JPS62153106A - 立方晶窒化硼素結晶の合成方法 - Google Patents

立方晶窒化硼素結晶の合成方法

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JPS62153106A
JPS62153106A JP22435486A JP22435486A JPS62153106A JP S62153106 A JPS62153106 A JP S62153106A JP 22435486 A JP22435486 A JP 22435486A JP 22435486 A JP22435486 A JP 22435486A JP S62153106 A JPS62153106 A JP S62153106A
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JP
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boron nitride
temperature
solvent
chambers
chamber
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Application number
JP22435486A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Sumiya
均 角谷
Junji Degawa
出川 純司
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、高品質で大型の立方晶窒化硼素(以下、C
BNと略す)結晶の合成方法に関し、特に複数のチ1F
ンバを有する合成室を用いることにより、1度に多数の
CBN結晶を合成することを可能どする方法に関する。
[従来の技術] CBN結晶の合成方法としては、大別して以下の2種の
方法が知られている。第1の方法は、六方晶型窒化硼素
(以下、hBNと略す)を原料とし、これとアルカリ金
属らしくはアルカリ土類金属、またはこれらの窒化物も
しくは硼窒化物などからなる溶媒を混合し、あるいは接
触させ、これをCBNの安定な超高圧・高温下で溶媒の
作用下にJ3いてhBNをcBNに変換させるものであ
る。
この場合、原料hBN中に溶媒が浸透し、このS膜状の
溶媒を介してBNの拡散が生じ、その結果cBNが生成
する。このCBNの生成は、haNとcBNの一定温度
下における溶媒に対する溶解度差が駆動力となる。この
ような方法では、CBNの核生成は自然に生じ、また除
核は一定の大きさまでは急速に成長する。この方法によ
り細かな粉末状のCBNが大型に合成されている。しか
しながら、より大形でかつ高品質の結晶は、この方法で
は合成することができない。
cBN結晶を合成する第2の方法は、たとえば待開昭5
7−156399号に記載されており、この方法によれ
ば大型で高品質のCBN結晶を合成することができる。
ここでは、第2図に示す1つのチVンバを有する合成室
構成を用いる。第2図において、モリブデン板5で囲繞
された合成室の下端に近い位置に種結晶1が配置される
。合成室の軸方向中心部側には、BN供給源2が、該B
N供給源2の下方には溶ts3が配置されている。
モリブデン板5の周囲は圧力媒体で満されている。
この圧力媒体の周囲には円筒状発熱体4が配置されてお
り、該発熱体4により合成室内が加熱されるように構成
されている。
第2図の合成室では、軸方向中心部が最も高温となり、
合成室の上端および下端部の温度は相対的に低くなる。
cBNの安定な超高圧・高温下でBN供給源2から溶媒
3に溶は込んだBNは、相対的に低温である種結晶1上
にCBNとして析出する。この方法は、温度差によるB
Nの溶媒金属に対する溶解度差を利用したものであり、
温度差法と称されている。温度差法の利点は、種結晶の
みからOBNを成長させることが可能であり、温度差を
所定の値に保つことにより成長速度を制即し得る点にあ
る。
上記のような温度差法によれば、実験室的に0゜5カラ
ツトサイズの大型のCBN結晶を合成することができる
ところで、上記温度差法において、合成室の設けられて
いる空間を有効に利用するために、第3図に示ずように
上方にもBN供給源2、溶媒3および汗結晶1をその内
部に配置してなる合成チャンバを設【ノることが考えら
れる。このような合成室構成では、発熱体4の中心軸の
方向において中央部が高温となり、第3図の上端および
下端に向かって発熱体4で囲まれた空間の湿度が低下す
る、上下対称の温度分布(第3図の右側に略図的に示す
)を有することになる。
しかしながら、実際にこの合成室で実験を行なうと、下
部の合成チャンバでは良好な大型のc3N結晶が合成可
能であるが、上部の合成チャンバでは温度分布と構成材
料を同一としても良質な結晶は成長しない。この理由は
、次のように考えられる。すなわち、溶媒が溶解し、h
BNが溶は込むと溶媒の比重は軽くなる。また、高温で
あるほどこの比重は軽い。下部では溶媒へのhBNの溶
解は溶媒の上端部で生じ、また温度も上端部が高温とな
るが、上部の合成チャンバではこれらが逆になる。した
がって、上部の合成チャンバでは溶媒の下端部が最も低
比重となり、重力の作用により対流が生じ、BNが過度
に種結晶の位置する上端部へ供給されるため、良好な結
晶が成長し得るように成長速度を制御することができな
(なる。
上記のような理由から従来の温度差法による合成法では
合成室の下段ヂせンバでのみCBNの合成が可能である
にすぎなかった。よって、この発明の目的は、上述した
従来の温度差法におけるCB N a成法において、合
成室の設けられている空間を有効に利用し、それによっ
て高品質でかつ大型のc8N結晶を効率良く合成し15
る方法を促供することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明は、下記の2点に着目してなされたものである
くイ) 各チャンバの温度に応じて、BNとの共晶fX
温度の異なる複数の溶媒と、このそれぞれに組合わされ
た[3N供給源、種結晶を使用する。
これにより、成る温度分布を持つ合成室を適当に区切っ
て形成された複数のチャンバ内でCONを合成すること
ができる。
(ロ) 合成室全体に一方端を高温に、他方端を低温と
なるように一定方向の温度勾配を設け、(イ)と組合わ
せることにより、多段に分割された合成室の各チャンバ
のそれぞれにおいて一方端が高温、他方端が低温となる
温度勾配を付与し、合成室全体を有効に利用することを
可能とする。
すなわち、この発明は、立方晶窒化硼素が安定な超高圧
・高温下において、窒化硼素供給源と、該窒化硼素供給
源を溶解する溶媒と、種結晶とを用いて立方晶窒化硼素
結晶を合成する方法であって、溶媒と反応しない1以上
の分離層により仕切られて形成された2以上のチャンバ
を有し、かつ2以上のチャンバが温度勾配に沿って順に
配置されるように一定の方向の温度勾配が与えられるよ
うに構成されている合成室を用いて行なわれる。
2以上のチャンバ内には、上述した温度勾配に応じて窒
化硼素供給源との共晶点温度の異なる溶媒がそれぞれ配
置され、高温処理時に各溶媒の高温側となる部分に接す
るようにBN供給源を配置し、他方、高温処理時に各溶
媒の低温側となる位置に少なくとも1個の種結晶を配置
するステップと、超高圧・高温処理を行ない、合成室に
上記温度勾配を与えてチャンバ内の溶媒内で少なくとも
1個の立方晶窒化硼素結晶を成長させるステップをさら
に備える。
第1図を参照して、この発明の合成方法をより詳細に説
明する。
第1図は、この発明において用いられる合成室の一例を
示す断面図である。ここでは、円筒状ヒータ14内に、
モリブデン材15で囲1れた合成室が配置されており、
該合成室は2個のブーヤンバ10aおよび10bから構
成されている。各チャンバ10a、10b内には、それ
ぞれ、BN供給源12a、12b、溶媒13a、13b
および種結晶第1a、第1bが配置されており、これら
は各段において同一の方向に哲ぺられている。ところで
、←F結晶第18.第1bはシード・ベッド16a、1
6bに埋め込まれて配置されており、このうちシード・
ベッド16aが、両チャンバ10a、10bを分離する
闘能をも果たし、したがってこの発明における「分離層
」として芸能するように構成されている。
上記合成室を発熱体14を利用して加熱すると、温度勾
配は第1図の右側に示すとおりとなる。今、第1図の合
成室において合成を行なう場合、各チャンバ10a、l
Qbの内部の溶媒13a、13bの上端部と下端部の種
結晶との間には温度差ΔT5.ΔT2が生じる。しかし
ながら、当然のことながら各段の温i範囲は異なってく
る。
第4図はc BN−h BNの平衡線に−に’および用
いる溶媒のhBNとの共晶点温度の変化を示す。cBN
結晶が合成可能な領域は、たとえば共晶点温度の圧力依
存性がA −A ”で示される溶媒を用いる場合には、
AA’ Kで区切られた圧力および温度領域となる。し
たがって、イ、口、ハおよび二を第1図の各段の溶媒の
上端、下端の温度とすると△△′の共晶点温度を有する
溶媒13aを上部に、それよりも低い共晶点温度BB’
 を有する溶媒13bを下部に配置すれば、上下段の双
方のチャンバ内でCBN結晶の合成が可能となる。
当然のことであるが、下端にもAA’ の共晶点温度を
有する溶媒を使用してもCBNの合成は不可能である。
第5図は、第1図の合成室をさらに発展させた態の合成
室を示す。ここでも合成室全体に一定方向の温度勾配が
付与されており、図のように有効な合成室の上部から下
部に温度が低下するように構成されている。このような
温度勾配を持だ仕るために、円筒状ヒータ24の上部に
円板状のヒータ28、さらにそれに接して断面積の小さ
なヒータ29が設けられている。このようなヒータ構成
により合成室の上部が下部に比べてより強く加熱されて
、図示のような温度勾配が与えられる。
合成室は、4段のチャンバ20a・・・20dに分割さ
れており、各段のチャンバ20a・・・2Od内には、
上から8N供給源22a・・・22d、溶媒23a・・
・23dおよび種結晶21a・・・21dが順に配置さ
れている。分m層としてのシード・ベッド26a・・・
26Cの厚みや溶媒23a・・・23dの厚みを適当に
設定することにより、第4図のように共晶点温度がAA
′、BB′、CC′、DD′で丞されるように異なる4
種類の溶媒を用いて、1度に4段のチャンバ20a・・
・20dにおいて湿度差法を用いてcBNの合成が可能
となる。この方法によると合成室全体が有効に利用され
、大型のcBNを1回に多数合成することができる。特
に、合成装置を大型化し合成室を拡大すると、従来法で
は1段のチャンバのみが利用できるにすぎず、無駄な空
間の割合が増加し経済的ではなかったが、この発明によ
る方法を採用すると大型化した合成室全体を有効に利用
することが・可能となり、合成コストを著しく低減させ
ることができる。
第1図および第5図に示した合成室では、複数の分割チ
ャンバは上下方向に並べられていたが、復改のチャンバ
を1下方向に配列させる必要は必ずしもない。たとえば
放射状に複数のチャンバを配置し、該放射方向に温度勾
配を与えるように構成してもよい。
この発明において用いる溶媒としては、従来からcBN
の合成に使用されているものを用いることができるが、
純度の高い良質の結晶を1qるためには、Li 3BN
2、Mg3B2N4、Ca3B。
N4′9のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の(2
)窒化物を用いることが好ましい。これらの溶媒はそれ
ぞれhBNとの共晶点温度が異なる。これらのうちから
合成室の温度勾配に合わせて適当な溶媒を選択すればよ
い。
また、これらのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の
硼窒化物に適当な添加物を加えるか、あるいはこれらの
硼窒化物の2種以上を適当な割合で混合することにより
、共融化合物等の生成によりhBNどの共晶点温度を変
化させることができる。よって、このことを利用して所
望の共晶点温度を471jる溶媒を調合し、利用するこ
とも可能である。
さらに好ましくは、溶媒として、アルカリ金属もしくは
アルカリ土類金属の硼酸塩の1種以上と、LlaNもし
くはLi3BN2の1種以上と、5raN2、Ba31
’lz、5r3BzNaもしくはBah ’i3z N
401種以上との混合物を用いることにより、高品質の
CBN結晶の得られることが、本願発明者達の実験によ
り確められている。最も好ましくは、上記したL13N
もしくはL=BN2の少なくとも一方を合計で1〜10
重半%、Sr a N2 、Ba a N2 、Sr 
a B2 N4およびBa s B2 N4からなる群
から選択した1種以上を合計で5〜30重世%含み、残
部がアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の硼酸塩の
1種以上からなる溶媒を用いることにより、大型かつ高
品質のCBN結晶を得ることができる。
さらに、種結晶の溶媒への溶解を防止するために、上記
溶媒に、溶媒の種類にもよるが、たとえばアルカリ金属
あるいはアルカリ土類金属の硼窒化物のみを使用する場
合には、0.5〜1モル%のhBNを添加して用いれば
効果的である。
上述したアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属の硼窒
化物の代わりに、LI、Mo、Ca、Srなどのアルカ
リ金属あるいはアルカリ土類金属、またはLt aNz
、M(lel’lz、Ca5Nz、5raNzなどのア
ルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の窒化物を溶媒と
して用いることも可能であるが、生成するcBNの結晶
性や純度は、上述した硼窒化物や硼酸塩を用いた場合に
比べてやや劣る傾向にある。
また、上記のアルカリ金属系やアルカリ土類金属系の溶
媒以外に、N1−ArJ、合金、GO−A1合金、Mn
−Am合金、Fe−Am合金、 Si −△込合金等の
アルミニウム合金系も有効である。
これらの場合、合金の組成比を変えることによりhBN
との共晶点温度が変わる。したがって、合成室の温度勾
配に合わ往て適当な合金組成を決めればよい。
この発明で用いるBN供給源としては、CBN粉末もし
くはhBN粉末、またはhBNと微細なCBN粉末の混
合物とを用いることができる。種結晶としては、cBN
の小さな粒を使用する。
また、この発明を実施するにあたって必要となる溶媒部
の温度差は10℃〜150℃の範囲である。20’C〜
70℃が特に好適な範囲と言える。
温度差が小さすぎるとcBNの成長速度が遅く、他方、
温度差が大きすぎる場合には良質の結晶を得ることがで
きないからである。
この発明によるCBNの合成に用いる装置としては、特
公昭36−23463号公報に記載されているベルト型
装置やガードル型装置が適しているが、六面体アンビル
装置や、ピストンとリーダー型装置等、他の超高圧発生
装置も使用することができる。
この発明で合成を行なう圧力および温度条件は用いる溶
媒によって異なるが、良質のcBNが合成できるのはc
BNが成長する溶媒の低温部の温度が1250℃以上で
あることが必要であり、圧力が40Kb以上であること
が必要である。
この発明において合成室に一定方向の温度勾配を設ける
方法としては各種のものが考えられる。
第1図および第5図の発熱法構造のほかに、たとえば第
6A図のように発熱体34の断面形状を変化させて上部
を高温にする方法や、第6B図のように円筒状発熱体4
4を多層に分割して各層44a・・・44cの固有抵抗
を上段から順に低下させるように発熱体を部分的に変更
する方法、あるいはこれらを組合わせた方法等を用いる
ことができる。
また、CBNの合成時にj5いて溶媒部の温度が−1−
昇し、種結晶と接触する部分の溶媒が溶解を開始したと
きに、種結晶が溶媒中に溶解してなくなってしまうこと
がある。このような場合には、合成中にcBNの核が自
然発生し、所望の大きなCBN単結晶を得ることができ
なくなる。
このような問題を解決するためには、溶媒中に予めBN
を溶解しておくことが好ましい。溶媒中のBNはほぼ飽
和状態になっていることが望ましく、このようにして高
品質のcBN!l結晶を得ることができる。
別法としては、溶媒とhBNとをほぼ飽和状態となるよ
うに配合・混合して用いてもよく、同様の効果を1qる
ことができる。
以下、実施例により、より具体的に説明する。
[実施例の説明] 実施例1 第1図に示した合成室構成を用いた。
上段にはCa i B2 N4 、下段には3a 38
2N4の型押体を溶W13a、13bとして用いた。
溶媒の直径は12+第1第1であり、厚みは5IIII
Ilである。
8N供給源12a、12bとしてはCBNとhaNの粉
末を重量で1;1の割合に混合し、型押した円板を用い
た。種結晶1としては直径約0.71のcBN結晶を用
い、各段の溶媒の底面に接するように白金製シードベッ
ド16a、16bを用いて配置した。種結晶の個数は、
第1図の場合と異なり各段3個とした。黒鉛の発熱体1
4の外側には圧力媒体としてパイロフィライトを配置し
、内部には圧力媒体としてのhBN成型体を配置し、h
BN成型体とBN供給源および溶媒との間にはMO板1
5を配置した。
ガードル型超高圧発生装置を用い、圧力52Kbで発熱
体14に通電し、上段の溶媒の上面温度を1450℃と
なるように加熱した。このときの下面温度は約1400
℃、また2段目のwI媒の上面温度は1380℃、下面
温度は1300℃と推定された。30時間保持後取出し
たところ、上段では約0.05カラツトのCBNが3個
成長し、下段では0.15カラツトのcBNが3個成長
していた。
X1」じし 第5図に示した合成室構成を用いた。
各段の溶媒23a・・・23dの直径は25mm、厚み
6m+第1とし、最上段はLi3BN2.2段目はLi
3BNzとCa5B2N<のff1lで10:3の混合
物、3段目の3r a Bz N4.4段目は3a。
82N、の型押体を用いた。BN供給源22a・・・2
2dとしては、実施例1と同様の型押した円板を用いた
種結晶は直径約0.7mmのcBNを各段7個ずつ、実
施例1と同様に白金製シード・ベッドを用いて配置した
。黒鉛発熱体24の外周部には圧力媒体としてパイロフ
ィライトを用い、内部に圧力媒体としてhBN成型体を
配置し、該hBN成型体とBN供給源22a・・・22
dおよび溶媒23a・・・23dとの間にはMO板25
を配置した。
ガードル型超高圧発生装置を用い、圧力55Kbで発熱
体に通電し、最上段のLi @ BN2溶媒の底面温度
が約1620℃となるように加熱した。
このとき4段目の3a a 82 N4溶媒の底面温度
は約1270℃であった。この条件で約60時間保持し
取出した。4段のチャンバで、それぞれ、約0.25カ
ラツトのcBN結晶が種結晶より成長しており、各チャ
ンバにおける収萎は約1.7カラツトであった。
1茄fl 実施例2と同様の合成室構成において、溶媒のみを上段
から5ON+−30A1合金、6ONi−4OA込合金
、65N+−55A見合金、7ONi−30A1合金と
した。圧力は55Kbとし、゛温度は最上段の5ON+
 −30A第1号金溶媒の底面温度が1650℃となる
ように加熱した。このとき4段目の7ONi −50A
f1合金の底面温度が約1300℃であった。この条件
で約60時間保持し取出したところ、4段のチャンバ内
でそれぞho、15〜0.25力5ツ第17)c BN
結晶が種結晶より成長していた。
次に、前述した種々の溶媒のうら好ましい溶媒を利用し
た好ましい実施例につきより具体的に説明する。
火1」LL 第1図に示した合成室を用いた。上段のチャンバ10a
には3Li s N−10Sr 3 N2−373r 
a B20r、 、下段のチャンバ10b内には3Ll
 3 N−108a s N2−878a 3820b
からなる型押体を、それぞれ、溶媒13a、13bとし
て配置した。溶媒13a、13bの直径は12mmであ
り、厚みは5mmである3BN供給源12a、12bと
しては、cBN粉末とhBN粉末を重量で1:1の割合
に混合して型押した円板を用いた。
種結晶第1a、第1bとしては、直径約0. 7第11
mのCBN結晶を用い、各段のチt?ンバ10a。
10bの内部の溶媒13a、13bの底面に接するよう
に白金製のシード・ベッド16a、16bを用いて配置
した。
なお、種結晶第13.第1bは、それぞれ各シード・ベ
ッド16a、16b内に3個ずつ配置した。黒鉛発熱体
14の外側には圧力媒体としてパイロフィライトを配し
、発熱体14内には圧力媒体としてhBN成型体を配置
し、hBN成型体とBN供給!12a、12bおよび溶
媒13a、13bとの間にはモリブデン板15を配置し
た。
ガードル型の超高圧発生装置を用い、圧力52Kbで発
熱体14に通電し、上段のチャンバ内の溶媒13aの上
面の温度が1650℃となるように加熱した。このとき
溶媒13aの下面の温度は約1600℃、また下段のチ
ャンバ10b内の溶媒の上面温度は1570℃、下面温
度は1500℃と推定された。
30時間の間上記条件に保持した俊、得られたcBN結
晶を取出したところ、チャンバ10aでは約0.1カラ
ツトのcBNが3個成長し、下段のチャンバ10b内で
は約0.1カラツトのcBN結晶が3個成長しているこ
とが認められた。
第11足 実施例4と同様の合成室を用いてcBN結晶を成長させ
た。実施例4と異なるところは、上段のチャンバ10a
内の溶媒13aとして、8L1゜BN2 15Sr s
 82 N4 77Sr s 820hを用い、下段の
チャンバ10b内の溶媒13bとして8 Li a B
N2 20Ba s B2 N4  72Bas820
Gを用いたことにある。他の材料は実施例4と同一のも
のを用いた。
上述のようにして構成した合成室を、ガードル型超高圧
発生装置を用い、圧力52Kbで発熱体14に通電し、
上段の溶媒13aの上面温度が1650℃となるように
加熱した。このとき溶媒13aの下面温度は約1600
℃であり、また下段の溶媒金fE13bの上面温度は1
570’C1下面温度が1500℃と推定された。
20時間の間上記条件に保持した摸、成長したcBN結
晶を取出したところ、上段のチャンバ10a内では約0
.15カラツトのcBNが3個成長しており、下段のチ
ャンバ10b内では0.2カラツトのCBN結晶が3個
成長していることが認められた。
Xl」LL 実施例2と同様の合成室構成で、溶媒として上段から順
に、 ■  5m!  s  N   1 53r  2 8
2  N4  798r  3 B2 0t、   1
h  BN■  5 Lf  3  N   1 5S
r  @  82  N4  708r  a  B2
 0G  9に2  B4 0y   lh  BN■
  3Li  3  N−20B8 3 82  N4
 −63Ba  a  B2 0G     1 1に
2  B4 0 フ −1h  BN■  3Li  
a  N   20Ba  a  82  N4  5
98a*B20s   1 7Na  2  B4 0
7  1h  BNを用いた。
圧力は55Kbとし、湿度は最上段の5L:。
N  15Sr a 82 N4 79Sr 3 B2
06からなる溶媒23aの底面温度が1700℃となる
ように加熱した。このときイ段目の3Lis N−20
Ba  s  [32N4  59Ba  )B2 0
6  1 7Na 2 B407 1h BNからなる
溶媒23dの底面温度は約1370℃であった。この条
件で90時間放匿した後取出したところ、4段のチャン
バ20a・・・20dにおいて、それぞれ、0.5〜0
.6カラツトのcBN結晶が種結晶より成長しているこ
とが認められた。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、分1!1mによって
仕切られた複数のチャンバを有する合成室が用いられ、
該複数のチャンバが温度勾配に沿って順に配置されるよ
うに、一定方向の温度勾配が合成室に与えられ、各チャ
ンバ内に温度勾配に応じて窒化硼素供給源との共晶点温
度の異なる複数の溶媒を配置して各チャンバ内でCBN
結晶を合成するものであるため、すべてのチャンバ内で
大型かつ高品質のCBN結晶を成長させることが可能と
なる。よって、大型かつ高品質のcBN結晶を効率良く
生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施するための合成室の一例を示
す断面図である。第2図は、従来の温度差法において用
いられる合成室を示す断面図である。第3図は、従来の
合成方法の他の例において用いられる合成室を示す断面
図である。第4図は、この発明の詳細な説明するための
図であり、CBN結晶の合成可能な圧力および温度領域
を示す図である。第5図は、この発明の実施例において
用いられる合成室の他の例を示す断面図であり、ここで
は合成室は4個のチャンバからなる。第6A図は、この
発明を実施するための合成室を加熱するのに用いられる
発熱体の一例を説明するための断面図、第6B図は、該
発熱体の他の例を示す断面図である。 図において、10a、10bはチャンバ、第1a、第1
bは種結晶、12a 、 12b G、t8N供給源、
13a、13bは溶媒、16aは分@層としても機能し
ているシード・ベッドを示す。 葛2図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)立方晶窒化硼素が安定な超高圧・高温下において
    、窒化硼素供給源と、該窒化硼素供給源を溶解する溶媒
    と、種結晶とを用いて立方晶窒化硼素結晶を合成する方
    法であって、 前記溶媒と反応しない1以上の分離層により仕切られて
    形成された少なくとも2個のチャンバを有し、かつ前記
    少なくとも2個のチャンバが温度勾配に沿って順に配置
    されるように一定方向の温度勾配が与えられるように構
    成されている合成室を用意するステップと、 前記少なくとも2個のチャンバ内に、前記温度勾配に応
    じて窒化硼素供給源との共晶点が異なる溶媒をそれぞれ
    配置し、高温処理時に、各溶媒の高温側となる部分に接
    するように窒化硼素供給源を配置し、他方、各溶媒の低
    温側となる部分に少なくとも1個の種結晶を配置するス
    テップと、超高圧・高温処理を行なって前記合成室に前
    記温度勾配を与えてチャンバ内の溶媒内で少なくとも1
    個の立方晶窒化硼素結晶を成長させるステップとを備え
    る、立方晶窒化硼素結晶の合成方法。
  2. (2)前記温度勾配は、整列された少なくとも2個のチ
    ャンバの一端から他端に向かって温度が高くなるように
    与えられる、特許請求の範囲第1項記載の立方晶窒化硼
    素結晶の合成方法。
  3. (3)前記少なくとも2個のチャンバは放射方向に配列
    されており、前記温度勾配は該放射方向に沿って与えら
    れる、特許請求の範囲第1項記載の立方晶窒化硼素結晶
    の合成方法。
  4. (4)前記少なくとも2個のチャンバは上下方向に配列
    されており、前記温度勾配は少なくとも2個の分割チャ
    ンバに沿って上下方向に与えられる、特許請求の範囲第
    2項記載の立方晶窒化硼素結晶の合成方法。
  5. (5)前記合成室に前記温度勾配を与えるために、周囲
    に加熱用発熱体を配置した合成室を用いる、特許請求の
    範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の立方晶窒化硼素
    結晶の合成方法。
  6. (6)前記窒化硼素結晶を成長させる際の高圧処理が4
    0Kb以上で行なわれ、 前記合成室のチャンバのうち、最も低温側に位置するチ
    ャンバ内の溶媒の最低温部が1000℃以上の温度に加
    熱される、特許請求の範囲第1項記載の立方晶窒化硼素
    結晶の合成方法。
  7. (7)前記溶媒として、アルカリ金属もしくはアリカリ
    土類金属の硼酸塩の1種以上と、Li_3NもしくはL
    i_3BN_2の1種以上と、Sr_3N_2、Ba_
    3N_2、Sr_3B_2N_4もしくはBa_3B_
    2N_4の1種以上との混合物を用いる、特許請求の範
    囲第1項〜第6項のいずれかに記載の立方晶窒化硼素結
    晶の合成方法。
  8. (8)前記Li_3NもしくはLi_3BN_2の少な
    くとも一方を合計で1〜10重量%、Sr_3N_2、
    Ba_3N_2、Sr_3B_2N_4およびBa_3
    B_2N_4からなる群から選択した1種以上を合計で
    5〜30重量%含み、残部がアルカリ金属もしくはアル
    カリ土類金属の硼酸塩の1種以上からなる溶媒を用いる
    、特許請求の範囲第7項記載の立方晶窒化硼素結晶の合
    成方法。
JP22435486A 1985-09-24 1986-09-22 立方晶窒化硼素結晶の合成方法 Pending JPS62153106A (ja)

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