JPS62157238A - ロ−タリピストンエンジンの吸気装置 - Google Patents
ロ−タリピストンエンジンの吸気装置Info
- Publication number
- JPS62157238A JPS62157238A JP22062486A JP22062486A JPS62157238A JP S62157238 A JPS62157238 A JP S62157238A JP 22062486 A JP22062486 A JP 22062486A JP 22062486 A JP22062486 A JP 22062486A JP S62157238 A JPS62157238 A JP S62157238A
- Authority
- JP
- Japan
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- intake
- cylinders
- fuel
- rotary piston
- piston engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B53/00—Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
- F02B2053/005—Wankel engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1808—Number of cylinders two
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ロータかトロコイド内周面に各頂辺を摺接さ
せつつケーノング内を遊星回転運動するようにしたロー
タリピストンエンジンの吸気装置に関するものである。
せつつケーノング内を遊星回転運動するようにしたロー
タリピストンエンジンの吸気装置に関するものである。
[従来技術]
オツトーサイクルエンジンでは、通常、吸入空気量を絞
って圧j1と初期の圧力を大気圧より下げて運転を行な
う関係上、所謂ボンピング損失が生ずることはよく知ら
れている。このボンピング損失は、各種抵抗損失の総和
の約3割を占めると評価されており、かかる意味でポン
ピング損失を大幅に低減することができれば、エンジン
の熱効率の大幅な向上を図ることができる。
って圧j1と初期の圧力を大気圧より下げて運転を行な
う関係上、所謂ボンピング損失が生ずることはよく知ら
れている。このボンピング損失は、各種抵抗損失の総和
の約3割を占めると評価されており、かかる意味でポン
ピング損失を大幅に低減することができれば、エンジン
の熱効率の大幅な向上を図ることができる。
このポンピング損失を低減させる手法として、従来より
、吸気弁を早閉じ、或いは遅閉じさせて吸気弁の閉時期
を異ならせる手法や、吸気の一部を吸気系に還流させる
手法が提案されている。
、吸気弁を早閉じ、或いは遅閉じさせて吸気弁の閉時期
を異ならせる手法や、吸気の一部を吸気系に還流させる
手法が提案されている。
後者の手法を採用したロータリピストンエンジンの吸気
装置として、特開昭58−172429号公報には、2
つの気筒の作動室を所定のタイミングで連通ずる連通路
を設け、この連通路の途中にエンジン負荷の大きさに応
じて連通路の通気量を制限する制御弁を介設したものが
提案されている。
装置として、特開昭58−172429号公報には、2
つの気筒の作動室を所定のタイミングで連通ずる連通路
を設け、この連通路の途中にエンジン負荷の大きさに応
じて連通路の通気量を制限する制御弁を介設したものが
提案されている。
しかして、これらの手法は、吸気弁の閉タイミングや制
御弁の開閉タイミングをエンジンの負荷や回転数に応じ
て正確に制御する必要があり、実際のハードとしての制
御機構の構成が円錐で、制御方式も複雑となり、実現の
可能性が余り存在せず、実際にら実用化されていないの
が現状である。
御弁の開閉タイミングをエンジンの負荷や回転数に応じ
て正確に制御する必要があり、実際のハードとしての制
御機構の構成が円錐で、制御方式も複雑となり、実現の
可能性が余り存在せず、実際にら実用化されていないの
が現状である。
本出願人は、簡単な構成でしかも確実にボンピング損失
を低減することかできる実現性の高いロータリピストン
エンジンの吸気装置を提供すべく、連通孔の閉位置を、
最低負荷運転時の要求充knNより多い吸気が作動室内
に残る位置に設定する一方、運転時の吸入空気量自体は
、スロットル弁によって制御するようにしたことを基本
的な特徴とするロータリピストンエンジンの吸気装置を
提案している(特願昭60−294603号)。
を低減することかできる実現性の高いロータリピストン
エンジンの吸気装置を提供すべく、連通孔の閉位置を、
最低負荷運転時の要求充knNより多い吸気が作動室内
に残る位置に設定する一方、運転時の吸入空気量自体は
、スロットル弁によって制御するようにしたことを基本
的な特徴とするロータリピストンエンジンの吸気装置を
提案している(特願昭60−294603号)。
この発明によれば、連通路に設ける制御弁を微細、かつ
正確に制御する必要がなくなり、スロットル弁の開度を
全体的に太き目に設定することによって、簡単な機構で
ボンピング損失を大幅に低減できるという効果が得られ
る。
正確に制御する必要がなくなり、スロットル弁の開度を
全体的に太き目に設定することによって、簡単な機構で
ボンピング損失を大幅に低減できるという効果が得られ
る。
一方、かかるロータリピストンエンジンの吸気システム
において、もう一つの重要な問題は、燃焼性の確保であ
る。とりわけ、低中負荷等の燃焼性が悪化しやすい運転
領域において、実質的な圧縮比が低下するボンピング損
失制御システムにあっては、いかにしてこの運転領域に
おける燃焼性を確保するかが、このシステムの実用化に
とって重要な鍵となる。
において、もう一つの重要な問題は、燃焼性の確保であ
る。とりわけ、低中負荷等の燃焼性が悪化しやすい運転
領域において、実質的な圧縮比が低下するボンピング損
失制御システムにあっては、いかにしてこの運転領域に
おける燃焼性を確保するかが、このシステムの実用化に
とって重要な鍵となる。
「発明の目的コ
本発明の目的は、中間ハウジングに気筒間を連通ずる連
通路を設けるとともに該連通路に開閉弁を設け、ボンピ
ング損失制御を行うロータリピストンエンジンの吸気装
置について、さらに燃焼性の改善を図ることである。
通路を設けるとともに該連通路に開閉弁を設け、ボンピ
ング損失制御を行うロータリピストンエンジンの吸気装
置について、さらに燃焼性の改善を図ることである。
[発明の構成コ
このため、本発明は、主吸気ボートより遅れて閉じられ
る連通路で気筒間を連通し、気筒間の位相差に応じて、
吸気を気筒間で流通させるようにした口〜タリピストン
エンジンにおいて、燃料供給手段を上記連通路に臨ませ
、該連通路から作動室へ燃料を供給するようにしたこと
を特徴とするロータリピストンエンジンの吸気装置を提
供するものである。
る連通路で気筒間を連通し、気筒間の位相差に応じて、
吸気を気筒間で流通させるようにした口〜タリピストン
エンジンにおいて、燃料供給手段を上記連通路に臨ませ
、該連通路から作動室へ燃料を供給するようにしたこと
を特徴とするロータリピストンエンジンの吸気装置を提
供するものである。
[発明の効果]
本発明によれば、連通路が開閉弁によって開かれている
間、気筒間を流れる吸気の流れに乗せて燃料を噴射する
ことができ、早い流速によって噴射される燃料の気化・
霧化を促進することができるうえ、燃料が点火プラグに
近い位置から作動室内に供給されるので、ロータリピス
トンエンジンにおいて問題となる点火プラグまでの燃料
の移動距離が短くなり、このような構造的利点のため、
ロータリピストンエンジンの低中負荷運転時における燃
焼性がさらに向上され、その結果大幅なl−IC及び燃
費の低減を図ることができる。
間、気筒間を流れる吸気の流れに乗せて燃料を噴射する
ことができ、早い流速によって噴射される燃料の気化・
霧化を促進することができるうえ、燃料が点火プラグに
近い位置から作動室内に供給されるので、ロータリピス
トンエンジンにおいて問題となる点火プラグまでの燃料
の移動距離が短くなり、このような構造的利点のため、
ロータリピストンエンジンの低中負荷運転時における燃
焼性がさらに向上され、その結果大幅なl−IC及び燃
費の低減を図ることができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を添付の図面を参照しながら、具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図に2気筒ロータリピストンエンジンを図式的に示
すように、ロータリピストンエンジンEは、フロント、
リヤ2つの気筒F、Rで構成され、これらフロント、リ
ヤの気筒F、Rを隔てる中間ハウジングlの両側面1f
、Irには、1次吸気ボート2r、2rが開口される一
方、各外壁を構成する各サイドハウジング3.4の内側
面3i、4iには、2次吸気ポート5f、5rが開口さ
れている。
すように、ロータリピストンエンジンEは、フロント、
リヤ2つの気筒F、Rで構成され、これらフロント、リ
ヤの気筒F、Rを隔てる中間ハウジングlの両側面1f
、Irには、1次吸気ボート2r、2rが開口される一
方、各外壁を構成する各サイドハウジング3.4の内側
面3i、4iには、2次吸気ポート5f、5rが開口さ
れている。
そしてよく知られているように、各気筒F、Rのロータ
6r、6rは、各頂辺をロータハウジング7[,7rの
トロコイド内周面に摺接さ什っつ遊星回転運動を行なっ
て、吸入、圧縮、爆発、燃焼。
6r、6rは、各頂辺をロータハウジング7[,7rの
トロコイド内周面に摺接さ什っつ遊星回転運動を行なっ
て、吸入、圧縮、爆発、燃焼。
排気の各行程を連続的に繰返す。
上記各1次吸気ポート2[,2rは、1次吸気通路8の
集合部8cから分岐した各分岐1次吸気通路8f、8r
に連通され、1次吸気通路8の集合部8Cの上流には、
エンジンの負荷に応じて開閉される1次スロットル弁9
が介設されている。
集合部8cから分岐した各分岐1次吸気通路8f、8r
に連通され、1次吸気通路8の集合部8Cの上流には、
エンジンの負荷に応じて開閉される1次スロットル弁9
が介設されている。
また、上記各2次吸気ポート5r、5rは、2次吸気通
路IOの集合部10cから分岐した各分岐2次吸気通路
10r、IOrに連通され、2次吸気通路IOの集合部
10cの上流には、1次スロットル弁9示設定1)6度
以上に開かれるとこれに連動して開かれる2次スロット
ル弁IIが介設されている。
路IOの集合部10cから分岐した各分岐2次吸気通路
10r、IOrに連通され、2次吸気通路IOの集合部
10cの上流には、1次スロットル弁9示設定1)6度
以上に開かれるとこれに連動して開かれる2次スロット
ル弁IIが介設されている。
第1図に示すように、上記中間ハウジングlには、その
厚み方向に貫通してフロント リヤ2つの気筒F、Hの
作動室12f、12rを連通する連通孔13を設け、こ
の連通孔13には、これを開閉する制御弁14を介設し
ている。
厚み方向に貫通してフロント リヤ2つの気筒F、Hの
作動室12f、12rを連通する連通孔13を設け、こ
の連通孔13には、これを開閉する制御弁14を介設し
ている。
第2図にフロント側の気筒Fについて示すように、上記
連通孔13は、そのフロント側開口13fのQiZか、
1次或いは2次吸気ポート2r、5fよりもロータ6F
の回転方向にみてリーディング側に設定され、仮想線O
で示すロータ位相で開かれ始め、仮想線Cで示すロータ
位相で最終的に閉じられるように、その開口縁が設定さ
れている。
連通孔13は、そのフロント側開口13fのQiZか、
1次或いは2次吸気ポート2r、5fよりもロータ6F
の回転方向にみてリーディング側に設定され、仮想線O
で示すロータ位相で開かれ始め、仮想線Cで示すロータ
位相で最終的に閉じられるように、その開口縁が設定さ
れている。
この連通孔13の機能をより具体的に第3図に示すタイ
ムチャートを用いて説明する。
ムチャートを用いて説明する。
まず、フロント側ロータ6rが吸気上死点TDCを通過
すると、僅かのタイミング遅れで(クランク角で例えば
ATDC32°)、フロント側1次(2次)吸気ボート
2f(5f)が開かれ始め、フロント側1次(2次)吸
気ボート2fC5f)の開きのタイミングから僅かに遅
れて(クランク角で例えばATDC75°)、連通孔1
3のフロント側開口13「が開かれ始める(第2図O参
照)。
すると、僅かのタイミング遅れで(クランク角で例えば
ATDC32°)、フロント側1次(2次)吸気ボート
2f(5f)が開かれ始め、フロント側1次(2次)吸
気ボート2fC5f)の開きのタイミングから僅かに遅
れて(クランク角で例えばATDC75°)、連通孔1
3のフロント側開口13「が開かれ始める(第2図O参
照)。
一方、リヤ側の1次(2次)吸気ボート2r(5r)は
、フロント側1次(2次)の吸気ボート2f(5「)お
よび連通孔13のフロント側開口13fが開かれるタイ
ミングでは依然として開かれており、フロント側開口1
3fが開かれた後、しばらくして閉じられる。また、連
通孔13のリヤ側開口13rは、リヤ側1次(2次)吸
気ボート2r(5r)の閉タイミングから所定のタイミ
ングだけ遅れて閉じられるので、これが閉じられるまで
の時間で1の間、連通孔13はフロント側、リヤ側両方
の吸気作動室12f、12rに連通している。
、フロント側1次(2次)の吸気ボート2f(5「)お
よび連通孔13のフロント側開口13fが開かれるタイ
ミングでは依然として開かれており、フロント側開口1
3fが開かれた後、しばらくして閉じられる。また、連
通孔13のリヤ側開口13rは、リヤ側1次(2次)吸
気ボート2r(5r)の閉タイミングから所定のタイミ
ングだけ遅れて閉じられるので、これが閉じられるまで
の時間で1の間、連通孔13はフロント側、リヤ側両方
の吸気作動室12f、12rに連通している。
この連通時間τ、の間では、リヤ側の気筒Rの吸気作動
室12rは吸気行程終期から圧縮行程初期に移行する段
階で、吸気行程の前半にあるフロント側気筒Fの吸気作
動室12fよりも圧力が高くなっており、矢印Aで示す
ように、吸気は連通孔13を通してリヤ側吸気作動室1
2rからフロント側吸気作動室12fに流れる。したが
って上記時間τ1の間、吸気行程の前半にあるフロント
側吸気作動室12fには連通孔13を通して吸気が充填
され、またリヤ側吸気作動室12rでは、圧力上昇が行
なわれないままに移行する。
室12rは吸気行程終期から圧縮行程初期に移行する段
階で、吸気行程の前半にあるフロント側気筒Fの吸気作
動室12fよりも圧力が高くなっており、矢印Aで示す
ように、吸気は連通孔13を通してリヤ側吸気作動室1
2rからフロント側吸気作動室12fに流れる。したが
って上記時間τ1の間、吸気行程の前半にあるフロント
側吸気作動室12fには連通孔13を通して吸気が充填
され、またリヤ側吸気作動室12rでは、圧力上昇が行
なわれないままに移行する。
そして、リヤ側気筒Rの1次(2次)吸気ボート2r(
5r)は、連通孔13のリヤ側開口13rが閉じられる
タイミングと前後して再び開かれ始め、次いで、リヤ側
開口13rが開かれる。また、フロント側気筒Fについ
て、吸気下死点BDCを過ぎると、1次(2次)吸気ボ
ート2f(5f)が閉じられ(クランク角にして、例え
ばABD040°)、さらに所定のタイミング遅れて連
通孔13のフロント側開口!3rか閉じられる(クラン
ク角にして、例えばABDCl 35°)。
5r)は、連通孔13のリヤ側開口13rが閉じられる
タイミングと前後して再び開かれ始め、次いで、リヤ側
開口13rが開かれる。また、フロント側気筒Fについ
て、吸気下死点BDCを過ぎると、1次(2次)吸気ボ
ート2f(5f)が閉じられ(クランク角にして、例え
ばABD040°)、さらに所定のタイミング遅れて連
通孔13のフロント側開口!3rか閉じられる(クラン
ク角にして、例えばABDCl 35°)。
この吸気下死点BDC以後、フロント側開口I3fが閉
じられるまでの間では、連通孔13のフロント側、リヤ
側開口13r、13rはともに開かれていて、この時間
τ、(τ2=τ1)の間、今度は圧力の高いフロント側
吸気作動室12fから気が流れ、フロント側吸気作動室
12rの圧力上昇が抑制され、リヤ側吸気作動室12r
への吸気の充填が行なわれる。
じられるまでの間では、連通孔13のフロント側、リヤ
側開口13r、13rはともに開かれていて、この時間
τ、(τ2=τ1)の間、今度は圧力の高いフロント側
吸気作動室12fから気が流れ、フロント側吸気作動室
12rの圧力上昇が抑制され、リヤ側吸気作動室12r
への吸気の充填が行なわれる。
この連通孔13のフロント側開口13rが閉じられると
、それ以後フロント側気筒Fでは、圧縮行程が開始され
ることになるが、この閉位置での吸気作動室12rの容
積がスロットル弁9を全開した状態で、アイドリング運
転時の要求充填量換言すれば、最少要求充填量より多く
なるように設定する。つまり、第2図の仮想線Cで示す
連通孔13の閉タイミングを決定する開口縁位置は、上
記の最少要求充填量を満足する位置よりロータの回転方
向でみてトレーリング側に設定する。
、それ以後フロント側気筒Fでは、圧縮行程が開始され
ることになるが、この閉位置での吸気作動室12rの容
積がスロットル弁9を全開した状態で、アイドリング運
転時の要求充填量換言すれば、最少要求充填量より多く
なるように設定する。つまり、第2図の仮想線Cで示す
連通孔13の閉タイミングを決定する開口縁位置は、上
記の最少要求充填量を満足する位置よりロータの回転方
向でみてトレーリング側に設定する。
次に、連通孔I3に介設した制御弁14およびスロット
ル弁、特に1次スロットル弁9の制御方式について説明
する。
ル弁、特に1次スロットル弁9の制御方式について説明
する。
第4図はその制御系を示すもので、図示の如く、アクセ
ルペダル16によって開閉される1次スロットル弁9に
対し、2次スロットル弁1!はリンク機構17を介して
連動する一方、連通孔13の制御弁14に対しては、負
圧応動式のダイヤフラム装置よりなるアクチュエータ1
8か設けられている。このアクチュエータ18に1次ス
ロットル弁9下流の吸気負圧を導く負圧導入通路19に
は、3方ソレノイド弁20と遅延弁2Iとが介設され、
3方ソレノイド弁20に対しては、制御回路22が設け
られている。
ルペダル16によって開閉される1次スロットル弁9に
対し、2次スロットル弁1!はリンク機構17を介して
連動する一方、連通孔13の制御弁14に対しては、負
圧応動式のダイヤフラム装置よりなるアクチュエータ1
8か設けられている。このアクチュエータ18に1次ス
ロットル弁9下流の吸気負圧を導く負圧導入通路19に
は、3方ソレノイド弁20と遅延弁2Iとが介設され、
3方ソレノイド弁20に対しては、制御回路22が設け
られている。
この制御回路22は、1次スロットル弁9に対して設け
たスロットル開度センサ23によって検出される1次ス
ロットル弁9のスロットル開度を基本人力として、3方
ソレノイド弁20を以下の如く制御する。
たスロットル開度センサ23によって検出される1次ス
ロットル弁9のスロットル開度を基本人力として、3方
ソレノイド弁20を以下の如く制御する。
この3方ソレノイド弁20は、制御回路22からオン信
号が印加されると、負圧導入通路19を連通ずるように
駆動され、オフされると、該通路の連通を遮断して、大
気ボート20a側に切換え、アクチュエータ18には、
エアフィルタ24を介して大気を作用させる。
号が印加されると、負圧導入通路19を連通ずるように
駆動され、オフされると、該通路の連通を遮断して、大
気ボート20a側に切換え、アクチュエータ18には、
エアフィルタ24を介して大気を作用させる。
そして、アクチュエータ18は、負圧導入通路19から
の吸気負圧が導入されると、第4図に図示した如く、制
御弁14を全開状態に保持し、大気圧が導入されたとき
に制御弁14を閉作動させる。アクチュエータ18と3
方ソレノイド弁20との間に介設した遅延弁21は、制
御弁14を“開”から“閉”に切換える際に、その作動
を遅延させ、運転状態が急変するのを回避する。
の吸気負圧が導入されると、第4図に図示した如く、制
御弁14を全開状態に保持し、大気圧が導入されたとき
に制御弁14を閉作動させる。アクチュエータ18と3
方ソレノイド弁20との間に介設した遅延弁21は、制
御弁14を“開”から“閉”に切換える際に、その作動
を遅延させ、運転状態が急変するのを回避する。
第5図に、1次スロットル弁9のスロットル開度と制御
弁I4の開閉状態を示すように、スロットル開度か設定
開度O8以下の低負荷運転時には、制御弁14は全開で
、設定開度θ。を越えて大きくなると、制御弁14は全
閉される。
弁I4の開閉状態を示すように、スロットル開度か設定
開度O8以下の低負荷運転時には、制御弁14は全開で
、設定開度θ。を越えて大きくなると、制御弁14は全
閉される。
第4図に示す制御系でいえば、スロットル開度が設定開
度θ。に達したことを制御回路22が判定したときには
、制御回路22は3方ソレノイド弁20に印加する信号
をオンからオフに切換え、吸気負圧をカットして、制御
弁14を全閉する。
度θ。に達したことを制御回路22が判定したときには
、制御回路22は3方ソレノイド弁20に印加する信号
をオンからオフに切換え、吸気負圧をカットして、制御
弁14を全閉する。
なお、アイドル運転時は、制御弁14を全開としてもよ
い。
い。
この場合、上記の設定開度O8は、エンジンの出力特性
を考慮して設定する。即ち、連通孔I3を開状態に維持
したまま、スロットル開度を増加させていったときに、
エンジンの出力がそれ以上には上昇しなくなる限界のス
ロットル開度を実験−一。
を考慮して設定する。即ち、連通孔I3を開状態に維持
したまま、スロットル開度を増加させていったときに、
エンジンの出力がそれ以上には上昇しなくなる限界のス
ロットル開度を実験−一。
的に見い出し、これをもって設定開度θ。とする。
そして、この設定開度θ。を越えたときに、制御弁14
を閉作動さけるのは、主として、エンジンの充填空気量
を確保するためである。
を閉作動さけるのは、主として、エンジンの充填空気量
を確保するためである。
上記の吸気系を採用した場合に得られる回転数−出力ト
ルク特性をスロットル開度θをパラメータとして第6図
に示す。この場合、スロットル開度θは、連通孔なしの
従来システムにおいて設定されるスロットル開度より若
干太き目の設定とし、吸気負圧を相当′に低下させた状
態で運転する。このようにして、低負荷運転時における
ボンピング損失を大幅に低減させることができると共に
、従来のエンジンと同様の制御が可能となる。
ルク特性をスロットル開度θをパラメータとして第6図
に示す。この場合、スロットル開度θは、連通孔なしの
従来システムにおいて設定されるスロットル開度より若
干太き目の設定とし、吸気負圧を相当′に低下させた状
態で運転する。このようにして、低負荷運転時における
ボンピング損失を大幅に低減させることができると共に
、従来のエンジンと同様の制御が可能となる。
次に、第7図には、以上説明した吸気構造に、本発明に
かかる燃料供給システムを加えた吸気システムを示す。
かかる燃料供給システムを加えた吸気システムを示す。
通常は、各1次吸気ボート2r、 2rに燃料噴射ノズ
ル25を設けて、全運転領域にわたり必要な燃料を供給
するようにしているが、第7図に示す実施例では、中間
ハウジング■に設ける連通孔13のほぼ中央にいま一つ
の燃料噴射ノズル26を共通に設け、連通孔13の制御
弁14が開かれる運転時、つまり、スロットル開度が前
記設定開度θ。に達する迄の間、連通孔13に燃料を噴
射供給するようにする。つまり、この間は、各1次吸気
ボート2f、2rに臨設する燃料噴射ノズル25゜25
に代って連通孔13の燃料噴射ノズル26から燃料を供
給する。
ル25を設けて、全運転領域にわたり必要な燃料を供給
するようにしているが、第7図に示す実施例では、中間
ハウジング■に設ける連通孔13のほぼ中央にいま一つ
の燃料噴射ノズル26を共通に設け、連通孔13の制御
弁14が開かれる運転時、つまり、スロットル開度が前
記設定開度θ。に達する迄の間、連通孔13に燃料を噴
射供給するようにする。つまり、この間は、各1次吸気
ボート2f、2rに臨設する燃料噴射ノズル25゜25
に代って連通孔13の燃料噴射ノズル26から燃料を供
給する。
これは、連通孔I3の制御弁111が開かれているエン
ジンの低負荷運転時にあっては、連通孔13を通る混合
気の流速が各1次吸気ボート2f、 2rにおける流速
よりも早くなるので、連通孔13が連通されたタイミン
グで連通孔13に燃料を噴射することにより、燃料の気
化、霧化を良好なものとすることができるからである。
ジンの低負荷運転時にあっては、連通孔13を通る混合
気の流速が各1次吸気ボート2f、 2rにおける流速
よりも早くなるので、連通孔13が連通されたタイミン
グで連通孔13に燃料を噴射することにより、燃料の気
化、霧化を良好なものとすることができるからである。
そして、連通孔13のフロント側、リヤ側開口1:H,
13rから作動室12f、12rに供給される燃料は、
これら開口が一次吸気ボート2f、 2rよりリーデ
ィング側に設定されているため、短い移動距離で点火プ
ラグ27C,28[,27r、28rに達し、良好に着
火燃焼されるようになる。したがって、この燃料噴射ノ
ズル26の連通孔13への配置は二重の意味でロータリ
ピストンエンジンの低色イ:す運転時における燃焼性を
向上させることができる。
13rから作動室12f、12rに供給される燃料は、
これら開口が一次吸気ボート2f、 2rよりリーデ
ィング側に設定されているため、短い移動距離で点火プ
ラグ27C,28[,27r、28rに達し、良好に着
火燃焼されるようになる。したがって、この燃料噴射ノ
ズル26の連通孔13への配置は二重の意味でロータリ
ピストンエンジンの低色イ:す運転時における燃焼性を
向上させることができる。
なお、第7図において、第1図の乙のと同じらのについ
ては同一番号を付してこれ以上の説明を省略する。また
、第7図では、2次吸気系は簡単のため省略している。
ては同一番号を付してこれ以上の説明を省略する。また
、第7図では、2次吸気系は簡単のため省略している。
第8図には、上記連通孔13に設ける燃料噴射ノズル2
6の組付構造を示す。
6の組付構造を示す。
第8図に示すように、この組付構造では、連通孔13の
一部をなす孔部13’ を下部に設けた組付用ブロック
29を別に設け、予めこの組付用ブロック29に燃料噴
射ノズル26をノズル部が孔部13゛ に臨むように挿
入したうえで固定しfこ後、ブロックごと中間ハウジン
グlに設けた取付穴部30に嵌合固定するようにしてい
る。この場合、取付穴部30と組付用ブロック29との
間のソールは、2つのO−リング31により行ない、燃
料噴射ノズル26と組付用ブロック29との間のノール
は、0−リング32により行なうようにすればよい。
一部をなす孔部13’ を下部に設けた組付用ブロック
29を別に設け、予めこの組付用ブロック29に燃料噴
射ノズル26をノズル部が孔部13゛ に臨むように挿
入したうえで固定しfこ後、ブロックごと中間ハウジン
グlに設けた取付穴部30に嵌合固定するようにしてい
る。この場合、取付穴部30と組付用ブロック29との
間のソールは、2つのO−リング31により行ない、燃
料噴射ノズル26と組付用ブロック29との間のノール
は、0−リング32により行なうようにすればよい。
以上説明したように、本発明は、連通路の閉タイミング
をエンジンの最少要求充填量より多くの空気が作動室に
残るように設定し、吸気量はスロットル弁で制御するよ
うにして、ボンピング損失を可及的に低減させることが
でき、エンジンの運転状態に有効に追随した吸気量の制
御が行なえる実現性の高いロータリピストンエンジンの
吸気システムについて、最適な燃料供給構造を提供する
ものである。
をエンジンの最少要求充填量より多くの空気が作動室に
残るように設定し、吸気量はスロットル弁で制御するよ
うにして、ボンピング損失を可及的に低減させることが
でき、エンジンの運転状態に有効に追随した吸気量の制
御が行なえる実現性の高いロータリピストンエンジンの
吸気システムについて、最適な燃料供給構造を提供する
ものである。
なお、上記実施例では2気筒のロータリピストンエンジ
ンについて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、3気筒のロータリピストンエンジンにも適用
することができる。
ンについて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、3気筒のロータリピストンエンジンにも適用
することができる。
また、制御弁としては、図示のバタフライ弁のほか、ロ
ークリバルブを用いることもできる。
ークリバルブを用いることもできる。
第1図は本発明の実施例にかかるロータリピストンエン
ジンの吸気、構造を示す断面説明図、第2図は連通孔の
形状を示すロータリピストンエンジンの側面説明図、第
3図は吸気ボートと連通孔の開閉動作を示すタイムチャ
ート図、第4図はスロットル弁と制御弁の制御システム
を示す概略構成図、第5図はスロットル弁と制御弁の開
閉動作を示す開度のグラ乙第6図はエンジン回転数を変
化させたときの出力トルクの変化をスロットル開度をパ
ラメータとして示すグラフ、第7図は本発明の実施例を
示すロータリピストンエンジンの展開説明図、第8図は
連通孔部に装着する燃料噴射ノズルの取付構造を示す断
面図である。 FlR・・・フロント側、リヤ側気筒、 8.10・
・・1次、2次吸気通路、 9.+l川用、2次スロ
ットル弁、 13・・・連通孔、 14・・・制御
弁、18・・・アクチュエータ、26・・・燃料噴射ノ
ズル。 第1閾 第6図 第7図
ジンの吸気、構造を示す断面説明図、第2図は連通孔の
形状を示すロータリピストンエンジンの側面説明図、第
3図は吸気ボートと連通孔の開閉動作を示すタイムチャ
ート図、第4図はスロットル弁と制御弁の制御システム
を示す概略構成図、第5図はスロットル弁と制御弁の開
閉動作を示す開度のグラ乙第6図はエンジン回転数を変
化させたときの出力トルクの変化をスロットル開度をパ
ラメータとして示すグラフ、第7図は本発明の実施例を
示すロータリピストンエンジンの展開説明図、第8図は
連通孔部に装着する燃料噴射ノズルの取付構造を示す断
面図である。 FlR・・・フロント側、リヤ側気筒、 8.10・
・・1次、2次吸気通路、 9.+l川用、2次スロ
ットル弁、 13・・・連通孔、 14・・・制御
弁、18・・・アクチュエータ、26・・・燃料噴射ノ
ズル。 第1閾 第6図 第7図
Claims (1)
- (1)主吸気ポートより遅れて閉じられる連通路で気筒
間を連通し、気筒間の位相差に応じて、吸気を気筒間で
流通させるようにしたロータリピストンエンジンにおい
て、 燃料供給手段を上記連通路に臨ませ、該連通路から作動
室へ燃料を供給するようにしたことを特徴とするロータ
リピストンエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22062486A JPS62157238A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | ロ−タリピストンエンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22062486A JPS62157238A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | ロ−タリピストンエンジンの吸気装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60294603A Division JPH0656109B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | ロ−タリピストンエンジンの吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62157238A true JPS62157238A (ja) | 1987-07-13 |
Family
ID=16753887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22062486A Pending JPS62157238A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | ロ−タリピストンエンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62157238A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944806A (ja) * | 1972-08-14 | 1974-04-27 |
-
1986
- 1986-09-17 JP JP22062486A patent/JPS62157238A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944806A (ja) * | 1972-08-14 | 1974-04-27 |
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