材35,36 の近傍には
ファイルホルダFの検出用センサーを設けている。図8
に示すように、前記各仕分け用コンベヤ21は、送り方向
前方側の支軸40を中心に跳ね上げ回動できるようになっ
ている。この点を図9〜図11に基づいて説明する。
【0025】図9や図10に示すように、各仕分け用コン
ベヤ21の前後支軸40,41 は一対の板材42で連結されてお
り、両支軸40,41 と板材42とで矩形の枠状になってい
る。そして、搬送方向に向かって前方に位置した支軸40
をフレーム25に回転自在に被嵌し、この支軸40に、フレ
ーム25に固着した第2モータ43からタイミングベルトや
チェン等の無端帯44を介して動力を伝達する一方、送り
方向に向かって手前側に位置した支軸41を外向きに突出
し、これを、フレーム25に形成した上向き開口の受け溝
45に嵌め込んでいる。図示していないが、受け溝45には
軸受けを装着している。
【0026】更に、前記板材42に、仕分け用コンベヤ21
を跨ぐようにした可動ブラケット46を固着する一方、前
後フレーム25に、仕分け用コンベヤ21を跨ぐようにした
門型の固定ブラケット47を装架し、固定ブラケット47に
設けた電磁ソレノイド48のスプールを可動ブラケット46
に係着している。従って、電磁ソレノイド48を駆動する
ことにより、任意の仕分け用コンベヤ21を回動させるこ
とができる。
【0027】なお、仕分け用コンベヤ21は電磁シリンダ
や空圧シリンダ、モータ等の他の駆動手段で回動させて
も良い。例えば図12に示すように、各中継コンベヤ22に
は、集積部20の上方の機枠49に取り付けた第3モータ50
からチェン等の無端帯51を介して動力が伝達される。中
継コンベヤ22の送り速度が仕分け用コンベヤ21の送り速
度よりも小さく、且つ、中継コンベヤ22の摩擦係数が仕
分け用コンベヤ21の摩擦計数よりも小さくなるように設
定している。このため、仕分け用コンベヤ21から中継コ
ンベヤ22に落下したファイルホルダFは、その姿勢を変
えることなく中継コンベヤ22上を移送される。
【0028】図12に示すように、集積部20の上部のうち
中継コンベヤ22の前方の送り方向に向かって前方の部位
には、中継コンベヤ22から落下したファイルホルダFを
ガイドする傾斜状のガイド板52を設けているか。ガイド
板52を滑り落ちたファイルホルダFは、集積部20の背面
に形成した姿勢変更用段部53に衝突して、姿勢を代えて
第3シュート54に滑り落ち、第3シュート54から出庫専
用台車23に集積される。姿勢変更用段部53にはゴムやス
ポンジ等の弾性体から成るクッション55を設けている。
【0029】本実施形態では、ファイルホルダFはその
縁部材F2を先にした姿勢で中継コンベヤ22から落下する
が、中継コンベヤ22は相当に高さが高いため、出庫専用
台車23に滑り落ちて止まったときの衝撃も相当に強い。
このため、縁部材F2を先にした姿勢で出庫専用台車23に
落ち込むとファイルホルダFが開いてしまう虞がある。
そこで、ファイルホルダFがその底を先にした姿勢で出
庫専用台車23に落ち込むように、集積部20に姿勢変更用
段部53を設けている。従って、ファイルホルダFが底を
先にした中継コンベヤ22から落ちる場合は、姿勢変更用
段部53は必要ない。
【0030】図2に明示するように、出庫専用台車23の
前面には、作業者が手を入れるためのスリット56を切り
開き形成している。以上の構成において、図8から明瞭
に理解できるように、メインコンベヤ17に最も近い第1
仕分け用コンベヤ21を跳ね上げ回動すると、ファイルホ
ルダFは最もメインコンベヤ17に近い集積部20に滑り落
ち、2番目の仕分け用コンベヤ21を跳ね上げ回動する
と、ファイルホルダFは2番目の中継コンベヤ22を介し
て2番目の集積部20に滑り落ち、3番目の仕分け用コン
ベヤ21を跳ね上げ回動すると、ファイルホルダFは3番
目の中継コンベヤ22を介して3番目の集積部20に滑り落
ち、全ての仕分け用コンベヤ21を寝かせた状態にしてお
くと、ファイルホルダFは4番目の中継コンベヤ22を介
して4番目の集積部20に滑り落ちる。
【0031】従って、メインコンベヤ17で搬送されてき
たファイルホルダFの内容に応じて各仕分け用コンベヤ
21の回動を制御することにより、メインコンベヤ17で搬
送されてきたファイルホルダFを内科行き、外科行き、
小児科行きと言うように、行き先ごとに分けて出庫専用
台車23に集積することができる。なお、ファイルホルダ
Fが目的の集積部20に確実に仕分けられるように、ファ
イルホルダFの存在や種類を確認・検知するためのセン
サー類を搬送路に設けるのが好ましい。
【0032】ファイルホルダFは必ずしも出庫専用台車
23に集積する必要はなく、集積部20に固定式の集積槽を
設けたり、カゴ等に溜めたりしても良い。1台の出庫専
用台車23に、複数の集積槽を設けても良い。また、集積
部20は4つには限らず、必要に応じて設定したら良い。
また、本発明に係る出庫装置は、自動格納設備1が1台
だけの場合にも適用できる。更に、メインコンベヤ17は
ローラコンベヤなどでも良い。仕分け用コンベヤ21は全
体として昇降するように構成しても良いが、実施形態の
ように回動式に構成すると構造を簡単化できる利点があ
る。
【0033】図13以下では他の実施形態を示している。
このうち図13で示すのは、自動格納設備1からファイル
ホルダFを取り出す別例である第2実施形態である。こ
の実施形態では、受け台28の近傍から出庫穴27に向けて
延びる払い出し用コンベヤ58を設け、受け台28を回動さ
せることによってファイルホルダFを払い出し用コンベ
ヤ58に載せ変え、次いで、第1シュート18を介してメイ
ンコンベヤ17に載せ替えるようにしている。受け台28に
は、ファイルホルダFを払い出し用コンベヤ58に向けて
強制的に倒すための押圧体60を立設している。
【0034】この第2実施形態では、ファイルホルダF
を払い出し用コンベヤ58によって上方に持ち上げてから
第1シュート18に移し換えるものであるため、天井59が
低くて格納庫4の高さを高くできない場合であっても、
第1シュート18とメインコンベヤ17との高さHをできる
だけ高くすることができ、このため、メインコンベヤ17
の高さを高くして圧迫感を解消したり、従来は出庫装置
3を設置できなかったものにも適用できるようになるな
どの利点がある。
【0035】なお、この第2実施形態の場合は、メイン
コンベヤ17上のファイルホルダFはその底を自動格納設
備1に向けた姿勢であるため、出庫部には、第1実施形
態のような姿勢変更用段部53は必要ない。ファイルホル
ダFを自動格納設備1からメインコンベヤ17に載せ替え
る手段としては必ずしも第1シュート18は必要なく、図
13に一点鎖線で示すように、払い出し用コンベヤ58をメ
インコンベヤ17の近傍まで延長するなどしても良い。ま
た、第1シュート18をローラコンベヤに置き換えても良
い。
【0036】図14に示すのは第3実施形態の正面図であ
り、この実施形態では、メインコンベヤ17を集積部20に
向けて下向き傾斜させることにより、ファイルホルダF
が自重で滑り落ちるようにしている。この場合、メイン
コンベヤ17は金属板や合成樹脂板等の板材製としても良
いし、駆動手段を持たないローラコンベヤ等であっても
良い。
【0037】図15で示すのは第4実施形態であり、この
実施形態では、第1実施形態のように集積部20に対応し
た仕分け用コンベヤ21を設けた場合において、仕分け用
コンベヤ21を、当該仕分け用コンベヤ21の搬送方向に沿
って延びる軸心O回りに回動させるたことにより、ファ
イルホルダFを集積部20に対して直接に落とすようにし
たものである。
【0038】図16は第5実施形態を示す平面図であり、
この実施形態では、メインコンベヤ17を自動格納設備1
の前面に沿って配置する一方、集積部20を自動格納設備
1の側面に沿って並設し、ファイルホルダFを、方向変
換用コンベヤ60を介してメインコンベヤ17から各集積部
20に搬送するようにしている。このレイアウトでは、自
動格納設備1の側方に大きなスペースがある場合に好適
である。
【0039】以上までの説明ではファイルホルダFをメ
インコンベヤ17に寝かせた状態で載せているが、図17の
第6実施形態に示すように、ファイルホルダFを起立状
態で搬送しても良い(この場合、図示していないが、搬
送路にはファイルホルダFの倒れ防止用ガイド部材を設
けている)。このようにすると、メインコンベヤ17を幅
狭にすることができる。
【0040】この図17の実施形態では、メインコンベヤ
17から送り出されたファイルホルダFは、断面L字状で
且つ上部を中心にして拡開自在な一対の支持体62の間に
移行し、両支持体62を目的とする集積部の上方に移送し
てから、両支持体62を開き回動してファイルホルダFを
下方に落下させるようにしている。自動格納設備1から
取り出されたファイルホルダFを集積部20に向けて搬送
する搬送手段の別例としては(換言するとメインコンベ
ヤ17の別例としては)、例えば、ファイルホルダFの縁
部材F2が摺動自在に吊り下げられるレールを配置し、こ
のレールにより、ファイルホルダFを吊支した状態で搬
送するなどしても良い。
【0041】仕分け手段としては、図18に第7実施形態
として概念的に示すように、メインコンベヤ17の終端か
らファイルホルダFを落下させる過程で各集積部20に向
けて方向転換させても良い。また、図19に第8実施形態
として示すように、メインコンベヤ17の搬送方向に沿っ
た前方に、各集積部20の上方に向けて移動自在な移送台
63を配置し、この移送台63を何れかの集積部20の上方に
移動させてから、一点鎖線で示す回動軸O回りに回動さ
せて移送台63を傾斜させることにより、ファイルホルダ
Fを集積部20に滑り落とすなどしても良い。
【0042】更に、図示してはいないが、複数の集積部
が上下方向(/及び水平方向)に並ぶように形成して、
換言すると複数の集積部を棚状に複数段に形成して、任
意の集積部にファイルホルダを集積するように構成して
も良い。以上、本発明の実施形態を幾つか説明したが、
本発明は更に他の形態に具体化できることは言うまでも
ない。例えはファイルホルダは実施形態のような吊懸け
式に限らず、棚に寝かせた状態で格納するようにしても
良いのであり、また、移載手段はスタッカクレーン式に
限らない。更に、ファイルホルダとは厳密に書類だけの
収納用と言う意味ではなく、書類に類したものを収納す
るものや、棚に吊懸けて物品を収納できる袋状のものな
ども含む概念である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はファイルホルダの斜視図、 (B)は自動格
納設備の斜視図である。
【図2】出庫装置の部分斜視図である。
【図3】自動格納設備の大雑把な縦断側面図である。
【図4】(A)は自動格納設備の部分斜視図、 (B)は自動
格納設備の部分平断面図である。
【図5】出庫装置の平面図である。
【図6】図5のVI−VI視視断面図である。
【図7】図5の VII-VII視断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII視断面図である。
【図9】(A)は仕分け用コンベヤの斜視図、 (B)は (A)
の B-B視断面図である。
【図10】仕分け用コンベヤの平面図である。
【図11】図10のXI−XI視断面図である。
【図12】図5の XII-XII視断面図である。
【図13】第2実施形態を示す断面図である。
【図14】第3実施形態を示す正面図である。
【図15】第4実施形態を示す断面図である。
【図16】第5実施形態を示す平面図である。
【図17】第6実施形態を示す斜視図である。
【図18】第7実施形態を示す正面図である。
【図19】第8実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
F ファイルホルダ 1 自動格納設備 2 入出庫用台車 3 出庫装置 5 棚 6 移載装置 17 メインコンベヤ 18 第1シュート 19 出庫部 20 集積部 21 仕分け用コンベヤ 22 中継コンベヤ 23 出庫専用台車 28 ファイルホルダの受け台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のファイルホルダを格納できる棚と、
    ファイルホルダを棚に出し入れするための移載装置と、
    移載装置によって棚から取り出されたファイルホルダを
    搬送するコンベヤとを備え、このコンベヤで搬送された
    ファイルホルダを出庫部に落とすように構成したファイ
    ルホルダ用自動格納設備において、 前記出庫部に、ファイルホルダが落下する集積部を複数
    設け、この集積部の上方に、コンベヤで搬送されたファ
    イルホルダを任意の集積部に選択して落とすようにした
    仕分け手段を設けたことを特徴とするファイルホルダ用
    自動格納設備の出庫装置。
JP24534197A 1997-09-10 1997-09-10 ファイルホルダ用自動格納設備の出庫装置 Pending JPH1179315A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200098761A (ko) * 2019-02-11 2020-08-21 아메스산업(주) 바이 패스 기능을 갖는 컨베이어 장치

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