JPS62159417A - 光照射による薄膜気相成長法 - Google Patents

光照射による薄膜気相成長法

Info

Publication number
JPS62159417A
JPS62159417A JP58686A JP58686A JPS62159417A JP S62159417 A JPS62159417 A JP S62159417A JP 58686 A JP58686 A JP 58686A JP 58686 A JP58686 A JP 58686A JP S62159417 A JPS62159417 A JP S62159417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
disilane
silicon
ions
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58686A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Ogami
大上 三千男
Noboru Akiyama
登 秋山
Takaya Suzuki
誉也 鈴木
Masahiro Okamura
岡村 昌弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP58686A priority Critical patent/JPS62159417A/ja
Publication of JPS62159417A publication Critical patent/JPS62159417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はシリコンあるいはシリコンを含む化合物薄膜を
高速かつ低温で形成する光照射による薄膜気相成長法に
関する。
〔発明の背景〕
光照射してシリコン単結晶を形成する方法として特開昭
59−69922号公報に示される方法が提案されてい
る。この方法は、シリコン基板の表面に2300Å以下
の波長の光を照射してシリコン単結晶膜を形成する方法
である。この方法のポイントは光照射によってシリコン
基板上における表面反応を促進させ、これによってシリ
コン単結晶膜の成長速度を増大させることにある。しか
し、2300Å以下の光を基板の表面に照射しただけで
は成長温度を低温にした場合には成長速度が大きくなら
ない。これはシリコン単結晶膜を低温で形成すると、基
板の表面に積層欠陥が生じやすいこと、また低温では多
結晶が形成されやすいために減圧下で結晶成長させなけ
ればならないからである。
いっぽうシリコンの酸化膜あるいは窒化膜を光照射して
形成する方法が特開昭59−827号公報で提案されて
いる。この方法ではモノシラン(SiHa)  を結晶
成長室に導入する前に予備励起室でモノシランに光照射
して反応ガスの活性種を増殖させ、結晶成長室では基板
表面上に光照射して表面反応を促進させる。しかしこの
場合には反応ガス(モノシラン)に増感剤(Hg)を含
む系であり、半導体に適用すると半導体の電気的特性に
影響するという問題がある。また予備励起室で反応ガス
(モノシラン)を利起しても励起種(Hg増感で生成す
るのはラジカル)の寿命が短いため、反応室に導入する
途中で励起種の濃度が低下してしまう。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ジシラン(SizHg)に紫外〜真空
紫外域の光を照射してシランイオン(SiHx+)およ
びジシランイオン(SizHx+)を生成させ、これら
のイオンを含む気体を基板上に導入し、単結晶シリコン
、多結晶シリコン、アモルファスシリコン等の半導体薄
膜あるいはシリコンを含む化合物薄膜を低温で高速成長
させる薄膜気相成長法を提供することにある。
〔発明の概要〕
単結晶シリコン、多結晶シリコン等の薄膜を高速成長さ
せるためには結晶成長に寄与する反応活性種を増殖させ
ることが必要である。この目的を達成するためには従来
のように光照射によって直接反応活性種を生成させる方
法があるが、本発明ではある限られた波長範囲の光照射
によってジシラン(Si2H6)を光解離させると同時
に光イオン化反応を起させ、これによってシランイオン
(S x HX+)およびジシランイオン(S i 2
Hx+)を生成させる。これらのシランイオンおよびジ
シランイオンはさらに中性分子と衝突して薄膜形成に寄
与するシランのラジカルを形成することができる。ジシ
ランの光解離の反応をしらべた結果、ジシランに約12
50Å以下の波長の光を照射すると。
上記のシランイオンおよびジシランイオンが生成するこ
と、またこれらのイオンはさらに中性分子と相互作用し
てラジカルおよび中性の解離分子を生成することがわか
った。第3図はジシランに光照射して生成するシランイ
オン(SiHx÷)およびジシランイオン(S i z
Hx+)  の相対的イオン化断面積の波長依存性であ
る。ジシランは1250Å以下の光を吸収して各種のシ
ランイオンおよびジシランイオンを生成する。イオン化
断面積はみかけ1約1000人の波長で最大となる。ジ
シランイオン(S i zHx+)  のイオン化断面
積と波長との関係には、 1130人、 1000人、
940人、860人の波長でピークがみられるが、これ
らのピークは各種のジシランイオン(S i xH11
+、 S i zH番Φ。
S i xHs+、 S i zHz+ ate、) 
 のイオン化断面積が最大となる光の波長域に対応して
いる。またシランイオンは1100Å以下の波長で生成
し、これも各波長域において生成するシランイオンの種
類(S i Hs+、 S i Hz+、 S i H
+、 S i÷)が異なる。以上の光解離によって生成
したシランイオンおよびジシランイオンは中性のジシラ
ンとの相互作用によってラジカルおよび解離した中性分
子(たとえばS 1zHs、 S 1zH4,S i 
Hz、S i Haなど)を生じる0本発明はジシラン
(Si2H6)に1250Å以下の波長の光を照射して
ジシランを解離させるとともにジシランイオン(Siz
Hx+)およびシランイオン(SiHx”)を形成し、
これらのイオンを含むジシランガスを基体上に導入し。
単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコ
ンあるいはシリコンを含む化合物の薄膜を気相成長させ
ることを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照して本発明を実施例に基づいて説明す
る。
第1図はシンクロトロン軌道放射光を光源として真空紫
外の光をとりこみ、ジシラン(SizHs)ガスを光解
離させて基板上に膜を成長させる装置の概略である0図
において101はストレジリングからのシンクロトロン
放射光の超高真空に保たれたビームラインと、後述する
放射光の分光器および薄膜の気相成長室を隔離する真空
遮断バルブ、102は放射光のX線、軟X線領域の波長
の成分をカットし、分光器への放射光の入射角度を適正
にする前置鏡、103は分光器に入射する放射光の光束
を!!1II11する入射スリット、104は凹面回折
格子からなる瀬谷、波岡型分光器、105は分光器から
の放射光の光束を調整する出射スリット、106は、分
光器から出射した放射光を、後述の気相成長室の基板面
の近傍に焦点をつくるための後!!鏡、107はジシラ
ン(SizHa)ガスを気相成長室108に導入するた
めの導入ノズル、109は膜を気相成長させるシリコン
(ウェハ)基板、110は基板109を加熱するヒータ
である6以上の装置の構成のうち前部111102のチ
ャンバ、分光器104のチャンバ、および後置鏡106
のチャンバは、ターボ分子ポンプ、イオンポンプ等によ
り、1O−9Torrの真空に保持される。気相成長室
108と後置鏡106のチャンバは差動排気される。上
記の気相成長室108と後置鏡106の間にフィルタを
設置してもよい、フィルタとしては、光の波長として5
00〜1000人の領域では金属メツシュに保持したS
nやInの薄膜(厚さ〜1000人)、また1000Å
以上ではLiFやMgFxの光学結晶を使用できる。気
相成長室108は、予め10−1ITorrの真空に排
気した後、ジシラン(SizHa)を導入する。成長時
の圧力は10−1〜10−’Torrである。照射する
光の強度は後置鏡106の後方において、約109ph
oton/Sであった。上記の構成の装置において、シ
リコンウェハ109を500℃に加熱するとともに、1
0−’Torrの圧力でジシランを導入した。照射した
光の波長は700〜2000人で、光はシリコンウェハ
109面に水平方向から入射させた。上記の方法により
シリコンウェハ109上にシリコンを気相成長させた結
果、光を照射した場合には照射しない場合にくらべて、
1.5〜2倍の厚さのシリコンの多結晶膜が成長した。
この場合、放射光を分光して照射したが、分光器の回折
格子の0次光の光のように分光されていない光をそのま
ま照射してもよい。ジシラン(Si2H6)の光イオン
化の波長領域は1250〜500人と広いため、膜の成
長速度のみを上げるためには分光した光よりも分光しな
い光を照射した方がよい、特に光源の光強度が小さい場
合には、分光しない光を用いた方がジシランの光解離で
生成するイオンの濃度が増加し、気相成長の速度が大き
くなる。本発明の実施例のように光源としてシンクロト
ロン放射光を用いた場合にはこれに相当している。
第2図はHeあるいはNeの放電管を光源とし、ジシラ
ン(SizHs)に光照射してイオン化し、この気体を
気相成長室に輸送して基体上にシリコン薄膜を堆積する
装置の概要を示すe HeやN。
の希ガス放電管は600〜1800人の波長範囲の連続
スペクトルの発光が得られる。
201.202はいずれも放電場の冷却用ファン、20
3は陰極、204は陽極であり、AQあるいはNi等の
金属電極である。205は主に石英管で作られたπ型の
放電管、20・6はHeあるいはNoの放電気体を放電
管に導入する気体導入用バルブ、207は放電気体の排
気口、208はπ型の放電管205の外壁を冷却する水
を導入する口、209は放電用のトランス、210はス
ライドトランスである。π型放電管205の放電時の気
体圧力は、Haで4O−60Torr 、Neで約30
0 Torrである。Heを放電気体とした場合、約8
00人付近の波長で最大の強度となる6 00−110
0人の領域の波長の連続帯の発光スペクトルが得られる
。211はジシラン(SizHs)を気相成長室に導入
する気体ノズル、212はシリコン(ウェハ)基体、2
13は基体加熱用のヒータである。放電管205と膜の
成長室214はターボ分子ポンプ等のポンプで差圧排気
する。膜の気相成長室214は、ゲートバルブ215を
閉じて、予め10−’Torrの真空に排気した後、ジ
シラン(SizHg)を導入する。成長時の圧力は10
−”〜10−’Torrである。上記の構成の場合に、
差圧排気が十分でないと放電管205の希ガスが気相成
長室214に、逆に気相成長室214にジシラン(Si
zHa)が放電管205に流入する場合がある。このた
め、ゲートバルブ215に窓をもうけ、実施例1と同じ
ようにInやSnの薄膜フィルタあるいはLiFやMg
Fxなどの光学結晶フィルタを、ゲートバルブ215の
窓にっけ、上記の気体の混入をさけてもよい、上記の装
置においてシリコンウェハ212を500℃に加熱する
とともに、1O−3Torrの圧力でジシラン(Si2
H6)を導入した。照射した光の波長は600〜100
0人で、光はシリコンウェハ212面に垂直方向から入
射させた。上記の方法によりシリコンウェハ212上に
シリコンを気相成長させた結果、光を照射した場合には
照射しない場合に比べて1.5〜2.0倍の厚さのシリ
コンの多結晶膜が成長した。
上記の例では、Siウェハ212上に多結晶Siを形成
したが、Siウェハの加熱温度を変えることにより単結
晶シリコン、アモルファスシリコンが形成される。
本発明では、ジシラン(Si2H6)ガスを用いてシリ
コンを気相成長する時の光の波長を限定しているが、ジ
シランと他の反応ガスを混合して用いる場合には他の反
応ガスの光解離や、ジシランの光解離によって生成する
フラグメントと他の反応ガスとの光反応を促進する波長
域の光を相乗して照射することができる。例えば、ジシ
ラン(SizHs) とm酸化窒素(N z O) カ
らS i Ox膜を気相成長させる場合には、ジシラン
(Si2H6)の光イオン化に必要な1250Å以下の
波長の光と、N20の分解に必要な低圧水銀燈の184
9人やKrの1236人の共鳴線を相乗して照射するこ
とができる。またジシラン(Si2H6)とメタン(C
Ha)からSiC膜を形成する場合には、メタンの光分
解(ラジカルおよび分解した中性分子を生成)に必要な
Krの共鳴線(1236人)近傍の波長の光、あるいは
CHaの光イオン化に必要な950Å以下の光を相乗し
て照射することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、Si単結晶、Si
酸化膜などを低温で形成することができるので、LSI
のサブミクロンプロセスに適用でき、LSIの高集積化
、高機能化の効果が生じる。
またSi多結晶、アモルファスシリコンをガラスなど5
00〜600℃の軟化点をもつ基板上へ低温でかつ高速
で成長が可能なため、液晶アクティブマトリクスの基板
としてガラス基板を用いることができる。
また照射する光のビームを絞ることにより、膜を直接描
画して気相成長させることができるので、LSIや半導
体素子の高機能化の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例でシンクロトロン放射光を光
源とする光照射による膜の気相成長装置の概要を示す説
明図、第2図は本発明の他の実施例でHeあるいはNe
放電管から発光する光を光源として用いた光照射による
膜成長装置の概要を示す図、第3図はジシラン(Si2
H6)の光イオン化断面積の波長依存性を示す図である
。 101・・・シンクロトロン放射源との遮断バルブ。 102・・・前置鏡、103・・・入射スリット、10
4・・・回路格子、105・・・出射スリット、106
・・・後置鏡、107・・・ジシランおよびその混合気
体の導入口、108・・・膜の気相成長室、109・・
・基板、110・・・基板加熱用のヒータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジシラン(Si_2H_6)を含む気体に1250
    Å以下の波長の光を照射してシランイオン (SiH_x+、x=1〜3)あるいはジシランイオン
    (Si_2H_x+、x=2〜5)を含む気体を生成さ
    せ、上記のイオンを含む気体を基板上に輸送してシリコ
    ン(Si)あるいはシリコンを含む化合物の薄膜を基板
    上に気相成長させる光照射による薄膜気相成長法。
JP58686A 1986-01-08 1986-01-08 光照射による薄膜気相成長法 Pending JPS62159417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58686A JPS62159417A (ja) 1986-01-08 1986-01-08 光照射による薄膜気相成長法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58686A JPS62159417A (ja) 1986-01-08 1986-01-08 光照射による薄膜気相成長法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62159417A true JPS62159417A (ja) 1987-07-15

Family

ID=11477826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58686A Pending JPS62159417A (ja) 1986-01-08 1986-01-08 光照射による薄膜気相成長法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62159417A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61127121A (ja) 薄膜形成方法
JP2752235B2 (ja) 半導体基板の製造方法
JPS60117711A (ja) 薄膜形成装置
JPS60117712A (ja) 薄膜形成方法
JPS62159417A (ja) 光照射による薄膜気相成長法
JPH03139824A (ja) 半導体薄膜の堆積方法
JPS63317675A (ja) プラズマ気相成長装置
JPS634454B2 (ja)
JPS6028225A (ja) 光気相成長法
JPS61230326A (ja) 気相成長装置
JPS62160732A (ja) 酸窒化シリコン膜の形成方法
JPS5982720A (ja) 光気相成長法
JPS62154723A (ja) 光照射による薄膜気相成長法
JPS629189B2 (ja)
JPH0294430A (ja) 光cvd装置
JPS627866A (ja) 薄膜形成方法
JPS61196528A (ja) 薄膜形成方法
JPS61255014A (ja) 薄膜成長方法
JPS61255015A (ja) 薄膜形成方法
JPH01191410A (ja) 光cvd装置
JPS61288431A (ja) 絶縁層の製造方法
JPS61220416A (ja) 化学気相成長法
JPS61159724A (ja) 薄膜形成方法
JPH05308064A (ja) シリコン自然酸化膜の「その場」除去方法及びその装置
JPH0231491B2 (ja)