JPS62156254A - テンパーカラー着色が少なくかつ耐発銹性の優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法 - Google Patents

テンパーカラー着色が少なくかつ耐発銹性の優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法

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JPS62156254A
JPS62156254A JP29278185A JP29278185A JPS62156254A JP S62156254 A JPS62156254 A JP S62156254A JP 29278185 A JP29278185 A JP 29278185A JP 29278185 A JP29278185 A JP 29278185A JP S62156254 A JPS62156254 A JP S62156254A
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stainless steel
ferritic stainless
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less
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Kiyoshi Inanaga
稲永 潔
Seiichi Takeda
誠一 竹田
Hiroshi Arai
宏 新井
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NIPPON KINZOKU KOGYO KK
Nippon Metal Industry Co Ltd
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NIPPON KINZOKU KOGYO KK
Nippon Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (If、梁上の利用分野) 本発明は、電子レンジ、ガスレンジなどのように、その
使用条件下で200〜500℃程度に加熱された場合に
も、テンパーカラー着色が少なく、かつ耐発銹性の優れ
たフェライト系ステンレス鋼に関する。
(従来技術) 従来、電子レンジの内装部品にはホーロー加工のl父素
鋼などが使用されているが、耐熱性、耐食性とも良好で
ある反面、重い、割れやすい、基材の露出部分が腐食し
やすいなどの欠点を有している。そのため、高級品には
ステンレス鋼が使用されており、鋼種としては電波効率
の面からオーステナイト系が望ましいが、内部設計の変
更によって数片されるため、コスト的に安価なフェライ
ト系が上に使用されている。
しかし、多機能の電子レンジ、ガスレンジ等又は自動二
輪車のエキゾーストパイプなどは使用時200〜500
℃の加熱を受けるため1通常のステンレス鋼を内装部品
として用いた場合には、耐酸化性は良好であるものの、
テンパーカラー着色が生じ、著しい商品価値の低下を招
くばかりでなく、食1!!などを含んだ付着物による腐
食に対して抵抗性の劣化を招いていた。
テンパーカラー着色とは、表面に形成された酸化皮膜で
の光の干渉によって生じる現象であり、酸化皮膜厚さが
200オングストロ一ム程度までは金属光沢を示すが、
皮11!2が厚くなるにつれ、干渉が明瞭になり逆に金
14特有の光沢が失われるようになる。
また、テンパーカラー着色した酸化皮膜はミクロ的に多
孔質な皮膜であり、そして皮膜下のマトリックスにクロ
ム欠乏層を生じさせるため、テンパーカラー着色が進む
程に耐誘性が劣化する。
(9,明の目的) 本発明は、電子レンジ、ガスレンジなどのように、その
使用条件下で200〜500℃程度の空気中加熱を受け
た場合にも、テンパーカラー着色が少なくかつ耐発話性
の優れたフェライト系ステンレス鋼を得ることを目的と
する。
(発明の構成) 本発明者らは、ステンレス鋼の合金成分と光輝焼鈍によ
りその表面に形成される酸化皮膜との関連を種々研究す
ることにより、フェライト系ステンレス鋼表面に特定の
酸化皮膜を形成させた際に、著しくテンパーカラー特性
が改善されるとともに、#発話性も改善されることを見
出した。
すなわち1本発明は、重量%でC:0.2%以下、 M
 n : 2 、0%以下、Cr:13.0〜20.0
%、Mo:0.3〜3.0.残部F e tt7A木成
分としこれにSi0.3〜3.0%およびまたはAil
、O〜4.0%を添加したフェライト系ステンレス鋼を
、SiおよびまたはAlの選択酸化が生じるような雰囲
気中で光輝焼鈍することにより、酸化皮膜中のSi、A
文の含有量をマトリックス中よりも富化させて耐テンパ
ーカラー着色性を付与させるとともに、耐発話性をも付
与したものである。
具体的には、本発明は次の通りである。
iT< !ti%−cc : 0 、2%以下、 M 
n : 2 、0%以下、Cr: L3.O〜20.0
%、Mo:0.3〜3.O9残部Fe及び不純物から成
る基本成分のフェライト系ステンレス鋼に対して、〈0
合金成分元素としてSi:0.3〜3.0%を添加し、
Siが選択酸化する雰囲気で光輝焼鈍を施し、その表面
にSi含有量の富化された酸化皮膜を設ける。
(お合金成分元素としてSf:3.0%以下およびAi
l:1.0〜4,0%の両者を添加し、Alおよびまた
はSiが選択酸化する雰囲気で光輝焼鈍を施し、その表
面にAlおよびまたはSi含有量の富化された酸化皮膜
を設ける。
なお、上記■の実施の態様としては、Si添加凝を0.
3〜3.0%としてAuとSi双方の含有量が富化した
酸化皮膜を得る場合と、Si添加驕を0.3%未満とし
て主にA交合有礒が富化した酸化皮膜を得る場合とがあ
る。また1通常用いられるフェライト系ステンレス鋼に
は1.0%以下程度のSiは不可避的に含有されている
ものであるから、Si添加を特に、0図しなくても、そ
のSi含有量に応じて、AMとSi双方の含有量が富化
した酸化皮膜あるいは主にAl含有賃が富化した酸化皮
膜のいずれかが得られることになる。
前記■、(すにより、テンパーカラー着色が少なくかつ
耐発話性の優れたフェライト系ステンレス鋼が得られる
次に、本発明合金における各成分の限定理由を述べる。
C、M n 、 Crについては、JISにも規定され
るごとき一般的なフェライト系ステンレス鋼の成分範囲
とし、それぞれC:0.2%以下、 M n:2.0%
以下、Cr:13.0〜20.0%とした。
Siは0.3%未満では選択酸化の効果が少なく、3.
0%を越えると加工性が劣化するので0.3〜3.0%
の範囲とした。なお、Al添加の場合には、へ交添加に
よる耐テンパーカラー着色性と耐発話性の効果が期待で
きるので、Siは必ずしも0.3〜3.0%である必要
はなく、したがってこの場合には、Siは一般的なフェ
ライト系ステンレス鋼の成分範囲1.0%以下であって
もよい。
AfLは1.0%未満では選択酸化の効果が少なく、4
.0%を越えると加工性が劣化するので1.0〜4.0
%の範囲とした。
MOは0.3%未満では耐発話性の効果が少なく、3.
0%を越えると加工性が劣化し、コストも上がるため0
.3〜3.0%の範囲とした。
次に本発明を実施例によって説明する。
(実施例) 表1に本試験に供試した6鋼の成分および組成を示す。
表1に示す3種類のステンレス鋼(試料No。
1−a、2−a、3−a)について、図面の枠内に示す
条件で光輝焼鈍を行い、その表面にSi含有量、Al含
力量の富化された醸化皮膜を設け。
本発明鋼とした。
一方1表1の試料No、l−b、2−b、3−bを2B
仕上材比較試料とし、また、試料No。
1−c 、 2−c 、 3−cを研e($600水エ
メリー紙)材比較試料とした。
本発明鋼と各比較試料に対し、それぞれ加熱試験および
発話試験を実施し、表2に示す評価基準に従い5段階評
価法でテンパーカラー着色性、If)j発話性について
評価をした。
なお、試験片は0 、5 (mm) t X30X65
を用い、次の方法で実施した。
加熱試験; 管状電気炉(大気解放状態)中で、350℃X1hr、
の加熱、テンパーカラー着色性の評価結果は表3に示す
1耐銹性試験; 加熱試験後の試料を用い、40℃恒温槽中でのDip&
Dry試験(Dip−2秒、Dry=100秒を1サイ
クルとして100サイクル実施)1完結性の評価結果は
表3に示す。
※D、D、T=Di p&DryTest(注):スジ
状に紫色が着色 表3より明らかなごとく、本発明による鋼はテンパーカ
ラー着色性および耐発話性に関しいずれも良好な結果を
示し、2B仕上材および研磨材と比較して一段と向上し
ていることがわかる。
なお、表4にESCA(X線光電子分光分析袋21)に
よるSi、Aiの半定量値を示すが、マトリックスより
も酸化皮膜中のsie度、A文濃度が非常に高くなって
おり、耐テンパーカラー着色性改善の効果との関係が顕
著であった。
表4 3i、A文の表面分析値 (発明の効果) 本発明によるフェライト系ステンレス鋼は、200〜5
00℃の空気中加熱においてテンパーカラー着色が少な
く、かつ耐発話性も優れているため、電子レンジ、ガス
レンジなどの内装部分に好適である。
【図面の簡単な説明】
松材図面は焼鈍温度、雰囲気の露点から定まる酸化−還
元反応の平衡関係をあられし、本発明における光輝焼鈍
条件を示す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%でC:0.2%以下、Si:0.3〜3.
    0%、Mn:2.0%以下、Cr:13.0〜20.0
    %、Mo:0.3〜3.0、残部Fe及び不純物から成
    るフェライト系ステンレス鋼を、Siが選択酸化する雰
    囲気で光輝焼鈍し、その表面にSi含有量の富化された
    酸化皮膜を設けたことを特徴とする、500℃以下の空
    気中加熱においてテンパーカラー着色が少なくかつ耐発
    銹性の優れたフェライト系ステンレス鋼。
  2. (2)重量%でC:0.2%以下、Si:3.0%以下
    、Mn:2.0%以下、Cr:13.0〜20.0%、
    Mo:0.3〜3.0、Al:1.0〜4.0%、残部
    Fe及び不純物から成るフェライト系ステンレス鋼を、
    AlおよびまたはSiが選択酸化する雰囲気で光輝焼鈍
    し、その表面にAlおよびまたはSi含有量の富化され
    た酸化皮膜を設けたことを特徴とする、500℃以下の
    空気中加熱においてテンパーカラー着色が少なくかつ耐
    発銹性の優れたフェライト系ステンレス鋼。
  3. (3)ステンレス鋼のSi含有量が、重量%で0.3〜
    3.0%である特許請求の範囲第(2)項記載のステン
    レス鋼。
  4. (4)ステンレス鋼のSi含有量が、重量%で1.0%
    以下である特許請求の範囲第(2)項記載のステンレス
    鋼。
JP29278185A 1985-12-27 1985-12-27 テンパーカラー着色が少なくかつ耐発銹性の優れたフェライト系ステンレス鋼の製造方法 Granted JPS62156254A (ja)

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