JPS594873Y2 - 海洋投棄船の船底扉締付装置 - Google Patents

海洋投棄船の船底扉締付装置

Info

Publication number
JPS594873Y2
JPS594873Y2 JP3390879U JP3390879U JPS594873Y2 JP S594873 Y2 JPS594873 Y2 JP S594873Y2 JP 3390879 U JP3390879 U JP 3390879U JP 3390879 U JP3390879 U JP 3390879U JP S594873 Y2 JPS594873 Y2 JP S594873Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egress
chevron
door
dumping
wedge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3390879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55134394U (ja
Inventor
正義 加納
豊 桂
康雄 中井
Original Assignee
日立造船株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
Priority to JP3390879U priority Critical patent/JPS594873Y2/ja
Publication of JPS55134394U publication Critical patent/JPS55134394U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS594873Y2 publication Critical patent/JPS594873Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海洋投棄船の船底扉締付装置に関するものであ
る。
最近、埋立場所の不足により廃棄物の海洋投棄が必要と
なり、種々の海洋投棄船が就航しているが、その就航海
域への投棄物漏洩による海洋汚染についてきびしく規制
されるようになってきた。
このような事情から海洋投棄船は平木航路中心のものか
ら沿海航路中心のものへと次第に大型化し、その構造も
一主扉で船倉底部の投棄口を開閉するものから二重層で
開閉するものへと移行してきた。
すなわち投棄指定場所への運搬途中に投棄物質が海中に
漏洩し、就航海域が汚染されるのを未然に防止するため
には、−主扉式では不十分とされ、その結果二重扉式が
採用されたのである。
ところが近年になって省力化、価格低減化が叫ばれるよ
うになり、前記二重層成のものにはこの点から好ましく
ないとされ、再び一重層成のものが見直されるようにな
った。
第1図は沿海航路に就航する大型海洋投棄船を示したも
のであるが、これは、その船倉1の底部中央に船首尾方
向に延びる山形部材2を設けてその両側に左右一対の投
棄口3を形威し、これらの投棄口3の周縁部とそれぞれ
の開閉扉4との間にシール体5を介装してなる。
扉4はそれらの内側端縁部がヒンジ6を介して山形部材
2に軸支され、外側端縁部が上甲板上のウィンチ装置(
図示せず)から繰出されたチェノ7の先端に連結されて
おり、これらのチェノ7の繰出し及び巻取りによってヒ
ンジ6を中心とする開閉揺動が行なわれる。
開姿勢は第1図仮想線で示し、閉姿勢は実線で示してい
るが、閉姿勢時においては、チェノ7による引張力によ
って扉4の上面外周部がシール体5に圧接され、この部
分に水密シールが施される。
かかる閉姿勢維持のためにはチェノ7による引張力の付
与に替えてトリツガ装置(図示せず。
)等も使用されるが、いずれにおいても長時間に亘って
確実なシール効果を維持することは困難である。
そこで扉4の周囲複数箇所と船体との間にくさび機構を
設け、それにより扉4を常時上方へ付勢しておけば、図
示例のような一重層成のものであっても長時間に亘る確
実なシール効果を維持しえ、就航海域の汚染を未然に防
止することができる。
しかしこの場合でも扉4が船倉内投棄物の荷重を受けて
いる関係から、扉4に対するくさび機構による支持点の
数が必要以上に少ないと、扉4にたわみ等が発生し、そ
の部分でのシールが不十分となる。
したがってくさび機構の数はある一定数以上のものとす
る必要がある。
くさび機構の数を増加させると、その付勢装置、たとえ
ばシリンダ装置等の設置基数もそれにつれて多くなる。
ところが多数のシリンダ装置を船体側に設置しようとす
る場合、船体両舷部8ではその設置スペースを十分に確
保することのできる場合が多いが、山形部材2の内部9
は投棄口3を大きくとることの必要から非常に狭少とな
っているため、十分な設置スペースを確保することが困
難又は不可能である。
したがって、結局−主扉式のもので長時間のシール効果
を確実に維持することは困難であるとされていた。
本考案はかかる問題点を解決したものであり、本考案に
よると、くさび機構による扉の支持点数を多くとること
がで゛きるにかかわらず、それらのくさび機構を付勢す
るシリンダ装置等の設置基数を極力少なくすることがで
き、よってそれらの設置スペースについての問題が解消
され、−主扉式のものであっても長時間に亘ってシール
効果を確実に維持することができる。
以下本考案の実施例を第2図〜第5図に基づき説明する
第2図において、10は船倉11の底部中央に船首尾方
向に延設された山形部材、12は傾斜シュート形式の隔
壁であり、山形部材10の両側には左右一対の投棄口1
3及びボイドスペース14が形成される。
ボイドスペース14の上壁15.15には前記投棄口1
3を取囲むようにシール体16が配設される。
17は投棄口13の開閉扉であり、これらはその内側端
縁部二箇所がヒンジ18を介して山形部材10の左右の
下側側壁19に軸支され、外側端縁部の所定箇所がウィ
ンチ装置(図示せず。
)からのチェノ20の先端に結合される。
前記ヒンジ1Bは、第4図から明らかなように、山形部
材10から突設したブラケット21に扉体17から突設
したブラケット22を水平ピン23を介して連結すると
共に、扉体側ブラケット22の水平ピン嵌入孔24が上
下方向に長い長孔として構成される。
第5図に示したように、扉17の各回つの端縁に対向す
る船体側にはそれぞれ所要数のシリンダ装置25A〜2
5 Fが設けられる。
シリンダ装置25A〜25Fは出退装置の一例である。
そ、してこれらのシリンダ装置25A〜25Fと扉体1
7との間にくさび機構26A〜26Fが設けられる。
図示例ではくさび機構26A〜26Fによる扉17の支
持点数を各六点とし、その内訳は遊端縁部及び基端縁部
で二点、側端縁部で各一点としている。
第2図で明らかなように、船舷部のスペースに設けられ
たシリンダ装置25A、、25Bはそのピストンロッド
27A、27Bが底部隔壁2Bを貫通すると共に支持ベ
アリング29A、29Bによって出退のみ可能に支持さ
れる。
そしてその先端上部に傾斜面30A、30Bを形式して
この部分をくさび31A、31Bとして構成している。
−古層17の遊端縁にはくさび受体32A。32Bを突
設してあり、前記くさび31A、31Bがその突出位置
で該くさび受体32A、32Bをその下側から支持すべ
く構成している。
扉17の側端縁部に対応して設けられた他のシリンダ装
置25C925Dについても同様である。
山形部材10の内部に設けられたシリンダ装置25 E
、 25 Fは、第2図第3図から明らかなようにその
長手方向に配置される。
このうち一方のシリンダ装置25Eについて説明すると
、そのピストンロッド33Eには先端金具34Eが設け
られこの先端金具34Eに等長の一対のリンク35Eが
垂直ピン36Eを介して相互揺動可能に連結される。
これらのリンク35Eの先端には垂直ピン37Eを介し
て左右一対の出退杆38Eの基部がそれぞれ連結される
一対の出退杆38Eは山形部材10下部の左右側壁19
をそれぞれ貫通し、その出退勤が支持ベアリング39E
でガイドされる。
これら出退杆38Eの先端上部には傾斜面40Eが形成
され、この部分がくさび41 Eとして構成される。
一方くさび41 Eに対向する扉17の基端縁部には、
先端下部に傾斜面42を有するくさび受体43が突設さ
れ、前記くさび41 Eが突出位置でその下側から支持
すべく構成している。
出退杆38Eの基部には前記リンク35Eに平行に他の
一対のリンク44Eの一端部が連結され、これらのノン
ク44Eの他端部がガイドロッド45Eに先端金具46
Eを介して相対揺動可能に連結される。
4フEはガイドケーシングである。
なお山形部材10内部の他のシリンダ装置25Fについ
ても同様である。
なお前記ピストンロッド27A、 27B、 33Eは
作動杆の一例である。
以上において、チェノ20による引張力又はトリツガ装
置(図示せず。
)による支持力で扉17を閉姿勢とし、この状態で船倉
11内へ投棄物を積込む。
積込み後は、まず扉17をその遊端縁側でくさび機構2
6 A、 26 Bにより支持し、次に基端縁部側でく
さび機構26 E、 26 Fにより支持し、最後に側
端縁部でくさび機構26 C,26Dにより支持する。
そしてこの後チェノ20の引張力あるいはトリツガ装置
の支持力を解除し、航海に移る。
投棄指定場所での投棄は、チェノ20の引張力あるいは
I・リツガ装置の支持力によって扉17を支持した状態
で、前記とは逆の順序でくさび機構26A〜26Fによ
る支持力を解除し、その後トリツガ装置の支持力を解除
して扉17を一挙に開放し、投棄物を海中へ落下させる
前記において、くさび機構26A〜26Dによる扉17
の遊端縁部及び側端縁部の支持及びその解除は、たとえ
ばシリンダ装置25Aのピストンロッド27Aを出退さ
せることによってそれらの先端のくさび31Aを扉17
側のくさび受体32Aの下部にそれらの傾斜面を介して
差込みあるいは抜去することにより行なう。
また基端縁部の支持及び解除は、シリンダ装置25Eの
ピストンロッド33Eを出退させることによりリンク3
5Eを介して出退杆38Eを出退させ、もってくさび4
1 Eを扉17側のくさび受体43の下部に傾斜面40
E、42を介して差込みあるいは抜去することにより行
なう。
他のくさび機構26 B、 26 C,26D、 26
Fについても同様である。
くさび機構26A〜26 Fによって扉17が常時上方
へ付勢された状態で支持され、かつそれによる支持点数
も投棄物重量による荷重をうけて扉17がたわまない程
度に設定されているので、長時間の航海においてもシー
ル効果は確実に維持される。
以上詳述したように、本考案によると、開閉扉の山形部
材側端縁部をくさび機構を介して支持する場合に、その
支持点数の半分の数の出退装置を設ければよいので、そ
の設置スペースが狭少であっても問題が起らない。
そして特に出退装置は山形部材内部にその長手方向に設
置されるので如何に設置スペースが狭くとも設置可能で
ある。
さらに一対の扉はその対称位置で支持されるので鉄扉の
構造を統一したものにすることができる。
さらに開閉扉の軸止用ブラケットの水平ピン嵌入孔を上
下方向の長孔と威したので、回動側基端部におけるシー
ル体を出退杆により均一に締付けることができ、従って
シール体の寿命を延ばすことができると共にシールを確
実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一重層成海洋投棄船の要部横断面図、第2図〜
第5図は本考案実施例を示しており、第2図は要部の横
断面図、第3図は要部の拡大平面図、第4図はヒンジ1
Bの側面図、第5図は説明図である。 10・・・山形部材、11・・・船倉、13・・・投棄
口、16・・・シール体、17・・・開閉扉、19・・
・山形部材側壁、25E、25F・・・シリンダ装置、
26 E、 26 F・・・くさび機構、33E・・・
ピストンロッド、35E・・・リンク、38E・・・出
退杆、41 E・・・くさび、43・・・くさび受体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海洋投棄船の船倉底部に設けられた山形部材の両側にそ
    れぞれ形威された投棄口を開閉する一対の開閉扉の締付
    装置であって、山形部材側の投棄口周縁部に設けられた
    水平ピンにブラケットを介して回動自在に支持された各
    開閉扉の前記ブラケットの水平ピン嵌入孔を上下方向の
    長孔と威し、前記山形部材の左右側壁をそれぞれ出退自
    在に貫通する一対の出退杆を設けると共にこれら出退杆
    の先端にくさびを設け、前記各開閉扉に、前記出退杆の
    くさびに下側から支持されるくさび受体を設け、かつ前
    記山形部材内部にしかもその長手方向で出退装置を配置
    すると共に、該出退装置の作業杆と前記一対の出退杆と
    を一対のリンクを介して連結し、さらに前記投棄口周縁
    部と開閉扉との間にシール体を介装したことを特徴とす
    る海洋投棄船の船底扉締付装置。
JP3390879U 1979-03-15 1979-03-15 海洋投棄船の船底扉締付装置 Expired JPS594873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3390879U JPS594873Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 海洋投棄船の船底扉締付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3390879U JPS594873Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 海洋投棄船の船底扉締付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55134394U JPS55134394U (ja) 1980-09-24
JPS594873Y2 true JPS594873Y2 (ja) 1984-02-13

Family

ID=28890303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3390879U Expired JPS594873Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 海洋投棄船の船底扉締付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS594873Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55134394U (ja) 1980-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2707928A (en) Ship's hatch and cover
KR880006091A (ko) 개조가능한 바아지선과 그 개조방법
US3280777A (en) Integrated ramp doors for ship
KR20130002514A (ko) 개폐 가능한 문지방을 갖춘 풍우밀 도어 장치
JPS594873Y2 (ja) 海洋投棄船の船底扉締付装置
KR20120002682A (ko) 선체의 외판 내측에 계류윈치가 설치된 선박
IE43971B1 (en) A floating vessel with improved seakeeping characteristics
US3952790A (en) Arrangement for hatch covers
KR101682277B1 (ko) 협소한 공간에 적용이 가능한 문풀 해치 및 이를 포함하는 선박
EP1062150B1 (en) Rotating mechanism for cargo ship hatch cover
US4502405A (en) Floating device comprising storage holds for bulk freight, such as a hopper dredge
JPS5831757Y2 (ja) 海洋投棄船の船底扉締付装置
US2655889A (en) Hatch cover
KR100504237B1 (ko) 선저 개구부를 막을 수 있는 차폐수단이 구비된 선박
JP2001071989A (ja) ムーンプール付船舶における船体抵抗減少装置
JPS637594Y2 (ja)
KR20130056954A (ko) 선박의 해치 구조
CN112550556A (zh) 用于锚穴外板开口的关闭装置
RU2020107C1 (ru) Люковое закрытие судна
CN210478949U (zh) 一种多功能防火水密舱口盖
US4234034A (en) Container and cover arrangement
SU1749113A1 (ru) Судовое люковое закрытие
JPS62258881A (ja) 自動ロツク装置
JPS5925714B2 (ja) 船底扉の水密保持装置
KR102647866B1 (ko) 포터블형 데크 머시너리 장치