JPH07213032A - 車両用交流発電機 - Google Patents
車両用交流発電機Info
- Publication number
- JPH07213032A JPH07213032A JP617494A JP617494A JPH07213032A JP H07213032 A JPH07213032 A JP H07213032A JP 617494 A JP617494 A JP 617494A JP 617494 A JP617494 A JP 617494A JP H07213032 A JPH07213032 A JP H07213032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip ring
- brush
- tubular cover
- inner diameter
- cylindrical cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、スリップリング及びブラシを
塵埃，水等から保護し信頼性の向上を図り、またエンジ
ンへの取付性向上を図ることにある。 【構成】ファンガイド１６と一体成形された筒状カバー
１６ａは、スリップリング６ｂ，６ｃを取り囲んで配置
される。また、筒状カバー１６ａの内径寸法はラビリス
シール部φ１とスリップリング６ｂ，６ｃと対向する部
分φ２から成る。また、ブラシホルダ１３の内径部は筒
状カバー１６ａのφ２面より凸形状である。また、筒状
カバー１６ａの内径φ１とφ２の段差面には開口部を形
成する。 【効果】スリップリング及びブラシ部の耐環境性向上及
び、エンジンへの取付性が向上する。
塵埃，水等から保護し信頼性の向上を図り、またエンジ
ンへの取付性向上を図ることにある。 【構成】ファンガイド１６と一体成形された筒状カバー
１６ａは、スリップリング６ｂ，６ｃを取り囲んで配置
される。また、筒状カバー１６ａの内径寸法はラビリス
シール部φ１とスリップリング６ｂ，６ｃと対向する部
分φ２から成る。また、ブラシホルダ１３の内径部は筒
状カバー１６ａのφ２面より凸形状である。また、筒状
カバー１６ａの内径φ１とφ２の段差面には開口部を形
成する。 【効果】スリップリング及びブラシ部の耐環境性向上及
び、エンジンへの取付性が向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スリップリング及びブ
ラシの耐環境性を改善でき、またエンジンへの取付性を
向上させた車両用交流発電機に関する。
ラシの耐環境性を改善でき、またエンジンへの取付性を
向上させた車両用交流発電機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術は、車両用交流発電機のブラ
シ及びスリップリングの保護構造として特開昭60−5750
号公報に開示されているように整流器の配線盤とスリッ
プリングを囲む筒状カバーを一体成形し、筒状カバー内
径部に開口部を設け略Ｌ字状のトンネル状通路を形成
し、塵埃，水等の排出性を図ったものがある。
シ及びスリップリングの保護構造として特開昭60−5750
号公報に開示されているように整流器の配線盤とスリッ
プリングを囲む筒状カバーを一体成形し、筒状カバー内
径部に開口部を設け略Ｌ字状のトンネル状通路を形成
し、塵埃，水等の排出性を図ったものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、スリ
ップリングを囲む筒状カバーの内径が同一径のため塵
埃，水等が侵入した場合、排出口に到達する前にブラシ
やスリップリングに付着する場合があり、ブラシの早期
摩耗やブラシとスリップリングの接触不良の原因となっ
ていた。この現象はブラシ位置が地面方向になるように
エンジンへ取付られた場合に確率が高くなるため、信頼
性の観点よりエンジンへの取付方向に制約があった。
ップリングを囲む筒状カバーの内径が同一径のため塵
埃，水等が侵入した場合、排出口に到達する前にブラシ
やスリップリングに付着する場合があり、ブラシの早期
摩耗やブラシとスリップリングの接触不良の原因となっ
ていた。この現象はブラシ位置が地面方向になるように
エンジンへ取付られた場合に確率が高くなるため、信頼
性の観点よりエンジンへの取付方向に制約があった。
【０００４】本発明の第１及び第２の目的は、ブラシ及
びスリップリング部の耐環境性に優れかつ、取付方向に
制約のない車両用交流発電機を提供することにある。
びスリップリング部の耐環境性に優れかつ、取付方向に
制約のない車両用交流発電機を提供することにある。
【０００５】本発明の第３の目的は、塵埃，水等の侵入
物を排出可能な車両用交流発電機を提供することにあ
る。
物を排出可能な車両用交流発電機を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記第１及び第２の目的
を達成するため本発明においては、スリップリングを囲
む筒状カバーの内径寸法をラビリンスシールを構成する
部分に対し、ブラシと対向する部分を大きくして段差面
を設け塵埃，水等の侵入物が段差面に沿って落下する構
造とした。また、ブラシホルダ内径部を筒状カバー内径
面より凸形状とすることでブラシが地面方向になるよう
に発電機を取付た場合に塵埃，水等がブラシヘ付着しな
い構造とした。
を達成するため本発明においては、スリップリングを囲
む筒状カバーの内径寸法をラビリンスシールを構成する
部分に対し、ブラシと対向する部分を大きくして段差面
を設け塵埃，水等の侵入物が段差面に沿って落下する構
造とした。また、ブラシホルダ内径部を筒状カバー内径
面より凸形状とすることでブラシが地面方向になるよう
に発電機を取付た場合に塵埃，水等がブラシヘ付着しな
い構造とした。
【０００７】また、第３の目的を達成するため本発明に
おいては、前記筒状カバーの段差面に開口部を形成し塵
埃，水等の排出を図る構造とした。
おいては、前記筒状カバーの段差面に開口部を形成し塵
埃，水等の排出を図る構造とした。
【０００８】
【作用】本発明によれば、ファンガイドと一体成形され
た筒状カバーはスリップリング及びブラシの保護筒とし
て作用する。
た筒状カバーはスリップリング及びブラシの保護筒とし
て作用する。
【０００９】また、筒状カバーの段差部は侵入物の誘導
面として作用する。
面として作用する。
【００１０】また、ブラシホルダの凸部は侵入物に対す
る防護壁として作用する。
る防護壁として作用する。
【００１１】また、筒状カバーの段差部に形成された開
口部は塵埃，水等の排出口として作用する。
口部は塵埃，水等の排出口として作用する。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１から図３により
説明する。
説明する。
【００１３】図１は本実施例による車両用交流発電機を
示す縦断面である。
示す縦断面である。
【００１４】図１に示すようにロータコア１は回転軸２
に固定されロータコイル３を巻装しており、またその両
側面には冷却ファン４及び５が固定されている。回転軸
２の一端にはスリップリング組体６が圧入されている。
スリップリング組体６はロータ１に近い側の端部にフラ
ンジ６ｄを有する絶縁体６ａとスリップリング６ｂ及び
６ｃで構成される。回転軸２はベアリング７及び８を介
してそれぞれフロントブラケット９及びリヤブラケット
１０で支持されている。
に固定されロータコイル３を巻装しており、またその両
側面には冷却ファン４及び５が固定されている。回転軸
２の一端にはスリップリング組体６が圧入されている。
スリップリング組体６はロータ１に近い側の端部にフラ
ンジ６ｄを有する絶縁体６ａとスリップリング６ｂ及び
６ｃで構成される。回転軸２はベアリング７及び８を介
してそれぞれフロントブラケット９及びリヤブラケット
１０で支持されている。
【００１５】ブラシ１１及び１２はブラシホルダ１３に
収納及び支持されたバネ１４及び１５の押圧によりスリ
ップリング６ｂ，６ｃに接しており、ロータコイル３に
励磁電流を供給する。また、スリップリング６ｂ，６ｃ
を取り囲むように筒状カバー１６ａが設置されており、
筒状カバー１６ａは冷却ファン５と対面し整流器１７を
介しリヤブラケット１０に固定されるファンガイド１６
と一体成形されている。また、筒状カバー１６ａのロー
タ１側一端はスリップリング組体６のフランジ６ｄ部と
互いに近接し凹凸を成すラビリンスシール６ｅ構成とな
っている。また、筒状カバー１６ａの内径はラビリンス
シール部６ｅ部φ１及びスリップリング６ｂ，６ｃと略
対向する部分φ２から構成されている。また内径はφ１
＜φ２となっておりφ１とφ２の接合面には回転軸と平
行方向に開口部１６ｂを形成し塵埃，水等の侵入物を排
出する。
収納及び支持されたバネ１４及び１５の押圧によりスリ
ップリング６ｂ，６ｃに接しており、ロータコイル３に
励磁電流を供給する。また、スリップリング６ｂ，６ｃ
を取り囲むように筒状カバー１６ａが設置されており、
筒状カバー１６ａは冷却ファン５と対面し整流器１７を
介しリヤブラケット１０に固定されるファンガイド１６
と一体成形されている。また、筒状カバー１６ａのロー
タ１側一端はスリップリング組体６のフランジ６ｄ部と
互いに近接し凹凸を成すラビリンスシール６ｅ構成とな
っている。また、筒状カバー１６ａの内径はラビリンス
シール部６ｅ部φ１及びスリップリング６ｂ，６ｃと略
対向する部分φ２から構成されている。また内径はφ１
＜φ２となっておりφ１とφ２の接合面には回転軸と平
行方向に開口部１６ｂを形成し塵埃，水等の侵入物を排
出する。
【００１６】図２は、図１のＡ−Ａ断面でブラシ１１，
１２の位置が地面方向になった場合を示す。ブラシホル
ダ１３の内径部は筒状カバー１６ａのφ２部より凸形状
13ａとなっており、塵埃，水等の防護壁となる。
１２の位置が地面方向になった場合を示す。ブラシホル
ダ１３の内径部は筒状カバー１６ａのφ２部より凸形状
13ａとなっており、塵埃，水等の防護壁となる。
【００１７】図３は、図１のファンガイド１６の外観図
である。
である。
【００１８】
【発明の効果】本実施例によれば、塵埃，水等の侵入に
よるブラシの早期摩耗やブラシとスリップリングの接触
不良を低減でき信頼性が向上する。また、ブラシ位置の
制約がないためエンジンへの取付性が向上する。
よるブラシの早期摩耗やブラシとスリップリングの接触
不良を低減でき信頼性が向上する。また、ブラシ位置の
制約がないためエンジンへの取付性が向上する。
【図１】本発明の一実施例の車両用交流発電機の縦断面
図である。
図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】図１のファンガイドの外観図である。
１…ロータコア、２…回転軸、３…ロータコイル、４，
５…冷却ファン、６…スリップリング組体、６ｂ，６ｃ
…スリップリング、６ｄ…スリップリング組体のフラン
ジ、６ｅ…ラビリンスシール部、８…軸受、１０…リヤ
ブラケット、１１，１２…ブラシ、１３…ブラシホル
ダ、１３ａ…ブラシホルダの凸形状部、１６…ファンガ
イド、１６ａ…ファンガイドの筒状カバー、１６ｂ…フ
ァンガイドに形成された開口部、１７…整流器。
５…冷却ファン、６…スリップリング組体、６ｂ，６ｃ
…スリップリング、６ｄ…スリップリング組体のフラン
ジ、６ｅ…ラビリンスシール部、８…軸受、１０…リヤ
ブラケット、１１，１２…ブラシ、１３…ブラシホル
ダ、１３ａ…ブラシホルダの凸形状部、１６…ファンガ
イド、１６ａ…ファンガイドの筒状カバー、１６ｂ…フ
ァンガイドに形成された開口部、１７…整流器。
Claims (3)
- 【請求項１】車両用エンジンにより駆動される回転軸
と、一対のロータコアと、前記ロータコア側面に固定さ
れた冷却ファンと、ロータコイルと、前記冷却ファン側
にフランジを有するスリップリング組体で構成されるロ
ータ組体と、前記スリップリングに電気的接続するブラ
シを収納するブラシホルダと、前記スリップリングを取
り囲む略筒状カバーと、前記回転軸を軸受を介して支持
するリヤブラケットと、前記リヤブラケットの内側に配
置された整流器と、前記冷却ファンに対面して位置し前
記整流器を介して前記リヤブラケットに固定されたファ
ンガイドを有し、前記筒状カバーと前記ファンガイドが
一体成形され、前記スリップリング組体の端部フランジ
と前記筒状カバーとの間に互いに近接し凹凸をなすラビ
リンスシールを構成した車両用交流発電機において、前
記筒状カバーの内径寸法を前記ラビリンスシールを構成
する部分に対し前記スリップリングと略対向する部分の
径を大きくし段差を設けたことを特徴とする車両用交流
発電機。 - 【請求項２】請求項１において、前記ブラシホルダ内径
部を、前記筒状カバーのスリップリングと略対向する部
分の面より凸形状としたことを特徴とする車両用交流発
電機。 - 【請求項３】請求項１において、前記筒状カバー内径部
の段差面に開口部を形成したことを特徴とする車両用交
流発電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP617494A JPH07213032A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 車両用交流発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP617494A JPH07213032A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 車両用交流発電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213032A true JPH07213032A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11631191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP617494A Pending JPH07213032A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 車両用交流発電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07213032A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008042993A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Denso Corp | 車両用交流発電機 |
| CN108183565A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-06-19 | 谭仲禧 | 冷却塔风扇用直流无刷电机 |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP617494A patent/JPH07213032A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008042993A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Denso Corp | 車両用交流発電機 |
| CN108183565A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-06-19 | 谭仲禧 | 冷却塔风扇用直流无刷电机 |
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