JPS62156620A

JPS62156620A - 液晶表示装置

Info

Publication number: JPS62156620A
Application number: JP29744485A
Authority: JP
Inventors: Takaaki Kurihara; 栗原　孝明; Kazuo Kawasaki; 和雄川崎
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-12-28
Filing date: 1985-12-28
Publication date: 1987-07-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明は、数字、文字、記号などの表示を行う液晶表示
装置に関する。

［発明の技術的背景とその問題点コ＝　自９　「　３υ　Ω　夷　Ｇモ　拭　７９　け　　
　　）禿　ロ日　雷　鳥暇　を　■埒　ｎウ　六　ね　
を−２枚のガラス基板を約１０μの間隔に保持し、この
間に液晶を封入し、表面に偏光板を配置した構成とされ
ている。

上記構成の液晶表示装置では、透明電極を形成された２
枚のガラス基板の間を樹脂あるいはガラス等で形成され
たスペーサで保持している。そして、その間隔が０．５
μ内外で変動するとその部分が干渉色により色づき、色
むらが発生し、表示品位が著しく損われる。

一方、液晶表示装置のガラス基板には、ソーダ・ライム
ガラス、ホウケイ酸ガラス、あるいは石英ガラス等から
なるガラス薄板が用いられるが、ホウケイ酸ガラス、石
英ガラスはコストが高いので、ソーダ・ライムガラスか
らなるガラス１板が用いられることが多い。

ソーダ・ライムガラスのガラス薄板の製３Ｂ方法には、
コルバーン、フロート、フュージョン法等があり、たと
えばコルバーン法では、垂直にガラスを引っばり上げた
後、ベンディングロールと呼ばれるローラーで巻くよう
にして水平方向に引っばりカラス薄板を製造する。しか
しながらこのようなコルバーン法では、ローラーに接し
ている内側のガラス面と外側のガラス面とまでのローラ
ー中心からの径の差や回転むら等により、ローラーに平
行に波打ちが生じる。

また、フロート法では、溶融３ｎの自由界面に溶融ガラ
スを流して製造するが、溶融Ｓｎ上にガラスを流した際
に、ガラスは人為的に広げられ、Ｓｎ界面から出される
時には、再び引っばられなから挟まれるために、ガラス
の表面に流れ方向と平行に波打ちが生じる。

したがって、このようなガラス薄板からなるガラス基板
で構成された従来の液晶表示装置では、その製造時に形
成されたカラス薄板表面の波打ちのためにガラス基板間
に間隔むらが生じ、波状の色むらが生じて表示品位が著
しく損われる。また、この色むらは波打ちの組み合わせ
方により、横にしまの現われるもの、縦にしまの現われ
るもの、あるいは網の目のように現われるもの等いろい
ろな場合があり、品質的に不均一になるという問題があ
る。また、液晶表示装置を高い時分割数で駆動すること
が要求される場合には、ガラス基板の波打ちによる間隔
むらにより応答むらが発生するという問題もある。

［発明の目的１本発明はこのような問題を改善するためになされたもの
で、品質が均一で、カラス薄板の製造時に形成されるガ
ラス基板の表面の波打ちによる間隔むらにより生じる色
むら、応答むら等を従来に比べて大幅に低減した良質な
液晶表示装置を提供しようとするものである。

［発明の概要］すなわち本発明は、透明電極が形成され対向配置された
複数のガラス基板と、これらのガラス基板間に挟持され
た液晶と、前記ガラス基板の表面に配置された偏光板と
からなる液晶表示装置において、前記複数のガラス基板
を、これらのガラス基板の製造時に表面に形成された波
打ちの方向を一方向に揃えて対向配置したことにより、
色むら、応答むら等を従来に比べて大幅に低減させたち
のである。

［発明の実施例コ以下本発明の詳細を図面に示す一実施例について説明す
る。

第１図は、本発明の一実施例の液晶表示装置を示すもの
で、この実施例では、フロート法により製造されたガラ
ス薄板からなり、表面に透明電極を形成され、偏光板を
貼付されたガラス基板１ａ。

１ｂが、スペーサ２により約１０μの間隔に保持されて
おり、このガラス基板１ａとガラス基板１ｂとの間には
、液晶３が配置されている。そして、このガラス基板１
ａとガラス基板１ｂとは、波打ちの方向を図示矢印方向
に一方向に合わせられ、この方向は、液晶表示装置の表
示部の長手方向に平行とされている。なお、ここで波打
ちの方向とは、波の進行方向と直交する直線方向をいう
。

上記構成のこの実施例の液晶表示装置を製造する場合に
は、カラス薄板製造時には必ず表面に波打ちができるの
で、ガラス切り出し時にパターニング用フォトマスクに
合わせて波打ちの方向が一方向になるように合わせてお
けば、液晶表示装置組立後には波打ちの方向を一方向に
揃えることができる。

このような液晶表示装置の間隔むらの状態を調べる方法
として、たとえば次のような方法がある。

すなわち、偏光板を貼付していない液晶表示装置をＮａ
ランプ下で見るとガラス基板の間隔の変動に応じ干渉し
まが現れる。そしてこの干渉しまは間隔むらが少ないほ
どその数が少なくなる。したがって、Ｎａランプ下でこ
の干渉しまの本数を数えて比較することにより間隔むら
の良否を調べることができる。

このような方法で上記構成のこの実施例の液晶表示装置
と、同様な形状の波打ち方向を合わせていない従来の液
晶表示装置との間隔むらの状態を比較すると、Ｎａラン
プ下で現れる干渉しまの本数は、この実施例の液晶表示
装置の方が従来の液晶表示装置に比べて１本から２本減
少する。また、この実施例の液晶表示装置では、干渉し
まの本数は個体間で一定している。

なお、この実施例において、ガラス基板１ａ。

１ｂの波打ちの方向を長手方向に合わせたのは、以下の
ような理由による。

すなわち、第２図のグラフに示すように、１０印あたり
に出現する干渉しまの本数をＮとし、ガラス基板の縦、
横（良視角方向から見て）の長さの比をＲ＝（縦の長さ
）／（横の長さ）とし、縦軸にＮ、横軸にＲをとり、Ｒ
の値を変化させ、Ｎの圃をプロットすると、実線Ａのよ
うになる。〈ただし面積は１００ｃイ以上で、使用ガラ
スはフロート法によるソーダ・ライムガラスである。）
このグラフかられかるように、ガラス基板の縦、横の長
さの比によって間隔むらを減少させることができる。す
なわち、波の進行方向と直交する直線方向を波打ち方向
とすると、波打ち方向をガラス基板の長手方向に揃え、
横長のガラス基板にはガラスの波打ち方向を横の方向に
合わせ、縦長のガラス基板には縦の方向に合わせること
によって、間隔むらを減少させることができる。

たとえば、縦方向長さがｉｉｏｍｍで横方向長さが２８
０醋のガラス基板により構成される液晶表示装置の場合
、ガラス基板の波打ちの方向を縦方向に合わせたものと
横方向に合わせたものをＮａランプ下で現われる干渉し
まの数を比較すると、波打ち方向を横方向に合わせた場
合はほぼ１本捏度であるのに対し、縦方向に合ねた場合
は３本捏度である。

また、波打ちの方向の方向性は、ガラス基板の周辺をシ
ーリングしている材料の到着力にもｔＶすることから、
ガラス基板の波打ちの方向を、ガラス基板の長手方向と
することが好ましい。

すなわち、この実施例の液晶表示装置では、ガラス薄板
の製造時に形成されるガラス基板の波打ちの方向を一方
向に揃え、さらに、この波打ちの方向をガラス基板の長
手方向に揃えてガラス基板を配置したので、間隔むらを
減少させ、色むら、応答むらを従来に比べて大幅に低減
することができ、品質を均一化することができる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明の液晶表示装置では、ガラ
ス薄板の製造時に形成されるガラス基板の波打ちの方向
を、一方向に揃えてガラス基板を配置したので、ガラス
基板の間隔むらを減少させることができ、色むら、応答
むらを従来に比べて大幅に低減させ、品質を均一化する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の液晶表示装置を示す説明図
、第２図はガラス基板の縦横の長さの比と干渉しまの数
との関係を示すグラフである。１ａ、１ｂ・・・ガラス基板２・・・・・・・・・・・・・・・スペーサ３・・・・
・・・・・・・・・・・液晶比　願　人　　　　株式会
社　東芝代理人　弁理士　　須　山　佐　− 第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透明電極が形成され対向配置された複数のガラス
基板と、これらのガラス基板間に挟持された液晶と、前
記ガラス基板の表面に配置された偏光板とからなる液晶
表示装置において、前記複数のガラス基板を、これらの
ガラス基板の製造時に表面に形成された波打ちの方向を
一方向に揃えて対向配置したことを特徴とする液晶表示
装置。
（２）複数のガラス基板は、波打ちの方向を液晶表示装
置の長手方向と平行に揃えて対向配置された特許請求の
範囲第１項記載の液晶表示装置。