JPS62148756A

JPS62148756A - 除雪方法

Info

Publication number: JPS62148756A
Application number: JP29169985A
Authority: JP
Inventors: 哲雄萬澤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-12-23
Filing date: 1985-12-23
Publication date: 1987-07-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は除雪方法に関し、より詳細には家屋等の建物
の屋根上に積もった雪を除去する方法に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

一般に、多言地方においては、建物の屋根上に多量の雪
が積雪するため、その除去作業を欠かすことができない
。もし、このような除去作業を怠ると、家屋が傾斜した
り、倒壊する危険がある。積雪をも考慮に入れ、理論的
な計算に基すいた設計がなされた体育館、工場等であっ
ても、設計を過信して除雪を怠った結果、屋根が落下し
たという事例がある。

従来、屋根に積もった雪を除去する方法としては、■）
作業者が屋根上にあがり、スコップ等で除去する方法、
２）屋根の軒先部にルーフヒータを取付け、強制的に融
雪する方法、３）スプリンクラ−で散水することにより
強制的に融雪する方法等が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記１）の方法は多大な労力を要するだけでなく、作業
者が屋根から落下するというような危険を伴い、また多
数の人手を要する割には除去効率が極めて悪い。２）、
３）の方法は、人手を要しないという利点があるが、装
置の設置費用が高価であり、特に一般的な家屋にとって
は実用的なものではない。

この発明は上記のような従来の背景に基すいてなされた
ものであって、屋根上に積もった積雪を少ない労力で簡
便に、しかも危険を伴うことなく除去する方法を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するためのこの発明は、その基本的な
概念を示す第１，２図を参照しながら説明すると、積雪
前に、表面に多数の突起２が設けられた可撓性の除雪板
１を屋根３の上面に沿って載置しておく（第１図）。そ
して積雪後、除雪板１を屋根３の上面に沿って下降させ
ることにより屋根上の積雪４を除去することを特徴とす
るものである（第２図）。

〔作　　用〕

除雪板１に突起２を設けることにより、突起２が積雪４
に喰い込んで両者間に滑動が起らず、そのため除雪板１
を下降させた際、除雪板１のみが引き出されて積雪４が
屋根３上に残るというようなことがない。

除雪板１を可撓性材料で形成することにより、該除雪板
は屋根３の軒先部において屈曲可能となり、積雪４は軒
先部において除雪板１から離脱し、落下することとなる
。

突起２としては第１，３図に示すように屋根３の傾斜方
向に対して直角方向に延びる断面が三角形の棒状のもの
、あるいは第４図に示すような板状のもののほか、種々
の態様が考えられる。除雪板１としては、薄鋼板、アル
ミ板、ビニールシート、布等を使用することができ、比
較的厚手の板でもそれを多数に分割してそれらをヒンジ
５を介して連結することにより、可撓性をもたせること
が可能である。

〔実施例〕

第５図以降の図面は、この発明をさらに具体化した実施
例を示し、第５図は除雪板１の両端部にアングル材等の
連結具６を設け、地上および建物の棟部に巻取装置７，
８をそれぞれ設置し、各巻取装置のロープ９等を連結具
６に連結したものである。積雪後、地上の巻取装置７の
巻取操作を行うとともに、棟部の巻取装置８の巻戻し操
作を行い、それにより除雪板１を下降させて積雪を除去
する。除雪後は、巻取装置７゜８を前記とは逆に操作し
、除雪板１を上昇させる。１０はフードである。

第６図に示すように、一般に多言地方における建物の屋
根３は瓦棒１１を有しており、その上に直接除雪板１を
載置して昇降させると、瓦棒１１が傷んだり、あるいは
昇降が円滑にゆかない恐れがある。この場合、屋根３上
に瓦棒１１よりも高さ寸法が大きい多数の誘導棒１２を
仮設し、この誘導棒１２の上に除雪板１を載置すると良
い。

誘導棒１２としては表面が平滑で除雪板１が滑動し易い
もの、例えば鋼材またはプラスチック材等からなるもの
を使用するのが望ましい。

第７〜９図は別の実施例を示し、この実施例は屋根３の
傾斜方向両側に上部が開放した溝形の収納ケース１３を
設置し、このケース１３内に除雪板１の移動装置を収納
したものである。収納ケース１３は軒先部において下向
きに屈曲している。移動装置は収納ケース１３内の軒先
部側および棟部側にそれぞれ１対設けられたスプロケノ
）−１４，１５を備え、スプロケット１４．１５間には
２つのチェーン１６．１７が巻き掛けられ、チェーン１
６、１７間は多数の連結棒１８によって連結されている
。除雪板１の裏面には多数の突出部１９が形成され、各
突出部１９は隣接する連結棒１８間に垂下している。ス
プロケット１４．１５を図示しない駆動装置によって回
転させると、チェーン１６゜１７が移動し、それに伴っ
て突出部１９が連結棒１８に係止して除雪板１が移動し
、除雪板１を下降移動させた際にその上に積もった積雪
４が除去される。２０は下降した除雪板の受台である。

第１０．１１図はさらに別の実施例を示し、この実施例
は藁葺屋根３ａの場合を示し、屋根３ａの上に直接除雪
板を載置する場合のもので、布またはビニール等ででき
た除雪板１は屋根３ａＬこ付着しない構造であるので、
この特長を利用して屋根３ａの上に除雪板巻上げ用ロー
プの防護用としてガイドパイプ２１を傾斜方向に沿って
仮設し、その上に除雪板１を載置するようにしたもので
ある。地上および棟部にはそれぞれ巻取装置２２および
滑車２３を設置し、巻取装置２２のロープ２４等はガイ
ドパイプ内２１を挿通されて滑車２３に巻き掛けられ、
その端部が除雪板１の一端の連結具６に連結されている
。除雪板１はその他端側からローラ２５に巻取られるよ
うになっている。

巻取装置２２のロープ２４を巻き戻しつつ、ローラ２５
に除雪板１を巻取ることにより、該除雪板が下降移動し
、それにより積雪４が軒先部において落下する。

積雪の除去は巻取装置等を使用せずに人力によってもで
き、この場合除雪板は積雪の自重によって下降する傾向
があるから、軒先部の下方においてロープ等により除雪
板を引っ張ることにより、少ない労力で実施することが
できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば屋根に積もった雪を簡
便に除去することができ、しかも除雪時には屋根の上に
作業者があがる必要がないので危険を伴うことがなく、
さらに実施するのに必要な設備はいずれも仮設的でかつ
軽微なものであり、除雪作業に要する費用を安価に抑え
ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１，２図はこの発明の基本的な概念を示す断面図、第
３，４図は除雪板の各種態様を示す断面図、第５図は第
１実施例を示す断面図、第６図は同上の方法の変形例を
示す斜視図、第７図は第２実施例を示す斜視図、第８図
は同上の方法に使用する移動装置の断面図、第９図は同
上の線Ａ−Ａに沿った断面図、第１０図は第３実施例を
示す断面図、第１１図は同上の線Ｂ−Ｂに沿った断面図
である。１・・・除雪板　　　　２・・・突　　起３・・・屋　
　根　　　４・・・積　　雪５・・・ヒンジ　　　　７
，９・・・巻取装置１３・・・収納ケース　　１４．１
５・・・スプロケット１６、１７・・・チェーン　２１
・・・ガイドパイプ［。 −６胃窃９閏

Claims

【特許請求の範囲】

１、積雪前に、表面に多数の突起が設けられた可撓性の
除雪板を屋根の上面に沿って載置しておき、積雪後、前
記除雪板を屋根の上面に沿って下降させることにより、
屋根上の雪を除去することを特徴とする除雪方法。