JPS62147052A - 内燃機関保護装置 - Google Patents

内燃機関保護装置

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JPS62147052A
JPS62147052A JP28723185A JP28723185A JPS62147052A JP S62147052 A JPS62147052 A JP S62147052A JP 28723185 A JP28723185 A JP 28723185A JP 28723185 A JP28723185 A JP 28723185A JP S62147052 A JPS62147052 A JP S62147052A
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Hideki Yugawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関に異常が生じた時に機関を保護する
内燃機関保護装置に関するものである。
[従来の技術] 内燃機関の油圧が異常に低下した時や冷却水温度が異常
に上品した時には、機関をそのまま運転すると、機関が
破10するおそれがある。そこで、機関に異常が生じた
時に機関への燃料の供給を断って機関を停止させるよう
にした内燃機関保護装置が提案された。
[発明が解決しようとする問題点] 車両や船外機等の乗物を駆動する内燃機関を保護するた
めに、上記のように異常が生じた時に機関を停止させる
ようにした場合には、乗物が急に停止するため、運転者
に危険を及ぼすことがあった。特に2輪車の場合には、
機関が急に停止すると車体が転倒した。す、運転者が放
り出されたりすることがあり、また船外機の場合には、
運転者が水上に放り出されて、船に戻れなくなるという
危険があった。
本発明の目的は、機関に異常が生じた時に内燃機関の回
転速度を制限するとともに、異常が発生したことの表示
を行わせて、機関の保護を図るようにすることにより、
上記の問題を解決した内燃機関保護装置を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、その実施例を示す第1図に見られるように、
内燃機関の異常を検出するセンサ4の出力を入力として
機関の異常を示すセンサの出力VaSが発生している時
に異常検出信号■aを出力する異常検出回路3と、異常
検出回路3の出力を入力として異常検出信号Vaが発生
している時に内燃機関の回転速度を設定値以下に制限す
べく内燃機関の点火時期を遅らせるかまはた内燃機関を
失火さぼるように内燃機関用点火装置6を制御Ilする
点火制御回路5と、異常検出回路3の出力を入力として
異常検出信号Vaが発生している時に異常状態の発生を
表示する異常表示回路7とを備えている。
[発明の作用] 上記の保護装置において、機関の油圧や冷+Jl水温度
等に異常が生じ、セン1フ゛4が異常を示す信号を出力
すると、異常検出回路3が異常検出信号Vaを出力する
。この時点火i[i+制御回路は内燃機関の回転速度を
所定値以下の安全な範囲に制限すべく内燃機関の点火時
期を遅らせるかまたは機関を失火させるように内燃機関
用点火装置を制御する。
またセンサが機関の異常を検出して異常検出回路3が異
常検出信号■aを出力した時に表示回路7が異常が生じ
たことを表示して運転者に異常を知らせる。
このように、本発明においては、内燃機関に異常が生じ
た時に機関を停止させるのではなく、その回転速度を制
限するので、1関が急に停止して運転者が危険にざらさ
れるのを防ぐことができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本発明の詳細な説明する。
(A)一実施例の全体的構成 第1図は本発明の実施例の全体的な構成を示したもので
、同図において1は内燃機関が始動したことを検出して
始動検出信号ystを出力する始動検出回路、2は始動
検出回路1の出力を入力として始動検出信号ystが発
生してから一定の時間が経過するまでの間始動表示信号
Vsdを出力し、始動検出信号Vstが発生してから一
定の時間が経過した時にセンサ出力受入れ許可信f4 
V rpを出力する遅延回路、3はセンサ出力受入れ許
可信号Vrpと内燃機関の異常を検出するセンサ4の出
力とを入力としてセンサ出力受入れ許可信号VrDと機
関の貸常を示ツセンサの出力VaSとが同時に発生して
いる時に異常検出゛信号Vaを出力する異常検出回路、
5は異常検出回路3の出力を入力として異常検出信号V
aが出力された時に内燃機関用点火装置6を制御して内
燃機関の回転速度を設定値以下に制限するように内燃機
関の点火時期を遅らせるかまたは内燃機関を失火させる
点火制御回路である。また7は異常表示回路で、この表
示回路は始動表示信号■Sdと異常検出信号Vaとを入
力として始動検出信号Vsdが発生している時にはは関
の始動が完了していないことの表示を行わけ、異常検出
信号Vaが発生している時に異常状態の発生を表示1゛
る。
(8)第1の具体的実施例 第2図を参照すると、第1図の各部を具体的にした実施
例が示されている。以下本実施例の各部の構成を項を分
けて説明する。
(イ)内燃機関用点火装置6の構成 内燃機関用点火装置6は、1次コイルW1及び2次コイ
ルW2の一端が接地された点火コイルIGと、1次コイ
ルW1の非接地側端子に一端が接続されたコンデンサC
1と、コンデンサC1の他端と接地間にカソードを接地
側に向けて接続されたサイリスタS1と、−喘が接地さ
れたエキサイタコイルleと、エキサイタコイルleの
他端とコンデンサC1の他端との間にアノードをエキサ
イタコイル側に向けて接続されたダイオードD1と、1
次コイルW1の両端にカソードを接ll!1lllll
に向けて接続されたダイオードD2と、一端が接地され
た信号コイルLSと、信号コイル1sの他端とサイリス
クS1のゲートとの間にアノードを信号コイルLS側に
向けて接続されたダイオードD3と、点火コイルの2次
コイルW2に接続された点火プラグPとからなっている
この点火装置は公知のコンデンサ放電式の装置で、エキ
サイタコイル1eは機関により駆動される図示しない磁
石発電機内に配置され、機関の回転に同期して交流電圧
を誘起する。また信号コイル1sは図示しない信号発電
機内に配置されて第3図Aに示すような信号電圧■1を
出力し、機関の点火時期にダイオードD3を通してサイ
リスタS1に点弧信号V2  (第3図E参照)を供給
する。
エキサイタコイル1−eが図示の矢印方向の一方の半サ
イクルの出力電圧(以下正方向出力電圧という。)を発
生するとダイオードD1及び点火コイルの1次コイルW
1を通してコンデンサC1が図示の極性に充電され、コ
ンデンサC1の端子電圧■3は第3図Fに示すように上
昇する。機関の点火時期に信号コイルしSがサイリスタ
S1に点弧信号を供給すると、す°イリスタS1が導通
し、コンデンサC1の電荷がサイリスタS1を通して点
火コイルIGの1次コイルに放電する。この放電により
点火コイルの鉄心中で大きな磁束変化が生じ、点火コイ
ルの2次コイルW2に高電圧が誘起する。この高電圧は
点火プラグPに印加されるため該点火プラグに火花が生
じ、機関が点火される。点火動作時に1次コイルW1に
誘起する電圧■4の波形を第3図Gに示しである。
(ロ)始動検出回路1の構成 始動検出回路1はエキサイタコイルLeの非接地側端子
にアノードが接続されたダイオードD4と、一端がダイ
オードD4のカソードに抵抗R1を通して接続され他端
が接地されたコンデンサC2と、コンデンサC2の両端
にアノードを接地側に向けて接続されたツェナーダイオ
ードZ1とからなっている。この始動検出回路において
は、内燃橢関が始動した時にエキサイタコイル[eの正
方向出力電圧でダイオードD4及び抵抗R1を通してコ
ンデンサC2が図示の極性にツェナーダイオードZ1の
ツェナー電圧まで充電され、該コンデンサC2の両端の
電圧が始動検出信号ystとして出力される。
(ハ)遅延回路2の構成 遅延回路2は比較器CM1と、比較器CMIの正相入力
端子とコンデンサC1の非接地側端子との間に接続され
た抵抗R2と、比較器CM1の正相入力端子と接地間に
接続されたコンデンサC3と、抵抗R2の両端にアノー
ドを比較器側に向けて接続されたダイオードD5と、比
較器CMIの逆相入力端子に一端が接続された抵抗R3
と、比較器の逆相入力端子と接地間に接続された抵抗R
4と、比較器CM1の出力端子に抵抗R5を介してベー
スが接続されたトランジスタTR1と、トランジスタT
R1のペースエミッタ間に接続された抵抗R6とからな
っており、抵抗R3の他端は図示しない定電圧直流電源
の非接地側出力端子Eに接続されている。
機関が始動してコンデンサC2が図示の極性に充電され
ると、このコンデンサC2の両端の電圧が抵抗R2を介
してコンデンサC3に印加されるため、該コンデンサC
3が一定の時定数で充電される。最初コンデンサC3の
端子電圧は抵抗R4の両端に得られる基準電圧以下であ
るため、比較器CMIの出力端子の電位は低レベル(接
地レベル)になっており、この時トランジスタTRIは
導通状態にある。機関が始動した後一定の時間が経過し
てコンデンサC3の端子電圧が抵抗R4の両端の基準電
圧を超えると比較器CM 1の出力端子の電位が高レベ
ル(非接地レベル)になる。比較器CM1の出力端子の
電位が高レベルになると、1〜ランジスタTR1が遮断
状態になり、トランジスタTRIのエミッタコレクタ間
電圧が上昇する。
この実施例では、比較器CM1の出力端子の電位が低レ
ベルになっている機関始動表示信号Vsdが出力され、
1〜ランジスタTR1が遮断状態になった時にセンサ出
力受入れ許可信号■rpが出力される。
(ニ)異常検出回路3の構成 異常検出回路3はアノードが図示しない直流電源の非接
地側出力端子に接続されたプログラマブルユニジャンク
ショントランジスタP1  (以下PUTと言う。)と
、このPUTのゲートアノード間に接続された抵抗R7
と、PUTのゲートに一端が接続された抵抗R8とから
なり、抵抗R8の他端と接地間に内燃n関の異常を検出
するセンサ4が接続されている。また抵抗R7の両端に
遅延回路2のトランジスタTRIのエミッタ及びコレク
タがそれぞれ接続され、トランジスタTR1が′a断状
態の時にPLITがトリガされ得るようになっている。
本実施例のセンサ4は機関の異常を検出した時に閉じる
スイッチからなり、このセンサは例えば機関の油圧が異
常に低下した時に導通状態になる。尚油圧の異常の外に
冷却水の温度の異常を検出する場合のように、複数の異
常を検出する必要がある場合には、複数のセンサのスイ
ッチを並列に接続すればよい。
上記異常検出回路3において、センサ4のスイッチが開
いている時には、PtJTにトリガ信号が与えられない
ため該PtJTは遮断状態にある。機関に異常が生じて
セン1ノ4のスイッチが閉じるど、抵抗R7及びR8の
直列回路に電源電圧が印IIOされるが、機関が始動し
た後未だ所定の時間が経過していない時(殿関の始動が
完了していない時)には、センサ4のスイッチが閉じる
と同時にトランジスタTR1が導通する<1ンサ出力受
入れ許可信号が与えられていない)ため、上記異常検出
回路3の抵抗R1の両端が1〜ランジスタTRIにより
実質的に短絡された状態になり、PUTはトリガされな
い。機関が始動した後所定の時間が経過して(機関の始
動が完了して)トランジスタTR1が遮断状態になると
、PUTにトリガ信号が与えられ得る状態になり、この
時センサ4のスイッチが閉じていると、PUTがトリガ
されて導通状態になる。このPtJTの導通により異常
検出信号が出力される。PUTは自己保持機能があるた
め、一度導通するとセンサ4のスイッチが問いても所定
の保持電流が供給されている限り導通状態を保持する。
機関の異常を検出するセンサの中には、油圧を検出する
センサのように、vs関が正常であっても機関の始動時
に過渡的に異常検出動作を行うものがある。この様なセ
ンサが設けられている場合にセンサが異常検出動作を行
った時に直ちに異常検出信号を出力させると、保護装置
が誤動作することになる。この様な誤動作を防ぐため、
本実1Ml!iIlでは、異常検出回路3の前に始動検
出回路1と遅延回路2とを設けて機関が始動した後一定
の時間が経過するまでの間、センサ4が機関の異常を検
出しても異常検出信号を出力しないようにしている。
(ボ)点火制御回路5の構成 点火制御回路5は、比較器CM2を備え、比較器CM2
の正相入力端子は抵抗R9を介して図示しない直流定電
圧電源の非接地側出力端子に接続されている。比較器C
M2の正相入力9i:子と接地間に抵抗R10が接続さ
れ、抵抗R10の両端に冑られる基準電圧が比較器CM
2の正相入力端子に入力されている。比較30M2の逆
相入力端子にはエミッタが接地されたNPNトランジス
タTR2のコレクタが接続され、[・ランジスタTR2
のコレクタエミッタ間にコンデンサC4が接続されてい
る。トランジスタTR2のベースにエミッタを接地した
NPNトランジスタTR3のコレクタが接続され、トラ
ンジスタTR2のコレクタ及びトランジスタTR3のコ
レクタはそれぞれ抵抗R10及びR11を介して図示し
ない直流電源の非接地…り出力端子に接続されている。
トランジスタT R3のベースは抵抗R12を介して直
流電源に接続され、トランジスタTR3のベース接地間
にはアノードを接地側に向けたダイオードD6が並列接
続されている。トランジスタTR3のベースはまた1氏
抗R13を介してツェナーダイオードZ2のカソードに
接続され、ツェナーダイオードZ2のアノードはカソー
ドを点火コイルの1次コイルの非接地側端子に接続した
ダイオードDIのアノードに接続されている。比較器C
MIの出力端子は抵抗R14を介してPtJTのカソー
ドに接続されるとともにエミッタを接地したNPN+−
ランジスタTR/lのベースに接続され、1〜ランジス
タTR4のベースエミッタ間に抵抗R15が接続されて
いる。トランジスタTR4のコレクタは点火装置のサイ
リスタS1のゲートに接続され、比較器CM2.1〜ラ
ンジスタTR2ないしTR4、抵抗R9ないしR15、
コンデンサC4、ダイオードD6 、 D7 、及びツ
ェナーダイオードZ2により点火制御回路5が構成され
ている。
上記点火制御回路において、点火コイルIGの1次コイ
ルW1に電圧■4が誘起していない時には、1−ランジ
スタTR3が導通状態にあり、1−ランジスタTR’2
は遮断状態にある。この時コンデンサC4は図示しない
直流電源により抵抗R10を通して図示の極性に充電さ
れる。点火コイルの1次コイルW1に電圧v4が誘起す
ると、1次コイルW1→ダイオードD6→抵抗R13→
ツェナーダイオードZ2→ダイオードD7→1次コイル
W1の経路でパルス状の電流が流れ、ダイオードD6の
両端の順方向電圧降下によりトランジスタTR30ベー
スエミツタ間が逆バイアスされる。これによりトランジ
スタTR3が短時間遮断状態になり、トランジスタTR
2が導通状態になる。トランジスタTR2が導通すると
コンデンサC4の電荷が該トランジスタTR2のコレク
タエミッタ間を通して放電し、該コンデンサC4の電荷
が零になる。従ってコンデンサC4の端子電圧V6の波
形は第3図Bのように鋸歯状になる。
機関の回転速度が設定値未満の時には、ある点火時期か
ら次の点火時期までの間の時間(点火間隔)が長く、こ
の点火間隔でデンサC4が抵抗R10の両端の基準電圧
v5以上に充電されるため、各点火時期においてコンデ
ンサC4の端子電圧V6が基準電圧■5を超えている。
この時比較器CM2の出力端子は接地状態にあり、トラ
ンジスタTR4のベースが接地電位に保たれる。従って
この状態では、異常検出回路3のPUTが導通している
といないとにかかわらず(異常検出信号の有無にかかわ
らず)、トランジスタTR4は遮断状態にあり、点火動
作は支障無く行われる。
′/IAl′!lの回転速度が設定値以上になり、点火
間隔が所定値以下になると、コンデンサC4が充電され
る期間が短くなり、点火時期においてコンデンサC4の
端子電圧■6が基準電圧■5以下になっているようにな
る。この状態では、比較器CM2の出力端子が非接地状
態になっており、1−ランジスタTR4にベース電流が
与えられ得る状態にある。この状態で異常検出回路3の
PUTが導通していると(異常検出信号が出力されてい
ると)、1〜ランジスタTR4にベース電流が与えられ
、該トランジスタTR4が導通する。トランジスタTR
4が導通すると点火装置の信号コイルLSからサイリス
クS1に供給される点弧信号電圧■2がトランジスタT
R4により短絡されるため、サイリスクS1に点弧信号
が供給されなくなり、点火動作が行われなくなる。この
ように、異常検出信号が出力されている状態で機関の回
転速度が設定値以上になると、点火動作が阻止され、機
関が失火する。機関が失火した時には、点火コイルの1
次コイルW1の誘起電圧■4が発生しないため、トラン
ジスタTR3は導通状態を保ち、トランジスタTR2は
遮断状態を保つ。そのためコンデンサC4の端子電圧v
6は上界を続け、次の点火時期ではコンデンサC4の端
子電圧V6が基準電圧V5異常になる。この時比較器C
M2の出力端子は接地状態にあるため、トランジスタT
R4の導通が阻止され、PUTが導通していてもトラン
ジスタTR4は遮断状態に保持される。従ってこの点火
時期においては信号コイルしSからサイリスタS1に点
弧信号が与えられ、点火動作が支障無く行われる。この
ように、PtJTが導通して異常検出信号が出力されて
いる時には、トランジスタTR4が1つ置きの点火時期
に導通して点火動作が阻止される。従って点火火花が1
つ置きに間引かれて、機関の回転速度の上界が抑止され
る。
異常検出回路3のPUTが遮断している時(異常検出信
号が出力されていない時)には、比較器CM2の出力の
状態の如何にかかわらずトランジスタTR4にベース電
流が供給されず、該トランジスタTR4は遮断状態にあ
る。従ってトランジスタTR4は点火装置6に同等影響
を与えず、点火動作は正常に行われる。
(へ)異常表示回路7の構成 異常表示回路7はPNPI−ランジスタTR5と、ダイ
オードD8及びDつと、抵抗R16ないしR18と、発
光表示手段としての発光ダイオードLEDとからなって
いる。トランジスタTR5のベースは抵抗R16を通し
て遅延回路2の比較器CM1の出力端子に接続され、ト
ランジスタTR5のエミッタベース間には抵抗R17が
接続されている。トランジスタTR5のコレクタはダイ
オードD8のアノードに接続され、ダイオードD8のカ
ソードはカソードを接地した発光ダイオードLEDのア
ノードに抵抗R18を通して接続されている。ダイオー
ドD8のカソードにはアノードをPUTのカソードに接
続したダイオードD9のカソードが接続され、トランジ
スタTR5のエミッタが図示しない直流電源の非接地側
出力端子に接続されている。
この異常表示回路においては、トランジスタTR5と抵
抗R1G、R17とダイオード[)8 、 [)9とが
オア回路を構成しており、遅延回路2の比較器CM1の
出力端子が接地状態にある時(表示許可指令信号が出力
されている時)及び異常検出回路3のPUTが導通して
いる時〈異常検出信号が出力されている時)に発光ダイ
オードLEDが発光する。すなわち、機関の始動が完了
するまでの一定時間の開発光ダイオードLEDが発光し
て機関の始動が完了していないことを表示し、機関の運
転中にはPUTが導通して異常検出信号が出力された時
に発光ダイオードLEDが発光して異常が生じたことを
表示する。
(ト)第2図の実施例の動作 上記実施例において、機関が始動すると、エキサイタコ
イルLeからダイオードD4及び抵抗R1を通してコン
デンサC2が充電され、該コンデンυC2の両端に始動
検出信号が得られる。この始動検出信号が発生すると、
コンデンサC3が抵抗R,2を通して図示の極性に充電
され、該コンデンサC2の端子電圧が上昇していく。機
関の始動操作が行われた後、機関の始動が完了するのに
充分な長さに設定された一定の時間が経過するまでの間
は、コンデンサC3の端子電圧が抵抗R4の両端の基準
電圧未満になっているため、比較器CM1の出力端子が
接地状態になっており、異常検出回路の1〜ランジスタ
TRIが導通状態になっている。従って異常検出回路3
のPUTはトリガされず、異常検出信号は出力されない
。またこの時表示回路7のトランジスタTR5が導通す
るため、発光ダイオードLEDが発光して機関の始動操
作が完了していないことを表示する。
機関の始動操作が完了し、コンデンサC3の端子電圧が
抵抗R4の両端の基準電圧以上になると、比較器CM1
の出力端子が非接地状態になり、トランジスタTR5が
遮断状態になり、発光ダイオードLEDの発光が停止す
る。これにより機関の始動が完了したことが表示される
。またこの時1〜ランジスタTR1が遮断状態になるた
め、異常検出回路のPUTがトリガされ得る状態になる
賎関に異常が無い時にはヒンナ4のスイッチが開いてい
るため、PUTはトリガされず、異常検出信号は出力さ
れない。この状態では、点火制御回路の比較器CM2の
出力の状態のいかんにかかわらずトランジスタTR4に
ベース電流が供給されず、該トランジスタTR4は遮断
状態に保たれている。この時点火装置では信号コイル1
sからダイオードD3を通してサイリスタS1に支障無
く点弧信号■1が与えられ、点火動作が支障無く行われ
る。
これに対して、機関の油圧や冷却水温度等に異常が生じ
てセンサ4のスイッチが閉じると、PUTがトリガされ
て導通するため、該PUTを通して異常検出信号が出力
される。このように異常検出信号が出力されている状態
で機関の回転速度が設定値以上になると、前)本の動作
により1つ置きの点火時期に比較器CM2の出力端子が
非接地状態になってトランジスタTR4が導通し、サイ
リスク$1のゲートカソード間を短絡する。従って1つ
置きの点火時期にサイリスタS1に点弧信号が供給され
なくなって点火動作が阻止され、点大火花が間引かれる
。これにより機関の回転速度が低下し、機関の回転速度
が設定値未満になると点大制御回路の比較器CM2の出
力端子が接地状態に保持されるようになり、点火動作が
正常に行われるようになる。これらの動作の繰返しによ
り機関の回転速度が設定値以下に保たれる。またPUT
が導通して異常検出信号が発生している時には異常表示
回路7の発光ダイオードしEDが発光して異常の発生を
表示する。
尚機関の回転速度を制限する動作が開始される設定回転
速度は、異常が生じている状態である程度回転を継続さ
せても危険が無い程度の充分低い値に設定しておく。
(C)第2の具体的実施例 第4図は第1図の構成を具体化した第2の実施例を示し
たもので、この実施例の各部の信号波形を第5図に示し
である。第4図の実施例においては、点火装置のダイオ
ードD3のカソードとサイリスタS1のゲートとの間に
抵抗R20が挿入され、ダイオードD3のカソードに抵
抗R21を介して点火制御回路のトランジスタTR2の
ベースが接続されている。トランジスタTR2のベース
エミッタ間には抵抗r<22が接続され、コレクタエミ
ッタ間にはコンデンサC4が接続されている。コンデン
サC4の非接地側端子は抵抗R10を介して直流電源の
非接地側出力端子に接続され、トランジスタTR2が遮
断状態にある時に直流電源から抵抗R10を通してコン
デンサC4が一定の時定数で充電される。その他の構成
は第2図に示した実施例と同様である。この実施例の装
置では、信号コイル[Sが信号電圧■1を誘起する毎に
トランジスタTR2が導通してコンデンサC4を放電さ
ゼる。
信号コイルLsは機関が失火しても信号電圧■1を発生
するため、コンデンサC4は各点火時期毎に放電する。
従って異常検出信号が出力されている時には関の回転速
度が設定値以上になると、各点火時期にコンデンサC4
の端子電圧v6が基準電圧75未満になり、点火動作が
毎回阻止される。
(D)その他の実施例 上記の各実施例では、点火制御回路に一定の時定数で充
電されるコンデンサ゛C4を設けて、このコンデンサC
4を点火時期に放電させることにより鋸歯状電圧V6を
得ているが、積分コンデンサの端子電圧を基準電圧と比
較して点火時期を定める電子進角式の点火装置が用いら
れる場合には、該点火装置内の積分コンデンサの端子電
圧を上記実施例の電圧v6として用いることらできる。
第6図を参照すると、異常表示回路7の変形例が示され
ており、この例では発光ダイオードLEDの両端にトラ
ンジスタTR5のコレクタ及びエミッタが接続されてい
る。トランジスタTR5のベースエミッタ間には抵抗R
25が接続され、トランジスタTR5のベースと異常検
出回路3のPUTのカソードどの間が抵抗R26により
接続されている。
この第6図に示した表示回路では、異常が生じていない
時にトランジスタTR5が遮断状態にあって発光ダイオ
ードLEDが点灯しており、機関に異常が生じてPtJ
Tが導通した時に1〜ランジスタTR5が導通して発光
ダイオードLEDの発光を停止させる。
第7図を参照−4ると、異常表示回路の更に池の変形例
が示されている。この第7図に示された例においては、
トランジスタTR5のベースにつながる抵抗R16と比
較器CM1の出力端子との間にカソードを比較器CMI
側に向けたダイオードD10が挿入され、このダイオー
ドD10のアノードにエミッタを接地したNPNトラン
ジスタT R,6のコレクタが接続されている。]−ラ
ランジッタTRのベースは抵抗R30を通してPUTの
カソードに接続されている。
第7図に示された例においては、ir3gに異常が生じ
てP U T h<導通した時に1〜ランジスタTR6
にベース電流が流れてこの1−ランジスタが導通する。
このトランジスタTR6の導通により1〜ランジスタT
R5にベース電流が流れて該トランジスタTR5が導通
し、トランジスタTR5の導通により発光ダイオードL
EDが発光する。
第2図に示されたように、PUTにより発光ダイオード
LEDを直接駆動するようにした場合、発光ダイオード
LEDの配線ルートによっては、発光ダイオードへの配
線に誘導されたノイズによリPUTが誤動作するおそれ
がある。これに対し、第7図に示したようにPUTとト
ランジスタTR5との間にトランジスタTR6を設けて
、PUTと発光ダイオードLEDとを分離すると、ノイ
ズによりPIJTが誤動作するのを防ぐことができる。
上記の各実施例においては、発光ダイオードLEDが機
関の始動が完了していないことの表示と、異常状態が生
じたことの表示との双方を行うが、画表示を別々の表示
手段により表示するように構成することもできる。
尚表示手段は発光表示手段に限らず、ブザー等の発音体
を表示手段として用いることもできる。
上記の各実施例では、始動検出回路及び遅延回路を設け
ているが、機関の油圧を検出しない場合にはこれら始動
検出回路及び遅延回路を省略することができる。
上記の実施例においては、異常が生じている状態で機関
の回転速度が設定値以上になった時に点火制御回路5が
機関を失火させて回転速度を制限峻るようにしたが、異
常が生じている状態で機関の回転速度が設定値以上にな
った時に機関の点火時期を遅らUることにより回転速度
を制限するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、機関に異常が生じた時
に回転速度を制限することにより別間を保護するので、
機関が急に停止して運転者が危険にさらされるのを防ぐ
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体的構成を示したブロック
図、第2図は第1図の各部を具体的にした実施例を示し
た回路図、第3図は第1図の各部の信号波形図、第4図
は第1図の各部を具体的にした他の実施例を示した回路
図、第5図は第4図の各部の信号波形図、第6図及び第
7図はそれぞれ本発明で用いる表示回路の異なる変形例
を示した回路図である。 1・・・始動検出回路、2・・・遅延回路、3・・・異
常検第3 図 第4製

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内燃機関の異常を検出するセンサの出力を入力として内
    燃機関の異常を示すセンサの出力が発生している時に異
    常検出信号を出力する異常検出回路と、前記異常検出回
    路の出力を入力として前記異常検出信号が発生している
    時に内燃機関の回転速度を設定値以下に制限すべく内燃
    機関の点火時期を遅らせるかまたは内燃機関を失火させ
    るように内燃機関用点火装置を制御する点火制御回路と
    、前記異常検出回路の出力を入力として前記異常検出信
    号が発生している時に異常状態の発生を表示する異常表
    示回路とを具備したことを特徴とする内燃機関保護装置
JP28723185A 1985-12-20 1985-12-20 内燃機関保護装置 Granted JPS62147052A (ja)

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