JPH0616178A - コンテナー船の倉口蓋間防水構造 - Google Patents

コンテナー船の倉口蓋間防水構造

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JPH0616178A
JPH0616178A JP19919392A JP19919392A JPH0616178A JP H0616178 A JPH0616178 A JP H0616178A JP 19919392 A JP19919392 A JP 19919392A JP 19919392 A JP19919392 A JP 19919392A JP H0616178 A JPH0616178 A JP H0616178A
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JP
Japan
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cover
water
lid
container
top plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19919392A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Nishimura
佳孝 西村
Tetsuya Yonesato
徹也 米里
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣合う倉口蓋の開閉に相互干渉が生ぜず、か
つガスケットの点検が容易で、また雨水及び海水の流入
の惧れがない、したがって経済性,保全性及び防水性に
優れたコンテナー船の倉口蓋間防水構造を図る。 【構成】 並置された倉口蓋の対向端側の天板上にそれ
ぞれ突設され前後方向へ延びるガツターバーを有するコ
ンテナー船の倉口蓋間防水構造において、基端部が第1
の倉口蓋08の天板09上一端側部に枢着され横断面形
状が下向きコ字状で前後方向に延びるとともに高さhが
コンテナー固着金具2の高さh0 以下の倒立溝型防水カ
バー3を具え、防水カバー3を第1の倉口蓋08の外側
へ回動して第2の倉口蓋011との間のすき間部016
を覆い、また防水カバー3を第1の倉口蓋08の内側へ
回動して第1の倉口蓋08の天板09上に格納可能にす
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンテナー船の倉口蓋間
防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナー船の倉口蓋間防水構造として
は、従来、例えば、図3横断面図に示すように、左右1
対の第1,第2の倉口蓋の第1の倉口蓋01の左側側板
02の下部外面に突設され水平に前後方向へ延び先端縁
が立上がっているL字状のシールバー03と、第2の倉
口蓋04の右側側板05の上部外面に突設され水平に前
後方向へ延び先端縁が下方を向く倒置L字状のガスケッ
トリテイナー06と、これの内側に付設されシールバー
03と圧接可能のガスケット07とから形成されるもの
が知られている。また、冠水する可能性の少ない位置に
設置されるものでは、ガスケット07を省略することも
ある。さらに、図4横断面図に示すように、第1の倉口
蓋08の天板09の上面左端に突設され前後方向へ延び
るガツターバー010と、第2の倉口蓋011の天板0
12の上面右端に突設され前後方向へ延びるガツターバ
ー013とから形成されるものも知られている。ここ
で、014,015はそれぞれ第1の倉口蓋08,第2
の倉口蓋011の側板である。
【0003】しかしながら、これらの構造では、それぞ
れ下記のような欠点がある。 (1) シールバー03等による構造では、第1の倉口蓋0
1を吊上げるためには、その前に第2の倉口蓋04を吊
上げておく必要があり、また第2の倉口蓋04を吊下ろ
すためには、その前に第1の倉口蓋01を吊下ろしてお
く必要があり、すなわち、両倉口蓋が互いに独立的に開
閉ができないので、荷役作業に無駄が多く、したがって
経済性に問題がある。また、ガスケット07はガスケッ
トリテイナー06の下面に付設されているので、点検が
容易でなく、したがって保守が難しい。 (2) ガツターバー010等による構造では、倉口蓋間す
き間部016には防水手段がないので、ここから雨水及
び海水が船倉に流入し、したがって防水構造として十分
ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、隣合う倉口蓋の開閉に
相互干渉が生ぜず、かつガスケットの点検が容易で、ま
た雨水及び海水の流入の惧れがない、したがって経済
性,保全性及び防水性に優れたコンテナー船の倉口蓋間
防水構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は第
1の倉口蓋の天板上一端側に突設され前後方向へ延びる
ガツターバーと上記第1の倉口蓋に並置された第2の倉
口蓋の天板の上記第1の倉口蓋の上記一端側に対向する
対向端側に突設され前後方向へ延びるガツターバーとを
有するコンテナー船の倉口蓋間防水構造において、基端
部が上記第1の倉口蓋の天板上一端側部に枢着され横断
面形状が下向きコ字状で前後方向に延びるとともに高さ
がコンテナー固着金具の高さ以下の倒立溝型防水カバー
を具え、上記防水カバーを上記第1の倉口蓋の外側ヘ回
動して上記第2の倉口蓋との間のすき間部を覆い、また
上記防水カバーを上記第1の倉口蓋の内側へ回動して上
記第1の倉口蓋の天板上に格納可能にすることを特徴と
する。
【0006】
【作用】このような構成によれば、基端部が第1の倉口
蓋の天板上一端側部に枢着され横断面形状が偏平下向き
コ字状で前後方向に延びるとともに高さがコンテナー固
着金具の高さ以下の倒立溝型防水カバーを具えているの
で、下記の作用が行われる。 (1) 上記防水カバーを第1の倉口蓋の外側へ回動して第
2の倉口蓋との間のすき間部を覆うと、上記両倉口蓋間
すき間部からの雨水及び海水の船倉への流入が防止でき
る。 (2) 上記防水カバーを上記第1の倉口蓋の内側へ回動し
て上記第1の倉口蓋の天板上に格納すると、上記両倉口
蓋を吊上げ吊下げする際にそれらが互いに干渉しなくな
る。また、格納状態では上記防水カバーの内面が上向き
となり、ここにガスケットを付設した場合、その点検が
容易となる。更に、上記防水カバーがコンテナー固着金
具の高さ以下に収まり、コンテナーの積付けに干渉しな
い。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図3〜図4と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部
材を示し、まず、図1横断面図において、1は天板09
の上面に高さh0 のコンテナー固着金物2を介して固定
されたコンテナーである。3は右端部が第1の倉口蓋0
8の天板09の左端部上にアイプレート4及び水平ピン
5を介して枢着され、使用時の横断面形状が下向きコ字
状で前後方向に延び、第1の倉口蓋08と第2の倉口蓋
011との間のすき間部016を覆うことができる倒立
溝型防水カバーである。hは倒立溝型防水カバー3の高
さで、コンテナー固着金具2の高さh0 以下となってい
る。
【0008】このような構造において、第1の倉口蓋0
8,第2の倉口蓋011をそれぞれ吊上げ、又は吊下ろ
す際には、同図鎖線で示すように、まず、倒立溝型防水
カバー3を時計方向に180°回動して天板09上に倒
す。また、第1の倉口蓋08,第2の倉口蓋011をそ
れぞれ吊下ろしたのちは、同図実線で示すように、倒立
溝型防水カバー3を反時計方向に180°回動して両倉
口蓋間のすき間部016を覆う。次に、図2横断面図は
本実施例の変形例を示し、6は倒立溝型防水カバー3の
内側に付設されたガスケットで、これは使用状態でガツ
ターバー010,013にそれぞれ圧接している。この
ような構造においても、その作用,効果は本実施例のそ
れと実質的に同一であるほか、防水性が向上する特長が
ある。
【0009】これら、実施例,変形例の構造によれば、
基端部が第1の倉口蓋の天板上一端側部に枢着され横断
面形状が偏平下向きコ字状で前後方向に延びるとともに
高さがコンテナー固着金具の高さ以下の倒立溝型防水カ
バーを具えているので、下記効果が奏せられる。 (1) 上記防水カバーを第1の倉口蓋の外側へ回動して第
2の倉口蓋との間のすき間部を覆うと、上記両倉口蓋間
すき間部からの雨水及び海水の船倉への流入が防止で
き、したがって防水性が向上する。 (2) 上記防水カバーを上記第1の倉口蓋の内側へ回動し
て上記第1の倉口蓋の天板上に格納すると、上記両倉口
蓋を吊上げ吊下げする際にそれらが互いに干渉しなくな
り、したがって無駄作業がなくなり、経済性が向上す
る。また、格納状態では上記防水カバーの内面が上向き
となり、ここにガスケットを付設した場合その点検が容
易となり、したがって保全性が向上する。更に、上記防
水カバーがコンテナー固着金具の高さ以下に収まり、コ
ンテナーの積付けに干渉せず、したがって経済性が向上
する。
【0010】
【発明の効果】要するに本発明によれば、第1の倉口蓋
の天板上一端側に突設され前後方向へ延びるガツターバ
ーと上記第1の倉口蓋に並置された第2の倉口蓋の天板
の上記第1の倉口蓋の上記一端側に対向する対向端側に
突設され前後方向へ延びるガツターバーとを有するコン
テナー船の倉口蓋間防水構造において、基端部が上記第
1の倉口蓋の天板上一端側部に枢着され横断面形状が下
向きコ字状で前後方向に延びるとともに高さがコンテナ
ー固着金具の高さ以下の倒立溝型防水カバーを具え、上
記防水カバーを上記第1の倉口蓋の外側ヘ回動して上記
第2の倉口蓋との間のすき間部を覆い、また上記防水カ
バーを上記第1の倉口蓋の内側へ回動して上記第1の倉
口蓋の天板上に格納可能にすることにより、隣合う倉口
蓋の開閉に相互干渉が生ぜず、かつガスケットの点検が
容易で、また雨水及び海水の流入の惧れがない、したが
って経済性,保全性及び防水性に優れたコンテナー船の
倉口蓋間防水構造を得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横断面図である。
【図2】図1の変形例を示す同じく横断面図である。
【図3】公知のコンテナー船のシールバー式倉口蓋間防
水構造を示す横断面図である。
【図4】公知のコンテナー船のガツターバー式倉口蓋間
防水構造を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 コンテナー 2 コンテナー固着金物 3 倒立溝型防水カバー 4 アイプレート 5 水平ピン 6 ガスケット 08 第1の倉口蓋 09 天板 010 ガツターバー 011 第2の倉口蓋 012 天板 013 ガツターバー 014 側板 015 側板 016 すき間部 h 高さ h0 高さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の倉口蓋の天板上一端側に突設され
    前後方向へ延びるガツターバーと上記第1の倉口蓋に並
    置された第2の倉口蓋の天板の上記第1の倉口蓋の上記
    一端側に対向する対向端側に突設され前後方向へ延びる
    ガツターバーとを有するコンテナー船の倉口蓋間防水構
    造において、基端部が上記第1の倉口蓋の天板上一端側
    部に枢着され横断面形状が下向きコ字状で前後方向に延
    びるとともに高さがコンテナー固着金具の高さ以下の倒
    立溝型防水カバーを具え、上記防水カバーを上記第1の
    倉口蓋の外側ヘ回動して上記第2の倉口蓋との間のすき
    間部を覆い、また上記防水カバーを上記第1の倉口蓋の
    内側へ回動して上記第1の倉口蓋の天板上に格納可能に
    することを特徴とするコンテナー船の倉口蓋間防水構
    造。
JP19919392A 1992-07-02 1992-07-02 コンテナー船の倉口蓋間防水構造 Withdrawn JPH0616178A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013095392A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Nippon Steel Logistics Co Ltd ハッチカバーのシール装置およびシール方法
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Effective date: 19991005