JPS62151725A - 回転軸系のクラツク発生異常診断装置 - Google Patents

回転軸系のクラツク発生異常診断装置

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JPS62151725A
JPS62151725A JP29454085A JP29454085A JPS62151725A JP S62151725 A JPS62151725 A JP S62151725A JP 29454085 A JP29454085 A JP 29454085A JP 29454085 A JP29454085 A JP 29454085A JP S62151725 A JPS62151725 A JP S62151725A
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rotating shaft
vibration
frequency
crack
shaft system
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Masayuki Ichimoji
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 を発明の技術分野〕 本発明は、蒸気タービン発電機のような回転機械におい
て、回転軸系のクラック(亀裂)の有無を回転軸系の曲
げ振動およびねじり振動に基づいて正確に判定する回転
軸系のクラック発生異常診断装置装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
近年、蒸気タービン発電機のような回転機械においては
、その安全性と信頼性に対する要求が著しく高まってき
ており、秤々の異常診断装置が設置されるようになって
きている。
特に、回転b1械の中心的要素である回転軸系の異常診
断は最ら重要であり、異常診断装置が検出すべき回転軸
系の異常としては、これまでの経験から、回転軸に発生
するクラック、回転部の静止部への接触(ラビング)、
変形や損傷による内蔵部品の移動および飛散、アライメ
ントの変化、軸受の損傷、潤滑油の不適性等による軸受
の5+j常、あるいは1袖継手の異常等、非常に多くの
現象が認識されている。
これらの異常は、いずれも軸振動の振幅増大として現れ
、軸受に設けられている振動測定器によって検出される
が、軸受における軸の振幅が一定の水準を越え、緊急停
止がかけられた後、分解点検が行なわれ初めて異常の原
因が発見されて、対策が施されているのが現状である。
このような状況においては、回転軸系の異常がある程度
進展して、軸の振動がかなり人きくならなければ異常の
発生が検出されないため、機械故障の拡大を招く上、異
常現象の急激な成長に対しては、運転の停止が遅れて重
大な事故に発展する危険があり、しかも異常の原因は機
械の停止後の分解点検を待たなければ判明しないので、
修理部品の調達など修理、復旧作業に手間取り機械停止
期間がな長引くことが多い。
従って、回転機械における回転軸系の異常診断装置には
、異常の早期発見と適確な原因推定を同時に満足するこ
とが要求されるが、そのためには、上述の異常現象のそ
れぞれについて優れた検出方法の確率が重要である。特
に、負荷条件が静止構造物等に比べて著しく厳しい回転
軸系においては、曲げ振動やねじり振動による材料疲労
や過負荷、衝撃などによりクラックが発生し易く、しか
も回転中の軸の切損という回転芸械にとって最悪な事故
に直接つながるおそれがあるので、回転軸系のクラック
の発生の有無を判定する異常診断装置は極めて重要であ
る。
そこで、以下の説明では回転軸系の異常診断装置のうち
、回転軸系のクラックの有無を検出舊る異常診断に限定
して述べることとする。
クラックの生じている回転軸(以下クラック・ロータと
いう)に関する従来からの研究においては、軸が回転す
る際の自重ににるたねみによりクラックの開閉挙動が軸
におよぼす彩管を考慮して、軸の曲げ振動を解明してい
る。
第5図(a>に示すように、軸受ia、ibに水平に支
持され、質量の無視できるitd+2a、2bと軸受間
の中心に位置する質IMのロータ3からなる1自由度の
モデルにおいて、回転軸系4が回転速度Ω[rad/s
]で回転している間に、ロータの根元部にクラックCが
発生したものとする。
第5図(b)は、クランクC部における軸の断面図であ
る。ここで、軸受1a、1bの中心を結ぶ直線をZ軸と
し、これに直交する横断面における水平方向にX軸を、
垂直方向にY軸を設けて固定座標系X、Y−Zとする。
Z@の回りに軸の回転速度Ω[rad/S]で回転する
直交回転座標系ζ、η−7を設ける。図中、斜線部がク
ラックCであり、軸心を81重心をGで表し、軸心Sと
重心Gの距離をε、重心の位相角をφ[rad]とする
。このとき回転軸系4の運動方程式は固定ここに、Qは
重力の加速度、KK  はそれζ° η ぞれζ、η方向の回転軸の曲げ剛性である。
回転軸系4の曲げ剛性にζ、にカはそれぞれ回転@4の
断面係数(断面二次モーメント)Ir)。
Iζに比例するが、断面係数Iヵ、Iζは、クラックC
の開閉状態に依存するので、回転軸の曲げ剛性もクラッ
クCの開閉によって変化する。
すなわち、クラックCが完全に閉じていれば、曲げ剛性
にζ、に、はクラックCのない状態の曲げ剛性K。に等
しくなるのに対して、クラックが完全に開いている場合
は、クラックCの開口ににり曲げ剛性KK  は無クラ
ツクの場合に比べζ゛ η て低下して、それぞれ、Kζ。、にカ。(<K。)にな
る。
従って、クラックCの間口による回転軸4の曲げ剛性の
変化mΔK  ΔK は ζ゛  η Δにζ=Ko−にζ。   ・・・(2)Δにη=Ko
−にカ。   ・・・(3)で表せる。
ところが、クラックCの#I閏は回転軸4の弾性変形に
よって生じるものであるから、回転軸4が振動している
場合には、その曲げ剛性KKζ′ η は時間tの関数として、次のように表せる。
K(=Ko−ΔK ζ−f (t )  ・(4)K 
 −K  −ΔK  −f(t)  ・・・(5)η 
 0   η ここに、f(t)はクラックCの開口の程度を表す開口
関数であり、クラックが開いている時には1、閉じてい
る時には0をとるものとする。従って、O≦f’(t)
≦1である。
式(4)、(5)を式(1)に代入すれば、(以下余白
) が得られる。ただし、ω0.μ、νは次のような聞であ
る。
1/2:無クラツク時の固 ωo= (Ko/M) 右振動数 μ=(Δにζ+Δにカ)/2K  :クラック係数ν=
(Δに7.−Δにζ)/2Ko:非爽円度さて、クラッ
クを有する回転軸が回転するとき、注目づべき軸の弾性
変形として、軸の自重によるたわみが考えられる。回転
軸4は水平に置かれているので、ロータ3の質両MにM
Oなる重力が作用し、回転軸4は下に凸にたわんでいる
このとき、クラックCの発生部における回転軸4の断面
では、中立線(無応力線)より下側には引張力が、また
上側には圧縮力が作用するので、クラックCは回転軸4
の回転につれて下側にくれば開さ、上側にくれば閉じる
開閉挙動を連続的に行う。この開閉挙動を模式的に表し
たのが第6図(a)の上段で、斜線部が開口部を表す。
従って回転軸4の曲げ剛性は同図の下段のように変化す
るので、間口関数f(t)は f  (j)  =  (1−cos  Ωt)/2・
  2 −sin  (Ωt/2)=fG(t)・・・  (7
) で近似的に表すことができる。式(7)を式(6)に代
入すれば、回転軸の運動方程式は次式のよう+ ωo2
(1−μsin ” (Ωt/2))運動方程式(8)
の応答に周波数分析を加えると、不釣合になる回転同期
のΩ[rad/s]成分のほかに、その倍周波成分2Ω
[rad/s]が現れる。クラック・ロータの振動とク
ラック係数μに対する関係を調べると、第7図に示すよ
うに、クラックの進展に伴って、回転同期成分はあまり
変化がないのに対して、その2倍周波成分は急激に大き
くなる。
そこで、これまでに提案されている責常診断装置はクラ
ック・ロータの曲げ感動における回転同期の2倍周波成
分が成長するという上述の現象を利用するものがほとん
どである。
第9図は、このような従来装置の構成例を示すもので、
軸受1aに回転軸2aの曲げ振動を測定する曲げ振動測
定装置5と回転速度測定装置6を設けである。曲げ振動
測定装置5によって検出された曲げ振動信号と、回転速
度測定装置6からの回転速度信号は振動分析装置7に入
力され、回転数の2倍周波振動成分の変化から、クラッ
ク発生の有無を判定し、演算表示装置8上に表示される
〔背景技術の問題点] 上述した従来の回転軸診断装置においては、回転数の2
倍周波曲げ振動成分を監視しているが、この2倍周波曲
げ振動成分は、キー溝等による回転軸の異方性等のため
正常な回転軸においてもある程度存在しているものであ
り、また、火力蒸気タービン発電機のような2種回転゛
電機では特に著しく現れてしまう。
従って、この貢常診断装置を用いてクラック発生の有無
を診断することは一度限りや短期間の調査では非常に困
難であり、回転機械の据件あるいは分解点検後の起動時
から連続的に長期間に亘って回転軸の振動を監視し、か
つ記録し続ける必要がある。そのため、ラックの発生し
た直後における発見は不可能であり、クラックがかなり
進展して2倍周波振動成分がある程度成長するまで、検
出することができない。この間、クラック巽常は全く放
置されたままとなり、ねじり振動の損傷の拡大につなが
るばかりでなく、安全性や信頼性の上でもはなはだ問題
であった。
(発明の目的) 本発明は背景技術における上述のごとき欠点を除去すべ
くなされたもので、回転機械の重大事故に直接つながる
回転軸のクラックの発生とその位置を、散発的な測定に
よっても、的確にしかも早期に把握できる回転軸系のク
ラック発生賃常診断装置を提供するすることを目的とづ
る。
〔発明の概要〕
本発明の回転軸系のクラック発生界雷診断装置は回転軸
の曲げ振動およびねじり振動を検出する曲げ振動測定装
置と、この曲げ振動測定装置によって検出された前記2
種の振動の周波数分析を行う周波数分析装置と、前記曲
げ振動の周波数分析より得られるスペクトル上に、前記
ねじり振動のの周波数分析より眠りられる固有振動数ω
■と回転軸の回転速度Ωに基づき、 mΩ±nω、/ま ただし、m、n=1.2、…なる 周波数成分が含まれているか否かを検出する周波数分析
装置とからなることを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の構成例を線図的に表すもので、軸受1
a、lbには回転’N12a、2bおよびロータ3から
なる回転軸系4が回転自在に支持されている。軸受1a
にはそこで生じる回転軸2aの曲げ撮動を測定する曲げ
振動測定装置5が設置されており、また、軸受1aの近
傍には回転@2 aに同軸に設けられた歯車16と非接
触式変位計17から成る回転パルス検出器18が設けら
れている。
この回転パルス検出器の出力はパルス−ねじり撮動変換
装置19を介して多チt・ンネル周波数分析装置20に
接続されている。軸受1aの近傍に設置した曲げ振動測
定装置5からの出力し多チヤンネル周波数分析装置2o
に導かれ、回転軸系4の曲げ振動とねじり振動を同時に
周波数分析するように構成されている。
前述したように、クラック・ロータの曲げ振動はクラッ
クの開閉挙動と密接な関係を右しており、従来の研究に
おいては、第6図(a)に示す〇−タの回転と自重によ
るたわみによって生ずるクラックの開閉動作から、クラ
ック・ロータでは曲げ振動によって回転数の2倍周波成
分が大きく現れるという論理に従って、振動の測定から
クラックの有無やその発生箇所を検出するようにしてい
たのであるが、本発明者のクラック・ロータに関するこ
れまでの研究の結果、回転機械の回転と自重によるたわ
みに加えて、回転機械のねじり振動がクランクの開閉動
作に関連していること、すむわら、回転軸系の曲げ撮動
にねじり振動が影響を及ぼすという特徴的な現象の存在
が初めて明らかになった。
この現象を第5図の一白由度モデルを参照して説明する
水平におかれて回転するクラック・ロータのクラックは
、ねじり振動を無視した場合、第6図(a>の上段に示
すように回転同期の開開挙動を行うが、これに対して、
回転軸系に自重によるたわみがない状態、例えば回転軸
系を吊してこれにねじり振動を起こさせた場合、ねじり
固有振動数をωT[rad/s、lとすれば、クラック
は第6図(b)上段に示すように、ねじり撮動1周期に
ついて2周期の開閉運動を行うから、回転軸系4の曲げ
剛性は同図下段のように変化する。このときの開口関数
は近似的に f (t)= (1−cos 2ω、t)/2・ 2 =釧n  ωf t=f丁 (1)  ・・・ (9)
と表せる。
水平に支持された実際のロータには、自重によるたわみ
もねじり振動も同時に作用するから、この場合のクラッ
ク開口関数は、これらの開口関数の積として次式によっ
て表される。
f’(t)=fG(t)  ・f、(t)・ 2   
     ・ 2 =s+n  (Ωt/2) −5in  ω■t・・・
(10) 従って、運動方程式は式(10〉を式(6)に代入して (Jy、下余白) (以下余白) となる。ここで数学的説明を簡単にするために、Δにζ
=Δに77=ΔK・・・(12)すなわち、クラックに
よる断面の異方性が小さいと仮定すれば、式(11)は
次のように変形される。
父+ωo′(1−μm S!n 2(Ωt/2)・ 2 xs+n  ω、 t ) ΦX −εΩ2CO8(Ωt+φ)・・・(13)Y+ω 2
(1−μosin 2 (Ωt/2)・ 2 xs+n  ω、t)−Y =εQ2sin (Qt+φ) + a ・(14)た
だし、μ0=Δに/K。
式(13)、(14)は係数振動型の運動方程式である
が、係数振動項が周期関数であるので、その運動には極
めて顕著な周波数特性が現れる。
第8図(b)は式(13)、(14)の応答をFFTに
より周波数分析して得られたスペクトル図を示すもので
、不釣合に起因する回転同期成分Ω[rad/Slが卓
越しているが、その両側に【まそれぞれΩ/2 [ra
d /s ]の整数倍離れたところにピークが現れる。
すなわち、クラック・ロータの応答には、回転同期成分
以外に Ω±nω7 /2 [rad/sl・ (15)n=1
.2.・・・ の周波数成分が含まれている。
実際の多自由度の回転軸系においては、回転同期の倍周
波成分を中心として、その両側にnω□/2、(n=1
.2.・・・)Illれてスペクトルが現れる。従って
、クラック・ロータの応答にはmΩ±nω、/2 [r
ad/sl”−(16)m、n−1,2,・・・ の周波数成分が含まれることになる。
従って、第1図に示す回転軸系のクラック発生異常診断
装置を用いることにより、クラックの発生を検出するこ
とが可能となる。
すなわち、回転軸系4を回転速度Ω[rad/sコで運
転しているとぎ、曲げ振動測定装置5によって検出され
る回転軸系4の曲げ振動と、回転パルス検出器18から
パルス−ねじり振動変換装置19をへて入力される回転
軸系4のねじり振動とを同時に多チヤンネル周波数分析
装置20において周波数分析すれば、ねじり振動の周波
数分析からねじり固有撮動数0丁[rad /s ]が
検出される。また曲げ振動の周波数分析から曲げ振動の
周波数スペクトル上得られる。
従って、この周波数スペクトルに式(16)で示される
周波数成分が存在するか否か、あるいは、ある期間にお
けるこの成分の増加量を調べることにより回転軸系4に
おけるクランクの有無やクラックの成長を判定すること
ができる。第2図はこの一連の操作の流れ図を示す。
次に他の実施例について説明する。
第3図は、上述の第1図の実施例においてさらに回転数
測定装置21とマイクロ・プロセッサを用いたクラック
発生参断装置22を具備した実施例を示すもので、第2
図におけるクラック発生の過程の一連の操作をマイクロ
・プロセッサに内蔵されたプログラムにより自動的に行
なわせるものである。
第4図に示す実施例はタービン発電機のように複数の軸
受1a、1b、1c、・・・に回転自在に支持され、軸
2a、2b、2c、・・・およびロータ3a、3b、3
c、・・・からなる回転軸系4に対して、軸受1a、”
l、1c、・・・に曲げ振動測定器@5a、5b、5c
、・・・を設けると共に、軸2aの軸端に設けた歯車1
6と非接触変位計17からなる回転パルス検出器18を
設けたものである。曲げ振動測定装置5a、5b、・・
・で検出された曲げ振動信号は切換スイッチ14を経て
周波数分析装置20に送られ、また、回転パルス検出器
18で検出された回転パルスは、パルス−ねしり振動変
換装置19によってねじり振動信号に変換された後、周
波数分析装置20に送られる。
周波数分析装置20では曲げ振動とねじり振動の周波数
分析を同時に行い、(qられた周波数スペクトルのそれ
ぞれをマイクロ・プロセッサを備えたクラック発生診断
装置22に送る。このクラック発生診断装置はマイクロ
・プロセッサにより、ねじり振動のスペクトルからねじ
り固右据動数ω■を求めると共に、回転数測定装置21
から送られてくる運転速度Ωの情報より、式(16)で
表される周波数成分の有無をを判定し、表示装置23に
おくり、そのディスプレイ上に表示する。
曲げ振動測定装置5a、5b、・・・の振動測定器20
への出力選択は、クラック発生診断装置22からの指示
により切換スイッチ14にて自動的に切り変えられるの
で、クラックが発生した場合にはその位置も表示装置2
3上に表示される。
〔発明の効果〕
上述のように、本発明の回転軸系のクラック発生異常診
断装置においては、この回転軸系の曲げ振動およびねじ
り撮動を同時に測定して周波数分析を行い、曲げ振動の
スペクトル上にねじり振動固有数ω□と回転軸の回転速
度Ω[rad/s]で表されるクラック・ロータ特有の mΩ±n(1)T/2 m、n=1.2.・・・ なる周波数成分の有無を調べるようにしたので、回転軸
におけるクラックの発生とその位置を散発的な測定によ
っても、正常な回転軸自体が有する非真円性から生ずる
回転速度の2倍周波撮動に妨げられることなく、適確に
しかも早期に検出することができる。
これにより、回転中における回転軸の切損という重大事
故に直接つながるクラックの発生を確実に検出でき、回
転義械の安全性と信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回転軸系のクラック発生異常診断装置
のの実施例を示す説明図、第2図は第1図の実施例にお
けるクラック発生の異常診断の過程を示すフローチャー
ト、第3図と第4図はそれ”・1    ぞれの本発明
の他の実施例を示す説明図、第5図ははクラック・ロー
タの特性を説明するための1自由度ロータ・モデルの説
明図、第6図はそのクラックの挙動と軸の剛性の変化の
様子を示す説明図、第7図はクラック係数と曲げ振動振
幅の関係を示すグラフ、第8図はねじり振動をしている
クラック・ロータの振動を周波数分析して1qられるス
ペクトル図、第9図は従来の回転軸系のクラック発生異
常診断装置を例示する説明図である。 1a、1b・・・軸受、2a、2b、−・・回転軸、3
゜3a、3b・0−タ、4・・・回転軸系、5.5a。 5b・・・曲げ振動変換装置、16・・・歯車、17・
・・非接触式変位計、18・・・回転パルス検出器、1
9・・・パルス−ねじり振動変換装置、20・・・周波
数分析装置、21・・・回転速度測定装置、22・・・
異常診断装置。 出願人代理人  佐 藤  −雄 第j図 クラッチ係数 μ 第7図 住氾ず振動 ねじり振動

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転軸の曲げ振動およびねじり振動を検出する曲げ
    振動測定装置と、この曲げ振動測定装置によって検出さ
    れた前記2種の振動の周波数分析を行う周波数分析装置
    と、前記曲げ振動の周波数分析より得られるスペクトル
    上に、前記ねじり振動の周波数分析より得られる固有振
    動数ω_Tと回転軸の回転速度Ωに基づき、 mΩ±nω_T/2 ただし、m、n=1、2、… なる周波数成分が含まれているか否かを検出する周波数
    分析装置とからなることを特徴とする回転軸系のクラッ
    ク発生異常診断装置。
JP29454085A 1985-12-26 1985-12-26 回転軸系のクラツク発生異常診断装置 Pending JPS62151725A (ja)

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Cited By (5)

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