JPS62152931A - 自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置 - Google Patents

自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置

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JPS62152931A
JPS62152931A JP60291860A JP29186085A JPS62152931A JP S62152931 A JPS62152931 A JP S62152931A JP 60291860 A JP60291860 A JP 60291860A JP 29186085 A JP29186085 A JP 29186085A JP S62152931 A JPS62152931 A JP S62152931A
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speed
gear
pressure
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機のエンジンブレーキ制御装置に関す
るものである。
(従来の技術) 自動変速機は各種摩擦要素(クラッチ、ブレーキ、ワン
ウェイクラッチ等)の選択作動により動力伝達経路を切
換えて自動変速するように構成する。そして、この動力
伝達中上記ワンウェイクラッチは回転メンバの反力要素
として機能し、その作動により回転メンバからの反力を
受止めて当該動力伝達を可能にする。
従って、惰性走行中回転メンバに逆駆動トルクが向かう
時、ワンウェイクラッチは空転し、この逆駆動トルクを
エンジンに伝え得ないため、ショックやガタ打ち音の発
生をなくし得るものの、エンジンブレーキを得られなく
する。
これがため、上記ワンウェイクラッチに対し並列にエン
ジンブレーキ用摩擦要素を設け、これを適宜作動させて
エンジンブレーキが効くよう対策するのが普通である。
一方、自動変速機は今日制御の高精度化及び制御系の簡
易化を目的として電子制御される傾向にあり、本願出願
人も先に特願昭60−199316号に記載の如き電子
制御式自動変速機を開発した。この場合、マニュアル弁
の前進自動変速レンジにおいては、電子制御される或る
変速弁の特定状態と、同じく電子制御される別の変速弁
の特定状態とで低速段(第1速)を選択し、又該別の変
速弁の他状態への切換えにより中速段(第2速)を選択
し、更に上記酸る変速弁の他状態で、上記別の変速弁の
状態に応じ第3速の高速段又は第4速のオーバードライ
ブを選択するよう構成しており、又マニュアル弁の低速
段エンジンブレーキレンジにおいては、上記両変速弁が
上記特定状態に電子制御されると共に、前記エンジンブ
レーキ用摩擦要素がマニュアル弁からの低速段エンジン
ブレーキレンジ圧により作動されることで、低速段での
エンジンブレーキが得られるようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしかかる構成では、マニュアル弁の低速段エンジン
ブレーキレンジにおいて上記両変速弁を上記特定状態に
する電子制御系、例えばマニュアル弁の低速段エンジン
ブレーキレンジを検知するインヒビタスイッチや、上記
両変速弁を上記特定状態にする夫々のソレノイドや、こ
れらソレノイドをON、OFF制御するコンピュータに
異常をきたし、上記両変速弁を上記特定状態にし得なく
なった場合、低速段が得られず、中高速段でのエンジン
ブレーキ状態となってエンジンプレーキネ足の事態を生
ずる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かかる故障時も確実に低速段が得られるよう
対策したもので、前記型式の自動変速機において、 マニュアル弁からの低速段エンジンブレーキレンジ圧を
前記酸る変速弁に導いてこれを前記特定状態に保つ低中
速段保持回路を設けると共に、該低速段エンジンブレー
キレンジ圧を前記別の変速弁に導いてその前記特定状態
を保持する低速膜保持回路を設けた構成に特徴づけられ
る。
(作 用) 上記両変速弁は電子制御により状態を決定され、共に上
記特定状態である時自動変速機に低速んを選択させ、上
記別の変速弁が他状態に切換わることにより自動変速機
を低速段から中速段へ変速させることができる。エンジ
ンブレーキを所望してマニュアル弁を低速段エンジンブ
レーキレンジにすると、上記両変速弁は上記特定状態に
電子制御され、エンジンブレーキ用摩擦要素も作動させ
る。
従って、自動変速機は低速段でのエンジンブレーキを効
かせることができる。
他方、マニュアル弁からの低速段エンジンブレーキレン
ジ圧は低中速段保持回路及び低速段保持回路を経て上記
両変速弁にも達し、これらを上記特定状態に保つ。従っ
て、これら変速弁の電子制御系が故障して該変速弁を夫
々上記特定状態となし得なくなっても、これら変速弁の
特定状態は低速段エンジンブレーキレンジ圧により達成
されることとなり、当該レンジで低速段を保持し得てこ
の低速段でのエンジンブレーキを確実に確保することが
できる。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
第2図は本発明エンジンブレーキ制御装置を適用した自
動変速機の動力伝達列を示し、この動力伝達列はエンジ
ン出力軸1からの回転を入力軸2に伝達するトルクコン
バータ3、第1遊星歯車組4、第2遊星歯車組5、出力
軸6、及び後述の各種摩擦要素により構成する。
トルクコンバータ3はエンジン出力軸1により駆動され
、オイルポンプO/Pの駆動にも用いられるポンプイン
ペラ3P、このポンプインペラにより内部作動流体を介
して流体駆動され、動力を入力軸2に伝達するタービン
ランナ3T、及びワンウェイクラッチ7を介して固定軸
上に置かれ、タービンランナ3Tのトルクを増大するス
テータ3Sで構成し、これにロックアツプクラッチ3L
を付加した通常のロックアップトルクコンパータとする
。そしてこのトルクコンバータ3はレリーズ室3Rから
作動流体の供給を受け、アプライ室3Aより作動流体を
排除される間、ロックアツプクラッチ3Lを釈放されて
エンジン動力をポンプインペラ3P及びタービンランナ
3■を介しくコンバータ状態で)入力軸2にトルク増大
しつつ伝達し、逆にアプライ室3Aから作動流体の供給
を受け、レリーズ室3Rより作動流体を排除される間、
ロックアツプクラッチ3Lを締結されてエンジン動力を
そのままこのロックアツプクラッチを介しくロックアツ
プ状態で)入力軸2に伝達するものとする。なお、後者
のロックアツプ状態では、レリーズ室3Rからの作動流
体排除圧を減することにより、ロックアツプトルクコン
バータ3のスリップ(ポンプインペラ3P及びタービン
ランナ3Tの相対回転)を任意に制’a<スリップ制御
l)することができる。
第1遊星歯車組4はサンギヤ48.リングギヤ4R,こ
れらに噛合するビニオン4P及びビニオン4Pを回転自
在に支持するキャリア4Cよりなる通常の単純遊星歯車
組とし、第2遊星歯車組5もサンギヤ58.リングギヤ
5R,ビニオン5P及びキャリア5Cよりなる単純遊星
歯車組とする。
次に前記各種摩擦要素を説明する。キャリア4Cはハイ
クラッチ)l/Cを介して入力軸2に適宜結合可能とし
、サンギヤ4SはバンドブレーキB/Bにより適宜固定
可能どする他、リバースクラッチR/Cにより入力軸2
に適宜結合可能とする。
キャリア4Cは更に第1速(低速段)エンジンブレーキ
を得る時作動させるべきエンジンブレーキ用摩擦要素と
しての多板式のローリバースブレーキLR/Bにより適
宜固定可能にすると共に、ローワンウェイクラッチLO
/Cを介して逆転(エンジンと逆方向の回転)を阻止す
る。リングギヤ4Rはキャリア5Cに一体結合して出力
軸6に駆動結合し、サンギヤ5Sを入力軸2に結合する
リングギヤ5RはオーバーランクラッチOR/Cを介し
て適宜キャリア4Cに結合可能とする他、フォワードワ
ンウェイクラッチFO/C及びフォワードクラッチF/
Cを介してキャリア4Cに相関させる。フォワードワン
ウェイクラッチFO/CはフォワードクラッチF/Cの
結合状態でリングギヤ5Rを逆転方向(エンジン回転と
逆方向)においてキャリア4Cに結合させるものとする
ハイクラッチH/C,リバースクラッチR/C。
ローリバースブレーキLR/B、オーバーランクラッチ
OR/C及びフォワードクラッチF/Cは夫々、油圧の
供給により作動されて前記の適宜結合及び固定を行なう
ものであるが、バンドブレーキB/Bは特に第3図の構
成とする。即ち、段付ピストン8及びピストン9をハウ
ジング10内に摺動自在に嵌合して2速サーボアプライ
室28/A。
3速サーボレリーズ室38/R及び4速サーボアプライ
室48/Aを設定する。両ピストン8,9間にばね11
を縮設してこれらを相互に図示の如く最も離間した位置
に抑止すると共に、この相対位置を保って両ピストン8
,9をばね12で非作動位置に弾支する。かかる構成に
おいて、2速サーボアプライ室2S/Aに2速選択圧P
2が供給されると、ピストン8はピストン9をともなっ
て図中左行し、ブレーキバンド13の締付けによりバン
ドブレーキB/Bは作動する。この状態で3速サーボレ
リーズ室38/Rにも3速選択圧P3が供給されると、
受圧面積の大小関係によってピストン8は図中右行され
、ブレーキバンド13の弛緩によりバンドブレーキB/
Bは非作動となる。その後4速サーボアプライ室4S/
Aにも4速選択圧P4が供給されると、ピストン9が単
独で図中左行され、ブレーキバンド13の締付けにより
バンドブレーキB/Bは作動する。
第2図の動力伝達列は、変速用摩擦要素B/B。
H/C,F/C,R/C及びエンジンブレーキ用摩擦要
素OR/C,LR/Bを次表に示す如く種々の組合せで
作動させることにより、摩擦要素FO/C,10/Cの
適宜作動と相俟って、遊星歯車組4.5を構成する要素
の回転状態を変え、これにより入力軸2の回転速度に対
する出力軸6の回転速度を変えることができ、次表に示
す通りに前進4速後退1速の変速段を得ることができる
なお、次表中○印が作動(油圧流入)を示すが、Δ印は
エンジンブレーキが必要な時に作動させるべき摩擦要素
を示す。そして゛、Δ印の如くオーバーランクラッチO
R/Cが作動されている間、これに並置したフォワード
ワンウェイクラッチFO/Cは非作動となり、ローリバ
ースブレーキLR/Bが作動している間これに並置した
ローワンウェイクラッチLO10が非作動になること勿
論である。
第1図は上記動力伝達列を変速制御するための油圧回路
に本発明エンジンブレーキ制御装置を設けて示すが、こ
の図では本発明の要部に係わる油圧回路のみを示した。
この油圧回路はマニュアル弁20と、パイロット弁21
と、2個の変速弁22.23と、2個のソレノイド24
.25と、減圧弁33とを具え、これらを図示の回路網
によりフォワードクラッチF1010−リバースブレー
キLR/B、2速サーボアプライ室28/A、3速サー
ボレリーズ室38/R1ハイクラツチH/C,4速サー
ボアプライ室48/Aに接続して構成する。
マニュアル弁20は運転者が駐車を希望する時スプール
20aをPレンジに、後退を希望する時スプール20a
をRレンジに、停車を希望する時スプール20aをNレ
ンジに、前進自動変速を希望する時スプール20aをD
レンジに、第2速エンジンブレーキを希望する時スプー
ル20aを■レンジに、又第1速エンジンブレーキを希
望する時スプール20aをエンジン(低速段エンジンブ
レーキレンジ)にするもので、各レンジにおいて出力ポ
ート20R。
20D、 20M、 20Iがライン圧回路26がらの
ライン圧PLを次表の如くに出力するものとする。なお
、ライン圧PLは第2図におけるオイルポンプ0/Pか
らのオイルを図示せざるレギュレータ弁が調圧して造り
出すものである。
第2表 なお、この表中O印がライン圧を出力されるポート、無
印は大気開放にされるポートを示す。
パイロット弁21はばね21aで図中上半部位置に弾支
されたスプール21bを具え、このスプール位置で回路
26からのライン圧PLをパイロット圧回路27にこれ
へのパイロット圧を高めるべく出力し、該パイロット圧
を室210にフィードバックされ、パイロット圧の上昇
につれスプール21bを図中右行されるものとする。パ
イロット圧がばね21aのばね力に対応する値以上にな
ると、スプール21bは回路27を回路26から遮断し
、ドレンボート21dに通じてパイロット圧を低下させ
、これによりスプール21bが図中下半部位置に戻った
ところで、パイロット圧の低下は中止される。かくてパ
イロット弁21は回路27のパイロット圧をばね21a
のばね力に対応した一定値に保つ。
変速弁22は本発明における別の変速弁に相当し、スプ
ール22aをばね22bにより図中左半部位置に弾支し
て構成し、室22cに後述の変速圧が供給される時スプ
ール22aが図中右半部位置にされるものとする。又、
スプール22aはその上端部近くに図中下向きの受圧面
22mを有し、これに後述の圧力が作用する時も図中右
半部位置にされるものとする。そしてスプール22aは
図中左半部位置でボート22dをボート22eに、又ボ
ート22fをドレンボート22Qに、更にボート22j
をドレンボート22kに通じ、図中右半部位置でボート
22d 、 22f 。
22jを夫々ボート22h 、 22+ 、 22ぷに
切換接続する。
変速弁23は本発明における或る変速弁に相当し、スプ
ール23aをばね23bにより図中左半部位置に弾支し
て構成し、室23cに後述の変速圧が供給される時スプ
ール23aが図中右半部位置にされるものとする。又、
スプール23aはその上端部近くに図中下向きの受圧面
23iを有し、これに後述の圧力が作用する時も図中右
半部位置にされるものとする。そしてスプール23aは
図中左半部位置でボート23dをボート23eに、又ボ
ート23Qをドレンボート23fに通じ、図中右半部位
置でボート23dをドレンボート23fに、ボート23
0をボート23hに切換接続する。
ソレノイド24.25は夫々変速弁22.23の室22
0゜230に適宜上記の変速圧を供給するためのもので
、コイ)tt24a 、 25aと、プランジt24b
 、 25bと、これらを図中左半部位置に弾支するば
ね24c 、 25Cとで構成する。そして、パイロッ
ト圧回路27を室22c 、 23cに接続し、その途
中に夫々オリフィス28.29を挿入する。これらオリ
フィス28.29と室22c 、 23cとの間に夫々
ドレンボート24d 、 25dを設置し、それらドレ
ンボートにプランジャ24b 、 25bを対向配置す
る。
ソレノイド24.25はコイル24a 、 25aの0
FF(非通電)時プランジャ24b 、 25bを図中
左半部位置に弾支されており、室22c 、 23cを
ドレンボート24d 、 25dに通じて無圧状態にす
るが、コイル24a 、 25aのON(通電)時プラ
ンジt24b。
25bを図中右半部位置に電磁吸引されてドレンボート
24d 、 25dの閉塞により室22c 、 23c
内にパイロット圧と同じ値の変速圧を発生させる。
変速弁22はボート22dを2速サーボアプライ室28
/Aに、ボート22fを4速サーボアプライ室48/A
に、又ボート22jをローリバースブレーキLR/Bに
夫々接続し、ボート22h 、 22iを変速弁23の
ボート23dと共に3速サーボレリーズ室3S/R及び
ハイクラッチH/Cに接続する。両変速弁22.23の
ボート22e 、 23eを回路30によりマニュアル
弁20のボート20Dに接続し、この回路30は回路3
1によりフォワードクラッチF/Cに接続する。
又、両変速弁22.23のボート22J2.23(]を
低速段保持回路35により相互に接続し、ボート23h
を低速段保持回路32及びこれに連なるエレンジ圧回路
34によりマニュアル弁ポート20Iに接続すると共に
、回路32.34間に減圧弁33を介挿する。減圧弁3
3はスプール33aをばね33bにより図中右半部位置
に弾支して具え、オリフィス35を経て室33cにフィ
ードバックされる回路32への出力圧が上昇するにつれ
スプール33aが図中上昇されるよう構成する。スプー
ル33aは図中右半部位置と図中左半部位置との間にあ
る開回路32を回路34に開通し、図中左半部位置より
上昇する開回路32をドレンボート33dに切換接続す
るものとする。
かかる減圧弁33は常態でスプール33aをばね33b
により図中右半部位置にされており、ここで回路34に
後述の如く第1速エンジンブレーキレンジ圧が出力され
ると、この圧力は回路32に出力される。回路32の圧
力は室330にフィードバックされ、スプール33aを
ばね33bに抗して図中上昇させる。
回路32の圧力がばね33bのばね力に対応した値以上
になると、スプール33aは図中左半部位置より上昇し
て回路32の圧力を一部ドレンボート33dより逃がす
。これにより回路32の圧力がばね33bのばね力に対
応した値に低下すると、スプール33aはばね33bに
より図中左半部位置に押戻され、上記のドレンを中止す
る。かくて、減圧弁33は回路34の第1速エンジンブ
レーキレンジ圧をばね33bのばね力に対応した一定値
に低下させ、この一定圧を回路32に出力する。なお、
回路34に第1速エンジンブレーキレンジ圧が出力され
ていない間、回路32も無圧状態に保たれるのは勿論で
ある。
上記実施例の作用を次に説明する。
運転者が前進自動変速を希望してマニュアル弁20のス
プール20aを図示の如くDレンジ位置にしている間、
回路30に回路26からのライン圧PLが出力され、以
下の如くに第1速乃至第4速を自動的に得ることができ
る。
即ち、ソレノイド24.25のコイル24a 、 25
aが共にONされ、プランジャ24b 、 25bが図
中右半部位置にあってドレンポート24d 、 25d
を閉じ、室22c 、 23cに変速圧が供給される時
、変速弁22゜23は共に図中右半部状態となる。この
時回路3oがらのライン圧はポート22e 、 23e
で行止まりとなり、2速サーボアプライ室28/Aがポ
ート22d。
22h 、 23dを経てドレンポート23fに通じ、
3速サーボレリーズ室38/R及びハイクラッチH/C
がポート23dを経てジレンポート23「に通じ、4速
サーボアプライ室がポート22f 、 22i 、 2
3dを経てドレンポート23fに通じる。一方、回路3
゜のライン圧は回路31を経てフォワードクラッチF/
Cに達し、これを作動し続ける。これにより自動変速機
は前記第1表より明らかな如く、フォワードワンウェイ
クラッチFO/C及びローワンウェイクラッチLO/C
の自己作動と相俟って第1速を選択することができる。
この状態よりソレノイド24(コイル24a)をOFF
すると、プランジャ24bがばね24cにより図中左半
部位置にされてドレンポート24dを開き、室22Cの
変速圧を消失させる。これがため、変速弁22は図中左
半部状態に切換わり、4速サーボアプライ室48/Aを
ドレンポート22(7に切換接続して相変らず無圧状態
に保つも、回路30のライン圧をポート22e 、 2
2dより2速サーボアプライ室28/Aに供給してバン
ドブレーキB/Bを作動させる。かくて自動変速機はフ
ォワードクラッチF/Cの作動保持と相俟って前記第1
表より明らかな如く第2速を選択することができる。
この状態よりソレノイド25(コイル25a)をもOF
Fとすると、プランジャ25bがばね250により図中
左半部位置にされてドレンポート25dを開き、室23
cの変速圧を消失させる。これがため変速弁23は図中
左半部状態に切換ねり、回路30のライン圧をポート2
3e 、 23dより3速サーボレリーズ室3S/R及
びハイクラッチH/Cに供給し、バンドブレーキB/B
を非作動にすると共にハイクラッチl−(/Cを作動さ
せる。これにより自動変速機はフォワードクラッチF/
Cの作動保持と相俟って前記第1表より明らかな如く第
3速を選択することができる。
この状態よりソレノイド24のONにより変速弁22を
再び図中右半部位置に切換えると、2速サーボアプライ
室28/Aはポート22dを経てポート22hに切換接
続されるも、ポート22hに上記より明らかな如くライ
ン圧が達しているため、相変らずライン圧の供給を受は
続け、又4速サーボアプライ室48/Aはポート22f
を経てポート22iに切換接続されるが、ポート22i
に上記より明らかな如くライン圧が達しているため、こ
のライン圧を供給される。よって、バンドブレーキB/
Bが作動され、自動変速機はフォワードクラッチF/C
及びハイクラッチH/Cの作動保持と相俟って前記第1
表より明らかな如く第4速を選択することができる。
運転者が第4速への変速を禁止するOD禁止スイッチ(
図示せず)を投入すると、ソレノイド24゜25が第4
速への変速を行なうことのないようON。
OFF制御され、同時に第2図におけるオーバーランク
ラッチOR/Cが図示せざる回路網により作動され、第
3速でのエンジンブレーキ走行を可能にする。
運転者がマニュアル弁20を■レンジにすると、前記第
2表から明らかなようにポート20nにも回路26のラ
イン圧が出力され、ポート20IIからのライン圧は図
示せざる回路網を経て所定の場所に達し、オーバーラン
クラッチOR/Cを作動させる。
又この■レンジでソレノシド24.25は第3速、第4
速への変速を行なうことのないようON。
OFF制御される。従って、自動変速機は第2速でのエ
ンジンブレーキ走行を可能にする。
運転者がマニュアル弁20をルンジ(低速段エンジンブ
レーキレンジ)にすると、前記第2表から明らかなよう
にポート20Iにも回路26のライン圧が出力され、ポ
ート20Iからのライン圧(低速段ニシンブレーキレン
ジ圧)は一方で図示せざる回路網を経て所定の場所に達
し、オーバーランクラッチOR/Cを作動させ、他方で
回路34、減圧弁33、回路32を経て変速弁23のポ
ート23hに達する。又この■レンジで、ソレノイド2
4.25は第1速を選択するよう共にONされて変速弁
22.23を図中右半部状態にするか、若しくはこの第
1速だとエンジンが過回転される高車速時に限ってソレ
ノイド24のみがOFFされ、変速弁22を図中左半部
状態にする。従って、変速弁23はいずれにしても図中
右半部状態にあり、上記の通りポート23hに達した低
速段エンジンブレーキレンジ圧をポート23(]及び回
路35よりポート22eに供給している。
ここで、エンジンが過回転するような高車速のため変速
弁22を図中左半部状態にして第2速を選択していると
、ポート22jがポート22J2から遮断され、ドレン
ポート22kに通じるため、ローリバースブレーキLR
/Bは非作動にされ、これとバンドブレーキB/Bとが
同時に作動されてインターロックが生ずるのを防止する
ことができる。ところで、その後の車速低下によりソレ
ノイド24のONを介し変速弁22を図中右半部状態に
して第1速を選択すると、上記の如くポート22βに達
していたライン圧はポート22jを経てローリバースブ
レーキLR/Bに達し、これを作動させ、前記第1表か
ら明らかな通り第1速でのエンジンブレーキ走行を可能
にする。
そして、このエンジンブレーキ走行中ローリバースブレ
ーキLR/Bの作動圧がマニュアル弁ポート201から
のライン圧そのものでなく、これを減圧弁33により前
記の如く低下させた圧力であることによって、ローリバ
ースブレーキLR/Bの容量を適正なものとなし、エン
ジンブレーキショックが生ずるのを防止できる。
ところで、回路32からの■レンジ(低速段エンジンブ
レーキレンジ)圧は変速弁23のスプール受圧面23t
に常時作用してスプール23aを図中右半部状態に保持
する用をなす。従って変速弁23の電子制御系、つまり
ソレノイド25の電子制御系が故障し、この変速弁23
を図中右半部状態にし得なくなっても、この変速弁状態
を■レンジ圧により確保でき、少なくとも第3速及び第
4速への変速はなくなって第2速でのエンジンブレーキ
を保障することができる。
そして、変速弁23の上記図中右半部状態は回路35に
■レンジ圧を導いている。ここで、変速弁22の電子制
御系、つまりソレノイド24の電子制御系も故障して変
速弁22を図中右半部状態にし得なくなると、該変速弁
のスプール22aがハンチングにより又は振動等の外力
を受けてポート22eをポート22jに通じさせ始める
位置に達したところで、回路35からのルンジ圧が受圧
面22mに作用してスプール22aを図中右半部状態に
持ち来たし、この状態を保持する。従って、当該故障時
も変速弁22の図中右半部状態はエレンジ圧により確保
され、最終的には第1速でのエンジンブレーキを保障す
ることができる。
運転者がマニュアル弁20をRレンジにすると、前記第
2表から明らかな如く回路26のライン圧はポート20
Rのみに出力される。ポート20Rからのライン圧は図
示せざる回路網を経てローリバースブレーキLR/B及
びリバースクラッチR/Cに達し、これらを作動させる
ことにより後退走行を可能にする。なお、低速段エンジ
ンブレーキレンジ圧は、■レンジ圧でもよい。
(発明の効果) かくして本発明エンジンブレーキ制御装置は上述の如く
、低速段エンジンブレーキレンジ圧により前記酸る変速
弁(23)を特定状態(第1図中右手部状態)に保つ低
中速段保持回路(32)を設けると共に、同じ低速段エ
ンジンブレーキレンジ圧により前記別の変速弁(22)
を特定状態(第1図中右手部状態)に保つ低速段保持回
路(35)を設けた構成になるから、 上記両変速弁の電子制御系が故障してこれらを上記特定
状態にし得なくなっても、これら特定状態を夫々低中速
段保持回路(32)及び低速段保持回路(35)が保障
して低速段(第1速)の選択を確実にし、低速段でのエ
ンジンブレーキ状態を電子制御系の故障にもかかわらず
確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明エンジンブレーキ制御装置の一実施例を
示す油圧回路図、 第2図は同装置により変速制御すべき自動変速機の動力
伝達列を示すスケルトン図、 第3図はこの動力伝達列におけるバンドブレーキの断面
図である。 1・・・エンジン出力軸 2・・・変速機入力軸3・・
・トルクコンバータ 4・・・第1遊星歯車組 5・・・第2遊星歯車組6・
・・変速機出力軸  H/C・・・ハイクラッチB/B
・・・バンドブレーキ R/C・・・リバースクラッチ LR/、B・・・ローリバースブレーキ(エンジンブレ
ーキ用摩擦要素) 10/C・・・ローワンウェイクラッチOR/C・・・
オーバーランクラッチ F/C・・・フォワードクラッチ FO/C・・・フォワードワンウェイクラッチ20・・
・マニュアル弁  21・・・パイロット弁22・・・
別の変速弁   22m・・・スプール受圧面23・・
・或る変速弁   23i・・・スプール受圧面24、
25・・・ソレノイド 26・・・ライン圧回路27・
・・パイロット圧回路 28、29・・・オリフィス 30.31・・・Dレン
ジ圧回路32・・・低中速段保持回路 33・・・減圧弁 34・・・第1速エンジンブレーキ(I)レンジ圧回路
35・・・低速段保持回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電子制御される或る変速弁の特定状態と、同じく電
    子制御される別の変速弁の特定状態とで低速段を選択可
    能で、前記別の変速弁の他状態への切換えにより低速段
    から中速段への変速を行い、マニュアル弁の低速段エン
    ジンブレーキレンジにおいては、前記両変速弁が前記特
    定状態に電子制御されると共に、エンジンブレーキ用摩
    擦要素が作動されることで、低速段でのエンジンブレー
    キが得られるようにした自動変速機において、前記低速
    段エンジンブレーキレンジ圧を前記或る変速弁に導いて
    この変速弁を前記特定状態に保つ低中速段保持回路を設
    けると共に、 前記低速段エンジンブレーキレンジ圧を前記別の変速弁
    に導いて該変速弁の前記特定状態を保持する低速段保持
    回路を設けてなることを特徴とする自動変速機のエンジ
    ンブレーキ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS547063A (en) * 1977-06-16 1979-01-19 Toyota Motor Corp Hydraulic control equipment of automatic transmission
JPS59106747A (ja) * 1982-12-07 1984-06-20 Honda Motor Co Ltd 自動変速機用変速制御装置

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