JPH1087011A - ファイルホルダの出庫装置 - Google Patents

ファイルホルダの出庫装置

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JPH1087011A
JPH1087011A JP24170996A JP24170996A JPH1087011A JP H1087011 A JPH1087011 A JP H1087011A JP 24170996 A JP24170996 A JP 24170996A JP 24170996 A JP24170996 A JP 24170996A JP H1087011 A JPH1087011 A JP H1087011A
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JP24170996A
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Inventor
Mototsugu Mikami
基次 三上
Yuji Yamashita
雄二 山下
Kazushi Kuwabara
一志 桑原
Koji Saeki
幸治 佐伯
Masashi Okazaki
正史 岡崎
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Kumahira Safe Co Inc
Original Assignee
Kumahira Safe Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造を簡易にして、収納庫から取り出したファ
イルホルダを短時間に外部に連続的に排出すること。 【解決手段】各格納棚に多数のファイルホルダ3を懸吊
保持している収納庫1の上部端に、格納棚の前面に沿っ
て上下左右に移動している受渡し装置5からのファイル
ホルダを受取り支持する回動自在の保持枠8およびこの
保持枠を回動させ、この保持枠の下部の載置部8aから
ファイルホルダを押し出し、強制的に落下せしめる駆動
部材とからなる出庫ユニット7と、出庫ユニット7から
落下したファイルホルダを受け止め載置し、搬出部へ搬
送する回転ロール間に張設した無端の出庫コンベア13
とからなり、前記収納庫の格納棚から受渡し装置によっ
て取り出したファイルホルダを出庫ユニットに一時保管
し、前記出庫コンベア上に落下させた後、この出庫コン
ベアの回動によってファイルホルダを搬出部から外部に
取り出す構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カルテ等が収納
されているファイルホルダを収納庫の格納棚から自動的
に取り出し、各収納庫の搬送路に排出したファイルホル
ダを纏めて搬送する搬送部材を配設したファイルホルダ
の出庫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吊下げ式のファイルホルダの収納庫は、
その格納棚の上面に一定のピッチで配列した吊り金具に
ファイルホルダの保持具を係合させて配列し、各格納棚
にファイルホルダを収納していた。この配列したファイ
ルホルダは格納棚から1個外部に取り出し、取り出し順
または配付先の診療科別に分類して台車へ収納し、台車
の吊り金具全体に収納されてから所定の配付先へ移送す
るか、救急患者のカルテのファイルホルダを緊急時に1
個のみ出庫する緊急出庫口に出庫する方法が知られてい
る。例えば、この出願人が先に提案した特願平7−12
124号明細書に記載されているように、ファイルホル
ダを収納庫の格納棚の各棚板の下面に吊り下げ可能な金
具を配列し、この吊り金具にファイルホルダを挿入懸吊
して格納し、この格納棚の前面に沿って上下左右に移動
可能に配置された受渡し装置により一個のファイルホル
ダを取り出し、収納庫の前端側に設けた出庫部に搬送し
て台車等に移載するものがある。
【0003】また、各収納庫の上端部に配置した出庫部
から案内する案内台を設けて収納庫の側端面に開口した
出庫口からファイルホルダを排出し、この排出したファ
イルホルダを複数配列した収納庫の各出庫口に近接して
設けた各収納庫毎の搬送路上に移載し、個々の搬送路に
よって個々の収納庫から排出されたファイルホルダを一
個所の集積ボックスへ集積出庫している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような台車へ集積
して取り出す方法では、台車が満杯になってから所定の
個所へ搬送するために、台車の空きスペースが無いよう
に全ての吊り金具にファイルホルダを収納するまでに時
間がかかっていた。病院等で前日までに来院予約されて
いる場合は、このような台車による配付で、来院の前日
までに所定の個所へのカルテの搬送が充分間に合うが、
予約なしで当日来院した再来患者等の場合は、台車によ
るカルテの取り出しでは出庫までに時間がかかり、診察
の時点で間に合わず、患者を待たせることもあった。
【0005】また、収納庫の側面に緊急出庫口を別途に
設け、救急患者の場合にこの救急患者のカルテのファイ
ルホルダの1個のみ緊急出庫口に出庫する方法もある。
しかし、大病院等は予約なし患者が多いのでこの予約な
し患者のファイルホルダを全て緊急出庫口に取り出すこ
とも可能であるが、該当するファイルホルダが取り出さ
れているか、その都度、緊急出庫口を探さなければなら
なかった。更に、この場合、緊急出庫口に出庫すべき救
急患者があったときそのカルテのファイルホルダの取り
出しに時間がかかり、この取り出し作業に際して支障を
来す結果となっていた。
【0006】当日まで予約のない患者の場合は、カルテ
が患者の診察時に間に合えばよいのである。しかし、通
常の台車による出庫では間に合わないことが多く、患者
を長時間待たせる結果となっていた。このような当日少
数のファイルホルダを出庫するのに台車等を使用するこ
とは無駄であり、多くの人手を必要とした。従って、こ
のような予約なしの患者のカルテのファイルホルダを取
り出す場合は前記台車による出庫方法や緊急出庫口から
の出庫作業は適当ではない。また、従来のような出庫部
材の案内台から各収納庫の側端面に設けた出庫口へ排出
する方法では、この案内台の傾斜角度を大にしなけれ
ば、搬送されるファイルホルダが案内台の途中で停止し
たり、ファイルホルダの連続的円滑な排出ができない。
【0007】更に、各収納庫外に設けた搬送路にファイ
ルホルダを導くために長い案内台等が必要となり、設置
面積を広くする必要があるなど多くの問題点がある。前
述のような各収納庫の緊急出庫口に出庫されているファ
イルホルダの有無を見てまわることなく、当日の予約な
し患者のカルテ等を緊急に纏めて出庫する出庫口を別途
設置する方法が要望される。この発明の課題は、前述の
ような当日予約なしに来院した再来患者のカルテのみを
集中して出庫する集中出庫作業を円滑に、しかも短時間
に行えるファイルホルダの出庫装置を提供することであ
る。また、収納庫内の受渡し装置の稼働を停止させるこ
となく、この受渡し装置等を連続的に動作させ、短時間
に確実にファイルホルダの取り出しが可能なファイルホ
ルダの出庫装置を提供することである。もう一つの課題
は、各収納庫内に一本の搬送路を配設し、この搬送路へ
ファイルホルダを搬出する各搬出部に長い案内台を必要
としない簡易な構成のファイルホルダの出庫装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の前記課題は、
カルテ等を収納するファイルホルダを多数の棚板に吊下
げ収納している収納庫の格納棚から受渡し装置によって
取り出し、この取り出されたファイルホルダを搬出部よ
り排出し、移載装置等を介して配付先へ移送するファイ
ルホルダの出庫装置において、前記受渡し装置からのフ
ァイルホルダの上部を挿入する挿入部およびその底部を
支持する載置部材を備え、かつ、回動可能に軸支された
保持枠と、この保持枠の底部の載置部材からファイルホ
ルダを押し出し、強制的に落下せしめる駆動部材とから
なる出庫ユニットと、前記出庫ユニットの下方に位置
し、前記保持枠から落下したファイルホルダを載置すべ
く、少なくとも二つの回転ロール間に張設した無端ベル
トからなる出庫コンベアとからなり、前記収納庫の格納
棚から受渡し装置によって取り出したファイルホルダを
出庫ユニットに一時保管し、前記出庫コンベア上に落下
させた後、この出庫コンベア上に横臥状態に載置し、出
庫コンベアを動作してファイルホルダを搬出部から外部
に取り出す構成によって達成できる。
【0009】前記出庫ユニットと前記出庫コンベアとの
間に配置され、前記保持枠から押し出されたファイルホ
ルダを案内する案内台を設置し、上端を回動可能に支持
した前記保持枠を回動させる駆動部材が、装置本体に軸
支した偏心カムとこれを駆動する電動機とからなり、こ
の電動機により偏心カムを回転させ、前記保持枠の側面
を押圧して保持枠を移動させることによってファイルホ
ルダを載置部材から下方に落下させても前記課題は達成
できる。前記収納庫が複数配列され、各収納庫内の前記
出庫コンベアの各搬出部に直交し、隣接して搬送路を配
置し、この搬送路に出庫されたファイルホルダを配列し
た収納庫の片側に集積搬送し、前記搬送路への搬出に際
して出庫コンベア上に待機するファイルホルダを同時に
前記搬送路へ排出する。更に、前記出庫ユニットの保持
枠にファイルホルダが挿入されていることを検出する検
出センサが配置されるとともに前記保持枠を回動する駆
動部材の作動を制御する制御センサを配置し、前記出庫
コンベア上のファイルホルダの有無により駆動部材を制
御して円滑なファイルホルダの出庫を行うことができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明のファイルホルダの出庫
装置は、収納庫の上部端に設けた出庫ユニットにおい
て、受渡し装置からファイルホルダを受け取る出庫ユニ
ットの保持枠の上部挿入部と載置部材により支持し、こ
の保持枠の上端を軸にして長手方向に直交して保持枠を
回動させ、ファイルホルダを載置部材から押し出して下
方に設けた出庫コンベア上に落下させる。この出庫ユニ
ットからのファイルホルダの落下を確認したとき受渡し
装置は、次のファイルホルダの取り出し位置へ移動す
る。このような作業が、配列した各収納庫において行わ
れ、それぞれの収納庫内の各出庫コンベア上に所定の数
のファイルホルダを待機する。この各出庫コンベア上に
ファイルホルダが確認されたとき、各出庫コンベアが駆
動され、搬出部に設けた搬送路上へ一斉にファイルホル
ダを出庫する。
【0011】このように出庫ユニットから搬出部へファ
イルホルダを搬送する際に、保持枠から出庫コンベアに
落下させるから衝撃が少なく、かつ、出庫コンベア上で
横臥状態にファイルホルダが搬送され、出庫コンベア上
で待機状態を維持することになる。また、出庫コンベア
を配置してあるからこの出庫装置を設置する場所の関係
で収納庫の搬送路と出庫コンベアとの間隔が種々変更さ
れても出庫コンベアの長さを調節するのみで対応するこ
とができる。
【0012】また、ファイルホルダは個々の収納庫から
搬送路上に一斉に出庫し、出庫されたファイルホルダは
各搬出部での確認により搬送路が動作して搬送され、収
納庫に隣接して設置した格納棚の集積ボックスへ集積さ
れる。このとき集積ボックスより最も遠い収納庫からの
ファイルホルダが集積ボックスに搬送されたことを確認
してから、次のファイルホルダが出庫コンベアから出庫
するように制御され、搬送路上にファイルホルダが積み
重ねられることがなく、集積ボックスへ集積することが
できる。
【0013】更に、ファイルホルダは収納庫の搬送路へ
出庫コンベアによって排出されるから、長い案内台を必
要とせず、そのためこの長い案内台の途中でファイルホ
ルダが停止するようなことはなく、確実に排出すること
ができ、しかも、各収納庫の連接した単一の搬送路上へ
の搬出部から同時に排出されるので、複数の搬送路を必
要としない。
【0014】図1はこの発明のファイルホルダの出庫装
置の内部概略図である。図2は図1の出庫ユニットの概
略図である。図3はこの発明のファイルホルダの出庫装
置を備えた収納庫を配列した集中出庫の説明用の一部破
断斜視図である。図4はこの発明の出庫装置の他の実施
例を示す内部概略図である。
【0015】収納庫1は数段の格納棚2が架設され、各
格納棚2の下面にはカルテ等を収納したファイルホルダ
3を吊り下げ収納可能なように吊り金具4が配列されて
いる。この格納棚2の前面に沿って上下に昇降する受渡
し装置5を移動可能に取りつけた移動柱6が左右に移動
可能なようにレール上に配置されている。ファイルホル
ダ3は上端が支持枠3cで形成され、この支持枠3cに
は係合孔3dが複数個所に設けられ、この係合孔3dと
吊り金具4の突起とが係合して格納棚2の吊り金具4に
ファイルホルダ3が懸吊されるようになっている。この
吊り金具4は下側にスリットを備えたガイドから形成さ
れ、このスリット内に前記ファイルホルダ3の支持枠3
cを挿入してファイルホルダ3が懸吊保持される。
【0016】7はファイルホルダ3の上部を挿入する挿
入部8aおよびファイルホルダ3の底面を支持する載置
部材である載置ベルト8bを有する保持枠8を備え、こ
の保持枠8を駆動する駆動部材とからなる出庫ユニット
である。この駆動部材としてはこの保持枠の側面を押圧
する偏心カム9とこれを軸着し、この偏心カム9を回動
させる電動モータ10とから構成されている。11は保
持枠8内のファイルホルダ3を検出する検出センサ、1
2は落下したファイルホルダ3を案内する出庫ユニット
7の下方に配置した案内台で、この表面を通過するファ
イルホルダ3を検知する検知センサ12aがこの案内台
12に近接して配置してある。
【0017】13は収納庫1の搬送路16へ連接する搬
出部14に配置した出庫コンベアで、回転ロール15,
15間に張架してあり、ファイルホルダ3の進入個所お
よび排出個所にはファイルホルダ3の通過を検知する検
知センサ13a,13bがそれぞれの位置に配置してあ
る。搬送路16はファイルホルダ3をやや傾斜状態で搬
送するように壁面が設けられ、底部には搬送ベルトが配
設してある。17は搬送路16により搬送されたファイ
ルホルダ3を集積する集積部材で、ファイルホルダ3を
直立状態で下方に搬送する垂直搬送部材やこのファイル
ホルダ3を収納する集積貯留部が下方に設けられてい
る。
【0018】この発明のファイルホルダの出庫装置につ
いて、図面に従って説明する。図3に示されるように収
納庫1の格納棚2に懸吊状態で格納されているファイル
ホルダ3を取り出すに際して、制御指令室(図示せず)
からの指令に基づき所定のファイルホルダ3を取り出す
べく、移動柱6がレール上を移動し、エンコーダ(図示
せず)による停止信号に基づき移動停止する。次に、移
動柱6に沿って受渡し装置5が昇降して所定個所の格納
棚2のファイルホルダ3の取り出し位置に停止する。受
渡し装置5の受渡し機構によってファイルホルダ3を取
り出し、受渡し装置5内に取り込み、これら移動柱6、
受渡し装置5が出庫ユニット7の位置へ移動する。この
出庫ユニット7の保持枠8の位置で、受渡し装置5から
ファイルホルダ3が押し出され、保持枠8の挿入部8a
のガイドスリット内にファイルホルダ3の支持枠3cを
挿入し、保持枠8の載置ベルト8bの動作によって保持
枠8内へファイルホルダ3は移送され、収納される。
【0019】出庫ユニット7の駆動制御により駆動部材
の電動モータ10が始動し、偏心カム9が回転して保持
枠8の側面を押圧して傾動させ、ファイルホルダ3の底
部を載置ベルト8b面から押し出し、ファイルホルダ3
は自重により挿入部8aから抜けて案内台12面上に落
下して滑り、出庫コンベア13上に載置される。保持枠
8の検出センサ11の信号により、次のファイルホルダ
3を取り出すために受渡し装置5は移動する。出庫コン
ベア13上のファイルホルダ3が検知されたとき出庫コ
ンベア13の回転ローラ15,15が回転し、ファイル
ホルダ3が搬送され、出庫コンベア13上の排出個所で
所定時間待機する。各収納庫1の出庫コンベア13の排
出個所の検知センサ13bが全部作動し、搬出部14の
搬送路16上にファイルホルダ3が検出されないときに
出庫コンベア13を駆動し、ファイルホルダ3を搬出部
14から搬送路16へ一斉に排出する。各収納庫1から
排出されたファイルホルダ3が各搬出部14に設けた検
出センサ16aによって確認されたとき搬送路16の搬
送ベルト16aが駆動して搬送ベルト16a上のファイ
ルホルダ3は集積部材17側へ搬送する。この出庫コン
ベア13の検知センサ13bの信号により次のファイル
ホルダ3の搬送制御が行われる。
【0020】この発明の出庫装置は、制御指令室の指令
に基づいて連続的に格納棚2からファイルホルダ3が出
庫される。この出庫ユニット7への出庫のみならず、緊
急の患者のカルテを取り出すときは出庫ユニット7への
出庫を停止し、受渡し装置5が動作して緊急出庫口18
へ出庫する。
【実施例】
【0021】この発明の出庫装置の出庫ユニット7は種
々の形態が考えられるが、保持枠8の形状によって偏心
カム9に代え他の駆動部材、例えば、作動杆を駆動して
保持枠を押し出してもよく、保持枠にラック機構を設け
てピニヨンを回動して保持枠を傾動させてもよい。この
発明の出庫装置は出庫コンベアの長さの調整ができ、収
納庫と搬送路との間隔に応じて設置することができる。
しかも、この出庫コンベアを予め傾斜させて配置し、奥
行きを短くすることもできる。また、出庫ユニット7の
出庫コンベアから搬出されるファイルホルダ3を収納庫
の内部に設けた搬送路16へ落下させるようにしてもよ
い。
【0022】図4は他の実施例の収納庫1の前面端に設
けた出庫ユニットで、101は保持枠80、載置部10
2などからなる出庫部である。103は、両端に配置し
た回動ローラ104,104間に架設したリフトで、前
記出庫部101の保持枠80と載置部102が固定され
ている。105は緊急出庫口、前記保持枠80の載置部
102の下部に回動機構106を接続してあり、この回
動機構106を動作して載置部102および保持枠80
を回動させて緊急出庫口105の箱体に近接せしめ、そ
の上部にファイルホルダ3を水平に位置させ、上端を解
放することによりファイルホルダ3を落下させる。
【0023】この実施例によると、受渡し装置5からフ
ァイルホルダ3が保持枠80に挿入される。この保持枠
80はリフト103を回動ローラ104の駆動により回
動させて移動させる。この回動により保持枠80が下降
し、緊急出庫口105の位置で停止し、回動機構106
により保持枠80を回動させ、保持枠80のファイルホ
ルダ3を緊急出庫口105へ落下させる。他の緊急出庫
口105aへ出庫させるときはリフト103を更に下降
せしめ、緊急出庫口105aの位置でリフト103を停
止し、回動機構106により保持枠80を回転させて、
ファイルホルダ3を緊急出庫口105aの箱体内に落下
させる。
【0024】
【発明の効果】この発明のファイルホルダの出庫装置
は、格納棚から取り出したファイルホルダを出庫する場
合、保持枠と出庫コンベアとにファイルホルダを各場所
に待機させる構成であるから、受渡し装置の出庫作業を
停滞させることなく連続して作業をすることができる。
しかも、出庫コンベアに配置した検知装置により、円滑
な出庫作業を行うことができる。
【0025】また、ファイルホルダは収納庫内に設けた
出庫コンベアによって排出する構成であるから収納庫か
ら外部搬送路までの長い案内台によってファイルホルダ
を搬送することがないからファイルホルダがこの案内台
の傾斜途中で停止することなく確実に排出することがで
きるばかりでなく、各収納庫から排出されたファイルホ
ルダは単一の搬送路で搬送されるから、構造が簡易であ
り、設置面積が小さくて済み、狭い室内での設置が容易
である。更に、単一の搬送路の動作の制御であるから、
制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のファイルホルダの出庫装置の1実施
例の内部概略図である。
【図2】図1の出庫ユニットの概略図である。
【図3】この発明のファイルホルダの出庫装置を備えた
収納庫を配列した集中出庫の説明用の一部破断斜視図で
【図4】この発明のファイルホルダの出庫装置の他の実
施例の内部概略図である。
【符号の説明】
1 …収納庫 2 …格納棚 3 …ファイルホルダ 4 …吊り金具 5 …受渡し装置 6 …移動柱 7 …出庫ユニット 8 …保持枠 9 …偏心カム 10 …電動モータ 11 …検出センサ 12 …案内台 13 …出庫コンベア 14 …搬出部 15 …回転ローラ 16 …搬送路 17 …集積部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 幸治 広島県広島市南区元宇品町8番4号 (72)発明者 岡崎 正史 広島県廿日市市宮内4517番1号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルテ等を収納するファイルホルダを多数
    の棚板に吊下げ収納している収納庫の格納棚から受渡し
    装置によって取り出し、この取り出されたファイルホル
    ダを排出部より排出し、移載装置等を介して配付先へ移
    送するファイルホルダの出庫装置において、 前記受渡し装置からのファイルホルダの上部を挿入する
    挿入部およびその底部を支持する載置部材を備え、か
    つ、回動可能に軸支された保持枠と、この保持枠の底部
    の載置部材からファイルホルダを押し出し、強制的に落
    下せしめる駆動部材とからなる出庫ユニットと、 前記出庫ユニットの下方に位置し、前記保持枠から押し
    出されて落下したファイルホルダを載置すべく、少なく
    とも二つの回転ロール間に張設した無端ベルトからなる
    出庫コンベアとからなり、 前記収納庫の格納棚から受渡し装置によって取り出した
    ファイルホルダを出庫ユニットに一時保管し、前記出庫
    コンベア上に落下させた後、この出庫コンベア上に横臥
    状態に載置し、出庫コンベアを動作してファイルホルダ
    を搬出部から外部に取り出すことを特徴とするファイル
    ホルダの出庫装置。
  2. 【請求項2】前記出庫ユニットと前記出庫コンベアとの
    間に配置され、前記保持枠から押し出されたファイルホ
    ルダを案内する案内台を設置したことを特徴とする請求
    項1記載のファイルホルダの出庫装置。
  3. 【請求項3】上端を回動可能に支持した前記保持枠を回
    動させる駆動部材が、装置本体に軸支した偏心カムとこ
    れを駆動する電動機とからなり、この電動機により偏心
    カムを回転させ、前記保持枠の側面が押圧されてファイ
    ルホルダを載置部材から押し出し、ファイルホルダを移
    動させることを特徴とする請求項1または2記載のファ
    イルホルダの出庫装置。
  4. 【請求項4】前記収納庫が複数配列し、各収納庫の前記
    出庫コンベアの各搬出部に直交し、隣接して単一の搬送
    路を配置し、この搬送路が各収納庫内に配置され、この
    各収納庫から搬送路に搬出したファイルホルダを配列し
    た収納庫の末端に設けた集積部に集積搬送することを特
    徴とする請求項1,2,3または4記載のファイルホル
    ダの出庫装置。
  5. 【請求項5】前記搬送路への搬出に際して出庫コンベア
    上に待機するファイルホルダを一斉に同時に前記搬送路
    へ排出する制御回路を有することを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載のファイルホルダの出庫装置。
  6. 【請求項6】前記出庫ユニットの保持枠にファイルホル
    ダが挿入されていることを検出する検出センサを配置す
    るとともに前記保持枠を回動する駆動部材の作動を制御
    する制御センサとして前記出庫コンベア上のファイルホ
    ルダの有無を検出する検出センサを配置し、ファイルホ
    ルダの移動を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1,2,3,4または5記載のファイルホルダ
    の出庫装置。
  7. 【請求項7】前記出庫ユニットの保持枠内にファイルホ
    ルダが無いことを確認し、前記受渡し装置が次のファイ
    ルホルダの取り出し作業を行い、出庫ユニットへ搬送す
    る制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載のファイルホルダの出庫装置。
  8. 【請求項8】前記出庫コンベアへのファイルホルダの入
    出を検出する検知センサを出庫コンベアの進入個所およ
    び排出個所に配置し、前記保持枠の前記駆動部材を制御
    することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    のファイルホルダの出庫装置。
JP24170996A 1996-09-12 1996-09-12 ファイルホルダの出庫装置 Pending JPH1087011A (ja)

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JP (1) JPH1087011A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108382780A (zh) * 2018-05-11 2018-08-10 贡仲林 一种档案存取装置、系统及方法
CN109645706A (zh) * 2019-01-10 2019-04-19 德州学院 一种用于图书馆的取书装置
CN112938450A (zh) * 2021-03-10 2021-06-11 机械工业第九设计研究院有限公司 一种线边自动上料料架

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