JPS62150275A - トナ−像転写式乾式静電複写機用分離爪 - Google Patents
トナ−像転写式乾式静電複写機用分離爪Info
- Publication number
- JPS62150275A JPS62150275A JP29041785A JP29041785A JPS62150275A JP S62150275 A JPS62150275 A JP S62150275A JP 29041785 A JP29041785 A JP 29041785A JP 29041785 A JP29041785 A JP 29041785A JP S62150275 A JPS62150275 A JP S62150275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separation
- roll
- click
- claw
- separation click
- Prior art date
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- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はトナー像転写式乾式静電複写機(以下RPCと
略称する)用分離爪、特に感光ドラム用分離爪について
は印刷用トナーの付着が無く、定着ロール用分離爪につ
いては排紙能力がすぐれ、かつ定着ロールに傷を付与し
ないPPC用分離爪に関する。
略称する)用分離爪、特に感光ドラム用分離爪について
は印刷用トナーの付着が無く、定着ロール用分離爪につ
いては排紙能力がすぐれ、かつ定着ロールに傷を付与し
ないPPC用分離爪に関する。
〈従来の技術〉
従来よりPPC用分離爪は形状が複雑であり低コストを
実現するために合成重合体の射出成形品が多く使用され
ている。
実現するために合成重合体の射出成形品が多く使用され
ている。
しかし、単なる合成重合体の射出成形品を適用すると様
々な問題が生じるため、近年材料的な改良が試みられて
いる。例えば感光ドラム用分離爪に関しては、実公昭5
4−35086では該分離爪と複写紙との接触摩擦によ
って生じる帯電によるコピー画像への恕影響を防止する
ために、該分離爪の材質が限定されている。一方、加熱
ロール用分離爪に関してはトナー付着防止のために、特
開昭54−97042ではテフロンを含有した分離爪が
、また特開昭57−111569あるいは特開昭56−
132369では表面を弗素含有重合体で被覆した分離
爪が開示されている。
々な問題が生じるため、近年材料的な改良が試みられて
いる。例えば感光ドラム用分離爪に関しては、実公昭5
4−35086では該分離爪と複写紙との接触摩擦によ
って生じる帯電によるコピー画像への恕影響を防止する
ために、該分離爪の材質が限定されている。一方、加熱
ロール用分離爪に関してはトナー付着防止のために、特
開昭54−97042ではテフロンを含有した分離爪が
、また特開昭57−111569あるいは特開昭56−
132369では表面を弗素含有重合体で被覆した分離
爪が開示されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
感光ドラム用分離爪は感光ドラムに対接されるが、該分
離爪が帯電すると複写紙上のトナーや空気中に浮遊する
トナーをも吸着し、その堆積物が複写紙の分離時に落下
し、いわゆるトナー汚れを生ずるという問題を有してい
た。
離爪が帯電すると複写紙上のトナーや空気中に浮遊する
トナーをも吸着し、その堆積物が複写紙の分離時に落下
し、いわゆるトナー汚れを生ずるという問題を有してい
た。
一方、定着ロール用分離爪に関しては、前記公知例はト
ナー付着防止に有効ではあるが、高温であるが故に爪先
端が変形し紙詰りによる排紙能力が著しく低下するばか
りか、定着ロールを傷付けるという問題に対しては何ら
効果は認められない。さらに高価格ではあるが、その高
温特性が注目を浴びているポリアミドイミド樹脂(たと
えば東し社”TI樹脂″、マモコ社“’TORI ON
” ) 、あるいは芳香族ポリスルホン樹脂(たとえば
ICf社ポリエーテルスルホン樹脂″’ V 1crt
rex ” )の如く吸水率の大きな材料の分離爪は、
使用中に空気中の水分を吸湿し易い。そして使用中は定
着ロールに接触しているため分離爪組織中の水分の蒸発
・膨張により該分離爪の表面に突起物が生じ、定着ロー
ル表面を傷付けたり、あるいは排紙能力を著しく低下さ
せるという欠点を有する。上記欠点に対しては現在その
対策が全く講じておらず、材料の持つ固有の特性に依存
するのみである。
ナー付着防止に有効ではあるが、高温であるが故に爪先
端が変形し紙詰りによる排紙能力が著しく低下するばか
りか、定着ロールを傷付けるという問題に対しては何ら
効果は認められない。さらに高価格ではあるが、その高
温特性が注目を浴びているポリアミドイミド樹脂(たと
えば東し社”TI樹脂″、マモコ社“’TORI ON
” ) 、あるいは芳香族ポリスルホン樹脂(たとえば
ICf社ポリエーテルスルホン樹脂″’ V 1crt
rex ” )の如く吸水率の大きな材料の分離爪は、
使用中に空気中の水分を吸湿し易い。そして使用中は定
着ロールに接触しているため分離爪組織中の水分の蒸発
・膨張により該分離爪の表面に突起物が生じ、定着ロー
ル表面を傷付けたり、あるいは排紙能力を著しく低下さ
せるという欠点を有する。上記欠点に対しては現在その
対策が全く講じておらず、材料の持つ固有の特性に依存
するのみである。
く問題点を解決するための手段〉
本発明は感光ドラム用分離爪に関してはトナー汚れの発
生しない分離爪を、また定着ロール用分離爪に関しては
、定着ロールに傷を発生させず、しかも排紙能力の勝れ
た分離爪を提供するものである。
生しない分離爪を、また定着ロール用分離爪に関しては
、定着ロールに傷を発生させず、しかも排紙能力の勝れ
た分離爪を提供するものである。
即ち、本発明は少なくとも表面の一部が金属薄膜で被覆
された合成樹脂で形成されたことを特徴とするPPC用
分離爪である。
された合成樹脂で形成されたことを特徴とするPPC用
分離爪である。
本発明は分離爪基部を構成する合成樹脂は特に限定され
ないが、高温である加熱ロール用分離爪に関しては20
0℃以上の融点を有する合成重合体が好ましく、たとえ
ばポリアミド、ポリスルホン、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、
ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン等が
挙げられるが、中でもポリアミドイミド、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイ
ミド、ポリエーテルエーテルケトンが特に好ましい。一
方、高温とならない感光ドラム用分離爪に関しては、上
記合成重合体はもちろんのことABSSPS。
ないが、高温である加熱ロール用分離爪に関しては20
0℃以上の融点を有する合成重合体が好ましく、たとえ
ばポリアミド、ポリスルホン、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、
ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン等が
挙げられるが、中でもポリアミドイミド、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイ
ミド、ポリエーテルエーテルケトンが特に好ましい。一
方、高温とならない感光ドラム用分離爪に関しては、上
記合成重合体はもちろんのことABSSPS。
PV’C,PP、PEであっても構わないが本発明にお
ける薄膜金属の作成手段はメッキ、蒸着、スパッタリン
グ等限定するものでは無い。同様に薄膜金属の種類、厚
みも限定するものでは無いが、上記本発明の目的を有利
に達成するためには、50μm以下の範囲で金属薄膜を
密着させるのが良い。
ける薄膜金属の作成手段はメッキ、蒸着、スパッタリン
グ等限定するものでは無い。同様に薄膜金属の種類、厚
みも限定するものでは無いが、上記本発明の目的を有利
に達成するためには、50μm以下の範囲で金属薄膜を
密着させるのが良い。
また、金属の薄膜は爪金体を被覆しても良いし、また、
一部好ましくはエツジ近傍のロール対接面のみを被覆し
てもよい。
一部好ましくはエツジ近傍のロール対接面のみを被覆し
てもよい。
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の分離爪の断面図であり、1は合成樹脂
からなる基部であり、2はその全表面を覆う金属薄膜で
ある。
からなる基部であり、2はその全表面を覆う金属薄膜で
ある。
第2図は他の例であり、金属薄膜2はエツジ3近傍のロ
ール対接面のみに設けられている。
ール対接面のみに設けられている。
第3図は感光部の説明図である。感光ドラム4は帯電器
5により帯電され、分離爪6は感光ドラム4に対接され
る。複写紙7と分離爪6の摩擦により該分離爪6に静電
気が帯電する。ところが、本発明の分離爪6を用いれば
該分離爪6の表面の7a膜金属2により導電体となるた
め、分離爪6には帯電しない。
5により帯電され、分離爪6は感光ドラム4に対接され
る。複写紙7と分離爪6の摩擦により該分離爪6に静電
気が帯電する。ところが、本発明の分離爪6を用いれば
該分離爪6の表面の7a膜金属2により導電体となるた
め、分離爪6には帯電しない。
一方、第4図は、RPCのロール定着装置であり、複写
紙7は定着ロール8、加圧ロール9により加熱定着され
て送り出される。複写紙7の排紙側において定着ロール
8に分離爪6を対接し、定着ロール8から剥離された複
写紙7は分離爪6に接触しながら進行することになる。
紙7は定着ロール8、加圧ロール9により加熱定着され
て送り出される。複写紙7の排紙側において定着ロール
8に分離爪6を対接し、定着ロール8から剥離された複
写紙7は分離爪6に接触しながら進行することになる。
高温の定着ロール8に接触する分離爪が高温において強
度・剛性の低い材料で作製されると、分離爪先端に熱変
形が生じるため定着ロール8に傷を発生させ、その使用
寿命を短くするばかりでなく、排紙能力も低下する。と
ころが本発明の分離爪6では、高温での負荷を表層の薄
膜金属2で受けるため爪先端の変形は無く、鋭角を保持
し続けることが可能となり、定着ロール8に傷を発生さ
せることが無い、しかも排紙能力も勝れたものとなる。
度・剛性の低い材料で作製されると、分離爪先端に熱変
形が生じるため定着ロール8に傷を発生させ、その使用
寿命を短くするばかりでなく、排紙能力も低下する。と
ころが本発明の分離爪6では、高温での負荷を表層の薄
膜金属2で受けるため爪先端の変形は無く、鋭角を保持
し続けることが可能となり、定着ロール8に傷を発生さ
せることが無い、しかも排紙能力も勝れたものとなる。
〈作 用〉
感光ドラム4に対接した分離爪6に帯びる電荷はトナー
の分離爪6への付着原因となる。しかし、本発明の分離
爪では電荷は分離爪6の表面の薄膜金属2を通過し、さ
らに分離爪6の金属固定部へと導電していく。従って帯
電の無い本発明の分離爪ではトナー粉末が付着すること
は無い。
の分離爪6への付着原因となる。しかし、本発明の分離
爪では電荷は分離爪6の表面の薄膜金属2を通過し、さ
らに分離爪6の金属固定部へと導電していく。従って帯
電の無い本発明の分離爪ではトナー粉末が付着すること
は無い。
さらに負荷は主に薄膜金属2にかかるため分離爪全体と
して強度向上に効果がある。従って従来よりも高温の定
着ロールに対接しても分離爪6の先端は鋭角を保持し続
けることが可能となり、排紙能力が勝れ、かつ定着ロー
ルに傷を発生させること無く、定着ロールの高温化が実
現できる。
して強度向上に効果がある。従って従来よりも高温の定
着ロールに対接しても分離爪6の先端は鋭角を保持し続
けることが可能となり、排紙能力が勝れ、かつ定着ロー
ルに傷を発生させること無く、定着ロールの高温化が実
現できる。
また、薄膜金属2により空気中の水分の分離爪基部1へ
の通過が防止できるため、吸湿しやすい樹脂材料を分離
爪基部1に適用しても加熱による水分の蒸発・膨張の変
形のみに対しては第2図に示すように分離爪基部1のロ
ール対接面のみに薄膜金属2を密着させても効果が有る
。
の通過が防止できるため、吸湿しやすい樹脂材料を分離
爪基部1に適用しても加熱による水分の蒸発・膨張の変
形のみに対しては第2図に示すように分離爪基部1のロ
ール対接面のみに薄膜金属2を密着させても効果が有る
。
つまり、高温である定着ロール8からの輻射熱は薄膜金
属2によって反射され、分離爪基部1の温度上昇を防止
し、加熱ロールの高温化が達成されるのである。
属2によって反射され、分離爪基部1の温度上昇を防止
し、加熱ロールの高温化が達成されるのである。
〈実施例〉
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
第1図の分離爪基部1をPBTの射出成形によって得た
後、無電解銅メッキ上に7μmの電気銅メッキを、さら
に4μmの電気ニッケルメッキを、その上に0.1μm
の電気クロームメッキを実施した。
後、無電解銅メッキ上に7μmの電気銅メッキを、さら
に4μmの電気ニッケルメッキを、その上に0.1μm
の電気クロームメッキを実施した。
このようにして得られた分離爪を感光ドラムに対接させ
たところ、複写中に浮遊するトナー粒子の吸着も見られ
ず、30,000枚の複写を行なっても複写紙のトナー
汚れは生じなかった。
たところ、複写中に浮遊するトナー粒子の吸着も見られ
ず、30,000枚の複写を行なっても複写紙のトナー
汚れは生じなかった。
比較例1
ポリアミドイミド樹脂(東し社T I −5013樹脂
)により分離爪基部を射出成形によって得、この成形品
を250℃/ 24hr熱処理した。
)により分離爪基部を射出成形によって得、この成形品
を250℃/ 24hr熱処理した。
このようにして得られた分離爪を感光ドラムに対接させ
たところ、複写中に浮遊するトナー粒子の吸着されてい
く様子が観察された。
たところ、複写中に浮遊するトナー粒子の吸着されてい
く様子が観察された。
また、io、ooo枚の複写を超えると黒ベタの後の白
紙部分にトナー汚れが発生するようになった。
紙部分にトナー汚れが発生するようになった。
実施例2
実施例1と同様に強化41帷30%重母比混入の芳香族
ポリエーテルエーテルケトン樹脂(101社 PEEK
樹脂)を射出成形によって得た後、無電解ニッケルメッ
キ上に15μmの電気ニッケルメッキを、さらに7μm
の電気ニッケルメッキを実施した。
ポリエーテルエーテルケトン樹脂(101社 PEEK
樹脂)を射出成形によって得た後、無電解ニッケルメッ
キ上に15μmの電気ニッケルメッキを、さらに7μm
の電気ニッケルメッキを実施した。
このようにして得た分離爪に20(]の接圧を加えなが
ら、220℃の加熱ロールに1時間対接させたところ、
分離爪先端の変形は20μm以内であった。
ら、220℃の加熱ロールに1時間対接させたところ、
分離爪先端の変形は20μm以内であった。
比較例2
実施例2と同様にして得た強化繊維30%重量比混入芳
香族ポリエーテルエーテルケトンの射出成形分離爪にメ
ッキをせず、20gの接圧を加えながら220℃の加熱
ロールに1時間対接させたところ、分離爪先端に105
μmの変形が生じた。
香族ポリエーテルエーテルケトンの射出成形分離爪にメ
ッキをせず、20gの接圧を加えながら220℃の加熱
ロールに1時間対接させたところ、分離爪先端に105
μmの変形が生じた。
比較例3
強化繊維30%重量及びPTFE15%重量比混入のポ
リフェニレンサルファイド樹脂の射出成形品分離爪を得
た。この分離爪に20(]の接圧を加えながら220℃
のロールに1時間対接させたところ、分離爪先端に60
μmの変形が生じた。
リフェニレンサルファイド樹脂の射出成形品分離爪を得
た。この分離爪に20(]の接圧を加えながら220℃
のロールに1時間対接させたところ、分離爪先端に60
μmの変形が生じた。
実施例3
比較例1と同様にして得たポリアミドイミド樹脂(東し
社 Tl−5013樹脂)の射出成形分離爪に、第2図
に示す如くロール対接面にのみ300△0のアルミ蒸着
を行なった。この分離爪を80℃、9o%RH環境下に
4日間放置し、2.7%重重比比水分を吸湿させた。そ
の後235°Cのヒーターブロックに1分間上膜させた
が、分離爪先端には変形は見られなかった。
社 Tl−5013樹脂)の射出成形分離爪に、第2図
に示す如くロール対接面にのみ300△0のアルミ蒸着
を行なった。この分離爪を80℃、9o%RH環境下に
4日間放置し、2.7%重重比比水分を吸湿させた。そ
の後235°Cのヒーターブロックに1分間上膜させた
が、分離爪先端には変形は見られなかった。
実施例4
比較例1と同様にポリアミドイミド樹脂(東し社 T
l−5013樹脂)により射出成形分離爪を得、無電解
銅メッキ上に10μmの電気メッキを、さらに5μmの
電気ニッケルメッキを、その上に0.1μmの電気クロ
ームメッキを実施した。
l−5013樹脂)により射出成形分離爪を得、無電解
銅メッキ上に10μmの電気メッキを、さらに5μmの
電気ニッケルメッキを、その上に0.1μmの電気クロ
ームメッキを実施した。
このようにして得た分離爪を80℃、90%RH環境下
に4日間放置したが、吸水による型缶変化は認められな
かった。さらに235℃のヒーターブロックに1分間上
段させたが、分離爪先端には変形が見られなかった。
に4日間放置したが、吸水による型缶変化は認められな
かった。さらに235℃のヒーターブロックに1分間上
段させたが、分離爪先端には変形が見られなかった。
比較例4
実施例3と同様にポリアミドイミド樹脂(東し社 T
l−5013樹脂)の射出成形分離爪を作製した。アル
ミ蒸着を実施せず、2゜7%重量比の水分を吸湿させた
後、235℃のヒーターブロックに1分間上膜させたと
ころ、分離爪先端に15μmの膨張変形が生じた。
l−5013樹脂)の射出成形分離爪を作製した。アル
ミ蒸着を実施せず、2゜7%重量比の水分を吸湿させた
後、235℃のヒーターブロックに1分間上膜させたと
ころ、分離爪先端に15μmの膨張変形が生じた。
実施例5
分離爪基部をポリアミド樹脂く東し社 CM 3001
樹脂)及びポリサルホン樹脂(日産化学社 UDEL
P−1720)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(
東し社 A 504) 、液晶ポリマー(セラニーズ社
118)の射出成形によって分離爪を得た後、実施例1
と同様のメッキを実施した。
樹脂)及びポリサルホン樹脂(日産化学社 UDEL
P−1720)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(
東し社 A 504) 、液晶ポリマー(セラニーズ社
118)の射出成形によって分離爪を得た後、実施例1
と同様のメッキを実施した。
このようにして得た分離爪でも良好な結果が得られた。
〈発明の効果〉
以上述べた通り、本発明の分離爪を加熱ロールに適用し
た場合、吸湿性材料に対しては、合成重合体に含有され
た水分の蒸発・膨張変形を防止し、あるいはその変形開
始温度を上昇させ爪先端を鋭利に保つことが可能となる
。そのため排紙性が向上すると共に、加熱ロールに傷を
付与する事なく使用寿命を大幅に延長できる。
た場合、吸湿性材料に対しては、合成重合体に含有され
た水分の蒸発・膨張変形を防止し、あるいはその変形開
始温度を上昇させ爪先端を鋭利に保つことが可能となる
。そのため排紙性が向上すると共に、加熱ロールに傷を
付与する事なく使用寿命を大幅に延長できる。
一方、本発明の分離爪を感光ドラムに適用した場合、導
電性であるため爪先端へのトナー付着も無く、複写紙の
トナー汚れも生じない。
電性であるため爪先端へのトナー付着も無く、複写紙の
トナー汚れも生じない。
たとえば、定着ロール用分離爪に関しては、溶融した粘
着性のトナーが分離爪に付着するのを防止する目的で、
弗素含有重合体で分離爪をコーティングする従来の技術
は弗素含有重合体が分離爪基部となる合成重合体との密
着力に乏しく、長期使用中には弗素含有重合体が剥離し
てゆく傾向にあったが、本発明の分離爪は特に電気ニッ
ケルメッキが従来の弗素含有重合体の密着力より強いた
め、使用寿命を延長することが可能であるという付随し
た効果をも有する。
着性のトナーが分離爪に付着するのを防止する目的で、
弗素含有重合体で分離爪をコーティングする従来の技術
は弗素含有重合体が分離爪基部となる合成重合体との密
着力に乏しく、長期使用中には弗素含有重合体が剥離し
てゆく傾向にあったが、本発明の分離爪は特に電気ニッ
ケルメッキが従来の弗素含有重合体の密着力より強いた
め、使用寿命を延長することが可能であるという付随し
た効果をも有する。
第1図は本発明に係わる複写機用分離爪の断面図を、第
2図は別の実施例を示す断面図であり、第3図は本発明
の分離爪の感光ドラムに適用した場合の位置を示した説
明図であり、第4図は、本発明の分離爪を使用した複写
機の説明図である。 1・・・分離爪基部 2・・・薄膜金属3・・・エ
ツジ 4・・・感光ドラム5・・・帯電器
6・・・分離爪7・・・複写紙 8・・
・定着ロール9・・・加圧ロール
2図は別の実施例を示す断面図であり、第3図は本発明
の分離爪の感光ドラムに適用した場合の位置を示した説
明図であり、第4図は、本発明の分離爪を使用した複写
機の説明図である。 1・・・分離爪基部 2・・・薄膜金属3・・・エ
ツジ 4・・・感光ドラム5・・・帯電器
6・・・分離爪7・・・複写紙 8・・
・定着ロール9・・・加圧ロール
Claims (1)
- 少なくとも表面の一部が金属薄膜で被覆された合成樹脂
で形成されたことを特徴とするトナー像転写式乾式静電
複写機用分離爪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29041785A JPS62150275A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | トナ−像転写式乾式静電複写機用分離爪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29041785A JPS62150275A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | トナ−像転写式乾式静電複写機用分離爪 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62150275A true JPS62150275A (ja) | 1987-07-04 |
Family
ID=17755755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29041785A Pending JPS62150275A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | トナ−像転写式乾式静電複写機用分離爪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62150275A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61277985A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-08 | Canon Inc | 分離爪を有する分離装置 |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP29041785A patent/JPS62150275A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61277985A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-08 | Canon Inc | 分離爪を有する分離装置 |
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