JPS62150335A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JPS62150335A
JPS62150335A JP29530885A JP29530885A JPS62150335A JP S62150335 A JPS62150335 A JP S62150335A JP 29530885 A JP29530885 A JP 29530885A JP 29530885 A JP29530885 A JP 29530885A JP S62150335 A JPS62150335 A JP S62150335A
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金子 修三
Tsutomu Toyono
豊野 勉
Akihiro Mori
明広 毛利
Junichiro Kanbe
純一郎 神辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学変調素子の駆動法に関し、特に少なくと
も2つの安定状態をもつ強誘電性液晶素子の駆動法に関
する。
〔従来波イIRiの説明〕
従来より、走査電極群と信号電極群をマトリクス状に構
成し、その電極間に液晶化合物を充填し多数の画素を形
成して、画像或いは情報の表示を行う液晶表示素子はよ
く知られている。
この表示素子の駆動法としては、走査電極群に順次櫂期
的にアドレス信号を選択印加し、信号電極群には所定の
情報信号をアドレス信号と同期させて並列的に選択印加
する時分割駆動が採用されている。
これらの実用に供されたのは、殆どが、例えば°°アプ
ライド・フィジスク・レターズ°”(”  Appli
ed  Rhysics  Letter”  )19
71年、18(4)号127〜128頁に掲載(7)M
、 シャットCM、  5chadt )8ヨびw、ヘ
ル7リヒ(W、 He1frich )共著になる“ボ
ルテージ・ディペンダント・オプティカル・アクティビ
ティ−・オブ・ア・ツィステッド・ネマチック・リキッ
ド・クリスタル°′(“Voltage Depend
ent 0ptical Activityof a 
Twisted Nematic Liquid Cr
ystal” )に示されたT N (twisted
nematic)型液晶であった。
近年は、在来の液晶素子の改善型として、双安定性を有
する液晶素子の使用がクラーク(C1ark )および
ラガーウォール(Lagerwall)の両者により特
開昭56−107216号公報、米国特許第43679
24号明細書等で提案されている。双安定性液晶として
は、一般に、カイラルスメクチックC相(SmC’)又
はH相(SmH”)を有する強誘電性液晶が用いられ、
これらの状態において、印加された′・1界に応答して
第1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態とのいず
れかをとり、かつ電界が印加されないときはその状態を
維持する性質、即ち、安定性を有し、また電界の変化に
対する応答がすみやかで、高速かつ記憶型の表示装置等
の分野における広い利用が期待されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、表示画素数が極めて多く、しかも高速駆
動が求められる時には、問題を生じる。すなわち、所定
の電圧印加時間に対して双安定性を有する強誘電性液晶
セルで第1の安定状態を4えるための閾値電圧を−vt
 hlとし、第2の安定状態を与えるための閾値電圧を
+Vth2とすると、これらの閾値電圧を越えなくとも
、長時間に亘り、電圧が印加され続ける場合に、画素に
書込まれた表示状態(例えば、白状態)か別の表示状態
(例えば、点状態)に反転することかある。第1図は、
双安定性強誘電性液晶セルの閾値特性を表わしている。
第1図は強誘電性液晶としてDOBAMBC(図中の1
2)とHOBACPC(図中の11)を用いた時のスイ
ッチングに要する閾値電圧(vth)の印加時間依存性
をプロットしたものである。
第1図より明らかな如く、閾値vthは印加時間依存性
を持っており、さらに印加時間が短い程、急勾配になっ
ていることが理解される。
このことから、走査線が極めて多く、しかも高速に駆動
する素子に適用した場合には1例えばある画素に走査時
において明状態にスイッチされていても、次の走査以降
常にvth以下の情報信号が印加され続ける場合、一画
面の走査が終了する途中でその画素が暗状態に反転して
しまう危険性をもっていることが判る。
〔問題点を解決するための手段〕及び〔作用〕本発明の
目的は、前述したような従来の液晶表示素子或いは液晶
光シャッターにおける問題点を解決した新規な液晶素子
の駆動法を提供することにある。
本発明の別の目的は、高速応答性を有する液晶素子の駆
動法を提供することにある。
本発明の他の目的は、高密度の画素を有する液晶素子の
駆動法を提供することにある。
本発明は、交差した走査電極群と信号電極群との間に少
なくとも2つの安定状態をもつ光学変調物質が配置され
、該走査電極群と信号電極群の交差部を画素としたマト
リクス画素構造を有する光学変調素子の駆動法において
、前記マトリクス画素構造のうちの選択された走査電極
ライン上の画素への書込みが少なくとも3つの位相で行
なわれ、前記マトリクス画素構造のうちの選択されてい
ない走査電極ライン上の画素に印加される電圧波形が、
前記少なくとも3つの位相のうちの最初の位相と最後の
位相とで互いに逆極性となっている光学変調素子の駆動
法に特徴を有している。本発明の好ましい具体例では、
前記マトリクス画素構造のうちの選択された走査電極ラ
イン上の画素への書込みが、該ランイ上の画素の全部又
は所定部を前記光学変調物質の第1の安定状態に基づく
一方の表示状■;とする第1の位相と、前記画素のうち
選択された画素を+iff記光学変調物質の:52の安
定状態に基づく他方の表示状態に反転させる第2の位相
とを有する書込み期間内で行なわれる駆動法を用いるこ
とができる。
〔実施例〕
本発明の駆動法で用いる光学変調物質としては、少なく
とも2つの安定状態をもつもの、特に加えられる電界に
応じて第1の光学的安定状態と第2の光学的安定状態と
のいずれかを取る。すなわち電界に対する双安定状態を
有する物質、特にこのような性質を有する液晶が用いら
れる。
本発明の駆動法で用いることができる双安定性を有する
液晶としては、強誘電性を有するカーイラルスメクテイ
ック液晶が最も好ましく、そのうちカイラルスメクテイ
ツクC相(SmC’)また、H相(SmH’ )の液晶
が適している。
この強誘電性液晶については、′ル・ジュルナール・ド
・フィシツクOルーチル°”(”Le Journal
 de Physiove 1etter ” )36
@(L−69)、1975年の「フェロエレクトリック
番リキッド・クリスタルス」(rFerroelect
ric Liquid Crystals J ) ;
°゛アプライドフィジックス・レタース°゛(”App
lied Physics Letters” ) 3
6巻(11号)1980年の「サブミクロン・セカンド
中バイスティプル・エレクトロオプティック−スイッチ
ング・インφリキッドeクリスタルスJ  (r Su
bmicra  5econd  B15tableE
lectrooptic  Switching  i
n  LiquidCrystalsJ )  ;  
”固体物理”16(141)1981 r液晶」等に記
載されており、本発明ではこれらに開示された強誘電性
液晶を用いることがでSる。
より具体的には、本発明法に用いられる強誘電性液晶化
合物の例としては、デシロキシへンジリデンーy−アミ
ノー2−メチルブチルシンナメート(DOBAMBC)
、ヘキシルオキシベンジリデン−Y−アミノ−2−クロ
ロプロピルシンナメート(HOBACPC)および4−
o−(2−メチル)−ブチルレゾルシリチン−4′−オ
クチルアニリン(MBRA8)等が挙げられる。
これらの材料を用いて素子を構成する場合、液晶化合物
が、SmC’相又はSmH’相となるような温度状態に
保持する為、必要に応じて素子をヒーターが埋め込まれ
た銅ブロック等により支持することができる。
又、本発明では前述のSmC’ 、SmH’の他にカイ
ラルスメックチックF相、■相、J相、G相やに相で現
われる強:J5TX、性液晶を用いることも可能である
第2図は強誘電性液晶セルの例を模式的に描いたもノテ
ある。21aと21bはI n203゜S n02やI
TO(インジウム−ティン−オキサイド)等の透明電極
がコートされた基板(ガラス板)であり、その間に液晶
分子層22がガラス面に垂直になるよう配向したSmC
’相の液晶が封入されている。太線で示した線23が液
晶分子を表わしており、この液晶分子23は、その分子
に直交した方向に双極子モーメン) (P土)14を有
している。基板21aと21b上の電極間に一定の閾値
以上の電圧を印加すると、液晶分子23のらせん構造が
ほどけ、双極子モーメント(P工)24はすべて電界方
向に向くよう、液晶分子23の配向方向を変えることが
できる。液晶分子23は細長い形状を有しており、その
長袖方向と短軸方向で屈折率異方性を示し、従って例え
ばガラス面の上下に互いにクロスニコルの位置関係に配
置した偏光子を置けば、電圧印加極性によって光学特性
が変わる液晶光学変調素子となることは、容易に理解さ
れる。さらに液晶セルの厚さを充分に薄くした場合(例
えば1ル)には、第3図に示すように電界を印加してい
ない状態でも液晶分子のらせん構造はほどけ、その双極
子モーメントPa又はPbは上向き(34a)又は下向
(34b)のどちらかの状態をとる。このようなセルに
第3図に示す如く一定の閾値以上の極性の異なる電界E
a又はEbを所定時間付与すると、双極子モーメントは
電界Ea又はEbの電界ベクトルに対応して上向き34
a又は、下向き34bと向きを変え、それに応じて液晶
分子は第1の安定状態33aかあるいは第2の安定状態
33bの何れか一方に配向する。
このような強誘電性液晶を光学変調素子として用いるこ
との利点は2つある。第1に、応答速度が極めて速いこ
と、第2に液晶分子の配向が双安定状態を有することで
ある。第2の点を例えば第2図によって説明すると、電
界Eaを印加すると液晶分子は第1の安定状態33aに
配向するが、この状態は電界を切っても安定である。又
、逆向きの電界Ebを印加すると、液晶分子は第2の安
定状態33bに配向して、その分子の向きを変えるが、
やはり電界を切ってもこの状態に留っている。又、与え
る電界Eaが一定の閾値を越えない限り、それぞれの配
向状態にやはり維持されている。このような応答速度の
速さと、双安定性が有効に実現されるには、セルとして
は出来るだけ薄い方が好ましく、一般的には、0.5p
〜20ル、特に1ル〜5痔が適している。
本発明の駆動法の好ましい具体例を第4図〜第7図によ
り説明する。
第4図は、中間に強誘電性液晶化合物が狭まれたマトリ
クス電極構造を有するセル41の模式図である。42は
走査電極群であり、43は信号電極群である。今、説明
を簡略化するために、白黒の二値信号を表示する場合を
例にとって示す。第4図に於て、斜線で示される画素が
「黒」に、その他が「白」に対応するものとする。第5
図(a)と(b)はそれぞれ選択された走査電極に与え
られる走査選択信号とそれ以外の走査型J4i(選択さ
れない走査電極)に与えられる走査非選択信号を示し、
第5図(C)と(d)はそれぞれ選択された信号電極に
与えられる情報選択信号と選択されない信号電極に与え
られる情報非選択信号を表わす、第5図(a)〜(b)
ではそれぞれ横軸が時間を、縦軸が電圧を示している。
本発明の駆動法の好ましい具体例を第5図に示す。
第4図は中間に強誘電性液晶化合物が狭まれたマトリク
ス電極構造を有するセル41の模式図である。42は走
査電極群であり、43は信号電極群である。今、説明を
簡略化するために、白黒の二値信号を表示する場合を例
にとって示す。第4図に於て、斜線で示される画素が「
黒」に、その他が「白」に対応するものとする。第5図
(a)と(b)はそれぞれ選択された走査電極Sに与え
られる走査選択信号と、それ以外の選択されない走査電
極に与えられる走査非選択信号を示し、第5図(c)と
(d)はそれぞれ選択された(これを黒とする)信号電
極■に与えられる情報選択信号と選択されない(これを
白とする)信号電極に与えられる情報非選択信号を表わ
す。第5図では横軸が時間を縦軸か電圧を示している。
また本例では位相tl=t2=t3で示され、書込みは
位相t1↓t2+t3=”rで行なわれる。走査電極群
42順次、1)込み期間が選択される。
今、双安定性を有する液晶セルの第1の安定状態(これ
を白とする)を与えるための印加時間Δtでの閑イiQ
 ’ITi、圧を−Vthlとし、第2の安定状態(こ
れを黒とする)を与えるための印加時間Δtでの閾値電
圧をvt h2とすると、選択された走査電極に与えら
れる電気信号は、第5図(a)に示される如く位相(時
間)11では2VQを、位相(時間)t2では一2VQ
又、位相t3ではOとなるような電圧波形である。又、
それ以外の走査電極は、第5図(b)に示す如くアース
状態となっており電気信号0である。一方、選択された
信号電極に与えられる電気信号は第5図(C)に示され
る如く位相t1において−voで、位相t2においてV
であり、位相t3においてもvoである。又。
選択されない信号電極に与えられる電気信号は第5図(
d)に示される如く位相t1において−VQ−’C’、
イV7.HI t 2 +、:オイテも=vo、位相t
3においてvOである。以上に於て、電圧値voはV 
O< V t h 2 < 3 V Oト−V O>−
Vt hl>−3VQを満足する所望の値に設定される
。このような心気イa号が与えられたときの、各画素に
印加される電圧波形を第6図に示す。第6図に於て(a
)と(b)は、それぞれ選択された走査電極ライン上に
あって、「黒」及び「白」を表示されるべき画一←に、
又(C)と(d)はそれぞれ選択されていない走査電極
上の画素に印加される電圧波形である。
第6図から明らかな如く、選択された走査電極にあるす
べての画素は、最初の第1の位相t1で閾値電圧−Vt
hlを越える電圧−3VOが印加されるために、まず−
損出に揃えられる。
従って、この位相t1はライン消去位相に相当している
。このうち、「黒」と表示すべき画素では第2の位相t
2で、閾値電圧vth2を越える電圧3VQが印加され
るために他方の光学的安定状態(「黒」)に転移する。
又、同一走査電極上に存在し、「白」と表示すべき画素
では第2の位相t2に於ける印加電圧は閾値電圧vt 
h2を越えない電圧■0であるために、一方の光学的安
定状態に留まったままである。
一方、選択されない走査電極上では、すべての画素に印
加される電圧は士v□又はOであって、いずれも閾値電
圧を越えない、従って、液晶分子は、配向状態を変える
ことなく前回走査されたときの信号状態に対応した配向
をそのまま保持している。即ち、走査電極が選択された
ときに、まず第1の位相t1において、−担一方の光学
的安定状態「白」に揃えられ、次に第2の位相t2にお
いて1選択された画素が他方の光学的安定状態(黒)に
転移されて、−ライン分の信号の書込みが行なわれ、−
フレームが終了して次回選択されるまでの間は、その信
号状態を保持し得るわけである。
さて、双安定性を有する状態での強誘電液晶の電界によ
るスイッチングのメカニズムは微視的には必ずしも明ら
かではないが、一般に所定の(第1の)安定状態に所定
時間の強い電界でスイッチングした後、全く電界が印加
されない状態に放置する場合には、はぼ半永久的にその
状態を保つことは可能であるが、所定時間ではスイッチ
ングしないような弱い電界(先に説明した例で言えば、
vth以下の電圧に対応)であっても、逆極性の電界が
長時間に渉って印加される場合には、逆の(第2の)安
定状態へ再び配向状態が反転してしまい、その結果正し
い情報の表示や変調が達成できない現象が生じる。未発
明者等は、このような弱電界の長時間印加による配向状
態の反転現象(一種のクロストーク)の生じ易さが、基
板表面の材質、粗さや液晶材木:1等によって影響を受
けることは認識したか、足許的には未だ把みきっていな
い、ただ、ラビングやSiO等の斜方基若等液晶分子の
配向のための一軸性基板処理を行なうと、上記反転現象
の生じ易さが増す傾向にあることは確認した。特に、高
い温度の時に低い温度の場合に較へてその傾向が強く現
われることも確認した。いずれにしても、正しい情報の
表示や変:Aを構成するために一定方向の電界が長時間
に渉って印加されることは、避けるのが好ましい。
そこで、本発明の駆動法に於る第3の位相t3は一定力
向の弱電界が印加され続けることを防I1mするだめの
位相であって、その好ましい具体例として第5図(C)
及び(d)に示すごとく、信号電極群に位相t1に於て
印加した情報伝りと極性の異なる信号を位相t3に於て
印加するものである。たとえば、第3図(A)に示した
パターンを表示しようとする場合、位相t3を持たない
駆動方法を行なうと、走査電極S1を走査したとき、画
素Aは黒となるが、S2以降では信号電極11に印加さ
れる電気信号は−Voが連続し、その電圧はそのます画
素Aに印加されるため画素Aがやがて白に反転してしま
う可能性が大きい。
走査時第1の位相t1に於て、その走査電極上の画素を
一担すへて「白」とし、第2の位相t2に於て、情報に
応じて対応する画素を「黒」に11:き換えるわけであ
るが、本実施例では第1の位相t1で「白」とするため
の電圧は一3VQであり、その印加時間は△tである。
一方、「黒」に書き変えるための電圧は3VQであり、
その印加時間はΔLであり、位相t3でvoがΔを印加
される。また、走査峙以外に於て、各画素に加わる電圧
は、最大1±Volであり、これが連続して印加される
最も長い時間は、第4図で示す71の個所で2ΔEであ
り、クロストークは全く起こらず、全画面の走査が一度
終了すると、表示された情報は、半永久的に保持される
ため、双安定性を有さない通常のTN液晶を用いた表示
素子における如き、リフレッシユニ程は全く必要ない。
特に本発明においては、第1の位相t1において液晶層
に印加される電圧の方向は、走査電極の非選択時におい
ても、「黒」、「白」の情報信号のいずれにかかわらず
、本例ではe側であり、また、最後の位相(本例では第
3の位相t3)において印加される電圧は全て+vOで
ありe側の電圧である様にしたため、前記クロストロー
クは必ず2Δを以下となる。また本例において第3の位
相t3で信号電極に印加される′電圧は、第5図(C)
と(d)に示すごとく第1の位相と逆の電圧、同時に第
2の位相t2における「黒」書き込みの電圧と同極性で
あるため、「黒」の9き込みは前記した様に3VQのΔ
tの印加と、voのΔtの印加によりさらにクロストー
ク発生防止を確実なものとする効果かある。
さて、第3の位相t3の最適時間間隔としては、この位
相に於て、信号゛上様に印加される電圧の大きさにも依
存し、第2の位相L2に於て情報信号として付加される
電圧と逆極性の1[圧を印加する場合、一般的には電圧
が大きい場合には、時間間隔は短く、電圧が小さい場合
には時間間隔は長くするのか好ましいが、時間間隔は長
いと一画面全体を走査するに長い時間を要することにな
る。このため、好ましくは、t3≦t2と設定するのが
よい。
実施例1 透明導電膜(ITO)が互いに500X500のマトリ
クスを構成するようにパターニングされた1組のガラス
板に、スピンコードにより約300 のポリイミド膜を
形成した。それぞれの基板を表面にテレン布が巻きつけ
られたローラによってラビング処理を施し、ラビング方
向が一致するようにして貼りあわせてセルを形成した。
このときのセル間隔は約1.6#Lである。このセルに
強誘電液晶であるデシロキシベンジリデン−y−アミノ
−2−メチルブチルシンナメート (D OB AMB
 C)を注入し、加熱溶融状態より除冷することにより
、SmC状態で均一な七ノドメイン状IEを得た。セル
温度を70°Cにコントロールし、第5図〜第7図に示
した駆動方法に基づき、v(、=tov、t 1=t2
=t3=Δt=50psecと設定して、!!l1lf
’i次走査を行なったところ、極めて良好な画像が得ら
れた。
第8図〜第10図は1本発明におけるもう一つの別の実
効例である。第8図(a)は1選択された走査電極ライ
ンに印加される走査選択信号で、位相t1で2VO,位
相t2で一2VQ、位相t3でvo、そして位相t4で
Oとなっている。第8図(b)は、選択されていない走
査電極ラインに印加される走査非選択信号で、(q相L
1、t2、t3とt4に亘ってOとなっている。第8図
(C)は、選択された信号電極に印加する情報選択信号
で位相t1で一■o1位相t2でVo9位相t3で0、
位相t 4vOとなっている。第8図(d)は、選択さ
れない信号電極に印加する情報非選択信号で、位相t1
とL2で−Vo1位相t3でOlそして位相t4でvo
となっている。第9図(a)は、画素に前述の走査選択
信号と情報選択信号が同期して印加された時の電圧波形
を表わしており、第9図(b)は走査選択信号と情報非
選択信号が同期して印加された時の電圧波形を表わして
いる。第9rA(c)は、9Tji素に前述の走査非選
択信号と情報選択信号とか印加された時の七、′−E波
形で、第9図(d)は走査非選択信号と情報非選択信号
とか印加された時の電圧波形を表わしている。また、書
込みは、位相t1+t2十t3+t4=Tで行なわれる
第10図は、前述した信号電圧を時系列で表わしたもの
で、図中Aは第4図の画素Aに印加される時系列波形で
、Bは第4図の画素Bに印加される時系列波形を表わし
ている。
本例においても、最初の位相L1と最後の位相t4にお
いて、液晶層にかかる電圧が選択、非選択を問わず互い
に逆極性となる様にしたもので、これにより前記のクロ
ストーク量は最大2Δtとすることができる。
以上説明した実施例において、1ラインの書込み期間を
3つの位相あるいは4つの位相に分割したものを挙げた
が、高速の効率の良い駆動を行なうためには、この分割
数は5程度迄を限度とするのが望ましい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、強誘電性液晶素子を用いた表示パネル
を高速で駆動させても、走査非選択信号が印加されてい
る走査電極ライン上の画素に印加され続ける電圧波形の
最大パルス幅が古込み時のパルスΔtの2倍であるため
、一画面の書込み走査途中で表示状態が他の表示状態に
反転する現象を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、強誘電性液晶の閾値特性を表わす説明図であ
る。第2図及び第3図は、本発明で用いる強誘電性液晶
素子を模式的に表わす斜視図である。第4図は、本発明
で用いるマトリクス画素構造の平面図である。第5図(
a)〜(d)及び第8図(a)〜(d)はそれぞれ電極
に印加される信号の電圧波形を示す説明図である。第6
図(a)〜(d)及び第9図(a)〜(d)は、それぞ
れ画素に印加される信号の電圧波形を示す説明図である
。:fIJ7図及び第10図は前述の信号を時系列で表
わした電圧波形の説明図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交差した走査電極群と信号電極群の間に少なくと
    も2つの安定状態をもつ光学変調物質が配置され、該走
    査電極群と信号電極群の交差部を画素としたマトリクス
    画素構造を有する光学変調素子の駆動法において、前記
    マトリクス画素構造のうちの選択された走査電極ライン
    上の画素への書込みが少なくとも3つの位相で行なわれ
    、前記マトリクス画素構造のうちの選択されていない走
    査電極ライン上の画素に印加される電圧波形が、前記少
    なくとも3つの位相のうちの最初の位相と最後の位相と
    で互いに逆極性となっていることを特徴とする光学変調
    素子の駆動法。
  2. (2)前記マトリクス画素構造のうちの選択された走査
    電極ライン上の画素への書込みが、該ランイ上の画素の
    全部又は所定部を前記光学変調物質の第1の安定状態に
    基づく一方の表示状態とする第1の位相と、前記画素の
    うち選択された画素を前記光学変調物質の第2の安定状
    態に基づく他方の表示状態に反転させる第2の位相とを
    有する書込み期間内で行なわれる特許請求の範囲第1項
    記載の駆動法。
  3. (3)前記第1の位相が前記書込み期間内における最初
    の位相で、前記第2の位相が前記書込み期間内における
    2番目の位相である特許請求の範囲第2項記載の駆動法
  4. (4)前記書込み期間が3つの位相を有している特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の駆動法。
  5. (5)前記光学変調物質が強誘電性液晶である特許請求
    の範囲第1項記載の駆動法。
  6. (6)前記強誘電性液晶がカイラルスメクチツク液晶で
    ある特許請求の範囲第5項記載の駆動法。
  7. (7)前記カイラルスメクチツク液晶が非らせん構造の
    カイラルスメクチツク液晶である特許請求の範囲第6項
    記載の駆動法。
  8. (8)前記強誘電性液晶がカイラルスメクチツクC相又
    はH相である特許請求の範囲第5項記載の駆動法。
JP29530885A 1985-12-25 1985-12-25 液晶装置 Granted JPS62150335A (ja)

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FR8618027A FR2594964B1 (fr) 1985-12-25 1986-12-23 Procede de commande d'un dispositif de modulation optique
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