JPS62151660A - 変速機の切換制御装置 - Google Patents

変速機の切換制御装置

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Publication number
JPS62151660A
JPS62151660A JP29659385A JP29659385A JPS62151660A JP S62151660 A JPS62151660 A JP S62151660A JP 29659385 A JP29659385 A JP 29659385A JP 29659385 A JP29659385 A JP 29659385A JP S62151660 A JPS62151660 A JP S62151660A
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JP
Japan
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clutch
drive
direct drive
continuously variable
direct
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Application number
JP29659385A
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English (en)
Inventor
Masao Shimamoto
雅夫 嶋本
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62151660A publication Critical patent/JPS62151660A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • F16H37/021Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing

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  • Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は変速機の切換制御装置、詳しくは入。
出力軸間に直結駆動経路と無段変速経路とを並列に設け
た変速機において、直結駆動から無段変速駆動への切換
を円滑に行うだめの装置に関するものである。
従来技術とその問題点 従来、無段変速機としてはVベルト式無段変速機やトロ
イダル形無段変速機など種々のものが知られているが、
いずれも無段変速駆動時の動力伝達効率がギヤやチェー
ンなどの伝達効率に比べて10〜15%程度劣るという
問題がある。そこで特公昭57−23136号公報に記
載のように、入力軸と出力軸との間に固定伝達比を有す
る直結駆動経路と■ベルト式無段変速装置を含む無段変
速経路とを並列に設けるとともに、直結駆動経路と無段
変速経路とにそれぞれクラッチを設け、低速比域では無
段変速経路を介して駆動し、高速比域では直結駆動経路
を介して駆動することにより、高速比域の動力伝達効率
を向上させたものが提案されている。
ところで、一般に高速比状態での走行は走行時間の大部
分を占めるため、直結駆動経路に設けたクラッチの結合
時間は必然的に長くなる。しかしながら、クラッチとし
て湿式クラッチなどのすべり式クラッチを使用すると、
直結駆動の間このクラッチに高い油圧を供給し続けなけ
ればならないため、オイルポンプの吐出t?1失が増大
巳、rARを11うという問題がある。
そこで、直結駆動経路のクラッチとしてドッグクラッチ
などの噛み合い式クラッチを使用すると、常時高い油圧
をかけ続ける必要がないため、上記の欠点を解消できる
。しかしながら、ドッグクラッチの場合にはスプライン
歯の摺動抵抗や頭突きなどによって湿式クラッチのよう
なスムーズな切り換えを行い難く、無段変速経路のクラ
ッチとの切換タイミングが少しでも狂うとエンジンが吹
き上がるおそれがあるため、切換タイミングを高精度に
制御しなければならない。また、キックダウン時のよう
に低速比へ迅速に変速する必要がある場合には、トング
クラッチを強制的に引き抜いて直結駆動から無段変速駆
動へ切り換えなければならないが、負荷がかかった状態
でトングクラッチを無理凄きするとスプライン歯が摩耗
し、寿命を損うという問題がある。
発明の目的 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、直結駆動から無段変速駆動への切換時にエンジン
の吹き上がりやクラッチの無理tUきを防止し、円滑な
切換を行うことができる変速機の切換制御装置を提供す
ることにある。
発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は、入力軸と出力軸
との間に、固定伝達比を有する直結駆動経路と無段変速
を行う無段変速経路とを並列に設け、直結駆動経路には
直結駆動時に結合される噛み合い式クラッチを設け、無
段変速経路には直結駆動時に遮断されるすべり式クラッ
チを設けてなる変速機において、直結駆動経路中にワン
ウェイクラッチを設けるとともに、上記噛み合い式クラ
ッチを解除方向に付勢するスプリングを設け、直結駆動
中、無段変速経路の変速比を直結駆動経路の固定伝達比
より高速比側に保持するものである。
すなわち、直結駆動から無段変速駆動への切換時にまず
無段変速経路を結合すれば、無段変速経路の変速比は直
結伝達比より高速比側にあるので、ワンウェイクラッチ
が滑りを起こし、噛み合い式クラッチ部分で動力伝達が
なくなる。そして、噛み合い式クラッチには解除方向に
スプリング力が働いているので、動力伝達がなくなった
時点で自動的にクラッチが解除され、クラッチの無理抜
きやエンジンの吹き上がりを起こさずに無段変速駆動へ
容易に切り換えることができる。
実施例の説明 第1図は本発明にかかる変速機の一例を示し、エンジン
のクランク軸1の端部には流体継手カバー2が結合され
、この流体継手カバー2の内部には流体継手を構成する
ポンプ3およびタービン4と遠心式ロノクアソフリラソ
チ5とが回動自在に収容されている。
入力軸6は上記タービン4およびロックアツプクラ、チ
5と結合されており、この入力軸6には直結駆動経路を
構成する直結駆動ギヤ7が回動自在に外挿され、このギ
ヤ7と人力軸6とは噛み合い式クラッチの一例であるド
ッグクラッチ8により断続される。トングクラッチ8は
入力軸Gに固定されたスプラインハブ6aと、直結駆動
ギヤ7とワンウェイクラッチ35を介して結合されたス
プライン歯7aと、これらスプライン6a、7aを結合
、遮断する直結切換スリーブ8aとで構成され、この切
換スリーブ8aはフォーク33によって軸方向に作動さ
れる。
入力軸6の端部には外歯ギヤ9が固定されており、この
外歯ギヤ9は■ヘルド式無段変速装置10の駆動軸11
に固定された内歯ギヤ12と噛み合い、入力軸6の駆動
力を減速して駆動軸11に伝達している。■ベルト式無
段変速装置10は、駆動軸11に設けた駆動側プーリ詔
と、従動軸14に設けた従動側ブー7月5と、両プーリ
間に巻き掛けたVヘルド16とで構成されている。駆動
側ブー1月3は固定シーブ13aと可動シーブ13bと
を有し、可動シーブ13bの背後に設けた推力発生装置
34によって可動シーブ13bに入力トルクに応じた推
力を加えている。この推力発生装置34としては、例え
ば入力トルクに応じた推力を発生するトルクカム装置や
、ライン圧により入力トルクに応した推力を発生する油
圧サーボ装置などを使用できる。一方、従動側プーリ1
5も駆動側プーリ13と同様に、固定シーブ15aと可
動シーブ15bとを有し、可動シーブ15bの背後には
変速比制御用の油圧室18が設けられている。この油圧
室18への油圧は、後述する油圧制御装置によって制御
される。
従動軸14の外周には中空軸19が回転自在に外挿され
ており、従動軸14と中空軸19とはすべり式クラッチ
の一例である湿式動力断続クラッチ20によって断続さ
れる。このクラッチ20へのih圧も後述する油圧制御
装置によって制御され、ベルト駆動時(前後進切換時お
よび急減速時を除く)には従動軸14と中空軸19とを
結合しており、直結駆動時には遮断する。中空軸19に
は前進用ギヤ21ろ後進用ギヤ22とが回転自在に支持
され、前後進切換スリーブ23によって前進用ギヤ2I
あるいは後進用ギヤ22のいずれか一方が中空軸19と
連結される。従動軸14と平行に配置された後進用アイ
ドル軸24には、後進用ギヤ22に噛み合う後進用アイ
ドルギヤ25と、別の後進用アイドルギヤ26とが固定
されている。減速軸27も従動軸14と平行に配置され
ており、この減速軸27には減速ギヤ28と終減速ギヤ
29とが固定されている。減速ギヤ28は上記直結駆動
ギヤ7と前進用ギヤ21と後進用アイドルギヤ26とに
同時に噛み合い、直結従動ギヤを兼ねている。
終減速ギヤ29はディファレンシャル装置30のリング
ギヤ31に噛み合い、リノカを出力軸32に伝達してい
る。
上記構成の変速機において、ドッグクラッチ8゜ワンウ
ェイクラッチ35、直結駆動ギヤ7、減速ギヤ28、終
減速ギヤ29、ディファレンシャル装置30は直結駆動
経路を形成しており、一方、外歯ギヤ9、内歯ギヤ12
、■ベルト式無段変速装置10、クラッチ20、前進用
ギヤ21、減速ギヤ28、終減速ギヤ29、ディファレ
ンシャル装置30はベルト駆動経路(無段変速経路)を
形成している。そして、直結駆動経路における入力軸6
と出力軸32間の直結伝達比は、ベルト駆動経路におけ
る入力軸6と出力軸32間の最高速比に比べてやや低速
比側に設定されている。ベルト駆動から直結駆動へ切り
換わると、クラッチ20が遮断されてベルト駆動経路に
動力が伝達されなくなるので、■ベルト式無段変速装置
10は最高速比へ移行して空転を続け、再度ベルト駆動
へ切り換わったときにショックの無い切換を行い得るよ
うになっている。
第2図は油圧制御装置を示し、40はプーリ制御バルブ
、50はシフトダウン制御バルブ、60はスロットルバ
ルブ、70はクラッチ制御バルブ、80は切換制御バル
ブ、90は油圧ピストン、100はマイクロコンピュー
タなどの制御回路、101.102.103は第1.第
2.第3ソレノイドバルブ、104は油圧源からライン
圧が導かれた油路である。
プーリ制御バルブ40はスプリング41によって左方へ
付勢されたスプール42を有しており、スプリング41
を収容した右端室43には第1ソレノイドバルブ101
からソレノイド圧が導かれている。従動側ブー1月5の
油圧室18と連通したボート44の両側には、ライン圧
が導かれるボート45とドレンポート46とが形成され
ている。上記油圧室18と連通したボート44は、スプ
ール42の内部に形成した連通孔42aを介して左端室
47に連通しており、これにより油圧室18の油圧は第
1ソレノイドバルブ101のソレノイド圧とスプリング
41のばね力との和に釣り合った油圧に制御される。
シフトダウン制御バルブ50はスプリング51によって
左方へ付勢されたスプール52を有し、左端室53には
キックダウン時および急減速時にONとなる第2ソレノ
イドバルブ102の信号油圧が導かれている。シフトダ
ウン制御バルブ50には、上記ブーり制御バルブ40の
ボー1−45と連通ずるボー1−54と、切換制御バル
ブ80と連通するボート55と、クラッチ制御バルブ7
0と連通するボート56と、スロットルバルブ60と連
通するボート57とを有しており、第2ソレノイドバル
ブ102がOFF (信号油圧が0FF)した時にはス
プール52が左端位置にあり、ボー1−55.56が連
通してライン圧をクラッチ制御バルブ70に作用させる
。なお、このときブーり制御バルブ40に通じるボート
54とライン圧が導かれるポート55との連通が遮断さ
れるが、ライン圧はオリフィス5日を介してブーり制御
バルブ40のポート45に常時導かれているので、油圧
室18の油圧が急激に低下することはない。一方、第2
ソレノイドバルブ102がON(信号油圧がON>する
と、スプール52が右方へ移動し、ポート54と55と
が連通してライン圧をプーリ制御バルブ40のポート4
5に直接供給し、一方ボート55と56との間が遮断さ
れる。
スロットルバルブ60はアクセルペダルと連動しており
、スロットル開度が全閉または全閉近傍のときにはスプ
リング61によってスプール62は左端位置あり、シフ
トダウン制御バルブ50へ通じるポート63は閉しられ
る。また、スロットル開度が開かれると、スプール62
が右方へ移動してポート63と64とが連通し、ライン
圧がシフトダウン制御バルブ50に導かれる。
クラッチ制御バルブ70は、右端部にシフトダウン制御
バルブ50のポート56と連通するポート71を有し、
このポート71に作用する信号油圧によってスプール7
2がスプリング73に抗して左方へ移動し、ライン圧が
供給されるポート74と、クラッチ20へ通じるポート
75と、ドレンボート76とを選択的に切り換えるよう
になっている。すなわち、右端のポート71に油圧が作
用していない時にはスプール72は右端位置にあり、ポ
ート74が閉じられるとともにポート75と76とが連
通し、クラッチ油圧がドレンされてクラッチ20は切れ
ている。一方、右端のポート71に油圧が作用すると、
スプール72は左方へ移動してポート74と75とが連
通し、クラッチ20へ油圧が導かれてクラッチ20がつ
ながる仕組みとなっている。
切換制御バルブ80は、一端がドッグクラッチ8のフォ
ーク33に当接したスプリング81によって左方へ付勢
されたスプール82を有しており、このスプール82の
右端部はフォーク33の孔33aに挿通され、かつスプ
ール82に設けた段部82aとストッパ82bとによっ
てスプール82はフォークに対して一定ストロークだけ
相対移動可能である。切換制御バルブ80には6個のポ
ート83〜88が形成されており、左端のポート83に
は直結駆動時にONとなる第3ソレノイドバルブ103
の信号油圧が導かれており、右端のポート84は油圧ピ
ストン90の左室91に連通し、ポート85にはライン
圧が導かれ、ポート86はシフトダウン制御バルブ50
を介してプーリ制御バルブ40のポート45あるいはク
ラッチ制御バルブ70の右端ポート71に連通し、ポー
ト87は油圧ピストン90の右室92に連通し、ポート
88はドレンポートとなっている。
油圧ピストン90は左右の室91.92に作用する油圧
によって移動自在なピストン部材93を有し、このピス
トン部材93にはロッド94が結合され、ロッド94の
途中にはドッグクラッチ8のフォーク33が結合されて
いる。また、右室92にはスプリング95が収容されて
おり、このスプリング95はピストン部材93を左方、
すなわち直結解除方向に常時付勢し、そのばね力はドッ
グクラッチ8を無理抜きしない程度の力である。
制御回路100には、人力軸6の入力回転数、出力軸3
2の出力回転数(車速)、ブレーキ信号、スロットル開
度信号、ポジションスイッチ信号などが人力され、走行
状態に応して第1〜第3ソレノイドバルブ101−10
3を制御するようになっている。例えば第1ソレノイド
バルブ101には走行状態に応じてデユーティ制御信号
が出力され、プーリ制御バルブ40を介して油圧室18
の油圧を微細制御している。また、第2ソレノイドパル
プ102にはキックダウン時および急減速時にON信号
が出力され、シフトダウン制御バルブ50を作動させて
低速比への迅速な変速を実現している。さらに、第3ソ
レノイドバルブ103には直結駆動時にON信号が出力
され、切換制御バルブ80を作動させてエンジン吹き上
がりの無い円滑□な切換制御を行っている。
つぎに、切換制御バルブ80の動作を第2図〜第5図に
したがって説明する。
第2図はベルト駆動状態を示し1.第3ソレノイドバル
ブ103がOFFしているので、切換制御バルブ80の
スプール82は左端位置にあり、ポー1−85に供給さ
れたライン圧は油圧ピストン90の右室に導かれてフォ
ーク33を非直結方向に付勢するとともに、ライン圧は
ポート86からシフトダウン制御バルブ50を介してク
ラッチ制御バルブ7oの右端ポート71に導かれている
ので、クラッチ2oは結合状態にある。
第3図はヘルド駆動から直結駆動へ切り換えるため、第
3ソレノイドバルブ103をONした瞬間を示す。第3
ソレノイドバルブ103がONすると、切換制御バルブ
80の左端のポート83に信号油圧が導かれるため、こ
の信号油圧によりスプール82の段部82aがフォーク
33に当接するまで右方へ移動する。この状態では、油
圧ピストン90の右室92に通しるポート87がドレン
されるとともに、左室91に通じるポート84に油圧が
導かれるが、ポート84には突起84aを設けて流量を
絞っであるので、フォーク33は右方(直結方向)へ付
勢されるもののドッグクラッチ8は未だ直結状態に切り
換わっていない。また、クラッチ制御バルブ7oに通し
るポート86には依然として油圧が導かれているので、
クラッチ20は結合状態を維持している。
第4図は第3ソレノイドバルブ103をONLで一定時
間経過し、直結駆動へ完全に切り換わった状態を示して
いる。即ち、第3図の状態から油圧ピストン90の左室
91には連続的に油圧が導かれるので、フォーク33は
右方へ押され、やがてドッグクラ・ノチ8は直結位置へ
切り換わる。フォーク33に連動してスプール82も右
方へ追随動作するため、クラッチ制御バルブ70に通じ
るポート86がドレンされ、クラッチ20が遮断される
。このように、ドッグクラッチ8が直結位置へ切り換わ
った後でないとクラッチ20が遮断されないので、エン
ジンの吹き上がりを防止できる。
第5図は直結駆動からベルト駆動へ切り換えるために第
3ソレノイドバルブ103をOFFした瞬間を示してい
る。即ち、左端のポート83の信号油圧がOFFすると
、スプール82はスプリング81のばね力によりストッ
パ82bがフォーク33の裏面に当接するまでいち早く
左方へ移動し、ポート86を開いてクラッチ制御バルブ
70に油圧を導き、クラッチ20の結合を開始する。こ
の状態では油圧ピストン90の左右の室91.92に通
じるポート84および87が共にドレンされているので
、フォーク33はスプリング95のばね力のみによって
直結解除方向に付勢される。上記クラッチ20の結合開
始に伴いベルト駆動経路に動力が伝達されるが、ヘルド
駆動経路の変速比は直結伝達比より高速比側の最高速比
に維持されているので、ドッグクラッチ8の入力端スリ
ーブ8aより出力側スプライン歯7aの方が早く回転し
、ワンウェイクラッチ35で滑りが生じる。即ち、ドッ
グフランチ8部分で動力伝達が行われなくなるため、ス
プリング95の弱いばね荷重でもドッグクラッチ8は容
易に抜は始める。これによりフォーク33とスプール8
2とは連動して左方へ移動し、やがて右室92に通じる
ポート87に油圧が導かれるので、フォーク33はスプ
リング95のばね力と油圧荷重とによって左方(直結解
除方向)へ俊敏に移動し、ドッグクラッチ8を外して第
2図の状態に復帰する。このように、直結駆動からベル
ト駆動への切換時にドッグクラッチ8を無理抜きせずに
外すため、ドッグクラッチ8のスプライン歯の摩耗を防
止できる。
なお、上記実施例では直結駆動から無段変速駆動への切
換時(第5図参照)、最初はスプリング95のばね力の
みによってドッグクラッチ8を解除方向へ作動させ、あ
る程度解除された後になって右室92に通じるポート8
7に油圧を導いて俊敏にドッグクラッチ8を外すように
したが、これに限らず、例えば油圧ピストン90の右室
92には油圧を導かずにスプリング95のばね力のみを
作用させてもよい。
また、本発明の無段変速装置としては、■ヘルド式に限
らずトロイダル形無段変速装置(例えば特開昭58−5
4262号公報参照)など種々のものが使用可能であり
、また直結駆動経路としては上記実施例のようなギヤ列
に限らず、チェーンあるいは歯付きヘルドを使用しても
よい。
さらに、直結時の信号油圧の発生手段としては、ソレノ
イドバルブ103の他、プーリ比を機械的に検出し、こ
のプーリ比が直結伝達比に達した時に信号油圧を発生す
る別のバルブを設けてもよい。
発明のりJ果 以北の説明で明らかなように、本発明によれば直結駆動
から無段変速駆動への切換時に無段変速経路にり1力伝
達された時点でワンウェイクラッチが滑りを起こし、噛
み合い式クラッチ部分で動力伝達がなくなるため、噛み
合い式クラッチはスプリングによって自動的に解除され
る。したがって、クラッチの無理抜きやエンジンの吹き
上がりを起こさずに無段変速駆動へ日清に切り換えるこ
とができ、しかも直結駆動経路と無段変速経路の切換タ
イミングを高精度に制御する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる変速機の一例のスケルトン図、
第2図は油圧制御装置の回路図、第3図〜第5図は切換
制御バルブの動作説明図である。 6・・・人力軸、7・・・直結駆動ギヤ、8・・・トン
グクラッチ(噛み合い式クラッチ)、IO・・・■ヘル
ド式無段変速装置、20・・・動力断続クラッチ(すべ
り式クラッチ)、2日・・・減速ギヤ、32・・・出力
軸、33・・・フォーク、35・・・ワンウェイクラッ
チ、40・・・プーリ制御バルブ、50・・・シフトダ
ウン制御バルブ、60・・・スロットルバルブ、70・
・・クラッチzll?aハルフ、80・・・切換制御バ
ルブ、90・・・油圧ピストン、95・・・スプリング
、100・・・制御回路、101〜103・・・ソレノ
イドバルブ。 出 願 人  ダイハツ工業株式会社 代 理 人  弁理士 筒井 秀隆 第1図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力軸と出力軸との間に、固定伝達比を有する直
    結駆動経路と無段変速を行う無段変速経路とを並列に設
    け、直結駆動経路には直結駆動時に結合される噛み合い
    式クラッチを設け、無段変速経路には直結駆動時に遮断
    されるすべり式クラッチを設けてなる変速機において、
    直結駆動経路中にワンウェイクラッチを設けるとともに
    、上記噛み合い式クラッチを解除方向に付勢するスプリ
    ングを設け、直結駆動中、無段変速経路の変速比を直結
    駆動経路の固定伝達比より高速比側に保持することを特
    徴とする変速機の切換制御装置。
JP29659385A 1985-12-24 1985-12-24 変速機の切換制御装置 Pending JPS62151660A (ja)

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JP29659385A JPS62151660A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 変速機の切換制御装置

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JP29659385A JPS62151660A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 変速機の切換制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016180474A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 本田技研工業株式会社 車両用動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016180474A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 本田技研工業株式会社 車両用動力伝達装置

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