JPS62148239A - 延伸硬化組成物の製法 - Google Patents
延伸硬化組成物の製法Info
- Publication number
- JPS62148239A JPS62148239A JP29123485A JP29123485A JPS62148239A JP S62148239 A JPS62148239 A JP S62148239A JP 29123485 A JP29123485 A JP 29123485A JP 29123485 A JP29123485 A JP 29123485A JP S62148239 A JPS62148239 A JP S62148239A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stretched
- stretching
- temperature
- crosslinking treatment
- polymers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、機械的性質の優れたものを得ることのでき
る延伸硬化組成物の製法に関する。
る延伸硬化組成物の製法に関する。
一般に、ポリマの賦形体(未延伸物)は、延伸させるこ
とにより、強度3弾性率などの機械的性質が改善される
。しかし、ベンゼン環を有するポリマを必須成分として
2種以上のポリマを含む樹脂組成物、たとえば、ポリス
チレンのようなベンゼン環を有するポリマに、ポリメチ
ルメタクリレート等のベンゼン環を含まない種類のポリ
マが加えられている樹脂組成物の場合、その賦形体は、
脆弱であるので、これを冷延伸しようとしても出来ない
。そこで、ベンゼン環を有するポリマの軟化し始める温
度以上の高温条件下で延伸せざるを得ない。しかし、高
温で延伸した場合、分子間のすべりが生じやすくなるの
で、延伸効果が現れにくくなる。そのうえ、軟化し始め
る温度(ガラス転移点)が大きく異なる(50°C以上
)複数種類のポリマが用いられている樹脂組成物の場合
は、白化や相分離が著しくなり、延伸物の機械強度がか
えって低下するというようなことが起こりやすくなる。
とにより、強度3弾性率などの機械的性質が改善される
。しかし、ベンゼン環を有するポリマを必須成分として
2種以上のポリマを含む樹脂組成物、たとえば、ポリス
チレンのようなベンゼン環を有するポリマに、ポリメチ
ルメタクリレート等のベンゼン環を含まない種類のポリ
マが加えられている樹脂組成物の場合、その賦形体は、
脆弱であるので、これを冷延伸しようとしても出来ない
。そこで、ベンゼン環を有するポリマの軟化し始める温
度以上の高温条件下で延伸せざるを得ない。しかし、高
温で延伸した場合、分子間のすべりが生じやすくなるの
で、延伸効果が現れにくくなる。そのうえ、軟化し始め
る温度(ガラス転移点)が大きく異なる(50°C以上
)複数種類のポリマが用いられている樹脂組成物の場合
は、白化や相分離が著しくなり、延伸物の機械強度がか
えって低下するというようなことが起こりやすくなる。
発明者らは、このような問題を解決するため、研究を重
ねた。その結果、驚くべきことに、ベンゼン環を有する
ポリマの軟化し始める温度以上流動が起こる温度未満の
温度範囲内で賦形体を延伸または圧延したのち急冷する
と、賦形体の脆弱さを改善することができ、つぎに、冷
延伸すると機械的性質の優れた延伸体を得ることができ
るということを見出した。
ねた。その結果、驚くべきことに、ベンゼン環を有する
ポリマの軟化し始める温度以上流動が起こる温度未満の
温度範囲内で賦形体を延伸または圧延したのち急冷する
と、賦形体の脆弱さを改善することができ、つぎに、冷
延伸すると機械的性質の優れた延伸体を得ることができ
るということを見出した。
しかしながら、このようにして得られた延伸体は、加熱
されると収縮しやすくなる傾向があり、そのため、加熱
時の寸法安定性の向上が望まれる〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、機械的性質が優れるとともに加熱時の寸法安定性
も優れたものを得ることのできる延伸硬化組成物の製法
を提供することを目的としている。
されると収縮しやすくなる傾向があり、そのため、加熱
時の寸法安定性の向上が望まれる〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、機械的性質が優れるとともに加熱時の寸法安定性
も優れたものを得ることのできる延伸硬化組成物の製法
を提供することを目的としている。
前記のような目的を達成するため、発明者らは研究を重
ねた。その結果、樹脂組成物の賦形体を、ベンゼン環を
有するポリマの軟化し始める温度以上流動が起こる温度
未満の温度範囲内で延伸または圧延したのち急冷し、こ
のあと、延伸物あるいは圧延物を冷延伸するとともに架
橋処理するようにすればよいということを見出し、ここ
に、この発明を完成した。
ねた。その結果、樹脂組成物の賦形体を、ベンゼン環を
有するポリマの軟化し始める温度以上流動が起こる温度
未満の温度範囲内で延伸または圧延したのち急冷し、こ
のあと、延伸物あるいは圧延物を冷延伸するとともに架
橋処理するようにすればよいということを見出し、ここ
に、この発明を完成した。
したがって、この発明は、ベンゼン環を有するポリマを
必須成分とする2種以上のポリマを含む樹脂組成物の賦
形体を、前記ポリマの軟化し始める温度以上流動が起こ
る温度未満の温度範囲内で延伸または圧延したのち急冷
し、さらに冷延伸するとともに架橋処理する延伸硬化組
成物の製法をその要旨としている。
必須成分とする2種以上のポリマを含む樹脂組成物の賦
形体を、前記ポリマの軟化し始める温度以上流動が起こ
る温度未満の温度範囲内で延伸または圧延したのち急冷
し、さらに冷延伸するとともに架橋処理する延伸硬化組
成物の製法をその要旨としている。
以下に、この発明の詳細な説明する。
この発明で使用される樹脂組成物は、ベンゼン環を有す
るポリマを必須成分とする2種以上のポリマを含む。し
たがって、ベンゼン環を有するポリマを2種以上含むよ
うであってもよいし、ベンゼン環を有するポリマの1種
あるいは2種以上とベンゼン環を有しないポリマの1種
あるいは2種以上とを含むようであってもよい。ここで
、ベンゼン環を有するポリマとしては、たとえば、ポリ
スチレン、ポリフェニレンオキサイド(P P O)、
メタクリレート−スチレンコポリマ、メチルメタクリレ
ート−スチレンコポリマ、スチレンーブタジエンブロソ
クコポリマ(SBS)、ポリエーテルサルホン、あるい
は、ニーデル(Udel)ポリサルホン等のポリサルホ
ン(ポリフェニルサルホン)等があげられるが、ここに
あげたものに限定はされない。ポリフェニレンオキサイ
ドは、下記の式(a)であられされるものである。
るポリマを必須成分とする2種以上のポリマを含む。し
たがって、ベンゼン環を有するポリマを2種以上含むよ
うであってもよいし、ベンゼン環を有するポリマの1種
あるいは2種以上とベンゼン環を有しないポリマの1種
あるいは2種以上とを含むようであってもよい。ここで
、ベンゼン環を有するポリマとしては、たとえば、ポリ
スチレン、ポリフェニレンオキサイド(P P O)、
メタクリレート−スチレンコポリマ、メチルメタクリレ
ート−スチレンコポリマ、スチレンーブタジエンブロソ
クコポリマ(SBS)、ポリエーテルサルホン、あるい
は、ニーデル(Udel)ポリサルホン等のポリサルホ
ン(ポリフェニルサルホン)等があげられるが、ここに
あげたものに限定はされない。ポリフェニレンオキサイ
ドは、下記の式(a)であられされるものである。
ニーデルポリサルホンは、下記の式(blであられされ
る。
る。
ベンゼン環を含まないポリマとしては、たとえば、ポリ
メチルメタクリレート等があげられる。さらに、酸化防
止剤、紫外線吸収剤等に代表される、いわゆる添加剤や
、充填剤(フィラー)等が、延伸硬化組成物の性能を向
上させるといった目的で、樹脂組成物に加えられるよう
であってもよい。ただし、これらは、後で行う架橋処理
を妨げるものであってはならない。
メチルメタクリレート等があげられる。さらに、酸化防
止剤、紫外線吸収剤等に代表される、いわゆる添加剤や
、充填剤(フィラー)等が、延伸硬化組成物の性能を向
上させるといった目的で、樹脂組成物に加えられるよう
であってもよい。ただし、これらは、後で行う架橋処理
を妨げるものであってはならない。
前記のような樹脂組成物をフィルムや繊維状体等の賦形
体とし、これに対し、まず、第1次延伸を行う。この延
伸は、ベンゼン環を有するポリマの軟化し始める温度以
上流動が起こる温度未満の温度範囲内で行う。ベンゼン
環を有するポリマが2種以上用いられている場合は、こ
れらの混合物の軟化し始める温度以上流動が起こる温度
未満の温度範囲内で行う。延伸速度は高速であるほど好
ましく、延伸倍率は高倍率であるほど好ましいが、第1
次延伸の最大の目的は、つぎの急冷によって樹脂組成物
の賦形体の脆弱さを改善できるようにすることにあるの
で、必ずしも高速、高倍率とする必要はない。具体的な
延伸条件は、樹脂組成物に含まれるポリマの種類等によ
り異なるが、いずれにしても、白化が起きないような条
件を選ばなければならない。
体とし、これに対し、まず、第1次延伸を行う。この延
伸は、ベンゼン環を有するポリマの軟化し始める温度以
上流動が起こる温度未満の温度範囲内で行う。ベンゼン
環を有するポリマが2種以上用いられている場合は、こ
れらの混合物の軟化し始める温度以上流動が起こる温度
未満の温度範囲内で行う。延伸速度は高速であるほど好
ましく、延伸倍率は高倍率であるほど好ましいが、第1
次延伸の最大の目的は、つぎの急冷によって樹脂組成物
の賦形体の脆弱さを改善できるようにすることにあるの
で、必ずしも高速、高倍率とする必要はない。具体的な
延伸条件は、樹脂組成物に含まれるポリマの種類等によ
り異なるが、いずれにしても、白化が起きないような条
件を選ばなければならない。
つぎに、前記延伸物を急冷する。急冷は、延伸物を保持
したまま、応力緩和が完了する前に前記軟化し始める温
度未満まで急激に温度を低下させることにより行う。こ
のようにすると、樹脂組成物の賦形体の持つ脆弱さが改
善され、冷延伸が可能な状態になる。
したまま、応力緩和が完了する前に前記軟化し始める温
度未満まで急激に温度を低下させることにより行う。こ
のようにすると、樹脂組成物の賦形体の持つ脆弱さが改
善され、冷延伸が可能な状態になる。
このあと、延伸物に対し、第2次延伸を行いつつ架橋処
理を行って、フィルム状あるいは繊維状等の延伸硬化組
成物を得る。第2次延伸を行ったのち、架橋処理を行う
ようにしてもよい。このように、架橋処理を行うことが
この発明の大きな特徴となっており、この架橋処理によ
り得られる延伸硬化組成物の加熱時の寸法安定性が向上
するのである。第2次延伸は前記軟化し始める温度未満
で行われる冷延伸である。延伸温度2倍率等の延伸条件
は、白化が起こらない範囲内で、樹脂組成物の種類等に
応じて適宜選ぶ。
理を行って、フィルム状あるいは繊維状等の延伸硬化組
成物を得る。第2次延伸を行ったのち、架橋処理を行う
ようにしてもよい。このように、架橋処理を行うことが
この発明の大きな特徴となっており、この架橋処理によ
り得られる延伸硬化組成物の加熱時の寸法安定性が向上
するのである。第2次延伸は前記軟化し始める温度未満
で行われる冷延伸である。延伸温度2倍率等の延伸条件
は、白化が起こらない範囲内で、樹脂組成物の種類等に
応じて適宜選ぶ。
架橋処理に用いる架橋法としては、紫外線架橋法、電子
線架橋法等があげられるが、これらに限定されるもので
はなく、任意の方法を使用してもよい。架橋法に応じて
、少なくとも1個の官能基を有する架橋剤を1種あるい
はそれ以上用いるようにしてもよいし、反応開始剤や増
感剤等を用いるようにしてもよい。架橋剤としては、た
とえ:よ、トリアリルイソシアヌレート ジビニルヘン
セン、1・4−ブタンジオールジアクリレート等が用い
られ、反応開始剤としては、たとえばベンゾインエチル
エーテル等が用いられ、増感剤としては、たとえば、ト
リエチレンテトラミン等が用いられる。
線架橋法等があげられるが、これらに限定されるもので
はなく、任意の方法を使用してもよい。架橋法に応じて
、少なくとも1個の官能基を有する架橋剤を1種あるい
はそれ以上用いるようにしてもよいし、反応開始剤や増
感剤等を用いるようにしてもよい。架橋剤としては、た
とえ:よ、トリアリルイソシアヌレート ジビニルヘン
セン、1・4−ブタンジオールジアクリレート等が用い
られ、反応開始剤としては、たとえばベンゾインエチル
エーテル等が用いられ、増感剤としては、たとえば、ト
リエチレンテトラミン等が用いられる。
このようにして得られた延伸硬化組成物は、機械的性質
が優れているとともに加熱時の寸法安定性も優れている
。
が優れているとともに加熱時の寸法安定性も優れている
。
なお、第1次延伸を行う代わりに、圧延法を用い、同じ
温度範囲内で賦形体の圧延を行い、得られた圧延物を急
冷するようにしてもよい。前記の説明では、樹脂組成物
の賦形体としてフィルムと繊維をあげ、フィルム状ある
いは繊維状の延伸硬化組成物を得るようにしているがこ
れに限定されるものではない。この発明にかかる製法に
おいて、延伸は、−軸延伸、二輪延伸、乾式延伸、湿式
延伸等の延伸法を利用することができる。この発明の製
法によってフィルム状あるいはシート状の延伸硬化組成
物をつくった場合、これらは、たとえば、積層板等の製
造に用いることができる。
温度範囲内で賦形体の圧延を行い、得られた圧延物を急
冷するようにしてもよい。前記の説明では、樹脂組成物
の賦形体としてフィルムと繊維をあげ、フィルム状ある
いは繊維状の延伸硬化組成物を得るようにしているがこ
れに限定されるものではない。この発明にかかる製法に
おいて、延伸は、−軸延伸、二輪延伸、乾式延伸、湿式
延伸等の延伸法を利用することができる。この発明の製
法によってフィルム状あるいはシート状の延伸硬化組成
物をつくった場合、これらは、たとえば、積層板等の製
造に用いることができる。
つぎに、実施例および比較例について説明する(実施例
1) ポリスチレン50重量部、ポリメチルメタクリレート3
0重量部、1・4−ブタンジオールジアクリレート14
重量部、ベンゾインエチルエーテル2重量部およびトリ
エチレンテトラミン4重量部から成る樹脂組成物の賦形
体をつくった。この賦形体に対し、延伸温度、速度1倍
率が、それぞれ、95°C,1,5分−’ (min
−’) 、 2.5の条件下で第1次延伸を行ったの
ち、延伸物を保持した状態のまま急冷した。さらに、延
伸温度、速度1倍率が、それぞれ、20°c、2.0分
−’、1.8の条件下で、得られた延伸物を冷延伸(第
2次)した。
1) ポリスチレン50重量部、ポリメチルメタクリレート3
0重量部、1・4−ブタンジオールジアクリレート14
重量部、ベンゾインエチルエーテル2重量部およびトリ
エチレンテトラミン4重量部から成る樹脂組成物の賦形
体をつくった。この賦形体に対し、延伸温度、速度1倍
率が、それぞれ、95°C,1,5分−’ (min
−’) 、 2.5の条件下で第1次延伸を行ったの
ち、延伸物を保持した状態のまま急冷した。さらに、延
伸温度、速度1倍率が、それぞれ、20°c、2.0分
−’、1.8の条件下で、得られた延伸物を冷延伸(第
2次)した。
このあと、2kWの高圧水銀ランプより距M! 20
cmのところをコンヘアにのせて延伸物を10m/分の
速さで通過させつつ延伸物に紫外線を当て、架橋処理を
行って延伸硬化組成物を得た。
cmのところをコンヘアにのせて延伸物を10m/分の
速さで通過させつつ延伸物に紫外線を当て、架橋処理を
行って延伸硬化組成物を得た。
(実施例2)
ポリスチレン60重量部およびポリメチルメタクリレー
ト40重量部から成る樹脂組成物の賦形体をつくった。
ト40重量部から成る樹脂組成物の賦形体をつくった。
この賦形体に対し、延伸温度、速度1倍率が、それぞれ
、110°c、2.0分−1,2゜2の条件下で第1次
延伸を行ったのち、延伸物を保持した状態のまま急冷し
た。さらに、延伸温度、速度1倍率が、それぞれ、50
°C,2,0分−1゜2.4の条件下で、得られた延伸
物を冷延伸した。
、110°c、2.0分−1,2゜2の条件下で第1次
延伸を行ったのち、延伸物を保持した状態のまま急冷し
た。さらに、延伸温度、速度1倍率が、それぞれ、50
°C,2,0分−1゜2.4の条件下で、得られた延伸
物を冷延伸した。
このあと、5QMradの電子線を照射して架橋処理を
行い、延伸硬化組成物を得た。
行い、延伸硬化組成物を得た。
(実施例3)
ポリエーテルサルホン45重量部、ポリフェニレンオキ
サイド45重量部およびトリアリルイソシアヌレート1
0重量部から成る樹脂組成物の賦形体をつくった。この
賦形体に対し、延伸温度。
サイド45重量部およびトリアリルイソシアヌレート1
0重量部から成る樹脂組成物の賦形体をつくった。この
賦形体に対し、延伸温度。
速度2倍率が、それぞれ、200°c、3.0分−1゜
1.6の条件下で第1次延伸を行ったのら、延伸物を保
持した状態のまま急冷した。さらに、延伸温変、速度1
倍率が、それぞれ、60°c、2.0分−1,1,5の
条件下で、得られた延伸物を冷延伸した。このあと、6
0Mradの電子線を照射して架橋処理を行い、延伸硬
化組成物を得た。
1.6の条件下で第1次延伸を行ったのら、延伸物を保
持した状態のまま急冷した。さらに、延伸温変、速度1
倍率が、それぞれ、60°c、2.0分−1,1,5の
条件下で、得られた延伸物を冷延伸した。このあと、6
0Mradの電子線を照射して架橋処理を行い、延伸硬
化組成物を得た。
(実施例4)
ポリフェニレンオキサイド80重量部およびスチレンー
ブタジエンブロソクコポリマ20重量部から成る樹脂組
成物の賦形体をつくった。この賦形体に対し、延伸温度
、速度9倍率が、それぞれ、190°c、3.0分−’
、 1.6の条件下で第1次延伸を行ったのち、延伸
物を保持した状態のまま急冷した。さらに、延伸温度、
速度1倍率が、それぞれ、20°C,1,5分−’、1
.5の延伸条件下で、得られた延伸物を冷延伸した。こ
のあと、60Mradの電子線を照射して架橋処理を行
い、延伸硬化組成物を得た。
ブタジエンブロソクコポリマ20重量部から成る樹脂組
成物の賦形体をつくった。この賦形体に対し、延伸温度
、速度9倍率が、それぞれ、190°c、3.0分−’
、 1.6の条件下で第1次延伸を行ったのち、延伸
物を保持した状態のまま急冷した。さらに、延伸温度、
速度1倍率が、それぞれ、20°C,1,5分−’、1
.5の延伸条件下で、得られた延伸物を冷延伸した。こ
のあと、60Mradの電子線を照射して架橋処理を行
い、延伸硬化組成物を得た。
(実施例5)
ニーデルポリサルホン30重量部、ポリフェニレンオキ
サイド40重量部、ポリメチ1フ20重N部およびジビ
ニルベンゼン10重量部から成る樹脂組成物を注型法(
キャスト法)によりフィルム状体に成形した。このフィ
ルム状体に対し、延伸温度、速度2倍率が、それぞれ、
185°C14゜0分−’、1.5の条件下で第1次延
伸を行ったのち、延伸物を保持した状態のまま急冷した
。さらに、延伸温度、速度2倍率が、それぞれ、20℃
。
サイド40重量部、ポリメチ1フ20重N部およびジビ
ニルベンゼン10重量部から成る樹脂組成物を注型法(
キャスト法)によりフィルム状体に成形した。このフィ
ルム状体に対し、延伸温度、速度2倍率が、それぞれ、
185°C14゜0分−’、1.5の条件下で第1次延
伸を行ったのち、延伸物を保持した状態のまま急冷した
。さらに、延伸温度、速度2倍率が、それぞれ、20℃
。
4.0分−’、1.5の延伸条件下で冷延伸した。この
あと、60Mradの電子線を照射して架橋処理を行い
、延伸硬化組成物を得た。
あと、60Mradの電子線を照射して架橋処理を行い
、延伸硬化組成物を得た。
(比較例1)
実施例1と同じ組成の樹脂組成物を用い、架橋処理を行
わないほかは実施例1と同じ条件でこれを処理して延伸
組成物を得た。
わないほかは実施例1と同じ条件でこれを処理して延伸
組成物を得た。
(比較例2)
実施例4と同じ組成の樹脂組成物を用い、架橋処理を行
わないほかは実施例4と同じ条件でこれを処理して延伸
組成物を得た。
わないほかは実施例4と同じ条件でこれを処理して延伸
組成物を得た。
実施例1〜5で得られた延伸硬化組成物および比較例1
,2で得られた延伸組成物に対し、熱収縮率、引張り強
度(ASTM D 638)および引張り弾性率(
ASTM D 638)を測定した。結果を第1表
に示す。
,2で得られた延伸組成物に対し、熱収縮率、引張り強
度(ASTM D 638)および引張り弾性率(
ASTM D 638)を測定した。結果を第1表
に示す。
第 1 表
第1表より、実施例1〜5で得られた延伸硬化組成物は
、比較例1.2で得られた延伸組成物に比べて、加熱時
の寸法安定性が優れていることがわかる。また同し樹脂
組成物を用いた、実施例1の延伸硬化組成物と比較例1
の延伸組成物、実施例4の延伸硬化組成物と比較例4の
延伸組成物とを、それぞれ、比べると、実施例1.4の
ものは、比較例1.2のものよりも、機械的性能も優れ
ていることがわかる。
、比較例1.2で得られた延伸組成物に比べて、加熱時
の寸法安定性が優れていることがわかる。また同し樹脂
組成物を用いた、実施例1の延伸硬化組成物と比較例1
の延伸組成物、実施例4の延伸硬化組成物と比較例4の
延伸組成物とを、それぞれ、比べると、実施例1.4の
ものは、比較例1.2のものよりも、機械的性能も優れ
ていることがわかる。
この発明にかかる延伸硬化組成物の製法は、ベンゼン環
を有するポリマを必須成分とする2種以上のポリマを含
む樹脂組成物の賦形体を、前記ポリマの軟化し始める温
度以上流動が起こる温度未満の温度範囲内で延伸または
圧延したのち急冷し、さらに冷延伸するとともに架橋処
理するようにするので、機械的性質が優れるとともに加
熱時の寸法安定性も優れた延伸硬化組成物を得ることが
できる。
を有するポリマを必須成分とする2種以上のポリマを含
む樹脂組成物の賦形体を、前記ポリマの軟化し始める温
度以上流動が起こる温度未満の温度範囲内で延伸または
圧延したのち急冷し、さらに冷延伸するとともに架橋処
理するようにするので、機械的性質が優れるとともに加
熱時の寸法安定性も優れた延伸硬化組成物を得ることが
できる。
Claims (1)
- (1)ベンゼン環を有するポリマを必須成分とする2種
以上のポリマを含む樹脂組成物の賦形体を、前記ポリマ
の軟化し始める温度以上流動が起こる温度未満の温度範
囲内で延伸または圧延したのち急冷し、さらに冷延伸す
るとともに架橋処理する延伸硬化組成物の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29123485A JPS62148239A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 延伸硬化組成物の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29123485A JPS62148239A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 延伸硬化組成物の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148239A true JPS62148239A (ja) | 1987-07-02 |
Family
ID=17766210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29123485A Pending JPS62148239A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 延伸硬化組成物の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62148239A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005046974A1 (de) * | 2003-11-06 | 2005-05-26 | Poloplast Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur herstellung eines hochfesten kunststoffmaterials sowie verwendung des kunststoffmaterials |
-
1985
- 1985-12-23 JP JP29123485A patent/JPS62148239A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005046974A1 (de) * | 2003-11-06 | 2005-05-26 | Poloplast Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur herstellung eines hochfesten kunststoffmaterials sowie verwendung des kunststoffmaterials |
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