JPS62147643A - イオン源引出し電極系 - Google Patents

イオン源引出し電極系

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JPS62147643A
JPS62147643A JP28772885A JP28772885A JPS62147643A JP S62147643 A JPS62147643 A JP S62147643A JP 28772885 A JP28772885 A JP 28772885A JP 28772885 A JP28772885 A JP 28772885A JP S62147643 A JPS62147643 A JP S62147643A
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克己 登木口
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Takayoshi Seki
孝義 関
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岡田 修身
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はイオン源引出し電極系に係り、特に広範囲のイ
オン源引出し電圧変化に対し、効率良く安定にビームを
引出すイオン源引出し電極系に関する。
〔発明の背景〕
第2図は従来技術に基づく引出し電極系を説明する図で
ある。(例えば特開昭55−161341号参照)。
図においてイオンビーム6は一般にはプラズマ1に接触
しイオンビームのエネルギーを決める加速電極2(一般
には正の高電圧に保たれる)、加速電極電圧より低い正
の電圧が印加された中間電極3、負の電圧が印加された
減速電極4、中間電極と減速型°極の中間の電位に保た
れ、図中ではアース電位とした第3電極4を使い、引出
される。加速電極電位としたは、通常、40〜160k
Vであり、中間電極は20〜160kV減速電極の負電
圧としては、−2〜−10kV位が印加されている。負
電圧は引出し電極系を通過後、装置内の残留ガス分子や
装置内壁とのイオン衝突で生成した二次電子がイオン源
内、即ちプラズマ1の方向に逆流しない障壁を作るため
に印加され、一般に−2〜−10kVに設定される。第
2図に示した従来例で40keV以下の比較的低エネル
ギーのビームを引出すと、加速電極2と中間電極3の空
間に形成される電界強度が小さいため、40kV以上の
高電圧を加速極2に印加して高エネルギビームを得る場
合に比ベビームが発散し、効率良い続出しが困難になる
。上記空間での引出し電界強度を高めるため、特に低エ
ネルギー引出しの場合には、次の様な電圧配分の印加を
行っている。すなわち、加速電極2に+20〜+40k
Vを印加し、中間電極3に負の高電圧(−10〜−30
kV)を印加し、さらに減速電極4と第3電極5を共に
アース電位に保ってビームを引出している。
しかし、この方法では、中間電極3とアース電位の減速
電極4の間に、強いビーム減速効果が働らくため、この
領域でのビーム発散が着しくなる。
このため、電極へのビーム衝突に起因する電極間での絶
縁破壊が起き、安定なビーム出しが困難であった。第3
図は、強い減速電界が働く領域でのビーム発散を抑える
方法として提案されている電極系を説明する図である。
図中、中間電極3′は、第2図の中間電極3と異なり、
減速電極4の方向に凸の部分を持つ形状となっている。
この様な形状の電極を使用すると、中間電極3′と減速
電極4の減速空間で形成される等電位線は下に凸になり
、電界の向きは中心軸方向の成分を持つ。従って、イオ
ンは減速されながらも、中心軸に向う力を受ける。この
ためイオンビームは、第2図に比べ、発散が抑えられ、
安定なビーム引出しが可能となった。しかし第3図に示
したもので第2図の様な電圧配分、すなわち電極1に1
20kV、中間電極3′に60kV、減速電極に一2k
V、第3電極をアース電位とするような高エネルギービ
ーム引出しを行うと、ビーム形状は発散気味となり・効
率良いビーム引出しが出来ない。この引出し電極系を内
蔵したイオン源から出るビームを磁場形の質量分離塁に
通すと、質量分離後の電流として第2図の使用例の7〜
8割の値しか取得できない、この原因は、中間電極3′
と減速電極4の空間での加速電界の向きが中心軸と反対
外側に向くためである。
以上述べたように、中間電極に正の高電圧を印加して高
エネルギービーム(≧40keV)を得る場合には第2
図の電極構成を使用し、中間電極に負の高電圧を印加し
て低エネルギービーム(≦40keV)を得る場合には
第3図の構成例を使用していた。このため、イオンエネ
ルギーを任意に変えることが要求されるイオン打込みな
どでは、電極交換をひんばんに行わなければならず、そ
の都度、イオン源部を大気圧にして交換していた。
したがって、イオン打込みの中断時間が多く、打込み稼
動率の著しい低下があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、一つの中間電極を使い、高エネルギー
および低エネルギー両用のイオン源引出し電極系を提供
することにある。
〔発明の概要〕
本発明では、その中間的な形状の種々の電極を使ってビ
ーム砂引出しを行い、高エネルギー、低エネルギー共用
可能な形状を実験的に求めた6イオン源でのビーム軌道
は電極形状、汚れ具合、放電イオン種により微妙に依存
しており、実験的に決定する方法が一般的で、かつ現実
的である。
本発明は中間N、t4の減速電極に面した電極面を平担
にして低エネルギービーム引出しの性能を確保すると共
に、そのエッヂ部に曲率を設け、その曲率半径rの大き
さを適当に選び高エネルギー側の引出し性能を確保しよ
うとするものである。実際の実験から、高エネルギー、
低エネルギーの引出し性能が共に確保できる構造として
次のような関係とすることが重要となる。
r≦2・d ここで、rは曲率半径、dはスリット幅である。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図により説明する。
イオン源としては磁場中のマイクロ波放電(周波数:2
.45GHz)で高密度プラズマを生成するマイクロ波
イオン源を使用した。引出し電極としては第1図に示し
た形状でステンレス製のものを使用した。スリットの幅
dとして8〜101Ifflを選び、曲率半径r=5m
mとした。この組み合わせに対し、高エネルギー引出し
では加速電極2に120kV、中間電極3’に60kV
、減速電極4に一2kV、第3電極5をアースとしてビ
ームを引出した。放電ガスにBFaガス導入したところ
、50mAの安定なビーム電流が得られた。このビーム
を磁場形質量分煎器に導入したところ、B+イオンで6
 m A以上の大電流ビームが得られ、イオン打込み等
の実用に充分供することができた。
一方、低エネルギー引出しでは、加速W1極2に30k
V、中間電極3#に一30kV、減速電極4と第3ft
!極5をアース電位とした。質量分離器を通した後のB
+イオンビームとして、30keVで4mA以上の電流
値が安定に得られた。
これらの値は、現在利用されているイオン打込み装置で
取得できるB小電流として最高レベルの値である。この
他、スリットの幅dを一定にして曲率半径rを変化させ
ると、一般に1曲率半径rが大なる程、高エネルギーで
の引出し性能が改善され、曲率半径rが小なる程、低エ
ネルギー側での引出し性能が改善される傾向があった。
例えばd = 8〜10 m 、 r = 2 mでは
、高エネルギー引出しモードでのビーム電流等の性能は
第2図の場合のそれに比べ90〜95%の性能に対し、
低エネルギー引出しモードの性能は、第3図とほぼ同じ
であった。この他の実験からは電圧範囲として30〜1
20kVの変化に対し、電圧の大小にかかわらず、それ
ぞれ最高レベルのB+ビーム電流が得られた。
また、放電ガスとしてP Ha * A s Ha等を
導入し、質量分離の後にP +、 A s+ビーム等を
取得した実施例でも、30〜120kVの広範囲な電圧
に対し安定なビーム出しが達成できた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、一つの取出し電極構成を使うことで種
々のエネルギーのイオンビーム引出しを印加電圧調整だ
けで操作することが可能となり。
かつ大電流のイオンビームを長時間、安定に、効率良く
引出せる。したがって、質量分離機の結合により半導体
基板へのイオン打込み等に応用すれば、電極交換等の無
駄時間がなくなり、イオン源稼動率の向上、打込みプロ
セスの世情りに寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のイオン源引出しWI電極系示す概略
断面図、第2図は従来のイオン源引出し電極系を示す概
略断面図、第3図は提案されているイオン源引出し電極
系の概略断面図である。 1・・・放電プラズマ、2・・・加速電極、3.3’ 
、3’・・・中間電極、4・・・減速電極、5・・・第
3電極、6・・・イオンビーム。 TZ図 第 3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プラズマから引出し電極系を用いてイオンビームを
    引出すイオン源において、プラズマに正電位を与えるた
    めの加速電極、高エネルギービーム引出し時には加速電
    極より低い正の電圧を印加し、低エネルギービーム引出
    し時には負の高電圧を印加する中間電極、高エネルギー
    ビーム引出し時に負電圧が印加され、低エネルギービー
    ム引出し時には加速電極と中間電極の中間の電位に保た
    れる減速電極、高エネルギービーム引出し時には中間電
    極と減速電極の中間の電位が印加され、低エネルギービ
    ーム引出し時には、減速電極と同電位に保たれる第3電
    極で構成される引出し電極系のうち、減速電極に対向し
    た中間電極面を平坦にすると共に、中間電極に設けられ
    たスリットの減速電極に面したエッジ部分に曲率を持た
    せたことを特徴とするイオン源引出し電極系。 2、特許請求の範囲第一項記載のイオン源引出し電極系
    において、中間電極の減速電極に面したエッヂ部の曲率
    半径がスリット幅の2倍以下であることを特徴とするイ
    オン源引出し電極系。 3、特許請求の範囲第一項又は第二項記載のイオン源引
    出し電極系において、プラズマ生成手段が磁場中のマイ
    クロ波放電であることを特徴としたイオン源引出し電極
    系。
JP28772885A 1985-12-23 1985-12-23 イオン源引出し電極系 Expired - Lifetime JPH0760655B2 (ja)

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JPS62147643A true JPS62147643A (ja) 1987-07-01
JPH0760655B2 JPH0760655B2 (ja) 1995-06-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541965A (ja) * 2006-06-30 2009-11-26 ノルディコ テクニカル サーヴィシズ リミテッド 装置
JP2012500454A (ja) * 2008-08-11 2012-01-05 イオンビーム アプリケーションズ, エス.エー. 大電流直流陽子加速器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541965A (ja) * 2006-06-30 2009-11-26 ノルディコ テクニカル サーヴィシズ リミテッド 装置
JP2012500454A (ja) * 2008-08-11 2012-01-05 イオンビーム アプリケーションズ, エス.エー. 大電流直流陽子加速器

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JPH0760655B2 (ja) 1995-06-28

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