JP2016225896A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードフォワード経路を有するΔΣモジュレータを含み、フィードフォワード経路で発生する雑音を除去することができる半導体集積回路を提供する。
【解決手段】コンパレータ13は、第1の加算回路53の出力信号である電圧を電流に変換する第1の電圧電流変換部17と、入力信号を係数倍した信号とチョッピング信号とを乗算する第3のチョッパ回路14と、第3のチョッパ回路14の出力電圧を電流に変換する第2の電圧電流変換部15と、第2の電圧電流変換部の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第4のチョッパ回路16と、第1の電圧電流変換部17の出力電流と第4のチョッパ回路16の出力電流とを加算する第2の加算回路18と、第2の加算回路18の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換部19とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路に関し、特に、ΔΣモジュレータを含む半導体集積回路に関する。
モータの制御や位置制御などにおいて、様々なセンサが用いられている。そのようなセンサと上位コントローラの間を接続するために、高精度なADC(Analog-to-Digital Converter)が求められている。ΔΣADCは、入力フィルタの特性が緩和されている上に、分解能が高いという特徴がある。また、モータの電流をシャント抵抗で検出する際には、ADCとアイソレータを組み合わせた絶縁ADCが用いられる。この絶縁ADCにも、ΔΣADCが用いられることが多い。
特許文献1に記載のΔΣモジュレータは、ノイズとオフセットがある回路で、一対の入力経路と、一対の入力と、一対の出力とを有し、一対の入力が周期的に切り替えられて、かつ一対の出力が周期的に切り替えられる。このΔΣモジュレータでは、増幅器の前後にあるチョッパスイッチで、低周波ノイズ・オフセットを広域周波数に変調し、信号帯域から除去することによって、ΔΣモジュレータの非線形性(ノイズ・オフセット)を改善することができる。
特許文献2に記載のΔΣ型AD変換器は、入力信号及び帰還信号を減算してその減算結果を積分する積分器と、量子化器と、量子化器の出力を復号する復号器と、積分器の出力を保持できるサンプルホールド回路と、サンプルホールド回路の出力と入力信号とを所定のタイミングで切り替えるスイッチと、量子化器の出力を保管する保管回路とを備える。このΔΣ型AD変換器では、積分器が有する複数の積分容量を所定のタイミングで切り替えることによって、複数段の量子化ループを用いて入力信号を量子化することができる。
米国特許4994805号明細書 特開昭62-159518号公報
しかしながら、特許文献1に記載のΔΣモジュレータは、フィードフォワード構成を有さない。
特許文献2載に記載のΔΣ型AD変換器は、フィードフォワード構成を有するが、フィードフォワード経路で発生する雑音を除去することができない。
それゆえに、本発明の目的は、フィードフォワード経路を有するΔΣモジュレータを含み、フィードフォワード経路で発生する雑音を除去することができる半導体集積回路を提供することである。
本発明の半導体集積回路は、フィードバック用DACと、入力信号または入力信号を係数倍した信号からフィードバック用DACの第1の出力信号または第1の出力信号を係数倍した信号を減算する減算回路と、減算回路の出力信号を積分する第1の積分回路と、第1の積分回路の第2の出力信号または第2の出力信号を係数倍した信号を積分する第2の積分回路と、第1の積分回路の第2の出力信号または第2の出力信号を係数倍した信号と、第2の積分回路の第3の出力信号または第3の出力信号を係数倍した信号とを加算する第1の加算回路と、入力信号または入力信号を係数倍した信号と第1の加算回路の出力信号とを合成した信号と所定の閾値と比較し、比較結果を表わす信号を出力するコンパレータとを備える。第1の積分回路は、増幅器と、増幅器の前段に設けられ、減算回路の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第1のチョッパ回路と、増幅器の後段に設けられ、増幅器の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第2のチョッパ回路と、第1のチョッパ回路の入力と第2のチョッパ回路の出力との間に設けられる積分用キャパシタとを含む。コンパレータは、第1の加算回路の出力信号である電圧を電流に変換する第1の電圧電流変換部と、入力信号または入力信号を係数倍した信号とチョッピング信号とを乗算する第3のチョッパ回路と、第3のチョッパ回路の出力電圧を電流に変換する第2の電圧電流変換部と、第2の電圧電流変換部の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第4のチョッパ回路と、第1の電圧電流変換部の出力電流と第4のチョッパ回路の出力電流とを加算する第2の加算回路と、第2の加算回路の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換部と、電流電圧変換部の出力と所定の閾値との比較結果をラッチするラッチ回路とを含む。フィードバック用DACは、ラッチ回路の出力であるデジタル信号をアナログ信号に変換する。
本発明によれば、フィードフォワード経路で伝送される入力信号または入力信号を係数倍した信号をチョッパするので、フィードフォワード経路で発生する雑音を除去することができる。
第1の実施形態の半導体集積回路の構成を表わす図である。 第1の積分回路の構成を表わす図である。 第2の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータの回路構成図である。 第1のチョッパ回路の構成を表わす図である。 (a)は、チョッピング信号φ1の時間変化を表わす図である。(b)は、チョッピング信号φ2の時間変化を表わす図である。 第3の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータの回路構成図である。 第3の積分回路の構成を表わす図である。 第4の実施形態の半導体集積回路の構成を表わす図である。 第2の積分器の構成を表わす図である。 第5の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータの回路構成図である。 第6の実施形態の半導体集積回路の構成を表わす図である。
以下、本発の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の半導体集積回路1の構成を表わす図である。
図1に示すように、この半導体集積回路1は、フィードバック用DAC(Digital-to-Analog Converter)12と、減算回路51と、第1の積分回路10と、第2の積分回路52と、第1の加算回路53と、乗算器3と、コンパレータ13とを備える。
減算回路51は、乗算器2と、加算器7と、乗算器9とを備える。乗算器2は、入力信号を係数b(1)倍する。乗算器9は、フィードバック用DAC12の出力信号を係数c(1)倍する。加算器7は、乗算器2の出力信号と乗算器9の出力信号とを加算する。c(1)は、負の値であるため、加算器7は、実質的に減算器として機能する。
第1の積分回路10は、減算回路51の出力信号を積分する。
第2の積分回路52は、乗算器4と、積分器11とを有する。乗算器4は、第1の積分回路10の出力信号を係数c(2)倍する。積分器11は、乗算器4の出力信号を積分する。
第1の加算回路53は、乗算器5と、乗算器6と、加算器8とを備える。乗算器5は、第1の積分回路10の出力信号を係数a(1)倍する。乗算器6は、第2の積分回路52の出力信号を係数a(2)倍する。加算器8は、乗算器5の出力信号と乗算器6の出力信号とを加算する。
乗算器3は、入力信号を係数b(2)倍する。
コンパレータ13は、乗算器3の出力信号と第1の加算回路53の出力信号とを合成した信号と所定の閾値と比較し、比較結果を表わすデジタル信号を出力する。
フィードバック用DACは、コンパレータ13から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して、乗算器9へ出力する。
図2は、第1の積分回路10の構成を表わす図である。
第1の積分回路10は、増幅器42と、第1のチョッパ回路41と、第2のチョッパ回路43と、積分用キャパシタ44とを備える。
増幅器42は、オペアンプで構成される。増幅器42の反転入力端子は、第1のチョッパ回路41の出力と接続する。増幅器42の非反転入力端子は、接地される。
第1のチョッパ回路41は、増幅器42の前段に設けられる。第1のチョッパ回路41は、減算回路51の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する(チョッピングする)。
第2のチョッパ回路43は、増幅器42の後段に設けられる。第2のチョッパ回路43は、増幅器42の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する(チョッピングする)。
積分用キャパシタ44は、第1のチョッパ回路41の入力と第2のチョッパ回路43の出力との間に設けられる。
第1のチョッパ回路41によって、減算回路51の出力がクロックCLKの周波数fckにアップコンバートされる。アップコンバートされた信号が増幅器42で増幅されるため、増幅器42の出力にはフリッカーノイズが含まれる。増幅器42の出力が、第2のチョッパ回路43によって、クロックCLKの周波数fckでチョッピングされることによって、減算回路51の出力が低周波数帯域に戻される一方、フリッカーノイズは高い周波数帯域に留まる。このような動作によって、増幅器42で生じるフリッカーノイズを高周波帯域へ移動させることができる。
再び、図1を参照して、コンパレータ13は、第3のチョッパ回路14と、第4のチョッパ回路16と、第1の電圧電流変換部17と、第2の電圧電流変換部15と、電流電圧変換部19と、第2の加算回路18と、ラッチ回路20とを含む。
第1の電圧電流変換部17は、第1の加算回路53の出力信号である電圧を電流に変換する。
第3のチョッパ回路14は、乗算器3の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する(チョッピングする)。
第2の電圧電流変換部15は、第3のチョッパ回路14の出力電圧を電流に変換する。
第4のチョッパ回路16は、第2の電圧電流変換部15の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する。
第3のチョッパ回路14によって、乗算器3の出力がクロックCLKの周波数fckにアップコンバートされる。アップコンバートされた信号が第2の電圧電流変換部15に送られるため、第2の電圧電流変換部15の出力にはフリッカーノイズが含まれる。第2の電圧電流変換部15の出力が、第4のチョッパ回路16によって、クロックCLKの周波数fckでチョッピングされることによって、フリッカーノイズは高い周波数帯域に留まる。このような動作によって、第2の電圧電流変換部15で生じるフリッカーノイズを高周波帯域へ移動させることができる。
第2の加算回路18は、第1の電圧電流変換部17の出力電流と第4のチョッパ回路16の出力電流とを加算する。
電流電圧変換部19は、第2の加算回路18の出力電流を電圧に変換する。
ラッチ回路20は、電流電圧変換部19の出力信号が所定の閾値以上のときに、「H」レベルの信号をラッチし、電流電圧変換部19の出力信号が所定の閾値未満のときに、「L」レベルの信号をラッチする。
フィードバック用DAC12は、ラッチ回路20の出力であるデジタル信号をアナログ信号に変換して、乗算器9へ出力する。
上述のように、第2の電圧電流変換部15を設けたのは、フィードフォワードの経路の出力と入力用の経路の出力との加算を簡単に行なうためである。すなわち、電圧次元で加算するためには、加算用の回路ブロックが必要となるが、電流次元での加算は、単純に配線をつなぐだけで実現できるためである。
従来、コンパレータは、フィードフォワード経路で送られる入力信号にチョッパを掛ける機能を有さなかった。コンパレータは入力トランジスタのサイズが小さく、フリッカーノイズが大きいという問題があり、分解能を向上させる際に問題となる。
本実施の形態では、コンパレータの電圧電流変換ブロックを積分器用と入力用(フィードフォワード用)に分離し、フィードフォワード用の電圧電流変換ブロックをチョッパさせ、その後、2つの電圧電流変換ブロックから出力される電流を合成することによって、フィードフォワード経路で入力される信号にもチョッパを掛ける。これによって、フィードフォワード経路で重畳されるフリッカーノイズを低減でき、ΔΣモジュレータの高分解能化が可能となる。
なお、図1において、乗算器3は、省略するものとしてもよい。係数a(1)、a(2)、b(1)、b(2)、c(1)、c(2)の大きさは、「1」であってもよい。チョッパ回路14、16、41、43で使用されるチョッピング信号であるクロックCLKは、同一の周波数および位相であってもよいし、それぞれ異なる周波数および位相であってもよい。
[第2の実施形態]
図3は、第2の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ82の回路構成図である。
図3に示すように、第2の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ82は、入力端子TIP,TINと、第1の積分回路SCI1と、第2の積分回路SCI2と、第1の加算回路ADDと、コンパレータCP1と、フィードバック用DAC1,DAC2とを備える。
第1の積分回路SCI1は、入力端子TIP,TINから差動の入力信号を受ける第1のスイッチトキャパシタ回路SC1と、第1のスイッチトキャパシタ回路SC1の出力信号を積分する第1の積分器INT1とを備える。
第1のスイッチトキャパシタ回路SC1は、スイッチSW1P〜SW4P、SW1N〜SW4NおよびキャパシタC1P,C1Nを含む。第1の積分器INT1は、第1の差動増幅器DAMP1と、第1の一対の積分用キャパシタCI1P,CI1Nと、第1のチョッパ回路CH1と、第2のチョッパ回路CH2とを備える。
入力端子TIP,TINは、それぞれ差動入力信号VIP,VINを受ける。差動入力信号VIP,VINの各々は、アナログ信号である。差動入力信号VIP,VINは、第1のスイッチトキャパシタ回路SC1に与えられる。
第1の一対のスイッチSW1P,SW1Nは、差動の入力信号を受ける一方の端子を有する。
第2の一対のスイッチSW2P,SW2Nは、第1の一対のスイッチSW1P,SW1Nの他方の端子に接続される一方の端子と、一対のフィードバック用DAC1,DAC2の出力に接続される他方の端子を有する。
第1の一対のキャパシタC1P,C1Nは、第1の一対のスイッチSW1P,SW1Nの他方の端子に接続される一方の端子を有する。
第3の一対のスイッチSW3P,SW3Nは、第1の一対のキャパシタC1P,C1Nの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧REFを受ける他方の端子を有する。
第4の一対のスイッチSW4P,SW4Nは、第1の一対のキャパシタC1P,C1Nの他方の端子に接続される一方の端子と、第1のチョッパ回路CH1の入力に接続される他方の端子を有する。
第1のチョッパ回路CH1は、1対のチョッピング信号に応答して、第1のスイッチトキャパシタ回路SC1の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第1のスイッチトキャパシタ回路SC1の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を備える。
第1の差動増幅器DAMP1は、第1のチョッパ回路CH1から出力される非反転側の電圧と反転側の電圧の差を増幅する。
第2のチョッパ回路CH2は、1対のチョッピング信号に応答して、第1の差動増幅器DAMP1の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第1の差動増幅器DAMP1の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を備える。
第1の1対の積分用キャパシタCI1P,CI1Nは、第1のチョッパ回路CH1の入力ノードNP1,NN1と、第2のチョッパ回路CH2の出力ノードNP2,NN2との間に接続される。
図4は、第1のチョッパ回路CH1の構成を表わす図である。第2のチョッパ回路CH2の構成も、同様である。
第1のチョッパ回路CH1は、スイッチSW1〜SW4とを備える。
スイッチSW1は、入力ノードINPと出力ノードOUTPの間に設けられる。スイッチSW2は、入力ノードINPと出力ノードOUTNの間に設けられる。スイッチSW3は、入力ノードINNと出力ノードOUTPの間に設けられる。スイッチSW4は、入力ノードINNと出力ノードOUTNの間に設けられる。スイッチSW1,SW4は、チョッピング信号φ1によって制御される。スイッチSW2,SW3は、チョッピング信号φ2によって制御される。
図5(a)は、チョッピング信号φ1の時間変化を表わす図である。図5(b)は、チョッピング信号φ2の時間変化を表わす図である。チョッピング信号φ1とチョッピング信号φ2は、同一の周期Tで、同一のデューティ比50%である。チョッピング信号φ1とチョッピング信号φ2の位相は180°相違する。たとえば、チョッピング信号φ1は、クロックCLKとし、チョッピング信号φ2は、クロックCLKをインバータで反転させたクロック/CLKとしてもよい。
チョッピング信号φ1がオンのときに、スイッチSW1とスイッチSW4とがオンとなるので、入力ノードINPと出力ノードOUTPとが接続し、入力ノードINNと出力ノードOUTNとが接続する。
チョッピング信号φ2がオンのときに、スイッチSW2とスイッチSW3とがオンとなるので、入力ノードINPと出力ノードOUTNとが接続し、入力ノードINNと出力ノードOUTPとが接続する。
スイッチSW1P,SW3P、SW1N,SW3Nと、スイッチSW2P,SW4P,SW2N,SW4Nとは、第1の周期λ1で交互にオンされる。
まず、SW1P,SW3P、SW1N,SW3Nがオンされると、キャパシタC1P,C1Nがそれぞれ差動入力信号VIP,VINの電圧に充電され、キャパシタC1P,C1Nにはそれぞれ差動入力信号VIP,VINの電圧に応じた量の電荷が蓄えられる。
次に、スイッチSW2P,SW4P,SW2N,SW4Nがオンされると、キャパシタC1P,C1Nに蓄えられた電荷がそれぞれ積分用キャパシタCI1P,CI1Nに転送される。第1の差動増幅器DAMP1は、それぞれ積分用キャパシタCI1P,CI1Nの端子間電圧に応じたレベルの差動信号VIP1、VIN1を出力する。
以上のように、第1のスイッチトキャパシタ回路SC1、第1の差動増幅器DAMP1、および第1の一対の積分用キャパシタCI1P,CI1Nは、積分回路を構成する。この積分回路は、差動入力信号VIP,VINの電圧に応じた量の電荷を第1の周期λ1でサンプリングし、サンプリングした電荷量を積分し、積分値に応じた電圧の差動信号を出力する。
第2の積分回路SCI2は、第2のスイッチトキャパシタ回路SC2と、第2の積分器INT2とを備える。第2のスイッチトキャパシタ回路SC2は、スイッチSW5P〜SW8P、SW5N〜SW8NおよびキャパシタC2P,C2Nを含む。第2の積分器INT2は、第2の差動増幅器DAMP2、第2の一対の積分用キャパシタCI2P,CI2Nとを備える。
第5の一対のスイッチSW5P,SW5Nは、第1の積分回路SCI1の差動の出力信号を受ける一方の端子を有する。
第6の一対のスイッチSW6P,SW6Nは、第5の一対のスイッチSW5P,SW5Nの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧REFを受ける他方の端子を有する。
第2の一対のキャパシタC2P,C2Nは、第5の一対のスイッチSW5P,SW5Nの他方の端子に接続される一方の端子を有する。
第7の一対のスイッチSW7P,SW7Nは、第2の一対のキャパシタC2P,C2Nの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧REFを受ける他方の端子を有する。
第8の一対のスイッチSW8P,SW8Nは、第2の一対のキャパシタC2P,C2Nの他方の端子に接続される一方の端子と、第2の差動増幅器DAMP2の入力に接続される他方の端子を有する。
第2の差動増幅器DAMP2は、非反転入力ノードNP3の電圧と、反転入力ノードNN3の電圧の差を増幅する。第2の一対の積分用キャパシタCI2P,CI2Nは、第2の差動増幅器DAMP2の入力ノードNP3,NN3と第2の差動増幅器DAMP2の出力ノードNP4,NN4との間に接続される。
スイッチSW5P,SW7P、SW5N,SW7Nと、スイッチSW6P,SW8P,SW6N,SW8Nとは、第1の周期λ1で交互にオンされる。
まず、SW5P,SW7P、SW5N,SW7Nがオンされると、キャパシタC2P,C2Nがそれぞれ差動入力信号VIP,VINの電圧に充電され、キャパシタC2P,C2Nにはそれぞれ差動入力信号VIP,VINの電圧に応じた量の電荷が蓄えられる。
次に、スイッチSW6P,SW8P,SW6N,SW8Nがオンされると、キャパシタC2P,C2Nに蓄えられた電荷がそれぞれキャパシタCI2P,CI2Nに転送される。第2の差動増幅器DAMP2は、それぞれキャパシタCI2P,CI2Nの端子間電圧に応じたレベルの差動信号V1P2,V1N2を出力する。
以上のように、第2のスイッチトキャパシタ回路SC2、第2の差動増幅器DAMP2、および第2の一対の積分用キャパシタCI2P,CI2Nは、積分回路を構成する。この積分回路は、差動入力信号VIP1,VIN1の電圧に応じた量の電荷を第1の周期λ1でサンプリングし、サンプリングした電荷量を積分し、積分値に応じた電圧の差動信号V1P2,V1N2を出力する。
第1の加算回路ADDは、差動の信号を受ける第3のスイッチトキャパシタ回路SC3と、第4の一対のキャパシタC4P,C4Nとを備える。コンパレータCP1は、第1の差動対DP1、第3のチョッパ回路CH3と、第2の差動対DP2と、第4のチョッパ回路CH4と、一対の定電流源I3,I4と、ラッチ回路RTとを備える。
第3のスイッチトキャパシタ回路SC3は、スイッチSW9P〜SW11P,SW9N〜SW11NおよびキャパシタC3P,C3Nを含む。
第9の一対のスイッチSW9P,SW9Nは、第2の積分回路SCI2の差動の出力信号を受ける一方の端子を有する。
第10の一対のスイッチSW10P,SW10Nは、第9の一対のスイッチSW9P,SW9Nの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧REFを受ける他方の端子を有する。
第3の一対のキャパシタC3P,C3Nは、第9の一対のスイッチSW9P,SW9Nの他方の端子に接続される一方の端子を有する。
第11の一対のスイッチSW11P,SW11Nは、第3の一対のキャパシタC3P,C3Nの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧REFを受ける他方の端子を有する。
第4の一対のキャパシタC4P,C4Nは、第2のスイッチトキャパシタ回路SC2の第5の一対のスイッチSW5P,SW5Nの他方の端子XP,XNと、第3のスイッチトキャパシタ回路SC3の第3の一対のキャパシタC3P,C3Nの他方の端子NP5,NN5の間に接続される。
スイッチSW9P,SW11P,SW9N,SW11Nと、スイッチSW10P,SW10Nとは、所定の周期λで交互にオンされる。
スイッチSW9P,SW11P,SW9N,SW11Nがオンされると、キャパシタC3P,C3Nがそれぞれ前段の第2の差動増幅器DAMP2の差動出力信号VIP2,VIN2の電圧に充電され、キャパシタC3P,C3Nにはそれぞれ差動出力信号VIP2,VIN2の電圧に応じた量の電荷が蓄えられる。
次に、スイッチSW10P,SW10Nがオンされると、キャパシタC3P,C3Nの端子間電圧がそれぞれ第1の差動対DP1の非反転入力ノードNP5,反転入力ノードNN5に与えられる。
第3のスイッチトキャパシタ回路SC3および第4の一対のキャパシタC4P,C4Nによって、第1の積分回路SCI1の差動出力信号V1P1,V1N1の電圧に重み付け係数WC11が乗算されるとともに、第2の積分回路SCI2の差動出力信号VIP2,VIN2の電圧に重み付け係数WC12が乗算された後、それらが加算される。重み付け係数WC11は、キャパシタC4Pの容量値とキャパシタC4Nの容量値との比によって決まる。重み付け係数WC12は、キャパシタC3Pの容量値とキャパシタC3Nの容量値との比によって決まる。加算結果は、第1の差動対DP1の非反転入力ノードNP5、反転入力ノードNN5に与えられる。
第1の差動対DP1は、第1の実施形態の第1の電圧電流変換部17に対応する。
第1の差動対DP1は、NチャネルMOSトランジスタTR1と、NチャネルMOSトランジジスタTR2と、定電流源I1とを備える。
NチャネルMOSトランジスタTR1のゲートは、非反転入力ノードNP5に接続され、ソースは、定電流源I1に接続され、ドレインは定電流源I3に接続される。NチャネルMOSトランジスタTR2のゲートは、反転入力ノードNN5に接続され、ソースは、定電流源I1に接続され、ドレインは定電流源I4に接続される。
第2の差動対DP2は、第1の実施形態の第2の電圧電流変換部15に対応する。
第2の差動対DP2は、NチャネルMOSトランジスタTR3と、NチャネルMOSトランジジスタTR4と、定電流源I2とを備える。
NチャネルMOSトランジスタTR3のゲートは、第3のチョッパ回路CH3の非反転出力端子に接続され、ソースは、定電流源I2に接続され、ドレインは定電流源I3に接続される。NチャネルMOSトランジスタTR4のゲートは、第3のチョッパ回路CH3の反転出力端子に接続され、ソースは、定電流源I2に接続され、ドレインは定電流源I4に接続される。
第3のチョッパ回路CH3は、1対のチョッピング信号に応答して、入力端子TIP,TINに入力される差動の入力信号の極性を反転せずに出力するか、または差動の入力信号の極性を反転して出力する回路を含む。
第4のチョッパ回路CH4は、1対のチョッピング信号に応答して、第2の差動対DP2の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第2の差動対DP2の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含む。
第3のチョッパ回路CH3と第4のチョッパ回路CH4により、第2の差動対DP2のノイズを高域に移動させることができる。
第1の実施形態の第2の加算回路18および電流電圧変換部19に対応するのが、第4のチョッパ回路CH4の差動の出力および第1の差動対DP1の差動の出力と接続される一対のノードA,Bと、一対のノードA,Bに接続される一対の定電流源I3,I4である。
ノードA,Bにおいて、第4のチョッパ回路CH4の出力電流と、第1の差動対DP1の出力電流が加算され、ノードA,Bの電圧がラッチ回路RTに送られる。
ラッチ回路RTは、ノードAの電圧が所定の閾値以上のときに、「H」レベルの電圧VCPをラッチし、ノードAの電圧が所定の閾値未満のときに、「L」レベルの電圧VCPをラッチする。ラッチ回路RTは、ノードBの電圧が所定の閾値以上のときに、「H」レベルの電圧VCNをラッチし、ノードBの電圧が所定の閾値未満のときに、「L」レベルの電圧VCNをラッチする。ラッチ回路RTの出力電圧VCP,VCNは、フィードバック用DAC1,DAC2に送られる。
第1の差動対DP1の増幅力と、第2の差動対DP2の増幅力を調整することによって、加算における重み付けを変えることができる。
フィードバック用DAC1は、VCP−VCNをアナログ信号に変換して出力する。
フィードバック用DAC2は、VCN−VCPをアナログ信号に変換して出力する。
以上のように、本実施の形態では、第1の実施形態と同様に、コンパレータの電圧電流変換ブロックを積分器用と入力用(フィードフォワード用)に分離し、入力用の電圧電流変換ブロックをチョッパ回路CH3,CH4によってチョッパさせ、その後、2つの電圧電流変換ブロックから出力される電流を合成することによって、フィードフォワード経路で入力される信号にもチョッパを掛ける。これによって、フィードフォワード経路で重畳されるフリッカーノイズを低減でき、ΔΣモジュレータの高分解能化が可能となる。
なお、本実施の形態で記載したスイッチは、CMOSスイッチ(PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列に接続したスイッチ)であっても、あるいは、NMOSトランジスタ、またはPMOSトランジスタでもよい。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ83の回路構成図である。
図6のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ83、図3の第2の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ82を高次数化したものである。
図6のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ83は、図3のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ82の構成に加えて、第3の積分回路SCI3を備える。
第3の積分回路SCI3は、第2の積分回路SCI2と、第1の加算回路ADDとの間に設けられる。
図7は、第3の積分回路SCI3の構成を表わす図である。
第3の積分回路SCI3は、差動の信号を受ける第4のスイッチトキャパシタ回路SC4と、第4のスイッチトキャパシタ回路SC4の出力を積分する第3の積分器INT3とを備える。
第4のスイッチトキャパシタ回路SC4は、スイッチSW12P〜SW15P、SW12N〜SW15NおよびキャパシタC5P,C5Nを含む。第3の積分器INT3は、第3の差動増幅器DAMP3、第3の一対の積分用キャパシタCI3P,CI3Nとを備える。
第12の一対のスイッチSW12P,SW12Nは、第2の積分回路SCI2の差動の出力信号VI2P,VI2Nを受ける一方の端子を有する。
第13の一対のスイッチSW13P,SW13Nは、第12の一対のスイッチSW12P,SW12Nの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧REFを受ける他方の端子を有する。
第5の一対のキャパシタC5P,C5Nは、第12の一対のスイッチSW12P,SW12Nの他方の端子に接続される一方の端子を有する。
第14の一対のスイッチSW14P,SW14Nは、第5の一対のキャパシタC5P,C5Nの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧REFを受ける他方の端子を有する。
第15の一対のスイッチSW15P,SW15Nは、第5の一対のキャパシタC5P,C5Nの他方の端子に接続される一方の端子と、第3の差動増幅器DAMP3の入力に接続される他方の端子を有する。
第3の差動増幅器DAMP3は、非反転入力ノードNP6の電圧と、反転入力ノードNN6の電圧の差を増幅する。
第3の一対の積分用キャパシタCI3P,CI3Nは、第3の差動増幅器DAMP3の入力ノードNP6,NN6と第3の差動増幅器DAMP3の出力ノードNP7,NN7との間に接続される。
スイッチSW12P,SW14P、SW12N,SW14Nと、スイッチSW13P,SW15P,SW13N,SW15Nとは、第1の周期λ1で交互にオンされる。
まず、SW12P,SW14P、SW12N,SW14Nがオンされると、キャパシタC5P,C5Nがそれぞれ差動入力信号VI2P,VIN2の電圧に充電され、キャパシタC5P,C5Nにはそれぞれ差動入力信号VIP2,VIN2の電圧に応じた量の電荷が蓄えられる。
次に、スイッチSW13P,SW15P,SW13N,SW15Nがオンされると、キャパシタC5P,C5Nに蓄えられた電荷がそれぞれ積分用キャパシタCI3P,CI3Nに転送される。第3の差動増幅器DAMP3は、それぞれ積分用キャパシタCI3P,CI3Nの端子間電圧に応じたレベルの差動信号V1P3,V1N3を出力する。
以上のように、第4のスイッチトキャパシタ回路SC4、第3の差動増幅器DAMP3、およびキャパシタCI3P,CI3Nは、積分回路を構成する。この積分回路は、差動入力信号VIP2,VIN2の電圧に応じた量の電荷を第1の周期λ1でサンプリングし、サンプリングした電荷量を積分し、積分値に応じた電圧の差動信号V1P3,V1N3を出力する。
第1の加算回路ADDに含まれる第4の一対のキャパシタC4P,C4Nの一方の端子は、第2のスイッチトキャパシタ回路SC2の第5の一対のスイッチSW5P,SW5Nの他方の端子XP,XNに接続される。第4の一対のキャパシタC4P,C4Nの他方の端子は、第3のスイッチトキャパシタ回路SC3の第3の一対のキャパシタC3P,C3Nの他方の端子NP5,NN5と、第5の一対のキャパシタC5P,C5Nの一方の端子ZP,ZNに接続される。
第3のスイッチトキャパシタ回路SC3および第4の一対のキャパシタC4P,C4Nによって、第1の積分回路SCI1の差動出力信号V1P1,V1N1の電圧に重み付け係数WC11が乗算されるとともに、第2の積分回路SCI2の差動出力信号VIP2,VIN2の電圧に重み付け係数WC12が乗算され、第3の積分回路SCI3の差動出力信号VIP3,VIN3の電圧に重み付け係数WC13が乗算された後、それらが加算される。重み付け係数WC11は、キャパシタC4Pの容量値とキャパシタC4Nの容量値との比によって決まる。重み付け係数WC12は、キャパシタC5Pの容量値とキャパシタC5Nの容量値との比によって決まる。重み付け係数WC13は、キャパシタC3Pの容量値とキャパシタC3Nの容量値との比によって決まる。加算結果は、第1の差動対DP1の非反転入力ノードNP5、反転入力ノードNN5に与えられる。
第3の実施形態によれば、ΔΣモジュレータのフィルタの次数が上がり、量子化ノイズを高周波に移動させる能力が高まり、高分解能化することができる。
なお、第2の積分回路SCI2と、第1の加算回路ADDとの間に複数個の直列に接続された第3の積分器SCI3を設けて、各第3の積分器の出力は、第1の加算回路ADDでそれぞれ重みを付けられた上で加算されるものとしてもよい。
[第4の実施形態]
図8は、第4の実施形態の半導体集積回路201の構成を表わす図である。
図8に示すように、この半導体集積回路201は、フィードバック用DAC(Digital-to-Analog Converter)12と、減算回路51と、第1の積分回路10と、第2の積分回路92と、乗算器3と、コンパレータ93とを備える。
減算回路51は、乗算器2と、加算器7と、乗算器9とを備える。
乗算器2は、入力信号を係数b(1)倍する。乗算器9は、フィードバック用DAC12の出力信号を係数c(1)倍する。C(1)は負の数である。加算器7は、乗算器2の出力信号と乗算器9の出力信号とを加算する。
第1の積分回路10は、減算回路51の出力信号を積分する。
第2の積分回路92は、乗算器4と、積分器91とを有する。乗算器4は、第1の積分回路10の出力信号を係数c(2)倍する。積分器91は、乗算器4の出力信号を積分する。
乗算器3は、入力信号を係数b(2)倍する。
コンパレータ93は、乗算器3の出力信号と、第1の積分回路10の出力信号と、第2の積分回路92の出力信号とを合成した信号と所定の閾値と比較し、比較結果を表わす信号を出力する。
第1の積分回路10は、図2に示すように、増幅器42と、第1のチョッパ回路41と、第2のチョッパ回路43と、積分用キャパシタ44とを備える。第1の積分回路10は、第1の実施形態で説明したものと同様なので、説明を繰り返さない。
図9は、第2の積分器91の構成を表わす図である。
第2の積分器91は、第2の増幅器62と、第3のチョッパ回路61と、第4のチョッパ回路63と、積分用キャパシタ64とを備える。
第2の増幅器62は、オペアンプで構成される。第2の増幅器62の反転入力端子は、第3のチョッパ回路61の出力と接続する。第2の増幅器62の非反転入力端子は、接地される。
第3のチョッパ回路61は、第2の増幅器62の前段に設けられる。第3のチョッパ回路61は、乗算器4の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する(チョッピングする)。
第4のチョッパ回路63は、第2の増幅器62の後段に設けられる。第4のチョッパ回路63は、第2の増幅器62の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する(チョッピングする)。
積分用キャパシタ64は、第3のチョッパ回路61の入力と第4のチョッパ回路63の出力との間に設けられる。
第3のチョッパ回路61によって、乗算器4の出力がクロックCLKの周波数fckにアップコンバートされる。アップコンバートされた信号が第2の増幅器62で増幅されるため、第2の増幅器62の出力にはフリッカーノイズが含まれる。第2の増幅器62の出力が、第4のチョッパ回路63によって、クロックCLKの周波数fckでチョッピングされることによって、乗算器4の出力が低周波数帯域に戻される一方、フリッカーノイズは高い周波数帯域に留まる。このような動作によって、第2の増幅器62で生じるフリッカーノイズを高周波帯域へ移動させることができる。
再び、図8を参照して、コンパレータ93は、第5のチョッパ回路14と、第6のチョッパ回路16と、第1の電圧電流変換部17と、第2の電圧電流変換部15と、電流電圧変換部19と、第2の加算回路18と、ラッチ回路20と、第7のチョッパ回路94と、第3の電圧電流変換部95と、第8のチョッパ回路96とを含む。
第1の電圧電流変換部17は、第2の積分回路92の出力信号である電圧を電流に変換する。
第5のチョッパ回路14は、乗算器3の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する(チョッピングする)。
第2の電圧電流変換部15は、第5のチョッパ回路14の出力電圧を電流に変換する。
第6のチョッパ回路16は、第2の電圧電流変換部15の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する。
第5のチョッパ回路14によって、乗算器3の出力がクロックCLKの周波数fckにアップコンバートされる。アップコンバートされた信号が第2の電圧電流変換部15に送られるため、第2の電圧電流変換部15の出力にはフリッカーノイズが含まれる。第2の電圧電流変換部15の出力が、第6のチョッパ回路16によって、クロックCLKの周波数fckでチョッピングされることによって、フリッカーノイズは高い周波数帯域に留まる。このような動作によって、第2の電圧電流変換部15で生じるフリッカーノイズを高周波帯域へ移動させることができる。
第7のチョッパ回路94は、第1の積分回路10の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する(チョッピングする)。
第3の電圧電流変換部95は、第7のチョッパ回路94の出力電圧を電流に変換する。
第8のチョッパ回路96は、第3の電圧電流変換部95の出力信号とチョッピング信号であるクロックCLKとを乗算する。
第7のチョッパ回路94によって、第1の積分回路10の出力がクロックCLKの周波数fckにアップコンバートされる。アップコンバートされた信号が第3の電圧電流変換部95に送られるため、第3の電圧電流変換部95の出力にはフリッカーノイズが含まれる。第3の電圧電流変換部95の出力が、第8のチョッパ回路96によって、クロックCLKの周波数fckでチョッピングされることによって、フリッカーノイズは高い周波数帯域に留まる。このような動作によって、第3の電圧電流変換部95で生じるフリッカーノイズを高周波帯域へ移動させることができる。
第2の加算回路18は、第1の電圧電流変換部17の出力電流と、第6のチョッパ回路16の出力電流と、第8のチョッパ回路96の出力電流とを加算する。
電流電圧変換部19は、第2の加算回路18の出力電流を電圧に変換する。
ラッチ回路20は、電流電圧変換部19の出力信号が所定の閾値以上のときに、「H」レベルの信号をラッチし、電流電圧変換部19の出力信号が所定の閾値未満のときに、「L」レベルの信号をラッチする。
フィードバック用DAC12は、ラッチ回路20の出力であるデジタル信号をアナログ信号に変換して、乗算器9へ出力する。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の積分回路の出力は、第3の差動対に送られる。第3の差動対の前段と後段のチョッパ回路によって、第1の積分回路の出力に重畳するフリッカーノイズを削減した上で、フィードフォワードの経路の信号と、第1の積分回路の出力信号と、第2の積分回路の出力信号とが合成される。これによって、線形性が改善されて、高分解能化することができる。
[第5の実施形態]
図10は、第5の実施形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ84の回路構成図である。
図10のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ84が、図3のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ82と相違する点は、コンパレータCP2と、第2のスイッチトキャパシタ積分器NSCI2である。
また、第2の実施形態では、第1の加算回路ADDが、第3のスイッチトキャパシタ回路SC3と、一対のキャパシタC4P,C4Nを含んでいたが、本実施の形態のフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ84は、第3のスイッチトキャパシタ回路SC3を備えるが、一対のキャパシタC4P,C4Nを備えない。
第2のスイッチトキャパシタ積分器NSCI2は、図3の第2の積分器INT2に代えて、第2の積分器NINT2を備える。
第2の積分器NINT2は、第2の差動増幅器DAMP2と、第2の差動増幅器DAMP2の前段に設けられる第3のチョッパ回路CH5と、第2の差動増幅器DAMP2の後段に設けられる第4のチョッパ回路CH6と、第2の1対の積分用キャパシタCI2P,CI2Nとを含む。
第3のチョッパ回路CH5は、1対のチョッピング信号に応答して、第2のスイッチトキャパシタ回路SC2の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第2のスイッチトキャパシタ回路SC2の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を備える。
第2の差動増幅器DAMP2は、第3のチョッパ回路CH5から出力される非反転側の電圧と反転側の電圧の差を増幅する。
第4のチョッパ回路CH6は、1対のチョッピング信号に応答して、第2の差動増幅器DAMP2の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第2の差動増幅器DAMP2の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を備える。
第2の1対の積分用キャパシタCI2P,CI2Nは、第3のチョッパ回路CH5の入力ノードNP3,NN3と、第4のチョッパ回路CH6の出力ノードNP4,NN4との間に接続される。
コンパレータCP2は、第1の差動対DP1と、第5のチョッパ回路CH3と、第2の差動対DP2と、第6のチョッパ回路CH4と、第7のチョッパ回路CH7と、第3の差動対DP3と、第8のチョッパ回路CH8と、一対の定電流源I3,I4と、ラッチ回路RTとを備える。
第1の差動対DP1は、第4の実施形態の第1の電圧電流変換部17に対応する。第1の差動対DP1は、第2の実施形態と同様なので、説明を繰り返さない。
第2の差動対DP2は、第4の実施形態の第2の電圧電流変換部15に対応する。第2の差動対DP2は、第2の実施形態と同様なので、説明を繰り返さない。
第5のチョッパ回路CH3は、1対のチョッピング信号に応答して、入力端子TIP,TINに入力される差動の入力信号の極性を反転せずに出力するか、または差動の入力信号の極性を反転して出力する回路を含む。
第6のチョッパ回路CH4は、1対のチョッピング信号に応答して、第2の差動対DP2の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第2の差動対DP2の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含む。
第5のチョッパ回路CH3と第6のチョッパ回路CH4により、第2の差動対DP2のノイズを高域に移動させることができる。
第3の差動対DP3は、第4の実施形態の第3の電圧電流変換部95に対応する。第3の差動対DP3の前段に第7のチョッパ回路CH7が設けられ、第3の差動対DP3の後段に第8のチョッパ回路CH8が設けられる。
第3の差動対DP3は、NチャネルMOSトランジスタTR5と、NチャネルMOSトランジジスタTR6と、定電流源I5とを備える。
NチャネルMOSトランジスタTR5のゲートは、第7のチョッパ回路CH7の非反転出力端子に接続され、ソースは、定電流源I5に接続され、ドレインは定電流源I3に接続される。NチャネルMOSトランジスタTR6のゲートは、第7のチョッパ回路CH7の反転出力端子に接続され、ソースは、定電流源I5に接続され、ドレインは定電流源I4に接続される。
第7のチョッパ回路CH7は、1対のチョッピング信号に応答して、第1の積分回路SCI1の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第1の積分回路SCI1の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含む。
第8のチョッパ回路CH8は、1対のチョッピング信号に応答して、第3の差動対DP3の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または第3の差動対DP3の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含む。
第7のチョッパ回路CH7と第8のチョッパ回路CH8により、第3の差動対DP3のノイズを高域に移動させることができる。
第4の実施形態の第2の加算回路18および電流電圧変換部19に対応するのが、第6のチョッパ回路CH4の差動の出力、第8のチョッパ回路CH8の差動の出力および第1の差動対DP1の差動の出力と接続される一対のノードA,Bと、一対のノードA,Bに接続される一対の定電流源I3,I4である。
ノードA,Bにおいて、第6のチョッパ回路CH4の出力電流と、第8のチョッパ回路CH8の出力電流と、第1の差動対DP1の出力電流とが加算され、ノードA,Bの電圧がラッチ回路RTに送られる。
ラッチ回路RTは、ノードAの電圧が所定の閾値以上のときに、「H」レベルの電圧VCPをラッチし、ノードAの電圧が所定の閾値未満のときに、「L」レベルの電圧VCPをラッチする。ラッチ回路RTは、ノードBの電圧が所定の閾値以上のときに、「H」レベルの電圧VCNをラッチし、ノードBの電圧が所定の閾値未満のときに、「L」レベルの電圧VCNをラッチする。ラッチ回路RTの出力電圧VCP,VCNは、フィードバック用DAC1,DAC2に送られる。
第1の差動対DP1の増幅力と、第2の差動対DP2の増幅力と、第3の差動対DP3の増幅力を調整することによって、加算における重み付けを変えることができる。
フィードバック用DAC1は、VCP−VCNをアナログ信号に変換して出力する。
フィードバック用DAC2は、VCN−VCPをアナログ信号に変換して出力する。
[第6の実施形態]
図11は、第6の実施形態の半導体集積回路501の構成を表わす図である。
図11に示すように、この半導体集積回路501は、ΔΣモジュレータ301と、デジタルフィルタ302とを備える。
ΔΣモジュレータ301として、第2〜第3、および第5の実施形態で説明したフィードフォワードチョッパΔΣモジュレータ82、83、84を用いることができる。
ΔΣモジュレータ301とは、差動入力信号VIP,VINをパルス信号列VCP,VCNに変換する。パルス信号列VCP,VCNにおける単位時間当たりのパルス信号の数は、差動入力信号VIP,VINの電圧に応じて変化する。
デジタルフィルタ302は、ΔΣモジュレータ301のサンプリング周期の複数倍の周期でリセットされ、 ΔΣモジュレータ301から出力されるパルス信号の数をカウントし、カウント値を示すデジタルコードDCを出力するカウンタである。デジタルコードDCは、差動入力信号VIP,VINの電圧を示す。デジタルフィルタ302は、FIR(Finit-duration Impulse Response)フィルタでもよいし、IIR(Infinite -duration Impulse Response)フィルタでもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,201,501 半導体集積回路、301 ΔΣモジュレータ、302 デジタルフィルタ、42,62,DAMP1〜DAMP3 増幅器、14,16,41,43,61,63,94,96,CH1〜CH8 チョッパ回路、C1P〜C5P,C1N〜C5N,CI1P〜CI3P,CI1N〜CI3N,44,64 キャパシタ、SW1P〜SW15P,SW1N〜SW15N,SW1〜SW4 スイッチ、11,91,INT1〜INT3,NINT2 積分器、10,52,92,SCI1〜SCI3 積分回路、SC1〜SC4 スイッチトキャパシタ回路、20,RT ラッチ回路、I1〜I5 定電流源、DP1〜DP3 差動対、TR1〜TR6 NMOSトランジスタ、ADD 加算回路、CP1,CP2 コンパレータ、DAC1,DAC2,DAC12 デジタルアナログ変換器、TIP,TIN 入力端子、2〜6,9 乗算器、7,8 加算器、18,53 加算回路、15,17,95 電圧電流変換部、19 電流電圧変換部、51 減算回路。

Claims (10)

  1. フィードバック用DACと、
    入力信号または前記入力信号を係数倍した信号からフィードバック用DACの第1の出力信号または前記第1の出力信号を係数倍した信号を減算する減算回路と、
    前記減算回路の出力信号を積分する第1の積分回路と、
    前記第1の積分回路の第2の出力信号または前記第2の出力信号を係数倍した信号を積分する第2の積分回路と、
    前記第1の積分回路の前記第2の出力信号または前記第2の出力信号を係数倍した信号と、前記第2の積分回路の第3の出力信号または前記第3の出力信号を係数倍した信号とを加算する第1の加算回路と、
    前記入力信号または前記入力信号を係数倍した信号と前記第1の加算回路の出力信号とを合成した信号と所定の閾値と比較し、比較結果を表わす信号を出力するコンパレータとを備え、
    前記第1の積分回路は、
    増幅器と、
    前記増幅器の前段に設けられ、前記減算回路の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第1のチョッパ回路と、
    前記増幅器の後段に設けられ、前記増幅器の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第2のチョッパ回路と、
    前記第1のチョッパ回路の入力と前記第2のチョッパ回路の出力との間に設けられる積分用キャパシタとを含み、
    前記コンパレータは、
    前記第1の加算回路の出力信号である電圧を電流に変換する第1の電圧電流変換部と、
    前記入力信号または前記入力信号を係数倍した信号とチョッピング信号とを乗算する第3のチョッパ回路と、
    前記第3のチョッパ回路の出力電圧を電流に変換する第2の電圧電流変換部と、
    前記第2の電圧電流変換部の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第4のチョッパ回路と、
    前記第1の電圧電流変換部の出力電流と前記第4のチョッパ回路の出力電流とを加算する第2の加算回路と、
    前記第2の加算回路の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換部と、
    前記電流電圧変換部の出力と前記所定の閾値との比較結果をラッチするラッチ回路とを含み、
    前記フィードバック用DACは、前記ラッチ回路の出力であるデジタル信号をアナログ信号に変換する、半導体集積回路。
  2. 前記第1の積分回路は、
    差動の入力信号を受ける第1のスイッチトキャパシタ回路と、
    前記第1のスイッチトキャパシタ回路の出力信号を積分する第1の積分器とを備え、
    前記第1の積分器は、
    前記第1のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記第1のスイッチトキャパシタ回路の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記第1のスイッチトキャパシタ回路の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記増幅器として、第1の差動増幅器を含み、
    前記第2のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記第1の差動増幅器の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記第1の差動増幅器の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記積分用キャパシタとして、前記第1のチョッパ回路の入力と、前記第2のチョッパ回路の出力との間に接続された第1の1対の積分用キャパシタを含む、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1のスイッチトキャパシタ回路は、
    差動の入力信号を受ける一方の端子を有する第1の一対のスイッチと、
    前記第1の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子と、前記フィードバック用DACの出力に接続される他方の端子を有する第2の一対のスイッチと、
    前記第1の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子を有する第1の一対のキャパシタと、
    前記第1の一対のキャパシタの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧を受ける他方の端子を有する第3の一対のスイッチと、
    前記第1の一対のキャパシタの他方の端子に接続される一方の端子と、前記第1のチョッパ回路の入力に接続される他方の端子を有する第4の一対のスイッチとを含む、請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記第2の積分回路は、差動の信号を受ける第2のスイッチトキャパシタ回路と、
    前記第2のスイッチトキャパシタ回路の出力信号を積分する第2の積分器を備え、
    前記第2の積分器は、
    第2の差動増幅器と、
    前記第2の差動増幅器の入力と前記第2の差動増幅器の出力との間に接続された第2の一対の積分用キャパシタを含み、
    前記第2のスイッチトキャパシタ回路は、
    前記第1の積分回路の差動の出力信号を受ける一方の端子を有する第5の一対のスイッチと、
    前記第5の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧を受ける他方の端子を有する第6の一対のスイッチと、
    前記第5の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子を有する第2の一対のキャパシタと、
    前記第2の一対のキャパシタの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧を受ける他方の端子を有する第7の一対のスイッチと、
    前記第2の一対のキャパシタの他方の端子に接続される一方の端子と、前記第2の差動増幅器の入力に接続される他方の端子を有する第8の一対のスイッチとを含む、請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1の加算回路は、差動の信号を受ける第3のスイッチトキャパシタ回路と、第4の一対のキャパシタとを備え、
    前記第3のスイッチトキャパシタ回路は、
    前記第2の積分回路の差動の出力信号を受ける一方の端子を有する第9の一対のスイッチと、
    前記第9の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧を受ける他方の端子を有する第10の一対のスイッチと、
    前記第9の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子を有する第3の一対のキャパシタと、
    前記第3の一対のキャパシタの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧を受ける他方の端子を有する第11の一対のスイッチとを含み、
    前記第4の一対のキャパシタは、前記第2のスイッチトキャパシタ回路の前記第5の一対のスイッチの他方の端子と、前記第3のスイッチトキャパシタ回路の前記第3の一対のキャパシタの他方の端子の間に接続される、請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 前記第2の積分回路と前記第1の加算回路との間に設けられる第3の積分回路を備え、
    前記第3の積分回路は、差動の信号を受ける第4のスイッチトキャパシタ回路と、前記第4のスイッチトキャパシタ回路の出力を積分する第3の積分器を備え、
    前記第3の積分器は、
    第3の差動増幅器と、
    前記第3の差動増幅器の入力と前記第3の差動増幅器の出力との間に接続された第3の一対の積分用キャパシタを含み、
    前記第4のスイッチトキャパシタ回路は、
    前記第2の積分回路の差動の出力信号を受ける一方の端子を有する第12の一対のスイッチと、
    前記第12の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧を受ける他方の端子を有する第13の一対のスイッチと、
    前記第12の一対のスイッチの他方の端子に接続される一方の端子を有する第5の一対のキャパシタと、
    前記第5の一対のキャパシタの他方の端子に接続される一方の端子と、リファレンス電圧を受ける他方の端子を有する第14の一対のスイッチと、
    前記第5の一対のキャパシタの他方の端子に接続される一方の端子と、前記第3の差動増幅器の入力に接続される他方の端子を有する第15の一対のスイッチとを含み、
    前記第1の加算回路に含まれる前記第4の一対のキャパシタの一方の端子は、前記第2のスイッチトキャパシタ回路の前記第2の一対のキャパシタの一方の端子に接続されるとともに、前記第5の一対のキャパシタの一方の端子に接続される、請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 前記コンパレータは、
    前記第1の電圧電流変換部として、第1の差動対を含み、
    前記第2の電圧電流変換部として、第2の差動対を含み、
    前記第3のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記差動の入力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記差動の入力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記第4のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記第2の差動対の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記第2の差動対の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記第2の加算回路および前記電流電圧変換部として、前記第4のチョッパ回路の差動の出力および前記第1の差動対の差動の出力と接続される一対のノードと、前記一対のノードに接続される一対の定電流源とを含み、
    前記ラッチ回路として、前記一対のノードの電圧をラッチする回路を含む、請求項1記載の半導体集積回路。
  8. フィードバック用DACと、
    入力信号または前記入力信号を係数倍した信号からフィードバック用DACの第1の出力信号または前記第1の出力信号を係数倍した信号を減算する減算回路と、
    前記減算回路の出力信号を積分する第1の積分回路と、
    前記第1の積分回路の第2の出力信号または前記第2の出力信号を係数倍した信号を積分する第2の積分回路と、
    前記入力信号または前記入力信号を係数倍した信号と、前記第1の積分回路の出力信号と、前記第2の積分回路の出力信号とを合成した信号と所定の閾値と比較し、比較結果を表わす信号を出力するコンパレータとを備え、
    前記第1の積分回路は、
    第1の増幅器と、
    前記第1の増幅器の前段に設けられ、前記減算回路の出力とチョッピング信号とを乗算する第1のチョッパ回路と、
    前記第1の増幅器の後段に設けられ、前記第1の増幅器の出力とチョッピング信号とを乗算する第2のチョッパ回路と、
    前記第1のチョッパ回路の入力と前記第2のチョッパ回路の出力との間に設けられる第1の積分用キャパシタとを含み、
    前記第2の積分回路は、
    第2の増幅器と、
    前記第2の増幅器の前段に設けられ、前記第1の積分回路の出力とチョッピング信号とを乗算する第3のチョッパ回路と、
    前記第2の増幅器の後段に設けられ、前記第2の増幅器の出力とチョッピング信号とを乗算する第4のチョッパ回路と、
    前記第3のチョッパ回路の入力と前記第4のチョッパ回路の出力との間に設けられる第2の積分用キャパシタとを含み、
    前記コンパレータは、
    前記第2の積分回路の出力信号である電圧を電流に変換する第1の電圧電流変換部と、
    前記入力信号または前記入力信号を係数倍した信号とチョッピング信号とを乗算する第5のチョッパ回路と、
    前記第5のチョッパ回路の出力電圧を電流に変換する第2の電圧電流変換部と、
    前記第2の電圧電流変換部の出力とチョッピング信号とを乗算する第6のチョッパ回路と、
    前記第1の積分回路の出力信号とチョッピング信号とを乗算する第7のチョッパ回路と、
    前記第7のチョッパ回路の出力電圧を電流に変換する第3の電圧電流変換部と、
    前記第3の電圧電流変換部の出力とチョッピング信号とを乗算する第8のチョッパ回路と、
    前記第1の電圧電流変換部の出力電流と前記第6のチョッパ回路の出力電流と前記第8のチョッパ回路の出力電流とを加算する加算回路と、
    前記加算回路の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換部と、
    前記電流電圧変換部の出力をラッチするラッチ回路とを含み、
    前記フィードバック用DACは、前記ラッチ回路の出力であるデジタル信号をアナログ信号に変換する、半導体集積回路。
  9. 前記コンパレータは、
    前記第1の電圧電流変換部として、第1の差動対を含み、
    前記第2の電圧電流変換部として、第2の差動対を含み、
    前記第5のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記差動の入力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記差動の入力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記第6のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記第2の差動対の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記第2の差動対の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記第3の電圧電流変換部として、第3の差動対を含み、
    前記第7のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記第1の積分回路の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記第1の積分回路の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記第8のチョッパ回路として、1対のチョッピング信号に応答して、前記第3の差動対の差動の出力信号の極性を反転せずに出力するか、または前記第3の差動対の差動の出力信号の極性を反転して出力する回路を含み、
    前記加算回路および前記電流電圧変換部として、前記第6のチョッパ回路の差動の出力、前記第8のチョッパ回路の差動の出力、および前記第1の差動対の差動の出力と接続される一対のノードと、前記一対のノードに接続される一対の定電流源とを含み、
    前記ラッチ回路として、前記一対のノードの電圧をラッチする回路を含む、請求項8記載の半導体集積回路。
  10. 前記ラッチ回路から出力されるパルス信号の数をカウントし、カウント値を示すデジタルコードを出力するデジタルフィルタをさらに備える、請求項1〜9のいずれかに記載の半導体集積回路。
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