JPS62152435A

JPS62152435A - 自動較正機能を備えたｘ線断層撮影装置

Info

Publication number: JPS62152435A
Application number: JP60295389A
Authority: JP
Inventors: 和紀佐伯
Original assignee: Yokogawa Medical Systems Ltd
Current assignee: GE Healthcare Japan Corp
Priority date: 1985-12-25
Filing date: 1985-12-25
Publication date: 1987-07-07
Also published as: JPH0441019B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、Ｘ線透過特性の異なる複数の円筒状のファン
トムを同心円状に一体化してクレードルに固定し、キャ
リブレイションのときに、複数のキャリブレイションの
中から予め指定するキレリプレイジョンの種類に対応し
たスキャンテクニックを自動的に選択すると共に、該選
択動作に対応してクレードルを自動的に移動してファン
トムを所定の位置に設置しキャリブレイションを行うよ
うにした自動較正機能を備えたＸ線断層１１ｉ３彰装置
に関する。

（従来の技術）従来から、第４図に示すＸ線断層撮影装置が知られてい
る。第４図において、ガントリー１は、被検体２を挿入
設置する開口３を間にしてＸｒＡ管４と検出器５を対向
配置し、一体向に被検体２の周りを回ってスキャンデー
タ（投影データ）を収集する構成となっている。Ｘ線管
４からのＸ線は、コリメータ６によって薄い厚さのファ
ンビーム７となって被検体２に照射される。Ｘ線管４の
近傍には、ヘッド用フィルタ及びボディ用フィルタ（い
ずれも図示せず）が用意されており、通常、外部からの
信号によって、いずれかがＸ線の照射路（ファンビーム
の通路）に設置される。テーブル装置８は、テーブル本
体９にクレードル１０を矢印へ方向で滑走自在（ｖＪ作
自体は外部から制御される）に支持し、クレードル１０
に載置する被検体２を所定の位置に設置する。Ｘ線断層
撮影装置は、第４図に図示されているもののほか、通常
、ＸＩＩ管４を駆動する高圧発生部、スキャンデータを
記憶するメモリ部、各種制御信号を発生したり、スキャ
ンデータで画像再構成処理をして表示するオペレータコ
ンソール、再構成された画像をフィルムに踊彰するマル
チフォーマットカメラ等を備えている。オペレータコン
ソールには、コンピュータ等からなる制御部及び高速演
算処理部と、ＣＲＴ等からなる画像表示部と、画像撮影
時の情報を表示するランプや種々の設定パ指令信号を与
えるキーが配置された操作ボードと、キャリブレイショ
ンのときのパラメータ等を設定・指令するキー等から成
るキャリブレイション操作部とが設けられている。

以上の構成において、被検体の断層像Ｗｉ彰に先立ち、
適宜、システムキャリブレイションが行われる。システ
ムキャリブレイションは、エアースキャン及びファント
ムスキャンを行って収集したスキャンデータによりファ
イルを作成する。一方、システムキャリブレイションは
、表示部（ＣＲＴ）と会話をしながらキャリブレイショ
ン操作部におけるスキャンパラメータの設定（指定）操
作を伴うが、その設定操作はスキャン毎に行う必要があ
って回数が多い。例えば、エアースキャンのとき、フィ
ルタが２種類、スライス厚さが３種類及び回転方向が２
種として、設定操作が１２回行われる。

又、ファントムスキャンの設定操作は、ＦＯＶ（Ｆｉｅ
ｌｄ　Ｏｆ　Ｖｉｅｗ　）及びスライス厚さが夫々３種
、回転方向が２種として１８回となる。従って、１回の
システムキャリブレイションに際して３０回の設定操作
が行われる。加えて、ファントムスキャンのときのファ
ントム交換に伴うセンタリング操作（ファントムの中心
軸を開口３の中心軸に一致させる操作）が行われる。

システムキャリブレイションは、上記各操作を行いなが
ら実行され、所定のスキャンデータを収集してキャリブ
レイションファイルを作成（更新）する。これにより、
実際の撮影のときの画質を良好に維持することができる
。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、従来のＸ線断層撮影装置にあっては、システム
キャリブレイションのときに、ファントムを交換設置す
る度に、センタリングをとる必要があったり、数種類の
キャリブレイションファイルのみを更新したいときには
、そのキャリブレイションに対応するスキャンの種類を
オペレータが選択しながら実行する必要があるため、シ
ステムキャリブレイションは煩わしいばかりか時間を要
するという問題があった。

本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的
は、キャリブレイション作業を簡単に、かつ、短時間に
行うことのできるＸ線断層Ｒ影装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成する本発明のＸ線断層ｗｌ影装置は、Ｘ
線透過特性の異なる複数の円筒状のファントムを同心円
状に一体化してクレードルに固定し、キャリブレイショ
ンのときに、複数のキャリブレイションの中から予め指
定するキャリブレイションの種類に対応したスキャンテ
クニックを自動的に選択すると共に、該選択動作に対応
してクレードルを自動的に移動してファントムを所定の
位置に設置しキャリブレイションをする構成となってい
る。

（実施例）以下、図面を参照し本発明について詳細に説明する。

第１図（イ）は、本発明の一実施例を示す構成図である
。第１図（イ）において、ファントム１１は厚さし０が
等しく、直径Ｋｌ　、Ｋ２及びに３が夫々異なる円筒状
の水ファントム１２、ポリエチレンファントム１３及び
１４を同心円状に配置して一体化し、３軸方向（第１図
（ロ）のｘ、ｙ、２の各方向）の微調整機構を備えたフ
ァントムホルダ１５を介してクレードル１０に固定され
る。

この微調整機構の操作により、ファントム１１の中心軸
０１と開口３の中心軸ｏ２との一致が実現されている。

クレードル１０は、システムキャリブレイションのとき
、後述の制御部からの信号によってファントム１１をＺ
方向で定める所定の位置に設置する。各ファントム１２
．１３及び１４の直径Ｋ　　、Ｋ　　及びＫ　並びに厚
さり。は、フアントム１１が設置されるＸ線断層撮影装
置の性能によって決定されるものであって、本実施例で
は、Ｋ　　＝２５ｃｔｎ、　Ｋ　　＝３５ｃｍ、　Ｋ３
　＝４２ｃｍ、　Ｌ０＝２０咽となっている。厚さＬｏ
＝２ＯＮｎは、スキャンのときの最大厚さ１ｍ８ｘ１１
１１１１に対し、必要最小限の余裕をもって決定した値
である。

一方、オペレータコンソール（図示せず）には、第２図
に示すキャリブレイション・スキャン・コントロールテ
ーブルを備えた制御部（図示せず）が設置されており、
キャリブレイション操作部（図示せず）と信号の授受を
し、所定のキャリブレイション動作をしてキャリブレイ
ションファイルを作る構成となっている。キャリブレイ
ション・スキャン・コントロールテーブルは、エアース
キャン用コントロールテーブルとファントムスキャン用
コントロールテーブルとで構成され、スキャンマークを
設定する（　ｔｉ　Ｏ＋ｙ又は１″にする）ことにより
種々のスキャンテクニックの中から選択スキャンするよ
うになっている。エアースキャン用コントロールテーブ
ルは、ファントム１１を所定の位置、即ち、水ファント
ム１２をＸ線照射路２゜から−し。離れた位置（第１図
（イ）の位置）に設置すると共に、ＦＯＶを２５α又は
３５　ｃｔｒｒに設定しく設定操作に対応してヘッド用
フィルタ又はボディ用フィルタが自動的に設置される）
、該ＦＯＶの下で設定される厚さ及び回転方向でエアー
スキャンを実行する構成となっている（厚さは１０＃ｌ
、５１１ｔｌＲ％　　２１１１１１１の中から選択され
、回転方向は右回り又は左回りが選択される）。このと
きのＸｔａ管電流は５ＱＩＩＩＡ、スキャン時間は８１
１６となっている。

ファントムスキャン用コントロールテーブルは、水ファ
ントム１２、ポリエチレンファントム１３又はポリエチ
レンファントム１４をＸ線照射路Ｚ□に設置し、該設置
されるファントムに対応して決まる２５ｃｍ、３５ａ又
は４２ｃｍのＦＯＶの下で（ＦＯＶと共にフィルタも一
義的に決まる）設定される厚さ及び回転方向でファント
ムスキャンを実行する構成となっている（厚さ及び回転
方向の選択はエアースキャンのときと同じである）。

このときのＸ線管電流は５００　ｍＡ、スキャン時間は
８１１１８となっている。

又、制御部は、水ファントム１２をＸ線照射路Ｚｏに設
置し、Ｘ線管電流２５０ｍＡでスキャンして収集するデ
ータに基づいてＣＴ値アジャストをするテーブルも備え
ている。

以上の構成において、システムキャリブレイションをす
るにあたり、ファントム１１はクレードル１０に固定さ
れる。ファントム１１を固定するときのセンタリングは
、各ファントム１２．１３及び１４が同心円的に一体化
されているので、３個が同時に行われる。ファントム固
定後、キャリブレイションは第３図のフローに従って行
われる。

更新ファイルの設定（指定）及びＣＴ値アジャストの実
施、不実施は、表示部（ＣＲＴ）と会話しながらキャリ
ブレイション操作部にて行われる（２１）。この更新フ
ァイルの設定操作により、更新ファイルに対応するスキ
ャンテクニックのスキャンマークが“１″のコントロー
ル・テーブルが作成される（２２）。制御部はクーリン
グ待ち（Ｘ線管が発熱するので冷却する必要がある）が
最小となるようにスキャン順序を決めながらコントロー
ル・テーブルのスキャンマークをサーチする（２３）。

１１１１１が立っているコントロール・テーブルのスキ
ャンパラメータをセットして、これに従ってクレードル
１０を２方向に移動しながら（ファントムを変えながら
）スキャンしデータを収集する（２４）。収集したデー
タでキレリブレイジョン計算をしてファイルの更新をす
る（２５）。コントロール・テーブルのスキャンマーク
のサーチが終了するまで動作２３乃至２５を繰返す（２
６）。ＣＴ値アジャストをしないときには、スキャンマ
ーク“１″の全てをスキャンしてキャリブレイションを
終了する（２７）。ＣＴ値アジャストが設定されている
ときには、ＣＴアジャスト用のスキャンをし、収集した
データによる画像再構成処理をしてＲＯＩ計算及びＣＴ
値アジャストを行って動作を終了する。

尚、上記実施例は、ＣＴ値アジャスト機能を備えている
が、本発明はこれに限定するものではなく、システムキ
ャリブレイションの機能のみを備えるものであってもよ
い。

（発明の効果）以上、説明の通り、本発明の自動較正機能を備えたＸ線
断層撮影装置のテーブル装置によれば、Ｘ線透過特性の
異なる複数の円筒状のファントムを同心円状に一体化し
てクレードルに固定し、キャリブレイションのときに、
複数のキャリブレイションの中から予め指定するキャリ
ブレイションの種類に対応したスキャンテクニックを自
動的に選択すると共に、該選択動作に対応してクレード
ルを自動的に移動してファントムを所定の位置に設置し
キャリブレイションをする構成となっているため、キャ
リブレイションを簡単に、かつ、短時間に行うことので
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）及び（ロ）は、本発明の一実施例における
ファントムの構成図、第２図は、本発明の一実施例にお
けるキャリブレイション・スキャン・コントロール・テ
ーブルの構成図、第３図は、本発明の一実施例における
動作説明図、第４図は、Ｘ線断層撮影装置の構成図であ
る。１・・・ガントリー、２・・・被検体、３・・・開口、
４・・・Ｘ線管、５・・・検出器、６・・・コリメータ
、７・・・ファンビーム状Ｘ線、８・・・テーブル装置
、９・・・テーブル本体、１０・・・クレードル、１１
・・・ファントム、１２・・・水ファントム、１３及び
１４・・・ポリエチレンファントム、１５・・・ファン
トムホルダ。篤１図（イ）Ｏ（ロ）

Claims

【特許請求の範囲】Ｘ線源からのＸ線を被検体に照射したときの透過Ｘ線に
基づくデータを、コンピュータにより画像再構成処理を
して被検体の断層像を得るようにしたＸ線断層撮影装置
において、前記被検体を載置するクレードルに固定されるファント
ムであって、夫々異なるＸ線透過特性を有する複数の円
筒状ファントムを同心円状に配置して一体化したキャリ
ブレイション用ファントムと、キャリブレイションの種
類に対応したスキャンテクニックを記憶する手段と、キ
ャリブレイション指令が与えられたとき、前記のスキャ
ンテクニックの中から予め指定されているものを適宜選
択すると共に、該選択動作に対応して前記クレードルを
移動し前記ファントムを所定の位置に設置してキャリブ
レイションをする手段とを備えることを特徴とする自動
較正機能を備えたＸ線断層撮影装置。