JPS62151196A - l−プロプラノロ−ルの生化学的分離法 - Google Patents

l−プロプラノロ−ルの生化学的分離法

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JPS62151196A
JPS62151196A JP61071557A JP7155786A JPS62151196A JP S62151196 A JPS62151196 A JP S62151196A JP 61071557 A JP61071557 A JP 61071557A JP 7155786 A JP7155786 A JP 7155786A JP S62151196 A JPS62151196 A JP S62151196A
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JP
Japan
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propranolol
acid
esterase
microorganism
yield
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JP61071557A
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English (en)
Inventor
Michiharu Yamamoto
道治 山本
Shuji Senda
千田 修治
Tetsuo Komata
哲夫 小俣
Yoko Tsuda
津田 容子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、8のシ細な量゛H (産業上の利用分野) 本発明は、微生物の生産するエステラーゼまたはブタ肝
臓起源のエステラーゼなどを利用して。
dl−プロプラノロールからβ−プロプラノロールを選
択的に分離するl−プロプラノロールの生化学的分離法
に関する。
(従来の技術) プロプラノロールは、その化学構造上1つの不斉炭素原
子を有する。従って、プロプラノロールには、d−プロ
プラノロールとE−プロプラノロールの立体異性体が存
在する。
プロプラノロールは1通常、ラセミ体で得られ。
不整脈治療薬、抗高血圧薬として実用化されている。し
かし、その薬効は6体と4体とでは大きな差があること
が知られている(Nature、皿、 1336−13
38  (1966)、  八rch  Pharma
col、、  286  、  319−323(19
74))。!−プロプラノロールは、dl−プロプラノ
ロール(ラセミ体)と比較しても、イソプレナリンで誘
発された頻脈に対し、約4〜5倍の有効性がある(Ho
weら、 Nature、  210.1336−13
38(1966))。l−プロプラノロールは、アドレ
ナリン受容体に拮抗的阻害作用をもつため、抗不整脈作
用、降圧作用が強い。このようなことから、dl−プロ
プラノロールから!−プロプラノロールのみを分離する
ことが試みられている。
dl−プロプラノロールからのl−プロプラノロールの
分離法としては、ジ−o−トルオイル酒石酸を用いた光
学分割法がある( Howeら* Nature。
麩虹、 1336−1338 (1966))。しかし
、このような方法は、操作が煩雑であるうえにl−プロ
プラノロールの回収率が低い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは、dffi−プロプラノロールから
!−プロプラノロールが簡単かつ高収率で得られるl−
プロプラノロールの生化学的分離法を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、de−プロプラノロールの有機カルボン酸エ
ステルまたはdl−プロプラノロール−N−アシル化誘
導体の有機カルボン酸エステルを。
微生物が生産するエステラーゼやブタ肝臓などから採取
したエステラーゼと接触させることにより。
6体のエステル結合のみが加水分解され、e体は未反応
のまま残存し、そのために、dn−プロプラノロールか
らl−プロプラノロールを選択的に分離しうる。との発
明者の知見にもとづいて完成された。
本発明のl−プロプラノロールの生化学的分離法は、エ
ステラーゼ、エステラーゼの固定化物。
エステラーゼ生産能を有する微生物、該微生物の固定化
物および該微生物の処理物の固定化物からなる群から選
択された少なくとも一種に、dl−プロプラノロールの
有機カルボン酸エステルおよび/またはd7!−プロプ
ラノロール−N−アシル化誘導体の有機カルボン酸エス
テルを含水を機溶媒中で接触させることを包含し、その
ことにより上記目的が達成される。
エステラーゼには1例えば、アスペルギラス属。
ロドトルラ属、リゾプス属、シュードモナス属。
キャンディダ属、ジベレラ属、トルロプシス属。
アウレオバシジウム属、ペニシリウム属、バシラス属な
どに属する微生物から生産されたエステラーゼ、ブタ肝
臓起源のエステラーゼなどが用いられる。
エステラーゼ生産能を有する微生物には1例えば、アス
ペルギラス属、ロドトルラ属、リゾプス属、シュードモ
ナス属、キャンディダ属、ジヘレラ属、トルロプシス属
、アウレオバシジウム属。
ペニシリウム属、バシラス属に属する微生物がある。し
かし、これに限定されず、di−プロプラノロールの有
機カルボン酸エステルまたはdβ−プロプラノロール−
N−アシル化誘導体のを機カルボン酸エステルを不斉加
水分解するためのエステラーゼを生産する微生物であれ
ば、いかなる微生物も使用可能である。
本発明に用いられる微生物の例を下記に示す。
これらの微生物はいずれも公知であり1日本微生物保存
機関連盟の加盟機関1例えば、財団法人醗酵研究所(I
FO)や海外の菌株保存機関を通じて容易に入手するこ
とができる。
(1)アスペルギラス属 アスベルギラス・ニガー・プアン・チーケーム    
       IFO−4280(^spergill
us  niger  van  Tieghom)(
2)ロドトルラ属 ロドト11う・チクセンシス・バール・ミヌータ   
        IFO−0932(Rhodotor
ula  texensis  var  m1nut
a)(3)リゾプス属 リゾプス・チネシシス               
       IFO−4768(Rhizopus 
 chinensis)(4)シュードモナス属 シュードモナス・フルリレセンス          
        IFO−3081(Pseudomo
nas  fluorescens)(5)キャンディ
ダ属 キャンティダ、フルビキャンス           
       IFO−0197(Candida  
albicans)(6)ジベレラ属 シベレラ・フジクロイ               
       IFO−5268(Gibberell
a  fujikuroi)(7)トルロプシス属 トルリブシス・キャンダイダ            
        IFO−0768(Torulops
is  candida)(8)アウレオバシジウム属 7ウレオバシシウム・プルランス          
       IFO−4464(Aureobasi
dium  pullulans)(9)ペニシリウム
属 ペニシリウム・クリソゲナム            
       IFO−4626(Penicilli
um chrysogenum)0@バシラス属 lτシラス・サチリス               
        ATCC−6633(Bacillu
s  5ubtillis)本発明におけるエステラー
ゼまたは微生物は。
例えば、液体培地に菌体を培養した培養物、培養液から
分離した菌体、各種の酵素分離法に基づいて菌体または
培養液から分離した精製エステラーゼや粗製エステラー
ゼ、エステラーゼ含有抽出液。
その濃縮液などの処理物の状態で用いられる。エステラ
ーゼ、微生物、微生物の処理物が固定化された固定化物
も使用可能である。
エステラーゼおよび微生物の固定化のための担体には1
例えば、アルギン酸、カラギーナン、コラーゲン、セル
ロース、アセチルセルロース、寒天、セロファン、コロ
ジオンの如き天然物やポリアクリルアミド、ポリスチレ
ン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリウレタン、ポリブタジェンの如き合成高分子な
どがある。
エステラーゼおよび微生物の担体への固定化量は、担体
や菌体の種類、エステラーゼの純度などに依存する。し
かし9通常、微生物菌体1g(湿潤基準)に対し、担体
1〜5gが用いられる。また、エステラーゼでは、 1
0■プロテインの蛋白量に対して0.1〜2gの担体を
用いるのが適当である。
df−プロプラノロールの有機カルボン酸エステルおよ
びdi−プロプラノロール−N−アシル化誘導体の有機
カルボン酸エステルは、それぞれ。
dl−プロプラノロールおよびdn−プロプラノロール
−N−アシル化誘導体と、炭素数1〜7の脂肪族モノカ
ルボン酸のクロライドおよび炭素数3〜7の脂肪族ジカ
ルボン酸のモノエステルモノクロライドのいずれかとを
反応させて得られる。
炭素数1〜7の脂肪族モノカルボン酸としては。
例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン
酸、ヘプタン酸、アクリル酸、クロトン酸がある。炭素
数3〜7の脂肪族ジカルボン酸には。
例えば、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン酸
、マレイン酸、フマール酸が挙げられる。
これらのカルボン酸は、塩化チオニルと反応させる公知
の方法により、容易に酸クロライドとされる。カルボン
酸の酸クロライドは、アルキル基および/またはハロゲ
ンと置換されていてもよい。
有機溶媒には、前記エステルを充分に溶解し。
かつエステラーゼの活性を損なわないあらゆる溶媒が用
いられ2例えば、n−ヘプタン、イソヘプタン、n−ヘ
キサン、イソヘキサン、n−ペンタン、イソペンタン、
n−オクタン、イソオクタンなどの脂肪族鎖式炭化水素
、シクロペンクン、シクロヘキサン、シクロヘプタンな
どの脂肪族環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素、メタノール、エタノール、 
 n −プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ール、イソブタノールなどのアルコール類、アセトン、
メチルイソプロピルケトンなどのケトン類。
テトラヒドロフラン、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、ジオキサンなどのエーテル類、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、四塩化炭素、ク
ロロホルム、塩化メチレン。
塩化メタンなどのハロゲン化炭化水素、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルなどがある。
これら有機溶媒は、単独もしくは混合して用いられる。
前記エステルを加水分解するために有機溶媒中に含有さ
せる水の量は。
掻く少量でよい。水の溶解度が低い有機溶媒でも。
その飽和水量程度の水で充分である。また有機溶媒と水
との二層系で反応を行ってもよい。この場合、水系のp
Hは6〜8.好ましくは7〜8に調整される。pHがこ
の範囲を逸脱すると、酵素反応の進行が妨げられる。
dl−プロプラノロールの有機カルボン酸ニス)   
  テ″またはdi−ブ0プラノo−/L/−N−アシ
″化誘導体の有機カルボン酸エステルの、含水有機溶媒
中での濃度には特に限定はなく2例えば、0.1〜70
%というような高濃度でも使用可能である。
上記エステルは2例えば、エステラーゼの蛋白量1■プ
ロテインに対し、0.1〜2g、好ましくは。
0.5〜Igの範囲で配合される。エステラーゼ生産能
を有する微生物では、微生物1g(凍結乾燥基準)に対
し1例えば、0.1〜2gのエステルが用いられる。
本発明におけるdl−プロプラノロールの有機カルボン
酸エステルまたはdn2−プロプラノロール−N−アシ
ル化誘導体の有機カルボン酸エステルの加水分解反応に
おける反応温度は、20〜45℃。
好ましくは、25〜35℃に調整される。20℃を下ま
わると、加水分解反応が充分に進行しない。45℃を上
まわると、エステラーゼの活性が低下し1反応の進行が
妨げられる。反応時間は、5〜72時間が適当である。
しかし、微生物の量またはエステラーゼの量を増加させ
ることにより1反応時間の短縮が可能である。反応に用
いられる反応器は。
回分式、連続流通式いずれでもよい。連続流通式の反応
器を用いる場合、基質液の空間速度は、0.1〜5hr
−’の範囲が好ましい。
本発明の方法により1選択的に加水分解された反応液か
ら、7!−プロプラノロールの有機カルボン酸エステル
とd−プロプラノロールまたはl−プロプラノロール−
N−アシル化誘導体の有機カルボン酸エステルとd−プ
ロプラノロール−N−アシル化誘導体との分離は1例え
ば3次のようにして行われる: 反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、水層
を除き有機層をボウ硝で脱水する。有機溶媒を留去し、
得られたオイル1gに対してカラムクロマト用シリカゲ
ル(ワコーゲルC−200) 30gを用いて、クロロ
ホルム−酢酸エチル混合溶媒により、カラムクロマトを
行う。カラムクロマトにより、加水分解された6体と、
加水分解されていない1体とが分離される。クロロホル
ム−酢酸エチル混合溶媒の混合比率を変えることにより
基質である有機カルボン酸の種類が異なっても容易に分
離される。
得られたl−プロプラノロール有機カルボン酸エステル
またはl−プロプラノロール−N−アシル化誘導体の有
機カルボン酸エステルを、IN−KOH(メタノール溶
液)中、室温で3時間反応させることにより、目的物質
であるl−プロプラノロールが得られる。
(以下余白) (実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
爽施五土 アクリルアミド723■およびN −N’ −メチレン
ビスアクリルアミド38■を、リン酸カリウム緩衝液(
pH8,0,50mM) 2.3+wj!に溶解した。
ロドトルラ・チクセンシス・バール・ミヌータ(Rho
dotor・texensis var n+1nut
a IFO−0392) 720mg湿潤微生物菌体を
、リン酸カリウム緩衝液(pH8,0,50+aM)2
I!+1に懸濁させ、上記アクリルアミド溶液と混合し
た。混合液にN、N−N’  ・N゛ −テトラメチレ
ンジアミン水溶液(0,1g/m l! )を0.1m
j2および過硫酸アンモニウム水溶液(50mg/m 
l )を0.1ml加えた後、窒素ガス雰囲気下、0℃
で5分間さらに室温下で1時間放置し、微生物菌体の固
定化物を得た。この固定化物を2ml×2m×2mmの
立方体に切断した。
ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒(174体積比)の水
飽和物50mj2に、基質としてN−アセチル−dl−
プロプラノロール酢酸エステル1gを溶解した。この溶
液に、上記固定化物の切断物を加え。
30℃で48時間振盪(1805trokes/5in
) シ反応させた。
反応終了後、未反応の固定化物を除去し9反応液を炭酸
水素ナトリウムの飽和水溶液で洗浄した。
さらに水洗を繰り返し、水層を除いて有機層をボsla
つ硝で脱水した。有機溶媒を減圧留去し、得られたオイ
ル1gに対してシリカゲル30gを用いて。
カラムクロマトを行った。その結果、N−アセチル−!
−プロプラノロール酢酸エステル480■が得られた(
〔α〕。=−23,8@、  c ;  1.7%CH
Cl3) −これをIN−KOH(メタノール溶液)5
 mlに溶解し、室温下で3時間攪拌しながら反応させ
た。反応後、メタノールを減圧留去し、残留物にエーテ
ル10II11と水5II11とを加えて充分攪拌した
。水層を除きエーテル層を充分水洗した後、無水硫酸マ
グネシウムで一昼夜脱水した。無水硫酸マグネシウムを
濾過後、濾液のエーテル溶液に水冷下で塩化水素ガスを
吹き込み析出した沈澱を濾取したところ、l−プロプラ
ノロール塩酸塩374■(収率86.6%、 〔α) 
B0=  27.7’、  c ;  1.0%C21
(SOH)が得られた。l−プロプラノロール塩酸塩の
収率は2次式により算出した。
l−プロプラノロール塩酸塩の収率(%)微生物として
、アスペルギラス・ニガー・ブアン°チーゲーム(As
pergillus niger van Tiegh
on+IFO−4280)を用いたこと以外は、実施例
1と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行った。
その結果、収率75.1%で旋光度〔α〕乙’=−27
.7’(c;1.0%C,H5OH)のl−プロプラノ
ロール塩酸塩が得られた。
叉韮■↓ 微生物として、リゾプス・チネンシス(Rhizopu
schinensis IFO−4768)を用いたこ
と以外は、実施例1と同様にしてl−プロプラノロール
の分離を行った。その結果、収率87.3%で旋光度〔
α〕6゜=−27,1” (Ci  1.0%C2H5
0H)のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
失止炭↓ allとして、シュードモナス・フルロレセンス(Ps
eudomonas fluorescens IFO
−3081)を用いたこと以外は、実施例1と同様にし
てl−プロプラノロールの分離を行った。その結果、収
率91.3%で旋光度(α) o0=  23.3’ 
 (c ;  1.0%C2H50H)のl−プロプラ
ノロール塩酸塩が得られた。
実施例l 微生物として、キャンディダ・アルビキャンス(Can
dida albicans IFO−0197)を用
いたこと以外は、実施例1と同様にしてl−プロプラノ
ロールの分離を行った。その結果、収率64.2%で旋
光度〔α〕6°=−27.7°(c;1.0%CzHs
OH) (7) #−プロプラノロール塩酸塩が得られ
た。
2旋勇工 微生物として、ジベレラ・フジクロイ (Gibber
ellafujikuroi IFO−5268)を用
いたこと以外は、実施例1と同様にしてl−プロプラノ
ロールの分離を行った。その結果、収率81.2%で旋
光度〔α〕轟0−−27.7’  (c ;  1.0
%CJSOH)のl−プロプラノロー1G塩酸塩が得ら
れた。
大施勇1 微生物として、トルロプシス・キャンディダ(Toru
lopsis candida IFO−0768)を
用いたこと以外は、実施例1と同様にしてl−プロプラ
ノロールの分離を行った。その結果、収率77.8%で
旋光度〔α〕6°=−27.6’ (C;  1.0%
CzllsOH)のl−プロプラノロール塩酸塩が得ら
れた。
l施五1 市販のブタ肝臓起源のエステラーゼ(10■プロテイン
)をリン酸カリウム緩衝液(pH8,帆50n+M)2
0m/に溶解した。ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒(
174体積比)の水飽和物10njl!に、基質として
N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステル5
00■を溶解し、この溶液に上記エステラーゼ溶液を加
え二層系とした後、激しく攪拌しながら室温で24時間
反応させた。
反応終了後、未反応物を除去し、実施例1と同様の操作
により有機層を分離してカラムクロマトを行ったところ
、1−プロプラノロール塩酸塩423■(収率98%、
 〔α〕志0=−27.7°、  Ci  1.0%C
JsOH)が得られた。
実施斑主 N−アセチル−di−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−ホルミル−dl−プロプラノロール酢酸エ
ステルを用いたこと以外は、実施例8と同様にしてl−
プロプラノロールの分離を行った。その結果、収率93
.4%で旋光度〔α〕60=−22.7’ (c ; 
1.0%CZF150H>のl−プロプラノロール塩酸
塩が得られた。
大施■刊 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−スクシニル−dl−プロプラノロールコハ
ク酸エステルを用いたこと以外は。
実施例8と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行
った。その結果、収率88.4%で旋光度〔α〕6゜=
−27,7°(C; 1.0%C,H5OH)のl−プ
ロプラノロール塩酸塩が得られた。
大嵐炭旦 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−ホルミル−d7!−プロプラノロールコハ
ク酸エステルを用いたこと以外は。
実施例8と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行
った。その結果、収率93.5%で旋光度〔α〕=−2
6.8°(c ; 1.0%(:2H50H)のl−プ
ロプラノロール塩酸塩が得られた。
大隻炎旦 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−プロピオニル−dj2−プロプラノロール
プロピオン酸エステルを用いたこと以外は、実施例8と
同様にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その
結果、収率91.8%で旋光度〔α〕6°=−27.7
’  (c :  1.0%CJsOH)の!−プロプ
ラノロール塩酸塩が得られた。
去隻桝U    − N−アセチル−dl!−プロプラノロール酢酸エステル
に代えて、N−ホルミル−dl−プロプラノロールプロ
ピオン酸エステルを用いたこと以外は、実施例8と同様
にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その結果
、収率92.1%で旋光度((1’3 ft’= 27
.1’ (c ; 1.0% CJsOH) (7)l
−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
犬扇拠■ M’  N−アセチル−di−プロプラノロール酢酸エ
ステルに代えて、N−アクリロイル−df−プロプラノ
ロールアクリル酸エステルを用いたこと以外は、実施例
8と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行った。
その結果、収率68.3%で旋光度(α) I!”=−
25,5°(C;  1.0% CJ50)1 )のl
−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
叉詣班長 N−アセチル−df−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−ホルミル−dl−プロプラノロールアクリ
ル酸エステルを用いたこと以外は。
実施例8と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行
った。その結果、収率72.1%で旋光度〔α〕占0=
−18,4@(C;1.0%CJsOH)のl−プロプ
ラノロール塩酸塩が得られた。
実嵐炭■ N−アセチル−dIl−プロプラノロール酢酸エステル
に代えて、N−ヘキサノイル〜di−プロプラノロール
カプロン酸エステルを用いたこと以外は、実施例8と同
様にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その結
果、収率80.7%で旋光度〔α〕6°=−21.1’
  (c ;  1.0%CJsOH)の!−プロプラ
ノロール塩酸塩が得られた。
実施例U N−アセチル−d7!−プロプラノロール酢酸エステル
に代えて、N−マレイニル−dl−プロプラノロールマ
レイン酸エステルを用いたこと以外は、実施例8と同様
にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その結果
、収率65.4%で旋光度〔α) g’= 20.7’
 (c ; 1.0%C2H5OH)のl−プロプラノ
ロール塩酸塩が得られた。
大施徴胆 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、n−ペンタ
ンを用いたこと以外は、実施例日と同様にしてl−プロ
プラノロールの分離を行った。その結果、収率85.6
%で旋光度(”) it’=  27.7’(c;1.
0%CtI(、OH)の!−プロブラ/ O−7L/塩
酸塩が得られた。
叉血■旦 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に化工て、シクロペン
タンを用いたこと以外は、実施例8と同様にしてl−プ
ロプラノロールの分離を行った。
その結果、収率85.6%で旋光度〔α)P=  27
.7’(c:1.0%C,II、OR>のl−プロプラ
ノロール塩酸塩が得られた。
大施拠別 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、n−ヘキサ
ンを用いたこと以外は、実施例8と同様にしてl−プロ
プラノロールの分離を行った。その結果、収率86.6
%で旋光度〔α) g’= −27,7@(C;  1
.0%CJ50H)のl−プロプラノロール塩酸塩が得
られた。
大施勇鉦 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、シクロヘキ
サンを用いたこと以外は、実施例8と同様にして!−プ
ロプラノロールの分離を行った。
その結果、収率86.8%で旋光度[α] go=−2
7,7゜(C;1.0%C2H6OH)のl−プロプラ
ノロール塩酸塩が得られた。
ス扇五η ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、ベンゼンを
用いたこと以外は、実施例8と同様にしてρ−プロプラ
ノロールの分離を行った。その結果、収率71.1%で
旋光度〔α〕6°=−27.7@(C;1.0%C!I
(50H)のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
去族炎堕 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、酢酸エチル
を用いたこと以外は、実施例8と同様にしてl−プロプ
ラノロールの分離を行った。その結果、収率61.1%
で旋光度〔α〕轟’=−27.7° (c;1.0%C
tHsOH) (7) l−ブ07”う1O−)Lt塩
酸塩が得られた。
大隻斑旦 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、クロロホル
ムを用いたこと以外は、実施例8と同様にして!−プロ
プラノロールの分離を行った。その結果、収率82.3
%で旋光度〔α〕6°=−27.7゜(c;1.0%c
zttsou )のl−プロプラノロール塩酸塩が得ら
れた。
大血拠亜 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、n−ヘプタ
ン/クロロホルム混合溶媒(471体積比)を用いたこ
と以外は、実施例8と同様にしてl−プロプラノロール
の分離を行った。その結果、収率87.1%で旋光度〔
α〕6°=−27.7@(c ;  1.0%CzHs
OH)のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
スll」但 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、ジオキサン
を用いたこと以外は、実施例8と同様にしてl−プロプ
ラノロールの分離を行った。その結果、収率60.6%
で旋光度〔α〕志0=−21,7” (c;1.0%C
JsOH)のl−プロプラ)T:1−ル塩酸塩が得られ
た。
1廠U ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、メチルイソ
ブチルケトンを用いたこと以外は、実施例8と同様にし
て!−プロプラノロールの分離を行った。その結果、収
率67.7%で旋光度〔α〕ミ0=−27.7°(cH
l、0%CzHSOH)のl−プロプラノロール塩酸塩
が得られた。
大旌桝胆 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、メタノール
/水混合溶媒(1/4体積比)を用いたこと以外は、実
施例8と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行っ
た。その結果、収率85.1%で旋光度〔α〕6°=−
23.2” (c ;  1.0%cJs011 )の
l−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
叉旌拠毅 ヘンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、ジオキサン
/水混合溶媒(1/1体積比)を用いたこと以外は、実
施例8と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行っ
た。その結果、収率78.2%で旋光度〔α〕6°=−
23.0°(c;1.0%C2H5OH”)のl−プロ
プラノロール塩酸塩が得られた。
大立拠銭 アクリルアミド723■およびN −N’ −メチレン
ビスアクリルアミド38■を、リン酸カリウム緩衝液(
pH8,0,50wM) 2.3mj7に溶解した。ア
ウレオバシジウム・プルランス(Aureobasid
ium pullulansIFO−4464) 70
0mg湿潤微生吻菌体を9リン酸カリウム緩衝液(pH
8,0,5On+M) 2 mlに懸濁させ。
上記アクリルアミド溶液と混合した。混合液にN・N 
−N’  ・N゛ −テトラメチレンジアミン水溶液(
0,1g/m 1 )を0.1++/!および過硫酸ア
ンモニウム水溶液(50mg/m 1 )を0.1ml
加えた後、窒素ガス雰囲気下、0℃で5分間さらに室温
下で1時間放置し、微生物菌体の固定化物を得た。この
固定化物を2鶴X ’l m X ’l vnaの立方
体に切断した。
ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒(174体積比)の水
飽和物501111に、基質としてN−アセチル−dl
−プロプラノロール酢酸エステル1gを溶解した。この
溶液に、上記固定化物の切断物を加え。
30℃で48時間振盪(1805trokes/m1n
) L反応させた。
反応終了後、未反応の固定化物を除去し1反応液を炭酸
水素す) IJウムの飽和水溶液で洗浄した。
さらに水洗を繰り返し、水層を除いて有機層をボウ硝で
脱水した。有機溶媒を減圧留去し、得られたオイル1g
に対してシリカゲル30gを用いて。
カラムクロマトを行った。その結果、N−アセチル−l
−プロプラノロール酢酸エステル440■が得られたく
(α) o =  22.3”、  c ;  1.0
%CHCl:I)これをIN−[08(メタノール溶液
)51Illに溶解し、室温下で3時間攪拌しながら反
応させた。反応後、メタノールを減圧留去し、残留物に
エーテル10a+6と水5IlNとを加えて充分攪拌し
た。水層を除きエーテル層を充分水洗した後、無水硫酸
マグネシウムで一昼夜脱水した。無水硫酸マグネシウム
を濾過後、濾液のエーテル溶液に水冷下で塩化水素ガス
を吹き込み析出した沈澱を濾取したところ、It−プロ
プラノロール塩酸塩342■(収率79.2%、(α)
i°=−27,7°、c; 1.0%CtHsOH)が
得られた。l−プロプラノロール塩酸塩の収率は9次式
により算出した。
l−プロプラノロール塩酸塩の収率(%)微生物として
、ペニシリウム・クリソゲナム(、Penictlli
um chrysogenum)を用いたこと以外は。
実施例30と同様にしてl−プロプラノロールの分離を
行った。その結果、収率68.5% で旋光度〔α) 
i!’=  27.5’ (Ci  1.0% CJs
OH)(7)J  7”ロブラノロール塩酸塩が得られ
た。
尖巖斑双 微生物として、バシラス・サチラス(Bacillus
subtillis ATCC−6633)を用いたこ
と以外は、実施例30と同様にしてl−プロプラノロー
ルの分離を行った。その結果、収率93.1%で旋光度
〔α〕6゜=−27,7°(c;1.0%C!H5OH
)のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
叉立皿皿 N−アセチル−dffi−プロプラノロール酢酸エステ
ルに代えて、N−ホルミル−dIt−プロプラノロール
酢酸エステルを用いたこと以外は、実施例30と同様に
してl−プロプラノロールの分離を行った。その結果、
収率87.5%で旋光度〔α〕6゜=−21,9@(c
 ; 1.0%C2H,OR)のl−プロプラノロール
塩酸塩が得られた。
大践桝旦 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−スクシニル−dfi−プロプラノロールコ
ハク酸エステルを用いたこと以外は。
実施例30と同様にしてβ−プロプラノロールの分離を
行った。その結果、収、率87.9%で旋光度〔α〕6
゜=−26,8” (C; 1.0%czosoo )
のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
去立桝匝 N−アセチル−dIl−プロプラノロールミllエステ
ルに代えて、N−ホルミル−dl−プロプラノロールコ
ハク酸エステルを用いたこと以外は。
実施例30と同様にしてl−プロプラノロールの分離を
行った。その結果、収率92.8%で旋光度〔α) 1
0=−27,2’ (c ; 1.0%czHsOH)
のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
夫施奥共 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−プロピオニル−df−プロプラノロールプ
ロピオン酸エステルを用いたこと以外は、実施例30と
同様にしてβ−プロプラノロールの分離を行った。その
結果、収率90.2%で旋光度〔α〕6°=−27.2
° (c;1.0%C2H1OH)のl−プロプラノロ
ール塩酸塩が得られた。
去立炭U N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−ホルミル−dN−プロプラノロールプロピ
オン酸エステルを用いたこと以外は、実施例30と同様
にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その結果
、収率91.5%で旋光度〔α〕6°=−26.9’ 
(C; 1.0%C2H5OH)のl−プロプラノロー
ル塩酸塩が得られた。
実流■共 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−アクリロイル−df−プロプラノロールア
クリル酸エステルを用いたこと以外は、実施例30と同
様にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その結
果、収率62.8%で旋光度〔α〕6°=−23.9°
 (c ;  1.0%C2H5OH)のl−プロプラ
ノロール塩酸塩が得られた。
去施勇皿 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−ホルミル−dl−プロプラノロールアクリ
ル酸エステルを用いたこと以外は。
実施例30と同様にしてl−プロプラノロールの分離を
行った。その結果、収率71.6%で旋光度〔α〕6゜
=−19,5’ (c ; 1.0%C,H50H)の
l−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
人旅桝並 N−アセチル−dl−プロプラノロール酢酸エステルに
代えて、N−ヘキサノイル−dl−プロプラノロールカ
プロン酸エステルを用いたこと以外は、実施例30と同
様にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その結
果2収率81.8%で旋光度〔α〕6°=−18.5’
  (c ;  1.0%C2H5OH)のl−プロプ
ラノロール塩酸塩が得られた。
実施拠■ N−アセチル−di−プロプラノロール酢酸エステルに
化工て、N−マレイニル−dl−プロプラノロールマレ
イン酸エステルを用いたこと以外は、実施例30と同様
にしてl−プロプラノロールの分離を行った。その結果
、収率59.4%で旋光度〔α] l” 21.3” 
(c H1,0%C2H5OH’)のi−プロプラノロ
ール塩酸塩が得られた。
尖隻炭婬 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、n−ペンタ
ンを用いたこと以外は、実施例30ど同様にしてl−プ
ロプラノロールの分離を行った。その結果、収率92.
3%で旋光度〔α〕6°=−27.7゜(c;1.0%
C21150H)の!−プロプラノロール塩酸塩が得ら
れた。
ス屓l粕口 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、シクロペン
タンを用いたこと以外は、実施例30と同様にしてl−
プロプラノロールの分離を行った。
その結果、収率83.2%で旋光度〔α)P=  27
.6’(c;1.0%C2H1OH)のl−プロプラノ
ロール塩酸塩が得られた。
叉止炎U ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、n−ヘキサ
ンを用いたこと以外は、実施例30と同様にして!−プ
ロプラノロールの分離を行った。その結果、収率90.
5%で旋光度〔α)ft”=  27.7゜(c;1.
0%C,H8OH)のl−プロプラノロール塩酸塩が得
られた。
尖侮桝的 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、シクロヘキ
サンを用いたこと以外は、実施例30と同様にして!−
プロプラノロールの分離を行った。
その結果、収率90.2%で旋光度〔α] 、i’= 
−27,2’(c;1.0%C2H6OH) のl−プ
ロプラノロール塩酸塩が得られた。
天上±並 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、ベンゼンを
用いたこと以外は、実施例30と同様にしてl−プロプ
ラノロールの分離を行った。その結果、収率73.1%
で旋光度〔α〕轟’=  27.1” (c ;1.0
%C,H3OH)のl−プロプラノロール塩酸塩が得ら
れた。
尖施開虹 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、酢酸エチル
を用いたこと以外は、実施例30と同様にしてl−プロ
プラノロールの分離を行った。その結果、収率50.6
%で旋光度〔α) g”=  21.5° (C;  
1.0%C2H5OH”)のl−プロプラノロール塩酸
塩が得られた。
1隻m48 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、クロロホル
ムを用いたこと以外は、実施例3oと同様にしてl−プ
ロプラノロールの分離を行った。その結果、収率61.
5%で旋光度〔α〕6°=−25,26(c;1.0%
CzHsOH)のl−プロプラノロール塩酸塩が得られ
た。
大施炭弧 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、n−ヘプタ
ン/クロロホルム混合溶媒(471体積比)を用いたこ
と以外は、実施例30と同様にしてl−プロプラノロー
ルの分離を行った。その結果、収率75.2%で旋光度
〔α〕6°=−27.0° (c ;  1.0%C2
11,OH)のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた
ス11牢設 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、ジオキサン
を用いたこと以外は、実施例30と同様にしてl−プロ
プラノロールの分離を行った。その結果、収率68.5
%で旋光度〔α〕轟’=−26.8°(c;1.0%C
2H5OH)のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた
大旌桝■ ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、メチルイソ
ブチルケトンを用いたこと以外は、実施例30と同様に
して!−プロプラノロールの分離を行った。その結果、
収率73.1%で旋光度〔α〕t0=−27.7°(c
;1.0%C2H,OH)のl−プロプラノロール塩酸
塩が得られた。
大隻桝屓 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、メタノール
/水混合溶媒(174体積比)を用いたこと以外は、実
施例30と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行
った。その結果、収率90.0%で旋光度〔α〕轟0=
−27.0’  (c ;  1.0%C2H50H)
のl−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
大履用皿 ベンゼン/n−ヘプタン混合溶媒に代えて、ジオキサン
/水混合溶媒(171体積比)を用いたこと以外は、実
施例30と同様にしてl−プロプラノロールの分離を行
った。その結果、収率80.6%で旋光度〔α〕6°=
−27.5” (c ;  1.0%C,H6OH)の
l−プロプラノロール塩酸塩が得られた。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、df−プロプラノロール
からl−プロプラノロールが容易に分離される。l−プ
ロプラノロールの回収率も高い。
得られたl−プロプラノロールは、dl−プロプラノロ
ールに比べて著しく高い抗不整脈作用、降圧作用を示し
、不整脈治療薬、抗高血圧薬として有用である。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エステラーゼ、エステラーゼの固定化物、エステラ
    ーゼ生産能を有する微生物、該微生物の固定化物および
    該微生物の処理物の固定化物からなる群から選択された
    少なくとも一種に、dl−プロプラノロールの有機カル
    ボン酸エステルおよび/またはdl−プロプラノロール
    −N−アシル化誘導体の有機カルボン酸エステルを含水
    有機溶媒中で接触させることを包含するl−プロプラノ
    ロールの生化学的分離法。 2、前記エステラーゼが、アスペルギラス属、ロドトル
    ラ属、リゾプス属、シュードモナス属、キャンディダ属
    、ジベレラ属、トルロプシス属、アウレオバシジウム属
    、ペニシリウム属およびバシラス属のうちの少なくとも
    一つの属に属する微生物から生産されたエステラーゼで
    ある特許請求の範囲第1項に記載のl−プロプラノロー
    ルの生化学的分離法。 3、前記エステラーゼがブタ肝臓起源のエステラーゼで
    ある特許請求の範囲第1項に記載のl−プロプラノロー
    ルの生化学的分離法。 4、前記微生物が、アスペルギラス属、ロドトルラ属、
    リゾプス属、シュードモナス属、キャンディダ属、ジベ
    レラ属、トルロプシス属、アウレオバシジウム属、ペニ
    シリウム属およびバシラス属のうちの少なくとも一つの
    属に属する微生物である特許請求の範囲第1項に記載の
    l−プロプラノロールの生化学的分離法。 5、前記dl−プロプラノロールの有機カルボン酸エス
    テルが、dl−プロプラノロールと、炭素数1〜7の脂
    肪族モノカルボン酸のクロライドおよび炭素数3〜7の
    脂肪族ジカルボン酸のモノエステルモノクロライドのい
    ずれかとを反応させて得られるエステルである特許請求
    の範囲第1項に記載の1−プロプラノロールの生化学的
    分離法。 6、前記dl−プロプラノロール−N−アシル化誘導体
    の有機カルボン酸エステルが、dl−プロプラノロール
    −N−アシル化誘導体と、炭素数1〜7の脂肪族モノカ
    ルボン酸のクロライドおよび炭素数3〜7の脂肪族ジカ
    ルボン酸のモノエステルモノクロライドのいずれかとを
    反応させて得られるエステルである特許請求の範囲第1
    項に記載のl−プロプラノロールの生化学的分離法。 7、前記モノカルボン酸が、酢酸、プロピオン酸、酪酸
    、吉草酸、カプロン酸、ヘプタン酸、アクリル酸および
    クロトン酸のうちの少なくとも一種である特許請求の範
    囲第5項および第6項に記載のl−プロプラノロールの
    生化学的分離法。 8、前記ジカルボン酸が、マロン酸、コハク酸、グルタ
    ル酸、ピメリン酸、マレイン酸およびフマール酸のうち
    の少なくとも一種である特許請求の範囲第5項および第
    6項に記載のl−プロプラノロールの生化学的分離法。 9、前記有機溶媒が、n−ヘプタン、イソヘプタン、n
    −ヘキサン、イソヘキサン、n−ペンタン、イソペンタ
    ン、n−オクタン、イソオクタン、シクロペンタン、シ
    クロヘキサン、シクロヘプタン、ベンゼン、トルエン、
    キシレン、メタノール、エタノール、n−プロパノール
    、イソプロパノール、アセトン、メチルイソプロピルケ
    トン、テトラヒドロフラン、ジメチルエーテル、ジエチ
    ルエーテル、ジオキサン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
    酸ブチル、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、
    塩化メタン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
    ミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドお
    よびアセトニトリルからなる群から選択された少なくと
    も一種である特許請求の範囲第1項に記載のl−プロプ
    ラノロールの生化学的分離法。
JP61071557A 1985-09-26 1986-03-28 l−プロプラノロ−ルの生化学的分離法 Pending JPS62151196A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5334534A (en) * 1992-04-15 1994-08-02 The Board Of Governors For Higher Education, State Of Rhode Island And Providence Plantations Enzymatic preparation of optically active propanolol and β-adrenergic blockers using esterase
JP2007532106A (ja) * 2004-04-09 2007-11-15 エイドルケム テクノロジー エスピーエー エスシタロプラムを製造する化学酵素法
JP2008514670A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 エイドルケム テクノロジー エスピーエー シタロプラムおよびエスシタロプラムの調製方法

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