JPS621509Y2 - - Google Patents

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JPS621509Y2
JPS621509Y2 JP14496080U JP14496080U JPS621509Y2 JP S621509 Y2 JPS621509 Y2 JP S621509Y2 JP 14496080 U JP14496080 U JP 14496080U JP 14496080 U JP14496080 U JP 14496080U JP S621509 Y2 JPS621509 Y2 JP S621509Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
cover body
gas
hole
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JP14496080U
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JPS5767162U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス管の外れや破れによつてガスが異
常に流出された場合にガスを遮断する安全弁付ガ
ス接続具に関するものである。
従来、この種の安全弁付ガス接続具としては、
例えば特開昭53−62224号などに示されているよ
うに球弁を用いたものが一搬的である。これは通
常時のガス流では球弁がテーパ管の斜面を登り切
らず、ゴム管外れなどの異常なガス流により球弁
が斜面を登り切つて弁孔を閉塞するものであり、
一旦閉塞されると流入側と流出側の圧力差により
球弁が閉塞状態に保持されるものである。
しかしこのような従来構造では、負荷側でガツ
スコツクを急激に開いた場合のように、瞬間的に
異常ガス流を生じた場合にも安全弁が応動してし
まうことがあり、きわめて不便であるという問題
があつた。
本考案は上記の点に鑑み、安全弁に遅延手段を
設けることにより、瞬間的な圧力変動では誤動作
しないような安全弁を提供することを目的とする
ものである。
以下本考案を第1図乃至第4図に示した実施例
により詳述する。第1図においてAはガス接続具
であつて、先端筒部6と基部筒部7よりなるプラ
グにゴム管先端のソケツトA1が着脱自在に連結
されており、先端筒部6と基部筒部7とは雌雄ね
じ部8a,8bにより結合されている。プラグ先
端のガス出口11の外周にはソケツト連結用の球
面状当接部9及び係合溝10が設けてあり、ガス
出口11の内面後縁に鋭角突起を周設して受座1
2を形成してある。この受座12にはソケツト側
の押棒51で開操作される全体13のパツキン1
4が、ソケツトを外した時にばね17の作用によ
り弾接し、それによつてガス出口11を閉塞する
ようになつている。ばね17は栓体13のばね受
部15と基部筒部7の先端に設けられた隔壁43
の前面のばね受部16との間に介装されており、
隔壁43には弁体2によつて開閉される弁孔1が
設けられている。弁孔1の流入側には弁孔1より
も径の大きい有底円筒状の覆い体41が被設さ
れ、覆い体41の内面中心部に弁体2の中心部が
固着されている。なお本実施例では弁体2の中心
部に通気孔25が設けられていて、この通気孔2
5の周縁が覆い体41に固着されている。
弁体2はゴムや合成樹脂などの弾性材料よりな
り、厚肉の周壁部3と薄肉の底板21により椀状
に形成されている。この周壁部3の外周面は覆い
体41の周壁44の内周面に気密的に摺接してお
り、常時は第2図の実線で示した形状を保ち、流
出側の圧力が下がると図示のように弾性変形し
て、弁孔1を閉塞する。なお弁体2の周壁部3と
覆い体41の周壁44間には多少の隙間はあつて
も差し支えはないが、できるだけ気密を保ち且つ
摩擦を少なくするために潤滑油を用いてもよい。
覆い体41には開口周縁には通気用切欠き48
が設けられ、またその底板45には通気用小孔4
が設けられており、弁体2が両側の圧力差により
鎖線位置へ変形しようとする時には、その背面の
空間S1が真空状態となるために、この通気用小孔
4を通つてガスが補給されるものである。すなわ
ちこの通気用小孔4によつて、安全弁作動時に弁
体2が遅延動作をするのである。
覆い体41の外周面とガス管の内壁面との間に
は、第3図aに示すようにガス通路42が形成さ
れているが、本実施例では組立の便宜上覆い体4
1の形状を周壁44の厚い構造として、第4図に
示すように、ガス通路42を周壁44に穿設した
縦孔47として構成し、周壁44の内周縁に縦孔
47と連通する通気用切欠48を設けている。組
立の際には、覆い体41を隔壁43と押さえ部材
20の間に挟着し、更に押さえ部材20を弾性材
料よりなるシール筒22で押さえて固定する。な
おこのシール筒22の交換により、第2図に示す
ようにガス配管用口金23を接続できようになつ
ている。
またソケツトA1は、第1図に示すように、内
筒30、外筒31、操作環32、ベロー状パツキ
ン52、押棒51及びコイルばね33,38によ
り構成されており、内筒30に挿着されたベロー
状パツキン52がコイルばね33により伸長さ
れ、金属環34によつて補強されたパツキン52
の先端部にはプラグの当接部9に圧接する環状の
当接部35が形成されている。プラグにソケツト
を接続する際には、ソケツトの内筒30にプラグ
を挿入して、上記当接部9,35同士を互いに密
着させ、更にコイルばね33に抗してパツキン5
2を押し縮めながらプラグを押し込むと、押棒5
1に押されて栓体13が後退し、それによつてガ
ス出口11が開口し、ガスがプラグからソケツト
へ通じる。このとき内筒30に形成されている透
孔36内の鋼球37がプラグ先端の係合溝10内
に落ち込み、その上にコイルばね38で付勢され
ている操作環31が移動して、テーパ部39と段
部40とによつて係止され、鋼球37の抜け止め
となる。ソケツトをプラグから外す際には、操作
環31をコイルばね38に抗して手前に引くと、
鋼球37が係合溝10から外れてプラグをソケツ
トから抜き出すことができ、それと同時に栓体1
3がばね17によつてガス出口11を閉塞する。
次に第3図により本考案の動作を説明する。同
図aはソケツトが接続され、ガスが矢印の経路を
通つて供給されている状態を示している。このと
きの流入側圧力P1と流出側圧力P2との差は小さ
く、従つて弁体2の前面に加わつている。圧力
P1′と背面に加わつているP2′もほぼ相等しい。い
まゴム管外れなどで流出側の圧力P2がほぼ大気圧
まで低下すると、通気用切欠48の両側において
大きな圧力差を生じ、同時に弁体2の両面にも圧
力差を生じるが、弁体2の背後の空間S1には小孔
4を通つて僅かずつしかガスが流入しないため
に、弁体2がS2側へ吸引されるとS1の圧力P1′が
大気圧まで低下し、それ以上は弁体2は撓むこと
ができない。従つて弁本体2は異常圧力差を生じ
ても直ぐには動作せず、背後の空間S1内に小孔4
を通じて空気が流れ込むのを待つて緩やかに動作
するのである。すなわち空間S2の圧力P2′が大空
気まで低下すると、弁体2は吸引されてS2の方向
に少し変位するが、それ以上偏位して空間S1の圧
力P1′が大気圧よりも低くなると、弁体2を引き
戻そうとするので、弁体2はそれ以上変位できな
いのである。このように異常圧力差を生じてか
ら、弁体2が弁孔1を閉じてしまうまでには時間
がかかるので、ガスコツクを急激に開いた時のよ
うに瞬時に圧力が回復するような場合には、弁体
2は閉じてしまわずに途中から復帰するのであ
る。
また異常圧力差状態が長時間にわたり、P1′が
P2′に対して充分大きくなれば、同図bに示すよ
うに、弁体2はその圧力差により弁体2が変形し
て隔壁43に密着し、弁孔1を閉塞する。次にこ
の状態をリセツトするには、ガスの異常流出の原
因を処置した後、一旦プラグからソケツトを外せ
ばよい。ソケツトが外されると、ばね17により
栓体13がガス出口11を閉じ、同時に弁棒29
が通気孔25が抜き出されるで、通気孔25から
栓体13で密閉された流出側空間にガスが供給さ
れて弁体2の両側の空間S1,S2の圧力差がなくな
り、弁体2はa図の状態に復帰する。
第5図乃至第6図はリセツト手段の他の例を示
したもので、弁体2の通気孔25を底板21の中
心部に設ける代わりに周辺部に微細な孔として設
け、底板25の背面中心部に突設した固定用突起
50を覆い体41の中心孔49に圧入することに
より弁体2を覆い体41に固着している。この構
成によれば、異常圧力差が生じて弁体2が弁孔1
を閉塞した時に、この通気孔25を通じてガスが
漏れることになるが、その口径が微細であるため
に安全衛生上全く問題なく、従つて一旦ソケツト
が外されると、栓体13によつて密閉された流出
空間に漏出したガスが溜まり、それによつて弁体
2が元の状態に復帰するものである。
本考案による安全弁付ガス接続具は上述のよう
に、弁孔1の流入側に弁孔1よりも径の大きい有
底円筒状の覆い体41を被着し、覆い体41の内
面中心部に弾性材料よりなる椀状の弁体2の中心
部を固着して弁体2の外周面を覆い体41の内周
面に摺接させ、覆い体41の開口周縁に通気用切
欠き48を設けると共に覆い体41の底板45に
通気用小孔4を設けて、常時は弁体2を弁孔1か
ら離間するようにしたものであるから、異常圧力
差により安全弁が作動する際に、弁体2が若干遅
延して動作し、従つてガスコツクを急激に操作し
た時などの瞬間的な圧力変動に応動して誤動作す
ることがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の安全弁付ガス接続具の一実施
例を示す半断面図、第2図は同上のプラグの断面
図、第3図a,bは同上の安全弁の動作を示す断
面図、第4図は同上の安全弁の覆い体の斜視図、
第5図は同上のプラグの他の実施例を示す断面
図、第6図は同上に用いた弁体の拡大断面図であ
り、1弁孔、2は弁体、3は周壁部、4は小孔、
41は覆い体、42はガス通路、43は隔壁、4
8は切欠き、S1は背後空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス流路に設けた隔壁に弁孔を設け、弁孔の流
    入側に弁孔よりも径の大きい有底円筒状の覆い体
    を被着し、覆い体の内面中心部に弾性材料よりな
    る椀状の弁体の中心部を固着して弁体の外周面を
    覆い体の内周面に摺接させ、覆い体の開口周縁に
    通気用切欠きを設けると共に覆い体の底板に通気
    用小孔を設けて、常時は弁体の周縁を隔壁から離
    間させておき、弁体の表裏面に圧力差が生じると
    弁体の周縁が隔壁に密着するようにして成る安全
    弁付ガス接続具。
JP14496080U 1980-10-11 1980-10-11 Expired JPS621509Y2 (ja)

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JP14496080U JPS621509Y2 (ja) 1980-10-11 1980-10-11

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JP14496080U JPS621509Y2 (ja) 1980-10-11 1980-10-11

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JPS5767162U JPS5767162U (ja) 1982-04-22
JPS621509Y2 true JPS621509Y2 (ja) 1987-01-14

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US7121191B1 (en) * 2005-09-01 2006-10-17 Haldex Brake Corporation Air-operated brake actuator with control valve

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JPS5767162U (ja) 1982-04-22

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