JPS62149871A - 薄膜形成方法 - Google Patents
薄膜形成方法Info
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- JPS62149871A JPS62149871A JP28936985A JP28936985A JPS62149871A JP S62149871 A JPS62149871 A JP S62149871A JP 28936985 A JP28936985 A JP 28936985A JP 28936985 A JP28936985 A JP 28936985A JP S62149871 A JPS62149871 A JP S62149871A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、形成する薄膜の組成制御をインプロセスで実
施することを可能にする薄膜形成方法に関するものであ
る。
施することを可能にする薄膜形成方法に関するものであ
る。
(従来の技術)
近年、真空蒸着法やスパッタリング法は薄膜形成の主た
る方法として位置付けられ、半導体、光メモリディスク
、薄膜磁気ヘッド等の薄膜形成に欠くべからざる技術と
なっている。このような薄膜形成の最近の動向としては
連続運転化に進む傾向にあり、第6図に簡単な一例を示
すように、薄膜を形成する基板の搬入室631、薄膜形
成室632、基板の搬出室633の王室と、その間の開
閉バルブ634で薄膜形成装置が構成され、基板の搬入
出室631 、633は排気吸気を繰り返すが、薄膜形
成室632は常時、減圧状態が保たれ、例えば50時間
、順次搬送される基板に連続して薄膜を形成できるよう
になついてる。
る方法として位置付けられ、半導体、光メモリディスク
、薄膜磁気ヘッド等の薄膜形成に欠くべからざる技術と
なっている。このような薄膜形成の最近の動向としては
連続運転化に進む傾向にあり、第6図に簡単な一例を示
すように、薄膜を形成する基板の搬入室631、薄膜形
成室632、基板の搬出室633の王室と、その間の開
閉バルブ634で薄膜形成装置が構成され、基板の搬入
出室631 、633は排気吸気を繰り返すが、薄膜形
成室632は常時、減圧状態が保たれ、例えば50時間
、順次搬送される基板に連続して薄膜を形成できるよう
になついてる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが5このように長時間、連続して薄膜を形成する
と、形成される薄膜の組成が除々にドリフトしていき、
後に得られる薄膜の組成は初期の基準となる組成と異な
っていることがよくある。
と、形成される薄膜の組成が除々にドリフトしていき、
後に得られる薄膜の組成は初期の基準となる組成と異な
っていることがよくある。
以下にその例を、光メモリディスクの代表的な記録膜で
あるTeOI= (0< x < 2 )について説明
する。
あるTeOI= (0< x < 2 )について説明
する。
第7図は、Tagx薄膜を基板708に反応性スパッタ
リング法で形成する際の装置の概略構成を示している。
リング法で形成する際の装置の概略構成を示している。
同図において、701はスパッタガンであり、スパッタ
ターゲット702と支持金属板703とマグネット70
4によって主に構成される。スパッタターゲット702
をTeとし、減圧状態にあるチャンバ705内に不活性
ガスであるArと反応性ガスである02を分圧比率3/
2としてガス導入管706 、707から流入させて3
mTorrの真空度で、回転する基板708に薄膜T
eOxを形成する。この際、スパッタ速度は、水晶振動
子711を収納した水晶振動子モニタヘッド710から
の信号に基づいて制御をかける水晶振動子法にて行なう
。初期においてTeaxのX値が1.0の組成が得られ
るが、時間の経過とともにX値は除々に大きくなり、5
0時間後にはX値が1.2となり、初期に比べて酸素r
ichな組成にドリフトしている。これは、Taスパッ
タターゲット702の表面が、スパッタ時間の経過に伴
なって酸化が進行していくことに基づくものである。こ
のように従来の薄膜形成法では、長時間同一の制御条件
で同一の薄膜組成を維持していくことは困難であるとい
う問題を有していた。
ターゲット702と支持金属板703とマグネット70
4によって主に構成される。スパッタターゲット702
をTeとし、減圧状態にあるチャンバ705内に不活性
ガスであるArと反応性ガスである02を分圧比率3/
2としてガス導入管706 、707から流入させて3
mTorrの真空度で、回転する基板708に薄膜T
eOxを形成する。この際、スパッタ速度は、水晶振動
子711を収納した水晶振動子モニタヘッド710から
の信号に基づいて制御をかける水晶振動子法にて行なう
。初期においてTeaxのX値が1.0の組成が得られ
るが、時間の経過とともにX値は除々に大きくなり、5
0時間後にはX値が1.2となり、初期に比べて酸素r
ichな組成にドリフトしている。これは、Taスパッ
タターゲット702の表面が、スパッタ時間の経過に伴
なって酸化が進行していくことに基づくものである。こ
のように従来の薄膜形成法では、長時間同一の制御条件
で同一の薄膜組成を維持していくことは困難であるとい
う問題を有していた。
本発明は、上記問題点を解消するものであり、形成する
薄膜の組成制御をインプロセスで実施し、薄膜形成の連
続化を可能にする薄膜形成方法を提供することを目的と
するものである。
薄膜の組成制御をインプロセスで実施し、薄膜形成の連
続化を可能にする薄膜形成方法を提供することを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、基板に薄膜を形成し、かつその薄膜形成速度
を水晶振動子法によって制御する工程において、基板へ
の薄膜の形成開始時点からの薄膜の膜厚を水晶振動子法
によってインプロセスで測定し、かつ、薄膜と基板とを
総合した反射率、透過率の少なくとも一つをインプロセ
スで測定することによって、前記反射率、透過率の少な
くとも一つを前記膜厚の関数とした測定信号を作成し、
この測定信号と、予め膜厚の関数として設定した基準信
号との差が最小になるように薄膜形成条件を制御するも
のである。
を水晶振動子法によって制御する工程において、基板へ
の薄膜の形成開始時点からの薄膜の膜厚を水晶振動子法
によってインプロセスで測定し、かつ、薄膜と基板とを
総合した反射率、透過率の少なくとも一つをインプロセ
スで測定することによって、前記反射率、透過率の少な
くとも一つを前記膜厚の関数とした測定信号を作成し、
この測定信号と、予め膜厚の関数として設定した基準信
号との差が最小になるように薄膜形成条件を制御するも
のである。
(作 用)
薄膜において、その組成が異なれば、薄膜の光学定数す
なわち屈折率n、消衰係数にも異なり、薄膜の膜厚dの
関数としての反射率R(d)あるいは透過率T(d)も
異なったものとなる。
なわち屈折率n、消衰係数にも異なり、薄膜の膜厚dの
関数としての反射率R(d)あるいは透過率T(d)も
異なったものとなる。
そこで、基準とすべき薄膜組成を形成する際に得られた
膜厚の関数としての反射率あるいは透過率を基準信号と
して予め設定し、この基準信号に測定信号を膜厚に対し
て倣わせるように、薄膜形成条件を制御することによっ
て、長時間にわたって同一の薄膜組成を維持することが
できる。
膜厚の関数としての反射率あるいは透過率を基準信号と
して予め設定し、この基準信号に測定信号を膜厚に対し
て倣わせるように、薄膜形成条件を制御することによっ
て、長時間にわたって同一の薄膜組成を維持することが
できる。
(実施例)
以下に本発明の実施例をTeOx薄膜の作製を例として
説明する。
説明する。
(実施例1)
第1図は、本発明に基づき、TeOx a膜を反応性ス
パッタリング法で作製する際の装置の構成を示したもの
である。同図において、101はスパッタガンであり、
このスパッタガンは主として、Teより成るスパッタタ
ーゲット102、スパッタターゲット102をロウ付け
した支持金属板103、支持金属板103の下に収納さ
れ、回転するマグネット104より構成される。減圧状
態にあるチャンバ105内にガス導入管106.107
からArおよび0□を導入する。
パッタリング法で作製する際の装置の構成を示したもの
である。同図において、101はスパッタガンであり、
このスパッタガンは主として、Teより成るスパッタタ
ーゲット102、スパッタターゲット102をロウ付け
した支持金属板103、支持金属板103の下に収納さ
れ、回転するマグネット104より構成される。減圧状
態にあるチャンバ105内にガス導入管106.107
からArおよび0□を導入する。
Teより成るスパッタターゲット102からスパッタさ
れたTe分子、あるいは原子はチャンバ105内の02
と結びつき、回転する基板108にTe0x(0< x
<2)薄膜を形成する。なお、スパッタガン101と
ディスク基板108との間にシャッタ109を介し、そ
の開閉によって基板108への薄膜の堆積開始、終了を
規制する。
れたTe分子、あるいは原子はチャンバ105内の02
と結びつき、回転する基板108にTe0x(0< x
<2)薄膜を形成する。なお、スパッタガン101と
ディスク基板108との間にシャッタ109を介し、そ
の開閉によって基板108への薄膜の堆積開始、終了を
規制する。
スパッタ速度の制御は水晶振動子法によって行なう。即
ち、水晶振動子モニタヘッド110に納められた水晶振
動子111に薄膜を堆積させ、その固有振動数の変化の
信号を水晶振動子スパッタ速度制御器112に送り、水
晶振動子スパッタ速度制御器112に設定したスパッタ
速度Vcと実際のスパッタ速度Vが一致するようにスパ
ッタパワー電源】】3をフィードバック制御し、所定の
スパッタ速度を得る。またスパッタ速度制御器112か
らはスパッタ速度を時間tて積分して膜厚信号dも出力
できるようにしておく。ディスク基板108の上方には
発光部115と受光部116を備えた反射率測定器11
4を設置し、薄膜の形成に伴ない、刻々と変動する反射
率を基板108側から測定する。
ち、水晶振動子モニタヘッド110に納められた水晶振
動子111に薄膜を堆積させ、その固有振動数の変化の
信号を水晶振動子スパッタ速度制御器112に送り、水
晶振動子スパッタ速度制御器112に設定したスパッタ
速度Vcと実際のスパッタ速度Vが一致するようにスパ
ッタパワー電源】】3をフィードバック制御し、所定の
スパッタ速度を得る。またスパッタ速度制御器112か
らはスパッタ速度を時間tて積分して膜厚信号dも出力
できるようにしておく。ディスク基板108の上方には
発光部115と受光部116を備えた反射率測定器11
4を設置し、薄膜の形成に伴ない、刻々と変動する反射
率を基板108側から測定する。
さて、反射率基準信号Rs(d)の設定であるが、IL
s(d)は基準となる薄膜組成を形成する際に得られる
信号であり、基板108への薄膜の形成開始時点からの
薄膜の膜厚dを水晶振動子スパッタ速度制御器112よ
り得るとともに、反射率を基板108側からインプロセ
スで測定し、この両者より膜厚dの関数としての反射率
を得て、反射率基準信号Rs(d)118とする。第2
図にTea、のX値が1.0の場合の反射率基準信号R
s(d)を示す。この反射率測定信号Rs (d)は以
後の薄膜形成における組成制御の基準となるものである
。以下にRs(d)を用いた組成制御法を説明する。
s(d)は基準となる薄膜組成を形成する際に得られる
信号であり、基板108への薄膜の形成開始時点からの
薄膜の膜厚dを水晶振動子スパッタ速度制御器112よ
り得るとともに、反射率を基板108側からインプロセ
スで測定し、この両者より膜厚dの関数としての反射率
を得て、反射率基準信号Rs(d)118とする。第2
図にTea、のX値が1.0の場合の反射率基準信号R
s(d)を示す。この反射率測定信号Rs (d)は以
後の薄膜形成における組成制御の基準となるものである
。以下にRs(d)を用いた組成制御法を説明する。
反射率基準信号Rs(d)118を求めた方法と同様の
方法で反射率測定信号Rm(d)119を得る。なお、
スパッタ速度の制御は、反射率基準信号Rs(d)11
8を求めたときと同様に、水晶振動子スパッタ速度制御
器112で行ない、スパッタ速度をはじめとする制御条
件はすべて反射率基準信号Rs(d)を求めたときと同
一とする。反射率測定信号Rm(d)119が得られる
と直ちに、予め設定している反射率基準信号Rs(d)
118(第2図)と比較対照を開始する。この際、両者
の信号は電圧あるいは電流で表現されることが望ましい
。そして基板への薄膜形成の開始時点を制御開始時点と
して、基板への膜厚dにおけるRm(d)とRs(d)
の差が最小になるように分圧コントローラ120で、0
□流量制御弁121とAr流量制御弁122をフィード
バック制御し、薄膜組成の制御を行なう。
方法で反射率測定信号Rm(d)119を得る。なお、
スパッタ速度の制御は、反射率基準信号Rs(d)11
8を求めたときと同様に、水晶振動子スパッタ速度制御
器112で行ない、スパッタ速度をはじめとする制御条
件はすべて反射率基準信号Rs(d)を求めたときと同
一とする。反射率測定信号Rm(d)119が得られる
と直ちに、予め設定している反射率基準信号Rs(d)
118(第2図)と比較対照を開始する。この際、両者
の信号は電圧あるいは電流で表現されることが望ましい
。そして基板への薄膜形成の開始時点を制御開始時点と
して、基板への膜厚dにおけるRm(d)とRs(d)
の差が最小になるように分圧コントローラ120で、0
□流量制御弁121とAr流量制御弁122をフィード
バック制御し、薄膜組成の制御を行なう。
なお、第3図はTeaxのX値が1.0と1.2のとき
の反射率信号Rを膜厚dの関数としたものであり、X値
が大きい薄膜、即ち酸素richな薄膜はど反射率信号
の極大、極小部位は膜厚dが大きくなる方にシフトして
おり、この関係に基づいて次の要領で薄膜組成の制御を
行なう。
の反射率信号Rを膜厚dの関数としたものであり、X値
が大きい薄膜、即ち酸素richな薄膜はど反射率信号
の極大、極小部位は膜厚dが大きくなる方にシフトして
おり、この関係に基づいて次の要領で薄膜組成の制御を
行なう。
基板への薄膜形成開始から膜厚dがd。の時点において
、Rs(d、)におけるRs(d)の接線の傾きが第4
図(a)に示すように正のとき、すなわちであれば、A
rと0゜の分圧比率において02の比率がより大きくな
るように0□流量制御弁121とAr流量制御弁122
を制御し、薄膜組成を酸素rich側にシフ1〜させ、
Rm(d)をRs(d)に倣わせるようにする。
、Rs(d、)におけるRs(d)の接線の傾きが第4
図(a)に示すように正のとき、すなわちであれば、A
rと0゜の分圧比率において02の比率がより大きくな
るように0□流量制御弁121とAr流量制御弁122
を制御し、薄膜組成を酸素rich側にシフ1〜させ、
Rm(d)をRs(d)に倣わせるようにする。
逆にRm(do) Rs(do)<Oであれば、0□
の比率がより小さくなるように制御し、薄膜組成をTe
rich側にシフ1−させる。
の比率がより小さくなるように制御し、薄膜組成をTe
rich側にシフ1−させる。
次にRs (do)におけるRs(d)の接線の傾きが
第4図(b)に示すように負のとき、すなわちであれば
、Arと02の分圧比率において02の比率がより小さ
くなるように02流量制御弁121とAr流量制御弁1
22を制御し、薄膜組成をTe rich側にシフトさ
せ、R+n(d)をRs(d)に倣わせるようにする。
第4図(b)に示すように負のとき、すなわちであれば
、Arと02の分圧比率において02の比率がより小さ
くなるように02流量制御弁121とAr流量制御弁1
22を制御し、薄膜組成をTe rich側にシフトさ
せ、R+n(d)をRs(d)に倣わせるようにする。
逆にRm(do) Rs(do)<Oであれば、0□
の比率をより大きくするように制御し、薄膜組成を酸素
rich(Te02rich)側にシフトさせる。
の比率をより大きくするように制御し、薄膜組成を酸素
rich(Te02rich)側にシフトさせる。
なお、本制御において、チャンバ105内の全圧は常に
同じになるように、チャンバ105と排気系127を結
ぶメインバルブ128を制御することが望ましい。また
、チャンバ105内には減圧状態を保ちつつ、基板の搬
入、薄膜形成、搬出を実行し得る機構を備えることが望
ましく、順次、搬送される基板について上記制御を実施
し、常に同一薄膜組成を得る。
同じになるように、チャンバ105と排気系127を結
ぶメインバルブ128を制御することが望ましい。また
、チャンバ105内には減圧状態を保ちつつ、基板の搬
入、薄膜形成、搬出を実行し得る機構を備えることが望
ましく、順次、搬送される基板について上記制御を実施
し、常に同一薄膜組成を得る。
以上は、反射率に基づく薄膜組成の制御を説明したが、
第1図中に示す透過率測定器123から得られる透過率
信号によっても同様にして薄膜組成を制御することが可
能である。即ち、透過率測定信号Tm(d)124と、
予め設定した透過率基準信号Ts(d)125の差が最
小になるように分圧コントローラ126で薄膜組成を制
御してもよい。
第1図中に示す透過率測定器123から得られる透過率
信号によっても同様にして薄膜組成を制御することが可
能である。即ち、透過率測定信号Tm(d)124と、
予め設定した透過率基準信号Ts(d)125の差が最
小になるように分圧コントローラ126で薄膜組成を制
御してもよい。
(実施例2)
第5図は、本発明に基づき、Tag、薄膜を真空蒸着法
で作製する際の装置の構成を示したものである。同図に
おいて529は被蒸発物530であるTeを入れた蒸発
源であり、例えば被蒸発物530に電子ビームを当てる
ことによって加熱し、Teを蒸させる。
で作製する際の装置の構成を示したものである。同図に
おいて529は被蒸発物530であるTeを入れた蒸発
源であり、例えば被蒸発物530に電子ビームを当てる
ことによって加熱し、Teを蒸させる。
減圧状態にあるチャンバ505内にはガス導入管506
から02を導入する。蒸発したTeはチャンバ505内
の0□と結びつき、回転する基板508にTea、 (
0< x〈2)薄膜を形成する。蒸着速度は実施例1と
同様に水晶振動子法によって行い、水晶振動子蒸着速度
制御器512より、基板への薄膜の膜厚dの信号を得る
。また反射率測定器514より刻々と変動する反射率を
測定し、実施例1と同様にして基準薄膜組成の反射率基
準信号Rs(d)518を設定する。
から02を導入する。蒸発したTeはチャンバ505内
の0□と結びつき、回転する基板508にTea、 (
0< x〈2)薄膜を形成する。蒸着速度は実施例1と
同様に水晶振動子法によって行い、水晶振動子蒸着速度
制御器512より、基板への薄膜の膜厚dの信号を得る
。また反射率測定器514より刻々と変動する反射率を
測定し、実施例1と同様にして基準薄膜組成の反射率基
準信号Rs(d)518を設定する。
以後、反射率基準信号Rs(d)518に基づいて、反
射率測定信号Rm(d)519と、Rs(d)518の
差が最小になるようにガス圧コントローラ520で02
流量制御井521をフィードバック制御し、薄膜組成の
制御を行なう。即ち、Te02rich側にシフトさせ
る場合は02ガス圧を大きくするように、Te ric
h側にシフトさせる場合は0□ガス圧を小さくするよう
に制御するわけであり、その際のRn+(d)519と
Rs(d)518の関係と制御方向は実施例1と同様で
ある。また透過率に基づいて組成制御することも可能で
ある。
射率測定信号Rm(d)519と、Rs(d)518の
差が最小になるようにガス圧コントローラ520で02
流量制御井521をフィードバック制御し、薄膜組成の
制御を行なう。即ち、Te02rich側にシフトさせ
る場合は02ガス圧を大きくするように、Te ric
h側にシフトさせる場合は0□ガス圧を小さくするよう
に制御するわけであり、その際のRn+(d)519と
Rs(d)518の関係と制御方向は実施例1と同様で
ある。また透過率に基づいて組成制御することも可能で
ある。
なお基準となる薄膜の屈折率nと消衰係数kに基づき多
重干渉理論を用いて、ディスク基板へ堆積する薄膜の膜
厚の関数として、反射率、透過率を計算したものを基準
信号としても、同様にして薄膜形成を制御することがで
きる。
重干渉理論を用いて、ディスク基板へ堆積する薄膜の膜
厚の関数として、反射率、透過率を計算したものを基準
信号としても、同様にして薄膜形成を制御することがで
きる。
また、実施例では、Te0X薄膜について説明したが、
Te低にある特定元素を含有した薄膜を作製する場合
についてもTeに特定元素を含有させたスパッタターゲ
ラ1〜あるいは蒸発源を用いることによって、本発明の
適用は可能である。また、スパッタターゲラ1−あるい
は蒸発源を、作製しようとするTe0XのX値よりも低
いTeOxで構成しても同様にして、組成制御すること
が可能である。
Te低にある特定元素を含有した薄膜を作製する場合
についてもTeに特定元素を含有させたスパッタターゲ
ラ1〜あるいは蒸発源を用いることによって、本発明の
適用は可能である。また、スパッタターゲラ1−あるい
は蒸発源を、作製しようとするTe0XのX値よりも低
いTeOxで構成しても同様にして、組成制御すること
が可能である。
また本発明に適用できる形成薄膜材料はTeに限るもの
でなく、またガスも02に限るものではなく、本発明は
他の材料、元素を用いた反応性スパッタリング法1反応
性蒸着法等においても、その形成v4膜の組成制御に有
効に適用できる。
でなく、またガスも02に限るものではなく、本発明は
他の材料、元素を用いた反応性スパッタリング法1反応
性蒸着法等においても、その形成v4膜の組成制御に有
効に適用できる。
(発明の効果)
以上のように本発明によれば、薄膜形成において、基板
への薄膜の膜厚を水晶振動子法によってインプロセスで
測定し、かつ、!膜と基板を総合した反射率、透過率の
少なくとも一つをインプロセスで測定することによって
、前記反射率、透過率の少なくとも一つを前記膜厚の関
数とした測定信号を作成し、この測定信号と予め膜厚の
関数として設定した基準信号との差が最小になるように
薄膜形成条件を制御することで、インプロセスによる組
成制御を実現し、薄膜形成の連続化を可能にし、その工
業的価値は極めて高い。
への薄膜の膜厚を水晶振動子法によってインプロセスで
測定し、かつ、!膜と基板を総合した反射率、透過率の
少なくとも一つをインプロセスで測定することによって
、前記反射率、透過率の少なくとも一つを前記膜厚の関
数とした測定信号を作成し、この測定信号と予め膜厚の
関数として設定した基準信号との差が最小になるように
薄膜形成条件を制御することで、インプロセスによる組
成制御を実現し、薄膜形成の連続化を可能にし、その工
業的価値は極めて高い。
第1図は、本発明の一実施例における装置の植成図、第
2図は、本発明に用いる反射率基準信号の−例を示す図
、第3図は、薄膜組成と反射率信号の関係を示す図、第
4図は、本発明における薄膜組成の制御法を説明する図
、第5図は、本発明の他の実施例における装置の構成図
、第6図は、従来の連続薄膜形成装置の概略図、第7図
は、従来の薄膜形成装置の内部端成図である。 102・・・スパッタターゲット、 105,505・
・・チャンバ、108,508・・・基板、111,5
11・・水晶振動子、114,514・・・反射率測定
器、118,518・・・反射率基準信号。 119.519・・・反射率測定信号、120,126
・・・分圧コントローラ、526・・・ガス圧コントロ
ーラ、529・・・蒸発源。 特許出願人 松下電器産業株式会社 第2図 第3図 M厚d(nm) 第4図 (a) (b) 00服よd− 第5図 第6区
2図は、本発明に用いる反射率基準信号の−例を示す図
、第3図は、薄膜組成と反射率信号の関係を示す図、第
4図は、本発明における薄膜組成の制御法を説明する図
、第5図は、本発明の他の実施例における装置の構成図
、第6図は、従来の連続薄膜形成装置の概略図、第7図
は、従来の薄膜形成装置の内部端成図である。 102・・・スパッタターゲット、 105,505・
・・チャンバ、108,508・・・基板、111,5
11・・水晶振動子、114,514・・・反射率測定
器、118,518・・・反射率基準信号。 119.519・・・反射率測定信号、120,126
・・・分圧コントローラ、526・・・ガス圧コントロ
ーラ、529・・・蒸発源。 特許出願人 松下電器産業株式会社 第2図 第3図 M厚d(nm) 第4図 (a) (b) 00服よd− 第5図 第6区
Claims (6)
- (1)基板に薄膜を形成し、かつその薄膜形成速度を水
晶振動子法によって制御する工程において、基板への薄
膜形成開始時点からの薄膜の膜厚を水晶振動子法によっ
てインプロセスで測定し、かつ薄膜と基板を総合した反
射率、透過率の少なくとも一つをインプロセスで測定す
ることによって、前記反射率、透過率の少なくとも一つ
を前記膜厚の関数とした測定信号を作成し、この測定信
号と、予め膜厚の関数として設定した基準信号との差が
最小になるように薄膜形成条件を制御することを特徴と
する薄膜形成方法。 - (2)予め設定する基準信号は、基準となる薄膜組成を
形成する際に得られた、膜厚の関数としての反射率、透
過率の少なくとも一つに基づくものであり、その膜厚は
水晶振動子法によって測定したものであることを特徴と
する特許請求の範囲第(1)項記載の薄膜形成方法。 - (3)薄膜形成がスパッタリング法による場合であって
、薄膜形成条件の制御は、減圧状態にあるチャンバ内の
不活性ガスと反応性ガスの分圧比率によって行なうこと
を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の薄膜形成
方法。 - (4)薄膜形成がスパッタリング法による場合であって
、TeあるいはTeO_x(0<x<2)を主体とする
スパッタターゲットを用い、不活性ガスであるArと反
応性ガスであるO_2との分圧比率によって、形成する
TeO_xを主体とする薄膜の組成を制御することを特
徴とする特許請求の範囲第(3)項記載の薄膜形成方法
。 - (5)薄膜形成が真空蒸着法による場合であって、薄膜
形成条件の制御は、減圧状態にあるチャンバ内の反応性
ガスのガス圧によって行なうことを特徴とする特許請求
の範囲第(1)項記載の薄膜形成方法。 - (6)薄膜形成が真空蒸着法による場合であって、Te
あるいはTeO_x(0<x<2)を主体とする蒸発源
を用い、反応性ガスであるO_2のガス圧によって、形
成するTeO_xを主体とする薄膜の組成を制御するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(5)項記載の薄膜形
成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28936985A JPS62149871A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 薄膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28936985A JPS62149871A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 薄膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62149871A true JPS62149871A (ja) | 1987-07-03 |
Family
ID=17742313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28936985A Pending JPS62149871A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 薄膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62149871A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132767A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜形成方法および薄膜形成装置 |
JP2019138971A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 凸版印刷株式会社 | 反射型フォトマスクブランク及び反射型フォトマスク |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP28936985A patent/JPS62149871A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01132767A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜形成方法および薄膜形成装置 |
JP2019138971A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 凸版印刷株式会社 | 反射型フォトマスクブランク及び反射型フォトマスク |
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