JPS62150536A - 対物レンズ２軸駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、光デイスクドライブ装置における対物レンズ
の２軸駆動装置に関する。

（従来技術） 情報信号記録媒体として円周方向に記録トラックを有す
る光ディスクを用い、この光ディスクの記録１−ランク
に記録された情報信号を、光ビームを用いて読み取るよ
うにした光デイスクドライブ装置がある。かかる光デイ
スクドライブ装置においては、ディスク面に対して対物
レンズと共に直角方向に移動可能に設けられたフォーカ
ス移動体と、上記対物レンズをディスクの記録トラック
方向に対し直角方向に移動可能に上記フォーカス移動体
に設けられたトラしキング移動部とを有してなる対物レ
ンズ２軸駆動装置が用いられ、これらフォーカス移動体
及びトラッキング移動部を制御して常に正しいフォーカ
シングとトラッキングを行うようになっている。

上記対物レンズ２軸駆動装置では、トラッキング動作に
より対物レンズの光軸がずれ、トラッキング動作が大き
くなると対物レンズの光軸ずれが大きくなって正常なト
ラッキング動作を行うことができす、制御精度が低下し
ていた。

そのため、従来の対物レンズ２軸駆動装置では、対物レ
ンズの移動検出装置を設けて、対物レンズが一定量以上
に移動しようとするときは２軸駆動装置全体を移動させ
て制御精度の向上を図ったものがある。第５図は、従来
の対物レンズ２軸駆動装置における対物レンズ移動検出
装置の例を示す。

第５図において、対物レンズ１をレンズ保持体６によっ
て保持してなるトラ・７キング移動部３は、図示されな
いフォーカス移動体上に、矢印２で示されているように
、ディスクの記録トラック方向に対して直交するトラッ
キング方向に移動可能に設けられている。レンズ保□持
体６の側方には、発光素子４と位置検出素子５が、それ
らの光軸が対物レンズ１の光軸Ｏに対し直角をなしかつ
トラッキング方向２に対し直角をなすように相対向して
配置されている。レンズ保持体６の一側面には孔８を有
する板７が固着され、上記発光素子４と位置検出素子５
はその光軸が上記孔８を通して一致するように配置され
ている。

上記従来例において、いま、トラッキング動作が行われ
ると、これに伴い坂７が移動し、坂７の孔８を通して位
置検出素子５に至る発光素子４からの光が変化し、この
変化を位置検出素子５が検出する。従って、位置検出素
子５の出力信号を見ることにより対物レンズ１のトラッ
キング動作を検出してこの検出信号にもとづき対物レン
ズ１の光軸ずれを検出することができ、トラッキング動
作量が一定以上の場合は対物レンズ２軸駆動装置全体を
トラッキング方向に移動させて対物レンズ１の光軸ずれ
を低減させ、もって、制御精度の向上を図るようになっ
ている。

しかし、上記従来の対物レンズ２軸駆動装置によれば、
レンズ保持体６とは別体に作られた孔８付の坂７をレン
ズ保持体６に固着し、又は、レンズ保持体６と一体に坂
７の部分を突出させて成形する必要があるため、孔８の
位置決め及び孔８に対応する受光素子４と位置検出素子
５の位置決めが面倒であり、板７を接着する場合は剛性
が低くなる。また、受光素子４と位置検出素子５がフォ
ーカス移動体に配置される場合は、フォーカス移動体の
重量バランスがとりにくく、ピッチング現象が発生する
恐れがあり、仮にフォーカス移動体の重量バランスをと
ったとしても、フォーカス移動体の質量が増大してフォ
ーカス制御時の追従性が低下するという問題点がある。

（目的） 本発明は、上記従来の対物レンズ２軸駆動装置の問題点
を解消するためになされたもので、対物レンズのフォー
カス動作を検出するための孔及び′受光素子や位置検出
素子の位置決めが容易であり、フォーカス移動体の重量
バランスがよく、しかもフォーカス移動体の質量を小さ
くすることができる対物レンズ２軸駆動装置を提供する
ことを目的とする。

（構成） 本発明は、対物レンズ２軸駆動装置において、フォーカ
ス移動体に、対物レンズの光軸を挟んで発光素子と位置
検出素子が配置され、この発光素子と位置検出素子の光
軸が、トラ・ノキング移動部に形成された孔を通り、か
つ、トラッキング方向に対し直角方向にあることを特徴
とする。

以下、第１図乃至第４図を参照しながら本発明に係る対
物レンズ２軸駆動装置の実施例を説明する。

第１図及び第２図において、符号１３はトラッキング移
動部であり、このトラッキング移動部１３は、対物レン
ズ１１と、この対物レンズ１１を保持するレンズ保持体
１７と、このレンズ保持体１７の両側に一体に設けられ
たボビン１８．１８と、このボビン１８．１８に巻かれ
た（−ラッキングモータコイル１９．１９とを有してな
る。トラッキング移動部１３は、フォーカス移動体１２
上にトラッキング用弾性支持体２０．２０を介して対物
レンズ１１の光軸Ｏに対し直角方向に移動可能に支持さ
れている。

フォーカス移動体１２は、ハウジング２１内において、
上下に対をなすフォーカシング用弾性支持体２２．２２
を介して対物レンズ１１の光軸０方向に移動可能に支持
されている。ハウジング２１内にはまた、リング状のマ
グネット２３とこのマグネット２３の両端に固着された
リング状の磁極片２４．２５が固定され、この磁極片２
４．２５間に円筒状の空隙２６が形成されている。この
空隙２６内には、フォーカス移動体１２と一体のホビン
２７に巻かれたフォーカシングモータコイル２８が進入
している。従って、フォーカシング検出信号に基づきフ
ォーカシングモータコイル２８を通電制御すると同コイ
ル２８に光軸０方向の推力が生じ、フォーカス移動体１
２と共に対物レンズ１１がその光軸０方向に駆動されて
フォーカシング動作が行われる。

前記レンズ保持体１７と一体のボビン１８．１８は、ト
ラッキングモータの磁気回路をなす一対の磁極片３０．
３０の中央の突片の夕）周を所定の空隙をおいて包囲す
るように配置されている。磁極片３０．３０はハウジン
グ２１等によって固定されている。磁極片３０．３０に
はトラッキングモータコイル１９．１９を一定の空隙を
おいて包囲するようにマグネット３１．３１が固定され
ている。従って、トラッキング検出信号に基づきコイル
１９．１９を通電制御すると、コイル１９．１９に、図
示されないディスクの記録トラック方向に対し直交する
方向の推力が生じ、これによって対物レンズ１１が駆動
されてトラッキング動作が行われる。

第３図及び第４図に示されているように、対物レンズ保
持体１７には、前記ボビン１８．１８の形成面に対し直
角な面、即ち、トラッキング方向に対し直角な面であっ
て、対物レンズ１１の光軸Ｏに直角な一対の面に孔３４
．３５が形成されている。これらの孔３４．３５の中心
軸線は対物レンズ１１の光軸○に対し直角に交わる。前
記フォーカス移動体１２の上端部には、適宜の支持体に
より、対物レンズ１１の光軸０を挟んで発光素子１４と
位置検出素子１５とが対向して配置されている。これら
発光素子１４と位置検出素子１５の光軸は上記孔３４．
３５を通して一致するように調整されている。発光素子
１４としては例えばＬＥＤを用いることができ、位置検
出素子１５としては例えばＰＳＤを用いることができる
。

上記実施例によれば、孔３４によって発光素子１４から
の余分な光が遮られ、一定の光のみが孔３４を通り、さ
らに孔３５を通って位置検出素子１５に至る。

トラッキング動作時は、発光素子１４と位置検出素子１
５に対してレンズ保持体１７が相対移動し、孔３４．３
５を通って位置検出素子１５に至る発光素子１４からの
光が変化するから、これを位置検出素子１５で検出する
ことによりトラッキング移動量を正確に検出することが
でき、このトラッキング移動量に基づいて対物レンズ１
１の光軸ずれを正確に検出することができる。この場合
、発光素子１４と位置検出素子１５はフォーカス移動体
１２に設けられているので、フォーカシング移動に関係
なくトラッキング移動量のみを正確に検出することがで
きる。

また、発光素子１４から位置検出素子１５に至る光の通
路を、レンズ保持体１゛１′に孔３４．３５を形成する
ことによって形成したから、トラッキング移動部の重量
バランスがよ（、（■力発生分布のばらつきを減少させ
ることができ、低い周波数での共振が起きにくくなる効
果があり、制御精度の向上を図ることができる。

なお、トラッキング移動部１３に形成される孔３４．３
５は円形に限られるものではなく、楕円形、角形及び長
月形等であってもよい。発光素子１４にフード状の部材
を取りつけて、発光素子１４の余分な光を遮るようにし
てもよい。発光素子１４と位置検出素子１５の光軸は必
ずしも一致している必要はなく、ＬＥＤ等でなる発光素
子１４の指向性を利用すれば、発光素子１４と位置検出
素子１５をフォーカス方向に相互にずらして配置するこ
とも可能である。こうすれば、トラッキング移動部の小
型化及び軽量化を図ることができる。

（効果） 本発明によれば、トラッキング動作に基づく対物レンズ
の光軸ずれを検出するに当たり、対物レンズ光軸を挟ん
で発光素子と位置検出素子とを対向配置し、トラッキン
グ移り１部に形成された孔を通る光の変化により光軸ず
れを検出するようにしたから、従来のようにトラッキン
グ移動部の側方に配置した発光素子と位置検出素子とで
光軸ずれを検出するようにしたものに比べると、小型化
及び軽量化を図ることができるし、フォーカス移動体及
びトラッキング移り３部の重量バランスがよ（なり、制
御精度の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る対物レンズ２軸駆動装置の実施例
を示す縦断面図、第２図は同上実施例のトラッキング移
動部の平面図、第３図は上記実施例の要部の斜視図、第
４図は同じく要部の紺断面図、第５図は従来の対物レン
ズ２軸駆動装置の例を示す要部の斜視図である。 １１・−・対物レンズ、　１２−・・フォーカス移動体
、１３−・−トラッキング移動部、　１４−発光素子、
１５−位置検出素子、　３４．３５・−礼。 うｃ７　　曙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円周方向に記録トラックが形成されたディスクの面に対
   して対物レンズと共に直角方向に移動可能に設けられた
   フォーカス移動体と、上記対物レンズをディスクの記録
   トラック方向に対し直角方向に移動可能に上記フォーカ
   ス移動体に設けられたトラッキング移動部とを有してな
   る対物レンズ２軸駆動装置において、上記フォーカス移
   動体に、対物レンズの光軸を挟んで発光素子と位置検出
   素子が配置され、この発光素子と位置検出素子の光軸が
   、トラッキング移動部に形成された孔を通り、かつ、ト
   ラッキング方向に対し直角方向にあることを特徴とする
   対物レンズ２軸駆動装置。