JPS6216038A

JPS6216038A - 車両用交流発電機

Info

Publication number: JPS6216038A
Application number: JP15402885A
Authority: JP
Inventors: Mitsushiro Ueda; 植田　光城; Shuichi Okamoto; 修一岡本
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-07-15
Filing date: 1985-07-15
Publication date: 1987-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は車両用交流発電機に係り、特に浸水。

塵埃の多い車両に装着するに好適な防塵防水構造の車両
用交流発電機に関する。

〔発明の背景〕

従来の車両用交流発電機の耐環境性向上策は。

その−例として１例えば実開昭５７−６３７２号公報に
示されるように、スリップリング及びブラシ部をリヤハ
ウジングの外側に出し、リヤカバーにて特別に保護する
方法が最も効果的なものとして提供されていた。しかし
、この方法は、リード線をボールベアリングの下を通し
てスリップリングとロータの界磁コイルを結線する必要
があり、シャフトにキー溝加工を要する等の作業により
製品コストが上るという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上述の如〈従来技術の欠点を改善し、
より安価で且つ高信頼性を有する防塵防水構造の車両用
交流発電機を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、従来使用しているハウジング部に簡単に加工
を追加し、且つフェルトを抱き合わせたバネ力にて前記
ハウジングに嵌着可能なリング状部材を設置することで
、目的の技術の達成が可能となった。また、ブラシ粉の
堆積等、弊害防止の為、ドレーンパイプを設置したもの
である。

〔発明の実施例〕

以下、本発明になる車両用交流発電機の一実施例を第１
〜４図により説明する。

第１図及び第２図において、１はプーリで、ロータシャ
フト２にナツト３で締結され、界磁コイル４を内蔵した
ロータ５を図示しないベルトを介してやはり図示しない
エンジンにより駆動する。

６はモールド材で、ロータシャフト２に圧入固定され、
且つ第１のスリップリング７、第２のスリップリング８
が圧入固定されている。また前記第１及び第２のスリッ
プリングは各々リード線９゜リード線１０にて界磁コイ
ル４に接続され、通電可能となっている。１１はモール
ド材６と一体の摺動部材である。１２はフロントベアリ
ング。

１３はリヤベアリングでそれぞれフロントハウジング１
４及びリヤハウジング１５に嵌着され、ロー、夕５を回
転可能に支承している。また前記両ハウジング１４及び
１５間にはコイル１６が巻線されたステータコア１７が
挾持されている。１８はリヤハウジング１５の筒状部で
ロータ４側にＶ状溝部１９及び凹状切欠部２０を有し、
且つスラスト方向にＵ字形溝部２１　（第２図）を有し
ている。

２２はブラシホルダ、２３はブラシ、２４はシールラバ
ーである。２５及び２６はそれぞれボルトでブラシホル
ダ２２をリヤハウジング１５に固定している。２７はフ
ェルトでシールホルダ２８内に収蔵され、リヤハウジン
グ１５の筒状部１８の先端面に抑圧嵌着され且つ、モー
ルド材６の摺動部材１１と内周部が接触している。また
２９はドレーンパイプでリヤハウジング１５の筒状部１
８の切欠部２０に装置された後（第４図）、シールホル
ダ２８にて保持される。シールホルダ２８には、板バネ
状突起部３０が３ケ所設置され、リヤハウジング１５の
筒状部１８のＶ状溝部１９にバネ力で抱き合わされてい
る（第３図）。シールラバー２４はブラシホルダ２２と
抱き合わされ、リヤハウジング１５の筒状部１８のＵ字
形溝部２１に嵌着されている。３１はダイオード、３２
は筒状部材１８の内周面である。

以上の構成によれば、第１のスリップリング７゜第２の
スリップリング８部及びブラシ２３はシールラバー２４
及びフェルト２７．リヤハウジング１５の筒状部１８に
より密閉状にシールされる。

また、前記筒状部１８の内周面３２に温度差等により結
露した場合や、ブラシ２３の摩耗粉が生じた場合、ドレ
ーンパイプ２９により水及びブラシ粉を排出する。

以上述べたように、本実施例によれば、第１−のスリッ
プリング７及び第２のスリップリング１８を半密閉状と
することが可能で、且つ結露等による水や、ブラシ粉を
ドレーンパイプ２９を介してすみやかに排出できる為、
高い信頼性を有し且つ防水、防塵性能に優れた安価な車
両用交流発電機を提供可能である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、従来品に対し簡単
な加工のみで高い防水防塵性を有するとともに、ハウジ
ング内部に結露した水分やブラシ摩耗によりブラシ摩耗
粉の排出が可能な、即ち信頼性の高い車両用交流発電機
を提供することができるという効果を奏する。

さらに本発明によれば、スリップリング部をほぼ密閉化
できるので、防水防塵性能を大幅に向上できるという効
果がある。発電機が水没した状況では、本発明の機構を
持たない製品では、瞬時にスリップリング部に浸水する
が、本発明では完全に浸水するまで約０．５分要し、大
巾なシール効果向上が認められる。また、構成部品で増
加したものはフェルト及びシールホルダドレーンパイプ
の３点で、いずれも安価に製作できる。また加工工数の
追加は、従来ハウジングに対するＶ溝追加のみで、公知
側実開昭５７−６３７２のような大巾改造の必要はない
。従って、本実施例によれば耐環境性の向上した安価な
車両用発電機を提供できるという効果がある。さらにド
レーンパイプは、結露等による水分の除去のみならず、
ブラシ摩耗粉の排出が可能で、スリップリング部の電気
的短絡の防止ができ、信頼性の向上に役立つという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる車両用交流発電機の一実施例の全
断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第
２図のＢ−Ｂ線断面図、第４図は本発明の部品構成を示
す傾視図である。１・・・プーリ、４・・・界磁コイル、５・・・ロータ
、６・・・モールド材、７，８・・・スリップリング、
１１・・・摺動部、１２・・・フロントベアリング、１
３・・・リヤベアリング、１４・・・フロントハウジン
グ、１５・・・リヤハウジング、１６・・・コイル、１
７・・・ステータコア、１８・・・筒状部、１９・・・
Ｖ状溝部、２３・・・ブラシ、２４・・・シールラバー
、２７・・・フェルト、２８・・・シールホルダ、２９
・・・ドレーパイプ、３０・・・第　ｌ　　図第　３　口

Claims

【特許請求の範囲】１、プーリ等により回転駆動され、ブラシ及びスリップ
リングを介して通電される界磁コイルを載置したロータ
と、軸受を介して前記ロータを支承するフロント及びリ
ヤハウジングを有し、且つ前記両ハウジング間にコイル
を巻線したステータコアを配置してなる車両用交流発電
機において、前記スリップリングを載置したモールド部
材と、前記リヤハウジング、スリップリングを収蔵する
固定部材間にフェルトを介在して接触シールを形成せし
め、且つ前記固定部材側に水又はブラシ粉等の排出を行
うドレーンパイプを有することを特徴とする車両用交流
発電機。２、前記特許請求の範囲第１項の車両用交流発電機にお
いて、前記フェルト及びドレーンパイプの両者を同時に
前記固定部材に嵌着せしめる部材を有することを特徴と
する車両用交流発電機。３、前記特許請求の範囲第２項の車両用交流発電機にお
いて、Ｖ字状溝部を円周状に有する上記固定部材と、前
記Ｖ字状溝部に嵌着する複数の突起状バネ部を有するリ
ング状シールホルダを有し、且つ前記固定部材とシール
ホルダ間にフェルト及びドレーンパイプを挾持したこと
を特徴とする車両用交流発電機。