JPS62159518A - 多重化デルタ・シグマ(δς)形a/d変換器 - Google Patents

多重化デルタ・シグマ(δς)形a/d変換器

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JPS62159518A
JPS62159518A JP29870685A JP29870685A JPS62159518A JP S62159518 A JPS62159518 A JP S62159518A JP 29870685 A JP29870685 A JP 29870685A JP 29870685 A JP29870685 A JP 29870685A JP S62159518 A JPS62159518 A JP S62159518A
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circuit
adder
converter
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JP29870685A
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Kazunari Yamamoto
一成 山本
Osamu Yanaga
弥永 修
Toshio Arai
俊雄 荒井
Kuniharu Uchimura
内村 国治
Toshio Hayashi
林 敏夫
Tadakatsu Kimura
木村 忠勝
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アナログ信号をディジタル信号に変換する多
重化デルタ会シグマ(ΔΣ)形A/D変換変換間するも
のである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、次のような文献
に記載されるものがあった。
■ アイ イー イー イー 誌 (IEEE)、(1
983−11,) (米)“ア ユニティ ビット コ
ーディング メソド バイ ネガティブ フィールドバ
ック(A Unity Bit Coding Met
hod byNegative Feedback)”
P、 1524−1535■ アイ イー イー イ 
− 誌 (IEEE)、CAS−25[7] (197
8−7,)  (米)“オーバサンプルド、リンアー 
プリディクチイブ アンド ノイズ・シェービング コ
ーダーズ オブ オーダN> 1 (Oversamp
led、Linear Predictive and
Noise−shaping Goders of 0
rder N>1)”P、43El−■ アイ イー 
イー イ − 誌 (IEEE)、邦≦14  [1]
 (1979−2,)  (米)“ア シングル・チャ
ネル ビーシーエム コ − デ ッ り(ASing
le−C:hanne(It、 PGM Godec)
”P、25−37■ アイ イー イー イ −会報誌
(rEEETRANSAC:Tl0NS ON COM
MUNICATIONS)、C0W−31[3] (1
983−3,)  (米)“デザイン メン ドロシイ
 フォー シグマデルタエム(Desigr+Meth
odology forΣΔX)”P3EiO−370
■ 半導体トランジスタ研究会誌、 5SD85 [3
](1985)“ディジタル処理形PGM−CODEf
llニーLSI″P、17−24 ■ 昭和60年度電子通信学会総合全国大会誌“多段量
子化ノイズ・シェイピング形A/D変挽回路”P、(2
−321) 以下、その構成を図を用いて説明する。
第2図は従来のΔΣ形A/D変換器の一構成例を示すブ
ロック図である。
このA/D変換器は、加算器1、積分器2、及び量子化
器3で構成されている。加算器1で入力信号Xと帰還信
号qとの差分を求め、その差分を積分器2で積分した後
、量子化器3で量子化して量子化出力yを出力すると共
に、その出力yを帰還信号qとして加算器lへ負帰還す
る。量子化出力yのビット数として代表的な値は、1ビ
ツトである。このA/D変換器では、 y = ft(x−q)dt      −(1)とな
る式が成立する。ここで、連続時間tについて離散系列
を t=nT 但し、T;標本化周期 n;目数数 として考えれば、(1)式はt =nT、  t =n
T+ P(但し、Pは平均時間)について y(nT)=  f、’丁  (x−q)dt    
       −(2)y(nT+P) = f論(x
−q)dt    −(3)という式が成立する。(2
) 、(3)式より、y(nT+P) −y(nT)=
 J””t’ (x−q)dt ・・・(4)へT となり、したがって となる。(5)式においてP+■とすれば、すなわち全
平均を考えると、左辺は零に近づくため、近似的に、 なる式が成立する。
(6)式の意味するところは、系ループが、入力信号X
の平均パワーに、量子化出力y (=帰還信号q)の平
均パワーが等しくなるように、帰還信号qが出没するこ
とであり、この帰還信号qが入力信号値に追従している
ことを意味している。帰還信号qは理想的な量子化器3
であれば、入力信号Xそのものを量子化していることに
他ならない。しかし、現実的には、標本化周期と入力信
号Xの周期、さらには量子化器3のビット数により、量
子化出力yには多くの誤差信号を含む。
ΔΣ形A/D変換器の原理を関数論的に考察する意味で
、文献■、■に記載された第3図のようなΔΣ形A/D
変換器の構成ブロック図を考える。
この変換器は、入力信号Vin(Z)と帰還信号との差
分をとる加算器10.1((Z)なる伝達特性を有する
線形回路11、A/D変換器12、A/D変換器12の
出力とその変換器12で発生する量子化誤差信号ε(Z
)とを加算する加算器13、入力に負帰還信号を与える
D/A変換器14、及びB (Z)なる伝達特性を有す
る線形回路15とで構成されている。
ここで、入力信号Vin(Z)は、入力V(t)におけ
る離散系列V(nT) c7)Z変換、すなわちZ[V
(nt)] =V(Z)であり、さらに出力信号Vo(
Z)および量子化誤差信号ε(Z)も同様の意味である
。また、H(Z)は積分特性を意味すると共に、E(Z
)は第2図に対応づければB(Z)=1である。
第3図では、次式が成立する。
ここで、今 に選んだとすると、(7)式は となる。(8)式において右辺第2項は雑音成分であり
、H(Z)の選び方により、その雑音成分を抑圧するこ
とが可能である。
(8)式から明らかなように、ΔΣ形A/Il変換器の
出力信号Vo(Z)には入力信号成分とその量子化雑音
成分とが現われる。特に、雑音成分の分布特性は、入力
信号周波数と標本化周波数の比に密接に関係がある。一
様量子化器の場合、ナイキスト理論に基づき入力信号周
波数の2倍で標本化を行ったとき、量子化器のビット数
が少ない場合には出力信号Vo(Z)の信号対雑音比(
以下、S/Nという)が°低い。ところが、ΔΣ形A/
D変換器の場合は、一様量子化器と異なり、標本化周波
数を入力信号周波数のn倍にオーバサンプルすることに
より、所望の帯域内雑音をl/nにすることが可能であ
り、また同時に、(8)式第2項の1/H(Z)の選び
方により、帯域内雑音の抑圧が可能である。したがって
量子化ビット数を少なくした場合は、一様量子化器とは
異なり、nを十分大きくとることにより、所望のS/N
が帯域内で確保することができるため、従来種々の提案
がなされてきた。
第4図は文献■、■等に記載されたもので、具体的なΔ
Σ形A/D変換器の構成に近い回路構成図である。
このΔΣ形A/D変換器は、加算器20、積分器21、
閾値を検出する比較器22、及び復号化器の役目をする
制御スイッチ23で構成されている。積分器21は、ア
ナログ積分器や、SC(スイッチトキャパシタ、5w1
tched Capacitor)積分器等で構成され
る。
この変換器では、加算器20で入力信号Vin(Z)と
帰還信号との差分をとり、それを積分器21で積分した
後、比較器22で1ビツトの論理“1”または“0”な
る出力信号Vo(Z)に量子化する。出力信号Vo(Z
)は制御スイッチ23を切換え、その制御スイッチ23
によって正または負の基準電圧+Vr、−Vrからなる
負帰還信号を入力側に返している。
第5図は第4図において積分器22をSC積分器で構成
した場合の1ビツトΔΣ形A/D変換器の具体的な回路
例である。
このΔΣ形A/[1変換器は、信号φなるタイミングで
オンするスイッチ30,31,32、信号Tなるタイミ
ングでオンするスイッチ33,34,35、サンプリン
グ容1(Os)3B、積分容量(Gi)37、演算増幅
器38、比較器33、信号φ1のタイミングでデータを
ラッチして出力信号Doを送出するフリップフロップ回
路(FF)40、信号φ1で出力信号Doの論理をとる
論理回路41、論理回路41から出力される制御信号で
オン、オフするスイッチ(A) 42 、 (B) 4
3、及び帰還用サンプリング容(i((:b)44とで
構成されている。
第5図の回路動作を第6図のタイミング図を参照しつつ
説明する。
先ず、信号φのタイミングでスイッチ30.31がオン
すると、入力信号Vinによりサンプリング容ff1(
Cs)38に電荷08−Vinが充電されると同時に、
積分容量(Gi)37にも充電され積分される。その積
分結果は比較器39により接地電位よりも大きいか、小
さいかが判断された後、信号φ1のタイミングでフリッ
プフロップ回路(FF)40に格納される。フリップフ
ロップ回路40の出力信号DOは論理回路4Iに入力さ
れ、その論理回路41により信号φ1のタイミングでス
イッチ(A)42およびスイッチ(B)43がオン、オ
フ制御され、基準電圧Vrによって帰還容量(Oh)4
3に負帰還用電荷Cb−Vrが充電される。
このとき、出力信号noが論理”l”の場合、演算増幅
器3日の出力(ff1分器出力)は正電圧になるため、
スイッチ(B)43が信号φ1のタイミングでオンにな
り、サンプリング容量(Cb)44の電荷を放電した後
、スイッチ(A)42が信号Tのタイミングでオンにな
り、電荷−Gb−Vrが演算増幅器38側へ帰還される
。また、出力信号DOが論理“O”の場合、演算増幅器
38の出力は負電圧になるため、スイッチ(A)42が
信号φ1のタイミングでオンになると共に、スイッチ(
B)44が信号−φ−のタイミングでオンになり、電荷
Cb−Vrが演算増幅器38側へ帰還される。このよう
に、入力積分→量子化(判定)峠帰還積分→入力積分と
いう一連の閉ループ操作により、ディジタル出力信号D
Oを得ている。
第7図は文献■に記載されたΔΣ形A/D変換器であり
、第5図の変換器がさらに改良されている。
このΔΣ形A/El変換器は、主量子化ループおよび副
量子化ループを有している。主量子化ループは、加算器
50、積分器51、A/D変換器からなる量子化器(Q
l)52、加算器53、及びEl/A変換器からなる復
号化器54で構成されている。また、副量子化ループは
、その入力側が積分器51の出力側に、その出力側が加
算器53にそれぞれ接続されるもので、加算器55、積
分器56、A/D変換器からなる量子化器(Q2)57
、微分回路(d/dt)58、及びD/A変換器からな
る復号化器59とで構成されている。系の出力信号Do
としては、主量子化ループの出力(量子化器52の出力
)と、副量子化ループの出力(量子化器57の出力)を
微分回路58で微分したものとを加えることにより得て
いる。
第5図の回路で説明したように、積分器51.58は入
力信号積分と帰還信号積分を繰り返し行っているわけで
あるが、帰還信号積分が行われた後の積分器出力は、換
言すれば、量子化器52.57の入力信号と復号化器5
4.59の出力信号との差であり、量子化誤差そのもの
を表わしている。
第7図の回路において副量子化ループに信号を与えるタ
イミングは、積分器51の出力に量子化誤差が現われて
いる時である。主量子化ループの出力をVol(Z)、
副量子化ループの出力をVo2 (Z)とすると、主ル
ープ、副ループについて次式が成立する。
・・・(9) ・・・(10) 但し、旧(Z);積分器51の積分特性H2(Z)、積
分器56の積分特性 ε1(Z);量子化器52の量子化誤 差 ε2(Z)、量子化器57の量子化誤 差 微分回路58の出力信号Vo3 (Z)は、微分特性を
143(Z)とすれば、(10)式よりVo3(Z) 
= H3(Z) −Vo2(Z)となる。ここで、一般
的に旧(Z)= H2(Z)=)I(Z)と置くことが
可能であり、かつ通常の積分器では量子化誤差ε1(Z
)が入力信号Vin(Z)に対して極性反転しているこ
とを考慮すれば、(9)、(10)式より次式が成立す
る。
(12)式ニオイテ微分特性H3(Z)を1/H(Z)
ニtルと、第2項が削除され、出力信号Do(Z)には
入力信号Vin(Z)と副ループの量子化誤差信号ε2
(Z)とが表われる。したがって、主ループの量子化誤
差信号ε1(Z)をキャンセルすることにより、雑音成
分のより低い副ループの量子化誤差信号ε2(Z)のみ
が入力信号Vin(Z)に加えられるだけであり、出力
信号no(Z)として大きなS/Nを確保することが可
能になる。これは見かけ上、ΔΣの2重積分ループと等
価な伝達特性式を得ている。
第8図はその具体的な回路例で、1ビツトΔΣ形A/D
変換器を2つ用いたΔΣ形A/D変換器の回路図を示し
ている。
主量子化ループのΔΣ型A/El変換器は、信号φのタ
イミングでオンするスイッチeo、6t、e2、信号正
のタイミングでオンするスイッチ83,84,85、サ
ンプリング容量(Csl)66、積分容量(Ci 1)
87、演算増幅器68、量子化器として機能する比較器
69、信号φ1.φでそれぞれデータをラッチするフリ
ップフロップ回路(FF)?0,71.加算器72、信
号φ1で論理をとる論理回路73、この回路73から出
力される制御信号でオン、オフするスイッチ(A) 7
4 、 (B) 75、 及び帰還用サンプリング容量
(Cbl)7Gとで構成されている。
同様に、副量子化ループのΔΣ形A/D変換器は、演算
増幅器68の出力側およびスイッチ(A)74の入力側
と加算器72との間に接続されるもので、信号Tのタイ
ミングでオンするスイッチ80,81,82、信号φの
タイミングでオンするスイッチ83.84.85、サン
プリング容量(C82)8B、積分容量(Ci2)87
、演算増幅器88、量子化器として機能する比較器89
、信号φ2.φでそれぞれデータをラッチするフリップ
フロップ回路(FF)90,91、 微分回路(d/d
t)92、信号φ2で論理をとる論理回路93、この回
路93から出力される制御信号でオン。
オフするスイッチ(C:)!94.(b)95、及び帰
還用サンプリング容ffi (Cb2)9Bとで構成さ
れている。
第8図の回路動作を第9図のタイミング図を参照しつつ
説明する。
この主および副量子化ループにおける回路の動作原理は
、第5図の回路と同じであるが、第9図から明らかなよ
うに、主ループの積分器出力(演算増幅器88の出力)
を副ループに渡すタイミングは、主ループの帰還積分が
行われているときであり、これは主ループの量子化誤差
信号を伝達していることに他ならない。フリップフロッ
プ回路71.91は、それぞれ主ループの出力(フリッ
プフロップ回路70の出力)と副ループの出力(フリッ
プフロップ回路90の出力)との同期合せのために設け
られている0以上のように、ΔΣ形A/D変換器を2つ
用いて主および副ループを形成することに、より高いS
/N特性を得ることができる。
さらに、S/N特性を向上させるには、例えば第7図に
おける副量子化ループの積分器56出力側と加算器53
との間に第2の副量子化ループを追加し、以下同様に順
、成品量子化ループを追加して多重化していければよい
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の多重化ΔΣ形A/D変換器で
は、量子化ループの段数を増加してS/N特性を向上さ
せる構成であるため、量子化ループにおける段数の増加
に応じて部品数が多くなり、回路構成が複雑化するとい
う問題点があった。
本発明は前記従来技術が持っていた問題点のうち、S/
N特性向上の割合に応じて回路構成が複雑化する点につ
いて解決した多重化ΔΣ形A/D変換器を提供するもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するために、入力信号および
帰還信号を加算してその加算結果を出力する入力用加算
器と、前記加算結果を積分する積分器と、この積分器出
力を量子化してディジタル信号を出力する量子化器と、
前記ディジタル信号を復号化して前記帰還信号を出力す
る復号化器とを備えたΔΣ形A/D変換器において、前
記積分器は、所定のタイミングで切換えられる複数個の
積分容量を有する構成にすると共に、前記各積分容量の
出力値を標本化してそれを保持するサンプルホールド回
路と、このサンプルホールド回路の出力と前記入力信号
とを所定のタイミングで切換えて前記入力用加算器に与
えるスイッチと、前記量子化器のディジタル信号を順次
保管する保管回路とを設けたものである。
(作 用) 本発明によれば、以上のように多重化ΔΣ形A/D変換
器を構成したので、スイッチおよび各積分容量の切換え
により、実質的に複数段の量子化ループを用いて入力信
号をディジタル信号に変換したことと等価な動作が得ら
れる。これにより、部品数を大幅に増加させることなく
、S/N特性の向上が計れる。したがって、前記問題点
を除去できるのである。
(実施例) 第1図は本発明の実施例を示す多重化ΔΣ形A/D変換
器の構成ブロック図である。
この変換回路は、入力信号Vinとサンプルホールド回
路出力を切換えるスイッチ100、 入力用加算器lo
t、所定のタイミングで切換えられる複数(N)個の積
分容量Oil〜C1Nを有する積分器102、加算器1
03、及びA/D変換器等からなる量子化器(Q)10
4を有し、これらが順次直列に接続されている。一方の
加算器101の入力側は他方の加算器103に接続され
ている。量子化器104の出力側と加算器101との間
には、帰還信号を生成するD/A変換器等からなる復号
化器105が接続され、さらにスイッチ100と積分器
102の出力側との間には、積分器出力を標本化してそ
れを保持するサンプルホールド回路106が接続されて
いる。
また、量子化器104の出力側には、量子化器出力を順
次保管する保管回路107が接続され、この保管回路1
07の出力側に微分回路108及び加算器108が接続
されている。
次に、動作について説明する。
スイッチ100は当初、入力信号Vin側に切換えられ
、このスイッチ100を通して入力信号Vinが加算器
103に与えられる。加算器103は、入力信号Vin
と、積分器102における1番目の積分容量Oilに保
管されていた前の積分値とを加算し、その加算結果を量
子化器104に与える。すると、量子化器104は、加
算結果をディジタル信号に変換し、それを保管回路10
7及び復号化器105に与える。復号化器105は量子
化器出力をアナログ信号に変換し、帰還信号を生成して
それを加算器101を介して積分器102へ負帰還する
積分器102では、入力信号Vinと帰還信号とを同時
に1番目の積分容量Oilに積分する。この際、積分器
102から出力される信号は、前記第7図における主量
子化ループ(1段目の量子化ループ)の量子化誤差信号
であり、この量子化誤差信号がサンプルホールド回路1
06に保持される。
次いで、スイッチ100がサンプルホールド回路106
の出力側に切換えられると共に、積分器102において
1番目の積分容量Oilから2番目の積分容量G i 
2へ切換えられると、該サンプルホールド回路106の
出力が新たな入力信号となって加算器103に与えられ
る。新たな入力信号と、積分器102における2番目の
積分容量Ci2に保持された前の積分値とが、加算器1
03で加算され、その加算結果が量子化器104へ与え
られると、前記1段目の量子化ループ動作と同様にして
2番目の量子化ループ動作が実行される。以下同様に、
積分器102における積分容量Gi3〜GiNが3番目
からN番目へと順次切換えられ、3段目からN段目の量
子化ループへと順次実行されていく。
各段の量子化ループの実行に伴ない、各段の量子化器1
04出力はそれぞ保管回路107に保管されていく。N
段目が終了した時に、2段目〜N段目の量子化器出力が
微分回路108で微分され、その微分値と1段目の量子
化器出力とが加算器109で加算され、その加算結果が
出力信号DOとして送出される。
本実施例の利点は、次のようである。
■ 1段目量子化ループにおいて、先ず、加算器103
で入力信号Vinと積分器102の出力とを加算するこ
とにより、見かけ上、該入力信号Vinを積分したこと
と等価なことを行い、その加算器103の出力を量子化
器104で量子化し、後で加算器101により入力信号
Vinと帰還信号との差分をとってその差分を積分器1
02で積分するようにしている。同様のことを2段目〜
N段目の量子化ループについても行っている。そのため
、積分器102の出力範囲を抑えることが可能となり、
これによって入力信号レベルを従来のように抑える必要
がないので、積分器102における出力のS/Nを向上
させることができる。
■ 基本となる1つのΔΣ形A/D変換器でN重の量子
化ループ動作を行っているため、部品数が大幅に減少で
きるばかりか、出力信号VoのS/N特性をより一層向
上させることができる。
第10図は第1図の具体的な回路例を示すN重2の場合
の1ビツトΔΣ形A/D変換器の回路図である。
この変換器において、スイッチ100は、各信号PI、
P2のタイミングでそれぞれオンするスイッチ200.
201で構成され、同様に、第1図の加算器101及び
復号化器105は、信号P3のタイミングでオンするス
イッチ202,203,204、信号P4のタイミング
でオンするスイッチ205,20Ei、207、 サン
プリング容量(Os)208.  帰還用サンプリング
容量(Cb)209、制御信号でオン、オフするスイッ
チ(A)210.(B)211、及びその制御信号を出
力する論理回路212で構成されている。論理回路21
2は量子化器出力及び信号P7.P8に基づき制御信号
を生成する。
さらに、積分器102は、演算増幅器220、1番目お
よび2番目積分容量(Cil)221.(Ci2)22
2、信号P1のタイミングでオンして1番目積分容量2
21を演算増幅器220に接続するスイッチ223.2
24、 及び信号P2のタイミングでオンして2番目積
分容量222を演算増幅器220に接続するスイッチ2
25,228で構成されている。第1図の加算器103
及び量子化器104は、比較器227で構成され、サン
プルホールド回路106は、各信号PI、P2.P5.
PGのタイミングでオンするスイッチ230.231,
232・233,234・235、容i (Oh 1 
)236 、 (Cb2 )237、 及び演算増幅器
238で構成されている。
また、保管回路107は、各信号P7.P8のタイミン
グでそれぞれ比較器227の出力をラッチするフリップ
フロップ回路(FF)240.241、 及び信号P1
のタイミングで各フリップフロップ回路240,241
の出力の同期合せをそれぞれ行うフリップフロップ回路
242.243とで構成されている。
次に、第11図のタイミング図を参照しつつ動作を説明
する。
先ず、1段目量子化ループにおいて、入力信号Vinは
信号P1のタイミングでスイッチ200を通して比較器
227の(+)入力端子に伝達され、その比較器227
で、1番目積分容量221における前の積分値と比較(
量子化)される、比較器227の出力は信号P7のタイ
ミングでフリップフロップ回路240にラッチされ、そ
のフリップフロップ回路240の出力が論理回路212
及びフリップフロップ回路242に与えられる。
論理回路212は、信号P7のタイミングで制御信号を
出力し、帰還用サンプリング容量209を通して積分器
102に、電荷Cb−Vr  (但し、Vrは基準電圧
)による負帰還がかかるように、スイッチ210.21
1をオン、オフ制御する。
次に、信号P4.P5がLレベルからHレベルになると
、入力信号Vinがスイッチ200.205.208及
びサンプリング容量208を通して、帰還信号がスイッ
チ210,207及び帰還用サンプリング容量209を
通してそれぞれ1番目積分容量221に与えられ、この
積分容量221で入力信号Vin及び帰還信号が同時に
積分されて1段目の量子化ループ動作が終了する。
積分器102の出力は、信号P5の立上りタイミングで
容量236に蓄えられ、次の信号P6の立上りタイミン
グで容量237に伝達される。これにより、積分器10
2の出力がサンプルホールドされる。
信号P2がLレベルからHレベルに立上ると、スイッチ
201,225.228.231がオンし、サンプルボ
ールド回路108から出力信号が送出され、この出方信
号が新たな入力信号となってスイッチ201を通して比
較器227の(り入力端子に伝達される。
新たな入力信号は、比較器227により、2番目積分容
量222における前の積分値と比較(量子化)され、そ
の 比較結果が該比較器227から出力される。比較結
果は、信号P8の立上りタイミングでフリップフロップ
回路241にラッチされ、そのフリップフロップ回路2
41の出力が論理回路212及びフリップフロップ回路
243に得られる。
論理回路212にフリッププロップ回路241の出力が
与えられると、前記1段目の量子化ループ動作と同様の
動作が行われ、2段目の量子化ループ動作が終了する。
フリップフロップ回路242.243は、前段の7リツ
プフロツプ回路240,241出力を信号P1のタイミ
ングで同期合せを行う。さらに、一方のフリップフロッ
プ回路243の出方が微分回路108で微分された後、
その微分値と他方のフリップフロップ回路242の出力
とが加算器109で加算され、出ヵ信号DOを得ている
。これにより、第1図の回路と同様の利点が得られる。
なお、第10図の回路において、量子化ループの段数を
N段にするには、積分容量とそれをオン。
オフするスイッチをN個設けると共に、フリップフロッ
プ回路240,241とその後段に接続されるフリー、
プフロップ回路242,243及び微分回路108とを
N個設ければよい。ここで、フリップフロップ回路24
0〜243は、その数が多くなれば、それをシフトレジ
スタ等で構成することにより、回路構成を簡略化できる
。さらに、本発明は、図示の実施例に限定されず、種々
の変形が可俺である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、基本とな
る1つのΔΣ形A/D変換器において、積分器に複数個
の積分容量を設けると共に、サンプルホールド回路、入
力切換え用のスイッチ、及び保管回路を設けたので、回
路構成の部品数を大幅に増加させることなく、量子化ル
ープの多重化が可能となり、さらにS/N特性をより一
層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す多重化ΔΣ形A/El変
換器の構成ブロック図、第2図、第3図および第4図は
従来のΔΣ形AID変換器の構成ブロック図、第5図は
第4図の回路図、第6図は第5図の動作を示すタイミン
グ図、第7図は従来のΔΣ形A/D変換器の構成ブロッ
ク図、第8図は第7図の回路図、第9図は第8図の動作
を示すタイミング図、第10図は第1図の回路図、第1
1図は第1O図の動作を示すタイミング図である。 100・・・・・・スイッチ、101,103,109
・・・・・・加算器、102・・・・・・積分器、10
4・・・・・・量子化器、105・・・・・・復号化器
、1011i・・・・・・サンプルホールド回路、10
7・・・・・・保管回路、108・・・・・・微分回路
、Vin・・・・・・入力信号、DO・・・・・・出力
信号。 出願人代理人   柿  木  恭  成第2図 従来の△Σ形ヤト斐喚器 第3図 従来の乙Σ形〜鮎皮換器 第4図 第4図の凹路図 第5國 ψI 第5図のタイミ)り図 第6図 従来のΔΣ形A/D変換器 第7図 φ +2 し %8図のタイミング図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力信号および帰還信号を加算してその加算結果を出力
    する入力用加算器と、前記加算結果を積分する積分器と
    、この積分器出力を量子化してディジタル信号を出力す
    る量子化器と、前記ディジタル信号を復号化して前記帰
    還信号を出力する復号化器とを備えたデルタ・シグマ(
    ΔΣ)形A/D変換器において、 前記積分器は、所定のタイミングで切換えられる複数個
    の積分容量を有する構成にすると共に、前記各積分容量
    の出力値を標本化してそれを保持するサンプルホールド
    回路と、 このサンプルホールド回路の出力と前記入力信号とを所
    定のタイミングで切換えて前記入力用加算器に与えるス
    イッチと、 前記量子化器のディジタル信号を順次保管する保管回路
    とを、 設けたことを特徴とする多重化デルタ・シグマ(ΔΣ)
    形A/D変換器。
JP29870685A 1985-12-30 1985-12-30 多重化デルタ・シグマ(δς)形a/d変換器 Pending JPS62159518A (ja)

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