JPS62155845A

JPS62155845A - 歯髄炎治療器械用カウンタアングル・ヘツド

Info

Publication number: JPS62155845A
Application number: JP61300236A
Authority: JP
Inventors: ダニエル、グラニエ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-12-18
Filing date: 1986-12-18
Publication date: 1987-07-10
Also published as: ATE69368T1; EP0230846A1; FR2591469A1; DE3682497D1; EP0230846B1; FR2591469B1; US4781588A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は歯髄炎治療器械に関するものであり、穿孔工具
、研磨工具などを担持するためのカウンタアングル・ヘ
ッドに関する。

〔従来技術と問題点〕

歯槽管に薬剤を充填するための準備段階として、治療技
術者はまず中ぐり操作を実施する。このような操作を実
施するため、従来特に、工具担持クランプと、このクラ
ンプおよびその担持する工具に対して連続駆動装置から
往復動を伝達するための手段とを具備したカウンタアン
グル・ヘッドを有する各種の器械が提案されている。

従来技術のカウンタアングル・ヘッドは円筒形本体を含
み、この本体は軸方向孔を備え、この孔の中に、工具担
持クランプのスライダが滑動自在に取り付けられ、また
管状体を含み、その中に回転軸が取り付けられ、この軸
は偏心部材に終わり、この偏心部材が駆動時に前記クラ
ンプスライダと協働する。この偏心部材は一般にビンか
ら成り、回転軸の長手刃軸線に対して平行にクランプス
ライダに向かって突出し、クランプスライダ中の溝に係
合する。

英国特許ＣＢ　　２９５・５５０から、前記の型の器械
が公知である。この特許によれば、ピンはスライダの円
筒形溝の中に係合し、クランプはその長手刃軸線に対し
て下記の２往復運動の組合わせによって駆動される。す
なわち、 −前記軸線に沿った並進往復運動、 −前記軸線回りの回転往復運動。

また欧州特願第０６４，８７１号から、前記の型の器械
が公知であり、その偏心ピンは、スライダの長手刃軸線
に平行なグループから成る溝の中に係合する。従って、
スライダ、クランプおよび工具はスライダの長手刃軸線
に対して回転往復運動させられる。

また特許ＥＰ　　Ｏ，１６１，１９６によって公知の器
械の偏心ビンはスライダの長手刃軸線に対して垂直面に
作られたグループから成る溝の中に係合し、クランプと
工具は同時に軸方向並進運動させられる。

同一の治療の際のこれら３種の運動の有効性が実証され
ているにもかかわらず、前記のそれぞれの器械のクラン
プは唯一の型の運動によって作動され、この事かこれら
の器械の可能性を制限している。さらに従来技術の器械
は、工具に加えられる応力が過大である時にこの工具の
運動を自動的に中断する手段を備えていない。

〔発明の目的および効果〕

本発明の目的は、軸方向並進往復運動と、揺動回転運動
と、これらの２運動の組合わせから生じる運動とを使用
者が選択して工具を駆動する事のできる新規なカウンタ
アングルやヘッドを提供する事によって前述の欠点を克
服するにある。

本発明の他の目的は、工具に加えられる応力が過大な場
合に、工具の運動を中断する事のできる手段を備えたカ
ウンタアングル・ヘッドを提供するにある。

そのため、歯髄炎治療器械用の本発明によるカウンタア
ングル・ヘッドは、外部に開いた孔を備えた本体を含み
、この孔の中に、円筒形のクランプ担持スライダが滑動
自在に装着され、このスライダは少なくとも１個の外周
くぼみまたは溝を備え、前記の孔に対して放射方向に開
く円筒形スペースの中に回転自在に装着された一軸の末
端に偏心的に担持されたクランクピンが前記のスライダ
の溝の中に係合する。前記溝の他端は、前記スペースの
外部において、一連のつめを有し、これらのつめが公知
の駆動手段とかみ合い協働する。

前述のカウンタアングル・ヘッドは、クランクピンの後
退によってスライダを離脱させる手段を備える事を本質
的特色としている。

本発明の他の特色によれば、スライダはその外周に規則
的に分布された複数のくぼみまたは溝を備え、これらの
溝はスライダの回転によってそれぞれクランクピンに対
向配置されこのクランクピンを受ける。

本発明のカウンタアングル・ヘッドの他の特色によれば
、スライダによってクランクピンに加えられる軸方向作
用が所定値を超えたときにのみクランクピンと対応の溝
が相互に離間されるように校正された弾性部材の推力作
用に対抗してクランクピンの軸方向後退運動が実施され
る。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。

図示のように、歯髄炎治療器械用の本発明によるカウン
タアングル・ヘッドは本体１を含み、この本体の中に、
外部に開く軸方向孔が中ぐりされ、その内部に円筒形の
スライダ３が滑動自在に取り付けられ、このスライダは
、歯髄炎治療工具５を受けるクランプ４を備える。この
スライダ３は外周くぼみまたは溝６を備え、軸７の末端
に偏心的に取り付けられたクランクピン８がこの溝６の
中に係合する事によって、スライダ３が軸７に連結され
る。本体１の円筒形延長部９の中に作られ孔２の中に放
射方向に開く円筒形スペース９Ａの中に、前記の軸７が
回転自在に取り付けられている。

この延長部９は本体１に対して放射方向に延在する。延
長部９の円筒形スペース９Ａの中に、軸７を回転自在に
案内するための軸受７Ａが配置されている。この軸受は
自己潤滑型であって、好ましくはリン青銅から成る。

スペース９Ａの外部において、軸７の他端は、公知の駆
動手段と連動するための一連のつめ１０を受けている。

好ましい実施態様においては、本体１は、孔２の軸線に
対して垂直方向に延在する底部１１を含む。この底部１
１は、孔２と同軸的に、円筒形オリフィス１２によって
貫通され、このオリフィスはクランプ４の通路を成し、
このクランプ４の本体は、スライダ３の軸線に沿って作
られた円筒形オリフィス３Ａの中に固着されている。

孔２はフタ１３によって閉鎖されている。このフタ１３
はその外周にネジ山を備え、孔２の入り口に備えられた
ネジと協働して固着される。底部１１とフタ１３との間
隔は、前記スライダが孔２の中を軸方向に移動できるよ
うに、スライダの高さより大である。

前記の駆動手段は、一連のつめ１０によって軸７に対し
て連続回転運動を加える。この運動は、クランクピン８
と溝６とを介して少な（とも一種の往復動に変換され、
この往復動がクランプ４と工具５とを備えたスライダ３
に加えられる。

本発明によるカウンタアングル・ヘッドは、クランクピ
ンの軸方向後退によるスライダ離脱手段を具備する。こ
の手段により、クランクピンはスライダの満６から離脱
され、スライダを自由に作動させる事ができる。

本発明の他の特徴によれば、スライダ３はその外周面に
沿って規則的に配置された相異なる形状の３個の溝６Ａ
、６Ｂ、６Ｃを備える事ができ、これらの溝はそれぞれ
スライダと協働する円形運動の変換系を成す。スライダ
が必要に応じて１個または２個の溝を備え、あるいは４
個またはこれ以上の溝を備える事ができるのは明らかで
ある。

スライダの回転によって選択的に８溝をクランクピンに
対向させるために、このスライダは操作ノブ１４を備え
る。このノブ１４は本体１の外部において、スライダの
軸方向延長部１５上に固着されている。この延長部１５
の直径はスライダの直径より小であり、フタ１３の軸方
向オリフィス１６の中に係合して、このフタ１３を貫通
する。

操作ノブ１４はこの延長部−１５に対してネジによって
固着され、フタ１から離間保持されている。

望ましくは、操作ノブは、溝６の位置を表示するための
刻み目を有する。第１溝６Ａはスライダの円筒面の母線
に沿って作られた溝から成る。クランクピンとこの′￥
Ｓ１溝とから成る第１系は軸７の連続円運動を揺動回転
運動に変換し、この運動は、クランプと工具とを担持し
たスライダに加えられ、スライダの軸線回りに実施され
る。

スライダークランブー工具組立体がこの第１型の運動を
加えられるとき、その軸方向移動を制限する事が好まし
い。そのため、スライダークランブー操作ノブ組立体に
連結した第１ストッパ部材と、本体１に固着した第２ス
トッパ部材が配備される。スライダークランブー操作ノ
ブ組立体が第１型の運動を加えられるとき、これら２つ
のストッパ部材が相互に当接滑動して協働し、この組立
体の軸方向運動を制限する。

好ましい実施態様によれば、第１ストッパ部材は操作ノ
ブ１４に連結し、本体１またはフタ１３に向かって延在
する突起１７から成る。第２ストッパ部材はフタ１３上
に配置された突起１８から成る。

第１溝６Ａがクランクピンと連結協働するとき、操作ノ
ブ１４の突起１７が突起１８に対向配置されて、この突
起１８と接触協働する。この環状突起１８は孔２の縦軸
線と同心の円弧に沿って延在する。この円弧の値は、揺
動回転運動中にスライダ３の一転の描く円弧の値に等し
い。突起１７が突起１８と接触しているとき、スライダ
３とフタ１３との間に数１　／　１０　ｍｍの間隙が存
在する。従って、この場合にスライダ３の軸方向移動距
離はこの値に限定される。この第１型の運動においての
み、スライダ３の軸方向並進運動を制限するために突起
１７が突起１８と協働する。この揺動回転運動は歯橘管
の上部２／３に進入して拡大するために使用される。

第２溝６Ｂはスライダ３の円筒面の母線に対して垂直に
延在する溝から成る。、この第２溝がクランクピンと協
働するとき、このクランクピンと共に第２運動変換系を
成す。この変換系は軸７の回転運動を軸方向並進往復動
に変換し、これをスライダ３−クランプ４−工具５組立
体に伝達する。

この第２運動は、カテーテル法と、歯槽管の先端１／３
の整形とを保証する。またこの第２運動は、歯髄炎治療
工具に歯槽管中に存在する湾曲部を越えさせ、またある
種の解剖学的事故を予防する事ができる。

第３溝６Ｃはスライダ３の放射方向盲孔から成る。この
孔は好ましくは切頭円錐形とする。この第３溝がクラン
クピン８と協働する際に構成される変換系は、スライダ
３−クランプ４−工具５組立体に対して揺動回転運動と
軸方向並進往復動とを同時に伝達する。この運動を洗浄
下に高速で実施すれば、閉塞物除去、掃除、および歯細
管の開放による歯槽管の側壁の仕上げが可能である。こ
の最後の処置は、歯槽管の薬剤充填に先立って実施され
る。

また第２運動を用いて、歯髄炎治療用薬剤の熱−機械的
圧縮を実施する事もできる。また手による中ぐり作業の
のちに歯槽管の充填のため、第３運動を用いて歯槽管の
側壁仕上げのみを実施する事ができる。

前述のように、カウンタアングル・ヘッドは、クランク
ピンの後退または離間によってスライダを離脱させる手
段を備えている。好ましくは、クランクピンの後退運動
は、軸７の長手方軸線に対して平行な並進運動であるが
、この運動を前記軸線に対して斜方向に実施する事もで
きる。

好ましい実施態様によれば、スライダの離脱手段は、軸
７の末端に備えられたオリフィス１９から成り、このオ
リフィスの中にクランクピン８が滑動自在に配置されて
いる。第１実施態様によれば、このオリフィスの軸線は
軸７の軸線に対して平行である。他の実施態様によれば
、クランクピン８が遠心力の軸方向成分の作用で対応の
溝６の中に圧入されるように、前記オリフィスの軸線が
軸７の軸線に対して傾斜される。

オリフィス１９の中に弾性圧縮手段２０が配置される。

クランクピンの後退運動は前記の弾性部材２０の推力に
対抗して実施され、対応の溝６の壁面がクランクピンに
加える機械的作用によって生じる。

クランクピンを移動させるための機械的作用はクランク
ピンに対して完全に放射方向ではありえないが、摩擦力
と弾性部材２０の作用とに打ち勝つに十分な強さの軸方
向成分を有しなければならない。そのために、８溝６は
スライダから外部に向かって拡大し、クランクピンと接
触協働する面がクランクピンの移動軸線に対して傾斜し
、これによって軸方向成分を生じるようにする。同様に
この軸方向成分を生じるために、溝６と協働するクラン
クピン８の面をクランクピンの軸線に対して斜方向とす
る。

好ましい実施態様によれば、８溝の横断面の輪郭は梯形
とするが、円弧とする事もできる。この実施態様におい
ては、クランクピンは球から成る。

好ましくは、弾性手段はコイルバネとする。望ましくは
、スライダおよび／または工具に加えられる応力が所定
値を越えた場合にのみスライダの離脱が生じて、歯髄炎
治療工具の引き出しに有利な軸方向成分を生じるように
前記のバネが校正される。

歯髄炎治療工具の３種の運動のいずれかを選ぶために、
操作ノブ１４に対して十分な偶力を加えたときに、スラ
イダの溝６とクランクピン８が相互に離脱される。選ば
れた溝６とクランクピン８との係合は、これらが相互に
対向すると同時に弾性手段の推力作用で自動的に生じる
。

前述の技術的特徴から、本発明によるカウンタアングル
・ヘッドの用途は広くまた動作確実である事が理解され
よう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカウンタアングル・ヘッドの縦断
面図、第２図は軸方向ストッパ部材の役割を示す断面図
、第３図、第４図および第５図はそれぞれの溝を示すス
ライダの平面図、また第６図はスライダの横断面図であ
る。１・・・本体、２・・・孔、３・・・円筒形スライダ、
４・・・クランプ、５・・・工具、６・・・溝、８・・
・クランクピン、９・・・本体延長部、９Ａ・・・スペ
ース、１０・・・つめ、１３・・・フタ、１４・・−操
作ノブ、１７゜１８・・・ストッパ、１９・・・オリフ
ィス、２０・・・バネ。

Claims

【特許請求の範囲】１、本体（１）を含み、この本体の中に孔（２）が備えられ、この孔はフタ（１３）によって閉鎖
され、前記孔（２）の中に、工具（５）のクランプ（４
）を担持した円筒形スライダ（３）が滑動自在に装着さ
れ、このスライダ（３）は少なくとも一つの外周溝（６
）を備え、この溝の中にクランクピン（８）が係合し、
このクランクピンは軸（７）によって偏心的に保持され
、この軸（７）は、本体（１）の放射方向延長部（９）
の円筒形内部（９Ａ）の中に回転自在に装着されるよう
にした歯髄炎治療器械用カウンタアングル・ヘッドにお
いて、前記クランクピン（８）の後退によってスライダ
（３）を離脱させる手段を具備ることを特徴とするカウ
ンタアングル・ヘッド。２、スライダ（３）はその外周に規則的に配置された複
数の溝（６Ａ）、（６Ｂ）、（６Ｃ）を含み、これらの
溝はそれぞれ、スライダ（３）の回転によってクランク
ピン（８）に対向してこのクランクピン（８）と係合協
働し、運動変換系を構成する事を特徴とする特許請求の
範囲第１項による歯髄炎治療器械用カウンタアングル・
ヘッド。３、クランクピン（８）の離脱手段は軸（７）の末端に
作られた盲孔（１９）を含み、この盲孔の中にクランク
ピン（８）が滑動自在に装着されている事を特徴とする
特許請求の範囲第１項による歯髄炎治療器械用カウンタ
アングル・ヘッド。４、盲孔（１９）の軸線は軸（７）の軸線に対して平行
である事を特徴とする特許請求の範囲第３項によるカウ
ンタアングル・ヘッド。５、盲孔（１９）の軸線は軸（７）の軸線に対して傾斜
している事を特徴とする特許請求の範囲第３項によるカ
ウンタアングル・ヘッド。６、盲孔（１９）の中に弾性部材（２０）が装着され、
この弾性部材の作用に対抗してクランクピン（８）の後
退運動が生じる事を特徴とする特許請求の範囲第３項に
よるカウンタアングル・ヘッド。７、スライダ（３）は３個の溝を有し、第１溝（６Ａ）
はスライダの母線に沿って作られた溝から成り、第２溝
（６Ｂ）は母線に対して垂直な溝から成り、第３溝（３
Ｃ）は放射方向盲孔から成る事を特徴とする特許請求の
範囲第２項によるカウンタアングル・ヘッド。８、クランクピン（８）は球から成る事を特徴とする特
許請求の範囲第１項によるカウンタアングル・ヘッド。９、溝（６）がスライダ（３）の外部に向かって拡大し
ている事を特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項ま
たは第３項のいずれかによるカウンタアングル・ヘッド
。１０、溝（６）が台形横断面を有する事を特徴とする特
許請求の範囲第９項によるカウンタアングル・ヘッド。１１、フタ（１３）を貫通したスライダ（３）の軸方向
延長部（１５）に対して、本体（１）の外部においてス
ライダ操作ノブ（１４）が備えられる事を特徴とする特
許請求の範囲第１項または第２項によるカウンタアング
ル・ヘッド。１２、２個のストッパ部材を備え、一方のストッパ部材
（１７）はスライダ−工具−ノブ（１４）組立体に連結
し、他方のストッパ部材（１８）は本体（１）に固着さ
れ、スライダが揺動回転運動されるときに前記の２部材
がスライダの回転によって相互に対向配置されて、スラ
イダの軸方向並進運動を制限する事を特徴とする特許請
求の範囲第１項または第２項によるカウンタアングル・
ヘッド。１３、第１ストッパ部材は操作ノブ（１４）に固着され
てフタ（１３）の方向に延長され、また第２ストッパ部
材はフタ（１３）から突出して円弧に沿って延在し、こ
の円弧の長さは、揺動回転運動されるスライダの一点の
描く円弧の長さに等しい事を特徴とする特許請求の範囲
第１２項によるカウンタアングル・ヘッド。