JPS621510Y2 - - Google Patents

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JPS621510Y2
JPS621510Y2 JP17543180U JP17543180U JPS621510Y2 JP S621510 Y2 JPS621510 Y2 JP S621510Y2 JP 17543180 U JP17543180 U JP 17543180U JP 17543180 U JP17543180 U JP 17543180U JP S621510 Y2 JPS621510 Y2 JP S621510Y2
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valve body
valve
hole
gas
plug
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス流入側とガス流出側との間に所定
以上の圧力差を生じたときに弁体にて弁孔が閉塞
される安全弁付ガス接続具、特に安全弁が遅延動
作を行ない、瞬間的な圧力変動には応動しない構
造の安全弁における弁体の解除手段の改良に関す
るものである。
第1図乃至第2図は本考案者等が別途出願して
いる安全弁付ガス接続具を示したもので、ソケツ
トA1′とプラグA2′とで構成されており、後述のよ
うに安全弁が遅延動作を行なうものである。いま
第1図の通常使用状態において、ゴム管外れなど
により負荷側の圧力が低下すると、弁孔1′や弁
体2′などで構成されている安全弁が作動し、弁
孔1′を弁体2′が閉塞するものであるが、これを
解除するためには弁体2′の両側の圧力差を解消
してやる必要がある。この解除手段としては第2
図に示すように、プラグA2′から一旦ソケツト
A1′を外すことによつて、今までソケツト側の押
棒で押し開かれていた栓体13′がばねの復元力
によつてガス出口11′を閉塞し、栓体13′の背
面に突設されている弁棒29が、弁体2′の中心
部の通気孔25′から抜き出されて、この通気孔
25′を通じて弁体2′の流入側にガスが充填され
るので、弁体2′は両側の圧力差が解消されて、
第2図の鎖線の状態から実線の状態に復帰するも
のである。なお図中、26は通気孔25′の内周
面に密着して気密を保持するためのOリングであ
る。
しかしながら上記のガス接続具の安全弁の解除
手段にあつては、通気孔25′に弁棒29の先端
部を嵌挿するようになつているために、弁棒29
を通気孔25′へ出し入れ動作する際にシール用
Oリング26がずれたり、また片持ち構造の弁棒
29が振れたり、あるいは長期の使用によつてシ
ール用Oリング26が通気孔25′の内周面で摩
滅して解除手段が劣化し易いという欠点があり、
そのためにシール用Oリング26で解除孔25′
を確実に閉塞することができず、ゴム管の外れ等
によつて弁体2′が閉塞しても、通気孔25′から
ガス漏れが生じて、安全弁の機能が低下するとい
う問題あつた。
本考案は上記の点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的とするところは安全弁が遅延動作を
行なうようにした安全弁付ガス接続具において、
長期の使用によつて劣化することがなく信頼性が
高い解除手段を提供することにある。
以下本考案を第3図乃至第5図の実施例によつ
て詳述する。第3図において、ガス接続具Aはソ
ケツトA1とプラグA2とにより構成され、両者が
着脱自在に連結されるようになつている。プラグ
A2は先端側筒部6と基部側筒部7とよりなり、
先端側筒部6の先端部には球帯状当接面9と係合
溝10とが設けられ、また先端のガス出口11の
内周面の後部には鋭角突起を周設して栓体13の
受座12を形成してある。栓体13は先端面に周
設したパツキン14が受座12に密着し得るよう
に構成され、ばね17の付勢により受座12に圧
接している。プラグ内のガス管路には弁孔1を有
する隔壁43が設けられており、栓体13の背面
に形成されたばね受部15と隔壁43の流出側に
形成されたばね受部16との間に上記ばね17が
介装されている。
弁体2はブタジエンアクリロニトリルゴムや合
成樹脂等の弾性材よりなり、厚肉の周壁部3と薄
肉の底板21とで弁孔1よりも径の大きい椀状に
形成されており、、底板21の背面の圧力が高く
なると弾性変形して周壁部3の端縁が隔壁43に
密着し、弁孔1を閉塞するようになつている。4
1は弁体2を覆うようにして弁孔1に被着された
有底円筒状の覆い体であつて、中心部に通気孔2
5が設けられて、通気孔25の周縁に弁体2の中
心部が固着されている。
覆い体41の隔壁43に接している開口周縁に
は、第5図に示すように、覆い体41の内部S2
外部のガス通路42とを連通させる通気用切欠き
48が設けられており、通常時には同図aに示す
ように、流入側のガスはガス通路42および通気
用切欠き48を通つて流出側へ供給されている。
本実施例ではこのガス通路42は、覆い体41を
支持する都合上、覆い体41自体の周壁44を厚
肉にして、この周壁44内に等角度間隔で多数の
縦孔47を穿設することにより形成されており、
上記通気用切欠き48はこの縦孔47と覆い体4
1の内部S1とを連通させている。なお覆い体41
の固定手段として、ばね20を用いて隔壁43に
圧接しているのは、ガス配管用口金23やシール
材22によつて覆い体41の縦孔47が塞がれな
いようにしたものであり、またそれによつて部品
間のがたつきによる隙間を防いでいるのである
が、もちろんリング状スペーサなどを用いて固定
することもできる。
弁体2はその周壁部3が気密的に覆い体41の
内周面に摺接しており、また覆い体41の底板4
5には通気用小孔4が穿孔されていて、弁体2の
背面と覆い体41の底板45との間の空間S1が後
述のように減圧された場合には、この小孔4を通
じてガスが流入するようになつている。
安全弁が異常圧力差に感応して第5図bのよう
に作動した際に、この状態を解除する手段は栓体
13に取り付けられたシール体54と、弁体2の
中央に穿孔された通気孔25と、隔壁43の中央
に貫設されていてシール体54をガイドするため
のガイド孔55とで構成されている。すなわち第
4図に示すように、栓体13の中心部から流入側
にガイド棒56が突設され、このガイド棒56の
先端部にばね59を介してシール体54が軸方向
に移動自在に装着されており、第3図に示すよう
にソケツトA2の挿棒51で栓体13を押し開い
た状態で、弁体2と覆い体41との中心部を貫通
して形成されている通気孔25がシール体54の
端面で閉塞されるように構成されている。シール
体54は有底筒状に形成され、その開口縁の内鍔
部57とガイド棒56の先端部の外鍔部57とに
よりガイド棒56の周面に摺動するようになつて
おり、ガイド棒56の外鍔部57とシール体54
の内底面58との間にばね59が介装されて、こ
のばね59によつてシール体54が通気孔25を
閉塞する方向に付勢されているものである。
ソケツトA1は外筒31、操作環32、ベロー
状パツキン52、押棒51、コイルばね33,3
8等により構成されており、ベロー状パツキン5
2はその外周に巻回したコイルばね33にてより
伸長され、その先端の外周には補強用の金属環3
4が周設されており、端面にはリング状当接部3
5が周設されている。また内筒30には透孔36
を複数個穿孔してあつて、透孔36には鋼球37
が遊嵌されており、内筒30と外筒31との間に
摺動自在に取付けられた操作環32の内周の傾斜
面39が鋼球37に係当している。
ここで40はソケツトA1にプラグA2を接続し
たときコイルばね38のばね力により段部39が
係当する突環部である。
いまプラグA2を配管の接続し、ソケツトA1
ガス器具のゴムホースに接続した状態で、プラグ
A2の先端をソケツトA1の内筒30内に挿入する
と、プラグA2の先端の当接部9がベロー状パツ
キン52の当接部35に圧接して気密を保持し、
さらにコイルばね33に抗してベロー状パツキン
52を押し縮めつつ、傾斜面39が内筒30の先
端の段部40に係止されるまでプラグA2を内筒
30内に圧入すると、押棒51によつて栓体13
が後退してガス出口11が開成され、ガスがプラ
グA2およびソケツトA2を介して移流し得るよう
になり、一方透孔36内の鋼球37がプラグA2
の係合溝10に落ち込んで係止し、さらに操作環
32がコイルばね38にて押圧されて球37の抜
け止めとなつて、ソケツトA1とプラグA2とが連
結される。
ソケツトA1とプラグA2との接続を外すには、
操作環32をコイルばね38に抗して押し戻し、
プラグA2を引き抜く。すると透孔36内に鋼球
37が戻り、ベロー状パツキン52が伸長する。
また押棒51で押し開かれていた栓体13がばね
17により復帰してガス出口11を閉塞する。
次に本考案の安全弁の動作を説明すると、第5
図aの通常ガス使用状態では、ガスの流量が一定
していて、ガス通路42及び通気用切欠き48を
通つてガスが供給されており、覆い体41の内外
の圧力差は殆どないので弁体2は撓まない。いま
ゴム管が破れたりゴム管が外れたりして、負荷側
のガス圧が大気圧まで低下した場合、弁孔1の流
出側の圧力P2が下がり、流入側圧力P1との間に、
隘路となる切欠き48を境として圧力差を生じ
る。このとき覆い体41内の弁体2の背面の空間
S1の圧力P1′と弁体2の前面の空間S2の圧力
P2′は、それぞれ通気用小孔4及び弁孔1を通じ
て流入側圧力P1と流出側圧力P2に等しくなるの
で、この圧力差(P1′−P2′)により弁体2が第5
図bのように撓んで、弁体2の周壁部3の端縁が
隔壁43に密着し、切欠き48が遮断されること
によつて弁孔1が閉塞され、ガスの供給が遮断さ
れるのである。
こうして弁体2が弁孔1を閉塞した後は、弁体
2の背面の圧力P1′はガス供給圧であり、前面の
圧力P2′は大気圧まで低下しているので、この弁
体2を復帰させるには、一旦流入側のガスを流出
側に導入して弁体2の両側を同じ圧力に戻してや
る必要があり、そのために前述の解除手段が設け
られているのである。
またゴム管外れなどの事故がなく、規定値内の
流量で正常にガスが流れている場合において、ガ
スコツクを急激に操作した場合などに、流入側と
流出側とに瞬間的に圧力差が生じることがあり、
このような場合には、第5図aに示した弁体2と
隔壁43との間の空間S2内のガス圧P2′は弁孔1
を通じて瞬間的に流出側のガス圧P2すなわち大気
圧まで低下するので、弁体2も直ちに弁孔1側へ
撓もうとするが、そのために背後空間S1の容積が
増加し、且つその容積が小さいので圧力P1′がた
ちまち大気圧付近まで低下してしまう。弁体2が
それ以上撓むとP1′が負圧になるので、結局弁体
2は背後空間S1へ小孔4を通じてガスが補充され
るのを待つて撓むことになる。従つて圧力変動が
短時間で回復すると、再びP2′がガス供給圧まで
上昇するので、隔壁43の方向へ撓み始めていた
弁体2はa図の状態に復帰してしまい、安全弁が
誤動作することがないのである。
次に安全弁を解除する際の動作について説明す
る。前述のように第5図bが安全弁が作動した状
態であり、これを解除するには弁体2の両側の圧
力差(P1′−P2′)を解消すればよい。この解除動
作は一旦ソケツトA1をプラグA2から外すことに
よつて行なわれる。すなわちソケツトA1を外す
と、栓体13が復帰してガス出口11を閉塞する
と同時に、シール体54を通気孔25から離間さ
せ、それによつて通気孔25からガスが弁体2の
前面側の空間S2に流入するので、切欠き48を境
とした流入側と流出側の圧力差がなくなり、弁体
2が第4図の状態に復帰して、弁体2による弁孔
1の閉塞状態が解除されるのである。
上述のように本考案は、ガス流路に設けた隔壁
43に弁孔1を設け、弁孔1の流入側に有底円筒
状の覆い体41を被着し、覆い体41の内面中心
部に弾性材料よりなる椀状の弁体2の中心部を固
着して弁体2の外周面を覆い体41の内周面に摺
接させ、覆い体41の開口周縁に通気用切欠き4
8を設けると共に、覆い体41の底板に通気用小
孔4を設けて、弁体2の表裏面に圧力差が生じる
と弁体2の周縁が隔壁面に密着するようにしたの
で、ガス管の外れ等によつて弁孔1側の圧力が低
下した時に、弁体2が弁孔1を閉塞しようとする
が、弁体2の背面側に空気が速やかに補充されな
いので弁体2の動作が遅れ、そのためにガスコツ
クを急激に操作した時などの瞬間的な圧力変動に
対してはガスを遮断してしまうことがないという
利点があり、またばね17による付勢でガス出口
11を閉塞するように形成された栓体13の中心
部からガス流入側にガイド棒56を突設すると共
に、ガイド棒56の先端部にばね59を介してシ
ール体54を軸方向移動自在に装着し、ソケツト
A1の押棒51で栓体13を押し開いた状態で、
弁体2と覆い体41との中心部を貫通して形成せ
れた通気孔25をシール体54の端面が閉塞する
ようにしたので、シール体は単に通気孔の周囲部
分にばね付勢により圧接するのみであつて、シー
ル体を通気孔内に押し込んでいた従来方式に比べ
てシール体の摩擦が少なく、またシール体が解除
孔の周縁に引つ掛かる虞れがないのでシール体の
動作が安定し、また栓体から突設されたガイド棒
とシール体との間にばねを介装したので、ソケツ
トの押棒の先端と弁体の通気孔の端縁との距離の
ばらつきを吸収し、シール体の先端面を常に一定
の圧力で通気孔の端縁に密着させることができ、
その結果ガス管の外れ等によつてガスが異常に流
出した場合でも弁体の作動が確実に行なわれて安
全弁の信頼性が向上するという効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の前提となる安全弁付ガス接続
具の基本構造を示す半断面図、第2図は同上のプ
ラグの断面図、第3図は本考案の安全弁付ガス接
続具の一実施例を示す半断面図、第4図は同上の
プラグの断面図、第5図a,bは同上の安全弁の
動作を示す断面図である。 1は弁孔、2は弁体、3は閉塞部、4は小孔、
1は覆い体、43は隔壁、54はシール体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 異常圧力差に応動する安全弁とガス出口の栓体
    とを内蔵したプラグと、接続時に上記栓体を押し
    開く押棒を内蔵したソケツトとよりなるガス接続
    具において、プラグ内のガス流路に設けた隔壁に
    弁孔を設け、弁孔の流入側に有底円筒状の覆い体
    を被着し、覆い体の内面中心部に弾性材料よりな
    る椀状の弁体の中心部を固着して弁体の外周面を
    覆い体の内周面に摺接させ、覆い体の開口周縁に
    通気用切欠きを設けると共に、覆い体の底板に通
    気用小孔を設けて、弁体の両面に圧力差が生じる
    と弁体の端縁が隔壁に密着して上記切欠きのガス
    流を遮断するようにし、ばね付勢によりガス出口
    を閉塞している上記栓体の中心部から流入側にガ
    イド棒を突設すると共に、ガイド棒の先端部にば
    ねを介してシール体を軸方向移動自在に装着し、
    ソケツトの押棒で栓体を押し開いた状態で、弁体
    と覆い体との中心部を貫通して形成された通気孔
    が上記シール体の端面で閉塞されるようにして成
    る安全弁付ガス接続具。
JP17543180U 1980-12-05 1980-12-05 Expired JPS621510Y2 (ja)

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JPS5796859U JPS5796859U (ja) 1982-06-14
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