JPS6215191A

JPS6215191A - ハツチカバ−装置

Info

Publication number: JPS6215191A
Application number: JP15407685A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Ishii; 石井　弘美; Ryoichi Ishiguro; 石黒　良一; Tokumatsu Masuda; 増田　徳松; Masao Saito; 正夫斉藤; Saori Yamaguchi; 山口　さおり
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1985-07-15
Filing date: 1985-07-15
Publication date: 1987-01-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は船舶におけるハツチカバー装置′に関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

バルクキャリア、鉱石／オイルキャリア等、ハツチカバ
ーを有し、且つ貨物艙に液体を注入する可能性がある船
舶の場合、船体構造のスカン）　ＩＪソング液体が最大
限溝された状態での液面高さくヘッドポイント）をベー
スとして決定される。このヘッドポイントはなるべく低
いほうがスカントリング上有利であり、ヘッドポイント
が上がるにしたがって構造部材の板厚増加等の必要が生
ずる。

ところで、バルクキャリア等の貨物船舶は第６図に示す
ようにハツチコーミング（至）上にハツチカバーＣ１４
を配置する形式のハツチカバー装置を備え、また通常ハ
ツチカバーθゆには貨物艙内の通風を考慮し、通風筒に
）が設けられている。

このようなハツチカバー装置を有する船舶では上記通風
筒（至）の開放端がヘッドポイント（Ｐ）となるが、ハ
ツチコーミング（至）上に配置されたハツチカバーα◆
のさらに上方という高位置にヘッドポイントが設けられ
ることになり、このため余分なスカントリングを必要と
していた。

また、第６図に示すような従来のハツチカバー装置では
、ハツチカバー←→がハツチコーミングυ上に置かれる
ものであるため、その固定装置や密閉装置を必要とする
。すなわち密閉装置としてハツチコーミング（２）上の
全周にタイトニングバー四を設けるとともに、ハツチカ
バーぐ４の下面全周には前記タイトニングバーαＱに圧
接すべきパツキンαηを設ける必要があり、またハツチ
カバー（Ｌ４とハツチコーミング（２）とを連結固定す
る固定装置０樟（りＩＪ−ト）、さらには複数あるハツ
チカバー０４どうしを連結する連結装置（６）（連結ボ
ルト）という煩雑な装置を設ける必要があり、また、こ
のような固定装置等の着脱作業も容易で（芋な（１゜本発明はこのような従来の問題に鑑みなさｎたもので、
船体のヘッドポイントを下げ、しかも固定装置、密閉装
置等の煩雑な機構を必要としないハツチカバー装置を提
供せんとするものである。

〔問題を解決するための手段〕

このため本発明は、ハッチカバー本体を、その閉鎖時高
さ方向の全部または一部がハツチコーミングの内側に埋
入されるよう構成したことをその基本的特徴とする。

このようなハツチカバー装置では、ハッチカバー本体が
ハツチコーミング内に埋入さｎた分ヘッドポイントが低
くなり、スカントリングを下げることができる。丈た、
ハッチカバー本体高さ方向の少なくとも一部がハツチコ
ーミング内に埋入し、こわによりハツチカバーがその周
囲をハツチコーミングで拘束され、且つハツチカバー外
周とハツチコーミング内周間でシール部が形成されるた
め、煩雑な固定装置や密閉装置を設けることなく、ハツ
チカバーの固定とハツチコーミングとの密閉状態とが確
保される。

〔実施例〕

第１図は本発明を所謂ポンツーン型ハツチカバー装置に
適用した一実施例を示すものである。

ハツチコーミング（１ａ）はその全周にハツチ口内方に
下向きに傾斜したカバー受は面（３ａ）が形成さｎてい
る。ハツチカバー（２ａ）の側面全周も前記カバー受は
面（３ａ）に対応した傾斜面（４ａ）に構成されるとと
もに、その傾斜面（４ａ）の全周にシール用ガスケット
（５）　（本実施例では複数条のガスケット）が取付け
らｎている。

そして、／’ｉツチカバー（２ａ）は、その高さ方向の
全部がハツチコーミング（ｌａ）内に埋入し、上面がハ
ツチコーミング上端と路面−になるよう配置される。こ
の状態で、ハツチカバー（２ａ）の傾斜面（４ａ）がカ
バー受は面（３ａ）と対面し、そのガスケット（５ａ）
がカバー受は面に圧接され、る。

第２図及び第３図はそれぞれポンツーン型ハツチカバー
装置の他の実施例を示すものである。このうち、第２図
は、ハツチコーミング（１ｂ）にカバー受は面（３ｂ）
が設けられ、且つハツチカバー（２ｂ）外周に傾斜面（
４ｂ）が設けられる等の基本的な構造は第１図のものと
同様であるが、第１図のものがハツチカバー（２ｂ）の
全高をハツチコーミング（ｌｂ）内側に埋入させる形式
であるのζこ対し、ハツチカバー（２ｂ）の下部をハツ
チコーミング（１ｂ）内に埋入させるようにしたもので
ある。また第３図は、ハツチカバー（２ｄ）の側部を垂
直面（６）に構成するとともに、ハツチコーミング（１
ｄ）の内側に係合段部（７）を設け、ハツチコーミング
（１ｄ）内に埋入さｎたハツチカバー（２ｄ）を前記保
合段部（７ンで保持するようにしたものである。

以上の所謂ポンツーン型ハツチカバー装置では、ハツチ
カバー（２）は岸壁または船上に設けられたクレーンで
吊り上げらｎ５、配置、取り外しが行われる。

また、本発明は、サイドローリング等の開閉式ハツチカ
バー装置にも適用できる。第４図及びｗＪＳ図は本発明
をサイドローリング式ハツチカバー装置に適用した場合
の一実施例を示すものである。

ハツチコーミング（１ｃ）の内側には、第１図、第２図
の実施例と同様のカバー受は面（３ｃ）が形成されると
ともに、水平方向両開きの一対のハツチカバー（２ｃ）
の各下部には前記カバー受は面（３ｃ）と対応した傾斜
面（４ｃ）が形成されている。この傾斜面（４ｃ）には
上記実施例と同様のガスケット（図示せず）が周設され
ている。ハツチコーミング（ＩＣ）の両側には走行用の
レール（８）が設けらｎｌ一方、各ハツチカバー両側の
傾斜面上部には張出し部（９）が設けられ、この張出部
（９）に前記レール（８）上を走行可能なローラＣＬ、
）が設けらｎ７ている。

また、従来構造と同様、ハツチカバー（２ｃ）閉鎖位置
における各ローラαｑ下部のレール部分（８のはジヤツ
キ装置Ｃ１，）　（油圧シリンダ等）により下降可能と
なっており、ハツチカバー（２ｃ）の閉鎖時には、第５
図の状態からジヤツキ装置ａηによりレール部分（８０
）を下降させることにより、ローラα臼を介して支持し
ているカバ一本体を下降させ、その傾斜面（４Ｃ）をハ
ツチコーミングのカバー受は面（３Ｃ）に下すようにし
ている。

各ハツチカバー（２ｃ）は１通常油圧ウィンチ等により
駆動するワイヤ（エンドレス）等に牽引され水平方向に
移動する。なお、本実施例では両ハツチカバー（２ｃ）
の突き合せ面（２）も傾斜状に構成されている。

以上のような本発明のハツチカバー装置では、ハツチカ
バー（２）はその閉鎖時高さ方向の全部または一部がハ
ツチコーミング内に埋入されるため１次のような利点が
得らｎる。

げ）ハツチカバーがハツチコーミング内に埋入される分
だけヘッドポイントを下げることができ、このため構造
部材のスカントリングを下げ船体重量の軽減を図ること
ができる。

（０）ハツチカバーをその一部または全部がハツチコー
ミングの内側に入るような構造とする関係上、ハツチカ
バー自体が小型化し、こ乙によっても船体重量の軽減を
図ることができる。

ｅ埼ハツチカバーがハツチコーミング内側に埋入される
ため、横方向の外力に対しハツチカバーがハツチコーミ
ングの補強材の役目を果し、発生した応力をコーミング
全体ｌこ均等に分散することができる。こｎによりコー
ミングのスカントリングが下げられ、これによっても船
体重量の軽減を図ることができる。

に）ハツチカバーがハツチコーミングの内側に嵌め込ま
わる形式であるため、従来のようナタイトニングバー等
を設けることなく。

ハツチカバーとハツチコーミングとの密閉性を確保でき
る。特にハツチコーミング内側とハツチカバー外側とを
傾斜面で突き合せる第１図に示すような形式では、接触
面積を大きく取ｎるためより大きな密閉性が得られる。

（ホ）ハツチカバーがその周囲をハツチコーミングに拘
束されるため、運航時等におけるカバーの移動を防止す
るための固定装置が不要となり、したがって、その着脱
作業も省略できる。

（へ）上記したようにハツチカバーが小型化し、しかも
、こ乙によりその補強構造も軽減できるため、カバー自
体の軽量化が図られ、これによってカバー開閉のための
機器類（クレーン、ウィンチ、シリンダー等）の容量ダ
ウンが図れる。

（ト）従来構造では、ハツチカバーが上載されるべきハ
ツチコーミングが水平に構成され。

その上面に揚荷時にこぼｎたバラ荷が溜まり、カバーを
閉める際これを取り除く作業が必要であるが、ハツチコ
ーミングに傾斜したカバー受は面が形成さｎた構造では
、ハツチコーミング上にこぼれ落ちたバラ荷はカバー受
は面から自動的に艙内等に落ち、このため、ハツチカバ
ー閉鎖時におけるハツチコーミング上面の清掃作業が省
略できる。

（イ）ハツチカバーがハツチコーミング内に埋め込まれ
るため、その分運航時の空気抵抗等を軽減でき、船舶性
能を向上させることができる。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明によｎば、船体のヘッドポイントを下
げ、スカントリングを軽減させることができ、加えて、
ハツチカバーの固定装置や密閉装置等を省略ないし簡易
化することができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はそれぞｎ本発明をボンラーン型ハ
ツチカバー装置に適用した場合の実施例を示す説明図で
ある。第４図及び第５図は本発明をサイドローリング型
ハツチカバー装置に適用した場合の一実施例を示すもの
で、第４図は側面図、ＷＪｓ図は第４図中ｖ−ｖ線に沿
う断面図である。第６図は従来構造を示す説明図である。図において、（１ａ）（１ｂＸ１ｃＸ１ｄ）はハツチコ
ーミング、（ｚａ）（ｚｂＸ２ｃＸ２ｄ）はハツチカバ
ーを各示す。

Claims

【特許請求の範囲】ハッチカバー本体を、その閉鎖時高さ方向の全部または一部がハッチコーミングの内側に埋入されるよう構成してなるハッチカバー装置。